説明

画像形成装置

【課題】転写材へ転写する際に生じる転写チリや転写不均一性による画質の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供する。
【解決手段】トナー像を担持する感光体1と、その感光体表面にトナー像を形成する現像機4と、感光体に対向させて、ウェブ7の表面を前記トナー像の電荷と逆極性に帯電させ前記トナー像を転写するコロナ転写器20と、前記ウェブ7を搬送させる搬送手段11と、を有する画像形成装置において、コロナ転写器20上流側の感光体1とウェブ7が接触する位置の前後の領域で、ウェブ7の感光体1と接触する反対の面に転写の帯電極性とは逆極性の電荷をウェブ7と非接触で電荷を付与する電荷付与手段21を設ける。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子写真プロセスを用いた画像形成装置、詳しくは感光体および中間転写体などの像担持体から被記録媒体へトナーを転写する画像形成装置に係り、転写手段にコロナ転写やローラ状の転写部材を用いた場合に転写チリや転写不均一性など画質劣化を効果的に抑制することが可能な画像形成装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
プリンタなどに代表される画像形成装置としては、種々の方式が実用化されている。感光体上に潜像を形成後に、該潜像をトナーにより顕像化して形成されたトナー像を記録紙上に転写する直接転写方式や、複数色のトナー像を中間転写体上で色重ねした後に、中間転写体から転写材上に一括転写する方式(中間転写方式)がある。感光体や中間転写体から転写材へ転写される際の代表的な画像劣化として転写チリがある。転写チリとは、トナー像が転写される際に、本来転写されるべき位置に転写されず、その周辺に拡散して転写されてしまい、結果として画像がぼけてしまう現象であり、特に細線部分での画像のシャープさを損なわせるものである。
【0003】
転写チリの発生原因は、転写ニップ入り口での電界の作用で感光体および中間転写体上のトナーが静電的に引きつけられて、感光体と記録紙の間の空隙のある領域で記録紙上にプレ転写することによって生じる。加えて、例えば転写ニップ入り口で放電が生じた場合には、放電の影響を受けたトナーの帯電量(Q/M)が低下し、静電付着力が小さくなってしまうことで、トナー同士のクーロン反発力に打ち勝てなくなって転写チリ発生を更に増加させてしまう結果となる。この転写チリを抑制するために、これまで多くの発明がなされている。
【0004】
【特許文献1】特開2000−221806号公報
【特許文献2】特開2003−248380号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
特開平9−236992号公報では、紙へ転写する場合に、転写領域よりも上流側で感光体に紙を密着(プレ接触)させることにより、転写されるトナーは転写ニップ部入り口の放電の影響を受けず画像は乱れないとしているが、常に安定した状態で紙をプレ接触させることは非常に難しい。紙のこし等は環境条件や紙種によってさまざまであり、逆に紙の侵入時に画像を擦ってしまうことも十分考えられる。
【0006】
また、連続した帳票を使用する連続紙プリンタにおいては、被記録媒体が連続しているために前述したような転写領域よりも上流側で感光体に被記録媒体を密着(プレ接触)させることは、被記録媒体の感光体からの離接動作と印刷起動/停止時の先頭頁及び最終頁の先頭行及び最終行の印刷品質確保の両立の問題から、上記技術をそのまま、連続紙プリンタに適用することは困難である。
【0007】
また、転写ニップ部入口で発生する転写チリを防止するために、遮蔽板を設けて、プレニップ部へのコロナ照射を防止する手段もあるが、記録紙を介して、トナーと逆極性の電荷がプレニップ部に流れ込んでしまうため、十分な効果が得られていなかった。
【0008】
そこでこの発明は、前記のような従来のものが有する問題点を解決し、トナー像を像担持体から紙などの多種多様な転写材へ転写する際に生じる転写チリや転写不均一性による画質の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
前記目的を達成するため、本発明の第1の手段は、トナー像を担持する像担持体と、その像担持体の表面にトナー像を形成する現像手段と、被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体に対向させて前記被記録媒体の表面を前記トナー像の電荷と逆極性に非接触で帯電させて前記トナー像を前記被記録媒体上に転写する転写手段を備えた画像形成装置において、前記転写手段上流側の像担持体と前記記録媒体が接触する位置の前後の領域で、記録媒体のトナー像担持体と接触する反対の面に転写の帯電極性とは逆極性の電荷を記録媒体と非接触で電荷を付与する電荷付与手段を設けたことを特徴とするものである。
【0010】
本発明の第2の手段は前記第1の手段において、前記電荷付与手段の位置は、前記被記録媒体と感光体が当接する転写領域の当接開始位置の前後50mmの範囲内の領域で被記録媒体の表面電位の帯電極性をトナー像の極性と同極性になる位置であることを特徴とするものである。
【0011】
本発明の第3の手段は前記第1または第2の手段において、前記帯電手段はワイヤとシールドからなるコロナ方放電器であることを特徴とするものである。
【0012】
本発明の第4の手段は前記第1または第2の手段において、前記帯電手段は鋸歯状の放電針であることを特徴とするものである。
【0013】
本発明の第5の手段は前記第1または第2の手段において、前記転写手段と前記帯電手段の間に遮蔽板を設けたことを特徴とするものである。
【0014】
本発明の第6の手段は前記第1または第2の手段において、前記帯電手段で電圧を印加するタイミングは前記転写手段の電圧を印加するタイミングに対して、時間差をもたせて制御することを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0015】
本発明は前述のような構成になっており、従来のものが有する問題点を解決し、トナー像を像担持体から紙などの多種多様な転写材へ転写する際に生じる転写チリや転写不均一性による画質の劣化を抑制することができる画像形成装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下、本発明の実施形態を図とともに説明する。図8は、実施形態に係る画像形成装置の全体の概略構成図である。
【実施例1】
【0017】
(1)画像形成装置全体の説明
図8に示すように、感光体1の回転方向に沿って帯電器2、露光装置3、現像機4、転写部5及びクリーニングブラシ6などが配置されている。帯電器2により感光体1の表面に一様に電荷が付与された後、画像データに応じて露光装置3により感光体1の表面にレーザ光が照射される。これにより感光体1の表面に静電潜像が形成され、現像機4により現像されて、感光体1の表面にトナー像が形成される。
【0018】
感光体1として、セレン感光体、有機感光体(OPC)、アモルファス・シリコン(a−Si)等のプラス帯電感光体を用いた。感光体1の現像方式は反転現像方式であり、トナーの帯電極性はプラス極性である。
【0019】
連続紙からなるウェブ7はウェブ搬送装置8〜12により転写部5に搬送され、転写部5によりウェブ7上にトナー像が転写される。ウェブ7上のトナー像はプレヒータ13を通過時に、トナー樹脂の転移温度付近まで加熱された後、ヒータを内蔵した加熱ローラ14とバックアップローラ15からなる定着機16によりトナー像はウェブ7に溶融固着される。なお、両面印刷する場合は、図8に示すように画像形成装置を2台使用する。本発明はこの画像形成装置における転写部5の構成に特徴があり、次にこの転写部5の構成について説明する。
(2)転写部5の構成
図1は転写部付近の概略構成図で印刷状態を示し、図2は印刷停止時(退避時)を示す概略構成図である。図1に示すように、転写部5のウェブ搬送方向上流側と下流側にトラクタ式のウェブ搬送装置11、12が設置され、ウェブ7の送り穴に回転しているウェブ搬送装置11、12のピンが順次嵌合してウェブ7を所定方向に搬送する。
【0020】
転写部5はウェブ7を案内する下部ガイド17a上部ガイド17bを開口端に設けた転写器ハウジング18、その内部に収納されたウェブ7の表面にトナーの帯電極性とは逆のマイナス極性の電荷を供給するコロナ転写器20、コロナ転写器20の上流側にウェブ7の表面に転写極性とは逆のプラス極性の電荷を供給するコロナ帯電器21、コロナ転写器20とコロナ帯電器21の間にそれぞれのコロナ電荷を遮蔽する絶縁プレート22を備える。また、コロナ転写器20及びコロナ帯電器21にはそれぞれ逆の帯電極性を印加する高圧電源23a、23bを備える。
【0021】
転写チリの現象について、図3を用いて説明する。図3は、転写領域上流側を拡大した模式図である。
【0022】
コロナ転写器20から発生したマイナスのコロナはウェブ7の表面に照射され、転写領域(転写ニップ)で感光体上のプラスの極性をもったトナーを静電気的にひきつけ、ウェブ7上に転写させる。転写領域より上流側のプレニップ領域(ニップ開始点より上流側の空隙部)は感光体1とウェブ7の間に空隙が存在するため、転写領域外のプレニップ部に照射を防止する必要がある。これを防止するために、遮蔽板24を設けて、プレニップ部への照射を防止する手段があるが、上記のマイナスの電荷は回り込みやウェブ7を介して、図中の矢印の方向に逆極性の電荷が流れてしまう現象が発生するため、転写チリを抑制することは困難である。したがって、ウェブ7を介して流れる電荷を遮断することが必要であった。
【0023】
ここで、本発明の転写と逆極性の電圧を印加するコロナ帯電器21をウェブ7の搬送方向に対して上流側に設けた構成の効果について、図4及び図5を用いて説明する。図4は、転写と逆極性の電圧を印加するコロナ帯電器21を追加した場合のプレニップ部を拡大した模式図である。コロナ転写器20から放射されるマイナスはウェブ7上に帯電して、トナー像を静電的に引きつけると共に、ウェブ7を介して、上流側に向かおうとするが、上流側に設けられたプラスのコロナ帯電器21から放射されたプラスの電荷によって遮断される(図中Aのポイント)。これにより、図中ニップ開始点より上流側に存在する空隙を持ったプレニップ領域の用紙電位をトナーの帯電極性と同極にすることが可能となり、結果として、不必要なトナーのチリを抑制することが可能となる。
【0024】
図5は、転写部の用紙表面電位の分布を示したものである。横軸に転写部を通過するウェブの各位置、縦軸にウェブの表面電位を示す。図中、破線のラインはコロナ転写器20のみを印加した場合の分布を示す。マイナスのコロナ転写によって、転写領域は−200V程度になるが、その上流側もウェブを介してマイナスの電荷が伝わり、マイナスとなっている。転写チリが発生するポイントであるプレニップ部の用紙電位もマイナスになっており、トナーの帯電極性(本実施例ではプラスを示す)とは逆になるため、静電的に引きつけられ、プレ転写が発生している状態である。しかしながら、コロナ帯電器21により、上流側にプラスの帯電極性を印加した場合、プレニップ領域で用紙の電位をプラスにすることができている。これらから、コロナ帯電器21の追加は転写チリの抑制及び転写均一性の向上に有効であることがわかる。
【0025】
図6は、コロナ帯電器の印加電圧をパラメータにしたあるポイントでの用紙の表面電位の状態を示すグラフである。プラスのコロナ帯電器の電圧を上げていけば、コロナ転写からのマイナスの帯電極性をプレ転写部前で遮断できているのがわかる。
【0026】
また、極性が逆の2つのコロナ放電器を接近させて使用する場合、お互いの干渉によるコロナが打ち消しあい、効率低下が予想される。本現象を防止するため、2つのコロナ放電器の間に遮蔽板22を設ける。本遮蔽板の材料は絶縁部材であれば良い。
(3)転写器ハウジングの揺動機構
図2に示すように、転写器ハウジング18は、上部に設けた軸芯部25を中心に揺動可能に支持されている。また転写器ハウジング18の感光体1とは反対側の後壁にはリンク26の一端が連結され、リンク26の他端はハウジング駆動モータ27の出力軸に偏芯して取り付けられている。従ってハウジング駆動モータ27の回転により、転写器ハウジング18は揺動軸芯部25を中心に揺動できるようになっている。
【0027】
前述のように連続紙プリンタの場合、ウェブ7が連続しているため、印刷停止時にはウェブ7を感光体1に対して短時間で接離動作を行う必要がある。短時間で行う理由は基本的にブランク頁を作らないようにするためであり、限られた頁間の印刷禁止領域内で本離接動作を行わなければならない。従って、感光体1に対するウェブ7の巻付け長さ(ニップ領域)はあまりとれない。巻付け長さが増える程、感光体から離接する動作時間が増加して、不必要な接触による画質劣化を招くことになる。本実施形態では、コロナ転写器20及びコロナ帯電器21、遮蔽板である絶縁プレート22は転写器ハウジングの動作に連動させず、離接動作は行わない構成としており、待機時のウェブ7と干渉しない位置に配置している。
【0028】
より、効果的にプレニップ部での転写チリを抑制するためには、上記の巻付け長さ内でプラスの電荷を付与できるよう、コロナ転写器20及びコロナ帯電器21をコンパクトにしたいが、これらの大きさは必要な印加電圧により、ワイヤとシールド間の距離が決められるため、小さくすることは困難である。
【0029】
まとめると、トナーと同極性の電荷を付与する位置は図中の転写ニップ開始点よりも下流側が理想である。しかしながら、電荷が用紙を介して流れる現象はプラス帯電極性でも同様なことがいえることから、必ずしも、転写ニップ開始点よりも上流側である必要はない。
【0030】
前述した連続紙特有の印刷起動/停止時の画質劣化防止を防ぐために、限られた転写領域(ニップ幅)で、ウェブの離接動作時の課題を解決し、転写チリ抑制効果の両立を図るため、コロナ帯電器21による電荷付与位置はニップ開始点を基準に前後50mmの範囲内で設置されれば良い。
【0031】
次に転写部5の動作について説明する。
(4)転写部5の動作
図1ならびに図2は転写部2の印刷時と印刷待機時の状態を示す図、図7はそれぞれの動作を示すタイミングチャートである。
【0032】
印刷待機時は、ハウジング駆動モータ27が回転して転写器ハウジング18は図2の状態で止まっており、転写器ハウジング18とウェブ7は感光体1から離間している。図示しない制御部からのウェブ搬送開始信号に基づいて図示しないウェブ搬送モータが回転し、それに伴いウェブ搬送装置11、12が駆動してウェブ7の搬送が開始される。ウェブ7の搬送速度は図7に示すようにウェブ7の印刷頁の先端部が転写点に到達する前に規定の速度まで立ち上がり、転写動作の準備を完了させる。
【0033】
図7に示すように、ウェブ7の搬送動作開始とほぼ同時にコロナ帯電器21がオンし、さらにそれから所定の遅延時間tだけ遅れてコロナ転写器20がオンするタイミングで行われる。なお、上記の所定の遅延時間tは必ずしも設定が必要というわけではないが、本発明では制御を簡略化するために設定している。
【0034】
これにより、ウェブ7の表面電位は予め、トナーと同極性のプラスの電位にすることができ、印刷開始時から安定して転写チリが抑制される状態とすることが可能となる。なお、印刷停止時は起動時動作の逆の手順で行われ、次の印刷動作に備える。
【実施例2】
【0035】
図9に本発明の転写装置を用いた他の実施例を示す。コロナ転写器20の上流側にコロナ帯電器21の代わりに放電針28を設けた以外は実施例1と同じ構成である。
【0036】
転写部5のウェブ搬送方向上流側と下流側にトラクタ式のウェブ搬送装置11、12が設置され、ウェブ7の送り穴に回転しているウェブ搬送装置11、12のピンが順次嵌合してウェブ7を所定方向に搬送する。転写部5はウェブ7を案内する下部ガイド17a上部ガイド17bを開口端に設けた転写器ハウジング18、その内部に収納されたウェブ7の表面にトナーの帯電極性とは逆のマイナス極性の電荷を供給するコロナ転写器20、コロナ転写器20の上流側にウェブ7の表面に転写極性とは逆のプラス極性の電荷を供給するコロナ帯電器21、コロナ転写器20とコロナ帯電器21の間にそれぞれのコロナ電荷を遮蔽する絶縁プレート22を備える。
【0037】
また、コロナ転写器20及びコロナ帯電器21にはそれぞれ逆の帯電極性を印加する高圧電源23a、23bを備える。上述したように、電荷付与手段に鋸歯状の放電針を用いることにより、シールドとワイヤから構成される帯電器よりも、実装の省スペース化を図ることが可能となる。また、放電針とすることにより、低電圧でプラスの電荷を付与でき、高圧電源の容量低減にも効果があり、全体的なコストダウンを達成することが可能となる。
【産業上の利用可能性】
【0038】
本発明は、電子写真方式のプリンタや複写機等の画像記録装置に適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0039】
【図1】本発明の実施例に係る転写部付近の概略構成図である。
【図2】その転写部付近の待機時の概略構成図である。
【図3】転写部のプレニップ領域の拡大図である。
【図4】転写部のプレニップ部のコロナ電荷の状態を示す模式図である。
【図5】転写部における用紙電位の分布を示す特性図である。
【図6】コロナ帯電器の電圧と用紙電位の関係を示す特性図である。
【図7】転写部の動作を示すタイミングチャートである。
【図8】本発明の実施例に係る画像形成装置全体の概略構成図である。
【図9】本発明の他の実施例に係る転写部付近の概略構成図である。
【符号の説明】
【0040】
1は感光体、2は帯電器、3は露光装置、4は現像機、5は転写部、6はクリーニングブラシ、7はウェブ、11,12はウェブ搬送装置、13はプレヒータ、14は加熱ローラ、15はバックアップローラ、16は定着機、17はガイド、18は転写器ハウジング、20はコロナ転写器、21はコロナ帯電器、22は遮蔽部材、23a,23bは高圧電源、24は遮蔽板、25は軸芯部、26はリンク、27はハウジング駆動モータ、28は放電針である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
トナー像を担持する像担持体と、その像担持体の表面にトナー像を形成する現像手段と、被記録媒体を搬送する搬送手段と、前記像担持体に対向させて前記被記録媒体の表面を前記トナー像の電荷と逆極性に非接触で帯電させて前記トナー像を前記被記録媒体上に転写する転写手段を備えた画像形成装置において、
前記転写手段上流側の像担持体と前記記録媒体が接触する位置の前後の領域で、記録媒体のトナー像担持体と接触する反対の面に転写の帯電極性とは逆極性の電荷を記録媒体と非接触で電荷を付与する電荷付与手段を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項2】
請求項1に記載の画像形成装置において、前記電荷付与手段の位置は、前記被記録媒体と感光体が当接する転写領域の当接開始位置の前後50mmの範囲内の領域で被記録媒体の表面電位の帯電極性をトナー像の極性と同極性になる位置であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項3】
請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記帯電手段はワイヤとシールドからなるコロナ方放電器であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項4】
請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記帯電手段は鋸歯状の放電針であることを特徴とする画像形成装置。
【請求項5】
請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記転写手段と前記帯電手段の間に遮蔽板を設けたことを特徴とする画像形成装置。
【請求項6】
請求項1または2に記載の画像形成装置において、前記帯電手段で電圧を印加するタイミングは前記転写手段の電圧を印加するタイミングに対して、時間差をもたせて制御することを特徴とする画像形成装置。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate

【図9】
image rotate


【公開番号】特開2010−145782(P2010−145782A)
【公開日】平成22年7月1日(2010.7.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−323485(P2008−323485)
【出願日】平成20年12月19日(2008.12.19)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】