説明

男湯と女湯間の通信システム

【課題】温泉、銭湯、スパ施設等においては、混浴ででもないかぎり男湯と女湯は互いに隔絶された空間であり、例え夫婦であっても、いったんそれぞれの浴場へ入ると、会話を交わすことはおろか連絡を取り合うことも困難であった。この不便さを解消するためになされたものである。
【解決手段】入浴者がそれぞれ防水加工を施した特定小電力トランシーバーまたは赤外線トランシーバーを持って浴場に入ることにより、温泉、銭湯、スパ施設等における、男湯と女湯という互いに隔絶された空間間の双方向通信を可能ならしめる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、温泉、銭湯、スパ施設等における、男湯と女湯間の通信システムに関するものである。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0002】
温泉、銭湯、スパ施設等においては、混浴ででもないかぎり男湯と女湯は互いに隔絶された空間であり、例え夫婦であっても、いったんそれぞれの浴場へ入ると、会話を交わすことはおろか連絡を取り合うことも困難であった。本発明は、この不便さを解消するためになされたものである。
【課題を解決するための手段】
【0003】
すなわち本発明は、入浴者がそれぞれ防水加工を施した特定小電力トランシーバーまたは赤外線トランシーバーを持って浴場に入ることにより、温泉、銭湯、スパ施設等における、男湯と女湯という互いに隔絶された空間間の双方向通信を可能ならしめるものである。
【発明の効果】
【0004】
温泉、銭湯、スパ施設等において、入浴者がそれぞれ防水加工を施した特定小電力トランシーバーまたは赤外線トランシーバーを持って浴場に入ることにより、男湯と女湯という互いに隔絶された空間間であっても、自由に会話を交わすことができる。
【発明を実施するための形態】
【0005】
本発明による男湯と女湯間の通信手段は、無線の電気通信方式であれば何でも良いが、特定小電力トランシーバーと赤外線トランシーバーが、現在日本の電波法では、免許も資格も不要で気軽に使えるので、この種の用途に最も適している。
【0006】
本発明による浴場用トランシーバーには防水加工を施す。加えて、浴場の雰囲気を壊さないように、例えばカッパやタヌキ等の置物の中に収納して、外から操作できるようにしても良い。また、施設によって電波の透過性が悪く十分の感度が得られない場合には、男湯と女湯の中継地点にアンテナを設置することもできる。浴場用トランシーバーはサービスの一環として、浴場の受付で希望者に貸し出すことができる。
【産業上の利用可能性】
【0007】
世はまさに温泉ブーム。各温泉施設間の競争も激しく、他にない顧客サービスが求められている。これまで互いに隔絶された空間であった男湯と女湯間で自由に会話を交わせる本通信システムの導入は、いったんそれぞれの浴場へ入ると、会話を交わすことはおろか連絡を取り合うことも困難であった不便さを解消するだけに留まらず、これまでにない新たな楽しみをもたらし、集客に貢献することは確かである。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
温泉、銭湯、スパ施設等において、男湯と女湯との間に設けられた通信システムであって、その通信手段が防水加工を施した特定小電力トランシーバーまたは赤外線トランシーバーであることを特徴とする男湯と女湯間の通信システム。

【公開番号】特開2012−227666(P2012−227666A)
【公開日】平成24年11月15日(2012.11.15)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−92492(P2011−92492)
【出願日】平成23年4月18日(2011.4.18)
【出願人】(591101272)
【Fターム(参考)】