説明

画像撮影システム、画像撮影システムの制御方法、撮影装置、撮影装置の制御方法、およびプログラム

【課題】画像データの収集効率を向上させることを目的とする。
【解決手段】ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより画像を共有可能な画像撮影システムであって、第1の撮影装置は、撮影を依頼する撮影依頼情報を第2の撮影装置へ送信する撮影依頼情報送信部を備え、第2の撮影装置は、撮影依頼情報送信部により送信された撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信部と、撮影依頼情報受信部により撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替部と、依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影部と、撮影部により撮影された画像へ付与する撮影情報を、撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成部と、撮影部により撮影された画像と、撮影情報生成部により生成された撮影情報とを関連付けて記憶する撮影画像情報記憶部と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像撮影システム、画像撮影システムの制御方法、撮影装置、撮影装置の制御方法、およびプログラムに関し、特に画像データを生成する画像撮影システム、画像撮影システムの制御方法、撮影装置、撮影装置の制御方法、およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、デジタルカメラなどの撮影装置で撮影した画像データを多人数で共有する場合、共有サーバへ画像データをアップロードして、特定ユーザに公開して画像共有する方法が主流である。
【0003】
また、複数の端末間でネットワークグループを構築する方法もある。例えば2つの端末を端末1、端末2とする。端末1は、ネットワークグループ内の他の端末2に対して所定の条件を満たすデータのリストを要求する。端末2は受信した所定の条件に合致するデータリストを生成し、端末1へ送信する。端末1では、自端末で保有するデータと他端末が保有するデータリストとから再生リストを作成し再生する。これにより、自分の保有するデータと他の端末が保有するデータとを区別することなく自分のデータとして扱うことが可能となる(例えば、特許文献1参照)。
【0004】
また、複数のデジタルカメラなどの撮影装置間でネットワークグループを構築する方法もある。例えば2つの撮影装置を撮影装置1、撮影装置2とする。撮影装置1は、グループ内の撮影装置に対して所望する画像データの特徴などの条件をキーオブジェクトとして送信する。キーオブジェクトを受信した撮影装置2は、自分自身が保有する画像の中から条件に合致する画像データをリストとして送信する。撮影装置1はリスト内から自分の所望する画像データを選択し、撮影装置2から画像データを受信することで所望する画像データを取得することが可能となる。上記の処理によって、撮影装置1において、所望する画像データを他の撮影装置から収集することが可能となる(例えば、特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2007−013704号公報
【特許文献2】特開2007−174026号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、ネットワークグループを生成して画像データを共有する場合、共有する機器の数や共有時間に応じて、共有する画像データが増大する。増大した画像データから所望の画像データを取得することは困難である。この問題を解決する方法として、共有されている画像データに付与されているテキストのメタデータなどを検索し、所望のデータを検索する方法がある。
【0007】
しかしながら、テキストとして付与するメタデータの場合、ユーザによっては同じ画像データであっても異なるメタデータを付与する場合がある。メタデータによって画像データを収集する場合においても、検索漏れなどが生じ得るため、全ての所望する条件に合致する画像データを収集することは困難であるという課題がある。
【0008】
また、サーバなどで公開された画像データから所望する画像データを収集する場合においては、所望する画像データがサーバ上に公開されていない場合、その画像データが存在するか否かを判断することができないという課題がある。
【0009】
上記の課題に鑑み、本発明は、画像データの収集効率を向上させることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記の目的を達成する本発明に係る画像撮影システムは、
ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより画像を共有可能な画像撮影システムであって、
前記第1の撮影装置は、
撮影を依頼する撮影依頼情報を第2の撮影装置へ送信する撮影依頼情報送信手段を備え、
前記第2の撮影装置は、
前記撮影依頼情報送信手段により送信された前記撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信手段と、
前記撮影依頼情報受信手段により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替手段と、
前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成手段と、
前記撮影手段により撮影された画像と、前記撮影情報生成手段により生成された撮影情報とを関連付けて記憶する撮影画像情報記憶手段と、
を備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、画像データの収集効率を向上させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】第1実施形態に係る画像撮影システムの構成図である。
【図2】第1実施形態に係る画像撮影システムの機能構成図である。
【図3】第1実施形態に係る一連の共有処理の再生動作を示すフローチャートである。
【図4】第1実施形態に係る共有画像データを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
【図5】第1実施形態に係る撮影依頼情報を示す説明図である。
【図6】第1実施形態に係る撮影情報を示す説明図である。
【図7】第1実施形態に係る撮影情報リストを示す説明図である。
【図8】第2実施形態に係るWebサーバの構成図である。
【図9】第2実施形態に係る共有画像データを作成する処理の流れを示すフローチャートである。
【図10】第2実施形態に係る撮影依頼情報を示す説明図である。
【図11】第2実施形態に係る撮影依頼条件判定処理の例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0013】
(第1実施形態)
第1実施形態では、複数の撮影装置がローカルなネットワークグループを作成し、ネットワークグループ内における画像の生成方法および共有方法について説明する。具体的には、ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより画像を共有可能な画像撮影システムについて説明する。
【0014】
まず、図1を参照して、画像撮影システム100のハードウェア構成を説明する。画像撮影システム100は、マイクロプロセッサCPU(Central Processing Unit)101と、ROM(Read Only Memory)102と、RAM103(Random Access Memory)と、入力装置104と、撮影装置105と、表示装置106と、記憶装置107と、通信装置108とを備える。図1において、CPU101は,情報処理のための演算、論理判断等を行い、システムバス110を介して、システムバス110に接続された各構成要素を制御する。ROM102は、読出し専用の固定メモリであり、本発明で実行される処理プログラム等の制御プログラムコードを記憶する。RAM103は書き込み可能なメモリであり、各構成要素からの各種データの一時記憶に用いられる。入力装置104には、ユーザにより撮影依頼の指示などが入力される。撮影装置105は、撮影依頼に基づいて画像を撮影する。表示装置106は、例えば液晶パネルであり、撮影画像の表示や撮影対象のモニタリングなどに用いられる。記憶装置107は、撮影画像や撮影情報を格納する。また、これらのデータを格納する記憶媒体としては、メモリカード、HDD(Hard Disk Drive)、DVD−RAM(Digital Versatile Disk Random Access Memory)などを用いることができる。通信装置108は、インターネット、LAN(Local Area Network)、無線LANなどの通信網109を介して複数の画像処理装置と接続することができる。
【0015】
かかる各構成要素を備える画像撮影システムは、通信装置108から入力される撮影条件によって、撮影装置105を制御し、撮影した画像に対してはCPU101によって処理プログラムが実行され、画像情報の生成、記憶、送信などの各種処理が行われる。
【0016】
次に、図2を参照して、画像撮影システム100の機能構成を説明する。画像撮影システム100は、データ管理部200と、データ処理部210と、通信部220と、機器制御部230と、データ入力部240と、表示部250とを備える。
【0017】
データ管理部200は、画像共有グループ機器の管理、撮影依頼情報の管理、撮影画像の管理、撮影情報の管理などのデータ管理を行う。データ処理部210は、データ管理部200で管理されている撮影依頼情報に基づいて撮影された撮影情報の生成処理、撮影画像情報が撮影依頼条件に合致するかどうかの依頼条件判定処理などを行う。通信部220は、撮影依頼情報や、データ処理部210で生成される撮影情報の送受信を行う。機器制御部230は、データ管理部200で管理されている被写体情報などを使用して機器制御を行い、撮影した画像はデータ管理部200で管理され、データ処理部210で処理される。表示部250は、データ管理部200で管理されているグループ機器の表示、撮影画像のモニタリング表示を行う。データ入力部240は、ユーザによる撮影依頼情報の入力や、送信指示、撮影依頼情報を送信する機器の選択などを行う。
【0018】
図3のフローチャートを参照して、第1実施形態に係る一連の共有処理の再生動作を説明する。
【0019】
S301において、CPU101は、共有情報を設定する。CPU101は、アドホック無線、公衆回線などにより機器間におけるネットワークグループを構築し、共有する機器情報や時刻の情報などを設定する。また、CPU101は、ネットワークグループ構築時に認識特徴情報を交換してもよい。
【0020】
S302において、CPU101は、共有画像を生成する。CPU101は、撮影装置105により撮影された画像にメタデータを付与し、S301で設定されたネットワークグループに対する共有設定などを行い、撮影された画像を共有画像として生成する。共有画像の生成処理の詳細については、図4を参照して後述する。
【0021】
S303において、CPU101は、共有画像データを登録する。CPU101は、S302で共有画像として生成された画像データを、共有サーバや、分散サーバあるいは機器内部の記憶装置などに、グループ内での共有画像データとして登録する。
【0022】
S304において、CPU101は、共有画像を編集する。
【0023】
共有サーバや分散サーバ、あるいは機器内部に記憶されている共有画像は、メタデータなどを用いて検索することにより、収集可能である。収集された共有画像は、必要に応じて編集される。
【0024】
図4を参照して、共有画像生成時の機器間でのデータの流れを説明する。第1実施形態では、例えば運動会で共有情報を設定して、共有画像を生成する場面において、「玉入れ」に自分の子供が参加する親から、他の親に対して自分の子供の撮影依頼をする場合を例に挙げて説明する。
【0025】
本実施形態では、撮影を依頼する依頼側機器400と撮影依頼を受諾する受諾側機器401との間で送受信されるデータに基づいて、画像データを生成する処理を説明する。本実施形態では、1つの依頼側機器に対して1つの受諾側機器が存在する場合について説明するが、複数の依頼側機器に対して、複数の受諾側機器があってもよい。
【0026】
S410において、CPU101は、依頼側機器400において撮影依頼情報を生成する。撮影依頼情報は、依頼先の機器(受諾側機器401)に付与してもらいたいメタデータ、撮影対象となる被写体を認識するための特徴情報、撮影対象となる場所情報等を設定する。撮影依頼情報は、機器内で生成することも可能であるが、予めPCなどで生成し機器内に保存しておくことも可能である。
【0027】
ここで図5を参照して、撮影依頼情報の詳細を説明する。撮影依頼情報は、機器ID501、付与テキスト情報502、被写体情報503、被写体名504、撮影依頼開始時刻505、撮影依頼終了時刻情報506、依頼ID507、撮影対象場所情報508、撮影依頼判定条件509とを含む。なお、これらの各種情報は全てを包含する必要はなく、一部の情報が無くてもよく、または追加の情報がさらに含まれてもよい。
【0028】
機器ID501は、ネットワークグループ内で固有となるように予め設定されている依頼側機器400の機器IDである。これにより、指定された機器IDに対応する機器へ撮影情報を送信することが出来る。
【0029】
付与テキスト情報502は、画像に付与して欲しいテキストの情報である。今回依頼するイベントは「玉入れ」である場合、「玉入れ」と付与テキストに設定することにより、依頼先の全ての撮影機器で撮影した画像には、メタデータとして「玉入れ」というテキスト情報が共通に付与されることが可能となる。
【0030】
被写体情報503は、認識対象となる被写体の特徴情報である。本実施形態では被写体として自分の子供(Aちゃん)を認識して欲しいので、依頼側機器400は、「Aちゃん」の認識用の特徴情報を受諾側機器401へ送信する。送信される情報は認識用特徴情報そのものであってもよいが、共有設定されたときに認識用特徴情報を既に交換している場合には、認識用特徴情報を指定する情報であってもよい。
【0031】
さらに、被写体は人物に限定されず、植物、動物などの一般物体や、特定のシーンであってもよい。
【0032】
被写体名504は、被写体を認証したときに付与するメタデータである。本実施形態では、自分の子供の撮影を依頼するので、Aちゃんを認識した画像には「Aちゃん」をメタデータとして受諾側機器401により付与してもらう。
【0033】
撮影依頼開始時刻505は、撮影依頼情報を有効にする時刻を設定するための情報である。本実施形態では、撮影依頼開始時刻は10:25に設定されているので、ネットワークグループで共有している共有時刻が10:25になった場合、撮影依頼情報を受信した受諾側機器401内で撮影依頼情報が有効になる。撮影依頼開始時刻が設定されていない場合は、撮影依頼情報を受信した時刻に撮影依頼情報が有効になるような処理を行ってもよい。
【0034】
撮影依頼終了時刻情報506は撮影依頼情報を無効にする時刻を設定するための情報である。本実施形態では、撮影依頼終了時刻は10:45に設定されているので、ネットワークグループで共有している共有時刻が10:45になった場合、撮影依頼情報を受信した受諾側機器401内で撮影依頼情報が無効になる。撮影依頼終了時刻が設定されていない場合は、依頼側機器400は終了時刻に撮影依頼終了通知を行う必要があり、撮影依頼終了通知を受信した受諾側機器401において撮影依頼情報が無効になる。
【0035】
依頼ID507は、撮影依頼情報を識別するためのIDであり、ネットワークグループ内で固有となる依頼IDが設定される。これによって、同時刻に複数の撮影依頼を管理することが可能となる。
【0036】
撮影対象場所情報508は、撮影対象の位置情報である。例えば、撮影対象場所情報508は緯度・経度などの情報であり、これにより撮影の対象となる位置を指定することが出来る。本実施形態では撮影対象場所情報508が設定されていない場合について説明する。
【0037】
撮影依頼判定条件509は、依頼した条件に合致するかどうかを判定する条件である。撮影依頼判定条件を設定することにより、撮影依頼によって撮影された画像に対して、依頼条件を満たしているかどうか判定することが可能となる。本実施形態では撮影依頼判定条件509が設定されていない場合について説明する。
【0038】
次に、図4のS411において、依頼側機器400から受諾側機器401に対して図5を参照して説明したような撮影依頼情報を送信する(撮影依頼情報送信処理)。すなわち、S410で生成された撮影依頼情報を、共有グループを構成する機器に送信する。また、依頼する機器を選択することが可能である。例えば、ユーザがネットワークグループ内の撮影機器から撮影依頼をする撮影機器を選択する方法がある。また、機器の種類(例えば、デジタルビデオカメラまたはデジタルカメラ)によって撮影依頼機器を選択する方法、さらに自分の機器から依頼先機器の距離によって選択する方法、撮影対象位置からの距離などによって選択する方法もある。
【0039】
S412において、撮影依頼情報を受信した受諾側機器401は(撮影依頼情報受信処理)、受信した撮影依頼情報を機器内の記憶装置に記憶する。受諾側機器では、記憶された撮影依頼情報内の各情報を解析し設定する。受諾側機器401は、撮影依頼開始時刻になった場合、撮影モードを、依頼されて撮影を行う依頼撮影モードに切り替える処理を行う(撮影モード切替処理)。
【0040】
S413において、受諾側機器401は、撮影処理を行う。撮影処理では、撮影依頼情報に含まれる被写体情報503に基づいて被写体を認識し、認識された被写体にピントを合わせる合焦処理や、認識された被写体に自動ズームインする処理などの機器制御を行う。これにより、撮影依頼の条件に合う画像を撮影するためのサポートをすることができる。
【0041】
S414において、受諾側機器401は、S413で撮影された画像に対して付与するメタデータ情報を作成する。
【0042】
メタデータ情報には、例えば撮影時刻と、絞りやシャッター速度などの撮影条件と、撮影位置や撮影方向などの撮影場所情報とが含まれてもよい。また、被写対象を認識した場合には被写体名などの撮影依頼情報に含まれている内容をメタデータの情報として生成する(撮影情報生成処理)。
【0043】
S415において、受諾側機器401は、S413で撮影された画像と、S414で作成された撮影メタデータとを関連付けて画像情報として記憶する(撮影画像情報記憶処理)。
【0044】
S416において、受諾側機器401から依頼側機器400へ撮影情報を送信する(撮影情報送信処理)。撮影情報は、S414で生成されたメタデータ情報の中から撮影画像を検索するために必要な情報を抽出することにより生成される。図6を参照して、撮影情報の例を説明する。撮影情報は、撮影時刻601と、機器ID602と、付与テキスト情報603と、被写体名604と、依頼ID605と、撮影対象場所情報606とを含む。なお、これらの各種情報は全てを包含する必要はなく、一部の情報が無くてもよく、または追加の情報がさらに含まれてもよい。
【0045】
撮影時刻601は、受諾側機器401が画像を撮影した時刻である。この撮影時刻情報により、時間によるソートや範囲指定が可能となる。機器ID602は、ネットワークグループ内で固有となるように予め設定された、撮影機器ID特定するための情報である。これにより、撮影依頼側で撮影情報に対応する画像を保持する撮影機器を特定することが出来る。
【0046】
付与テキスト情報603は、撮影依頼情報に含まれる付与テキスト情報502である。今回の依頼で撮影された画像にはメタデータとして「玉入れ」というテキスト情報を共通に付与されているので、この付与テキスト情報502により画像データを検索することが可能となる。
【0047】
被写体名604は、撮影依頼情報により依頼された被写体を認識できた場合に、撮影情報の一部として設定する情報である。被写体名604により撮影画像に所望の被写体が写っているか否かを判定することができる。今回、撮影された画像から被写体のAちゃんを認識することができたものとして、被写体名604として「Aちゃん」が設定される。
【0048】
依頼ID605には、撮影依頼情報により送信される依頼IDが設定される。
【0049】
撮影対象場所情報606には、撮影した場所(緯度、経度)、撮影した方位、認識した被写体の大きさ(画角)などが設定される。
【0050】
さらに、図4のS417において、依頼側機器400は、受諾側機器401より送信された撮影情報を受信し(撮影情報受信処理)、撮影情報リストとして記憶する(撮影情報記憶処理)。
【0051】
図7を参照して、撮影情報リストを説明する。撮影情報リストは、依頼側機器400が受諾側機器から受信した撮影情報を一括管理するリストである。撮影情報リストを検索することにより、撮影依頼情報によって受諾側機器401により撮影された画像情報を管理することが可能となる。
【0052】
S418において、依頼側機器400が依頼した受諾側機器401に対して(複数の受諾側機器401がある場合は、全ての受諾側機器401に対して)、撮影依頼終了情報を送信する(撮影依頼終了情報送信処理)。今回は、予め撮影依頼情報に撮影依頼終了時刻が設定されているので、改めて撮影依頼終了情報を送信する必要は無い。
【0053】
S419において、受諾側機器401が、依頼側機器400から撮影依頼終了情報を受信した場合(撮影依頼終了情報受信処理)、または、予め設定された撮影依頼終了時刻になった場合、受諾側機器401は記憶していた撮影依頼情報を無効にする。そして、受諾側機器401は依頼撮影モードを解除し、撮影依頼情報を受信する前のステータスを設定する。以上で処理が終了する。
【0054】
以上説明したように、本実施形態によれば、共有サーバや分散サーバに登録された画像データに対して検索に適した撮影情報を収集することが可能となる。また、撮影依頼によって撮影された画像の撮影情報を撮影時に少ないネットワークリソースで収集することが可能となり、撮影依頼によって撮影されたすべての画像を把握することが可能となる。
【0055】
(第2実施形態)
第2実施形態では、撮影機器同士が直接連携するのではなく、PCやサーバなどの情報機器を経由して撮影機器同士が連携する場合について説明する。まず、図8を参照して、Webサーバの構成を説明する。Webサーバは、データ管理部800と、通信部810と、データ処理部820とを備える。データ管理部800は、共有グループ管理部801と、撮影依頼情報管理部802と、撮影情報管理部803とを備える。通信部810は、情報受信部811と、情報送信部812とを備える。データ処理部820は、撮影情報判別部821を備える。
【0056】
データ管理部800は、情報の記憶および管理を行う。共有グループ管理部801はネットワークグループを管理する。撮影依頼情報管理部802は、図9を参照して後述する依頼側機器900から送信される撮影依頼情報を管理する。撮影情報管理部803は、図9を参照して後述する受諾側機器902で作成される撮影情報を管理する。
【0057】
通信部810は、各機器と情報を送受信する。情報受信部811は、依頼側機器400から撮影依頼情報を受信し、受諾側機器から撮影情報を受信する。情報送信部812は、依頼側機器900へ撮影情報を送信し、受諾側機器401へ撮影依頼情報を送信する。
【0058】
データ処理部820は、送受信したデータを処理する。撮影情報判別部821は、撮影情報や撮影依頼情報を判別し、撮影依頼情報の送信先機器を判定し、撮影情報の保存の可否を判定する。なお、Webサーバで管理される共有グループは複数であってもよい。
【0059】
図9を参照して、共有画像生成時の機器−Web間でのデータの流れを説明する。本実施形態は、撮影を依頼する依頼側機器900と、Webサーバ901と、撮影依頼を受諾する受諾側機器902との間で送受信されるデータに基づいて、画像データを生成する処理を説明する。本実施形態では、1つの依頼側機器900に対して1つの受諾側機器902が存在する場合について説明するが、複数の依頼側機器900に対して、複数の受諾側機器902があってもよい。
【0060】
まず、S910において、依頼側機器900は撮影依頼情報を生成する。撮影依頼情報には、依頼先の機器に付与してもらいたいメタデータや、撮影対象となる被写体を認識するための特徴情報、撮影対象となる場所を設定する。また、依頼側機器900が撮影開始時刻や撮影終了時刻を予めWebサーバ901へ送信しておくことにより、画像データを削除することが可能である。撮影依頼情報は、機器内で生成することも可能であるが予めPCなどで生成し機器内に保存しておくことも可能である。
【0061】
ここで図10を参照して、第2実施形態に係る撮影依頼情報の詳細を説明する。撮影依頼情報は、機器ID1001と、付与テキスト情報1002と、被写体情報1003と、被写体名1004と、撮影依頼開始時刻1005と、撮影依頼終了時刻1006と、依頼ID1007と、撮影対象場所情報1008と、撮影依頼判定条件1009とを備える。なお、これらの各種情報は全てを包含する必要はなく、一部の情報が無くてもよく、または追加の情報がさらに含まれてもよい。
【0062】
機器ID1001は、ネットワークグループ内で固有となるように予め設定されている依頼側機器の識別情報である。これにより、指定された機器IDに撮影情報を送信することが出来る。
【0063】
付与テキスト情報1002は、画像に付与して欲しいテキストである。今回の依頼のイベントは「玉入れ」であり、「玉入れ」と付与テキストを設定することにより、依頼する全ての撮影機器で撮影された画像に、メタデータとして「玉入れ」というテキスト情報を共通に付与することが可能となる。
【0064】
被写体情報1003は、認識対象の特徴を示す情報である。本実施形態では、被写体として自分の子供(Aちゃん)を認識して欲しいので、「Aちゃん」の認識用の特徴情報を撮影依頼情報に含めて送信する。送信する情報は認識用特徴情報そのものであっても良いし、共有設定したときに既に認識用の特徴情報を交換している場合には、認識データのIDなどを指定することにより同様の効果を得ることができる。
【0065】
さらに、被写体は人物に限定せず、植物、動物などの一般物体などや特定のシーンなどであってもよい。
【0066】
被写体名1004は、被写体を認証したときに付与するメタデータである。本実施形態では、自分の子供の撮影を依頼するので、Aちゃんが認識された画像には「Aちゃん」をメタデータとして付与してもらう。
【0067】
撮影依頼開始時刻1005は、撮影依頼情報を有効にする時刻である。本実施形態では、撮影依頼開始時刻は10:25に設定されているので、ネットワークグループで共有している共有時刻が10:25になった場合、撮影依頼情報が有効になる。
【0068】
撮影依頼終了時刻1006は、撮影依頼情報を無効にする時刻である。本実施形態では、撮影依頼終了時刻は10:45に設定されているので、ネットワークグループで共有している共有時刻が10:45になった場合、撮影依頼情報が無効になる。
【0069】
依頼ID1007は、撮影依頼情報を識別するための情報であり、ネットワークグループ内で固有となる依頼IDが設定される。これにより、同時刻に複数の撮影依頼を管理することが可能となる。
【0070】
撮影対象場所情報1008は、撮影の対象となる位置を示す情報である。例えば、緯度・経度などの情報である
本実施形態では、緯度35度yy分yy.yyy秒、経度13x度xx分x.xxx秒が含まれる位置を撮影対象位置として指定する。位置指定方法には、本実施形態のように位置指定を点で指定する方法の他に、矩形で指定する方法、点と範囲(円)で指定する方法など、各種指定方法が可能である。
【0071】
撮影依頼判定条件1009は、依頼条件に合致したかどうかを判定するための条件である。撮影依頼判定条件を設定することにより、撮影依頼従って撮影された画像に対して、依頼条件を満たしているかどうか判定することが可能となる。本実施形態では、撮影依頼判定条件1009が設定されている場合について説明する。
【0072】
撮影依頼判定条件1009には、撮影対象場所情報1008により指定されたエリアが撮影画像に含まれているかどうか、被写体情報が認識されたかどうか、撮影場所と撮影対象場所の距離などの条件を設定することが可能である。
【0073】
そして、図9のS911において、依頼側機器900はWebサーバ901へ撮影依頼情報を送信する(依頼情報送信処理)。
【0074】
S912において、撮影依頼情報を受信したWebサーバ901は、撮影依頼情報を記憶する。
【0075】
S913において、Webサーバ901は、当該Webサーバ901により予め管理されている共有グループを構成する受諾側機器902へ撮影依頼情報を送信する(第2撮影依頼情報送信処理)。また、撮影依頼情報において依頼する先の機器が指定されていた場合は、受諾側機器902を選択して撮影依頼情報を送信することが可能である。例えば、ユーザが依頼相手の機器を選択する方法、機器の種類(例えばデジタルビデオカメラとデジタルカメラ)によって送信先を選択する方法、さらに自分の機器からの距離によって選択する方法などにより送信先を指定することが可能である。
【0076】
S914において、撮影依頼情報を受信した受諾側機器902は(第2撮影依頼情報受信処理)、受信された撮影依頼情報を機器内の記憶装置に記憶する(撮影依頼情報記憶処理)。記憶した受諾側機器902では、撮影依頼情報内の各情報を解析し設定する。例えば、撮影依頼開始時刻になった場合、撮影モードを依頼撮影モードに切替えるなどの処理を行う。
【0077】
S915において、受諾側機器902は、撮影処理を行う。撮影処理では、撮影依頼情報に含まれる被写体情報1003に基づいて、認識された被写体にピントを合わせる合焦処理や、認識された被写体への自動ズームイン処理などの機器制御を行い、撮影依頼の条件に合う画像を撮影するためのサポートが行われる。
【0078】
S916において、受諾側機器902は、S915で撮影された画像に対して付与するメタデータ情報を作成する。メタデータ情報には、撮影時刻と、絞りやシャッター速度などの撮影条件と、撮影位置や撮影方向などの撮影場所情報と、に加えて、被写対象を認識した場合には被写体名など、撮影依頼情報に含まれている内容を生成する。
【0079】
S917において、受諾側機器902は、S915で撮影された画像と、S916で作成された撮影メタデータとを関連付けて画像情報として記憶する。
【0080】
S918において、受諾側機器902は、Webサーバ901へ撮影情報を送信する。図6を参照して説明したように、撮影情報には、検索に必要なメタデータなどの情報や、撮影依頼条件との合致の有無を判定する情報などが格納される。
【0081】
S919において、Webサーバ901は、受諾側機器902から送信された撮影情報を受信して、撮影情報リストとして記憶する。
【0082】
本実施形態では、撮影依頼情報に判定条件が設定されているので、Webサーバ901は、受信された撮影情報が撮影依頼情報の条件に合致するかどうかを判定する。
【0083】
ここで、図11を参照して、撮影依頼条件に合致するかどうかの判定について説明する。撮影対象場所情報606から、撮影位置1101として座標(Xa,Ya)、撮影方向1103として方向D1、焦点距離Fがわかるので、露光サイズを高さ(h)と幅(w)との積とし、対角(d)とすると、それぞれの画角1104(S)は以下の式で表される。
【0084】
画角(S)=180/P×2×arctan(k/2F)…(1)
[k=(h、w、d)]:P=円周率
撮影範囲1105は、撮影方向(D1)±(S/2)の範囲であると計算できる。従って、撮影範囲内に、撮影対象位置1102として座標(Xb,Yb)が含まれているかどうかの判定を行う場合、式(2)のように撮影位置1101から撮影対象位置(1102)の方向1106(D2)を計算する。
【0085】
D2=180/P×arctan((Xb−Xa)/(Yb−Ya))…(2)
D1−S/2 ≦ D2 ≦ D1+S/2
式(2)を満たしている場合、Webサーバ901は、撮影情報が撮影依頼条件に合致すると判定することができ、撮影情報を撮影情報リストに登録する。
【0086】
本実施形態では、撮影対象位置1102が撮影範囲1105内に存在するかどうかの判定を行ったが、この他に撮影対象位置1102までの距離や、被写対象が認識されているかどうかなどを条件に加えることが可能である。
【0087】
S920において、依頼側機器900がWebサーバ901へ、撮影依頼終了情報を送信する(撮影依頼終了情報送信処理)。なお今回は、予め撮影依頼情報に撮影依頼終了時刻が設定されているので、S920において改めて送信する必要は無い。
【0088】
S921において、撮影依頼終了情報を受信したWebサーバ901あるいは予め設定された撮影依頼終了時刻になったWebサーバ901は、記憶している撮影依頼情報を無効にして、撮影依頼情報を受信する前の状態に全てのステータスを設定する。
【0089】
S922において、撮影依頼終了情報を受信したWebサーバ901は、全ての受諾側機器902へ当該撮影依頼終了情報を送信する(第2撮影依頼終了情報送信処理)。
【0090】
S923において、撮影依頼終了情報を受信した受諾側機器902は(第2撮影依頼終了情報受信処理)、記憶している撮影依頼情報を無効にして、依頼撮影モードを解除し撮影依頼情報を受信する前の状態にステータスを設定する。以上で処理が終了する。
【0091】
以上説明したように、第2実施形態によれば、サーバ等と撮影機器とが連携することにより、第1実施形態において説明した効果と同様の効果を得ることが可能となる。また、サーバによりネットワークグループを監視することによって、より広範囲なネットワークグループを築くことが可能となる。例えば、自宅から撮影地点のグループ撮影機器に対して撮影依頼を行うなどの遠隔地からの依頼が可能となる。また、サーバで処理するために、リアルタイムで撮影情報の合否判定をする必要が無いため、より高機能な判定処理を実現することができ、より効率的に所望の画像を収集することが可能となる。
【0092】
以上説明したように、本発明によれば、複数の撮影機器で共有画像を撮影するシステムにおいて、自分が所望する条件を他の撮影機器に撮影依頼することによって、他の撮影機器で撮影された画像に対し自分が依頼したメタデータを付与することが出来る。そのため画像データの収集効率が向上する。
【0093】
また、自分が依頼した撮影機器で行われた撮影状況を受信し、依頼撮影状況として記憶することによって、収集した画像と記憶した依頼撮影状況とを比較することにより収集漏れがあったかどうかを判断することが可能となる。収集漏れがあった場合、該当ユーザに対して当該画像のアップロードを要求することが可能となる。さらに、未収集データとして記憶しておくことによって、定期的に収集するなどの処理を行うことも可能となる。
【0094】
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより画像を共有可能な画像撮影システムであって、
前記第1の撮影装置は、
撮影を依頼する撮影依頼情報を前記第2の撮影装置へ送信する撮影依頼情報送信手段を備え、
前記第2の撮影装置は、
前記撮影依頼情報送信手段により送信された前記撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信手段と、
前記撮影依頼情報受信手段により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替手段と、
前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成手段と、
前記撮影手段により撮影された画像と、前記撮影情報生成手段により生成された撮影情報とを関連付けて記憶する撮影画像情報記憶手段と、
を備えることを特徴とする画像撮影システム。
【請求項2】
前記第2の撮影装置は、
前記撮影情報生成手段により生成された前記撮影情報を前記第1の撮影装置へ送信する撮影情報送信手段をさらに備え、
前記第1の撮影装置は、
前記撮影情報送信手段により送信された前記撮影情報を受信する撮影情報受信手段と、
前記撮影情報受信手段により受信された前記撮影情報を記憶する撮影情報記憶手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の画像撮影システム。
【請求項3】
前記第1の撮影装置は、
撮影依頼を終了する撮影依頼終了情報を前記第2の撮影装置へ送信する撮影依頼終了情報送信手段をさらに備え、
前記第2の撮影装置は、
前記撮影依頼終了情報送信手段により送信された前記撮影依頼終了情報を受信する撮影依頼終了情報受信手段をさらに備え、
前記撮影依頼終了情報受信手段により前記撮影依頼終了情報が受信された場合、前記撮影モード切替え手段により前記依頼撮影モードを解除することを特徴とする請求項2に記載の画像撮影システム。
【請求項4】
前記撮影依頼情報は、前記画像へ付与するメタデータと、撮影対象となる被写体を認証するための当該被写体の特徴を示す特徴情報と、を含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像撮影システム。
【請求項5】
前記撮影依頼情報は、終了時刻情報を含み、
前記ネットワークグループで共有する時刻が終了時刻になった場合、前記第2の撮影装置は、前記撮影モード切替え手段により前記依頼撮影モードを解除することを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の画像撮影システム。
【請求項6】
前記撮影情報は、前記第2の撮影装置を識別する識別情報と、前記撮影依頼情報に含まれる前記メタデータと、を含むことを特徴とする請求項4に記載の画像撮影システム。
【請求項7】
前記第1の撮影装置は、
前記撮影情報受信手段により受信された前記撮影情報に基づいて、前記撮影手段により撮影された画像が、前記撮影依頼情報に含まれる条件に合致する画像であるか否かを判定する条件判定手段をさらに備え、
前記撮影情報記憶手段は、前記条件判定手段により前記条件に合致すると判定された場合、前記撮影情報を記憶することを特徴とする請求項2に記載の画像撮影システム。
【請求項8】
ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより、サーバを介して画像を共有可能な画像撮影システムであって、
前記第1の撮影装置は、
前記第2の撮影装置へ撮影を依頼するための撮影依頼情報を前記サーバへ送信する撮影依頼情報送信手段を備え、
前記サーバは、
前記撮影依頼情報送信手段により送信された前記撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信手段と、
前記撮影依頼情報を前記第2の撮影装置へ送信する第2撮影依頼情報送信手段と、を備え、
前記第2の撮影装置は、
前記第2撮影依頼情報送信手段により送信された前記撮影依頼情報を受信する第2撮影依頼情報受信手段と、
前記撮影依頼情報受信手段により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替え手段と、
前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成手段と、
前記撮影手段により撮影された画像と、前記撮影情報生成手段により生成された前記撮影情報と、を関連付けて記憶する撮影画像情報記憶手段と、
を備えることを特徴とする画像撮影システム。
【請求項9】
前記第2の撮影装置は、
前記撮影情報生成手段により生成された前記撮影情報を前記サーバへ送信する撮影情報送信手段をさらに備え、
前記サーバは、
前記撮影情報送信手段により送信された前記撮影情報を受信する撮影情報受信手段と、
前記撮影情報受信手段により受信された前記撮影情報を記憶する撮影情報記憶手段と、をさらに備えることを特徴とする請求項8に記載の画像撮影システム。
【請求項10】
前記第1の撮影装置は、
撮影依頼終了情報を前記サーバへ送信する撮影依頼終了情報送信手段をさらに備え、
前記サーバは、
前記撮影依頼終了情報送信手段により送信された前記撮影依頼終了情報を受信する撮影依頼終了情報受信手段と、
前記撮影依頼終了情報を前記第2の撮影装置へ送信する第2撮影依頼終了情報送信手段と、をさらに備え、
前記第2の撮影装置は、
前記第2撮影依頼終了情報送信手段により送信された前記撮影依頼終了情報を受信する第2撮影依頼終了情報受信手段と、
前記第2撮影依頼終了情報受信手段により前記撮影依頼終了情報が受信された場合、前記撮影モード切替え手段により前記依頼撮影モードを解除することを特徴とする請求項9に記載の画像撮影システム。
【請求項11】
ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより画像を共有可能な画像撮影システムの制御方法であって、
前記第1の撮影装置の撮影依頼情報送信手段が、撮影を依頼する撮影依頼情報を第2の撮影装置へ送信する撮影依頼情報送信工程と、
前記第2の撮影装置の撮影依頼情報受信手段が、前記撮影依頼情報送信工程により送信された前記撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信工程と、
前記第2の撮影装置の撮影モード切替手段が、前記撮影依頼情報受信工程により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替工程と、
前記第2の撮影装置の撮影手段が、前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影工程と、
前記第2の撮影装置の撮影情報生成手段が、前記撮影工程により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成工程と、
前記第2の撮影装置の撮影画像情報記憶手段が、前記撮影工程により撮影された画像と、前記撮影情報生成工程により生成された撮影情報とを関連付けて記憶する撮影画像情報記憶工程と、
を備えることを特徴とする画像撮影システムの制御方法。
【請求項12】
ネットワークグループを構成する第1の撮影装置と第2の撮影装置とにより、サーバを介して画像を共有可能な画像撮影システムの制御方法であって、
前記第1の撮影装置の撮影依頼情報送信手段が、前記第2の撮影装置へ撮影を依頼するための撮影依頼情報を前記サーバへ送信する撮影依頼情報送信工程を備え、
前記サーバの撮影依頼情報受信手段が、前記撮影依頼情報送信工程により送信された前記撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信工程と、
前記サーバの第2撮影依頼情報送信手段が、前記撮影依頼情報を前記第2の撮影装置へ送信する第2撮影依頼情報送信工程と、を備え、
前記第2の撮影装置の第2撮影依頼情報受信手段が、前記第2撮影依頼情報送信工程により送信された前記撮影依頼情報を受信する第2撮影依頼情報受信工程と、
前記第2の撮影装置の撮影モード切替え手段が、前記撮影依頼情報受信工程により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替え工程と、
前記第2の撮影装置の撮影手段が、前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影工程と、
前記第2の撮影装置の撮影情報生成手段が、前記撮影工程により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成工程と、
前記第2の撮影装置の撮影画像情報記憶手段が、前記撮影工程により撮影された画像と、前記撮影情報生成工程により生成された前記撮影情報と、を関連付けて記憶する撮影画像情報記憶工程と、
を備えることを特徴とする画像撮影システムの制御方法。
【請求項13】
請求項11に記載の画像撮影システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項14】
請求項12に記載の画像撮影システムの制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
【請求項15】
サーバまたは他の撮影装置から送信された撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信手段と、
前記撮影依頼情報受信手段により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替手段と、
前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影手段と、
前記撮影手段により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成手段と、
前記撮影手段により撮影された画像と、前記撮影情報生成手段により生成された撮影情報とを関連付けて記憶する撮影画像情報記憶手段と、
を備えることを特徴とする撮影装置。
【請求項16】
前記撮影情報生成手段により生成された前記撮影情報を前記サーバまたは前記他の撮影装置へ送信する撮影情報送信手段をさらに備えることを特徴とする請求項15に記載の撮影装置。
【請求項17】
前記サーバまたは前記他の撮影装置から送信された撮影依頼終了情報を受信する撮影依頼終了情報受信手段をさらに備え、
前記撮影依頼終了情報受信手段により前記撮影依頼終了情報が受信された場合、前記撮影モード切替え手段により前記依頼撮影モードを解除することを特徴とする請求項16に記載の撮影装置。
【請求項18】
撮影依頼情報受信手段と、撮影モード切替手段と、撮影手段と、撮影情報生成手段と、撮影画像情報記憶手段と、を備える撮影装置の制御方法であって、
前記撮影依頼情報受信手段が、サーバまたは他の撮影装置から送信された撮影依頼情報を受信する撮影依頼情報受信工程と、
前記撮影モード切替手段が、前記撮影依頼情報受信工程により前記撮影依頼情報が受信された場合、撮影モードを依頼撮影モードへ切り替える撮影モード切替工程と、
前記撮影手段が、前記依頼撮影モードで、画像を撮影する撮影工程と、
前記撮影情報生成手段が、前記撮影工程により撮影された画像へ付与する撮影情報を、前記撮影依頼情報に基づいて生成する撮影情報生成工程と、
前記撮影画像情報記憶手段が、前記撮影工程により撮影された画像と、前記撮影情報生成工程により生成された撮影情報とを関連付けて記憶する撮影画像情報記憶工程と、
を備えることを特徴とする撮影装置の制御方法。
【請求項19】
請求項18に記載の撮影装置の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公開番号】特開2012−50012(P2012−50012A)
【公開日】平成24年3月8日(2012.3.8)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−192709(P2010−192709)
【出願日】平成22年8月30日(2010.8.30)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】