説明

画像形成装置及び制御方法及びプログラム

【課題】推奨アプリケーションプログラムをユーザに通知することのできる画像形成装置及びその制御方法及びプログラムを提供する。
【解決手段】配信サーバより送信されるアプリリストと出力設定よりアプリケーションを判定し、ジョブ完了通知でユーザにアプリケーション情報を送信、PC上で表示することにより、ユーザは自分の行う印刷作業を軽減する適切なアプリケーションを知ることが可能となる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、アプリケーションをインストール可能な画像形成装置及び制御方法及びプログラムに関するものである。特にユーザが施す印刷設定に最適なアプリケーションを提示する機能に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、画像形成装置等の周辺装置の稼働状態を遠隔的に監視する監視システムがある。この監視システムの環境下において、画像形成装置のファームウェアアップデートは以下のように行っていた。
【0003】
従来、ファームウェアをフラッシュメモリなどの書き換え可能な記憶装置に格納するようにし、電子メール等の手段を利用してインターネットを介してファームウェアを送信し、記憶装置に格納したファームウェアの更新を行う技術が考案されている。また、前記画像形成装置等の周辺装置の稼働状態を遠隔的に監視する監視システムの環境下で、アプリケーションの配信を行うシステムが考案されている。特許文献1においては、ユーザが手元にあるプリンタで印刷を行う場合と同程度の手間で気軽に印刷サービスを利用できるようにするために、出力サービスの利用を推奨するメッセージを表示する技術が開示されている。
【0004】
また、特許文献2には、ローカルホストにおいて、ユーザが印刷設定において設定したメディア種等に基づき、推奨アプリケーションを判定してローカルホストにおいて、表示することが記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2002−157100号公報
【特許文献2】特開2007−42062号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかし、上述のアプリケーション配信システムであっても、ユーザは自分の行う印刷作業に役立つ適切なアプリケーションを知ることが難しいという課題があった。
【0007】
本発明は上記従来例の問題点の少なくとも一部を鑑みて成されたものである。詳しくは推奨アプリケーションプログラムをユーザに通知することのできる画像形成装置及びその制御方法及びプログラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記の課題を解決するため、本発明は以下の構成を有する印刷ジョブを処理して出力する画像形成装置であって、印刷ジョブに設定された出力条件を取得する取得手段と、
前記取得手段にて取得した条件に基づいて推奨アプリケーションを判定する判定手段と、前記判定手段により判定された推奨アプリケーションを示す情報を、前記印刷ジョブのジョブ完了通知として通知する通知手段とを有する。
【発明の効果】
【0009】
本発明の側面のひとつによると、ユーザは自分の行う印刷作業を軽減する適切なアプリケーションを知ることができ、結果としてユーザの印刷作業の効率化を図り、作業の負荷を軽減することが可能となる。
【0010】
例えば、ジョブ完了通知の仕組みを活用して、非常に少ない工数で、手間をかけずに、推奨アプリケーションを通知する仕組みを実現することができる。
【0011】
また、本発明の別の側面によれば、通知手段をローカルUIでのジョブはローカルUI上で表示したり、認証ユーザへジョブ完了通知でアプリケーション情報を送信、表示したりすることにより、ユーザへの柔軟性のある通知方法を提供することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本実施形態におけるシステム全体の構成を示す例の図である。
【図2】本実施形態におけるホストのハードウェア構成図である。
【図3】本実施形態における監視装置のハードウェア構成図である。
【図4】本実施形態における監視装置の別形態としてのハードウェア構成の例図である。
【図5】本実施形態における画像形成装置のハードウェア構成の例図である。
【図6】本実施形態における集中監視装置の画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成の例図である。
【図7】本実施形態における監視装置の画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成の例図である。
【図8】本実施形態における画像形成装置の画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成の例図である。
【図9】本実施形態における集中監視装置或いは、監視装置或いは、画像形成装置にて適用可能なメモリマップの構造の例を示す図である。
【図10】本実施形態における処理の流れの概略を示した図である。
【図11】第一の実施形態における画像形成装置のフローチャートである。
【図12】第二の実施形態における画像形成装置のフローチャートである。
【図13】本実施形態における画像形成装置ソフトウェア構成概念図である。
【図14】本実施形態におけるアプリリストの構成例である。
【図15】本実施形態におけるPCのUIにおける表示例である。
【図16】本実施形態におけるPCのUIにおける表示例である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
<第一の実施形態>
以下、本発明の発明を実施するための最良の形態について図面を用いて説明する。図1は、本実施形態における管理システム全体図を示すものである。図1において、本管理システムには、システム101およびシステム106を始めとする複数の販売会社システムが接続されている。それぞれ管轄の地域や顧客の販売情報や管理システムに関わる情報を蓄積するためのデータベース103、108もシステムに含まれている。
【0014】
販売会社のシステム101、106には、データベース103、108へのデータ登録や修正などの制御を行うPC104、109もシステムに含まれる。PC104、109の監視センタホスト111が提供するウェブサイトへアクセスしてデータの閲覧等を行う。なお、ホスト102、107は操作部および表示部を持ち、PC104、109の役割を果たす事も可能である。ホスト102、データベース103、PC104はLAN105で接続されており、また、ホスト107、データベース108、PC109はLAN110で接続されている。なお、図1では、販売会社側の各々のシステムは、複数の装置から構成されるよう示されているが、その目的とするところは、後述の各機能を達成すればよいため、構成をこれに限定するものではない。例えば、データベース103、108は、物理的にホスト102、107内にそれぞれ存在してもよい。さらに、ホスト102、107からアクセス可能であれば、インターネット132を経由した別の場所に存在しても構わない。つまり、複数の装置から構成されるようにしてもよいし、1つの装置から構成するようにしても良い。
【0015】
次に、販売会社側と顧客側との中間に、監視センタホスト111が存在する。データベース112は、監視のための情報や、顧客側から収集した画像形成装置のカウンタ、障害履歴情報、障害パターンテーブルなどを蓄積する履歴記憶手段としてのデータベースである。監視センタホスト111とデータベース112はLAN113で接続されており、LAN113は、インターネット132に接続可能となっている。なお、データベース112は、物理的に監視センタホスト111内に存在してもよい。さらに、監視センタホスト111からアクセス可能であれば、インターネット132を経由した別の場所に存在しても構わない。監視センタホスト111は、後述する監視装置117、122、123や画像形成装置131から監視対象としての画像形成装置の情報、稼働状態を示す情報(障害情報を含む)を収集、蓄積、加工し、警告等を外部に提供する機能を有する。例えば、販売会社ホスト102、107にそれら情報を配信する役割を持つ機能を有する。稼働状態としては、例えば、状態情報は、トナー切れ、ドアオープン、ドラム交換、カートリッジなし、冷却ファン異常、基板異常、原稿台ガラス汚れ、ステイプル切れ、給紙センサ光量不足などを例として挙げる事が出来る。また、フォントメモリオーバーフロー、レンダリングエラー、定着器異常、カウンタ異常、両面ユニット異常、紙詰まりなどを挙げることも出来る。更にカウンタ情報として、販売会社の課金対象となる課金カウンタ、顧客の部門別に集計された部門カウンタ、用紙サイズ別に集計されたサイズ別カウンタ、画像形成装置内の部品の消耗度を示す部品カウンタなどが挙げられる。課金カウンタは画像形成装置の印刷枚数を示し、部門カウンタは顧客が設定している部門毎の印刷枚数を示す。部品カウンタは、例えばドラムなどの部品では、その回転数をカウンタとし、スキャナランプなどの部品では、時間(秒)をカウンタとする。これらの稼働情報を示す情報が稼働情報となる。
【0016】
さらにまた、販売会社ホスト102、107がそれぞれから監視センタホスト111に監視対象としている画像形成装置の情報や監視に関する設定を監視センタホスト111に登録する事ことができる。監視センタホスト111では、各販売会社ホストから登録された監視対象の画像形成装置や、監視に関する設定をマージして一括管理できる。また、監視装置117、122、123や、画像形成装置131に対し、監視に関わる設定を行うこともできる。
【0017】
ここで、本管理システムによるサービスは、販売会社と顧客との契約に基づき、提供されるものである。従って、販売会社が契約に基づき監視対象と決定した画像形成装置のみを、本管理システムの監視対象としている。監視センタホスト111は、インターネットを介して接続したPCに対し、データベース112に蓄積した情報、または加工した情報を閲覧するWEBページを提供している。このWEBページは、ユーザ認証により、販売会社別、顧客別、およびユーザの権限別に閲覧内容を限定して提供している。さらに、WEBページから、一部データの変更も可能としている。
【0018】
次に、販売会社側と顧客側の中間に、配信サーバ133が存在する。データベース134は、画像形成装置に適用するためのファームウェアやアプリケーション、ソフトウェアライセンス情報などを蓄積する履歴記憶手段としてのデータベースである。配信サーバ133とデータベース134はLAN135で接続されており、LAN135は、インターネットに接続可能となっている。なお、データベース134は、物理的に配信サーバ133内に存在してもよい。さらに、配信サーバ133からアクセス可能であれば、インターネット132を経由した別の場所に存在しても構わない。尚、LAN113とLAN135は同一としてもよく、データベース134とデータベース112はデータを共有しても構わない。図1中には、監視センタホスト111およびデータベース112と、配信サーバ133とデータベース134が1つずつしか示されていない。しかし、実際には、多くの画像形成装置および監視装置からの情報収集や、ファームウェア配信の負荷分散を行うために、複数の監視センタホスト、データベースに分散処理をさせるケースもある。
【0019】
次に、顧客側のシステム構成について説明する。顧客側環境としては異なる複数の環境がある。図1中では、顧客システム114、119、129が示されている。顧客システム114(A社X事業所)においては、インターネットに接続されたLAN118に接続された画像形成装置115、116が、監視装置117により監視され、監視装置117はインターネット経由で監視センタホスト111と通信している。一方、顧客システム(A社Y事業所)においては、監視装置122、123によってLAN128上の画像形成装置が管理されている。監視装置122により、画像形成装置120、121、124、125が、監視装置123により画像形成装置126、127がそれぞれ管理されている。監視装置117、122、123は、データベース(不図示)と接続されている。例えば、監視装置117は、画像形成装置115、116から収集した情報の蓄積及び、蓄積したデータの加工結果の保存を行うとともに、画像形成装置監視に関わる設定もデータベース(不図示)内に保存している。なお、不図示のデータベースは、監視装置117の内部にあっても良いし、LAN118上に接続され、独立して存在してもよい。さらに、監視装置117からアクセス可能であれば、インターネットを経由した別の場所に存在しても構わない。監視装置117は、画像形成装置115、116の状態情報(たとえば障害等の発生)を、画像形成装置から受信するたびに監視センタホスト111に送信する。
【0020】
顧客システム129(B社)においては、インターネット132に接続されたLAN130に接続された画像形成装置131自身が直接、インターネット経由で監視センタホスト111と通信している。画像形成装置131は、自身の情報(たとえばカウンタ情報や障害等の発生)を積極的に監視センタホスト111に送信している。WEBブラウザを搭載したPC(不図示)を用いて、ユーザはWEBブラウザを利用することで、顧客環境からだけでなく、直接インターネットを介し監視センタホスト111に接続し、前述の監視センタホスト111が提供するWEBページを閲覧する事が可能である。
【0021】
なお、上記構成において、以下の2点に留意する必要がある。
(1)説明した構成におけるインターネットを介した通信においては、HTTP/SOAPプロトコルが利用可能であるものとし、本実施形態では、SOAPはHTTP上に実装される。SOAPとは、Simple Object Access Protocolの略称である。SOAPは、XML(eXtended Markup Language)をベースとして、あるコンピュータから他のコンピュータのデータやサービスを呼び出すためのプロトコルである。SOAPは広く普及した技術であるため、ここでの詳細な説明は割愛する。SOAPによる通信は、XML文書に付帯情報を付けたSOAPメッセージを交換する。したがってSOAPをサポートするコンピュータには、SOAPメッセージを生成するSOAPメッセージ生成部と、SOAPメッセージを解釈するSOAPメッセージ解釈部とが備えられている。画像形成装置の状態情報は、本実施形態ではSOAPメッセージによって監視センタホスト111に送信される。
(2)A社における各画像形成装置は監視装置を介して監視センタホスト111と通信を行うように説明した。しかし、設定の変更により、B社に設置される画像形成装置131と同様に監視装置を介することなく、直接監視センタホストとの通信を行えることとする。
【0022】
<ハードウェア構成>
図2は、監視センタホスト111のハードウェア構成図を示す。また、配信サーバ133、ホスト102、107のハードウェア構成も同様である。図2において、第1CPU201及び第2CPU202は本装置上の各処理を司る。書換え不可能なROM203は本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。RAM204は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ書き換え可能である。第1HDD205、第2HDD206は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、本発明に関わる監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などを記憶する。たとえば、部品カウンタ、課金カウンタ、部門カウンタなどが保存される。操作部207は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイス等が該当する。表示部208は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する結果等を表示する。NetworkI/F209は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F210は外部記憶機器等を接続する。それら要素がシステムバス211により接続され、データの送受信を行う。
【0023】
図3は、監視装置117、122、123のハードウェア構成図を示す。また、PC104、109のハードウェア構成図にも該当させることが出来る。CPU301は、本装置上の各処理を司る。ROM302は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶し、書換え不可能である。RAM303は、本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶でき、かつ書き換え可能である。監視装置117では、本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などをHDD304に記憶する。PC104、109においては、WEBブラウザなどをHDD304に記憶する。入力装置305は、本装置への指示入力を受け付けるキーボードやポインティングデバイス等が該当する。表示部306は、本装置の動作状況や、本装置上で動作する各プログラムが出力する情報を表示する。NetworkI/F307は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。外部機器I/F308は外部記憶機器等を接続する。それらがシステムバス309により接続され、データの送受信を行う。
【0024】
図4は、監視装置117、122、123の、別の形態のハードウェア構成図である。CPU401は、本装置上の各処理を司る。ROM402は、本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶し、書換え不可能である。FlashROM403は、本装置の各処理に関わるデータおよび一時的なデータ、監視対象の画像形成装置に関する情報、および画像形成装置から収集した情報などを記憶する。シリアルI/F404は、シリアルケーブルを用いて端末を接続する事が可能である。NetworkI/F405は、ネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。それらがシステムバス406により接続され、データの送受信を行う。
【0025】
図5は、画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131におけるハードウェア構成図を示す。画像形成装置としては、具体的には、プリンタ及びファクシミリ機能が統合的に設けられた複合機、PCなどからデータを受信し印刷するプリンタ(電子写真方式及びインクジェット方式を含む)や、スキャナーや、ファクシミリなどが挙げられる。本図では、画像形成装置の一例として複合機の構成を示している。イメージリーダ502は、原稿給送部501で原稿を読み込む。イメージリーダ502、画像形成部503は、読み込んだ原稿や、ネットワーク経由で受信したデータを印刷画像に変換・印刷出力する。排紙部504は印刷出力した紙を排出し、ソートやステイプルといった処理を施す。NetworkI/F505はネットワーク経由でLANおよびインターネットに接続し、外部と情報交換を行う。CPU506は本装置上の各処理を司る。画像形成装置の動作状態を監視し、障害等の特定のイベントが発生した場合には、その状態を示す状態情報を、あらかじめ定めた宛先へと送信する。宛先はたとえば、監視センタホスト111や監視装置などである。不揮発性記憶手段のROM507は本装置の各処理に関わるプログラムやデータを記憶する。書き換え可能なRAM508は本装置の各処理に関わる一時的なデータを電気的に記憶する。HDD509は本装置の各処理に関わるプログラムやデータ、および一時的なデータ、本装置へ送信されてきたユーザデータなどを記憶する。操作部510は本装置への指示入力を受け付ける。表示部511は本装置の動作状況および操作部510に対する操作に関わる情報を表示する。そしてそれらがシステムバス512により接続され、データの送受信を行う。なお、デバイス自身が監視のための情報を積極的に送信する機能を持つ画像形成装置131では、ROM507或いはHDD509内に、前記監視データ送出処理にかかわるプログラムやデータを保持している。
【0026】
<ソフトウェア構成>
図6は、監視センタホスト111及び配信サーバ133における画像形成装置管理システムに関わる部分のソフトウェア構成図を示す。SOAP通信部601は、監視装置117、または画像形成装置131よりNetworkI/F209を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部602に渡す。また、SOAPメッセージ作成部603により作成したSOAPデータをNetworkI/F209を介して監視装置117、または画像形成装置131に送信する。収集情報処理部604では、監視下の監視装置117、または画像形成装置131から受診した情報をそのまま、または、加工し、データベースアクセス部606を介してデータベース112、データベース134に格納する。また、収集情報処理部604は、遠隔監視システムに関わる機能を実現する。たとえば、監視下の監視装置117、または画像形成装置131から受信した情報およびデータベース112、データベース134に格納されているデータを元に、カウンタ情報の集計、エラー情報、ファーム最新情報を担当サービスマンや顧客側管理者へ通知する。監視制御部605は、監視装置117、または画像形成装置131の情報を取得しに行くスケジュール管理や、監視内容、方法の制御を行う。さらに必要に応じて、監視下の監視装置117、または画像形成装置131へ、SOAPメッセージ作成部603、SOAP通信部601、NetworkI/F209を介して、指示を送信する。
【0027】
図7は、監視装置117、122、123における画像形成装置監視システムに関わる部分のソフトウェア構成図を示す。SOAP通信部701は、監視センタホスト111よりNetworkI/F307、405を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部703に渡す。また、SOAPメッセージ作成部702により作成したSOAPデータをNetworkI/F307、405を介して監視センタホスト111、配信サーバ133に送信する。監視制御部704は、後述する監視センタホスト111からの監視設定に従い、情報蓄積部に保持する監視画像形成装置情報を更新し、画像形成装置115、116の情報を取得し、スケジュール管理を行う。デバイス情報処理部705は、監視制御部704により管理するスケジュールにより、本装置が積極的に画像形成装置115、116から収集したカウンタ情報、サービスコールやジャム、トナー切れなどの情報を、情報蓄積部706に蓄積する。またはこの蓄積は、画像形成装置115、116の状態に応じて行われる。情報蓄積部706に蓄積したデータは、デバイス情報処理部705を介してそのままSOAPメッセージ作成部702に渡され監視センタホスト111へ送信される。あるいは、デバイス情報処理部705内で解釈、加工されてからSOAPメッセージ作成部702に渡されて監視センタホスト111へ送信される場合もある。
【0028】
図8は、各画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131における画像形成装置管理システムに関わる部分のソフトウェア構成図を示す。SOAP通信部801は、監視センタホスト111、配信サーバ133よりNetworkI/F505を介して受信したSOAPデータをSOAPメッセージ解析部803に渡す。また、SOAPメッセージ作成部802により作成したSOAPデータをNetworkI/F505を介して監視センタホスト111、配信サーバ133に送信する。ネットワーク情報取得部804は、DHCP環境においてはIPアドレス、DNSサーバアドレス、ゲートウェイアドレスを自動的に取得する事が可能である。
【0029】
また、操作部510から入力され、HDD509に保存されたネットワーク情報が存在する場合は、その情報を取得する。デバイス情報収集部805は、本複合機内部のスケジュールにより、または、監視センタホスト111からの指示により内部に保持するカウンタ情報を取得し、また、内部で発生したサービスコールやジャム、トナー切れなどの情報を取得する。取得したデータは、そのままSOAPメッセージ作成部802に渡し、監視センタホスト111へ送信する場合と、デバイス情報収集部805内で蓄積、解釈、加工してからSOAPメッセージ作成部802に渡し、監視センタホスト111へ送信する場合がある。
【0030】
図9は、監視センタホスト111、配信サーバ133或いは、監視装置117、122、123或いは、画像形成装置115、116、120、121、124、125、126、127、131におけるメモリマップの構造を示す図である。本発明に係る処理プログラムを実行する際、監視センタホスト111ではRAM204上に、各監視装置117ではRAM303或いはFlashROM403上に、各画像形成装置ではRAM508上にプログラムをロードしたメモリマップを示す図である。メモリマップは、基本I/Oプログラム901、システム・プログラム902、本実施形態の処理プログラムを初めとする各種処理プログラム903、関連データを格納するエリア904、プログラムのワークエリア905で構成されている。基本I/Oプログラム901は、本装置上の入出力を司る。システム・プログラム902は、各処理プログラムに動作環境を提供する。
【0031】
なお、容量の制約により901〜905として利用する領域が足りなくなった場合、第1HDD205または第2HDD206をRAM204の領域の一部として、HDD304をRAM303の領域の一部として、HDD509をRAM508の領域の一部として扱うことも可能である。
【0032】
<処理の流れ及びインタフェース>
図10〜図16は本発明の特徴である画像形成装置ファームウェア配信システムのフロー、インタフェース等を例示した図である。これらを用いて本発明の処理フローを説明する。まず、図1の画像形成装置124他と配信サーバ133及びユーザPCでの本発明の全般的な流れを、図10を用いて説明する。先に説明したハード、ソフト構成により、画像形成装置がインストール可能なアプリケーションプログラム(以下、アプリケーション)を含むソフトウェアの配信が行われる。
【0033】
まず、アプリリスト配信(1001)が配信サーバ133によって行われる。アプリリストとは後に画像形成装置124他で推奨アプリケーションを判定するために必要とするアプリケーションのリストである。以下、アプリリストと呼び、これに関する詳細は図14を用いて後述する。このアプリリストの配信は、画像形成装置124他の設置時の疎通テスト時や画像形成装置124他からの要求時、その後のアプリリスト自体の更新タイミングで配信される。その他、画像形成装置ファームウェアの配信時に一緒に配信しても良いし、アプリケーションの配信に伴って配信しても良い。アプリリスト配信のタイミングはここで挙げられたものに限定するものではなく、特に問わない。また、画像形成装置124は受信したアプリリストを保持し、必要に応じて更新する。
【0034】
一方、画像形成装置124他を使用するユーザはネットワーク接続されたPCより様々な印刷設定により印刷(1002)を行う。この印刷設定はユーザが所望するものであり、その内容はここでは特に問わない。次に、画像形成装置124他ではユーザが設定した印刷設定と配信サーバから受信したアプリリストとから推奨するアプリケーションを判定(1003)する。そして、画像形成装置124他はジョブ完了通知に先に判定された推奨アプリケーション情報を付加(1004)して、送信する。ユーザPCではそのジョブ完了通知を受け、印刷を行ったドライバ、アプリ等で前記推奨アプリケーション情報を伴った表示(1005)を行う。
【0035】
次に、図11を用い、本発明の処理フローを説明する。このフローにおける処理は、特に表記がない場合、図13のアップデート制御部1309で行われる。また、これは図5のHDD509からRAM508に読み込まれ、CPU506により処理される。また、処理の開始のタイミングは印刷ジョブの処理が完了した後に実施しても良いし、印刷ジョブの処理と平行して実行しても良い。平行して処理を行う場合には、後述するS1109において同期を取る必要がある。
【0036】
まず、アプリ推奨フラグがオンか否かの判定処理(S1101)が行われる。これはユーザに対し、アプリケーションの推奨を行うか否かの判定処理である。アプリケーションの推奨を行う場合は予め画像形成装置124他内の推奨アプリの通知に関する設定フラグをオンに設定しておくことができる。ここでアプリを推奨するとしてそのフラグがオンになっている場合は、S1102へ進む。アプリを推奨しない場合は、本フローを終了する。続いて、アプリリストがあるか否かの判定処理(S1102)が行われる。これは、先に説明した配信サーバ133が送信したアプリリストを既に取得しているが否かを判定する処理である。取得していればS1104へ進み、取得していなければS1103へ進む。アプリリスト取得処理S1103において、画像形成装置は配信サーバ133へ問い合わせて通信を行い、アプリリストを取得する。その後、S1104へ進む。
【0037】
ここで、アプリリストの例を図14に示す。これは推奨するアプリケーションと印刷設定、条件(出力条件の一例である。)をリスト化したものである。ここではその構成の一例を示す。横軸にアプリケーション、縦軸に印刷設定等を項目とし、それぞれ、そのアプリケーションを推奨するための印刷設定及び条件を示している。例えば、アプリAはプレビュー設定、製本設定、フィニッシング設定等を同一デバイス、同一ユーザで5回以上行えば推奨されるということになる。アプリB〜Fも同様に、このアプリリストに基づいて、推奨されることになる。ここでの推奨条件は自由に設定できるとし、図14に示されているものに制限するものではない。また、複数の条件を有するアプリケーションについては、各条件についてAND条件、OR条件いずれでも構わない。
【0038】
次に、印刷設定取得処理S1104が行われる。これは印刷ジョブに施した設定内容を取得する処理である。その後、S1105へ進む。続いて、判定条件はあるか否かの判定処理S1105が行われる。これは、印刷設定とは別に判定条件があるかを判定する処理である。ここでの判定条件とは、図14のアプリリスト例で、“その他”で示される項目に該当する。判定条件がある場合はS1106へ進み、無ければS1107へ進む。判定条件取得処理S1106において、印刷設定取得処理S1104で取得した印刷条件に対応する判定条件をアプリリストから取得する。例えば、印刷設定取得処理S1104にて製本設定が取得されている場合、アプリリストから、製本設定に対応するアプリAが選択され、その中の項目“その他”におけるアプリAの判定条件、“5回以上”が取得される。ここでの“5回以上”の意味は、「アプリAに対応する設定が印刷ジョブに対し、5回以上設定された」ことが条件であるということを指す。
【0039】
続いて、適合するアプリがあるか否かの判定処理S1107が行われる。これは先に取得した印刷設定及びアプリケーションの判定条件に基づいて、アプリリストに適合するアプリケーションがあるか否かの判定を行う処理である。適合するアプリケーションがあればS1108へ進み、適合するアプリケーションが無ければ本フローを終了する。具体的には、先の処理において印刷条件が製本設定、判定条件が5回である情報を取得していた場合に、ジョブ履歴などからデバイス及びユーザが同一で、かつ設定回数が5回であるとする情報により、判定条件を満たした際には、適合するアプリケーションがあると判定される。印刷設定が合致しても判定条件を満たさなければ、適合するアプリケーションはないとして本フローを終了する。ここで、条件判定を行う際に、画像形成装置のジョブ履歴(ログ等)の情報が必要になる場合があるが、この情報は当該画像形成装置が保持するものを利用しても良いし、監視を行っている監視装置にて管理されている情報を用いても良く、その実施形態は問わない。また、履歴に関する条件のみでなく、画像形成装置のステータスに関する条件を定義しても良い。
【0040】
適合するアプリケーションがある場合にはS1108へ進み、アプリ情報取得処理が行われる。この処理は、S1107にて適合すると判定されたアプリケーションの情報を取得する処理である。先に判定されたアプリケーション名等が取得される。例えば、図14で示したアプリリストにおける名称“アプリA”などが該当する。続いて、ジョブ終了通知データ作成処理S1109が行われる。これは後のジョブ終了通知でPC側に送信するデータに付与する推奨アプリに関する通知データを作成する処理である。通知データはS1108で取得した情報に基づいて生成される。具体的には、作成データとして後の表示するためのデータである“製本印刷にはアプリAが便利です。”等の文字列を作成することになる。ここではこのような文字列を表示しているが、その作成内容は特にこれに制限するものではなく、例えばアプリケーションの種類に合わせて作成しても良い。ただし、通知データには推奨アプリケーションを特定する文字列が含まれることが望ましく、更に、その機能を示す文字列を含むことが望ましい。また、印刷ジョブの処理と平行して本フローを実施する際には、本ステップにて同期を取り、以降の処理を行う必要がある。続いて、ジョブ完了通知の送信S1110が行われる。S1109にて生成したデータを含むジョブの完了通知の送信を行う処理である。このジョブ完了通知はPCとデバイス間で送信される一連のジョブ言語であっても良いし、メール送信によるものでも良く、その実施形態は特に問わない。ここでは、ジョブ言語のジョブ完了通知の情報として、S1109にて生成したデータをパラメータとして付与し、送信する。
【0041】
このようにして受けたデータをPC側のドライバで表示した例が、図15である。図の左側中央に文字列を表示した例となる。また、例えば、既インストールの印刷終了通知に表示することも考えられ、その表示例が図16である。こちらは「推奨アプリ表示」ボタンを押下することにより、推奨するアプリに関する情報を表示する形式である。ここでは2つの表示形式を例として挙げたが、いずれにおいても表示形式を限定するものではなく、ユーザに対し通知できればどのような表示形式でも良い。また、通知する推奨アプリは、一つでも良いし、該当する推奨アプリが複数ある場合には複数通知しても良い。さらには、該当する推奨アプリが当画像形成装置にインストール済みもしくは、未インストールのいずれの場合においても通知可能である。この一連の動作によりユーザが利用する印刷設定に適した推奨アプリケーションを表示可能となる。従って、ユーザは自分の行う印刷作業を軽減する適切なアプリケーションを知ることができ、結果としてユーザの印刷作業の効率化を図り、作業の負荷を軽減することが可能となる。画像形成装置の一例である画像形成装置124にインストール可能なアプリケーションのリストを配信する配信装置の一例である配信サーバ133が開示された。
【0042】
配信サーバ133に接続された画像形成装置124が開示された。そして、画像形成装置のファームウェアや配信プログラムの制御下にて、印刷ジョブに設定された出力条件を取得する。そして、画像形成装置のファームウェアや配信プログラムの制御下にて、その出力条件に基づいて推奨アプリケーションを判定する。さらに、画像形成装置のファームウェアや配信プログラムの制御下にて、判定された推奨アプリケーションを示す情報を、前記印刷ジョブのジョブ完了通知として通知する。
【0043】
<第二の実施形態>
また、アプリケーション情報をローカルUIに表示する選択肢を持つ場合が考えられる。ローカルUIは表示部511である。つまり、図10における1004、1005の処理に代わって、デバイス側で推奨アプリの情報を表示するというものである。このケースにおける処理の流れを、図12を用いて説明する。このフローの処理は、特に表記がない場合、図13のアップデート制御部1309で行われる。また、これは図5のHDD509からRAM508に読み込まれ、CPU506により動作される。また、処理の開始タイミングは第一の実施形態と同様で、印刷ジョブが完了した際に実行しても良いし、印刷ジョブの処理と平行して実施しても良い。本フローにおけるS1201からS1208までの処理は第一の実施形態で述べた図11におけるS1101からS1108までの処理と同様であるため、これらに関しては流れについてのみを述べ、具体例などの詳細な説明は割愛する。
【0044】
まず、アプリ推奨フラグがオンか否かの判定処理(S1101)が行われる。これはユーザに対し、アプリケーションの推奨を行うか否かの判定処理である。アプリケーションの推奨を行う場合は、予め画像形成装置124他内の推奨アプリの通知に関する設定フラグをオンに設定しておくことができる。ここでアプリを推奨するとしてそのフラグがオンになっている場合は、S1102へ進む。アプリを推奨しない場合は、本フローを終了する。次に、アプリリストがあるか否かの判定処理(S1202)が行われる。取得していればS1204へ進み、取得していなければS1203へ進む。アプリリスト取得処理S1203において、画像形成装置は配信サーバ133と通信を行い、アプリリストを取得する。その後、S1204へ進む。次に、印刷設定取得処理S1204が行われ、その後、S1205へ進む。続いて、判定条件はあるか否かの判定処理S1205が行われる。判定条件がある場合はS1206へ進み、無ければS1207へ進む。判定条件取得処理S1206において、S1204で取得した印刷条件に対応する判定条件をアプリリストから取得する。続いて、適合するアプリがあるか否かの判定処理S1207が行われる。適合するアプリケーションが無ければ本フローを終了する。印刷設定が合致しても判定条件を満たさなければ、適合するアプリケーションはないとして本フローを終了する。適合するアプリがある場合にはS1208へ進み、アプリ情報取得処理が行われる。ここまでが、第一の実施形態と同様の流れとなる。
【0045】
そして、出力方法がジョブ終了通知か否かの判定処理S1209が行われる。この処理は推奨アプリケーションの出力方法として、第一の実施形態で述べたジョブ終了通知ではなく、ローカルUIによる出力を行うか否かの判定を行う。このローカルUIによる出力は、事前に設定を選択しておくことで対応が可能となる。ジョブ終了通知である場合はS1210へ進む。ジョブ終了通知でなく、ローカルUI出力である場合はS1212へ進む。ジョブ終了通知の場合は、ジョブ終了通知データ作成処理S1210が行われる。これは第一の実施形態におけるS1109と同様の処理となる。その後、S1211へ進む。続いて、ジョブ完了通知の送信S1211が行われる。この処理も第一の実施形態におけるS1110と同様の処理となり、S1210にて生成したデータを含むジョブの完了通知の送信を行う処理である。
【0046】
ローカルUIによる出力を行う場合は、ローカルUI出力データ作成処理S1212が行われる。これは後のローカルUI出力処理S1213で出力するためのデータを作成する処理である。例えば、“製本印刷にはアプリAが便利です。”の文字列を作成する。本実施形態においては、文字列を表示しているが、その内容を制限するものではなく、表示内容等は特に問わない。ローカルUI出力データを生成した後、S1213へ進む。その後、ローカルUI出力処理S1213により、ローカルUI上にこの文字列が表示されることになる。
【0047】
この一連の動作によりユーザに推奨アプリケーションを表示可能となる。従って、ユーザは自分の行う印刷作業を軽減する適切なアプリケーションを知ることができ、結果としてユーザの印刷作業の効率化を図り、作業の負荷を軽減することが可能となる。また、ローカルUIでのジョブはローカルUI上で表示したり、認証ユーザへジョブ完了通知でアプリケーション情報を送信、表示したりすることで、柔軟性のある表示方法を提供することが可能となる。
【0048】
<備考>
なお本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェース機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。また本発明の目的は、前述の実施形態の機能を実現するプログラムコードを記録した記録媒体を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても達成される。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコード自体およびプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0049】
プログラムコードを供給するための記憶媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0050】
また、本発明には、プログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれる。さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた場合についても、本発明は適用される。その場合、書き込まれたプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される。
【符号の説明】
【0051】
501 原稿給送部
502 イメージリーダ
503 画像形成部
504 排紙部
505 NetworkI/F
506 CPU
507 ROM
508 RAM
509 HDD
510 操作部
511 表示部
512 システムバス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
印刷ジョブを処理して出力する画像形成装置であって、
前記印刷ジョブに設定された出力条件を取得する取得手段と、
前記取得手段にて取得した条件に基づいてユーザにインストールを推奨する推奨アプリケーションを判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記推奨アプリケーションを示す情報を、前記印刷ジョブのジョブ完了通知として通知する通知手段と
を有することを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
前記通知手段は、前記ジョブ完了通知に含まれる通知データを前記画像形成装置における表示部において表示すると設定された場合、前記通知データを画像形成装置が有する表示部において表示することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
【請求項3】
配信装置から配信されたアプリケーションのリストを受信し、保持する保持手段を更に備え、
前記保持手段は、前記リストを保持していない場合に前記配信装置に問い合わせを行い、前記リストを取得することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
【請求項4】
前記リストに基づいて前記推奨アプリケーションの通知を行うか否かの設定を受け付ける設定手段を更に有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
【請求項5】
前記判定手段は、前記印刷ジョブの履歴に基づいて通知すべき前記推奨アプリケーションを判定することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
【請求項6】
印刷ジョブを処理して出力する画像形成装置の制御方法であって、
前記画像形成装置の取得手段が、前記印刷ジョブに設定された出力条件を取得する取得工程と、
前記画像形成装置の判定手段が、前記取得工程にて取得した前記出力条件に基づいてユーザにインストールを推奨する推奨アプリケーションを判定する判定工程と、
前記画像形成装置の作成手段が、前記判定工程により判定された前記推奨アプリケーションを示す情報を、前記印刷ジョブのジョブ完了通知として通知する通知工程と
を有することを特徴とする制御方法。
【請求項7】
コンピュータを、
印刷ジョブに設定された出力条件を取得する取得手段と、
前記取得手段にて取得した条件に基づいてユーザにインストールを推奨する推奨アプリケーションを判定する判定手段と、
前記判定手段により判定された前記推奨アプリケーションを示す情報を、前記印刷ジョブのジョブ完了通知として通知する通知手段と
して機能させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【公開番号】特開2010−191715(P2010−191715A)
【公開日】平成22年9月2日(2010.9.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−35816(P2009−35816)
【出願日】平成21年2月18日(2009.2.18)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】