説明

画像形成装置、電子機器及び電子機器の梱包方法

【課題】可動部材を有する電子機器を、輸送運搬時に可動部材と当接し得る筐体の外観部分に傷が付いてしまうことが無いように、低コスト且つ容易に梱包可能にする。
【解決手段】画像形成装置1は、筐体10に対しスライド自在に設けられた給紙トレイ11を有している。給紙トレイ11の前方両側部には、筐体10と当接し得る鍔部11aが形成されている。画像形成装置1の梱包時には、シート面に孔部2aを有する緩衝シート2が、鍔部11aが孔部2aにはめ込まれるようにして、鍔部11aと筐体10との間に配される。この状態で給紙トレイ11が筐体10に装着されることにより、鍔部11aと筐体10が当接し得ない状態となる。これにより、輸送運搬時に振動等が加えられても、鍔部11aが振動して筐体10に当接することがなくなり、筐体10の外観部分に傷が付いてしまうことがなくなる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体に対して可動であり、筐体の外観部分に当接し得るように設けられたスライドトレイ等の可動部材を有する画像形成装置等の電子機器の梱包方法に関する。
【背景技術】
【0002】
電子機器の輸送運搬時には、電子機器は、例えば発泡スチロール等の緩衝材を用いてその外面が保護され、段ボール箱等に梱包されている。このように緩衝材を用いて梱包されることで、輸送運搬時に衝撃力や振動等が加えられても、電子機器自体が破損したり、外観に傷等が付いて商品価値が損なわれてしまうことを防止している。
【0003】
ところで、電子機器には、機器本体を収納する筐体に、筐体に対して可動に、筐体の外観部分に当接し得るように設けられた可動部材を有するものがある。例えば、画像形成装置においては、記録紙が載置される給紙トレイ等、筐体に対してスライド自在なスライドトレイが装着されるような構成のものがある。このような電子機器の輸送運搬時にあっては、上述のように緩衝材を用いて外面を保護して梱包するのみでは、衝撃力や振動等が加えられたときに、可動部材が筐体に対して振動することがある。可動部材が筐体に対して振動すると、可動部材が筐体に繰り返し当接することにより、筐体又は可動部材の当接部位に、打痕等の傷が付いたり、機器本体が破損してしまう。特に、筐体の外観部分に可動部材が当接し得るような構成である場合に、上述のように筐体の外観部分に傷がつくと、商品価値が損なわれてしまう。
【0004】
そこで、従来、このような電子機器の梱包時には、通常よりも緩衝材の量、厚みを増やしたり、発泡スチロールの発泡倍率等、緩衝材の性質を変更して、衝撃力や振動等が加えられても可動部材が振動しにくいようにして傷が付いたりするのを防止している。また、粘着テープ等を用いて、可動部材を動きにくいように筐体に固定することも行われている。さらに、可動部材と筐体との間に緩衝シートが挟まれるようにして粘着テープで緩衝シートを固定することにより、可動部材と筐体とが当接しないようにすることも行われている。
【0005】
しかしながら、緩衝材の量、厚みを増やしたり、性質を変更させると、緩衝材に必要なコストが増加したり、梱包されたパッケージが大きくなり、保管、輸送に必要なコストが増大するという問題がある。そして、このように対策しても、加えられる振動によっては、なお、可動部材が振動してしまうことがある。また、粘着テープ等を用いて可動部材を固定したり、緩衝シートを配置したりすると、粘着テープを用いるためにコストが必要となり、やはり、梱包コストが増加してしまうという問題がある。さらに、粘着テープ等を用いて梱包するような場合には、電子機器を使用する前の開梱時にそれらを取り除く必要があり、この作業はユーザにとって煩わしいものになる。
【0006】
なお、特許文献1には、輸送運搬時に記録紙の搬送経路の内面に傷が付くのを防ぐため、搬送経路内に緩衝シートを挿入した用紙面反転装置が記載されている。しかしながら、この緩衝シートは、上述のように筐体の外観部分に打痕等の傷が付いてしまうことを防止するものではなく、特許文献1には、上述の問題点に対して有効な解決策は開示されていない。
【特許文献1】特開2004−35242号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
本発明は、上記問題点を鑑みてなされたものであり、低コスト且つ容易に梱包可能であり、容易に開梱することができ、輸送運搬時に可動部材と当接し得る筐体の外観部分に傷が付いてしまうことを確実に防止することが可能な電子機器の梱包方法を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的を達成するため請求項1の発明は、記録紙に画像を形成する画像形成部と、この画像形成部を収納する筐体と、この筐体に対してスライド自在に装着されており、前記筐体と共に装置外観を構成するスライドトレイとを備え、前記スライドトレイは、前記筐体に装着された状態で筐体の外観部分と当接し得る鍔部を有している画像形成装置であって、輸送運搬時には、発泡材からなり、柔軟性を有しており、シート面に前記鍔部が貫通可能な孔部が形成されている緩衝シートをさらに備え、この緩衝シートは、前記孔部に前記鍔部を嵌め込んだ状態で鍔部と前記筐体との間で挟まれるように配置されており、前記スライドトレイが前記筐体に装着されているときにも、前記緩衝シートにより前記鍔部が筐体の外観部分に当接しないように梱包されているものである。
【0009】
請求項2の発明は、機器本体を収納する筐体と、この筐体に対して可動に装着されており、前記筐体に装着された状態で前記筐体の外観部分と当接し得る可動部材とを備えた電子機器であって、輸送運搬時には、シート面に前記可動部材又は筐体の一部が貫通可能な孔部が形成されており、この孔部に前記可動部材又は筐体の一部を嵌め込んだ状態で前記可動部材と筐体との間で挟まれるように配置された緩衝シートをさらに備え、前記可動部材が前記筐体に装着されているときにも、前記緩衝シートにより前記可動部材と筐体の外観部分とが当接しないように梱包されているものである。
【0010】
請求項3の発明は、機器本体を収納する筐体と、この筐体に対して可動に装着されており、前記筐体に装着された状態で前記筐体の外観部分と当接し得る可動部材とを備えた電子機器の梱包方法であって、シート面に前記可動部材又は筐体の一部が貫通可能な孔部が形成された緩衝シートを、前記孔部に前記可動部材又は筐体の一部を嵌め込んだ状態で、少なくとも前記可動部材の筐体に当接し得る部位の筐体側に配置して、前記可動部材が筐体の外観部分に当接し得ない状態にするものである。
【発明の効果】
【0011】
請求項1の発明によれば、輸送運搬時に、緩衝シートがスライドトレイの鍔部と筐体との間で挟まれるように配置されており、スライドトレイが筐体に装着されているときに鍔部が筐体の外観部分に当接し得ないように梱包されているので、振動等が加えられたときに鍔部の振動等により筐体に傷が付いてしまうことを確実に防止することが可能となる。また、緩衝シートのシート面には孔部が形成されており、この孔部に鍔部を嵌め込んだ状態で緩衝シートが配置されるので、粘着テープ等を用いずに、低コスト且つ容易に梱包することが可能となる。また、緩衝シートは、発泡剤からなり柔軟性を有しているので、容易に梱包作業を行うことができると共に、より確実に鍔部の振動等を抑えることが可能となる。また、緩衝シートの配置時には粘着テープ等を用いていないので、緩衝シートを孔部に嵌め込まれた鍔部を引き抜くように取り外すことにより、容易に開梱することが可能である。
【0012】
請求項2の発明によれば、輸送運搬時に、緩衝シートが可動部材と筐体との間で挟まれるように配置され、可動部材が筐体に装着されているときに可動部材が筐体の外観部分に当接し得ないように梱包されているので、上述と同様に、筐体の外観部分に傷が付いてしまうことを確実に防止することが可能となる。また、緩衝シートのシート面には孔部が形成されており、緩衝シートは、この孔部に可動部材又は筐体の一部を嵌め込んだ状態で、粘着テープ等を用いずに配置される。従って、上述と同様に、低コスト且つ容易に梱包することが可能であり、また、容易に開梱することが可能である。
【0013】
請求項3の発明によれば、電子機器を、緩衝シートのシート面の孔部に可動部材又は筐体の一部を嵌め込んだ状態で、可動部材の筐体に当接し得る部位の筐体側に配置して、可動部材が筐体の外観部分に当接し得ないようにして梱包するので、輸送運搬時に振動等が加えられても、可動部材の振動により筐体の外観部分に傷が付いてしまうことを確実に防止することが可能となる。また、緩衝シートは粘着テープ等を用いずに配置されるので、上述と同様に、電子機器の梱包作業を低コスト且つ容易に行うことが可能であると共に、電子機器を容易に開梱可能に梱包することが可能である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。図1(a)、(b)は、本実施形態に係る画像形成装置の一例を示す。この画像形成装置1は、例えばいわゆるレーザビームプリンタであり、筐体10と、筐体10の下部の開口部10a内に装着され、記録紙が載置される給紙トレイ(スライドトレイ、可動部材)11と、筐体10の上部に設けられ、画像が形成された記録紙が筐体10の内部から排出される排紙部12と、筐体10の前面に筐体10に対し回動自在に設けられたメンテナンスカバー(可動部材)13と、筐体10の内部に配置され、記録紙に画像を形成する機能を有する画像形成部20とを備えている。図に示すように、給紙トレイ11及びメンテナンスカバー13の前方外側面は、筐体10の外側面と共に、画像形成装置1の外観となる意匠面を構成している。給紙トレイ11は、筐体10に対して筐体10の前後方向にスライド自在に装着されている。そして、図1(a)に示すような筐体10に装着された状態から、図1(b)に示すように図の矢印方向に筐体10から引き出されることにより、給紙トレイ10に外部から記録紙を載置可能となる。図に示すように、給紙トレイ11の前方両側部には、給紙トレイ11が筐体10に装着されている状態で筐体10に当接し得る鍔部11aが形成されており、画像形成装置1の前面から見たときの外観が良好なものになるように構成されている。メンテナンスカバー13は、筐体10に回動自在に軸支されており、回動されることにより筐体10の内部を外部に露出させる。すなわち、この画像形成装置1は、メンテナンスカバー13を回動させた状態として、例えば画像形成部20のトナーカートリッジ交換等、種々のメンテナンス作業を行うことができるように構成されている。
【0015】
ここで、この画像形成装置1は、輸送運搬時には、鍔部11aと筐体10との間に緩衝シート2が配置されて、鍔部11aが筐体10の外観部分に当接しないようにして給紙トレイ11が筐体10に装着された状態で梱包される。図2は、このとき用いられる緩衝シート2を示す。緩衝シート2は、例えばポリエチレンフォーム等の発泡材からなるシートであり、柔軟性を有しているものである。本実施形態においては、緩衝シート2の片面にはポリエチレンラミネートが施されており、緩衝シート2が裂けて破れたりしにくくなっている。図に示すように、緩衝シート2のシート面には孔部2aが形成されている。この孔部2aは、給紙トレイ11の鍔部11aの大きさに対応した大きさで設けられており、鍔部11aが孔部2aに貫通可能となっている。なお、緩衝シート2は、ラミネートが施されていないものであってもよい。
【0016】
次に、この緩衝シート2を用いた画像形成装置1の梱包方法について、図3、図4(a)、(b)、及び図5を参照して説明する。緩衝シート2は、図3に示すように、給紙トレイ11が筐体10の前方に引き出された状態で、孔部2aに鍔部11aを嵌め込むようにして給紙トレイ11に取り付けられる。ここで、図4(a)に示すように、鍔部11aの側端部には、筐体10に向けてリブ状の突起部11bが立設されている。また、筐体10の突起部11bと対向する部位には、鍔部11aに対向する他の部位より、突起部11bの立設されている高さと略同寸法だけ凹むように段差10bが設けられている。この突起部11bは、給紙トレイ11が筐体10に装着されているときに段差10bに当接し、筐体10と鍔部11aとの間の隙間が大きくならないようにして、画像形成装置1の側方から見たときの外観をより良好なものにするために設けられている。緩衝シート2は、この鍔部11aと段差10bの間に挟まれるように配される。すなわち、緩衝シート2は、そのシート面で少なくとも鍔部11aの筐体10に当接し得る側を覆うように、シート面が鍔部11aの筐体10側に配置されるように取り付けられる。
【0017】
このように緩衝シート2が鍔部11aに取り付けられた状態で、給紙トレイ11は、筐体10に装着される。このとき、図4(b)に示すように、緩衝シート2が鍔部11aと段差10bとの間で挟まれる状態になる。これにより、鍔部11aの突起部11b等が、筐体10の鍔部11aに対向する面に当接し得ない状態になる。そして、この画像形成装置1は、図5に示すように、給紙トレイ11の前方両側部の鍔部11aに、上述のように緩衝シート2をそれぞれ配した状態で、周囲を例えば発泡スチロール等の緩衝材で保護された後、段ボール箱等に梱包される。
【0018】
このように、本実施形態においては、画像形成装置1は、緩衝シート2が上述のように配されていることにより、鍔部11aが、筐体10の外観部分である鍔部11aと対向する部位に当接し得ないようにして梱包されている。従って、このようにして梱包された画像形成装置1に、輸送運搬時等に振動等が加えられても、鍔部11aが振動したりして筐体10に接触することが無く、筐体10に打痕等の傷が付いてしまうことを確実に防止することが可能となる。また、緩衝シート2のシート面には孔部2aが形成されており、この孔部2aに鍔部11aを嵌め込んだ状態で緩衝シート2が配置されるので、粘着テープ等を用いずに、低コスト且つ容易に梱包することが可能となる。また、緩衝シート2は、発泡剤からなり柔軟性を有しているので、容易に梱包作業を行うことができると共に、より確実に鍔部11aの振動等を抑えることが可能となる。また、このように緩衝シート2の配置時には粘着テープ等を用いないので、ユーザは、画像形成装置1を、緩衝シート2を鍔部11aから引き抜くように取り外すことにより、容易に開梱することが可能である。
【0019】
なお、本発明は上記実施形態の構成に限定されるものではなく、発明の趣旨を変更しない範囲で適宜に種々の変形が可能である。例えば、緩衝シート2は、発泡剤からなるものに限られるものではなく、たとえばゴムシートや、厚紙、布等であってもよい。また、画像形成装置1において、このように孔部2aを有する緩衝シート2を用いて梱包されるものは、給紙トレイ11に限らず、例えば両面印刷に用いられて記録紙を反転させるような記録紙反転トレイや、例えば筐体10の内部で搬送される記録紙をガイドするガイド部を有しており、記録紙が筐体10の内部で詰まったときに筐体10からスライドさせて取り外されることにより、外部から詰まった記録紙を取り除くことができるようにするジャムクリアトレイ等であってもよい。すなわち、筐体10に対してスライド自在に装着されるスライドトレイの、筐体10の外観部分と当接し得る鍔部に、孔部2aを有する緩衝シート2を上述のように取り付けた状態で梱包することにより、低コスト且つ容易に、画像形成装置1の筐体10に輸送運搬時の衝撃等により傷等が付いてしまうことを防ぐことが可能となる。
【0020】
また、このような孔部2aを有する緩衝シート2を用いた梱包方法は、上述のような給紙トレイ11等のスライドトレイに限らず、他の可動部材についても適用可能なものである。すなわち、例えばこの画像形成装置1において、メンテナンスカバー13の一部や、筐体10のメンテナンスカバー13に覆われメンテナンスカバー13と当接し得る部位の近傍を孔部2aに嵌め込むようにして緩衝シート2を配置して、輸送運搬中にメンテナンスカバー13と筐体10とが当接し得ないような状態で梱包することにより、上述と同様に、低コスト且つ容易に、筐体10の外観部分に傷等が付いてしまうことを防止することが可能となる。
【0021】
さらにまた、このような孔部2aを有する緩衝シート2を用いた梱包方法は、画像形成装置1に限らず、例えばテレビジョン受像機等、種々の電子機器にも適用可能なものである。すなわち、緩衝シート2を、その孔部2aに電子機器の筐体又は筐体に対し可動に設けられている可動部材の一部を嵌め込んで配置して、輸送運搬中に可動部材と筐体とが当接し得ないような状態にして梱包することにより、低コスト且つ容易に、筐体10の外観部分に傷等が付いてしまうことを防止することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0022】
【図1】(a)は本発明の一実施形態に係る画像形成装置の一例を示す斜視図、(b)はその給紙トレイを筐体から引き出したときを示す斜視図。
【図2】同上画像形成装置の梱包時に用いられる緩衝シートを示す斜視図。
【図3】同上画像形成装置の梱包時の緩衝シートの取り付けを説明する斜視図。
【図4】(a)は同上画像形成装置の給紙トレイの緩衝シートが取り付けられた鍔部近傍と筐体とを上面から見た部分断面図、(b)は(a)の状態から給紙トレイを筐体に装着したときを上面から見た部分断面図。
【図5】同上画像形成装置の梱包時に、緩衝シートを鍔部に取り付けて給紙トレイを筐体に装着したときを示す斜視図。
【符号の説明】
【0023】
1 画像形成装置(電子機器)
2 緩衝シート
2a 孔部
10 筐体
11 給紙トレイ(スライドトレイ、可動部材)
11a 鍔部
13 メンテナンスカバー(可動部材)
20 画像形成部


【特許請求の範囲】
【請求項1】
記録紙に画像を形成する画像形成部と、
この画像形成部を収納する筐体と、
この筐体に対してスライド自在に装着されており、前記筐体と共に装置外観を構成するスライドトレイとを備え、
前記スライドトレイは、前記筐体に装着された状態で筐体の外観部分と当接し得る鍔部を有している画像形成装置であって、
輸送運搬時には、
発泡材からなり、柔軟性を有しており、シート面に前記鍔部が貫通可能な孔部が形成されている緩衝シートをさらに備え、
この緩衝シートは、前記孔部に前記鍔部を嵌め込んだ状態で鍔部と前記筐体との間で挟まれるように配置されており、
前記スライドトレイが前記筐体に装着されているときにも、前記緩衝シートにより前記鍔部が筐体の外観部分に当接しないように梱包されていることを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
機器本体を収納する筐体と、
この筐体に対して可動に装着されており、前記筐体に装着された状態で前記筐体の外観部分と当接し得る可動部材とを備えた電子機器であって、
輸送運搬時には、
シート面に前記可動部材又は筐体の一部が貫通可能な孔部が形成されており、この孔部に前記可動部材又は筐体の一部を嵌め込んだ状態で前記可動部材と筐体との間で挟まれるように配置された緩衝シートをさらに備え、
前記可動部材が前記筐体に装着されているときにも、前記緩衝シートにより前記可動部材と筐体の外観部分とが当接しないように梱包されていることを特徴とする電子機器。
【請求項3】
機器本体を収納する筐体と、
この筐体に対して可動に装着されており、前記筐体に装着された状態で前記筐体の外観部分と当接し得る可動部材とを備えた電子機器の梱包方法であって、
シート面に前記可動部材又は筐体の一部が貫通可能な孔部が形成された緩衝シートを、前記孔部に前記可動部材又は筐体の一部を嵌め込んだ状態で、少なくとも前記可動部材の筐体に当接し得る部位の筐体側に配置して、前記可動部材が筐体の外観部分に当接し得ない状態にすることを特徴とする電子機器の梱包方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−196388(P2007−196388A)
【公開日】平成19年8月9日(2007.8.9)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−14279(P2006−14279)
【出願日】平成18年1月23日(2006.1.23)
【出願人】(000201113)船井電機株式会社 (7,855)
【Fターム(参考)】