説明

画像形成装置、情報管理方法およびプログラム

【課題】アンインストールされたアプリケーションを再インストールした場合であっても、アプリケーションの管理者がアプリケーションの利用状況を正確に把握することができる画像形成装置、情報管理方法およびプログラムを提供する。
【解決手段】カウント値をアプリケーション毎に記憶する第1記憶部と、アプリケーションがアンインストールされたときのカウント値をアプリケーション毎に記憶する第2記憶部と、アプリケーションが再インストールされたときに、カウント値を第2記憶部から取得する取得部141と、再インストールされたアプリケーションに対して第1記憶部に記憶されるカウント値を、取得されたカウント値に更新する更新部142と、を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像形成装置、情報管理方法およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、MFP(Multifunction Peripheral)に備えられた機能を拡張可能なアプリケーションを機器の出荷後にインストールすることができる技術が知られている。
【0003】
また、インストールされたアプリケーションを管理する方法が開発されている。例えば、アプリケーションの再インストールにより新たに有効期限や利用上限回数を延長させない目的で、最初にインストールされたアプリケーションのライセンス情報から取得した閾値情報を設定する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1では、再インストールされたアプリケーションのライセンス情報に含まれる閾値情報は設定しない方法が開示されている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、従来のアプリケーションによる処理の実行回数をカウントするカウンタは、MFP本体の機能に付随しているカウンタとは異なり、アプリケーションをアンインストールした際にカウンタ情報が削除されてしまう。
【0005】
このため、特許文献1の方法では、アプリケーションの再インストール時に利用上限回数を延長しない設定にしてもカウンタ情報がリセットされた場合、アプリケーションの管理者が利用状況を正確に把握できないという問題があった。
【0006】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、アンインストールされたアプリケーションを再インストールした場合であっても、アプリケーションの管理者がアプリケーションの利用状況を正確に把握することができる画像形成装置、情報管理方法およびプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明にかかる画像形成装置は、アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記アプリケーション毎に記憶する第1記憶部と、前記アプリケーションがアンインストールされたときの前記カウント値を前記アプリケーション毎に記憶する第2記憶部と、前記アプリケーションが再インストールされたときに、再インストールされたアプリケーションの前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得部と、再インストールされたアプリケーションに対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新部と、を備えたことを特徴とする。
【0008】
また、本発明にかかる情報管理方法は、アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記利用者毎に記憶する第1記憶部と、前記利用者を識別する識別情報が削除されたときの前記カウント値を前記識別情報毎に記憶する第2記憶部と、前記識別情報の作成が指示されたときに、作成された前記識別情報の前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得部と、作成された前記識別情報に対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新部と、を備えたことを特徴とする。
【0009】
また、本発明にかかる情報管理方法は、アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記アプリケーション毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、前記アプリケーションがアンインストールされたときの前記カウント値を前記アプリケーション毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、前記アプリケーションが再インストールされたときに、再インストールされたアプリケーションの前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、再インストールされたアプリケーションに対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップと、を含むことを特徴とする。
【0010】
また、本発明にかかる情報管理方法は、アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記利用者毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、前記利用者を識別する識別情報が削除されたときの前記カウント値を前記識別情報毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、前記識別情報の作成が指示されたときに、作成された前記識別情報の前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、作成された前記識別情報に対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップと、を含むことを特徴とする。
【0011】
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを、アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記アプリケーション毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、前記アプリケーションがアンインストールされたときの前記カウント値を前記アプリケーション毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、前記アプリケーションが再インストールされたときに、再インストールされたアプリケーションの前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、再インストールされたアプリケーションに対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップ、として機能させることを特徴とする。
【0012】
また、本発明にかかるプログラムは、コンピュータを、アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記利用者毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、前記利用者を識別する識別情報が削除されたときの前記カウント値を前記識別情報毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、前記識別情報の作成が指示されたときに、作成された前記識別情報の前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、作成された前記識別情報に対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップ、として機能させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、アンインストールされたアプリケーションを再インストールした場合であっても、アプリケーションの管理者がアプリケーションの利用状況を正確に把握することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【0014】
【図1】図1は、本実施の形態にかかるMFPの機能的構成を示すブロック図である。
【図2】図2は、アプリケーション毎に分類された第2カウンタ情報を示す図である。
【図3】図3は、アプリインストール制御部の詳細な機能を示すブロック図である。
【図4】図4は、MFPによるアンインストール処理の手順を示すフローチャートである。
【図5】図5は、MFPによる再インストール処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】図6は、実施の形態2にかかるMFPの機能的構成を示すブロック図である。
【図7】図7は、ユーザ毎に分類された第2カウンタ情報を示す図である。
【図8】図8は、アプリインストール制御部の詳細な機能を示すブロック図である。
【図9】図9は、MFPによるユーザ情報の削除処理の手順を示すフローチャートである。
【図10】図10は、MFPによるユーザ情報の作成処理の手順を示すフローチャートである。
【図11】図11は、画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
【発明を実施するための形態】
【0015】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる画像形成装置、情報管理方法およびプログラムの最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0016】
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるMFP100の機能的構成を示すブロック図である。以下、画像形成装置100の一例としてMFP100を用いて説明する。図1に示すように、MFP100は、コンポーネント110と、OS(Operation System)160と、操作表示部170とを主に備える。
【0017】
コンポーネント110は、MFP100にインストールされたアプリケーションのプログラム群である。コンポーネント110は、アプリケーション101と、プラットフォーム120とを備え、これらを起動する。
【0018】
アプリケーション101は、ユーザに対してMFP100の機能を利用可能に動作するアプリケーションであり、標準アプリケーションとSDK(Software Development Kit)アプリケーションとで構成される。
【0019】
標準アプリケーションとしては、FAXアプリケーション111、スキャンアプリケーション112、プリンタアプリケーション113がある。また、SDKアプリケーションとしては、様々なデバイスに応じてSDKアプリケーション114aからSDKアプリケーション114n(以下、SDKアプリケーション114と総称する。)がある。
【0020】
FAXアプリケーション111は、FAX機能を提供する標準アプリケーションであり、スキャンアプリケーション112は、スキャン機能を提供する標準アプリケーションであり、プリンタアプリケーション113は、プリンタ機能を提供する標準アプリケーションである。
【0021】
また、SDKアプリケーション114は、システムで提供する機能を組み合わせたり、制限したりしてカスタマイズし、ユーザ毎に設定可能なアプリケーションである。なお、SDKアプリケーション114は、インストールやアンインストールが容易な構成となっている。
【0022】
また、プラットフォーム120は、SDKAPI(SDK Application Programming Interface)121と、モジュール群122と、アプリインストール制御部127と、第1記憶部130と、第2記憶部135を主に備える。
【0023】
SDKAPI121は、システムの機能をカスタマイズするためにSDKアプリケーションに対して公開されるAPIである。
【0024】
モジュール群122は、機能毎に用意されたモジュールの集合である。モジュール群122は、サブセットモジュール123と、プリンタモジュール124と、スキャンモジュール125と、FAXモジュール126とで構成される。
【0025】
サブセットモジュール123は、SDKAPI121からの要求を解釈し、下位モジュールに対し処理を依頼するモジュールである。FAXモジュール126は、FAX機能を提供する基本モジュールである。プリンタモジュール124は、プリンタの機能を提供する基本モジュールである。スキャンモジュール125は、スキャンの機能を提供する基本モジュールである。
【0026】
第1記憶部130は、第1カウンタ情報131を記憶する第1記憶部としての機能を有する。ここで、第1カウンタ情報131は、カウンタ(不図示)によるアプリケーションによる処理の実行回数のカウント値である。また、カウンタは、インストールされているアプリケーションによる処理の実行回数(以下、実行回数という。)をカウントする。なお、カウンタは、アプリケーションがアンインストールされた場合は、カウント値をリセットする。
【0027】
また、第1記憶部130は、アプリケーションがアンインストールされる場合に、アンインストールされたアプリケーションのプロダクトIDを第1カウンタ情報131とは別に記憶する。
【0028】
第2記憶部135は、第2カウンタ情報136を記憶する第2記憶部としての機能を有する。第2カウンタ情報136は、アプリケーションがインストールされてからアンインストールされるまでの処理の実行回数のカウント値であり、このカウント値はアンインストール時に第2記憶部135に保存される。つまり、第2記憶部135は、アプリケーションがアンインストールされた後も、第2カウント情報136を記憶する。
【0029】
ここで、第2カウンタ情報136の詳細について説明する。図2は、アプリケーション毎に分類された第2カウンタ情報136を示す図である。図2に示すアプリケーション毎に分類された第2カウンタ情報136には、アプリケーションと、当該アプリケーションの利用権限を有するユーザおよび実行回数を示すカウント値とが対応付けられている。
【0030】
図2では、実行回数のカウント対象となるアプリケーションは、アプリ名「Scan2XXX」、プロダクトID「872481333」が付与されている。プロダクトIDは、アプリケーションを識別するためのIDであり、アプリケーションの種類毎に一意なIDが割り当てられる。なお、アプリケーションの種類が同じであれば、バージョンが異なっても同じプロダクトIDが割り当てられることとなる。
【0031】
また、アプリケーションには、さらに、カウント機能「Scan2PDF」「Scan2Jpeg」「Scan2Print」「Scan2Mail」の4種類がある。ここで、「Scan2PDF」は、PDFによるスキャン機能のことであり、「Scan2Jpeg」は、Jpegによるスキャン機能のことである。また、「Scan2Print」は、プリントするためのスキャン機能のことであり、「Scan2Mail」は、メールのためのスキャン機能のことである。
【0032】
また、カウント機能に「ユーザA」「ユーザB」「ユーザC」「ユーザD」が対応付けられており、各カウント機能にユーザ毎に利用された機能のカウント値が対応付けられている。例えば、図2では、ユーザAは、「Scan2PDF」を301回実行し、「Scan2Jpeg」を740回実行したことを示す。一方、ユーザCは、いずれの機能も実行していないことを示す。
【0033】
なお、図2に示す第2カウンタ情報136に反映されているユーザIDはアプリケーションがインストールされている状態で増減されたユーザIDであり、アンインストール後に増減されたユーザIDは第2カウンタ情報136には反映されない。
【0034】
アプリインストール制御部127は、アプリケーション101のインストールやアンインストールに伴う処理を制御する。
【0035】
ここで、アプリインストール制御部127の詳細について説明する。図3は、アプリインストール制御部127の詳細な機能を示すブロック図である。図3に示すように、アプリインストール制御部127は、取得部141と、更新部142と、インストール制御部143と、受付部144と、通信部145とを備える。
【0036】
取得部141は、アプリケーションのアンインストール指示が受け付けられた場合に、アンインストールされるアプリケーションの第2カウンタ情報136を第2記憶部135から取得する。また、取得部141は、アプリケーションの再インストール指示が受け受け付けられた場合に、再インストールされるアプリケーションの第2カウンタ情報136を第2記憶部135から取得する。
【0037】
例えば、取得部141は、アプリケーションのアンインストール指示が受け付けられた場合に、当該アプリケーションの第1カウンタ情報131が第1記憶部130に保存されているか否かを判断する。取得部141は、第1カウンタ情報131が保存されていると判断した場合に第1カウンタ情報131を取得し、取得した第1カウンタ情報131を第2カウンタ情報136として保存する。
【0038】
また、取得部141は、アプリケーションの再インストール指示が受け付けられた場合に、当該アプリケーションの第2カウンタ情報136が第2記憶部135に保存されているか否かを判断し、保存されていると判断した場合に第2カウンタ情報136を取得する。
【0039】
また、取得部141は、アプリケーションのアンインストール指示が受け付けられ、第2カウンタ情報136を取得した場合に、第2カウンタ情報136に含まれるアプリケーションのプロダクトIDをアンインストールされるアプリケーションとして第1記憶部130に保存する。同様に、取得部141は、アプリケーションのインストール指示が受け付けられ、第2カウンタ情報136を取得した場合に、第2カウンタ情報136に含まれるアプリケーションのプロダクトIDをインストールされるアプリケーションとして第1記憶部130に保存する。
【0040】
更新部142は、第1記憶部130に記憶されている第1カウンタ情報131を、取得部141により取得された第2カウンタ情報136に更新する。
【0041】
受付部144は、ユーザによるアプリケーションのインストール指示やアンインストール指示の入力を受け付ける。例えば、受付部144は、操作表示部170に表示された入力画面からインストールまたはアンインストールの対象となるアプリケーションのプロダクト名の入力を受け付ける。
【0042】
インストール制御部143は、受付部144からアプリケーションのインストール指示を受け付けた場合は、アプリケーションをインストールする。また、インストール制御部143は、受付部144からアプリケーションのアンインストール指示を受け付けた場合は、アプリケーションをアンインストールする。
【0043】
通信部145は、ネットワーク(不図示)を介してMFP100に接続された外部機器(不図示)と情報を送受信する。
【0044】
例えば、MFP100にネットワークによりサーバが接続されていた場合、通信部145は、サーバと通信しインストール対象となるアプリケーションを受信し、第2記憶部135に保存する。
【0045】
また、他の例として、記憶部130はネットワークにより接続されたサーバ(不図示)に備えられていても良く、この場合、取得部141は通信部145を介して第2カウンタ情報136を取得し、更新部142は通信部145を介して第1カウンタ情報131を更新する。
【0046】
OS160は、各種資源を管理するサービスと枠組みを動作するソフトウェアを提供する。例えば、OS160は、SDKAPI121の種類毎に、第1記憶部130により記憶される第1カウンタ情報131または第2記憶部135に記憶される第2カウンタ情報136をカウントするカウンタを対応付けてもよい。
【0047】
また、OS160は、SDKAPI121に対して複数の第1カウント情報をカウントするカウンタを対応付けることが可能である。
【0048】
例えば、SDKAPI121が、スキャンした後のファイル生成処理を行うAPIである場合、OS160は、スキャンした画像をJpeg(Joint Photographic Experts Group)ファイルに変換する場合と、PDF(Portable Document Format)ファイルに変換する場合で異なるアプリケーションカウンタを対応付けることができる。なお、どのような機能に対してアプリケーションカウンタを対応付けるかは、SDKアプリケーション114の構成による。
【0049】
なお、SDKAPI121に対してアプリケーションカウンタを対応付けない設定としても良い。また、アプリケーションカウンタを対応付けるか否かはユーザが任意に設定可能である。
【0050】
次に、以上のように構成されたMFP100によるアンインストール処理の手順について説明する。図4は、MFP100によるアンインストール処理の手順を示すフローチャートである。
【0051】
受付部144は、アプリケーションのアンインストール指示を受け付ける(ステップS301)。取得部141は、アンインストール指示を受け付けたアプリケーションの第1カウンタ情報131が第1記憶部130に保存されているか否かを判断する(ステップS302)。
【0052】
取得部141は、アンインストール指示を受け付けたアプリケーションの第1カウンタ情報131が第1記憶部130に保存されていると判断した場合(ステップS302:Yes)、第1記憶部130から第1カウンタ情報131を取得する(ステップS303)。
【0053】
取得部141は、取得した第1カウンタ情報131を第2カウンタ情報136として第2記憶部135に保存する(ステップS304)。取得部141は、第2記憶部135に保存した第2カウンタ情報136に含まれるアプリケーションのプロダクトIDをアンインストールしたアプリケーションとして保存する(ステップS305)。
【0054】
インストール制御部143は、アンインストール指示を受け付けたアプリケーションをアンインストールする(ステップS306)。
【0055】
次に、MFP100による再インストール処理の手順について説明する。図5は、MFP100による再インストール処理の手順を示すフローチャートである。
【0056】
受付部144は、アプリケーションのインストール指示を受け付ける(ステップS401)。インストール制御部143は、第1記憶部130からアプリケーションを取得する(ステップS402)。インストール制御部143は、取得したアプリケーションをインストールする(ステップS403)。
【0057】
取得部141は、インストールされたアプリケーションが過去にインストールされたか否かを判断する(ステップS404)。例えば、取得部141は、インストールされたアプリケーションのプロダクトIDと、第1記憶部130に保存されているアンインストールされたアプリケーションのプロダクトIDとを比較し、一致するプロダクトIDがあるか否かを判断する。
【0058】
取得部141は、インストールされたアプリケーションが過去にインストールされたと判断した場合(ステップS404:Yes)、第2カウンタ情報136が第2記憶部135に保存されているか否かを判断する(ステップS405)。例えば、取得部141は、第1記憶部130に保存されているアンインストールされたアプリケーションのプロダクトIDの中に、インストールされたアプリケーションのプロダクトIDと一致するものがあると判断した場合、第2カウンタ情報136が保存されているか判断する。
【0059】
取得部141は、第2カウンタ情報136が第2記憶部135に保存されていると判断した場合(ステップS405:Yes)、第2記憶部135から第2カウンタ情報136を取得する(ステップS406)。例えば、取得部141は、インストールされたアプリケーションのプロダクトIDに対応付けられた第2カウンタ情報136を第2記憶部135から取得する。
【0060】
取得部141は、第1カウンタ情報131を、第2記憶部135から取得した第2カウンタ情報136に更新する(ステップS407)。
【0061】
ステップS404において、取得部141が、インストールされたアプリケーションが過去にインストールされていないと判断した場合(ステップS404:No)、およびステップS405において、第2記憶部135に第2カウンタ情報136が保存されていないと判断した場合(ステップS405:No)、処理を終了する。
【0062】
このように、本実施の形態によれば、アプリケーションのアンインストール時に第2カウンタ情報136を保存し、再インストール時に保存した第2カウンタ情報136を用いて実行回数をカウントするので、アンインストールされたアプリケーションを再インストールした場合であっても、アプリケーションの管理者がアプリケーションの利用状況を正確に把握することができる。
【0063】
(実施の形態2)
実施の形態1では、アンインストール時に削除される対象はアプリケーションであり、アンインストール時に保存されたアプリケーションに対応付けられた第2カウント情報を再インストール時に取得する構成とした。これに対し、実施の形態2では、削除される対象はユーザ情報であり、ユーザ情報が削除される時に保存されたユーザ情報に対応付けられた第2カウント情報をユーザ情報の再作成時に取得する。
【0064】
図6は、実施の形態2にかかるMFP200の機能的構成を示すブロック図である。ここで、アプリインストール制御部227と、第1記憶部230と、第2記憶部235以外の各部の機能および構成については実施の形態1と同様である。
【0065】
第1記憶部230は、第1カウンタ情報231を記憶する第1記憶部としての機能を有する。ここで、第1カウンタ情報231は、ユーザ毎のカウンタ(不図示)によるアプリケーションによる処理の実行回数のカウント値である。カウンタは、第1カウンタ情報231に登録されているユーザによる実行回数をカウントする。
【0066】
またカウンタは、ユーザ情報が削除された場合は、当該ユーザによる実行回数のカウント値を削除する。ここで、ユーザ情報には、ユーザ名と、ユーザIDと、ユーザが利用できるアプリケーションなどが含まれる。
【0067】
また、第1記憶部230は、ユーザ情報が第1カウンタ情報231から削除される場合に、削除したユーザ情報としてユーザIDを第1カウンタ情報231とは別に記憶する。
【0068】
第2記憶部235は、第2カウンタ情報236を記憶する第2記憶部としての機能を有する。第2カウンタ情報236は、ユーザ情報が作成されてから削除されるまでの処理の実行回数のカウント値であり、このカウント値はユーザ情報の削除時に第2記憶部235に保存される。つまり、第2記憶部235は、ユーザ情報が削除された後も第2カウント情報236を記憶する。
【0069】
図7は、ユーザ毎に分類された第2カウンタ情報236を示す図である。図7に示すユーザ毎に分類された第2カウンタ情報236は、ユーザIDと、当該ユーザIDにより識別されるユーザに利用が許可されたアプリケーションのプロダクトIDが対応付けられている。
【0070】
ユーザIDは、ユーザを識別するためのIDであり、ユーザ毎に一意なIDが割り当てられる。なお、ユーザIDは利用する機器で一意であればよく、他の機器では異なるユーザに同一のユーザIDが付与されてもよい。
【0071】
ユーザ毎に分類された第2カウンタ情報236によれば、ユーザ毎にユーザに利用が許可されたアプリケーションを管理することができ、ユーザ毎の第2カウンタ情報236の作成や削除の操作が容易となる。
【0072】
図7では、ユーザ名「ユーザA」と、ユーザID「000167a―01」が付与されている。また、利用が許可されたアプリケーションのアプリ名と、プロダクトIDと、カウント機能と、カウント値とが対応付けられている。例えば、アプリ名「Scan2XXX」、プロダクトID「872481333」、カウント機能「Scan2PDF」にはカウント値「301」が対応付けられている。
【0073】
なお、アプリ名「TestPrint」や、「図形認識」のようにカウント機能が単一である場合や、第2カウンタ情報236に一つの機能しか対応付けられていない場合は、カウント機能の項目に名称は設定されない。
【0074】
また、図7に示す第2カウンタ情報236に反映されているアプリケーションは、ユーザIDが第1カウンタ情報231に登録されている状態でインストールされたアプリケーションである。ユーザIDが第1カウンタ情報231から削除された後に増減されたアプリケーションおよびカウント値は第2カウンタ情報236には反映されない。
【0075】
次に、アプリインストール制御部227の詳細について説明する。図8は、アプリインストール制御部227の詳細な機能を示すブロック図である。アプリインストール制御部227は、取得部241と、更新部142と、ユーザ情報作成制御部243と、通信部145を備える。なお、取得部241と、ユーザ情報作成制御部243と、受付部244以外の各部の機能および構成は実施の形態1と同様である。
【0076】
受付部244は、ユーザ情報の作成指示や削除指示を、ユーザIDの入力とともに受け付ける。例えば、受付部244は、操作表示部170に表示された入力画面(不図示)からユーザによるユーザIDと当該ユーザIDにより識別されるユーザ情報の作成指示または削除指示の入力を受け付ける。
【0077】
取得部241は、ユーザ情報の作成指示や削除指示の入力が受け付けられた場合に、第2記憶部235から第2カウント情報236を取得する。
【0078】
ユーザ情報作成制御部243は、受付部244によりユーザ情報の作成指示が受け付けられた場合に、第1カウント情報231にユーザ情報を作成する。また、ユーザ情報作成制御部243は、受付部244によりユーザ情報の削除指示が受け付けられた場合に、第1カウント情報231に登録されているユーザ情報を削除する。
【0079】
次に、以上のように構成されたMFP200によるユーザ情報の削除処理の手順について説明する。図9は、MFP200によるユーザ情報の削除処理の手順を示すフローチャートである。
【0080】
受付部244は、ユーザ情報の削除指示を受け付ける(ステップS601)。取得部241は、第1カウンタ情報231にユーザIDが設定されているか否かを判断する(ステップS602)。例えば、取得部241は、第1カウンタ情報231を参照して、削除指示が受け付けられたユーザ情報のユーザIDが登録されているか否かを判断する。
【0081】
取得部241は、第1カウンタ情報231にユーザIDが設定されていると判断した場合(ステップS602:Yes)、第1記憶部230に当該ユーザIDに対応付けられた第1カウンタ情報231が保存されているか否かを判断する(ステップS603)。
【0082】
取得部241は、第1記憶部230に当該ユーザIDに対応付けられた第1カウンタ情報231が保存されていると判断した場合(ステップS603:Yes)、第1記憶部230から第1カウンタ情報231を取得する(ステップS604)。
【0083】
取得部241は、取得した第1カウンタ情報231を第2カウンタ情報236として第2記憶部236に保存する(ステップS605)。取得部241により第1カウンタ情報231にユーザIDが設定されていないと判断された場合(ステップS602:No)、取得部241により第2カウンタ情報236が保存された場合(ステップS605)、およびステップS603において、取得部241により第1カウンタ情報231が保存されていないと判断された場合(ステップS603:No)、ユーザ情報作成制御部243は、第1カウンタ情報231から削除指示の入力を受け付けたユーザ情報を削除する(ステップS606)。
【0084】
次に、MFP200によるユーザ情報の作成処理の手順について説明する。図10は、MFP200によるユーザ情報の作成処理の手順を示すフローチャートである。
【0085】
受付部244は、ユーザ情報の作成指示を受け付ける(ステップS701)。例えば、受付部244は、操作表示部170に表示された入力画面からユーザによるユーザIDおよびユーザ情報の作成指示の入力を受け付ける。
【0086】
ユーザ情報作成制御部243は、ユーザ情報の作成指示に応じてユーザ情報を作成する(ステップS702)。取得部241は、作成指示を受け付けたユーザIDが第1カウンタ情報231に存在するか否かを判断する(ステップS703)。
【0087】
取得部241は、作成指示を受け付けたユーザIDが第1カウンタ情報231に存在しないと判断した場合(ステップS703:No)、作成指示を受け付けたユーザIDが第1記憶部230に過去に作成され、削除されたユーザ情報として保存されているか否かを判断する(ステップS704)。
【0088】
取得部241は、作成指示を受け付けたユーザIDが過去に作成され、削除されたユーザ情報として第1記憶部230に保存されていると判断した場合(ステップS704:Yes)、当該ユーザIDに対応付けられた第2カウンタ情報236が第2記憶部235に保存されているか否かを判断する(ステップS705)。
【0089】
取得部241は、当該ユーザIDに対応付けられた第2カウンタ情報236が第2記憶部235に保存されていると判断した場合(ステップS705:Yes)、第2記憶部235から第2カウンタ情報236を取得する(ステップS706)。更新部142は、第1カウンタ情報231を、取得部241により取得された第2カウンタ情報236に更新する(ステップS707)。
【0090】
なお、ステップS703で、ユーザIDが第1カウンタ情報231に存在すると判断された場合(ステップS703:Yes)、ステップS704において、第1記憶部230に保存されていないと判断した場合(ステップS704:No)、またはステップS705において、第2カウンタ情報236が保存されていないと判断した場合(ステップS705:No)、更新部142による更新処理は行われることなく処理を終了する。
【0091】
このように、本実施の形態によれば、同一のアプリケーションを複数のユーザにより利用する状況において、第1カウンタ情報が示すアプリケーションの利用者情報から削除されたユーザ情報を復元する場合にも、アプリケーションの管理者がアプリケーションの利用状況を正確に把握することができる。
【0092】
また、このように、本実施の形態によれば、一度作成されたユーザ情報を、ユーザ情報が第1カウンタ情報から削除される場合に、別領域に第2カウンタ情報として保存し、再作成時に第2カウンタ情報から取得したユーザ情報を用いるので、容易にユーザ情報を再設定することができる。
【0093】
図11は、本実施の形態にかかる画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。本図では、画像形成装置の一例としてMFP100および200(以下、複合機100と総称する。)として説明する。この複合機100は、コントローラ10とエンジン部(Engine)60とをPCI(Peripheral Component Interface)バスで接続した構成となる。コントローラ10は、複合機100全体の制御と描画、通信、図示しない操作部からの入力を制御するコントローラである。エンジン部60は、PCIバスに接続可能なプリンタエンジンなどであり、例えば白黒プロッタ、1ドラムカラープロッタ、4ドラムカラープロッタ、スキャナまたはファックスユニットなどである。なお、このエンジン部60には、プロッタなどのいわゆるエンジン部分に加えて、誤差拡散やガンマ変換などの画像処理部分が含まれる。
【0094】
コントローラ10は、CPU11と、ノースブリッジ(NB)13と、システムメモリ(MEM−P)12と、サウスブリッジ(SB)14と、ローカルメモリ(MEM−C)17と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)16と、ハードディスクドライブ(HDD)130、135、230、235とを有し、ノースブリッジ(NB)13とASIC16との間をAGP(Accelerated Graphics Port)バス15で接続した構成となる。また、MEM−P12は、ROM(Read Only Memory)12aと、RAM(Random Access Memory)12bと、をさらに有する。
【0095】
CPU11は、複合機100の全体制御を行うものであり、NB13、MEM−P12およびSB14からなるチップセットを有し、このチップセットを介して他の機器と接続される。
【0096】
NB13は、CPU11とMEM−P12、SB14、AGPバス15とを接続するためのブリッジであり、MEM−P12に対する読み書きなどを制御するメモリコントローラと、PCIマスタおよびAGPターゲットとを有する。
【0097】
MEM−P12は、プログラムやデータの格納用メモリ、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いるシステムメモリであり、ROM12aとRAM12bとからなる。ROM12aは、プログラムやデータの格納用メモリとして用いる読み出し専用のメモリであり、RAM12bは、プログラムやデータの展開用メモリ、プリンタの描画用メモリなどとして用いる書き込みおよび読み出し可能なメモリである。
【0098】
SB14は、NB13とPCIデバイス、周辺デバイスとを接続するためのブリッジである。このSB14は、PCIバスを介してNB13と接続されており、このPCIバスには、ネットワークインターフェース(I/F)部なども接続される。
【0099】
ASIC16は、画像処理用のハードウェア要素を有する画像処理用途向けのIC(Integrated Circuit)であり、AGPバス15、PCIバス、HDD130、135、230、235およびMEM−C17をそれぞれ接続するブリッジの役割を有する。このASIC16は、PCIマスタおよびAGPターゲットと、ASIC16の中核をなすアービタ(ARB)と、MEM−C17を制御するメモリコントローラと、ハードウェアロジックなどにより画像データの回転などをおこなう複数のDMAC(Direct Memory Access Controller)と、エンジン部60との間でPCIバスを介したデータ転送をおこなうPCIユニットとからなる。このASIC16には、PCIバスを介してFCU(Facsimile Control Unit)30、USB(Universal Serial Bus)40、IEEE1394(the Institute of Electrical and Electronics Engineers 1394)インターフェース50が接続される。操作表示部170はASIC16に直接接続されている。
【0100】
MEM−C17は、コピー用画像バッファ、符号バッファとして用いるローカルメモリであり、HDD(Hard Disk Drive)130、135、230、235は、画像データの蓄積、プログラムの蓄積、フォントデータの蓄積、フォームの蓄積を行うためのストレージである。
【0101】
AGPバス15は、グラフィック処理を高速化するために提案されたグラフィックスアクセラレーターカード用のバスインターフェースであり、MEM−P12に高スループットで直接アクセスすることにより、グラフィックスアクセラレーターカードを高速にするものである。
【0102】
なお、本実施の形態の画像形成装置で実行される情報管理プログラムは、ROM等に予め組み込まれて提供される。
【0103】
本実施の形態の画像形成装置で実行される情報管理プログラムは、インストール可能な形式または実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成してもよい。
【0104】
さらに、本実施の形態の画像形成装置で実行される情報管理プログラムを、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また、本実施の形態の画像形成装置で実行される情報管理プログラムをインターネット等のネットワーク経由で提供または配布するように構成しても良い。
【0105】
本実施の形態の画像形成装置で実行される情報管理プログラムは、上述した各部(取得部、更新部、インストール制御部、受付部、通信部)を含むモジュール構成となっており、実際のハードウェアとしてはCPU(プロセッサ)が上記ROMから情報管理プログラムを読み出して実行することにより上記各部が主記憶装置上にロードされ、取得部、更新部、インストール制御部、受付部、通信部が主記憶装置上に生成されるようになっている。
【0106】
なお、上記実施の形態では、本発明の画像形成装置を、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能およびファクシミリ機能のうち少なくとも2つの機能を有する複合機に適用した例を挙げて説明したが、複写機、プリンタ、スキャナ装置、ファクシミリ装置等の画像形成装置であればいずれにも適用することができる。
【符号の説明】
【0107】
100、200 MFP
127 アプリインストール制御部
130、230 第1記憶部
135、235 第2記憶部
141、241 取得部
142 更新部
143 インストール制御部
144、244 受付部
145 通信部
243 ユーザ情報作成制御部
【先行技術文献】
【特許文献】
【0108】
【特許文献1】特開2009−123100号公報

【特許請求の範囲】
【請求項1】
アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記アプリケーション毎に記憶する第1記憶部と、
前記アプリケーションがアンインストールされたときの前記カウント値を前記アプリケーション毎に記憶する第2記憶部と、
前記アプリケーションが再インストールされたときに、再インストールされたアプリケーションの前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得部と、
再インストールされたアプリケーションに対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記利用者毎に記憶する第1記憶部と、
前記利用者を識別する識別情報が削除されたときの前記カウント値を前記識別情報毎に記憶する第2記憶部と、
前記識別情報の作成が指示されたときに、作成された前記識別情報の前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得部と、
作成された前記識別情報に対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新部と、
を備えたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
前記第2記憶部は前記画像形成装置とネットワークで接続されたサーバ装置であり、
前記取得部は、前記ネットワークを介して前記サーバ装置から前記カウント値を取得すること、
を特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記アプリケーション毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、
前記アプリケーションがアンインストールされたときの前記カウント値を前記アプリケーション毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、
前記アプリケーションが再インストールされたときに、再インストールされたアプリケーションの前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、
再インストールされたアプリケーションに対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップと、
を含むことを特徴とする情報管理方法。
【請求項5】
アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記利用者毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、
前記利用者を識別する識別情報が削除されたときの前記カウント値を前記識別情報毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、
前記識別情報の作成が指示されたときに、作成された前記識別情報の前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、
作成された前記識別情報に対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップと、
を含むことを特徴とする情報管理方法。
【請求項6】
コンピュータを、
アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記アプリケーション毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、
前記アプリケーションがアンインストールされたときの前記カウント値を前記アプリケーション毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、
前記アプリケーションが再インストールされたときに、再インストールされたアプリケーションの前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、
再インストールされたアプリケーションに対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップ、
として機能させることを特徴とするプログラム。
【請求項7】
コンピュータを、
アプリケーションによる処理の実行回数のカウント値を前記利用者毎に第1記憶部に保存する第1保存ステップと、
前記利用者を識別する識別情報が削除されたときの前記カウント値を前記識別情報毎に第2記憶部に保存する第2保存ステップと、
前記識別情報の作成が指示されたときに、作成された前記識別情報の前記カウント値を前記第2記憶部から取得する取得ステップと、
作成された前記識別情報に対して前記第1記憶部に記憶される前記カウント値を、取得された前記カウント値に更新する更新ステップ、
として機能させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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