説明

画像を整理し操作する方法およびそのためのコンピュータソフトウェアプログラム

【課題】写真プリントを整理することに関し、撮影された新しいプリントと共に過去のプリントを整理する容易な方法を提供する。
【解決手段】異なるさまざまな状況である期間にわたり撮影された複数の画像を、予め定められた基準に従って整理する段階と、画像間の視覚的アピールを改善すべく画像を操作する段階と、選択された基準に従って、製品の中に前記画像を入れる段階を含む。ユーザは、少なくとも1つのグループ内に入れるための画像を選択する(ステップ14)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像の整理に関する。特に、本発明は、さまざまな異なる供給源から得ることのできる多数の画像を自動的に整理するための方法、システムおよび装置に関する。
【背景技術】
【0002】
長年にわたり、消費者は写真を撮りつづけてきた。最近になるまで、大部分の写真はハードコピープリントとして生成されてきた。これらのプリントはさまざまな個人的および職業上の機会に撮影されたものであり、往々にして撮影者および関係者にとって感情的に大きな価値をもつものである。往々にしてこれらの写真は撮影された後まもなく見られることになる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
写真撮影は比較的費用がかからないことから、人々は、長年にわたり往々にして数多くの写真を撮ってきた。消費者が撮った画像および写真を整理しようとする試みがいくつかなされてきたが、往々にして撮影された写真の量が大量であることに起因して、写真プリントは、靴箱といったようなさまざまな容器の中に無作為に保管されている。かくして、何年もにわたり、人々は往々にして数百枚もの写真を箱の中に保管し、その箱の中で画像は何らかの特定の順序または編成に従って収納されているわけではない。新たに撮った画像を整理できるようにするためにいくつかの試みがなされてきたものの、保管されたハードコピープリント画像に関しては、ほとんど何もなされてこなかった。それらは単に靴箱の中に保管されているだけである。標準的には、これらの画像の選別および整理のために利用できる唯一のことは、消費者が保管された写真の山に目を通し、個々の写真を手でフォトアルバムに入れることである。これは、困難かつ骨の折れるプロセスである。かくしてこれらの写真プリントを整理することに関しては、通常ほとんど進捗が見られない。さらに、撮影された新しいプリントと共に過去のプリントを整理する容易な方法は全くない。標準的には、画像は、それらが撮影される時間枠との関係において選別されるべきである。長い期間にわたり撮影されたかまたはさまざまな供給源、例えば数多くのフィルムロールからの画像を選別し整理することができる容易な方法は全くない。さらに、カメラ、写真プリントなどの中にオンラインで保管されているディジタル画像といったような、異なるタイプの供給源からの画像を整理する容易な方法は全く無い。
【0004】
かくして、消費者による画像の整理のための方法およびシステムを提供する必要性がある。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明の1つの態様によると、異なるさまざまな状況である期間にわたり撮影された複数の画像を操作する方法において、
予め定められた基準に従って前記画像を整理する段階と、
画像間の視覚的アピールを改善すべく自動的に画像を操作する段階と、
その選択された基準に従って製品の中に画像を入れる段階と、を含んでなる方法が提供される。
【0006】
本発明のもう1つの態様によると、コンピュータ内にロードされたとき、
ユーザが表示のために少なくとも1つのグループ内に入れるための画像を選択できるようにする、
という段階をコンピュータに行わせるコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
少なくとも1つのグループが、画像および製品上で画像が配置されるべき場所の識別を含んでなり、識別および場所の特定には、識別すべき所望の画像においてコンピュータマウスをクリックすることおよび画像を配置すべき場所においてコンピュータマウスをクリックすることが含まれるコンピュータソフトウェアプログラムが提供される。
【0007】
本発明のさらにもう1つの態様によると、コンピュータ上にロードされたとき、コンピュータに複数の画像を予め選択されたグループへと整理するコンピュータソフトウェア製品において、コンピュータプログラムが、選択された製品について画像をグループ化する最良の適合化を行うコンピュータソフトウェア製品が提供される。
【0008】
本発明のさらにもう1つの態様によると、コンピュータ内にロードされたとき、
表示のために少なくとも1つのグループ内に入れるための画像をユーザに選択させる段階と、
画像を分類する上で顧客を援助するためディジタルカメラにより撮られたオリジナルプリント封筒についての情報を表示する段階と、
をコンピュータに行わせるコンピュータソフトウェアプログラムが提供される。
【0009】
本発明のこれらのおよびその他の態様、目的、特徴および利点は、好ましい実施形態についての、以下の詳細な説明および前記請求項を再考し添付図面を参照することによって、より明確に理解され評価されることだろう。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に従って作られたシステムのフローチャートである。
【図2】図1のシステム内のステップの1つのフローチャートである。
【図3】本発明に従って作られたキットの中で使用するための指示シートを示す図である。
【図4】本発明に従って作られたキット内で使用するための注文用紙(カード)を示す図である。
【図5】本発明に従って作られたキット内で使用するための変形注文用紙を示す図である。
【図6】本発明に従って作られたキット内で使用するための指示用紙を示す図である。
【図7】対になったシールアイコンを有するシートを示す図である。
【図8】本発明に従って作られたキット内で使用するためのコンテナおよび整理フォルダを示す図である。
【図9】(a),(b)および(c)は本発明に従って作られた変形キットを示す図である。
【図10】(a),(b)および(c)は本発明に従って作られたもう1つのキットを示す図である。
【図11】本発明に従って作られたもう1つの変形キットを示す図である。
【図12】本発明に従って作られたさらにもう1つの変形キットを示す図である。
【図13】閉じられた状態にある図12のキットのコンテナを示す図である。
【図14】本発明に従って作られたさらにもう1つのキットを示す図である。
【図15】(a),(b)および(c)は本発明に従って作られた図14のキットに類似した変形キットを示す図である。
【図16】本発明の実施において使用可能なラベルを示す図である。
【図17】プリント上に配置された図16のラベルを示す図である。
【図18】スキャナとかみ合うように設計されたハードコピードキュメントを保持するためのさまざまな位置における変形コンテナを示す図(その1)である。
【図19】スキャナとかみ合うように設計されたハードコピードキュメントを保持するためのさまざまな位置における変形コンテナを示す図(その2)である。
【図20】(a)および(b)はスキャナとかみ合うように設計されたハードコピードキュメントを保持するためのさまざまな位置における変形コンテナを示す図である。
【図21】(a)および(b)はスキャナとかみ合うように設計されたハードコピードキュメントを保持するためのさまざまな位置における変形コンテナを示す図である。
【図22】自動フィードスキャナ内にドキュメントを搬送するようにハードコピードキュメントを保持するためのキャリヤを示す図である。
【図23】自動フィードスキャナ内にドキュメントを搬送するようにハードコピードキュメントを保持するために変形されたキャリヤを示す図である。
【図24】走査すべきドキュメントの数を測定するためのツールを示す図である。
【図25】本発明に従って作られたさらにもう1つの顧客注文用紙を示す図である。
【図26】本発明に従って商品およびサービスを注文するためのシステムのブロック図である。
【図27】本発明に従って注文されたアルバムページの平面図である。
【図28】本発明に従って注文されたアルバムページの平面図である。
【図29】表示デバイス上の表示スクリーンの平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
図1を参照すると、本発明に従って画像を整理するためシステムにおけるさまざまなステップのフローチャートが示されている。第1のステップ14は、画像の獲得および整理を含んでいる。画像は、さまざまな異なる供給源から得ることができる。画像は、写真プリント、フィルムネガ、ドキュメント図面などといったハードコピードキュメントのディジタル走査によって得ることができる。画像を得ることのできる第2の供給源は、ディジタルカメラ、フォトCD、コンピュータディスク、E−メールおよびオンラインソースといったようなディジタルソースであると考えられる。
【0012】
適切な画像が得られた後、これらは整理される。画像がハードコピープリントの形式である場合、これらをディジタル式に走査して画像のディジタル記録を得て、その後整理することができる。しかしながら、ハードコピープリントが走査に先立ち顧客によりグループ(カテゴリ)の形で整理されている場合には、走査はより効果的に進捗でき、その後の整理作業が最小限におさえられ、かくして画像整理のコストは著しく削減される。さらに走査プロセスを用いて、ハードコピー画像に付随させるかまたはそれに埋め込まれる解説的および付加的な情報を提供することもできる。これらのハードコピープリントを整理できるさまざまな方法については、本明細書で以下にさらに詳細に論述する。
【0013】
画像を獲得し整理した後の次のステップ16は、顧客が望むとおりの商品および/またはサービスについての注文を出すことである。出力される商品および/またはサービスはさまざまな形式をとることができ、制限する目的ではないが例えば、画像を有するCD、フォトアルバムページ、顧客および第3者によるアクセスのためインターネットにアップロードされる画像、リプリント、個人的画像が入れられるかまたはその他の適切とみなされ得るその他のあらゆるサービスまたは製品のためのTシャツ、マグカップなどの創作ギフトがある。これらの注文は、さまざまな場所でさまざまな要領で顧客によって出される。例えば、単に用紙に記入することによって、または直接顧客の注文をとる小売り代理店によって、または画像が走査されていくのと同時に注文を獲得させることによって、発注を行うことができる。さらに、本明細書中において以下に記述するとおり、注文をインターネット、電話、またはその他のあらゆる手段により出すことも可能である。
【0014】
ステップ18では、サービスプロバイダがステップ14で提供された画像のディジタル画像を獲得する。ディジタル画像は、インターネット上で受信されるかまたはディジタル画像を格納するその他のディジタルメモリデバイスから得られたハードコピープリント、スライド、ネガ、およびその他の思い出の品物を走査することによって得ることができる。ステップ18において画像をいかにして獲得できるかについてのさらに詳細な説明は、本明細書の後においても論述されている。
【0015】
ステップ18で画像データを獲得した後、ステップ20では、画像が顧客の注文に従って処理される。これには、ディジタル画像のディジタル操作および/または付随する情報の獲得が含まれる。制限的な意味はないがいくつかの例を挙げると、赤目の除去、自動グループ化、絹目処理、コンテンツおよびメタデータの付加があり、その後ステップ22でディジタル記憶装置に送られる。
【0016】
ステップ22の後、ディジタル画像は、ステップ23での製品またはサービスの生成のために送られるかまたは、サービスプロバイダにより後で使用されるようにおよび/または顧客がステップ24でアクセスできるようにすべく、ディジタル形式で送られる。例えば、ステップ24では、ディジタル記憶画像は、付加的なカスタマイズが必要か否かを決定するため顧客または専門家により再検討されることもある。例えば、かかる再検討は、顧客に対して生成すべき提案対象製品のためし焼きセットを提供し顧客が注文すべき商品および/またはサービスについて最終的選択を行うことができるようにすることによって、達成できる。顧客による再検討の後、ステップ25で記憶装置に対しディジタルデータを送ることができる。
【0017】
ステップ26では、注文指示および行われた可能性のあるいずれかの再検討の間に得られた何らかの付加的指示に従って、注文された商品および/またはサービスが製造または提供される。前述のように、最終的出力はさまざまな形態をとることができ、それについては本明細書でさらに詳しく後述する。
【0018】
ステップ28では、顧客は、注文された商品および/またはサービスを受け取る。整理された供給済みソースドキュメントもまた顧客に返還される。
ステップ30では、顧客は次に、ステップ22で格納された画像の追加注文または再注文を出すことができる。画像はディジタル形式で格納されていることから、画像の発注および/または再整理は迅速かつ効率の良いやり方で行うことができる。
【0019】
本発明をより良く理解するために、以下により詳細に上述のステップの各々について論述する。
【0020】
ステップ14を参照すると、画像を獲得するためのさまざまな方法を使用可能である。上述のとおり、提供される最初の画像は、さまざまな異なる形式で送られてくるハードコピープリント/ドキュメントであってもよいし、そうでなければ画像はディジタル(電子的)形式で提供されてもよい。またこの段階の間、これらの注文を入力するための個人的データ、例えば顧客の氏名、電話番号、住所および支払い方法も得ることができる。支払いがクレジットカードによる場合には、クレジットカード番号もまた提供され得る。顧客の支払口座を設定または確認することも可能である。ひとたび顧客が何を注文すべきかそして所望の供給源からどの画像が得られる予定かを設定し決定したならば、次のステップは、画像を整理することにある。
【0021】
図2を参照すると、整理のためのステップ14のフローチャートが示されている。第1のステップ40では、顧客が所望の画像を収集する。例示された特定の実施形態においては、顧客は写真プリントといったようなハードコピープリントを集め、所望のカテゴリに従って整理することができる。しかしながら顧客はハードコピープリントを提供することに制限されるわけではなく、画像はさまざまな異なる形式で提供され得るということを理解すべきである。例えば、制限的な意味はないが、フィルム、コンパクトディスク、カメラメモリカード、通信網を通じてディジタル式に提供されるもの、などである。しかしながら、本発明の記述を単純にするため、以下の説明は、ディジタル走査可能なハードコピープリントの形式で画像が提供されるシステムを例にとる。
【0022】
例示された方法においては、次のステップ42では、顧客がハードコピー画像をステップ42で所望の分類(カテゴリ)にグループ化する。この時点でのこのグループ化は、必ずしも必要ではないものの、コストを最小限におさえ、顧客が後に整理する上で非常に有用であることが分かるであろう。好ましくは、画像は、それらが走査される順にグループ化される。顧客は、自らにとって有用でない場合、このグループ化をする必要はない。顧客が所望のグループ化(もしあれば)を完了した後、ハードコピープリントは、ステップ44で発送ボックス内に入れられ、サービスプロバイダに引渡される。サービスプロバイダは単に、現像焼付けサービスを業種とする小売店でよい。
【0023】
画像を所望のカテゴリにグループ化することを望む場合、顧客は、ステップ46で顧客向けの整理用キットを得ることになる。これはキットを郵便で、電話で、またはインターネット上で注文することによって、または単に顧客注文用キットを小売店で買い求めることによって、行うことができる。キットをインターネットから注文する場合、顧客が、キットと共に引渡されるラベル上に印刷されるべき自らに特定的なコンテンツを入力することができるようにする、単純なハイパーテキストマークアップ言語(HTML)形式が提供される。図29は、ユーザに対し電子的に伝送されうるスクリーン表示の一例を示す。例示されている通り、ユーザは、リスト402から所望のカテゴリを注文することができ、またはリスト402中の「その他」カテゴリの選択により個人的カテゴリをカスタマイズすることさえできる。顧客は、キット内で提供されるキットラベルを受領した後、その画像に関する「誰が」、「何を」、「いつ」そして「どうして」といったようなその他の貴重な情報を追加することができる。これらのラベルは、共通のカテゴリと共に予め印刷されていてもよいし、あるいは、顧客が所望の情報を書込むことによりカスタマイズされたカテゴリを提供すべく空白のままであってもよい。この追加された情報により、顧客は、この情報データが画像と共にセーブされた時点で、特定の画像を整理し容易にサーチすることができるようになる。
【0024】
ステップ48では、顧客はキットを受領し、ステップ50で顧客は、顧客により設定されかつ/またはシールといったような予め定められた複数のカテゴリの中から選択されうる所望のグループ内に画像を入れる。
【0025】
図3〜24では、画像を整理する上で、かつ関連する商品および/またはサービスを注文するために使用され得るさまざまなキットおよびそのキットの部品が示されている。
【0026】
図3を参照すると、本発明に従ってキット内で使用するための顧客指示シート(書式)52が例示されている。指示シートは、その上に印刷されたさまざまなタイプの情報54を含んでいる。例えば、この情報54は、キット内に含まれているものを含むことができる。例示する特定の実施形態においては、キットは予め印刷されたラベル、コンテナ、封筒、注文シート、注文用紙および画像指示用紙を含むことができる。例示する特定の実施形態においては、指示は標準的にハードコピードキュメントで提供されることになるが、指示をオーディオまたはビジュアル形式で提供することも可能である。
【0027】
図4は、提出されている画像に関して商品および/またはサービスを注文する上で使用される注文用紙56を示す。これを見ればわかるように、注文用紙56には、顧客の識別情報を入れることができるエリア58が含まれている。かかる情報は、制限的する目的ではないが、氏名、住所、電話番号およびe−メールアドレスを含め得る。示した特定の実施形態において、注文用紙56には、人間が読取ることのできる同じ情報を有する予め印刷されたラベルが備えられていてよいが、さらに迅速かつ効率の良い要領で顧客の個人的情報を自動的に獲得するため注文走査機器によって使用されうる機械読取り可能なバーコード62が含まれている。注文用紙56は、獲得したディジタル画像について何をなすべきかについての指示を提供するための付加的なエリアを含む。例示する特定の実施形態においては、4つのオプションが提供されている。第1のオプション64は、画像をe−メール格納アカウントにアップロードすることである。第2のオプション66は、画像のハードコピープリントを注文するためのものである。ハードコピープリントの数量およびサイズを識別するための適切なスペースが設けられている。当然のことながら、いかなるタイプおよびサイズの画像をも注文できるように、任意の所望の形式を使用することが可能である、ということも理解されたい。第3のオプション68は、CD(コンパクトディスク)製品上に画像を提供し、かくして画像の全てまたは一部をそこに入れることができるようにする。CDは、新規のCDでも既存のものでもよい。最後のオプション70は、画像のアルバムページを注文するためのものである。オプション70には、単に画像をそれらが整理用キット内で整理された順序でアルバムページ内に入れることが含まれる。当然のことながら、いかなる所望のタイプの商品および/またはサービスを提供することができる、ということを理解されたい。
【0028】
図5を参照すると、これは、変形注文用紙72である。この注文用紙72は、注文用紙56と類似しており、同じ参照番号は同じ部品および操作を表している。この実施形態では、注文用紙72は、走査され自動的に実施されうるように機械読取り可能な形で指示を提供する能力を含む。特に、指示は、注文用紙72と共に提出されたフロッピーディスクといったようなコンピュータ記憶媒体上で提供できる。さらに、指示ソフトウェアは、インターネットやその他の通信ネットワーク上でアドレス指定可能である指定されたE−メールアドレスで特定されうる。本明細書において後述するように、指示は、それが走査されそれと共に提供された画像と結びつけることができるフォーマットに入っているように、サービスプロバイダから顧客に対し提供されたソフトウェアプログラムによって提供されてもよい。
【0029】
図6を参照すると、画像指示用紙74が例示されている。この画像指示用紙74は、例示する実施形態においては、その上の情報を得るべく走査されるように設計されている。用紙74は好ましくは、走査されるべき一枚のハードコピープリントまたはハードコピープリントのグループの前に置かれる。画像指示用紙74は、次に続く単数または複数の画像に関するメタデータを提供する機械読取り可能なコード76を有する。例示する特定の実施形態においては、コード76は、画像が「1999年バカンス」に関連するものであることを表すことになる。コード76は、例えば、バーコード、2次元コードさらにはコードを表す色といったような、さまざまな機械読取り可能な形をとることができる。この情報は、後続するグループ化された画像と結びつけられることになる。例示するように、コード76内に置かれているものの人間による読取り可能なテキスト77もまた、顧客の便宜のために提供されており、これも、コード76が提供するものをチェックするのにも役立つ。指示用紙74はまた、イベントまたはその他の個人的情報をそれと結びつけることのできる部分78を有している。例えば、図7に示すように、各々が特定のイベントを示す複数のシールアイコン82、83、84を有する予め印刷されたシール用紙80を提供することができる。例えば、シールアイコン82は、その画像を誕生日と結びつけるべきであることを表し、シールアイコン83は、クリスマスといったような休日と結びつけられ、シールアイコン84は、テーマパークといったような場所と結びつけられる。これらのアイコンは、そのアイコンおよびアイコンと結びつけられるべきものをサービスプロバイダに予め登録した、テーマパークまたはその他の場所から入手したものであってもよい。アイコンシールは、そのパークに関する統計(statistics)、ジェットコースタといった特定の乗り物やパークのロケーションなどに関する統計、といった情報を含めた、ただしこれに制限されるわけではないが、それらに結びつけられたメタデータを有する。共通データを表す予め印刷されたラベルは、全ての結びつけられた画像が共通のロケーションまたはフォルダになるように、リンクされることになる。かくして、アイコンが走査されたときに、予めプログラミングされた情報を、単数または複数の画像と結びつけることができる。当然のことながら、シールアイコンを、例示していない各種イベント、個人または場所と結びつけることができるということも理解すべきである。単一のイベントアイコンが、指示用紙上に置かれ、そのメタデータは指示カードに後続する画像と結びつけられることになる。このアイコンは、走査中に読取りできかつ/または自動的に画像に結びつけることができるような性質のものである。
【0030】
図6の画像指示用紙74はまた、人間または機械のいずれかが読取り可能であって後続する画像に関するメタデータとして付加されうる情報を提供するための書込みエリア86、88および89も含む。これらの書込みエリア86、88および89の各ブロックの中に1つ1つの文字が手書きで書込まれる。画像指示用紙74がハードコピープリントのグループに先立って走査されたとき、走査されたハードコピープリントに結びつけられたメタデータとして格納するため書込みエリア86、88および89の手書き文字をASCII文字へと変換するために、一般に利用可能なソフトウェアを利用することができる。このソフトウェア技術は、光学文字認識(OCR)と呼ばれ、走査技術分野においては周知のものである。この認識されたメタデータは次に、提供される新しいメタデータに別の画像指示用紙74が出合うまで、画像指示用紙74に続く全てのハードコピープリントを走査した結果得られる全てのディジタルファイルに対して、与えられる。書込みエリア86、88および89内に入力された手書き指示もまた、OCRを介して、いかに画像が操作されるかについての指示として認識することができる。例えば、テキストの付加およびそのテキストを置くべき場所についての指示を提供することができる。
【0031】
図8を参照すると、整理用コンテナ90および該コンテナ90内に入れるべき整理用フォルダー92からなるキットが例示されている。このフォルダー92は、複数の保持用区分93、94、95、96、97、98、99、100および101を持つ拡張自在形のフォルダーである。区分93〜101は各々仕切り107によって分離されている。74といったような指示用紙を、各々の区分93〜101に結びつけることができる。例示する特定の実施形態においては、ホルダー92上には、ポケット109が具備され、このポケットと結びつけられた指示用紙74を収容するようになっている。結びつけられた区分93〜101の各々について同様のタイプのポケットを具備することができる。ハードコピープリントを各々指示用紙74に結びつけられたさまざまなカテゴリに整理する作業をひとたび完了した時点で、写真プリントが封入されたフォルダー92はコンテナ90内に入れられ、このコンテナは次に、以下に述べるとおりサービスプロバイダに手渡される。この実施形態においては、識別シート112(図10)の1組になった対を提供することができる。1組になった識別シールの一方113aは、走査すべき画像を収納する仕切り107(またはその他のコンテナ)上に置かれることになり、1組になったシール対のうちのもう一方のシール113bは、走査された画像が顧客に返還されたときに元の供給源へ戻すことができるような形で、その画像が取り出された元の供給源と共に配置されうる。当然のことながら、いかなる数の組になったシール対も提供できこれを顧客が使用することができるということを理解されたい。
【0032】
図8の実施形態においては、コンテナ90の内側表面116に沿って設けられたスケール115が備えられている。スケール115はユーザに対し、コンテナ90内に入れられたハードコピープリントのおおよその枚数を知らせるように設計されている。例示する特定の実施形態においては、スケール115は、中に入った写真プリントの枚数を知らせるように設計されている。
【0033】
図9を参照すると、本発明に従って作られたもう1つの変形キット103が例示されている。この特定の実施形態においては、個別の封筒105が提供されている。封筒105は、写真プリント102を保持するように設計されている。例示した特定の実施形態においては、プリント102は、機械読取り可能でディジタル式に撮った画像のグループ化を補助すべく、プリント走査中に読み取ることのできるラベル104を有している。例示した実施形態においては、ラベル104は、「1999年バカンス」という題のつけられた予め印刷されたラベルである。写真をさらに個々のカテゴリに分離するために、複数の異なる封筒105を使用することができる。封入された画像と結びつけられるべき情報を提供するために、機械読取り可能なコード76を有する指示用紙74(ここでは図示せず)を、画像と共に封筒105の中に入れることができる。次に封筒105はコンテナ106の中に入れられ、特定の実施形態では、少なくとも1つの封筒105を収容するように各々設計された一対のポケット108および110を有する。ポケット108は、走査すべきピクチャ(ハードコピープリント)を入れた封筒105を収納することになり、ポケット110は、走査を意図しないものを入れた封筒105を収納することになる。走査を意図されていないプリント品の例としては、走査されることを望まない、処理済みオリジナルの一部、であったプリントが考えられる。こうして、走査プロセスの後に、画像を容易に再び結びつけることが可能となる。コンテナ106は、封筒105の前に指示用紙を置くことを可能にし、かくしてオペレータがプリント入り封筒を除去する前に指示を見ることを可能にする透明な窓106Aを有する。
【0034】
ここで図10を参照すると、本発明に従って作られたもう1つの変形キット111が例示されている。図10内のキット111は、図9のキット103と類似しており、同じ参照番号は、同じ部品およびオペレーションを表している。この実施形態においては、識別用剥取り番号114を持つ複数の取外し可能なシールラベル113aおよび113bを有する識別シート112が提供されている。特にシール113が対になって備えられており、例えば1、2、3、4、5および6として識別される3対の剥取り可能なシールが存在する。識別用剥取りラベル114は、共に連係して識別されうるように、1つはコンテナ106上に、もう1つは封筒105上に置くことのできるようなものである。
【0035】
図11を参照すると、本発明に従ってハードコピープリントを整理するためのさらにもう1つの変形キット119が例示されている。この特定の実施形態においては、ハードコピープリントを収容するためのエリアのサイズを変動させるべく、前方パネル124に対し後方支持部材122を移動させることができるような形で、中にこのスライド可能な後方支持部材122を有するコンテナ120が提供されている。この支持部材122は、中に置かれた封筒および/またはプリントを垂直な直立位置に維持するのを補助している。コンテナ120は、異なるフォーマットで提供された画像を収容するための第2の区画128を有するフタ126を含んでいる。例えば、CD、コンピュータディスクなど形で提供されるディジタル画像などである。例示する特定の実施形態においては、区画128は、上にディジタル画像が格納されたコンパクトディスクを収容するように設計されている。上に収納された画像を後にキット内で提供されたその他のフォーマットで提供された画像と結びつけることができるような形で、ディスク上の画像を識別するため、適切なIDカードを設けることができる。このIDは、ディスク上のラベルに配置されるか、またはディジタル画像の獲得時に読取ることのできる電子形態でディスク上に配置される。このIDはまた、その画像と他の画像のグループ化を識別する上でも使用できる。キットにはさらに、各々画像グループを収容するように設計された複数の封筒130を含む。適切なラベルまたはアイコン132を用いて、各封筒のカテゴリを識別することが可能である。例えば、1つの封筒は誕生日用、もう1つは個人用、例えば父親、息子、家族用とすることができる。その他のものも、消費者が望むようなあらゆる形でグループ化することができる。同様にして、適切なラベルを消費者が望むように呼称することもできる。また、これらのカテゴリを、それらがラベルおよび/または封筒の走査により読取られ得るように、任意の適切な印刷デバイスによって生成された封筒またはラベル上に、バーコードといったような機械読取り可能な形で書込むことも可能である。
【0036】
図12を参照すると、本発明に従って作られたさらにもう1つのキット150が例示されている。例示する特定の実施形態においては、キット150は、ベース154とフタ156を含むコンテナ152からなり、かくしてフタ156がベース154にしっかり固定された時点で、閉鎖されたコンテナ152が提供されるようになっている。図12のコンテナ152は、開けられた状態のフタ156と共に例示されている。例示する特定の実施形態においては、一対の区画室158、160がさまざまなアイテム(図13参照)を保持するためにフタ156の表面上に具備されている。例示する特定の実施形態においては、区画室160は注文用紙および/または指示用紙を収容するように設計されており、一方、区画室158は、記憶された画像を上に持つアイテムを収容するように設計されている。例えば、制限的意味はないものの、コンパクトディスク、コンピュータディスク、フラッシュカード、電子カメラ、フィルムネガ、フィルムカセット(例えば35mmまたはAPS)などである。かくして、この実施形態においては、グループ化すべき画像はさまざまな異なる供給源から得ることができる。物理的な画像供給源に加えて、前述のように、例えばさまざまな電子的供給源といったその他のさまざまな供給源から画像を得ることができる。グループ化すべき画像は、コンピュータ、電子データベース、友人、親類およびインターネットといったような、通信網上で電子的にアクセス可能なその他の第3者供給源から得ることができる。この場合、望ましい画像をサービスプロバイダが自動的にアクセスし検索できるURL(Universal Resource Locator)が提供される。
【0037】
ベース154は、特定の実施形態において複数の区画室164、166、168、170、172および174が具備されている保持用区分163を形成する。例示する特定の実施形態においては、7つの区画室が例示されている。しかしながら、いかなる所望のの数およびサイズの区画室を提供できるということを理解すべきである。前方パネル176の外側には、コンテナ152内に収納されているものを識別するための一対の識別用ラベル178、180が設けられている。区分163はさらに、アルバムページおよび走査しかつ/または提供すべき商品またはサービス内に組込まれることが望まれるその他のドキュメントといったような指定の区画室164〜174内に適合し得るまたはし得ない個々のプリント、を収容するためのエリア182も含む。また、その他のアイテムを収容するためのエリア184を具備されている。
【0038】
写真プリントが入れられたカテゴリを識別する上で、および/または画像と結びつけられるべき情報を提供するために、ラベル178、180を使用することができる。例示する特定の実施形態においては、結びつけられた画像についてなすべきことを識別する指示カードが、分離した区画室の各々について提供されうる。しかしながら、要求に応じてその他の情報および指示も提供されうるということを理解すべきである。
【0039】
図13を参照すると、閉じた状態で示された図12のコンテナ152が例示されている。これを見ればわかるように、コンテナ152の持ち運びを容易にするために、取っ手186が設けられている。さらに安全上の理由から、無許可の人間がアクセスできないようにコンテナをロックするため、およびその中に画像を安全に維持するため、ロック機構187が具備されている。
【0040】
図14を参照すると、図12に示されているものと類似のキットが示されており、同じ参照番号は同じ部品および操作を示している。しかしながらこの実施形態においては、コンテナ190にはカバーが設けられていない。このタイプの構成は、顧客がコンテナ190を処理のため販売代理店に直接手渡す状況に適しているであろう。例示する特定の実施形態においては、索引カードおよびラベルをそれぞれ収納するための一対のコンテナ194および196が具備されている。特に、前述のように画像を識別し分類するために索引カードおよびラベルを使用することになる。好ましくは、その上に記入される情報には、自動読取りおよび/または手動式見直しが行われることになるか否かに拘わらず、人間による、読取り可能なおよび機械読取り可能な指示が含まれる。
【0041】
図15を参照すると、本発明に従って作られたさらにもう1つのキット200が例示されており、同じ参照番号は前述のものと同じ部品を表している。この実施形態では、前述のような写真プリント102、封筒105、コンテナ106およびフォルダ92のためのコンテナ202が示されている。さらに、複数のコンテナ204、206、208を、走査すべきハードコピードキュメントを保持する目的で備えることもできる。コンテナ204、206および208は、スキャナの自動フィーダとかみ合うようになっており、かくして、ハードコピードキュメントはコンテナからスキャナ内に直接自動的に搬送することができる。ドキュメントのグループを識別し、かつ/または中に収納されたドキュメントに関する指示を行うため、コンテナ204、206 および208の各々の上にはラベル205が備わっている。好ましくは、ラベル205は、スキャナ上に具備された適切な読取り装置によって読取ることのできる機械読取り可能コード207をその上に有する。このときこの読み出された情報は、走査されつつある画像と結びつけることができる。
【0042】
図16を参照すると、ハードコピードキュメントを保持し分類するのに使用されるプリント、封筒またはその他のアイテム上に付することのできるラベル104が例示されている。例示するこの特定の実施形態においては、ラベルには、機械読取り可能コード210およびこの機械読取り可能コード210内に示された人間読取り可能な相当物212が含まれている。当然のことながら、前述のようにいかなる特定の指示またはコードも付すことができるということを理解すべきである。ラベル104は、供給業者からの要望通りに注文されてもよいし、または使用すべきカテゴリおよびオプションのリストの一部として提供されてもよい。ラベル104は、そのとき、図17によって示されている通りにハードコピープリント上に付すことができる。
【0043】
本出願人は、スキャナによって読取りできる情報を提供するためのラベルの利用について開示してきたが、本発明はそれに制限されるわけではない。情報は、制限する目的ではないが、例えば、その上に直接印刷するといったあらゆる印刷技術によってか、あるいはスタンプまたは予め印刷されたラベルを使用することによって、コンテナ、封筒、注文用紙などの上に付すことができる。
【0044】
図18および19を参照すると、複数のハードコピープリント222を保持するための変形コンテナ220が例示されている。コンテナ220は、その中に置かれたドキュメントを固定することのできるスキャナと共に直接使用されるべく設計されている。コンテナ220は、前方パネル224、後方パネル226、底面パネル228および一対の側面パネル230および232を含む。前方パネル224は、後方パネル226の高さH1よりも小さい高さHを有し、かくして開口部233を作り、この開口部によりプリント222を入れて見ることができる。前方パネル224上には、図20に例示されているように、指示および/または情報ラベル234を設けることができる。図19に例示されているように、中に入れられたより小さなサイズのドキュメント/プリント222に対処すべく使用可能である取外し可能なガイド236が具備されていてもよい。好ましくは、ガイド236はプリント222をコンテナ220の一方に片寄せる。コンテナ220は、プリントが図21に例示するように直接スキャナ240に送り出され得るような形状を有している。かくして開口部233およびコンテナのサイズおよび形状は、ドキュメントのディジタル走査のために自動的に取り出せるような形で、ドキュメントがスキャナに提示され得るべく、スキャナ240の開口部242とかみ合うように、構成されている。
【0045】
図22を参照すると、スキャナが、使用に適合させて設計されたサイズよりも小さなサイズのハードコピープリントを保持するため、および/または自動走査のため、複数のその他のプリントとハードコピープリントとを単に積重ねることが勧められないような脆いまたは特殊な性質をもつドキュメントのために変形されたキャリヤ250が例示されている。例えば、プリントが、スキャナ内での自動搬送のために望ましい最小サイズのものでないかまたはスキャナ内でのプリントの自動搬送中に損傷が発生しうるような繊細な性質をもつ場合、キャリヤ250が使用されることになる。特に、図22に例示するように、変形されたキャリヤ250は、変形されたキャリヤ250の中心で画像を心合せするのを補助するために使用される心合せマーク252、254および256を含む。シート250の表面上には、弱い接着層257が提供されている。これによりプリント102(単一のプリントまたは多数のプリント)は、上部表面上に一時的に接着されしたがってスキャナ内に自動的に搬送されることができ、しかも画像に影響を全く与えずにキャリヤから画像を容易に除去することができる。適切な接着剤の例としては、ポストイット(登録商標)メモに用いられているタイプのものがある。プリントがひとたびキャリヤ上に固定されると、キャリヤは、そこに固定されたプリントと共に、スキャナ内に自動的に搬送される。
【0046】
図23を参照すると、スキャナ内にプリントを自動搬送する上で使用するためのもう1つの変形されたキャリヤ260が例示されている。この実施形態においては、キャリヤ260は、シートの前縁に保持用部材262を含んでいる。例示する特定の実施形態においては、保持用部材262は、可とう性を持つものであり、そのためプリント102の上部部分264がキャリヤ260内に置かれたとき、保持用部材262は、比較的安定した位置にプリント102をしっかりと保持することになる。保持用部材262は、プリントの小さな部分のみが覆われしたがって失われる画像の量を最小限に抑えるような形で、比較的小さな厚みTを有する。この保持用部材262は、前縁が切り取られることなくプリント全体102が走査され得るように、透明とすることができる。縁どりのあるプリントに関しては、事実上、プリント102から失われる画像部域は全くないということがわかる。保持用部材262は、自動式スキャナ内に搬送される前縁266に設けられる。
【0047】
図24を参照すると、走査すべきプリントの量を決定するために使用することのできるツール270の見本が示されている。提供されるべきサービスのコストに関する適切な計算を行い、製品を製造するのに使用されることになる材料の量を決定するのに使用できるような形で、ツール270が用いられる。例えば、特定のサイズおよび形状のアルバムページを顧客が注文し、特定の平均サイズのある数のプリントが存在する場合には、アルバムページの適切な量または数を計算することができる。
【0048】
図2を再度参照すると、顧客は、図3〜14に例示するような適切なキットまたはコンテナ内に画像を入れる。顧客は、ステップ280でハードコピープリントを封筒の中に入れる。ステップ282で、適切な顧客ラベルが提供され、次にステップ284でコンテナ内に入れられる。ステップ286では、顧客は適切な注文用紙を記入する。ステップ288で、顧客はキットをサービスプロバイダに手渡すかまたは持ち込む。これはまた、完成したキットをキオスクまで持っていってそれと共に使用するという形をとることもできる。その後、ひとたび画像が引渡されたならば、サービスプロバイダにより該当する製品が提供され、次に適宜返還される。
【0049】
発注
図25を参照すると、本発明に従ったシステム内で商品およびまたはサービスを注文するのに使用できる顧客注文用紙300が例示されている。例示する注文用紙300は、顧客が記入することのできるハードコピー用紙として示されている。コンピュータスクリーン上にこの用紙を示し、以下に述べるように、小売業者または画像サービスプロバイダに対して電子的に顧客の注文を転送するため、コンピュータと結びつけることもできる。例示する特定の実施形態においては、顧客注文用紙300は、さまざまな異なる商品および/または提供可能な商品に関して提供できるサービスを有し、番号1として列挙されているアイテムには、アルバムページ内でプリントを生成するためのハードコピー出力を含むことができる。製品を発注するためにさまざまな選択肢がある。当然のことながら、プリントおよびリプリントを含めたその他のあらゆるタイプの製品を注文することができ、本発明は、例示するようなハードコピー出力および製品、例えばラベル、マグカップおよびTシャツに使用するための画像転写に制限されるわけではないことを理解すべきである。かくして、顧客注文用紙300は前述の通り、さまざまな出力製品またはサービスおよび付随する選択用枠292を設けることができる。好ましくは、顧客の自動入力を行うことができるように、適切な機械読取り可能コード322が設けられる。用紙320の中には、当然、顧客の氏名、住所、電話番号、e−メールアドレスおよび支払い方法のための場所がある。最後に、用紙300上に設けられた最後のカテゴリは、顧客または第3者または顧客が望む誰かのいずれでもありうる商品および/またはサービスが送らされるべき場所328である。これにはまた、特定のe−メールアドレスまたは特定のアカウントまたは保管場所または事業者に対し出力を送ることも含まれる。当然のことながら、顧客注文用紙はさまざまな形態をとることができ、利用可能なあらゆる所望の商品および/またはサービスを提供することができることを理解すべきである。注文用紙300はまた、付随する機械読取り可能コード326を有する注文IDも含む。
【0050】
システム
図26を参照すると、本発明を実施するためのシステム330が例示されている。特に、システム330はまず第1に画像供給源を含んでいる。前述のとおり、これはハードコピードキュメント331であってもよいし、あるいはディジタルカメラ、ディジタルスキャナなどといったようなディジタル供給源332であってもよい。画像の供給源の如何に拘わらず、画像は、同一企業体でありうる小売店334または画像サービスプロバイダ336に提供される。小売店334には、画像の整理、画像の再検討および/または本明細書で述べたような、画像に関係する商品またはサービスの注文を行う上で小売店334または顧客が使用するためのキオスク330またはその他のタイプのデバイス(またはシステム)を備えることができる。小売店334の一次的機能は、顧客からの注文を受けることにあり、一方、画像サービスプロバイダ336は、顧客に対し実際の商品および/またはサービスを提供する能力をもつ。商品および/またはサービスは、画像サービスプロバイダ336から直接顧客に、またはまず小売店334にそして次に顧客に返還することができる。例示する特定の実施形態においては、画像サービスプロバイダ336は、ディジタル画像の撮影および/または獲得のためのさまざまな方法を提供する。例示するように、画像サービスプロバイダ336には、スキャナ340および中央コンピュータ342が具備されている。例示する特定の実施形態においてスキャナ340は、写真プリントといったようなハードコピードキュメントを走査し、走査した画像を、ディジタルで操作でき画像商品および/またはサービスの提供に使用できるディジタル記録ファイルへ変換するように設計されている。入力は、写真ネガ、スライド、CDおよびオンラインアカウントからのその他のディジタル材料の形をとることができることを理解すべきである。各画像についてのディジタル記録ファイルを得るためには、中央コンピュータ342を使用することができる。これは、例えば、前述のようにサービスプロバイダがさまざまな供給源からディジタル画像を得ることができるようにするインターネットといったような通信網上で行うことができる。各顧客注文について走査されたディジタル画像と結びつけるため、システム内に適切な顧客データ情報が入力される。このことは、さまざまな異なる方法によって達成することができる。走査のためにハードコピードキュメントが提供されるような状況においては、注文ID324および付随する機械読取り可能コード326を含む注文用紙300、といったような顧客注文上で情報を得ることができる。かくして、顧客注文用紙が走査されたならば、適当なコードは例えば、それが顧客注文用紙であることを識別し、ある符号化された情報を得ることができる。さらに、適切にある選択用枠をチェックすることにより、要求されている情報が直ちにそれと結びつけられうるような形で、用紙を構成することも可能である。さらに、顧客注文用紙を、画像のグループ化のために使用されるラベル上に提供されたキットおよびさまざまな番号に関して、同様の要領で符号化することが可能である。このようにして画像が走査されるにつれて、中央コンピュータ342によりこれらのコードを顧客注文と結びつけ、該当する画像と自動的に結びつけることができる。同様にして、ディジタル画像が直接小売店および/またはコンピュータ342に送信された場合、類似のタイプの顧客注文番号を用い、画像および顧客注文と結びつけることができる。スキャナ340はまた、前述のように指示用紙およびアイコンを読取って解釈する能力を持ち、かくして指示用紙からの特別な指示は直ちにコンピュータにより解釈され実施され得るようになっている。中央コンピュータ342はまた、画像を調整するためにも使用でき、またサーバ350と結びつけることもできる。サーバ350は、それ自体顧客356に接続されるインターネットサービスプロバイダ354に接続できるインターネット352に対して接続可能である。
【0051】
システム330は、予めプログラムされているようにまたは、スキャナ340によって機械で読取られコンピュータ342へと転送された指示によって、画像を操作することのできる画像データマネージャ360を含んでいる。この操作には、グループ化、選別、色調、赤目、スクラッチ除去といったような画像特性の改善、付加すべきテキストなどを入れるための最良の場所(空白)の決定および結びつけられた画像に関する適切なメタデータの提供、が含まれるが、これらに制限されるわけではない。カラー修正および鮮明化は自動的にまたは顧客の要求に基づいて行うことができる。好ましくは、カラー修正および鮮明化は、予め格納されたプログラムに従って自動的に行われる。しかしながら、望ましい場合には、これは顧客に対し幾分か高いコストで手動式に行うこともできる。カラー修正に加えて、さまざまなその他のプログラムを使用することができる。例えば、制限する目的ではないが、グループおよび/または注文内の画像全てに類似の外観を与え、同じサイズまたは選択されたサイズパターンの画像を提供し、同じ解像度で画像を提供する、ようなプログラムを使用することができる。一例としては、全ての画像に対しソフトまたはマット仕上げをするということがある。画像は長時間にわたりさまざまな供給源から与えられる確率が最も高いことから、グループ化された画像に共通の外観を与えることが望ましいかもしれない。
【0052】
また、画像データマネージャ360は、画像の走査中に得られるコンテンツ情報、質感、場面、顔、によって画像を幾分か自動的にグループ化しかつ/または選別することができる。ある状況下では、顧客は単に1つの画像グループを提供しそれらをグループ化するいくつかの基準を提供するかもしれない。例えば、特定の個人、場所または物の画像を、顧客が選択することもできる。そのとき、選択された基準に従って画像をグループ化するために、適切なコンピュータプログラムを使用することができる。現在、複数の画像から1人の個人を識別できる顔認識コンピュータプログラムが存在している。
【0053】
図26に示されているように、ディジタルカメラ332を用いて、「ブルースクリーン」ショットとして知られている、非常に特定的なカラー背景に対して1人の人物(またはその他のアイテム)の画像を撮ることが可能である。画像データマネージャ360内に内蔵された当該技術分野では周知であるアルゴリズムは、背景および人物(またはその他のアイテム)の分離を可能にする。分離された画像は次に、類似のコンテンツをサーチするためそしてその後自動グループ化のために使用できる。ディジタルカメラ332のもう1つの用途は、標準的に手書きメモのためのエリアが設けられている外側に、いくつかのかかる手書きメモを含んでいる、オリジナルプリント封筒のピクチャを撮ることにある。この場合、画像データマネージャ360は、手動で分類する一方で特定のイベントまたは意義を容易に思い出すことができるようにするために、ピクチャの封筒を提供している。自動選別およびグループ化のもう1つの例は、オリジナルハードコピープリントのその他の特性に基づくことができる。長年にわたって、数多くの写真現像焼付け作業の特性が変化してきている。しかし標準的には、ある期間または特定の現像所について、ある特徴が、まちがいなく現像済みフィルムの単一ロールについて一定に維持されてきたと考えられる。かかる特性の例としては、制限する目的ではないが、特定のサイズまたは形状(例えば正方形)、画像のまわりの白色縁どり、プリント上のぎざぎざの縁部、 およびプリントの表面または裏面に提供されたプリント日付、がある。これらの特性のうちのいずれか1つまたは組合せが、画像の自動グループ化および/または選別のために利用可能である。この同じプログラムをユーザは、その後の自動画像選別およびグループ化のためにディジタル画像日付の受信後に利用することができる。任意の望まれる目的のため、付加的なソフトウェアプログラムを提供することが可能である。その他の例は、スキャナを通してのハードコピードキュメントの走査、自動アルバム作成プログラム内での画像の自動書式化の結果としてもたらされる、画像のゆがみを補正することであろう。
【0054】
画像データマネージャ360は、画像をグループ化するために使用される消費者の封筒、ラベルなど、の上に設けられたスペース上に見い出される情報を取込むことができる。かかる情報は、メタデータとして画像と共にまたはデータベース上に記憶されうるメタデータの中に、画像または画像グループの「誰」、「何」、「どこ」、「いつ」および「何故」を含むことが可能である。また画像データマネージャ360は、顧客により提供されるかまたはもう1つ供給源から得られたグループラベル情報を、コンピュータファイル名の一部分として取込むこともでき、かくして「AndyBirthday」は「AndyBirthday 1」、「AndyBirthday 2」、「AndyBirthday 3」などといったような名前の付いた画像を有することができ、こうして画像がコンピュータまたはインターネット全体を通して転送される場合に、画像を見る人物がその画像の主たる主題を知ることができる。画像データマネージャ360を介して画像が処理されるにつれて、マウスのクリックによって注文できる最終的な付加的製品を表す最終的形態で、消費者に対して画像を提示できる。こうして、付加的製品の購買が促進されることになる。消費者がその画像の意味を思い出す一助となるように「誰」、「何」、「どこ」、「いつ」および「何故」といったようなメタデータを画像と共に表示することができる。消費者が、走査すべきアルバムページを小売店に渡した場合、画像データマネージャ360は、そのアルバムページから個々の画像を抽出し、利用可能な個々のファイルとしてそれをセーブすることができる。さまざまな消費者から画像が収集され1つの保管場所の中に格納されることになっている場合には、画像データマネージャ360は、1つの保管場所を作ることのみならず、オリジナルの供給源または所有者によりその画像をグループ化することもできる。画像データマネージャ360は、注文プロセス中に消費者により特定されたその他の効果、制限する目的ではないが、スライド映写会のための音楽またはアルバムページのための特定された移り変わり、特定の背景またはリプリントのための好みの縁どりまたは注記といった効果を取り入れることができる。
【0055】
画像データマネージャ360がひとたび画像操作ジョブを完了すると、画像出力はデータ格納メモリデバイス362まで送信されかつ/または、製品がそこから直接生成されなくてはならない場合、画像出力はデバイス364といったような、適切な出力デバイスまで送信される。ここで、出力デバイスはさまざまな異なるタイプのデバイスの中間物でありうることを理解されたい。例えば、画像格納および検索デバイス、制限されないが感光性媒体を含めた媒体上へ、要求されたハードコピープリントの生成のために画像を印刷するデバイスがある。しかしこれらに制限されるわけではない。あるいは、出力デバイス364には、コンピュータディスク、コンパクトディスクまたは、画像が顧客による要求通りに配置され選別され格納されるその他のディジタル記憶デバイスとなるデバイス、マグカップ、Tシャツおよびその他のものといったようなさまざまな製品上に画像を提供するために使用できる転写図案を生成するためのデバイスを含むこともできる。出力デバイス364は、画像を何らかの形態で提供できる、現在利用可能なまたは利用可能となりうる任意の適切なデバイスであってもよい。
【0056】
図27および28を参照すると、提供されうる製品の例が示されている。特に、ここには、本発明に従って生成されたアルバムページ370が例示されている。図27は、アルバムページ370の表面372を示し、一方図28は、アルバムページ370の裏面374を示している。図27に関して、さまざまなサイズおよび形状の5つの画像371、373、375、377および379がその上に提供されており、一方裏面374上には、異なる数の複数の、また異なる形状およびサイズの画像381、383、385が提供されている。しかしながら、ここで任意の所望の数の画像および配置を提供することができることを理解すべきである。図27および28に示す特定の実施形態においては、これらの配置は、初期整理において顧客からの指示によって得られた。任意には、アルバムページの両面を自動的に構成することも可能である。
【0057】
本発明は、さまざまな異なるやり方で用いることができる。例えば、図26に示すシステム330に関しては、画像は、顧客の望みどおりに選別された後、サーバ350へと転送でき、次にインターネットおよびインターネットサービスプロバイダ354を通して顧客まで転送できる。例えば、それにプログラムされた指示に従って、顧客のコンピュータまで、撮った画像をダウンロードすることも可能である。ある状況下では、画像のグループ化に関して顧客から与えられる初期指示がほとんどまたは全く存在しないことがある。これらの画像を顧客に転送することにより、顧客には、さらなるグループ化や修正の付加的指示を出す機会が与えられる。例えば、顧客が撮影済み画像を、アルバムページ内に入れることを望んだとすると、顧客に送る必要のある情報量を最小限にするために好ましくは低解像度モードで、画像は顧客に対して転送される。画像を操作し、テキストを付加しかつ/または顧客に送られた画像の認識用に、顧客に対し適切なアルゴリズム(ソフトウェアプログラム)が提供されてもよい。オリジナルキットの一部として、顧客サイトでコンピュータに対し直接ソフトウェアをダウンロードすることもでき、またこれに代えて、ソフトウェアが画像と共にサーバ350より提供されてもよい。あるいは、サーバ350に常駐するソフトウェアを用いて、サービスプロバイダサイトに格納された画像に顧客が単純にアクセスする指示を、顧客に出すこともできる。顧客がひとたび、付加的指示の提供、グループ化、操作、情報提供などを終えると、結果は、さらに完成のためにサービスプロバイダへと転送される。顧客が注文した商品および/またはサービスのコストを知ることができるように、適切なソフトウェアを顧客に送ることもできる。好ましくは、コストは顧客の今の注文の状態に従って表示され調整されることになる。さらに、製品の実際の注文に先立ち、その製品がどのようなものになり得るかを、顧客が見られるように、例えば選択された画像を取り入れたアルバムページといった製品のプレヴューを、提供することもできる。こうして、顧客は、実際に発注する前に、さらなる魅力および/または変更を加えることができるようになる。
【0058】
前述の実施形態においては、画像は顧客のコンピュータに送られているが、撮影された画像に対するアクセスは、小売店、サービスプロバイダまたはその他のいずれかの場所において、コンピュータまたはキオスク313によって行われてもよい。キオスク313は、顧客のコンピュータについて前に述べたのと同じ要領で使用することができる。このシステムにおいては、画像に対する制御されたアクセスのため、顧客注文番号を使用することができる。キオスク313は、画像の注文および操作のために同一のオプションの全てを提供することができる。このシステムは、顧客がコンピュータを持つ必要のないシステムを実現することができる。さらに、キオスクにより顧客は、家から離れたところにいる間でも、例えば休暇中であっても、注文および操作を行うことができる。あるいは、アクセス、操作および発注のための手段としてケーブルボックスおよび付随する制御機構を顧客が利用できるケーブルTVシステムといったような、その他の電子デバイスを画像アクセスのために使用することができる。
【0059】
ここで図26に戻ると、画像サービスプロバイダ336の内部に設けられる出力再検討デバイス380に対して、サーバの出力を提供することもできる。特に、適切な指示が実施されたことを確認しかつ/または付加的な補正または操作を行うために、画像を再検討することができる。ある状況下では、必要とされる整理を自動的に行うことが不可能であるかもしれない。その場合、指示および整理を実施するためまたは顧客により要求された商品および/またはサービスを提供するために、専門家を提供することもできる。これが行われた後、次に情報をコンピュータまで返し、次に適切な出力デバイスから外部に送り出すことができる。製品および/または商品および/またはサービスは、出力デバイス364によって生成された後、顧客または、商品および/またはサービスを受け取るように指定された、識別された当事者に対し転送される。
【0060】
例示されているように、顧客またはその他の第3者は、提供された商品および/またはサービスを、再注文のために使用することができる。この点において、362といったようなデータ格納メモリデバイス内に画像がセーブされていたならば、画像はインターネットを通してアクセスでき、かくして、最初に提供されたメタデータに従って、全体的な再整理を含む画像の再整理を行うことができる。適切なメタデータ(情報)が多数のタイプのメタデータ用画像の全てと結びつけられたならば、その特定の顧客または特定の機会によって希望どおりのさまざまな出力フォーマットで画像を再整理することが可能となる。例えば、制限的な意味はないが、画像内のアイテムまたは個人を識別する適切なメタデータが、画像と共に提供された場合、カスタマイズされた画像の整理をするために、画像の、ロケーションとイベントとさまざまなグループ化とを、一緒に合わせることができる。例えば、第3者が、息子、娘または祖父母などといった関係者である場合、その特定の個人が特に結びつけるまたは希望する画像を、その個人が決定した基準に基づいてアクセスし再度選別する必要がある。すでに現在ファイル内にある画像を再整理すべく、さまざまな異なるタイプの基準を提供することができることは明白である。これは、提供されたソフトウェアが前述のように使用される場合、比較的容易なこととなる。
【0061】
図3〜25に関して前述したように、小売店に渡されたハードコピー画像に関しては、これらの画像は、最初に渡されたコンテナに入れて返還することができる。さらに、顧客が再びアクセスし、望みのとおりに商品およびサービスを再注文することができる予め設定された期間中、画像がディジタルで格納された場所の情報を、顧客に提供することも可能である。かくして、顧客はこれらの画像を利用したり、さらなる整理をしたりすることが容易になる。さらに画像をより詳細にまたは異なる選別基準を用いてさらに整理できるように、格納されたディジタル画像に関してさらなるメタデータを顧客に対して提供するため、前述したソフトウェアを使用できる能力も備える。
【0062】
製品がハードコピー製品による提供ではなく、例えば、これに制限しないが、電子メールの形での電子コンピュータファイル、コンピュータディスク内のディジタルフォーマットのディジタル画像で提供される場合、情報および指示用紙によって与えられた、情報および整理用情報を保持して画像と結びつけることができる。
【符号の説明】
【0063】
52 顧客指示シート(書式)
56 注文用紙
60 予め印刷されたラベル
62 機械読取り可能なバーコード
72 注文用紙
74 画像指示用紙
76 機械読取り可能コード
77 人間による読取り可能なテキスト
80 予め印刷されたシール用紙
82〜84 シールアイコン
90 整理用コンテナ
92 整理用フォルダー
102 写真プリント
103 キット
105 封筒
106 コンテナ
111 キット
119 キット
120 コンテナ
130 封筒
150 キット
152 コンテナ
190,194,196 コンテナ
200 キット
202,204 コンテナ
206 コンテナ
208 コンテナ
220 コンテナ
222 ハードコピープリント/ドキュメント
234 情報ラベル
240 スキャナ
242 開口部
250 キャリヤ
260 キャリヤ
270 ツール
300 顧客注文用紙
313 キオスク
320 用紙
324 注文ID
329 顧客のコンピュータ
330 システム
332 ディジタル供給源/ディジタルカメラ
333 キオスク
334 小売店
336 画像サービスプロバイダ
340 スキャナ
342 中央コンピュータ
350 サーバ
352 インターネット
354 インターネットサービスプロバイダ
356 顧客
360 画像データマネージャ
362 データ格納メモリデバイス
364 出力デバイス
370 アルバムページ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
異なるさまざまな状況である期間にわたり撮影された複数の画像を操作する方法において、
予め定められた基準に従って前記画像を整理する段階と、
画像間の視覚的アピールを改善すべく自動的に画像を操作する段階と、
その選択された基準に従って製品の中に前記画像を入れる段階と、
を含んでなる方法。
【請求項2】
コンピュータ内にロードされたとき、
ユーザが表示のために少なくとも1つのグループ内に入れるための画像を選択できるようにする、
という段階をコンピュータに行わせるコンピュータソフトウェアプログラムにおいて、
前記少なくとも1つのグループが、画像および前記製品上で画像が配置されるべき場所の識別を含んでなり、前記識別および場所の特定には、識別すべき所望の画像においてコンピュータマウスをクリックすることおよび画像を配置すべき場所において前記コンピュータマウスをクリックすることが含まれるコンピュータソフトウェアプログラム。
【請求項3】
コンピュータ上にロードされたとき、コンピュータに複数の画像を予め選択されたグループへと整理するコンピュータソフトウェア製品において、前記コンピュータプログラムが、選択された製品について前記画像をグループ化する最良の適合化を行うコンピュータソフトウェア製品。
【請求項4】
コンピュータ内にロードされたとき、
表示のために少なくとも1つのグループ内に入れるための画像をユーザに選択させる段階と、
前記画像を分類する上で顧客を援助するためディジタルカメラにより撮ったオリジナルプリント封筒についての情報を表示する段階と、
をコンピュータに行わせるコンピュータソフトウェアプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【公開番号】特開2012−146308(P2012−146308A)
【公開日】平成24年8月2日(2012.8.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−16245(P2012−16245)
【出願日】平成24年1月30日(2012.1.30)
【分割の表示】特願2001−247597(P2001−247597)の分割
【原出願日】平成13年8月17日(2001.8.17)
【公序良俗違反の表示】
特許法第64条第2項第4号の規定により図面の一部または全部を不掲載とする。
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.フロッピー
2.KODAK
【出願人】(590000846)イーストマン コダック カンパニー (1,594)
【Fターム(参考)】