説明

画像入力装置及び画像入力形成システム

【課題】 画像入力装置と画像形成装置とをパラレルインタフェースを使用せずに接続し、かつ、ファーストコピー時間の短縮を図る。
【解決手段】 シリアルインタフェース3を介して互いに接続された画像入力装置1と画像形成装置2とにより構成され、画像入力装置により画像入力された画像データを画像形成装置へ送出する画像入力形成システムであって、画像入力装置は、画像データを入力するための予備的な操作を検出すると、画像データを送出する前に、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置に対し、画像形成のための準備を指示する準備指示情報を送出する早期化手段12を備え、画像形成装置は、準備指示情報を受信すると、画像形成の準備動作を開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、プリンタ等の画像形成装置とは別筐体のスキャナ等の画像入力装置、及び、その画像入力装置と画像形成装置とを組み合せた画像入力形成システムに関し、特に、その画像入力装置又は画像入力形成システムによりコピー機能を実現する際に、ファーストコピーまでに要する時間の短縮を図る技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来のコピー専用機においては、一つの筐体内に、画像を読み取るスキャナ部と、読み取った画像を出力するプリンタ部とを設けていた。そして、スキャナ部からプリンタ部へ転送される画像情報は、コピー速度を向上させるため、独自フレームにフォーマット化されてパラレル伝送方式で転送されていた。
【0003】
さらに、コピー専用機においては、コピー開始を指示してからプリンタ部が印刷可能状態になるまでに要する時間、すなわち、ファーストコピー時間を短縮する技術が提案されている。具体的には、ファーストコピー時間を短縮するために、画像データを入力するための予備的な操作を検出する。予備的な操作とは、コピー専用機で原稿を複写しようとする使用者が、コピー開始のスイッチボタン等を操作する前に行う操作であり、例えば、コピー専用機に原稿をセットしたり、その原稿のセットのためにコピー専用機のカバーを開閉したりする操作をいう。
【0004】
そして、予備的な操作が行われたことを検出すると、コピー専用機のプリンタ部は、実際のコピー開始に先立って、印刷が直ちに開始可能な状態となるように準備動作を開始する。準備動作としては、例えば、熱源のウォーミングアップや、ポリゴンモータの起動、さらには、印刷用紙の給紙等を行う。
このように、コピー開始が指示される前の段階で、画像データを入力するための予備的な操作を検出し、プリンタ部で準備動作を開始することにより、プリンタ部において、画像データを受けてから速やかに印刷動作を開始することが可能なる。
【0005】
また、近年、コンピュータの周辺機器であるイメージスキャナ装置とプリンタ装置とを組み合わせてコピー機として機能させることが提案されている。そのような従来技術の一例が、例えば特許文献1に開示されている。この文献に開示の技術によれば、イメージスキャナ装置に双方向通信可能なパラレルインタフェース(I/F)ポートを複数設け、ホストコンピュータとプリンタ装置とを繋ぐ信号線の途中にイメージスキャナ装置を挿入した構成としている。そして、この構成により通常のスキャナとしての機能の他に、コピー機としての機能を実現している。
【0006】
【特許文献1】特開平8−340412号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら、膨大なデータ量の画像情報を高速で伝送するため、従来のコピー専用機及び周辺機器においては、いずれも、画像データをパラレルインタフェースを介してプリンタ部又はプリンタ装置へ転送していた。このため、特に、周辺機器においては、イメージスキャナ装置とプリンタ装置とを接続するために、わざわざ高価な専用の双方向パラレルインタフェースが必要となるという問題点があった。
その上、従来のパラレルインタフェースのケーブルは汎用性が乏しい。このため、周辺機器のプリンタ装置を他機種に交換した場合に、パラレルインタフェースのケーブルまでも交換が必要となることがあった。
【0008】
また、従来の周辺機器のスキャナ装置とプリンタ装置とを組み合せてコピー機能を実現させる際には、スキャナ装置からプリンタ装置へは、基本的に画像データだけが送られていた。そして、例えばページプリンタ装置においては、画像データが一頁分送られてきてからプリンタエンジンに対して印刷開始を指示していた。このため、周辺機器を利用してコピー機能を実現すると、コピー専用機を利用する場合に比べて、ファーストコピー時間が長くなるという問題点があった。
【0009】
本発明は、上記の問題を解決すべくなされたものであり、画像入力装置と画像形成装置とをパラレルインタフェースを使用せずに接続し、かつ、ファーストコピー時間の短縮を図ることができる技術の提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明に係る発明者は、シリアル伝送方式においても、近年、シリアルSCSI等により高速通信が可能となってきたことに着目した。そして、シリアルインタフェースを介して、画像データに先立ち、ファーストコピー時間を短縮させるための準備動作を指示する制御情報も伝送すれば、上記の目的の達成を図ることができることに想到した。
【0011】
そこで、本発明の請求項1に係る画像入力装置によれば、入力した画像データを、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置へ送出する画像入力装置であって、画像データを入力するための予備的な操作を検出すると、画像データを送出する前に、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置に対し、画像形成のための準備を指示する準備指示情報を送出する早期化手段を備える構成としてある。
【0012】
このように、本発明によれば、画像入力装置から画像形成装置へ画像データを高価な専用パラレルインタフェースを使用せずに、シリアルインタフェースを介して送る。これにより、接続ケーブルの線数を減少させ、さらに、イーサネット(登録商標)やIEEE1394等の安価なケーブルやコネクタを使用することが可能となる。このため、接続ケーブルの部品コストの低減を図ることができる。
【0013】
さらに、互いに別筐体の画像入力装置と画像形成装置とをシリアルインタフェースを介して接続するので、基本的に一本の接続ケーブルで簡単に接続することが可能となる。その上、シリアルインタフェースは、従来のパラレルインタフェースと異なり、汎用性が高い。このため、画像入力装置や画像形成装置を他機種に交換した場合においても、原則的に、接続ケーブルは交換せずに使用することができる。
【0014】
また、本発明によれば、画像データに先立ち、準備指示情報を画像形成装置へ送出する。その結果、画像形成装置は、画像データの受信に先って、印刷可能な状態にするための準備動作を行うことができる。これにより、画像形成装置は、画像データの受信後速やかに印刷を開始することができる。すなわち、ファーストコピー時間の短縮を図ることができる。
このように、本発明では、互いに別筐体の画像入力装置と画像形成装置とをシリアルインタフェースで接続した上、ファーストコピー時間の短縮を図ることができる。
【0015】
なお、本発明においては、画像入力装置に早期化手段を備えている。このため、画像入力装置及び画像形成装置は、必ずしもネットワークを介してホストコンピュータに接続されている必要はない。すなわち、ホストコンピュータによって制御しない場合においても、早期化手段から準備指示情報を画像形成装置へ送出することにより、ファーストコピー時間の短縮を図ることが可能である。
【0016】
ところで、コピー専用機ではない画像入力装置は、取り込んだ画像データを画像形成装置へ送出して複写させるコピー機能だけでなく、取り込んだ画像データをホストコンピュータへ送出するスキャナ機能等の複数の機能を有する。そして、ファーストコピー時間の短縮化が必要となるのは、画像入力装置がコピー機能を実現する場合だけである。このため、スキャナ機能等のコピー機能以外の用途の場合には早期化手段を動作させる必要はない。
【0017】
そこで、請求項2記載の発明によれば、画像データの用途及び送出先を指定するワークモードの設定を記憶するモード記憶部とを備え、早期化手段は、ワークモードの設定として画像データを画像形成装置へ送出するコピーモードがモード記憶部に記憶されている場合において、予備的な操作を検出したときに、準備指示情報を送出する構成としてある。
【0018】
これにより、ワークモードとしてコピーモードが設定されている場合のみ、すなわち、コピー機能を実現する場合にのみ、早期化手段を選択的に動作させることができる。
なお、ワークモードの設定は、任意好適な手段により行うことができる。例えば、画像入力装置に設けられた操作パネルによって設定してもよいし、画像入力装置とネットワークを介して接続されたホストコンピュータによって設定してもよい。
【0019】
ところで、ワークモードがコピーモード以外のモードに設定されている状態で使用者がコピーをしようとする場合、ワークモードがコピーモードに切り替えられる前に、原稿の設定等の予備的な操作が行われる場合があり得る。その場合、早期化手段は、予備的な操作を検出しても、コピーモードに設定されていないので準備指示情報を送出しない。したがって、ファーストコピー時間の短縮が図れないおそれがある。
【0020】
そこで、請求項3記載の発明によれば、早期化手段は、ワークモードの設定がコピーモードへ他のワークモードから切り替えられたことを、予備的な操作として検出し、準備指示情報を送出する構成としてある。
【0021】
このようにすれば、予備的な操作後にワークモードがコピーモードに切り替えられた場合においても、早期化手段が準備指示情報を送出するので、ファーストコピー時間の短縮を図ることができる。
さらに、予備的な操作前にワークモードがコピーモードに切り替えられた場合には、より早い段階で、早期化手段が準備指示情報を送出する。このため、一層ファーストコピー時間を短縮することができる。
【0022】
また、本発明の請求項4記載の画像入力形成システムによれば、シリアルインタフェースを介して互いに接続された画像入力装置と画像形成装置とにより構成され、画像入力装置により画像入力された画像データを、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置へ送出する画像入力形成システムであって、画像入力装置は、画像データを入力するための予備的な操作を検出すると、画像データを送出する前に、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置に対し、画像形成のための準備を指示する準備指示情報を送出する早期化手段を備え、画像形成装置は、準備指示情報を受信すると、画像形成の準備動作を開始する構成としてある。
【0023】
このように、本発明の画像入力形成システムによれば、画像入力装置と画像形成装置とをシリアルインタフェースを介して接続し、さらに、予備的な動作を検出した早期化手段が発する準備指示情報により、画像形成装置が準備動作を開始する。これにより、画像入力装置と画像形成装置とをパラレルインタフェースを使用せずに接続し、かつ、ファーストコピー時間の短縮を図ることができる。
【発明の効果】
【0024】
本発明によれば、画像入力装置と画像形成装置とをパラレルインタフェースを使用せずに接続し、かつ、ファーストコピー時間の短縮を図ることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0025】
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。
[第一実施形態]
まず、図1の(A)を参照して、第一実施形態の画像入力形成システムの構成を説明する。図1に示すように、第一実施形態の画像入力形成システムは、シリアルインタフェース3を介して互いに接続されたスキャナ等の画像入力装置1とプリンタ等の画像形成装置2とにより構成されている。
【0026】
そして、画像入力装置1は、操作パネル11、早期化手段12及び画像入力部13を備えている。
なお、画像入力装置1は、これら構成部分以外にも、通常の画像入力装置が有する種々の構成部分(図示せず)を備えている。
【0027】
操作パネル11は、画像入力装置1を操作するために設けられている。さらにこの実施形態では、画像入力装置1が入力した画像データの用途及び送出先を指定するワークモードを、操作パネル11により設定することができる。設定されたワークモードは、画像入力装置1に内蔵された不揮発性メモリ等のモード記憶部(図示せず)に記憶される。モード記憶部にいったん記憶されたワークモードは、操作パネル11によってワークモードの設定が更新されるまで保持される。
【0028】
また、早期化手段12は、画像データを入力するための予備的な操作を検出する。ここで、予備的な操作とは、画像入力装置1から画像入力しようとする使用者が、操作パネル11のコピー開始のスイッチボタン等を操作する前に行う操作である。例えば、画像入力装置1に原稿をセットしたり、その原稿のセットのために画像入力装置1のカバーを開閉したりする操作をいう。
なお、予備的な操作の検出にあたっては、原稿のセットやカバーの開閉を検知する任意好適なセンサを設けるとよい。
【0029】
そして、早期化手段は、予備的に操作を検出すると、モード記憶部を参照し、ワークモードとして画像データを画像形成装置へ送出するコピーモードが設定されている場合に、準備指示情報を送出する。
そして、早期化手段は、ワークモードの設定として、コピーモードがモード記憶部に記憶されており、かつ、予備的な操作を検出したときに、準備指示情報を送出する。
【0030】
そして、予備的な操作を検出すると、早期化手段12は、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置1に対し、画像形成のための準備を指示する準備指示情報を送出する。したがって、準備指示情報は、画像データを送出する前に送出される。
【0031】
また、画像入力部13は、CCDやCIS等の光電変換素子により構成されている。そして、操作パネル11からコピー指示が入力されると、画像有力部13は、原稿を読み取って画像データを生成する。
なお、CCD等により読み込まれたデータは、A/D変換され、さらに入力特性のばらつきの補正等の処理が施された後、画像データとして出力される。
【0032】
ここで、図2のフローチャートを参照して、本実施形態における画像入力装置1の動作例について説明する。
図2に示すように、画像入力装置1の早期化手段は、モード記憶部に記憶されたワークモードの設定をチェックする(図2のS1)。そして、コピーモードが設定されている場合に、予備的な操作を検出すると(図2のS2)、早期化手段は、画像形成装置2へ準備指示情報を送出する(図2のS4)。
このように、本実施形態では、ワークモードとしてコピーモードが設定されている場合にのみ準備指示情報を送出することができる。
【0033】
一方、モード記憶部に、コピーモード以外のモードが設定されていることがある。その場合、ワークモードの設定がコピーモードに切り替えられると(図2のS3)、早期化手段は準備指示情報を送出する(図2のS4)。すなわち、早期化手段12は、ワークモードの設定がコピーモードへ切り替えられたことを予備的な操作として検出する。
【0034】
このようにすれば、予備的な操作後にワークモードがコピーモードに切り替えられた場合においても、早期化手段12が準備指示情報を送出することができる。さらに、予備的な操作が行われる前にワークモードがコピーモードに切り替えられた場合には、より早い段階で準備指示情報を送出することができる。
【0035】
続いて、操作パネル11によりコピー指示が入力されると(図2のS5)、画像入力装置1は、画像入力部13により画像入力を行い、入力した画像データを画像形成装置2へシリアルインタフェース3を介して送出する。
なお、本実施形態では、画像入力が行われる前に準備指示情報を送出しているが、本発明においては、画像入力後、画像データの送出前に準備指示情報を送出してもよい。
【0036】
ここで、図4に、画像入力装置1からシリアルインタフェースを介して画像形成装置2へ送出されるデータの伝送フォーマットを示す。
図4に示すように、この伝送フォーマット6は、先頭から順次にフラグ61、ヘッダ62、データ63、トレーラ64及びフラグ65により構成されている。先頭のフラグ61は、伝送される有効データの開始を示す部分である。また、先頭フラグ61は、同期信号の抽出に利用されることもある。ヘッダ62は、アドレス情報やデータ63の種類を示す部分である。データ63には、例えば、準備開始指示情報や、制御情報、ステータス情報、又は、画像データが格納される。トレーラ64には、伝送されたフレームのエラーチェックや訂正用のデータが格納される。そして、末尾のフラグ65は、伝送される有効データの終了を示す部分である。
【0037】
次に、図3のフローチャートを参照して、画像形成装置2の動作例について説明する。
図3に示すように、画像形成装置2のCPU21は、画像入力装置1からデータを受信すると(図3のS1)、そのデータが画像データか否かを判断する(図3のS2)。
判断の結果、データが画像データである場合、CPU21は印刷部23に画像データを印字出力させる(図3のS6)。
【0038】
一方、判断の結果、そのデータが画像データでない場合、CPU21は、さらにそのデータが準備指示情報であるか否かを判断する。そして、そのデータが準備指示情報以外の制御データ等である場合には、その制御データ等の内容に従って制御処理を行う(図2のS4)。
【0039】
また、データが準備指示情報である場合には、画像形成装置2は、画像形成の準備動作を開始する(図3のS5)。すなわち、画像形成装置2のCPU21は、エンジン22に対して、実際のコピー開始に先立って印刷が直ちに開始可能な状態となるように印刷の準備を行わせる。準備動作としては、例えば、ヒータの加熱によるウォーミングアップや、ポリゴンモータの起動、さらには、必要に応じて印刷用紙の給紙等を行う。
【0040】
このように、準備指示情報を受信すると、画像形成装置2は、画像データを受信する前に準備動作を開始する。その結果、画像データ受信後、速やかに印刷動作を開始することができる。このため、ファーストコピー時間を短縮することが可能となる。
【0041】
[第二実施形態]
次に、図1の(B)を参照して、本発明の第二実施形態について説明する。
図1の(B)に示すように、第二実施形態では、画像入力装置1をネットワークスキャナにより構成している。そして、画像入力装置1及び画像形成装置2をネットワーク4に接続している。このネットワーク4は、例えば、イーサネット(登録商標)等のLAN(Local
Area Network)により構成するとよい。
【0042】
さらに、このネットワーク4には、ホストコンピュータ5も接続されている。したがって、第二実施形態では、画像入力装置1及び画像形成装置2は、ホストコンピュータ5の周辺機器として動作する。そして、第二実施形態では、ホストコンピュータ5により、画像入力装置1に対して、ワークモードを設定するとよい。設定されたワークモードは、上述した第一実施形態の場合と同様に、次にワークモードの設定が更新されるまで、画像入力装置1内の不揮発性メモリ等のモード記憶部に格納される。
【0043】
なお、画像入力装置1がネットワークを介してホストコンピュータに接続されている場合においても、操作パネルによってワークモードを設定するができる。また、ワークモード設定後の画像入力装置1及び画像形成装置2の動作は、上述の第一実施形態と同様であるので省略する。
【0044】
上述した実施の形態においては、本発明を特定の条件で構成した例について説明したが、本発明は、種々の変更を行うことができる。例えば、上述した実施の形態においては、画像入力装置としてイメージスキャナの例について説明したが、本発明では、画像入力装置はイメージスキャナに限定されない。この発明は、例えば、デジタルカメラ等の画像情報をデジタル信号として取り込むことができる情報機器一般に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0045】
【図1】(A)及び(B)は、実施形態の画像入力形成システムの構成を説明するためのブロック図である。
【図2】画像入力装置の早期化手段の動作を説明するためのフローチャートである。
【図3】画像形成装置の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】画像入力装置から画像形成装置へ送られるデータの伝送フォーマットの説明図である。
【符号の説明】
【0046】
1 画像入力装置
2 画像形成装置
3 シリアルインタフェース
4 ネットワーク
5 ホストコンピュータ
6 伝送フォーマット
11 操作パネル
12 早期化手段
13 画像入力部
21 CPU
22 エンジン
23 印刷部
61 フラグ
62 ヘッダ
63 データ
64 トレーラ
65 フラグ

【特許請求の範囲】
【請求項1】
入力した画像データを、シリアルインタフェースを介して、画像形成装置へ送出する画像入力装置であって、
画像データを入力するための予備的な操作を検出すると、前記画像データを送出する前に、前記シリアルインタフェースを介して、前記画像形成装置に対し、画像形成のための準備を指示する準備指示情報を送出する早期化手段を備える
ことを特徴とする画像入力装置。
【請求項2】
前記画像データの用途及び送出先を指定するワークモードの設定を記憶するモード記憶部とを備え、
前記早期化手段は、前記ワークモードの設定として前記画像データを前記画像形成装置へ送出するコピーモードが前記モード記憶部に記憶されている場合において、前記予備的な操作を検出したときに、前記準備指示情報を送出する
ことを特徴とする請求項1記載の画像入力装置。
【請求項3】
前記早期化手段は、前記ワークモードの設定が前記コピーモードへ他のワークモードから切り替えられたことを、前記予備的な操作として検出し、前記準備指示情報を送出する
ことを特徴とする請求項2記載の画像入力装置。
【請求項4】
シリアルインタフェースを介して互いに接続された画像入力装置と画像形成装置とにより構成され、前記画像入力装置により画像入力された画像データを、前記シリアルインタフェースを介して、前記画像形成装置へ送出する画像入力形成システムであって、
前記画像入力装置は、画像データを入力するための予備的な操作を検出すると、前記画像データを送出する前に、前記シリアルインタフェースを介して、前記画像形成装置に対し、画像形成のための準備を指示する準備指示情報を送出する早期化手段を備え、
前記画像形成装置は、前記準備指示情報を受信すると、画像形成の準備動作を開始する
ことを特徴とする画像入力形成システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2006−5964(P2006−5964A)
【公開日】平成18年1月5日(2006.1.5)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−230727(P2005−230727)
【出願日】平成17年8月9日(2005.8.9)
【分割の表示】特願2000−167354(P2000−167354)の分割
【原出願日】平成12年6月5日(2000.6.5)
【出願人】(000006633)京セラ株式会社 (13,660)
【Fターム(参考)】