説明

画像データ記録装置、画像データ記録方法、およびプログラム

【課題】所定の記録媒体に記録する動画像のアスペクト比を統一する。
【解決手段】ステップS21で、DVD+RWディスクにアスペクト比が設定されているか判定され、設定されている場合、DVD+RWディスクに設定されているアスペクト比に対応するように、デジタルビデオカメラの各部が設定される。DVD+RWディスクにアスペクト比が設定されていない場合、アスペクト比の選択が促されて、選択されたアスペクト比がDVD+RWディスクに設定され、このアスペクト比に対応するように、デジタルビデオカメラの各部が設定される。これ以降、現在装着されているDVD+RWディスクに対するアスペクト比の変更操作が禁止される。本発明は、DVD+RWを+VRフォーマットで使用するデジタルビデオカメラ、ビデオレコーダに適用できる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像データ記録装置、画像データ記録方法、およびプログラムに関し、特に、1つの記録媒体に対して設定可能な動画像のアスペクト比が1種類に制限されているフォーマットに従って画像データを記録媒体に記録する画像データ記録装置、画像データ記録方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
動画像データを記録するための記録媒体としてDVD(Digital Versatile Disc)が普及しており、据え置き型のビデオレコーダに適用されるだけでなく、デジタルビデオカメラの記録媒体としても採用されている。
【0003】
このDVDには、DVD-R(Recordable),DVD+R,DVD-RW(ReWritable),DVD+RW,DVD-RAMなど様々な種類があり、各種DVDに対して記録する動画像データの記録フォーマットにも様々な種類がある(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
例えば、DVD+RW(以下、DVD+RWディスクと称する)には、対応可能な記録フォーマットとしてDVD+RWレコーディングフォーマット(あるいはDVD+VRフォーマット。以下、+VRフォーマットと称する)が存在する。
【0005】
+VRフォーマットでは、1枚のDVD+RWディスクに対して、その所定の領域に動画像のアスペクト比を1種類だけ記録する(具体的には、16:9または4:3を示す情報を記録する)ように規定されている。すなわち、アスペクト比の異なる複数の動画像データが1枚のディスクの中に記録できないように規定されている。
【0006】
ただし、従来においても、DVD+RWディスクに+VRフォーマットに従いつつ複数の動画像データ(以下、各動画像データをチャプタと称する)を記録するとき、各チャプタの属性情報として、当該DVD+RWディスクに対して設定したアスペクト比とは異なっていてもよいアスペクト比を記録するようにした装置が存在する。当該装置によってチャプタ毎にアスペクト比が記録された当該DVD+RWディスクは、当該装置で再生する場合に限り、各チャプタが記録時のアスペクト比で正確に再現することができる。しかしながら、当該DVD+RWディスクは、互換性が保証されていない。すなわち、当該装置以外の再生装置で再生した場合、各チャプタが記録時のアスペクト比で正確に再現されないことが起こり得る。
【0007】
一方、例えば、DVD-RW(以下、DVD-RWディスクと称する)には、対応可能な記録フォーマットとしてDVD-VIDEOフォーマット(以下、VIDEOフォーマットと称する)とDVDビデオレコーディングフォーマット(以下、-VRフォーマットと称する)が存在する。
【0008】
VIDEOフォーマットと+VRフォーマットでは、1枚のDVD-RWディスクに複数のチャプタを記録するとき、チャプタ毎にアスペクト比を記録するように規定されている。
【0009】
【特許文献1】特開2002−50040号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
したがって、記録媒体としてDVD+RWディスクやDVD-RWディスクを選択的に使用できる画像データ記録装置には、使用するディスクの種類に応じ、+VRフォーマット、-VRフォーマット、あるいはVIDEOフォーマットに準じた記録を行なう必要がある。
【0011】
具体的には、DVD+RWディスクに+VRフォーマットで動画像データを記録する場合には、ディスクに対してアスペクト比を設定する仕組みと各チャプタのアスペクト比を統一する仕組みが必要であり、-VRフォーマットあるいはVIDEOフォーマットで動画像データを記録する場合には、各チャプタ毎にアスペクト比を設定できる仕組みが必要である。
【0012】
本発明はこのような状況に鑑みてなされたものであり、所定の記録媒体に記録する動画像のアスペクト比を統一できるようにするものである。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の第1の側面である画像データ記録装置は、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置において、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定する判定手段と、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させる選択手段と、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込む書き込み手段と、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出す読み出し手段と、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段と、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段とを含む。
【0014】
動画像を撮像して、対応する画像データを生成する撮像手段をさらに含むことができる。
【0015】
前記選択手段は、操作画面を用いたGUIとすることができる。
【0016】
前記記録媒体は、着脱可能とすることができる。
【0017】
前記記録媒体は、DVD+RWであり、前記所定の記録フォーマットは、DVD+VRフォーマットとすることができる。
【0018】
本発明の第1の側面である画像データ記録方法は、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の画像データ記録方法において、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定し、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込み、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止するステップを含む。
【0019】
本発明の第1の側面であるプログラムは、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の制御用のプログラムであって、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定し、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込み、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
【0020】
本発明の第2の側面である画像データ記録装置は、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置において、前記記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させる選択手段と、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化する書き込み手段と、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段と、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段とを含む。
【0021】
本発明の第2の側面である画像データ記録方法は、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の画像データ記録方法において、前記記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化し、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止するステップを含む。
【0022】
本発明の第2の側面であるプログラムは、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の制御用のプログラムであって、前記記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化し、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
【0023】
本発明の第3の側面である画像データ記録装置は、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置において、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出す読み出し手段と、前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段と、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段とを含む。
【0024】
本発明の第3の側面である画像データ記録方法は、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の画像データ記録方法において、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止するステップを含む。
【0025】
本発明の第3の側面であるプログラムは、所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の制御用のプログラムであって、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止するステップを含む処理をコンピュータに実行させる。
【0026】
本発明第1の側面においては、記録媒体にアスペクト比が設定されているか否かが判定され、設定されていないと判定された場合、記録媒体に設定するアスペクト比がユーザに選択され、選択されたアスペクト比が所定の記録フォーマットで規定されている記録媒体の所定の領域に書き込まれる。反対に、記録媒体にアスペクト比が設定されていると判定された場合、設定されているアスペクト比が読み出される。そして、記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または読み出されたアスペクト比に対応して、画像データ記録装置の各部が設定され、設定されたアスペクト比の変更が禁止される。
【0027】
本発明第2の側面においては、記録媒体が初期化されていない場合、記録媒体に設定するアスペクト比がユーザに選択され、選択されたアスペクト比が所定の記録フォーマットで規定されている記録媒体の所定の領域に書き込まれるとともに、記録媒体が初期化される。さらに、記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、画像データ記録装置の各部が設定され、設定されたアスペクト比の変更が禁止される。
【0028】
本発明第3の側面においては、記録媒体に設定されている前記アスペクト比が読み出され、読み出されたアスペクト比に対応して、画像データ記録装置の各部が設定され、設定されたアスペクト比の変更が禁止される。
【発明の効果】
【0029】
以上のように、本発明の第1の側面によれば、所定の記録媒体に記録する動画像のアスペクト比を、記録媒体にアスペクト比が未設定である場合にはユーザが選択したアスペクト比に、また記録媒体にアスペクト比が設定済である場合には設定済のアスペクト比に統一することが可能となる。
【0030】
本発明の第2の側面によれば、所定の記録媒体に記録する動画像のアスペクト比をユーザが選択したアスペクト比に統一することが可能となる。
【0031】
本発明の第3の側面によれば、所定の記録媒体に記録する動画像のアスペクト比を、記録媒体にアスペクト比が未設定である場合にはユーザが選択したアスペクト比に、また記録媒体にアスペクト比が設定済である場合には設定済のアスペクト比に統一することが可能となる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0032】
以下に本発明の実施の形態を説明するが、本発明の構成要件と、明細書または図面に記載の実施の形態との対応関係を例示すると、次のようになる。この記載は、本発明をサポートする実施の形態が、明細書または図面に記載されていることを確認するためのものである。従って、明細書または図面中には記載されているが、本発明の構成要件に対応する実施の形態として、ここには記載されていない実施の形態があったとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件に対応するものではないことを意味するものではない。逆に、実施の形態が構成要件に対応するものとしてここに記載されていたとしても、そのことは、その実施の形態が、その構成要件以外の構成要件には対応しないものであることを意味するものでもない。
【0033】
本発明の第1の側面である画像データ記録装置(例えば、図1のデジタルビデオカメラ1)は、記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定する判定手段(例えば、図5のステップS21を行う図1のアスペクト比設定部41)と、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させる選択手段(例えば、図3のアスペクト比設定画面71)と、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込む書き込み手段(例えば、図5のステップS24を行う図1のディスクインタフェース23)と、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出す読み出し手段(例えば、図5のステップS22を行う図1のディスクインタフェース23)と、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段(例えば、図5のステップS25を行う図1のアスペクト比設定部41)と、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段(例えば、図5のステップS26を行う図1のアスペクト比設定部41)とを含む。
【0034】
動画像を撮像して、対応する画像データを生成する撮像手段(例えば、図1の撮像部10)をさらに含むことができる。
【0035】
本発明の第1の側面である画像データ記録方法およびプログラムは、記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定し(例えば、図5のステップS21)、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ(例えば、図5のステップS23)、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込み(例えば、図5のステップS24)、前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し(例えば、図5のステップS22)、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し(例えば、図5のステップS25)、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する(例えば、図5のステップS26)ステップを含む。
【0036】
本発明の第2の側面である画像データ記録装置(例えば、図1のデジタルビデオカメラ1)は、記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させる選択手段(例えば、図3のアスペクト比設定画面71)と、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化する書き込み手段(例えば、図2のステップS5を行う図1のディスクインタフェース23)と、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段(例えば、図5のステップS25を行う図1のアスペクト比設定部41)と、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段(例えば、図5のステップS26を行う図1のアスペクト比設定部41)とを含む。
【0037】
本発明の第2の側面である画像データ記録方法およびプログラムは、記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ(例えば、図2のステップS3)、選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込む(例えば、図2のステップS5)とともに、前記記録媒体を初期化し(例えば、図2のステップS6)、前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し(例えば、図5のステップS25)、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する(例えば、図5のステップS26)ステップを含む。
【0038】
本発明の第3の側面である画像データ記録装置(例えば、図1のデジタルビデオカメラ1)は、記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出す読み出し手段(例えば、図5のステップS22を行う図1のディスクインタフェース23)と、前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段(例えば、図5のステップS25を行う図1のアスペクト比設定部41)と、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段(例えば、図5のステップS26を行う図1のアスペクト比設定部41)とを含む。
【0039】
本発明の第3の側面である画像データ記録方法およびプログラムは、記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し(例えば、図5のステップS22)、前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し(例えば、図5のステップS25)、前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する(例えば、図5のステップS26)ステップを含む。
【0040】
以下、本発明を適用した具体的な実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0041】
図1は、本発明の一実施の形態であるデジタルビデオカメラの構成例を示している。このデジタルビデオカメラ1は、動画像および静止画像を撮像し、その結果得られる画像データを記録媒体であるディスク59に記録するものである。
【0042】
デジタルビデオカメラ1は、主に、被写体を撮像して画像信号と対応する音声信号を取得する撮像部10、画像信号と音声信号を符号化してディスク59に記録し、また読み出して再生する記録再生処理部20、および、撮像部10と記録再生処理部20を制御する制御部30から構成される。
【0043】
撮像部10は、光学ブロック11、カメラ制御部12、信号変換部13、撮像信号処理部14、音声入力部15、および音声信号処理部16を備える。光学ブロック11は、被写体を撮像するためのレンズ群、絞り調整機構、フォーカス調整機構、ズーム機構、シャッタ機構、フラッシュ機構、および、手ぶれ補正機構などを内蔵する。カメラ制御部12は、制御部30からの制御信号に従い、光学ブロック11に対してズーム制御、シャッタ制御、および、露出制御などを行なうための制御信号を生成して光学ブロック11に出力する。
【0044】
信号変換部13は、例えばCCD(Charge Coupled Device)あるいはCMOS(Complementary Metal-Oxide Semiconductor)などの撮像素子より成り、その結像面に、光学ブロック11を介して入力される被写体の光学像が集束される。この信号変換部13は、シャッタ操作に対応して制御部30から供給される画像取り込みタイミング信号に従い、結像面に集束されている被写体の光学像を電気信号である撮像信号に変換し、撮像信号処理部14に出力する。
【0045】
撮像信号処理部14は、制御部30からの制御信号に従い、撮像信号に対するガンマ補正やAGC(Auto Gain Control)などの処理を行なうとともに、アナログの撮像信号をデジタル化する処理も行なう。音声入力部15は、撮影時の被写体周辺の音声を収集して音声信号に変換し、音声信号処理部16に出力する。音声信号処理部16は、制御部30からの制御信号に従い、音声信号に対する補正やAGCなどの処理を行なうとともに、アナログ信号である音声信号をデジタル化する処理も行なう。
【0046】
記録再生処理部20は、符号化/復号部21、ディスクインタフェース(I/F)23、出力処理部24、バッファメモリ25から構成される。
【0047】
符号化/復号部21は、制御部30からの制御信号に従い、撮像信号処理部14から入力される画像信号に対して、ホワイトバランス制御、露出補正制御、デジタルズーム倍率に応じた拡大制御などを行なうとともに、撮像部10から入力される画像信号および音声信号を所定の方式(例えば、MPEG(Moving Picture Experts Group)2方式)で符号化し、その結果得られる符号化データをディスクインタフェース23に出力する。また、符号化/復号回路21は、ディスクインタフェース23によってディスク59から読み出される符号化データを復号し、その結果得られる画像信号および音声信号を出力処理部24に供給する。
【0048】
ディスクインタフェース23は、制御部30からの制御に対応し、符号化/復号部21から入力される符号化データをディスク59に記録する。また、ディスクインタフェース23は、ディスク59から圧縮データを読み出して符号化/復号部21に供給する。出力処理部24は、制御部30からの制御により、符号化/復号部21からの圧縮データを制御部30や出力端子27乃至29に供給する。バッファメモリ25は、例えばSDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)などから成り、符号化/復号部21における符号化または復号のための作業領域として利用される。また、バッファメモリ25は、符号化/復号部21によって符号化された符号化データをディスクインタフェース23に出力するまで待機させる待機領域としても使用される。
【0049】
制御部30は、CPU(Central Processing Unit)31と、ROM(Read Only Memory)33、RAM34、操作入力部51から入力される操作信号をCPU31に中継する操作入力インタフェース35、表示部52を接続するための表示制御部36、メモリカード53を装着するためのメモリカードインタフェース37、手ぶれ補正のために角速度を検出する角速度検出部38、撮影時刻を取得するための時計部39、ディスク59のフォーマットを決定するフォーマット決定部40、および、画像のアスペクト比を設定するアスペクト比設定部41がシステムバス32を介して接続されることにより構成されている。
【0050】
CPU31はROM33に記録されている制御用プログラムを実行することにより、デジタルビデオカメラ1の全体を制御するものであり、作業領域としてRAM34を使用する。ROM33には、撮像部10を制御するためのプログラムや、画像信号や音声信号の記録制御および再生制御などを実行するためのプログラムが予め書き込まれている。
【0051】
メモリカードインタフェース37は、符号化/復号部21からの圧縮データをメモリカード53に書き込む。また、メモリカードインタフェース37は、メモリカード53から圧縮データを読み出して符号化/復号部21に供給する。時計部39は、年、月、日、時間、分、秒などを表わす時間情報を生成する。
【0052】
角速度検出部38は、デジタルビデオカメラ1に対して外部から加わる角速度を検出するジャイロスコープを内蔵している。このジャイロスコープによって検出される角速度情報[ω=(θ/秒)]は、所定間隔毎にCPU31に通知され、光学ブロック11の手ブレ補正機構の制御に利用される。
【0053】
フォーマット決定部40は、ディスクインタフェース23に装着されたディスク59がフォーマット済であるか否かを判定するとともに、未フォーマットである場合、ユーザからの選択に基づいてフォーマットの種類を決定する。アスペクト比設定部41は、動画像および静止画像のアスペクト比を、ユーザによる選択や既にディスク59に対して記録されている情報に基づいて設定する。
【0054】
操作入力部51には、撮影モードと再生モードなどの他のモードとを切り換えるモード切り換えキー、ズーム調整キー、露出調整のためのキー、静止画撮影用のシャッタキー、動画撮影用の録画キー、表示部52における表示調整キー、表示部52の画面上のカーソルを移動、決定させるキーなどの複数のキーが設けられており、ユーザによってキーが操作されたことに対応して操作信号を操作入力インタフェース35に出力する。この操作信号は操作入力インタフェース35によってCPU31に中継され、CPU31は、この操作信号に基づき、操作入力部51においていずれのキーが操作されたかを判別し、その判別結果に応じた制御処理を行なう。
【0055】
表示部52は、例えばLCD(Liquid Crystal Display)などより成り、表示制御部36を介して入力されるCPU31の制御からの制御信号に基づき、撮像部10の撮像信号処理部14から出力される画像信号(スルー画像)や、ディスク59から読み出された画像信号(再生画像)に対応する画像を表示する。なお、スルー画像や再生画像には、デジタルビデオカメラ1の状況(例えば、バッテリの残量、設定中のアスペクト比)を示すアイコンなどが重畳して表示される。また、表示部52は、例えば、フォーマットの種類、アスペクト比の種類、録画モードの種類などをユーザが選択するための操作画面も表示する。
【0056】
ディスク59は、ディスクインタフェース23に対して着脱可能な記録媒体であり、その種類としてはDVD-Rディスク、DVD-RWディスク、およびDVD+RWディスクが利用可能である。なお、このデジタルビデオカメラ1は、DVD+RWディスクに対しては+VRフォーマットで初期化することが可能であり、DVD-RWディスクに対しては-VRフォーマットまたはVIDEOフォーマットで初期化することが可能である。DVD-Rディスクに対する初期化は不要である。
【0057】
次に、デジタルビデオカメラ1の動作を説明する。
【0058】
図2は、デジタルビデオカメラ1によるアスペクト比統一処理を説明するフローチャートである。このアスペクト比統一処理は、ディスクインタフェース23によってディスク59の装着が認識されたときに開始される。
【0059】
ステップS1において、フォーマット決定部40は、装着されたディスク59がフォーマット済であるか否かを判定する。フォーマット済ではないと判定された場合、処理をステップS2に進める。反対に、装着されたディスク59がフォーマット済であると判定された場合、処理はステップS7に進められる。
【0060】
ステップS2において、フォーマット決定部40は、装着されたディスク59の種類を識別する。ディスク59がDVD+RWディスクであると識別された場合、処理はステップS3に進む。ステップS3において、記録する動画のアスペクト比の選択がユーザに対して促され、ステップS4において、CPU31は、アスペクト比の選択が行われたか否かを判断する。具体的には、例えば、図3に示されるアスペクト比設定画面71に対応する画像信号がCPU31から表示制御部36を介して表示部52に供給され、その画像が表示部52に表示される。アスペクト比設定画面71には、「16:9ワイド」ボタン72および「4:3」ボタン73が設けられており、ユーザはどちらかのボタンを選択することにより、当該画面上においてDVD+RWディスクであるディスク59に対して設定するアスペクト比を選択することができる。
【0061】
なお、図3に示されたアスペクト比設定画面71の代わりに、図4に示されるアスペクト比設定画面81を表示するようにしてもよい。アスペクト比設定画面81には、「16:9ワイド」ボタン82および「4:3」ボタン83が設けられており、ユーザはどちらかのボタンを選択することにより、当該画面上においてDVD+RWディスクであるディスク59に対して設定するアスペクト比を選択することができる。さらに、アスペクト比設定画面81には、「後できめる」ボタン84が設けられており、ユーザは当該ボタン84を選択することにより、アスペクト比の選択を以降に先送りすることができる。
【0062】
ステップS4において、アスペクト比の選択が行われたと判定された場合、処理はステップS5に進む。なお、ステップS3の処理で図4のアスペクト比設定画面81が表示され、「後できめる」ボタン84がユーザにより選択された場合、ステップS5の処理はスキップされる。
【0063】
ステップS5において、アスペクト比設定部41は、ユーザによって選択されたアスペクト比をディスクインタフェース23に通知する。この通知に基づき、ディスクインタフェース23は、DVD+RWディスクであるディスク59の所定の領域(+VRフォーマットで規定されている)にアスペクト比を示す情報を記録する。
【0064】
ステップS6において、フォーマット決定部40は、+VRフォーマットで初期化することをディスクインタフェース23に通知する。この通知に基づき、ディスクインタフェース23は、DVD+RWディスクであるディスク59を+VRフォーマットに従って初期化する。
【0065】
ステップS6の処理を経たことにより、DVD+RWディスクであるディスク59がフォーマット済となり、ステップS7のフォーマット済ディスク対処処理が行われる。なお、ステップS6の処理が終了した段階で、ディスクインタフェース23からディスク59を取り出すことができる。
【0066】
一方、ステップS2において、ディスク59がDVD-RWディスクであると識別された場合、処理はステップS8に進む。ステップS8において、DVD-RWディスクであるディスク59のフォーマット(VIDEOフォーマットまたは-VRフォーマット)の選択がユーザに対して促され、ユーザによるフォーマットの選択が行われたことに対応し、ステップS9において、フォーマット決定部40は、ユーザによって選択されたフォーマットで初期化することをディスクインタフェース23に通知する。この通知に基づき、ディスクインタフェース23は、DVD-RWディスクであるディスク59をVIDEOフォーマットまたは-VRフォーマットに従って初期化する。ステップS9の処理を経たことにより、DVD-RWディスクであるディスク59がフォーマット済となる。DVD-RWディスクは、記録するチャプタのアスペクト比を統一する必要がないので、このアスペクト比統一処理は終了される。
【0067】
また、ステップS2において、ディスク59がDVD-Rディスクであると識別された場合、DVD-Rディスクは初期化が不要であり、記録するチャプタのアスペクト比を統一する必要がないので、このアスペクト比統一処理は終了される。
【0068】
ステップS7におけるフォーマット済ディスク対処処理について、図5のフローチャートを参照して説明する。上述した説明から明らかなように、このフォーマット済ディスク対処処理は、DVD+RWディスクであるディスク59に対してのみ実行される。以下、DVD+RWディスクであるディスク59を、DVD+RWディスク59とも称する。
【0069】
ステップS21において、アスペクト比設定部41は、装着されているDVD+RWディスク59にアスペクト比が設定されているか否か(+VRフォーマットで規定されている所定の領域にアスペクト比を示す情報が記録されているか否か)を判定し、DVD+RWディスク59にアスペクト比が設定されていると判定した場合、処理をステップS22に進める。ステップS22において、アスペクト比設定部41は、ディスクインタフェース23を制御して、DVD+RWディスク59の所定の領域に記録されているアスペクト比を示す情報を読み出し、処理はステップS25に進められる。
【0070】
一方、ステップS21において、装着されているDVD+RWディスク59にアスペクト比が設定されていないと判定された場合、処理はステップS23に進められる。ステップS23において、上述したステップS3と同様、記録する動画のアスペクト比の選択がユーザに対して促される。そして、ユーザによってアスペクト比の選択が行われたことに対応し、ステップS24において、アスペクト比設定部41は、ユーザによって選択されたアスペクト比をディスクインタフェース23に通知する。この通知に基づき、ディスクインタフェース23は、DVD+RWディスク59の所定の領域(+VRフォーマットで規定されている)にアスペクト比を示す情報を記録する。この後、処理はステップS25に進められる。
【0071】
ステップS25において、アスペクト比設定部41は、デジタルビデオカメラ1の各部を、DVD+RWディスク59に記録されている(あるいは、記録した)アスペクト比に対応するように設定する。ステップS26において、アスペクト比設定部41は、現在装着されているDVD+RWディスク59に対するアスペクト比の変更操作を禁止する。具体的には、アスペクト比の変更を指示するため、例えば、ユーザによって所定のキーが操作されたり、あるいは所定の設定画面を用いた操作が行われたりした場合、表示部91に図6に示すようなコーション画面91を表示させてアスペクト比の変更ができない旨をユーザに通知する。なお、コーション画面91を表示させる代わりに、あるいはコーション画面91とともに音声を発生するようにしてもよい。以上でフォーマット済ディスク対処処理が終了される。
【0072】
以上説明したアスペクト比統一処理(フォーマット済ディスク対処処理を含む)によれば、DVD+RWディスク59が装着された場合、当該DVD+RWディスク59に記録される動画像の各チャプタのアスペクト比が、フォーマット時の選択(ステップS3)、あるいは一番初めのチャプタを記録する時の選択(ステップS23)に統一される。したがって、当該DVD+RWディスク59の互換性が保証され、当該DVD+RWディスク59をデジタルビデオカメラ1以外の機器で再生しても、その画像のアスペクト比が正確に再現される。
【0073】
なお、本発明は、ビデオカメラだけでなく、DVD+RWディスクを+VRフォーマットで初期化して用いるビデオレコーダなどにも適用することが可能である。
【0074】
本明細書において、プログラムに基づいて実行されるステップは、記載された順序に従って時系列的に行われる処理はもちろん、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別に実行される処理をも含むものである。
【0075】
また、プログラムは、1台のコンピュータにより処理されるものであってもよいし、複数のコンピュータによって分散処理されるものであってもよい。さらに、プログラムは、遠方のコンピュータに転送されて実行されるものであってもよい。
【0076】
なお、本発明の実施の形態は、上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0077】
【図1】本発明を適用したデジタルビデオカメラの構成例を示すブロック図である。
【図2】アスペクト比統一処理を説明するフローチャートである。
【図3】アスペクト比設定画面の表示例を示す図である。
【図4】アスペクト比設定画面の表示例を示す図である。
【図5】フォーマット済ディスク対処処理を説明するフローチャートである。
【図6】コーション画面の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0078】
1 デジタルビデオカメラ, 10 撮像部, 11 光学ブロック, 12 カメラ制御部, 13 信号変換部, 14 撮像信号処理部, 15 音声入力部, 16 音声信号処理部, 20 記録再生処理部, 21 符号化/復号部, 23 ディスクインタフェース, 24 出力処理部, 25 バッファメモリ, 27乃至29 出力端子, 30 制御部, 31 CPU, 32 システムバス, 33 ROM, 34 RAM, 35 操作入力インタフェース, 36 表示制御部, 37 メモリカードインタフェース, 38 角速度検出部, 39 時計部, 40 フォーマット決定部, 41 アスペクト比設定部, 51 操作入力部, 52 表示部, 53 メモリカード, 59 ディスク

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置において、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定する判定手段と、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させる選択手段と、
選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込む書き込み手段と、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出す読み出し手段と、
前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段と、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段と
を含む画像データ記録装置。
【請求項2】
動画像を撮像して、対応する画像データを生成する撮像手段を
さらに含む請求項1に記載の画像データ記録装置。
【請求項3】
前記選択手段は、操作画面を用いたGUI(Graphical User Interface)である
請求項1に記載の画像データ記録装置。
【請求項4】
前記記録媒体は、着脱可能である
請求項1に記載の画像データ記録装置。
【請求項5】
前記記録媒体は、DVD+RW(Digital Versatile Disc + ReWritable)であり、
前記所定の記録フォーマットは、DVD+VR(Video Recording)フォーマットである
請求項1に記載の画像データ記録装置。
【請求項6】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の画像データ記録方法において、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定し、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、
選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込み、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、
前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する
ステップを含む画像データ記録方法。
【請求項7】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の制御用のプログラムであって、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されているか否かを判定し、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていないと判定された場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、
選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込み、
前記記録媒体に前記アスペクト比が設定されていると判定された場合、前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、
前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比、または前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項8】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置において、
前記記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させる選択手段と、
選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化する書き込み手段と、
前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段と、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段と
を含む画像データ記録装置。
【請求項9】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の画像データ記録方法において、
前記記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、
選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化し、
前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する
ステップを含む画像データ記録方法。
【請求項10】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の制御用のプログラムであって、
前記記録媒体が初期化されていない場合、前記記録媒体に設定するアスペクト比をユーザに選択させ、
選択された前記アスペクト比を、前記所定の記録フォーマットで規定されている前記記録媒体の所定の領域に書き込むとともに、前記記録媒体を初期化し、
前記記録媒体の所定の領域に書き込んだアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項11】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置において、
前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出す読み出し手段と、
前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定する設定手段と、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する禁止手段と
を含む画像データ記録装置。
【請求項12】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の画像データ記録方法において、
前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、
前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する
ステップを含む画像データ記録方法。
【請求項13】
所定の記録フォーマットに従い、記録媒体に対して動画像のアスペクト比を1種類だけ設定する画像データ記録装置の制御用のプログラムであって、
前記記録媒体に設定されている前記アスペクト比を読み出し、
前記読み出されたアスペクト比に対応して、前記画像データ記録装置の各部を設定し、
前記画像データ記録装置の各部に対して設定されたアスペクト比の変更を禁止する
ステップを含む処理をコンピュータに実行させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【公開番号】特開2007−180738(P2007−180738A)
【公開日】平成19年7月12日(2007.7.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−374954(P2005−374954)
【出願日】平成17年12月27日(2005.12.27)
【出願人】(000002185)ソニー株式会社 (34,172)
【Fターム(参考)】