説明

画像処理装置、タイムスタンプ付き画像データ作成方法、タイムスタンプ付き画像データ作成プログラム

【課題】画像処理動作の遅延を防ぎつつ、タイムスタンプを画像データに埋め込んで出力することができる画像処理装置、タイムスタンプ付き画像データ作成方法、タイムスタンプ付き画像データ作成プログラムを提供することを目的とする。
【解決手段】紙面を読み取って画像データを生成し、その画像データを処理する画像処理装置1であって、紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理手段11と、画像データに基づくタイムスタンプを生成し、タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理手段17,18と、タイムスタンプを取得し、画像データにタイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段11とを有することにより上記課題を解決する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像処理装置、タイムスタンプ付き画像データ作成方法、タイムスタンプ付き画像データ作成プログラムに係り、特に紙面から読み取った画像データを処理する画像処理装置、その画像処理装置で利用するタイムスタンプ付き画像データ作成方法、タイムスタンプ付き画像データ作成プログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、従来は紙で保存が義務付けられていた書類も電子的に(電子文書として)保存することが求められている。しかしながら、電子文書は紙文書と比較して痕跡を残さない改ざんが可能であった。そこで、紙文書と同等の原本性を確保するシステムが提案されるようになった。
【0003】
特許文献1には、第三者機関が提供するタイムスタンプサービスを利用可能な画像形成装置について記載されている。タイムスタンプサービスとは、電子文書の作成又は署名が行われた時刻を証明する為に第三者機関が提供するサービスをいう。例えば電子文書の作成者はタイムスタンプサービスを提供している第三者機関に依頼し、電子文書の内容や現在時刻等から作られたハッシュを用いてタイムスタンプを発行してもらう。
【0004】
特許文献1の画像形成装置では、そのタイムスタンプを電子文書に付加することで電子文書の作成又は署名が行われた時刻の証明を可能としている。例えば電子文書の受信者は電子文書に付加されたタイムスタンプを確認することで、電子文書の生成又は署名が行われた時刻を確認することができる。
【特許文献1】特開2006−33728号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、特許文献1では第三者機関が提供するタイムスタンプサービスを利用しているため、画像形成装置と、タイムスタンプサービスを提供する第三者機関のサーバとの間のネットワークの状態によって、タイムスタンプを発行してもらうまでに時間が掛かることがあるという問題があった。
【0006】
例えばスキャン機能を有する画像形成装置では、紙面を読み取ることにより画像データを生成し、その画像データにタイムスタンプを付加する場合、画像形成装置とタイムスタンプを発行する第三者機関のサーバとの間のネットワークが混雑していると、画像形成動作が遅延してしまうという問題があった。
【0007】
本発明は、上記の点に鑑みなされたもので、画像処理動作の遅延を防ぎつつ、タイムスタンプを画像データに埋め込んで出力することができる画像処理装置、タイムスタンプ付き画像データ作成方法、タイムスタンプ付き画像データ作成プログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記課題を解決するため、本発明は、紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理する画像処理装置であって、紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理手段と、前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理手段と、前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、上記課題を解決するため、本発明は、画像処理装置によって紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理するタイムスタンプ付き画像データ作成方法であって、前記画像処理装置は、スキャン処理手段,タイムスタンプ処理手段及びタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段を有しており、前記スキャン処理手段が、紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理ステップと、前記タイムスタンプ処理手段が、前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理ステップと、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段が、前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理ステップとを有することを特徴とする。
【0010】
また、上記課題を解決するため、本発明は、紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理する画像処理装置を、紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理手段と、前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理手段と、前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段として機能させるためのタイムスタンプ付き画像データ作成プログラムであることを特徴とする。
【0011】
なお、本発明の構成要素、表現または構成要素の任意の組合せを、方法、装置、システム、コンピュータプログラム、記録媒体、データ構造などに適用したものも本発明の態様として有効である。
【発明の効果】
【0012】
本発明によれば、画像処理動作の遅延を防ぎつつ、タイムスタンプを画像データに埋め込んで出力することができる画像処理装置、タイムスタンプ付き画像データ作成方法、タイムスタンプ付き画像データ作成プログラムを提供可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0013】
次に、本発明を実施するための最良の形態を、以下の実施例に基づき図面を参照しつつ説明していく。なお、本実施例では画像処理装置の一例として複合機(MFP)を例に説明する。
【実施例1】
【0014】
図1は本発明による複合機の一例のモジュール構成図である。なお、図1は本発明の説明に必要な部分を示し、その他の部分を省略している。図1の複合機1は、スキャナ部11と、ユーザインタフェース部12と、保存データ配信部13と、暗号・ハッシュ処理部14と、データ保存部15と、機器証明書保存部16と、タイムスタンプ部17と、タイムスタンプサービス部18とを有する。また、複合機1の保存データ配信部13は外部装置2と接続されている。
【0015】
スキャナ部11は、紙文書19上の濃淡情報(紙情報)を電子化する機能である。すなわち、スキャナ部11は紙情報を光学的手法により読み取ることにより紙情報をデジタル化し、デジタル化した紙情報に対して画像フォーマット変換を施すことで、JPEG,TIFF,PDF等の所定の形式による文書データ(画像データ)を生成する。スキャナ部11は、タイムスタンプを受信すると、タイムスタンプを文書データに埋め込んでタイムスタンプ付き文書データとして出力する。
【0016】
ユーザインタフェース部12は、ユーザからの指示を受け付けるための各種の入力手段や操作画面等から構成される機能である。保存データ配信部13は、データ保存部15に保存されている文書データを所定の配信先、例えば外部装置2へ配信する機能である。暗号・ハッシュ処理部14は、要求に基づき、暗号/ハッシュ処理を行う機能である。
【0017】
データ保存部15はスキャナ部11において生成された文書データやタイムスタンプ付き文書データを保存しておく機能である。機器証明書保存部16は機器証明書を保存しておく機能である。タイムスタンプ部17はハッシュを受信すると、タイムスタンプサービス部18にタイムスタンプ要求を出力する機能である。また、タイムスタンプ部17はタイムスタンプサービス部18からタイムスタンプトークンを受信し、タイムスタンプをタイムスタンプ要求元に送信する機能である。
【0018】
タイムスタンプサービス部18はタイムスタンプ要求を受信すると、機器証明書保存部16に保存されている機器証明書を参照した後、ハッシュからタイムスタンプトークンを生成し、そのタイムスタンプトークンをタイムスタンプ部17に送信する機能である。
【0019】
図2は、本発明による複合機がページ毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示す一例のシーケンス図である。ステップS1に進み、ユーザインタフェース部12はユーザに機能を選択させる為の画面を操作画面に表示する。ユーザが入力手段を操作してスキャン機能を選択すると、ユーザインタフェース部12はステップS3に進み、操作画面にスキャン画面を表示する。
【0020】
ステップS4に進み、ユーザは入力手段を操作して例えば図3に示すようなスキャンパラメータを設定する為の画面31〜33を操作画面に表示させ、スキャンパラメータ設定を行う。図3はスキャンパラメータを設定する為の画面を示すイメージ図である。
【0021】
画面31は、紙文書19の紙情報を読み取って生成した文書データ(スキャン文書)の保存形式を設定する為のものである。画面32は画面31から「PDFオプション」が選択されたときに表示される。画面32はPDFオブションを設定する為のものである。
【0022】
例えば「ページ署名」はページ毎に署名を行うものである。「文書全体署名」は文書毎に署名を行うものである。「PDF署名」はPDF署名を行うものである。「タイムスタンプ署名」はタイムスタンプ署名を行うものである。「暗号化」は暗号化を行うものである。画面32は「ページ署名」及び「タイムスタンプ署名」が設定されている例を表している。
【0023】
画面33は、画面32から「タイムスタンプサーバ設定」が選択されたときに表示される。画面33は、ページ毎又は文書毎のタイムスタンプ取得先を外部に指定する為のものである。
【0024】
ステップS5に進み、ユーザは紙文書19をセットし、入力手段を操作してスキャン開始指示を行う。ステップS6に進み、ユーザインタフェース部12はスキャナ部11に対して、紙文書19のスキャンとタイムスタンプ付き文書データの保管とをタイムスタンプ文書保管指示によってスキャナ部11に指示する。
【0025】
ステップS7に進み、スキャナ部11は紙文書19のスキャンを実行し、スキャンされた紙情報をデータ保存部15に保管する。ステップS8に進み、スキャナ部11はデータ保存部15から紙情報を読み出し、デジタル化した紙情報に対してPDF構成処理を実行することによりPDFの文書データを生成する。なお、スキャナ部11は生成したPDFの文書データをデータ保存部15に保管する。
【0026】
ステップS9に進み、スキャナ部11はデータ保存部15に保管されているPDFの文書データのハッシュ(hash)取得要求を暗号/ハッシュ処理部14に対して行う。ステップS10に進み、暗号/ハッシュ処理部14はデータ保存部15に保管されているPDFの文書データのハッシュ(文書ハッシュ)を作成する。
【0027】
ステップS11に進み、スキャナ部11は作成された文書ハッシュを暗号/ハッシュ処理部14から取得する。ステップS12に進み、スキャナ部11は取得した文書ハッシュをタイムスタンプ部17に送信する。
【0028】
文書ハッシュを受信すると、タイムスタンプ部17はステップS13に進み、タイムスタンプサービス部18にタイムスタンプ要求を行う。ステップS14に進み、タイムスタンプサービス部18は機器証明書保存部16に保存されている機器証明書を参照する。ステップS15に進み、タイムスタンプサービス部18は文書ハッシュからタイムスタンプトークンを生成する。
【0029】
ステップS16に進み、タイムスタンプサービス部18はタイムスタンプトークンをタイムスタンプ部17に送信する。ステップS17に進み、タイムスタンプ部17はタイムスタンプトークンを受信し、タイムスタンプをスキャナ部11に送信する。ステップS18に進み、スキャナ部11は受信したタイムスタンプを文書データに埋め込んでタイムスタンプ付き文書データとして出力する。なお、ステップS9〜S18の処理はページ分だけ繰り返し行われる。
【0030】
次に、スキャナ部11,データ保存部15及びタイムスタンプ部17の処理の詳細を更に説明する。図4はスキャナ部,データ保存部及びタイムスタンプ部の処理の詳細を示したブロック図である。
【0031】
スキャナ部11は、スキャン処理部41と、データ読み出し処理部42と、PDF作成処理部43とを有する。設定されたスキャンパラメータでのスキャン指示、タイムスタンプ付きPDFの文書データの出力指示があると、スキャナ部11のスキャン処理部41は設定されたスキャンパラメータで紙文書19のスキャンを実行し、スキャンされた紙情報を保管画像(スキャン済み画像)としてデータ保存部15に保管する。データ読み出し処理部42はデータ保存部15から保管画像を取得し、その保管画像をPDF作成処理部43に提供する。
【0032】
PDF作成処理部43は取得した保管画像に対してPDF構成処理を実行することによりPDFの文書データ(PDF文書)を生成する。PDF作成処理部43は生成したPDFの文書データをPDFファイルとしてデータ保存部15に保管する。PDF作成処理部43はPDFの文書データのハッシュ(文書ハッシュ)を暗号/ハッシュ処理部14に作成させる。
【0033】
PDF作成処理部43は文書ハッシュをタイムスタンプ部17に送信し、タイムスタンプ部17からPDFの文書データに基づくタイムスタンプ(タイムスタンプ署名)を受信する。PDF作成処理部43は、受信したタイムスタンプをPDFファイルに埋め込んでデータ保存部15に出力する。
【0034】
なお、PDFファイルに埋め込まれたタイムスタンプのハッシュ対象は、PDF文書である。タイムスタンプのPDF署名データフォーマット(PKCS#7)では、署名者情報の中にタイムスタンプ情報が埋め込まれている。
【0035】
次に、タイムスタンプ部17及びタイムスタンプサービス部18の処理の詳細を更に説明する。図5はタイムスタンプ部及びタイムスタンプサービス部の処理の詳細を示したブロック図である。タイムスタンプ部17はタイムスタンププロトコルクライアントとして機能する。また、タイムスタンプサービス部18はタイムスタンププロトコルサーバとして機能する。
【0036】
タイムスタンプ部17は文書ハッシュを含むタイムスタンプリクエスト(TSQ)をタイムスタンプサービス部18に対して行う。タイムスタンプサービス部18は文書ハッシュからタイムスタンプを生成し、そのタイムスタンプを含むタイムスタンプレスポンス(TSR)をタイムスタンプ部17に対して行う。
【0037】
なお、タイムスタンプサービス部18は、署名処理機能とアクセスログ記録機能とを有している。タイムスタンプサービス部18のアクセスログ記録機能はタイムスタンプ部17からのアクセスをログとして記録することができる。また、タイムスタンプ部17は署名検証処理機能を有している。タイムスタンプ部17における署名検証処理機能は、署名処理にエラーが発生すると署名処理を中止させる。
【0038】
図6は、本発明による複合機が文書毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示した一例のシーケンス図である。なお、図6のシーケンス図は、図2においてステップS9〜S18の処理がページ分だけ繰り返し行われるのに対し、ステップS29〜S38の処理を1回だけ行う点で異なっている。すなわち、図6のシーケンス図は一つのPDF文書に対して一回だけタイムスタンプを埋め込んでいる。ここでは、図6のシーケンス図について図2のシーケンス図と同様な部分についての説明を省略する。
【実施例2】
【0039】
図7は本発明による複合機の他の例のモジュール構成図である。なお、図7は本発明の説明に必要な部分を示し、その他の部分を省略している。図7の複合機71は、スキャナ部11と、ユーザインタフェース部12と、保存データ配信部13と、暗号・ハッシュ処理部14と、データ保存部15と、機器証明書保存部16と、タイムスタンプ部17と、タイムスタンプサービス部18と、署名タイムスタンプ部20と、署名部21とを有している。また、複合機71の保存データ配信部13は外部装置2と接続されている。
【0040】
なお、図7の複合機71は署名タイムスタンプ部20及び署名部21を有している点で図1の複合機1と異なっている。ここでは、図7のモジュール構成図について、図1のモジュール構成図と同様な部分についての説明を適宜省略する。
【0041】
署名タイムスタンプ部20は、署名タイムスタンプ要求を受信するとPDF署名を生成して、PDF署名のハッシュをタイムスタンプ部17に送信する。また、署名タイムスタンプ部20はタイムスタンプ部17から受信したタイムスタンプを利用して署名タイムスタンプを生成し、スキャナ部11に出力する。
【0042】
タイムスタンプ部17はPDF署名のハッシュを受信すると、タイムスタンプサービス部18にタイムスタンプ要求を出力する機能である。また、タイムスタンプ部17はタイムスタンプサービス部18からタイムスタンプトークンを受信し、タイムスタンプをタイムスタンプ要求元に送信する機能である。スキャナ部11は、署名タイムスタンプを受信すると、署名タイムスタンプを文書データに埋め込んでタイムスタンプ付き文書データとして出力する。
【0043】
タイムスタンプサービス部18はタイムスタンプ要求を受信すると、機器証明書保存部16に保存されている機器証明書を参照した後、PDF署名のハッシュからタイムスタンプトークンを生成し、そのタイムスタンプトークンをタイムスタンプ部17に送信する機能である。
【0044】
図8は、本発明による複合機がページ毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示す他の例のシーケンス図である。ステップS41〜S43はステップS1〜S3と同様である。ステップS44に進み、ユーザは入力手段を操作して例えば図9に示すようなスキャンパラメータを設定する為の画面91〜93を操作画面に表示させ、スキャンパラメータ設定を行う。図9はスキャンパラメータを設定する為の画面を示すイメージ図である。
【0045】
画面92は「ページ署名」及び「タイムスタンプ署名」に加えて「PDF署名」が設定されている点で図3の画面32と異なっている。画面91〜93のその他の構成は図3の画面31〜33と同様である。また、ステップS45〜S48はステップS5〜S8と同様である。
【0046】
ステップS49に進み、スキャナ部11は署名タイムスタンプ部20に署名タイムスタンプ要求を行う。ステップS50に進み、署名タイムスタンプ部20はデータ保存部15に保管されているPDFの文書データのハッシュ要求を暗号/ハッシュ処理部14に対して行う。
【0047】
ステップS51に進み、暗号/ハッシュ処理部14は、データ保存部15に保管されているPDFの文書データのハッシュ(文書ハッシュ)を作成する。暗号/ハッシュ処理部14はステップS52に進み、作成した文書ハッシュを署名タイムスタンプ部20に送信する。
【0048】
ステップS53に進み、署名タイムスタンプ部20は署名部21に対して文書ハッシュの署名要求を行う。ステップS54に進み、署名部21は機器証明書保存部16に保存されている機器証明書を参照する。ステップS55に進み、署名部21は文書ハッシュから署名(PDF署名)を生成する。ステップS56に進み、署名部21はPDF署名を署名タイムスタンプ部20に送信する。
【0049】
そして、タイムスタンプ部20はPDF署名のハッシュを暗号/ハッシュ処理部14に作成させる。ステップS57に進み、署名タイムスタンプ部20は取得したPDF署名のハッシュをタイムスタンプ部17に送信する。PDF署名のハッシュを受信すると、タイムスタンプ部17はステップS58に進み、タイムスタンプサービス部18にタイムスタンプ要求を行う。ステップS59に進み、タイムスタンプサービス部18は機器証明書保存部16に保存されている機器証明書を参照する。ステップS60に進み、タイムスタンプサービス部18はPDF署名のハッシュからタイムスタンプトークンを生成する。
【0050】
ステップS61に進み、タイムスタンプサービス部18はタイムスタンプトークンをタイムスタンプ部17に送信する。ステップS62に進み、タイムスタンプ部17はタイムスタンプトークンを受信し、タイムスタンプを署名タイムスタンプ部20に送信する。署名タイムスタンプ部20は受信したタイムスタンプをPDF署名に埋め込んで署名タイムスタンプを生成する。
【0051】
ステップS63に進み、署名タイムスタンプ部20は、生成した署名タイムスタンプをスキャナ部11に送信する。ステップS64に進み、スキャナ部11は受信した署名タイムスタンプを文書データに埋め込んでタイムスタンプ付き文書データとして出力する。なお、ステップS49〜S64の処理はページ分だけ繰り返し行われる。
【0052】
次に、スキャナ部11,データ保存部15,タイムスタンプ部17,署名タイムスタンプ部20及び署名部21の処理の詳細を更に説明する。図10はスキャナ部,データ保存部,タイムスタンプ部,署名タイムスタンプ部及び署名部の処理の詳細を示したブロック図である。
【0053】
スキャナ部11は、スキャン処理部41と、データ読み出し処理部42と、PDF作成処理部43とを有する。設定されたスキャンパラメータでのスキャン指示、タイムスタンプ付きPDFの文書データの出力指示があると、スキャナ部11のスキャン処理部41は設定されたスキャンパラメータで紙文書19のスキャンを実行し、スキャンされた紙情報を保管画像(スキャン済み画像)としてデータ保存部15に保管する。データ読み出し処理部42はデータ保存部15から保管画像を取得し、その保管画像をPDF作成処理部43に提供する。
【0054】
PDF作成処理部43は取得した保管画像に対してPDF構成処理を実行することによりPDFの文書データ(PDF文書)を生成する。PDF作成処理部43は生成したPDFの文書データをPDFファイルとしてデータ保存部15に保管する。PDF作成処理部43は署名タイムスタンプ要求を署名タイムスタンプ部20に対して行う。
【0055】
署名タイムスタンプ部20はPDF文書のハッシュを暗号/ハッシュ処理部14に作成させる。署名タイムスタンプ部20はPDF文書のハッシュを署名部21に送信し、署名要求を行う。署名部21はPDF文書のハッシュから署名(文書署名)を生成し、文書署名を署名タイムスタンプ部20に送信する。
【0056】
署名タイムスタンプ部20は文書署名のハッシュを暗号/ハッシュ処理部14に作成させる。署名タイムスタンプ部20は、文書署名のハッシュをタイムスタンプ部17に送信し、タイムスタンプ部17から文書署名に基づくタイムスタンプを受信する。署名タイムスタンプ部20は、署名部21に、タイムスタンプ埋め込みを要求する。署名部21はタイムスタンプをPDFファイルに埋め込んで署名タイムスタンプとしてデータ保存部15に出力する。なお、PDFファイルに埋め込まれたタイムスタンプのハッシュ対象は文書署名である。文書署名のハッシュ対象は、PDF文書である。署名タイムスタンプのPDF署名データフォーマット(PKCS#7)では、署名者情報の中に文書署名およびタイムスタンプ情報が埋め込まれている。
【0057】
図11は、本発明による複合機が文書毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示した一例のシーケンス図である。なお、図11のシーケンス図は図8においてステップS49〜S64の処理がページ分だけ繰り返し行われるのに対し、ステップS79〜S94の処理を1回だけ行う点で異なっている。すなわち、図11のシーケンス図は一つのPDF文書に対して一回だけタイムスタンプを埋め込めばよい。ここでは、図11のシーケンス図について図8のシーケンス図と同様な部分についての説明を省略する。
【実施例3】
【0058】
図12はタイムスタンプを他の複合機から取得する例を表した複合機のモジュール構成図である。図12の複合機120A,120Bは図1の複合機1の構成から機器証明書保存部16及びタイムスタンプサービス部18を除いた構成である。複合機120Cはhttp(s)サービス121と、タイムスタンプサービス部122と、機器証明書保存部123とを有する。
【0059】
複合機120A,120Bのタイムスタンプ部17は、http(s)通信により複合機120Cのhttp(s)サービス121経由で、タイムスタンプサービス部122を利用する。即ち、複合機120A,120Bは複合機120Cのタイムスタンプサービス部122及び機器証明書保存部123を利用して、実施例1及び実施例2と同様な処理を行うことができる。複合機120Cのタイムスタンプサービス部122は、アクセスログ記録機能を有していてもよい。
【0060】
例えば複合機120A,120Bは図13に示すようなスキャンパラメータを設定する為の画面131〜133を操作画面に表示し、画面133からページ毎又は文書毎のタイムスタンプ取得先を外部の複合機120Cに指定することにより、タイムスタンプを複合機120Cから取得できる。なお、図13の画面133はページ毎のタイムスタンプ取得先を外部に指定している例である。無論、複合機120A〜120Cは、画面133からページ毎又は文書毎のタイムスタンプ取得先を外部の複合機120Cに指定できるのであれば図1及び図7のモジュール構成と同一であってもよい。
【実施例4】
【0061】
図14はタイムスタンプを複数の複合機から取得する例を表した複合機のモジュール構成図である。図14の複合機140は図1の複合機1の構成から機器証明書保存部16及びタイムスタンプサービス部18を除いた構成である。複合機140−1及び140−2はhttp(s)サービス121と、タイムスタンプサービス部122と、機器証明書保存部123とを有する。
【0062】
複合機40のタイムスタンプ部17は、http(s)通信により複合機140−1又は140−2のhttp(s)サービス121経由で、複合機140−1又は140−2のタイムスタンプサービス部122を利用する。即ち、複合機140は複合機140−1又は140−2のタイムスタンプサービス部122及び機器証明書保存部123を利用して、実施例1及び実施例2と同様な処理を行うことができる。
【0063】
例えば複合機140は図15に示すようなスキャンパラメータを設定する為の画面151〜153を操作画面に表示し、画面153からページ毎のタイムスタンプ取得先を外部の複合機140−1に指定し、文書毎のタイムスタンプ取得先を外部の複合機140−2に指定することにより、ページ毎のタイムスタンプを複合機140−1から取得し、文書毎のタイムスタンプを複合機140−2から取得できる。なお、タイムスタンプ部17は例えば振り分けテーブル等に、ページ毎及び文書毎のタイムスタンプ取得先を設定しておくことにより、ページ毎又は文書毎のタイムスタンプ要求を異なるタイムスタンプ取得先に振り分けることができる。
【0064】
図16は複数の複合機から取得したタイムスタンプを埋め込んだタイムスタンプ付き文書データの一例のイメージ図である。図16のタイムスタンプ付き文書データは、複合機140−1から取得したページ毎のタイムスタンプと、複合機140−2から取得した文書毎のタイムスタンプとが、文書データに埋め込まれている。
【0065】
無論、複合機140,140−1及び140−2は、画面153からページ毎のタイムスタンプ取得先を外部の複合機140−1,文書毎のタイムスタンプ取得先を外部の複合機140−2に指定できるのであれば、図1及び図7のモジュール構成と同一であってもよい。
【0066】
本発明は、具体的に開示された実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。
【図面の簡単な説明】
【0067】
【図1】本発明による複合機の一例のモジュール構成図である。
【図2】本発明による複合機がページ毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示す一例のシーケンス図である。
【図3】スキャンパラメータを設定する為の画面を示すイメージ図である。
【図4】スキャナ部,データ保存部及びタイムスタンプ部の処理の詳細を示したブロック図である。
【図5】タイムスタンプ部及びタイムスタンプサービス部の処理の詳細を示したブロック図である。
【図6】本発明による複合機が文書毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示した一例のシーケンス図である。
【図7】本発明による複合機の他の例のモジュール構成図である。
【図8】本発明による複合機がページ毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示す他の例のシーケンス図である。
【図9】スキャンパラメータを設定する為の画面を示すイメージ図である。
【図10】スキャナ部,データ保存部,タイムスタンプ部,署名タイムスタンプ部及び署名部の処理の詳細を示したブロック図である。
【図11】本発明による複合機が文書毎にタイムスタンプを埋め込む処理を示した一例のシーケンス図である。
【図12】タイムスタンプを他の複合機から取得する例を表した複合機のモジュール構成図である。
【図13】スキャンパラメータを設定する為の画面を示すイメージ図である。
【図14】タイムスタンプを複数の複合機から取得する例を表した複合機のモジュール構成図である。
【図15】スキャンパラメータを設定する為の画面を示すイメージ図である。
【図16】複数の複合機から取得したタイムスタンプを埋め込んだタイムスタンプ付き文書データの一例のイメージ図である。
【符号の説明】
【0068】
1,71 複合機
2 外部装置
11 スキャナ部
12 ユーザインタフェース部
13 保存データ配信部
14 暗号・ハッシュ処理部
15 データ保存部
16 機器証明書保存部
17 タイムスタンプ部
18 タイムスタンプサービス部
19 紙文書
20 署名タイムスタンプ部
21 署名部
41 スキャン処理部
42 データ読み出し処理部
43 PDF作成処理部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理する画像処理装置であって、
紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理手段と、
前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理手段と、
前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段と
を有することを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記タイムスタンプ処理手段は、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段から前記画像データに基づくハッシュを受信すると、タイムスタンプ要求を出力するタイムスタンプ手段と、
タイムスタンプ要求を受信すると、前記ハッシュを用いて前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを前記タイムスタンプ手段経由で前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段に送信するタイムスタンプサービス手段と
を有することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記タイムスタンプ処理手段は、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段から署名タイムスタンプ要求を受信すると、前記画像データの署名に基づくタイムスタンプ要求を出力する署名タイムスタンプ手段と、
前記署名タイムスタンプ手段から前記画像データの署名に基づくタイムスタンプ要求を受信すると、前記画像データの署名に基づくハッシュを用いてタイムスタンプ要求を出力するタイムスタンプ手段と、
タイムスタンプ要求を受信すると、前記ハッシュを用いて前記署名に基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを前記タイムスタンプ手段経由で前記署名タイムスタンプ手段に送信するタイムスタンプサービス手段とを有し、
前記署名タイムスタンプ手段は、前記画像データの署名に前記タイムスタンプを埋め込んで署名タイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段に送信することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項4】
前記タイムスタンプ処理手段は、前記タイムスタンプの生成時の署名処理にエラーが発生すると、前記署名処理を終了することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記タイムスタンプ処理手段は、前記画像データに基づくタイムスタンプをページ毎に生成し、前記タイムスタンプをページ毎に出力し、
前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段は、前記タイムスタンプをページ毎に取得し、前記画像データに前記タイムスタンプをページ毎に埋め込んで出力することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項6】
前記タイムスタンプ処理手段は、前記画像データに基づくタイムスタンプを複数ページから成る文書毎に生成し、前記タイムスタンプを文書毎に出力し、
前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段は、前記タイムスタンプを文書毎に取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを文書毎に埋め込んで出力することを特徴とする請求項1記載の画像処理装置。
【請求項7】
前記タイムスタンプ手段は、他の装置に設けられたタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を出力することを特徴とする請求項2又は3記載の画像処理装置。
【請求項8】
前記タイムスタンプサービス手段は、前記タイムスタンプの生成に関するログを収集することを特徴とする請求項7記載の画像処理装置。
【請求項9】
前記タイムスタンプ手段は、他の装置に設けられた複数のタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を振り分けて出力することを特徴とする請求項2又は3記載の画像処理装置。
【請求項10】
前記タイムスタンプ手段は、前記画像データに基づくタイムスタンプをページ毎に生成するか、前記画像データに基づくタイムスタンプを複数ページから成る文書毎に生成するかによって、他の装置に設けられた複数のタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を振り分けて出力し、ページと文書とで異なる前記他の装置の前記タイムスタンプサービス手段から前記タイムスタンプを取得することを特徴とする請求項5又は6記載の画像処理装置。
【請求項11】
画像処理装置によって紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理するタイムスタンプ付き画像データ作成方法であって、
前記画像処理装置は、スキャン処理手段,タイムスタンプ処理手段及びタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段を有しており、
前記スキャン処理手段が、紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理ステップと、
前記タイムスタンプ処理手段が、前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理ステップと、
前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段が、前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理ステップと
を有することを特徴とするタイムスタンプ付き画像データ作成方法。
【請求項12】
前記タイムスタンプ処理手段は、タイムスタンプ手段及びタイムスタンプサービス手段を有しており、
前記タイムスタンプ処理ステップは、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段から前記画像データに基づくハッシュを受信すると、タイムスタンプ要求を出力するタイムスタンプステップと、
タイムスタンプ要求を受信すると、前記ハッシュを用いて前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを前記タイムスタンプ手段経由で前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段に送信するタイムスタンプサービスステップと
を有することを特徴とする請求項11記載のタイムスタンプ付き画像データ作成方法。
【請求項13】
前記タイムスタンプ処理手段は、署名タイムスタンプ手段,タイムスタンプ手段及びタイムスタンプサービス手段を有しており、
前記タイムスタンプ処理ステップは、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段から署名タイムスタンプ要求を受信すると、前記画像データの署名に基づくタイムスタンプ要求を出力する署名タイムスタンプステップと、
前記署名タイムスタンプ手段から前記画像データの署名に基づくタイムスタンプ要求を受信すると、前記画像データの署名に基づくハッシュを用いてタイムスタンプ要求を出力するタイムスタンプステップと、
タイムスタンプ要求を受信すると、前記ハッシュを用いて前記署名に基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを前記タイムスタンプ手段経由で前記署名タイムスタンプ手段に送信するタイムスタンプサービスステップとを有し、
前記署名タイムスタンプステップは、前記画像データの署名に前記タイムスタンプを埋め込んで署名タイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段に送信することを特徴とする請求項11記載のタイムスタンプ付き画像データ作成方法。
【請求項14】
前記タイムスタンプステップは、他の装置に設けられたタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を出力することを特徴とする請求項12又は13記載のタイムスタンプ付き画像データ作成方法。
【請求項15】
前記タイムスタンプステップは、他の装置に設けられた複数のタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を振り分けて出力することを特徴とする請求項12又は13記載のタイムスタンプ付き画像データ作成方法。
【請求項16】
紙面を読み取ることにより画像データを生成し、前記画像データを処理する画像処理装置を、
紙面を読み取って画像データを出力するスキャン処理手段と、
前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを出力するタイムスタンプ処理手段と、
前記タイムスタンプを取得し、前記画像データに前記タイムスタンプを埋め込んで出力するタイムスタンプ付き画像データ作成処理手段と
して機能させるためのタイムスタンプ付き画像データ作成プログラム。
【請求項17】
前記タイムスタンプ処理手段を、
前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段から前記画像データに基づくハッシュを受信すると、タイムスタンプ要求を出力するタイムスタンプ手段と、
タイムスタンプ要求を受信すると、前記ハッシュを用いて前記画像データに基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを前記タイムスタンプ手段経由で前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段に送信するタイムスタンプサービス手段と
して機能させるための請求項16記載のタイムスタンプ付き画像データ作成プログラム。
【請求項18】
前記タイムスタンプ処理手段を、
前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段から署名タイムスタンプ要求を受信すると、前記画像データの署名に基づくタイムスタンプ要求を出力し、前記署名に基づくタイムスタンプを受信すると、前記画像データの署名に前記タイムスタンプを埋め込んで署名タイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプ付き画像データ作成処理手段に送信する署名タイムスタンプ手段と、
前記署名タイムスタンプ手段から前記画像データの署名に基づくタイムスタンプ要求を受信すると、前記画像データの署名に基づくハッシュを用いてタイムスタンプ要求を出力するタイムスタンプ手段と、
タイムスタンプ要求を受信すると、前記ハッシュを用いて前記署名に基づくタイムスタンプを生成し、前記タイムスタンプを前記タイムスタンプ手段経由で前記署名タイムスタンプ手段に送信するタイムスタンプサービス手段と
して機能させるための請求項16記載のタイムスタンプ付き画像データ作成プログラム。
【請求項19】
前記タイムスタンプ手段が、他の装置に設けられたタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を出力するように機能させることを特徴とする請求項17又は18記載のタイムスタンプ付き画像データ作成プログラム。
【請求項20】
前記タイムスタンプ手段が、他の装置に設けられた複数のタイムスタンプサービス手段に前記タイムスタンプ要求を振り分けて出力するように機能させることを特徴とする請求項17又は18記載のタイムスタンプ付き画像データ作成プログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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