画像処理装置及び方法
【課題】内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置において、記録画像を管理する上でユーザの負荷を軽減する。
【解決手段】被写体を撮像する撮像部11と、内蔵メモリ15と、着脱可能な外部メモリ14と、撮像部11により撮像した画像を圧縮して撮像画像を生成し、撮像部11により撮像した画像を撮像画像よりも高い圧縮率で圧縮して圧縮画像を生成する圧縮処理部12と、撮像画像を外部メモリ14に記録し、該撮像画像に対応する圧縮画像を内蔵メモリ15に記録する記録処理部13と、外部メモリ14に記録されている撮像画像及び内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像を編集する編集処理部16とを備え、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して、未装着の外部メモリ14に記録されている該圧縮画像に対応する撮像画像の編集予約を可能とする。
【解決手段】被写体を撮像する撮像部11と、内蔵メモリ15と、着脱可能な外部メモリ14と、撮像部11により撮像した画像を圧縮して撮像画像を生成し、撮像部11により撮像した画像を撮像画像よりも高い圧縮率で圧縮して圧縮画像を生成する圧縮処理部12と、撮像画像を外部メモリ14に記録し、該撮像画像に対応する圧縮画像を内蔵メモリ15に記録する記録処理部13と、外部メモリ14に記録されている撮像画像及び内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像を編集する編集処理部16とを備え、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して、未装着の外部メモリ14に記録されている該圧縮画像に対応する撮像画像の編集予約を可能とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置及び方法に関し、特に複数の記録媒体に記録されている画像の管理を容易にする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の記録媒体、例えば外付けメモリと内蔵メモリを有する撮像装置が普及している中で、これらメモリに記録されている画像の管理手法が欠かせない技術となってきている。画像の管理手法として、撮像画像を大メモリ(外付けメモリ)に、圧縮画像を小メモリ(内蔵メモリ)に記録しておく手法がある(例えば特許文献1を参照)。これにより、撮像画像を撮像装置から移動させた場合でも、撮像装置において既に撮像された画像の確認をすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−324708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1にあるような外付けメモリと内蔵メモリを有する撮像装置における画像の管理手法を用いると、1つの画像に対して2つの記録画像(撮像画像、圧縮画像)ができてしまう。
【0005】
この場合に、2つの記録画像それぞれに対して編集作業を行うのはユーザにとって非常に負荷のかかるものである。
【0006】
また、外付けメモリに記録されている撮像画像を探す際に、探そうとしている画像が記録されている外付けメモリを特定するためには、外付けメモリを一旦撮像装置に装着することが必要であり、その操作はユーザにとって非常に負荷のかかるものである。
【0007】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置において、記録画像を管理する上でユーザの負荷を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像処理装置は、表示手段と、内蔵の記録媒体と、外部記憶装置への第1の画像データの記憶と、前記第1の画像データに対応する第2の画像データの前記内蔵の記録媒体への記録とを制御する記録処理部と、画像の編集処理を指示する手段であって、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データの編集ができない状態において、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データを前記表示手段に表示しながら編集処理を指示可能とする指示手段と、前記指示手段で指示した編集処理の内容を記憶する記憶手段と、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行う編集手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置において、記録画像を管理する上でユーザの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1の実施形態のデジタルビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の際の画面遷移図である。
【図4】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「保護」、「削除」、「分割」予約)された撮像画像に対して編集を実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の際の画面遷移図である。
【図7】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「プレイリストに追加」予約)された撮像画像に対して「プレイリストに追加」を実行する処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態のデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいてインデックス表示されている圧縮画像から任意の画像を選択した際の処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおけるインデックス表示画面を生成する処理を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいて対象撮像画像が内蔵メモリに記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。
【図12】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいて対象撮像画像が現在装着されている外部メモリに記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。
【図13】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいて対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリに記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。以下に述べる実施形態では、本発明をデジタルビデオカメラに適用した例について説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。11は被写体を撮像する撮像部である。12は圧縮処理部であり、撮像部11により撮像した画像を圧縮して撮像画像を生成し、撮像部11により撮像した画像を撮像画像よりも高い圧縮率で圧縮して圧縮画像を生成する。
【0013】
13は記録処理部であり、撮像画像や圧縮画像を外付けメモリ14や内蔵メモリ15に記録する記録処理を行う。14は着脱可能な外部記録媒体である外部メモリ(外付けメモリ)である。15は内蔵の記録媒体である内蔵メモリである。本実施形態では、撮像画像は、外部メモリ14と内蔵メモリ15の任意の一方に記録することができる。そして、圧縮画像は、撮像画像が外部メモリ14に記録された場合は外部メモリ14と内蔵メモリ15の双方に、撮像画像が内蔵メモリ15に記録された場合は内蔵メモリ15のみに記録するものとする。
【0014】
16は編集処理部であり、外部メモリ14や内蔵メモリ15に記録されている撮像画像や圧縮画像を編集する。本実施形態では、編集として「保護」、「削除」、「分割」、「プレイリストに追加」が設定されている。17は入力部であり、編集したい画像を選択したり、実行したい編集内容を選択したりする操作部が含まれる。
【0015】
18はデジタルビデオカメラ全体の制御を司る制御部である。制御部18は、不図示の表示部に、圧縮画像のインデックス表示やプレイリストのインデックス表示等を行う表示処理手段として機能する。また、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して、未装着の外部メモリ14に記録されている該圧縮画像に対応する撮像画像の編集予約を可能とする(編集予約を受ける)編集予約手段として機能する。
【0016】
図2は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。まずステップS101で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。次のステップS102で、ユーザは、インデックス表示されている圧縮画像の一覧の中から編集したい画像の選択を行う。次のステップS103で、ユーザは、選択した画像に対して実行したい編集内容の選択を行う。
【0017】
次のステップS104で、デジタルビデオカメラは、選択された圧縮画像に対応する撮像画像(以下、「対象撮像画像」と称する)が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にあるか否かを判断する。
【0018】
ステップS104において対象撮像画像が内蔵メモリ15及び現在装着されている外部メモリ14に記録されていない、すなわち現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、編集不可能な状態にあると判断された場合、ステップS105に進む。ステップS105で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約を行う。例えば、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に関連付けて編集内容を記録しておく。
【0019】
一方、ステップS104において対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にあると判断された場合、ステップS106に進む。ステップS106で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像に対して編集を実行する。
【0020】
以上の処理により、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、編集不可能な状態であっても、圧縮画像に対して編集予約を行うことが可能となる。このとき、圧縮画像のインデックス表示において、編集予約された圧縮画像を編集予約されていない圧縮画像と異なる表示形式で表示することにより、編集予約されているということをユーザに視覚的に知らせることができる。
【0021】
また、圧縮画像に対して行った編集予約を解除可能とすることで、ユーザにとって利便性が向上することは言うまでもない。
【0022】
図3は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の際の画面遷移図である。図3(a)は、インデックス表示されている圧縮画像の一覧の中からユーザが編集したい画像の選択を行い、実行したい編集内容の選択を行う編集内容選択画面である。この編集内容選択画面では、フォーカス301を移動させることにより編集したい画像の選択を行い、フォーカス302を移動させることにより実行したい編集内容の選択を行うようになっている。図3(a)の編集内容選択画面において選択された編集内容に基づいて、図3(b)の編集実行確認画面に遷移する。図3(a)、(b)では、編集内容選択画面において「削除」が選択され、編集実行確認画面において「削除」を実行するか否かを確認している(図2のステップS101〜S103に対応)。
【0023】
図3(b)の編集実行確認画面においてYesが選択されると、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にあるか否かを判断する(図2のステップS104に対応)。
【0024】
対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にある場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像に対して編集を実行する(図2のステップS106に対応)。この場合、図3(c)に示すように、インデックス表示において圧縮画像を削除し、削除を実行したことをユーザに通知する。
【0025】
一方、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリに記録されており、編集不可能な状態にある場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集を予約する(図2のステップS105に対応)。この場合、図3(d)に示すように、インデックス表示において圧縮画像に対して編集予約したことが分かる表示形式とする。例えば「削除」を予約した圧縮画像に「×」マークを重畳表示する。
【0026】
図4は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「保護」、「削除」、「分割」予約)された撮像画像に対して編集を実行する処理を示すフローチャートである。まずステップS201で、ユーザは外部メモリ14の装着を行う。次のステップS202で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像と、装着された外部メモリ14に記録されている圧縮画像とのデータ照合を行う。次のステップS203で、デジタルビデオカメラは、ステップS202におけるデータ照合の結果、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約されているか否かを判断する。
【0027】
ステップS203において内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約されていると判断された場合、ステップS204に進む。ステップS204で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に編集予約されている編集内容を、外部メモリ14に記録されている対象撮像画像に反映させる。この場合に、自動的に編集を実行する前に、ユーザに対して「編集を実施しても良いですか?」といったような通知を行うようにしてもよい。
【0028】
以上の処理により、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約されている編集内容を、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14が装着された際に自動的に反映させることができる。
【0029】
図5は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。まずステップS301で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。次のステップS302で、ユーザは、インデックス表示されている画像の一覧の中から編集したい画像の選択を行う。次のステップS303で、ユーザは、選択した画像に対して「プレイリストに追加」の選択を行う。
【0030】
次のステップS304で、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されているか否かを判断する。
【0031】
ステップS304において対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていると判断された場合、ステップS308に進む。ステップS308で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。
【0032】
一方、ステップS304において対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていないと判断された場合、ステップS305に進む。ステップS305で、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されているか否かを判断する。
【0033】
ステップS305において対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS306に進む。ステップS306で、デジタルビデオカメラは、現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像を内蔵メモリ15に複写する。この場合に、複写を実行する前にユーザに通知表示を行うことで、ユーザに視覚的に知らせることができる。そして、ステップS308で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に複写された対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。
【0034】
一方、ステップS305において対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されていない、すなわち現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、プレイリストに追加不可能な状態にあると判断された場合、ステップS307に進む。ステップS307で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」予約を行う。このとき、圧縮画像のインデックス表示において、「プレイリストに追加」予約された圧縮画像を「プレイリストに追加」予約されていない圧縮画像と異なる表示形式で表示することにより、予約されているということをユーザに視覚的に知らせることができる。そして、ステップS308で、デジタルビデオカメラは、ユーザにより選択された圧縮画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。これにより、プレイリストのインデックス画面には追加された圧縮画像が表示されるが、撮像画像は現在装着されていない外部メモリ14に記録されているため、再生は実行できない。
【0035】
図6は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の際の画面遷移図である。図6(a)は編集内容選択画面、図6(b)は編集実行確認画面であり、図3(a)、図3(b)と同様である。図6(a)、(b)では、編集内容選択画面において「プレイリストの作成」が選択され、編集実行確認画面において「プレイリストの作成」を実行するか否かを確認している(図5のステップS301〜S303に対応)。
【0036】
図6(b)の編集実行確認画面においてYesが選択されると、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されているか否かを判断する(図5のステップS304に対応)。
【0037】
対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されている場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する(図5のステップS308に対応)。この場合、図6(c)に示すように、プレイリストのインデックス画面には、追加された対象撮像画像が表示される。
【0038】
一方、対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されている場合、図6(d)−(1)の複写実行確認画面に遷移する。そして、図6(d)−(1)の複写実行確認画面においてYesが選択されると、デジタルビデオカメラは、現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像を内蔵メモリ15に複写する(図5のステップS306に対応)。複写後、対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する(図5のステップS308に対応)。この場合、図6(d)−(2)に示すように、プレイリストのインデックス画面には、追加された対象撮像画像が表示される。
【0039】
一方、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、プレイリストに追加不可能な状態にある場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」の予約処理を行う(図5のステップS307に対応)。この場合、図6(e)に示すように、プレイリストのインデックス画面には、追加された圧縮画像が表示される。このプレイリストのインデックス画面では、圧縮画像であることが分かるような表示形式で表示する。すなわち、対象撮像画像は現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、再生・複写が実行できないことをユーザに知らせるように表示する。それでもなお、ユーザにより再生・複写指示があった場合、警告を行うようにしてもよい。
【0040】
図7は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「プレイリストに追加」予約)された撮像画像に対して「プレイリストに追加」を実行する処理を示すフローチャートである。まずステップS401で、ユーザは外部メモリ14の装着を行う。次のステップS402で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像と、装着された外部メモリ14に記録されている圧縮画像とのデータ照合を行う。次のステップS403で、デジタルビデオカメラは、ステップS402におけるデータ照合の結果、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」予約されているか否かを判断する。
【0041】
ステップS403において内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」予約されていると判断された場合、ステップS404に進む。ステップS404で、デジタルビデオカメラは、現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像を内蔵メモリ15に複写する。この場合に、複写を実行する前にユーザに通知表示を行うことで、ユーザに視覚的に知らせることができる。次のステップS405で、デジタルビデオカメラは、ステップS404で内蔵メモリ15に複写した対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。
【0042】
以上の処理により、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して予約した「プレイリストに追加」を、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14が装着された際に自動的に反映させることができる。
【0043】
以上述べた第1の実施形態によれば、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約を行い、対象撮像画像が記録されている外部メモリが装着されたときに編集を実行することが可能となる。これにより、ユーザが2つの記録画像それぞれに対して編集作業を行う負荷を軽減することができる。
【0044】
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態のデジタルビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態のデジタルビデオカメラと同様の構成要素には同一の符号を付して説明する。11は被写体を撮像する撮像部である。12は圧縮処理部であり、撮像部11により撮像した画像を圧縮して撮像画像を生成し、また、撮像部11により撮像した画像を撮像画像よりも高い圧縮率で圧縮して圧縮画像を生成する。
【0045】
13は記録処理部であり、撮像画像や圧縮画像を外部メモリ14や内蔵メモリ15に記録する記録処理を行う。14は着脱可能な外部記録媒体である外部メモリである。15は内蔵の記録媒体である内蔵メモリである。本実施形態では、撮像画像は、外部メモリ14と内蔵メモリ15の任意の一方に記録することができる。そして、圧縮画像は、撮像画像が外部メモリ14に記録された場合は外部メモリ14と内蔵メモリ15の双方に、撮像画像が内蔵メモリ15に記録された場合は内蔵メモリ15のみに記録するものとする。
【0046】
18はデジタルビデオカメラ全体の制御を司る制御部である。制御部18は、不図示の表示部に、圧縮画像のインデックス表示等を行う表示処理手段として機能する。
【0047】
19は個体情報認識処理部であり、外部メモリ14それぞれが保有する個体情報を認識する。本実施形態では、個体情報として製造メーカー、メモリ容量(記録容量)、シリアルナンバーを用いるが、それに限られるものではなく、ユーザが外部メモリ14を特定できるような情報であればよい。
【0048】
図9は、第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいてインデックス表示されている圧縮画像から任意の画像を選択した際の処理を示すフローチャートである。まずステップS501で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。次のステップS502で、ユーザは、インデックス表示されている圧縮画像の一覧の中から所望の画像の選択を行う。
【0049】
次のステップS503で、デジタルビデオカメラは、選択された圧縮画像に対応する撮像画像(以下、「対象撮像画像」と称する)が内蔵メモリ15に記録されているか否かを判断する。
【0050】
ステップS503において対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていると判断された場合、ステップS504に進む。ステップS504で、デジタルビデオカメラは、撮像画像が記録されている内蔵メモリ15の個体情報を表示する。
【0051】
一方、ステップS503において対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14又は現在装着されていない外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS505に進む。ステップS505で、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報を表示する。この場合に、現在装着されている外部メモリ14に対象撮像画像が記録されていると判断された場合と、現在装着されていない外部メモリ14に対象撮像画像が記録されていると判断された場合とで異なる表示形式をとることにより、ユーザに視覚的に知らせることができる。
【0052】
以上の処理により、対象撮像画像が記録されているメモリの情報をユーザに示すことが可能となる。
【0053】
図10は、第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおけるインデックス表示画面を生成する処理を示すフローチャートである。まずステップS601で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されているn番目の圧縮画像をインデックス表示するために画像読み込み処理を行う。
【0054】
次のステップS602で、ステップS601において読み込まれた圧縮画像の対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されているか否かを判断する。ステップS602において対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS604に進む。一方、ステップS602において対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS603に進み、読み込まれた圧縮画像を再生不可能であることが分かる表示形式とした後、ステップS604に進む。
【0055】
次のステップS604で、デジタルビデオカメラは、現在処理した圧縮画像がインデックス表示における最終画像であるか否かを判断する。ステップS604において最終画像でないと判断された場合、ステップS605に進み、画像読み込みのための値nをインクリメントした後、最初のステップS601に戻る。一方、ステップS604において最終画像であると判断された場合、図9のステップS501に進み、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。
【0056】
図11は、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。図11(a)は、圧縮画像のインデックス表示画面であり、フォーカス1101を移動させることにより画像の選択を行うことができる。図11(a)のインデックス画面において画像が選択され、再生が指示されると、図11(c)の再生画面に遷移して、選択画像の再生が実行される。また、図11(a)のインデックス画面において画像が選択され、メニュー表示が指示されると、図11(b)のメニュー画面に遷移する。図11(b)のメニュー画面において情報表示が選択されると、図11(d)のメモリ情報表示画面に遷移する。図11(d)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていることが表示される。
【0057】
図12は、対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。図12(a)は、図11(a)と同じく圧縮画像のインデックス表示画面であり、フォーカス1101を移動させることにより画像の選択を行うことができる。図12(a)のインデックス画面において画像が選択され、再生が指示されると、図12(c)の再生画面に遷移して、選択画像の再生が実行される。また、図12(a)のインデックス画面において画像が選択され、メニュー表示が指示されると、図12(b)のメニュー画面に遷移する。図12(b)のメニュー画面において情報表示が選択されると、図12(d)のメモリ情報表示画面に遷移する。図12(d)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報が表示される。
【0058】
図13は、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。図13(a)は、図11(a)、図12(a)と同じく圧縮画像のインデックス表示画面であり、フォーカス1101を移動させることにより画像の選択を行うことができる。図13(a)のインデックス画面において画像が選択され、再生が指示されると、この場合は、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、再生不可能となっているので、再生不可能である表示を行うとともに、図13(c)のメモリ情報表示画面に遷移する。図13(c)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報が表示される。また、図13(a)のインデックス画面において画像が選択され、メニュー表示が指示されると、図13(b)のメニュー画面に遷移する。図13(b)のメニュー画面において情報表示が選択されると、図13(c)のメモリ情報表示画面に遷移する。図13(d)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報が表示される。
【0059】
以上述べた第2の実施形態によれば、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像が選択された場合に、対象撮像画像が記録されているメモリの固体情報をユーザに通知することが可能となる。これにより、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14を探して特定するために、外部メモリ14をいちいちデジタルビデオカメラに装着するという作業が不要となり、負荷を軽減することが可能となる。
【0060】
なお、第2の実施形態において、インデックス画面において画像が選択されたときに、その対象撮像画像が記録されているメモリに記録されている画像の一覧表示を行うモードに切り替え可能とするようにしてもよい。また、インデックス画面において画像が選択されたときに、その対象撮像画像が記録されているメモリに記録されている画像毎にジャンプするモードに切り替え可能とするようにしてもよい。
【0061】
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、圧縮画像のインデックス表示において、予め、対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されているものと、現在未装着の外部メモリ14に記録されているものとで異なる表示形式をとるようにしてもよい。
【0062】
また、第1、2の実施形態において表示形式について述べているが、例えば表示サイズ、ブライト、コントラスト等を異ならせたり、マーカー表示やアイコン表示を行ったりすることが挙げられる。
【0063】
本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
【0064】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0065】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0066】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
【0067】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
【符号の説明】
【0068】
11:撮像部
12:圧縮処理部
13:記録処理部
14:外部メモリ
15:内蔵メモリ
16:編集処理部
17:入力部
18:制御部
19:個体情報認識処理部
【技術分野】
【0001】
本発明は、内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置及び方法に関し、特に複数の記録媒体に記録されている画像の管理を容易にする技術に関する。
【背景技術】
【0002】
複数の記録媒体、例えば外付けメモリと内蔵メモリを有する撮像装置が普及している中で、これらメモリに記録されている画像の管理手法が欠かせない技術となってきている。画像の管理手法として、撮像画像を大メモリ(外付けメモリ)に、圧縮画像を小メモリ(内蔵メモリ)に記録しておく手法がある(例えば特許文献1を参照)。これにより、撮像画像を撮像装置から移動させた場合でも、撮像装置において既に撮像された画像の確認をすることが可能となる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開2006−324708号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、特許文献1にあるような外付けメモリと内蔵メモリを有する撮像装置における画像の管理手法を用いると、1つの画像に対して2つの記録画像(撮像画像、圧縮画像)ができてしまう。
【0005】
この場合に、2つの記録画像それぞれに対して編集作業を行うのはユーザにとって非常に負荷のかかるものである。
【0006】
また、外付けメモリに記録されている撮像画像を探す際に、探そうとしている画像が記録されている外付けメモリを特定するためには、外付けメモリを一旦撮像装置に装着することが必要であり、その操作はユーザにとって非常に負荷のかかるものである。
【0007】
本発明は、上記のような点に鑑みてなされたものであり、内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置において、記録画像を管理する上でユーザの負荷を軽減することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の画像処理装置は、表示手段と、内蔵の記録媒体と、外部記憶装置への第1の画像データの記憶と、前記第1の画像データに対応する第2の画像データの前記内蔵の記録媒体への記録とを制御する記録処理部と、画像の編集処理を指示する手段であって、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データの編集ができない状態において、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データを前記表示手段に表示しながら編集処理を指示可能とする指示手段と、前記指示手段で指示した編集処理の内容を記憶する記憶手段と、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行う編集手段とを備えたことを特徴とする。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、内蔵の記録媒体及び外部記憶装置に画像を記録可能な画像処理装置において、記録画像を管理する上でユーザの負荷を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】第1の実施形態のデジタルビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。
【図2】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。
【図3】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の際の画面遷移図である。
【図4】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「保護」、「削除」、「分割」予約)された撮像画像に対して編集を実行する処理を示すフローチャートである。
【図5】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。
【図6】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の際の画面遷移図である。
【図7】第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「プレイリストに追加」予約)された撮像画像に対して「プレイリストに追加」を実行する処理を示すフローチャートである。
【図8】第2の実施形態のデジタルビデオカメラの構成を示すブロック図である。
【図9】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいてインデックス表示されている圧縮画像から任意の画像を選択した際の処理を示すフローチャートである。
【図10】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおけるインデックス表示画面を生成する処理を示すフローチャートである。
【図11】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいて対象撮像画像が内蔵メモリに記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。
【図12】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいて対象撮像画像が現在装着されている外部メモリに記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。
【図13】第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいて対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリに記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。以下に述べる実施形態では、本発明をデジタルビデオカメラに適用した例について説明する。
【0012】
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。11は被写体を撮像する撮像部である。12は圧縮処理部であり、撮像部11により撮像した画像を圧縮して撮像画像を生成し、撮像部11により撮像した画像を撮像画像よりも高い圧縮率で圧縮して圧縮画像を生成する。
【0013】
13は記録処理部であり、撮像画像や圧縮画像を外付けメモリ14や内蔵メモリ15に記録する記録処理を行う。14は着脱可能な外部記録媒体である外部メモリ(外付けメモリ)である。15は内蔵の記録媒体である内蔵メモリである。本実施形態では、撮像画像は、外部メモリ14と内蔵メモリ15の任意の一方に記録することができる。そして、圧縮画像は、撮像画像が外部メモリ14に記録された場合は外部メモリ14と内蔵メモリ15の双方に、撮像画像が内蔵メモリ15に記録された場合は内蔵メモリ15のみに記録するものとする。
【0014】
16は編集処理部であり、外部メモリ14や内蔵メモリ15に記録されている撮像画像や圧縮画像を編集する。本実施形態では、編集として「保護」、「削除」、「分割」、「プレイリストに追加」が設定されている。17は入力部であり、編集したい画像を選択したり、実行したい編集内容を選択したりする操作部が含まれる。
【0015】
18はデジタルビデオカメラ全体の制御を司る制御部である。制御部18は、不図示の表示部に、圧縮画像のインデックス表示やプレイリストのインデックス表示等を行う表示処理手段として機能する。また、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して、未装着の外部メモリ14に記録されている該圧縮画像に対応する撮像画像の編集予約を可能とする(編集予約を受ける)編集予約手段として機能する。
【0016】
図2は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。まずステップS101で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。次のステップS102で、ユーザは、インデックス表示されている圧縮画像の一覧の中から編集したい画像の選択を行う。次のステップS103で、ユーザは、選択した画像に対して実行したい編集内容の選択を行う。
【0017】
次のステップS104で、デジタルビデオカメラは、選択された圧縮画像に対応する撮像画像(以下、「対象撮像画像」と称する)が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にあるか否かを判断する。
【0018】
ステップS104において対象撮像画像が内蔵メモリ15及び現在装着されている外部メモリ14に記録されていない、すなわち現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、編集不可能な状態にあると判断された場合、ステップS105に進む。ステップS105で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約を行う。例えば、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に関連付けて編集内容を記録しておく。
【0019】
一方、ステップS104において対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にあると判断された場合、ステップS106に進む。ステップS106で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像に対して編集を実行する。
【0020】
以上の処理により、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、編集不可能な状態であっても、圧縮画像に対して編集予約を行うことが可能となる。このとき、圧縮画像のインデックス表示において、編集予約された圧縮画像を編集予約されていない圧縮画像と異なる表示形式で表示することにより、編集予約されているということをユーザに視覚的に知らせることができる。
【0021】
また、圧縮画像に対して行った編集予約を解除可能とすることで、ユーザにとって利便性が向上することは言うまでもない。
【0022】
図3は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「保護」、「削除」、「分割」)及びその予約の際の画面遷移図である。図3(a)は、インデックス表示されている圧縮画像の一覧の中からユーザが編集したい画像の選択を行い、実行したい編集内容の選択を行う編集内容選択画面である。この編集内容選択画面では、フォーカス301を移動させることにより編集したい画像の選択を行い、フォーカス302を移動させることにより実行したい編集内容の選択を行うようになっている。図3(a)の編集内容選択画面において選択された編集内容に基づいて、図3(b)の編集実行確認画面に遷移する。図3(a)、(b)では、編集内容選択画面において「削除」が選択され、編集実行確認画面において「削除」を実行するか否かを確認している(図2のステップS101〜S103に対応)。
【0023】
図3(b)の編集実行確認画面においてYesが選択されると、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にあるか否かを判断する(図2のステップS104に対応)。
【0024】
対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されており、編集可能な状態にある場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像に対して編集を実行する(図2のステップS106に対応)。この場合、図3(c)に示すように、インデックス表示において圧縮画像を削除し、削除を実行したことをユーザに通知する。
【0025】
一方、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリに記録されており、編集不可能な状態にある場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集を予約する(図2のステップS105に対応)。この場合、図3(d)に示すように、インデックス表示において圧縮画像に対して編集予約したことが分かる表示形式とする。例えば「削除」を予約した圧縮画像に「×」マークを重畳表示する。
【0026】
図4は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「保護」、「削除」、「分割」予約)された撮像画像に対して編集を実行する処理を示すフローチャートである。まずステップS201で、ユーザは外部メモリ14の装着を行う。次のステップS202で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像と、装着された外部メモリ14に記録されている圧縮画像とのデータ照合を行う。次のステップS203で、デジタルビデオカメラは、ステップS202におけるデータ照合の結果、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約されているか否かを判断する。
【0027】
ステップS203において内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約されていると判断された場合、ステップS204に進む。ステップS204で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に編集予約されている編集内容を、外部メモリ14に記録されている対象撮像画像に反映させる。この場合に、自動的に編集を実行する前に、ユーザに対して「編集を実施しても良いですか?」といったような通知を行うようにしてもよい。
【0028】
以上の処理により、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約されている編集内容を、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14が装着された際に自動的に反映させることができる。
【0029】
図5は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の処理を示すフローチャートである。まずステップS301で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。次のステップS302で、ユーザは、インデックス表示されている画像の一覧の中から編集したい画像の選択を行う。次のステップS303で、ユーザは、選択した画像に対して「プレイリストに追加」の選択を行う。
【0030】
次のステップS304で、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されているか否かを判断する。
【0031】
ステップS304において対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていると判断された場合、ステップS308に進む。ステップS308で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。
【0032】
一方、ステップS304において対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていないと判断された場合、ステップS305に進む。ステップS305で、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されているか否かを判断する。
【0033】
ステップS305において対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS306に進む。ステップS306で、デジタルビデオカメラは、現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像を内蔵メモリ15に複写する。この場合に、複写を実行する前にユーザに通知表示を行うことで、ユーザに視覚的に知らせることができる。そして、ステップS308で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に複写された対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。
【0034】
一方、ステップS305において対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されていない、すなわち現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、プレイリストに追加不可能な状態にあると判断された場合、ステップS307に進む。ステップS307で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」予約を行う。このとき、圧縮画像のインデックス表示において、「プレイリストに追加」予約された圧縮画像を「プレイリストに追加」予約されていない圧縮画像と異なる表示形式で表示することにより、予約されているということをユーザに視覚的に知らせることができる。そして、ステップS308で、デジタルビデオカメラは、ユーザにより選択された圧縮画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。これにより、プレイリストのインデックス画面には追加された圧縮画像が表示されるが、撮像画像は現在装着されていない外部メモリ14に記録されているため、再生は実行できない。
【0035】
図6は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集(「プレイリストに追加」)及びその予約の際の画面遷移図である。図6(a)は編集内容選択画面、図6(b)は編集実行確認画面であり、図3(a)、図3(b)と同様である。図6(a)、(b)では、編集内容選択画面において「プレイリストの作成」が選択され、編集実行確認画面において「プレイリストの作成」を実行するか否かを確認している(図5のステップS301〜S303に対応)。
【0036】
図6(b)の編集実行確認画面においてYesが選択されると、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されているか否かを判断する(図5のステップS304に対応)。
【0037】
対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されている場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する(図5のステップS308に対応)。この場合、図6(c)に示すように、プレイリストのインデックス画面には、追加された対象撮像画像が表示される。
【0038】
一方、対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されている場合、図6(d)−(1)の複写実行確認画面に遷移する。そして、図6(d)−(1)の複写実行確認画面においてYesが選択されると、デジタルビデオカメラは、現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像を内蔵メモリ15に複写する(図5のステップS306に対応)。複写後、対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する(図5のステップS308に対応)。この場合、図6(d)−(2)に示すように、プレイリストのインデックス画面には、追加された対象撮像画像が表示される。
【0039】
一方、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、プレイリストに追加不可能な状態にある場合、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」の予約処理を行う(図5のステップS307に対応)。この場合、図6(e)に示すように、プレイリストのインデックス画面には、追加された圧縮画像が表示される。このプレイリストのインデックス画面では、圧縮画像であることが分かるような表示形式で表示する。すなわち、対象撮像画像は現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、再生・複写が実行できないことをユーザに知らせるように表示する。それでもなお、ユーザにより再生・複写指示があった場合、警告を行うようにしてもよい。
【0040】
図7は、第1の実施形態のデジタルビデオカメラにおける編集予約(「プレイリストに追加」予約)された撮像画像に対して「プレイリストに追加」を実行する処理を示すフローチャートである。まずステップS401で、ユーザは外部メモリ14の装着を行う。次のステップS402で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像と、装着された外部メモリ14に記録されている圧縮画像とのデータ照合を行う。次のステップS403で、デジタルビデオカメラは、ステップS402におけるデータ照合の結果、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」予約されているか否かを判断する。
【0041】
ステップS403において内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して「プレイリストに追加」予約されていると判断された場合、ステップS404に進む。ステップS404で、デジタルビデオカメラは、現在装着されている外部メモリ14に記録されている対象撮像画像を内蔵メモリ15に複写する。この場合に、複写を実行する前にユーザに通知表示を行うことで、ユーザに視覚的に知らせることができる。次のステップS405で、デジタルビデオカメラは、ステップS404で内蔵メモリ15に複写した対象撮像画像に対して「プレイリストに追加」処理を実行し、新規プレイリストを内蔵メモリ15に作成する。
【0042】
以上の処理により、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して予約した「プレイリストに追加」を、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14が装着された際に自動的に反映させることができる。
【0043】
以上述べた第1の実施形態によれば、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像に対して編集予約を行い、対象撮像画像が記録されている外部メモリが装着されたときに編集を実行することが可能となる。これにより、ユーザが2つの記録画像それぞれに対して編集作業を行う負荷を軽減することができる。
【0044】
(第2の実施形態)
図8は、第2の実施形態のデジタルビデオカメラの概略構成を示すブロック図である。なお、第1の実施形態のデジタルビデオカメラと同様の構成要素には同一の符号を付して説明する。11は被写体を撮像する撮像部である。12は圧縮処理部であり、撮像部11により撮像した画像を圧縮して撮像画像を生成し、また、撮像部11により撮像した画像を撮像画像よりも高い圧縮率で圧縮して圧縮画像を生成する。
【0045】
13は記録処理部であり、撮像画像や圧縮画像を外部メモリ14や内蔵メモリ15に記録する記録処理を行う。14は着脱可能な外部記録媒体である外部メモリである。15は内蔵の記録媒体である内蔵メモリである。本実施形態では、撮像画像は、外部メモリ14と内蔵メモリ15の任意の一方に記録することができる。そして、圧縮画像は、撮像画像が外部メモリ14に記録された場合は外部メモリ14と内蔵メモリ15の双方に、撮像画像が内蔵メモリ15に記録された場合は内蔵メモリ15のみに記録するものとする。
【0046】
18はデジタルビデオカメラ全体の制御を司る制御部である。制御部18は、不図示の表示部に、圧縮画像のインデックス表示等を行う表示処理手段として機能する。
【0047】
19は個体情報認識処理部であり、外部メモリ14それぞれが保有する個体情報を認識する。本実施形態では、個体情報として製造メーカー、メモリ容量(記録容量)、シリアルナンバーを用いるが、それに限られるものではなく、ユーザが外部メモリ14を特定できるような情報であればよい。
【0048】
図9は、第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおいてインデックス表示されている圧縮画像から任意の画像を選択した際の処理を示すフローチャートである。まずステップS501で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。次のステップS502で、ユーザは、インデックス表示されている圧縮画像の一覧の中から所望の画像の選択を行う。
【0049】
次のステップS503で、デジタルビデオカメラは、選択された圧縮画像に対応する撮像画像(以下、「対象撮像画像」と称する)が内蔵メモリ15に記録されているか否かを判断する。
【0050】
ステップS503において対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていると判断された場合、ステップS504に進む。ステップS504で、デジタルビデオカメラは、撮像画像が記録されている内蔵メモリ15の個体情報を表示する。
【0051】
一方、ステップS503において対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14又は現在装着されていない外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS505に進む。ステップS505で、デジタルビデオカメラは、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報を表示する。この場合に、現在装着されている外部メモリ14に対象撮像画像が記録されていると判断された場合と、現在装着されていない外部メモリ14に対象撮像画像が記録されていると判断された場合とで異なる表示形式をとることにより、ユーザに視覚的に知らせることができる。
【0052】
以上の処理により、対象撮像画像が記録されているメモリの情報をユーザに示すことが可能となる。
【0053】
図10は、第2の実施形態のデジタルビデオカメラにおけるインデックス表示画面を生成する処理を示すフローチャートである。まずステップS601で、デジタルビデオカメラは、内蔵メモリ15に記録されているn番目の圧縮画像をインデックス表示するために画像読み込み処理を行う。
【0054】
次のステップS602で、ステップS601において読み込まれた圧縮画像の対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されているか否かを判断する。ステップS602において対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS604に進む。一方、ステップS602において対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されていると判断された場合、ステップS603に進み、読み込まれた圧縮画像を再生不可能であることが分かる表示形式とした後、ステップS604に進む。
【0055】
次のステップS604で、デジタルビデオカメラは、現在処理した圧縮画像がインデックス表示における最終画像であるか否かを判断する。ステップS604において最終画像でないと判断された場合、ステップS605に進み、画像読み込みのための値nをインクリメントした後、最初のステップS601に戻る。一方、ステップS604において最終画像であると判断された場合、図9のステップS501に進み、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像のインデックス表示を行う。
【0056】
図11は、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。図11(a)は、圧縮画像のインデックス表示画面であり、フォーカス1101を移動させることにより画像の選択を行うことができる。図11(a)のインデックス画面において画像が選択され、再生が指示されると、図11(c)の再生画面に遷移して、選択画像の再生が実行される。また、図11(a)のインデックス画面において画像が選択され、メニュー表示が指示されると、図11(b)のメニュー画面に遷移する。図11(b)のメニュー画面において情報表示が選択されると、図11(d)のメモリ情報表示画面に遷移する。図11(d)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が内蔵メモリ15に記録されていることが表示される。
【0057】
図12は、対象撮像画像が現在装着されている外部メモリ14に記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。図12(a)は、図11(a)と同じく圧縮画像のインデックス表示画面であり、フォーカス1101を移動させることにより画像の選択を行うことができる。図12(a)のインデックス画面において画像が選択され、再生が指示されると、図12(c)の再生画面に遷移して、選択画像の再生が実行される。また、図12(a)のインデックス画面において画像が選択され、メニュー表示が指示されると、図12(b)のメニュー画面に遷移する。図12(b)のメニュー画面において情報表示が選択されると、図12(d)のメモリ情報表示画面に遷移する。図12(d)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報が表示される。
【0058】
図13は、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されている圧縮画像を選択した際の画面遷移図である。図13(a)は、図11(a)、図12(a)と同じく圧縮画像のインデックス表示画面であり、フォーカス1101を移動させることにより画像の選択を行うことができる。図13(a)のインデックス画面において画像が選択され、再生が指示されると、この場合は、対象撮像画像が現在装着されていない外部メモリ14に記録されており、再生不可能となっているので、再生不可能である表示を行うとともに、図13(c)のメモリ情報表示画面に遷移する。図13(c)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報が表示される。また、図13(a)のインデックス画面において画像が選択され、メニュー表示が指示されると、図13(b)のメニュー画面に遷移する。図13(b)のメニュー画面において情報表示が選択されると、図13(c)のメモリ情報表示画面に遷移する。図13(d)のメモリ情報表示画面では、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14の個体情報が表示される。
【0059】
以上述べた第2の実施形態によれば、内蔵メモリ15に記録されている圧縮画像が選択された場合に、対象撮像画像が記録されているメモリの固体情報をユーザに通知することが可能となる。これにより、対象撮像画像が記録されている外部メモリ14を探して特定するために、外部メモリ14をいちいちデジタルビデオカメラに装着するという作業が不要となり、負荷を軽減することが可能となる。
【0060】
なお、第2の実施形態において、インデックス画面において画像が選択されたときに、その対象撮像画像が記録されているメモリに記録されている画像の一覧表示を行うモードに切り替え可能とするようにしてもよい。また、インデックス画面において画像が選択されたときに、その対象撮像画像が記録されているメモリに記録されている画像毎にジャンプするモードに切り替え可能とするようにしてもよい。
【0061】
以上、本発明を種々の実施形態と共に説明したが、本発明はこれらの実施形態にのみ限定されるものではなく、本発明の範囲内で変更等が可能である。例えば、圧縮画像のインデックス表示において、予め、対象撮像画像が内蔵メモリ15又は現在装着されている外部メモリ14に記録されているものと、現在未装着の外部メモリ14に記録されているものとで異なる表示形式をとるようにしてもよい。
【0062】
また、第1、2の実施形態において表示形式について述べているが、例えば表示サイズ、ブライト、コントラスト等を異ならせたり、マーカー表示やアイコン表示を行ったりすることが挙げられる。
【0063】
本発明の目的は、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システム或いは装置に供給することによっても達成される。この場合、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行する。
【0064】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が上述した実施形態の機能を実現することになり、プログラムコード自体及びそのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0065】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM等を用いることができる。
【0066】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、上述した実施形態の機能が実現されるだけに限らない。例えば、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOS(基本システム或いはオペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現されてもよい。
【0067】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれる形態でもよい。この場合メモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって上述した実施形態の機能が実現される。
【符号の説明】
【0068】
11:撮像部
12:圧縮処理部
13:記録処理部
14:外部メモリ
15:内蔵メモリ
16:編集処理部
17:入力部
18:制御部
19:個体情報認識処理部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示手段と、
内蔵の記録媒体と、
外部記憶装置への第1の画像データの記憶と、前記第1の画像データに対応する第2の画像データの前記内蔵の記録媒体への記録とを制御する記録処理部と、
画像の編集処理を指示する手段であって、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データの編集ができない状態において、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データを前記表示手段に表示しながら編集処理を指示可能とする指示手段と、
前記指示手段で指示した編集処理の内容を記憶する記憶手段と、
前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行う編集手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記編集処理には保護、削除、分割の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記編集処理にはプレイリストの作成を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
さらに、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記編集手段が前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行う前に、編集を行う旨の通知を行う通知手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データのうち、前記記憶手段に記憶している編集処理の対象となっている画像データを、編集処理の対象となっていない画像データとは異なる表示形式で表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
表示手段と、
内蔵の記録媒体と、
外部記憶装置への第1の画像データの記憶と、前記第1の画像データに対応する第2の画像データの前記内蔵の記録媒体への記録とを制御する記録処理部と備えた画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
画像の編集処理を指示する手段であって、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データの編集ができない状態において、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データを前記表示手段に表示しながら編集処理を指示可能とする指示手段で指示した編集処理の内容を記憶手段に記憶するステップと、
前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行うステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
【請求項1】
表示手段と、
内蔵の記録媒体と、
外部記憶装置への第1の画像データの記憶と、前記第1の画像データに対応する第2の画像データの前記内蔵の記録媒体への記録とを制御する記録処理部と、
画像の編集処理を指示する手段であって、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データの編集ができない状態において、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データを前記表示手段に表示しながら編集処理を指示可能とする指示手段と、
前記指示手段で指示した編集処理の内容を記憶する記憶手段と、
前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行う編集手段とを備えたことを特徴とする画像処理装置。
【請求項2】
前記編集処理には保護、削除、分割の少なくともいずれか一つを含むことを特徴とする請求項1に記載の画像処理装置。
【請求項3】
前記編集処理にはプレイリストの作成を含むことを特徴とする請求項1または2に記載の画像処理装置。
【請求項4】
さらに、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記編集手段が前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行う前に、編集を行う旨の通知を行う通知手段を有することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項5】
前記表示手段は、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データのうち、前記記憶手段に記憶している編集処理の対象となっている画像データを、編集処理の対象となっていない画像データとは異なる表示形式で表示することを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の画像処理装置。
【請求項6】
表示手段と、
内蔵の記録媒体と、
外部記憶装置への第1の画像データの記憶と、前記第1の画像データに対応する第2の画像データの前記内蔵の記録媒体への記録とを制御する記録処理部と備えた画像処理装置が実行する画像処理方法であって、
画像の編集処理を指示する手段であって、前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データの編集ができない状態において、前記内蔵の記録媒体に記録されている前記第2の画像データを前記表示手段に表示しながら編集処理を指示可能とする指示手段で指示した編集処理の内容を記憶手段に記憶するステップと、
前記外部記憶装置に記憶している前記第1の画像データを編集できる状態になった後で、前記記憶手段に記憶する内容に従って編集処理を行うステップとを有することを特徴とする画像処理方法。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【公開番号】特開2012−239197(P2012−239197A)
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−156807(P2012−156807)
【出願日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【分割の表示】特願2008−100807(P2008−100807)の分割
【原出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成24年12月6日(2012.12.6)
【国際特許分類】
【出願日】平成24年7月12日(2012.7.12)
【分割の表示】特願2008−100807(P2008−100807)の分割
【原出願日】平成20年4月8日(2008.4.8)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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