説明

画像表示装置およびプログラム

【課題】文書情報の表示方法を直接的に切り替えること。
【解決手段】表示画面(2b)に文書情報に基づく文書画像(21〜26)を表示する画像表示手段(C62)と、前記文書画像(21〜26)に対する利用者の入力に基づいて、前記入力が予め設定された文書閲覧用の第1の入力であるか、前記第1の入力とは異なる文書閲覧用の第2の入力であるか否かを判別する入力判別手段(C61)と、前記第1の入力がされた場合に、前記文書情報に基づく第1の文書閲覧画像(31)を前記表示画面(2b)に表示すると共に、前記第2の入力がされた場合に、前記第1の文書閲覧画像(31)とは異なる前記文書情報に基づく第2の文書閲覧画像(41)を前記表示画面(2b)に表示する前記画像表示手段(C62)と、を備えた画像表示装置(2)。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、画像表示装置およびプログラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来、パーソナルコンピュータ等の情報処理装置で作成した文書の情報や、紙等に印刷された文書を、スキャナー等の読み取り装置で読み取って電子化された文書の情報を、パーソナルコンピュータ等で管理、閲覧する装置やアプリケーションソフトウェアが知られている。このような文書の情報を管理、閲覧する技術として、以下の特許文献1、2記載の技術が従来公知である。
【0003】
特許文献1としての特開2008−77210号公報には、絵柄が縮小され表示されたサムネイル画像に対して、ユーザがポインティングデバイスの位置や、クリック時間に応じて、縮小されたサムネイル画像を拡大して表示する技術が記載されている。また、ポインティングデバイスの位置に応じて、拡大倍率を切り替える技術も記載されている。
【0004】
特許文献2としての特開平11−25103号公報には、文書を示すアイコンに対して、マウスの左ボタンのクリックがされた場合には、文書全体の操作と判別し、左右の両ボタンのクリックがされた場合には、文書の中の特定の1頁を抜き取る操作であると判別し、操作に応じた処理を実行する技術が記載されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2008−77210号公報(「0014」、「0022」〜「0029」、図5〜図7)
【特許文献2】特開平11−25103号公報(「0064」〜「0083」、図8)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、文書を閲覧する場合に文書の表示を直接的に切り替えつつ、操作回数の増加を抑えることを技術的課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記技術的課題を解決するために、請求項1記載の発明の画像表示装置は、
表示画面に文書情報に基づく文書画像を表示する画像表示手段と、
前記文書画像に対する利用者の入力に基づいて、前記入力が予め設定された文書閲覧用の第1の入力であるか、前記第1の入力とは異なる文書閲覧用の第2の入力であるか否かを判別する入力判別手段と、
前記第1の入力がされた場合に、前記文書情報に基づく第1の文書閲覧画像を前記表示画面に表示すると共に、前記第2の入力がされた場合に、前記第1の文書閲覧画像とは異なる前記文書情報に基づく第2の文書閲覧画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0008】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、
前記文書情報の特定の頁の画像が前記表示画面の大きさに基づいて拡大された前記第1の文書閲覧画像と、
前記文書情報の各頁を縮小した画像が前記表示画面内に並べて配置された前記第2の文書閲覧画像と、
を備えたことを特徴とする。
【0009】
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の画像表示装置において、
前記文書情報の印刷を行う場合に実行可能な予め設定された印刷条件を特定する印刷条件画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段と、
前記印刷条件画像を選択する入力がされたか否かを判別する前記入力判別手段と、
前記印刷条件画像を選択する入力がされた場合に、入力された前記印刷条件に応じて前記各文書閲覧画像を更新して表示する前記画像表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0010】
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の画像表示装置において、
前記第1の入力および第2の入力とは異なり且つ前記文書画像を選択する第3の入力がされたか否かを判別する前記入力判別手段と、
前記第3の入力がされた場合に、前記文書情報が選択されたことを特定する被選択画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0011】
請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像表示装置において、
前記第3の入力がされた場合に、前記文書情報に対して実行可能な処理を特定する処理画像を前記表示画面に表示する処理画像表示手段と、
前記被選択画像を前記処理画像の位置に移動させる入力がされたか否かを判別する前記入力判別手段と、
前記被選択画像を前記処理画像の位置に移動させる入力がされた場合に、前記処理画像に応じた処理を前記文書情報に対して実行する処理実行手段と、
を備えたことを特徴とする。
【0012】
請求項6に記載の発明は、請求項4または5に記載の画像表示装置において、
予め設定された入力時間よりも短い時間、前記文書画像に対する入力が1回された場合に、前記第1の入力がされたと判別し、前記入力時間よりも短い時間の前記文書画像に対する入力が予め設定された時間間隔よりも短い間隔で2回された場合に、前記第2の入力がされたと判別し、前記時間間隔および2回分の前記入力時間の合計の時間よりも長い時間、前記文書画像に対する入力がされた場合に、前記第3の入力がされたと判別する前記入力判別手段、
を備えたことを特徴とする。
【0013】
前記技術的課題を解決するために、請求項7に記載の発明のプログラムは、
コンピュータを、
表示画面に文書情報に基づく文書画像を表示する画像表示手段、
前記文書画像に対する利用者の入力に基づいて、前記入力が予め設定された文書閲覧用の第1の入力であるか、前記第1の入力とは異なる文書閲覧用の第2の入力であるか否かを判別する入力判別手段、
前記第1の入力がされた場合に、前記文書情報に基づく第1の文書閲覧画像を前記表示画面に表示すると共に、前記第2の入力がされた場合に、前記第1の文書閲覧画像とは異なる前記文書情報に基づく第2の文書閲覧画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段、
として機能させる。
【発明の効果】
【0014】
請求項1、7に記載の発明によれば、本発明の構成を有しない場合に比べて、文書を閲覧する場合に文書の表示を直接的に切り替えつつ、操作回数の増加を抑えることができる。
請求項2に記載の発明によれば、拡大された第1の文書閲覧画像と、縮小された第2の文書閲覧画像と、を切り替えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、印刷条件に応じた文書閲覧画像を印刷前に確認することができる。
【0015】
請求項4に記載の発明によれば、第3の入力に応じて、文書情報を選択することができる。
請求項5に記載の発明によれば、処理画像の位置に被選択画像を移動させるだけで、処理を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、入力された回数や時間に応じて異なる入力と判別することができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】図1は実施例1の画像表示装置を含むシステムの全体説明図である。
【図2】図2は、実施例1のネットワークシステムにおけるタブレット端末の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した説明図である。
【図3】図3は実施例1のタッチパネルにアイコン画像が表示された状態の説明図である。
【図4】図4は実施例1のタッチパネルにプレビュー画像が表示された状態の説明図である。
【図5】図5は実施例1のタッチパネルにサムネイル画像が表示された状態の説明図である。
【図6】図6は図4に示すプレビュー画像においてプリント条件画像が表示された状態の説明図であり、図6Aはプリント条件画像の一部が表示された状態の説明図、図6Bはプリント条件画像の残りが表示された状態の説明図である。
【図7】図7は図5に示すサムネイル画像においてプリント条件画像が表示された状態の説明図であり、図7Aはプリント条件画像の一部が表示された状態の説明図、図7Bはプリント条件画像の残りが表示された状態の説明図である。
【図8】図8は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像において長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図であり、図8Aは長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図、図8Bは図8Aに示す状態から頁をめくる入力がされた場合の説明図である。
【図9】図9は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像において長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図であり、図9Aは長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図、図9Bは図9Aに示す状態から頁をめくる入力がされた場合の説明図である。
【図10】図10は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像において多数ページの割付印刷が選択された状態の説明図であり、図10Aは2up印刷が入力された状態の説明図、図10Bは4up印刷が入力がされた場合の説明図である。
【図11】図11は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像において多数ページの割付印刷が選択された状態の説明図であり、図11Aは2up印刷が入力された状態の説明図、図11Bは4up印刷が入力がされた場合の説明図である。
【図12】図12は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像においてステープルが選択された状態の説明図であり、図12Aは角綴じが選択された状態の説明図、図12Bは長編綴じが選択がされた場合の説明図である。
【図13】図13は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像においてステープルが選択された状態の説明図であり、図13Aは角綴じが選択された状態の説明図、図13Bは長編綴じが選択がされた場合の説明図である。
【図14】図14は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像においてパンチ孔の形成が選択された状態の説明図であり、図14Aは長辺パンチが選択された状態の説明図、図14Bは短辺パンチが選択がされた場合の説明図である。
【図15】図15は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像においてパンチ孔の形成が選択された状態の説明図であり、図15Aは長辺パンチが選択された状態の説明図、図15Bは短辺パンチが選択がされた場合の説明図である。
【図16】図16は実施例1のトップ画像において長押しがされた場合の説明図であり、図16Aは長押しがされた状態の説明図、図16Bは長押しされた状態で指を移動させた状態の説明図である。
【図17】図17は実施例1の画像表示処理のフローチャートの説明図である。
【図18】図18は実施例1のプレビュー表示処理のフローチャートの説明図であり、図17のST7のサブルーチンの説明図である。
【図19】図19は実施例1のサムネイル表示処理のフローチャートの説明図であり、図17のST9のサブルーチンの説明図である。
【図20】図20は実施例1の長押し処理のフローチャートの説明図であり、図17のST10のサブルーチンの説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に図面を参照しながら、本発明の実施の形態の具体例(以下、実施例と記載する)を説明するが、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。
なお、以下の図面を使用した説明において、理解の容易のために説明に必要な部材以外の図示は適宜省略されている。
【実施例1】
【0018】
図1は実施例1の画像表示装置を含むシステムの全体説明図である。
図1において、本発明の実施例1のネットワークシステム1は、画像表示装置の一例としてのタブレット端末2と、公衆回線3を通じて有線または無線でタブレット端末2と情報の送受信が可能に接続された情報処理装置の一例としての複数のサーバー4やパーソナルコンピュータ5、画像形成装置の一例としての複写機6を有する。実施例1のタブレット端末2やサーバ4、パーソナルコンピュータ5は、いわゆるコンピュータ装置により構成されており、記憶媒体の一例としての図示しないハードディスクドライブ等を内部に有する。
【0019】
実施例1の各タブレット端末2は、板状の端末本体2aと、画像が表示される表示画面の一例であり且つ入力部の一例としてのタッチパネル2bと、を有するコンピュータ装置により構成されている。なお、実施例1では、画像表示装置としてタブレット端末2を例示したが、これに限定されず、携帯電話や携帯情報端末(PDA:Personal Digital Assistants)、これらの機能を統合した携帯端末、いわゆるスマートフォン、あるいはノート型のパーソナルコンピュータにより構成することも可能である。
また、実施例1のパーソナルコンピュータ5は、コンピュータ本体H1と、表示器の一例としてのディスプレイH2と、キーボードH3やマウスH4等の入力装置、図示しないハードディスクドライブ等により構成されている。
【0020】
実施例1の複写機6は、入力を行う入力部の一例としてのインタフェースU1や、読み取り装置の一例としてのスキャナU2aが上面に支持され且つ媒体を供給する供給部U2、多色:カラーまたは単色:モノクロ、片面または両面で印刷を行う複写機本体U3、印刷された媒体に対して綴じ針で綴じるステープル処理や孔を形成するパンチ処理等の後処理を行う後処理装置U4,U5等を有する。
なお、カラーまたはモノクロ印刷、片面または両面印刷、あるいは、ステープル処理やパンチ処理等の後処理が実行可能な画像形成装置としては、例えば、特開2011−158041号公報や特開2011−42483号公報等に記載されており従来公知であり、種々の構成を採用可能であるため、詳細な説明は省略する。
【0021】
(実施例1の制御部の説明)
(タブレット端末2の制御部の説明)
図2は、実施例1のネットワークシステムにおけるタブレット端末の機能をブロック図(機能ブロック図)で示した説明図である。
図2において、実施例1のタブレット端末2では、端末本体2aの制御部:コントローラ11は、外部との信号の入出力および入出力信号レベルの調節等を行うI/O:入出力インターフェース、必要な処理を行うためのプログラムおよび情報:データ等が記憶されたROM:リードオンリーメモリ、必要なデータ及びプログラムを一時的に記憶するためのRAM:ランダムアクセスメモリ、ROM等に記憶されたプログラムに応じた処理を行うCPU:中央演算処理装置ならびにクロック発振器等を有しており、前記ROM及びRAM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
前記構成のタブレット端末2は、内蔵されたハードディスクや不揮発性の半導体メモリ:フラッシュメモリ、ROM等に記憶されたプログラムを実行することにより種々の機能を実現することができる。
【0022】
(タブレット端末の制御部に接続された信号入力要素)
タブレット端末2の制御部11は、利用者が指で触れることで入力が可能な前記タッチパネル2bや、図示しない入力部材の一例としての入力キー等の信号入力要素からの信号が入力される。したがって、タッチパネル2b等への入力がされたことを検出して、検出信号を制御部11に入力する。
【0023】
(携帯端末の制御部に接続された制御要素)
タブレット端末2の制御部11は、タッチパネル2bや、図示しないその他の制御要素に接続されており、それらの作動制御信号を出力している。
前記タッチパネル2bには、制御部11からの信号に応じた画像が表示される。
【0024】
(タブレット端末の制御部の機能)
タブレット端末2の制御部11は、前記各信号出力要素からの出力信号に応じた処理を実行して、前記各制御要素に制御信号を出力する機能、制御手段、いわゆる制御プログラムを有しており、基本ソフトウェア:オペレーティングシステムOSやアプリケーションソフトウェアを有する。前記制御部11の機能を次に説明する。
C1:送受信手段
送受信手段C1は、公衆回線3を通じて、無線でサーバ4等や複写機6等との間で情報の送受信を行う。
【0025】
C2:文書作成手段
文書作成手段C2は、利用者の入力に応じて、文書情報の一例としての文書データの作成を行う。なお、文書作成手段C2は、従来公知の文書作成用のアプリケーションソフトウェアを採用可能であるため、詳細な説明を省略する。
C3:文書情報記憶手段
文書情報記憶手段C3は、文書作成手段C2により作成された文書データや、サーバ4やパーソナルコンピュータ5から送信されて送受信手段C1で受信した文書データ、あるいは、複写機6のスキャナU2aで読み取られ、送信され、送受信手段C1で受信した文書データを記憶する。
【0026】
C4:文書情報管理手段
文書情報管理手段C4は、文書情報記憶手段C3に記憶された文書データの管理を行う。実施例1の文書情報管理手段C4は、利用者の入力に応じて、文書作成手段C2で作成されたり送受信手段C1で受信した文書データの記憶や更新、削除等の管理を行う。
C5:プリンタドライバ
画像形成装置の制御プログラムの一例としてのプリンタドライバC5は、複写機6から印刷を行う場合に、印刷画像の情報や、カラーやモノクロ等の印刷条件を含む制御情報を作成して、送受信手段C1を介して複写機6に送信させる。
【0027】
C6:画像表示プログラム
アプリケーションソフトウェアの一例としての画像表示プログラムC6は、入力判別手段C61と、画像表示手段C62と、処理実行手段C63を有し、文書データをタッチパネル2bに表示する制御を行う。
C61:入力判別手段
入力判別手段C61は、入力位置判別手段C61Aと、シングルタップ判別手段C61Bと、ダブルタップ判別手段C61Cと、長押し判別手段C61Dと、入力条件判別手段C61Eと、を有し、タブレット端末2のタッチパネル2bに対する利用者の入力を判別する。なお、実施例1の入力判別手段C61は、画像表示プログラムC6に設けたが、これに限定されず、オペレーティングシステムOSが有する入力の判別機能を利用することも可能である。
【0028】
C61A:入力位置判別手段
入力位置判別手段C61Aは、タッチパネル2bに対する入力、すなわち、利用者が指で触れた場合に、指で触れた位置を判別する。なお、指を触れた状態で位置が変動した場合には、変動した位置を入力された位置と判別する。また、実施例1では、一例として、指で触れた領域の重心位置を触れた位置と判別するが、これに限定されず、角の位置等とすることも可能である。
【0029】
C61B:シングルタップ判別手段
第1の入力判別手段の一例としてのシングルタップ判別手段C61Bは、タッチパネル2bに対する入力、すなわち、利用者が指で触れた場合に、触れた時間が、予め設定された入力時間t1よりも短い時間の入力がされた否かを判別する。実施例1のシングルタップ判別手段C61Bは、タッチパネル2bに対する入力が、第1の入力の一例として、タッチパネル2bを一度叩くような入力、いわゆるシングルタップであるか否かを判別する。すなわち、予め設定された入力時間t1よりも短い時間、指がタッチパネル2bに接触したことが検出され、指がタッチパネル2bから離れたことが検出された後、予め設定された時間間隔t2以上、タッチパネル2bに触れたことが検出されなかった場合に、シングルタップであると判別する。
【0030】
C61C:ダブルタップ判別手段
第2の入力判別手段の一例としてのダブルタップ判別手段C61Cは、タッチパネル2bに対して、予め設定された入力時間t1よりも短い入力が、前記時間間隔t2よりも短い時間内に2回行われたか否かを判別する。実施例1のダブルタップ判別手段C61Cは、タッチパネル2bに対する入力が、第2の入力の一例として、タッチパネル2bを2度叩くような入力、いわゆるダブルタップであるか否かを判別する。すなわち、予め設定された入力時間t1よりも短い時間、指がタッチパネル2bに接触したことが検出され、指がタッチパネル2bから離れたことが検出された後、予め設定された時間間隔t2以内に、一度目の位置と同一の位置に入力時間t1以内の入力が検出された場合に、ダブルタップであると判別する。なお、2度目の入力位置は、一度目の入力位置に対して、予め設定された許容範囲だけずれた位置であっても、同一の位置とみなして判別を行うことが可能である。
【0031】
C61D:長押し判別手段
第3の入力判別手段の一例としての長押し判別手段C61Dは、タッチパネル2bに対して、前記時間間隔t2および2回分の入力時間t1の合計の時間2×t1+t2よりも長い時間の入力がされたか否かを判別する。実施例1の長押し判別手段C61Dは、タッチパネル2bに対する入力が、第3の入力の一例として、タッチパネル2bを長時間押さえるような入力、いわゆる長押しであるか否かを判別する。
C62:画像表示手段
画像表示手段C62は、アイコン画像表示手段C62Aと、プレビュー画像表示手段C62Bと、サムネイル画像表示手段C62Cと、印刷条件表示手段C62Dと、入力条件表示手段C62Eと、被選択画像の表示手段C62Fと、処理画像表示手段C62Gと、を有し、文書データの画像をタッチパネル2bに表示する制御を行う。
【0032】
図3は実施例1のタッチパネルにアイコン画像が表示された状態の説明図である。
C62A:アイコン画像表示手段
アイコン画像表示手段C62Aは、文書データに基づく文書画像を表示する。図3において、実施例1のアイコン画像表示手段C62Aは、文書情報記憶手段C3に記憶された文書データに基づく文書画像の一例としての文書アイコン21,22,23,24,25,26を作成して、タッチパネル2bに文書アイコン21〜26が配列された初期画像の一例としてのトップ画像27を表示する。なお、実施例1の文書アイコン21〜26では、図3に示すように、文書データの最初の頁が縮小された画像が文書アイコン21〜26として表示される。また、図3に示すように、文書データの総ページ数が1頁の場合には、1枚のみのシートからなる文書アイコン26が表示され、総ページ数が2頁の場合には、2枚のシートが重ねられた文書アイコン22,24,25が表示され、総ページ数が3頁以上の場合には、3枚のシートが重ねられた文書アイコン21,23が表示される。
【0033】
図4は実施例1のタッチパネルにプレビュー画像が表示された状態の説明図である。
C62B:プレビュー画像表示手段
第1の文書閲覧画像の表示手段の一例としてのプレビュー画像表示手段C62Bは、トップ画像27の文書アイコン21〜26において、予め設定された文書閲覧用の第1の入力の一例としてのシングルタップがされた場合に、第1の文書閲覧用の画像の一例としてのプレビュー画像31を表示する。なお、以降の説明において、一例として、7ページの文書からなる文書データの文書アイコン21が選択された場合について説明を行う。
【0034】
図4において、実施例1のプレビュー画像31は、文書データの特定の頁である最初の頁の画像が、タッチパネル2bの大きさに基づいて拡大された大きさの画像に設定されている。すなわち、実施例1のプレビュー画像31は、いわゆる全画面表示の画像となるように拡大された画像が表示される。また、実施例1のプレビュー画像31は、文書データや表示の変更等の処理の指示を入力する指示画像の一例としての複数のコマンドアイコン31a〜31cを有する。すなわち、プレビュー画像31は、プレビュー画像31の表示からトップ画像27に表示を戻す処理を行うための「戻る」アイコン31aと、文書データの印刷処理を行うための「プリント」アイコン31bと、プレビュー画像31で表示された頁に対する削除や回転等の操作を行う図示しない画像を表示するための「操作」アイコン31cと、を有する。
【0035】
図5は実施例1のタッチパネルにサムネイル画像が表示された状態の説明図である。
C62C:サムネイル画像表示手段
第2の文書閲覧画像の表示手段の一例としてのサムネイル画像表示手段C62Cは、トップ画像27の文書アイコン21〜26において、予め設定された文書閲覧用の第2の入力の一例としてのダブルタップがされた場合に、第2の文書閲覧用画像の一例としてのサムネイル画像41を表示する。図5において、実施例1のサムネイル画像41では、文書データの各頁を縮小した画像42,43,44,45,46,47,48が並べて配置されている。また、実施例1のサムネイル画像41は、プレビュー画像31と同様に、トップ画像27に表示を戻すための「戻る」アイコン41aと、印刷処理を行うための「プリント」アイコン41bと、サムネイル画像41において選択された頁に対して削除や回転、頁の順序の入れ替え等を行うための「操作」アイコン41cと、を有する。
【0036】
図6は図4に示すプレビュー画像においてプリント条件画像が表示された状態の説明図であり、図6Aはプリント条件画像の一部が表示された状態の説明図、図6Bはプリント条件画像の残りが表示された状態の説明図である。
図7は図5に示すサムネイル画像においてプリント条件画像が表示された状態の説明図であり、図7Aはプリント条件画像の一部が表示された状態の説明図、図7Bはプリント条件画像の残りが表示された状態の説明図である。
C62D:印刷条件表示手段
印刷条件表示手段C62Dは、印刷条件を入力するための条件入力画像の一例としてのプリント条件画像51を表示する。実施例1の印刷条件表示手段C62Dは、プレビュー画像31またはサムネイル画像41の「プリント」アイコン31b,41bの入力がされた場合に、図6、図7に示すように、各画像31,41の下部にプリント条件画像51を追加して表示すると共に、「プリント」アイコン31b,41bに替えてプリンタドライバC5を介して文書データや印刷条件のデータを複写機6に送信して印刷を実行させる印刷実行用の「印刷」アイコン31b′、41b′が表示される。また、実施例1のプリント条件画像51では、「操作」アイコン31c、41cに替えて、文書データに関するA4,A3等の用紙サイズや用紙の縦向き/横向きの設定を行う図示しない画像を表示するための「設定」アイコン31c′、41c′が表示される。
【0037】
図6、図7において、実施例1のプリント条件画像51は、プリント条件を入力するための画像の一例としてのコマンドアイコンの中の一部が表示される図6A、図7Aに示す第1条件画像52と、残りのコマンドアイコンが表示される図6B、図7Bに示す第2条件画像53とを有する。
図6A、図7Aにおいて、実施例1の第1条件画像52では、カラー印刷を指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「カラー」アイコン52aと、モノクロ印刷を指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「白黒」アイコン52bと、長辺綴じの両面印刷を指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「両面:長辺」アイコン52cと、短辺綴じの両面印刷を指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「両面:短辺」アイコン52dと、第2条件画像53を表示するためのコマンドアイコンの一例としてのスクロールアイコン52eと、を有する。
【0038】
図6B、図7Bにおいて、実施例1の第2条件画像53では、第1条件画像52を表示するためのコマンドアイコンの一例としてのスクロールアイコン53aと、1頁に文書データの2頁分を割り付ける指定を行うコマンドアイコンの一例としての「2up」アイコン53bと、1頁に文書データの4頁分を割り付ける指定を行うコマンドアイコンの一例としての「4up」アイコン53cと、角綴じを指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「コーナーステープル」アイコン53dと、画像31,41における左端綴じ(長辺綴じ)を指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「長辺ステープル」アイコン53eと、画像31,41における上端綴じ(短辺綴じ)を指定する入力を行うコマンドアイコンの一例としての「短辺ステープル」アイコン53fと、左端辺(長辺)にパンチ孔を形成する指定の入力を行うコマンドアイコンの一例としての「長辺パンチ」アイコン53gと、上端辺(短辺)にパンチ孔を形成する指定の入力を行うコマンドアイコンの一例としての「短辺パンチ」アイコン53hと、を有する。
【0039】
なお、実施例1では、後処理の入力を行うアイコン53c〜53hは、後処理された状態を図式化したものがアイコンとして使用されている。
また、スクロールアイコン52e、53aを使用せず、プリント条件画像51に対応するタッチパネル2bの位置を触れた状態で左右方向になぞる操作をすることで、条件画像52、53の切替を行う構成とすることも可能である。
【0040】
C62E:入力条件表示手段
入力条件表示手段C62Eは、プリント条件画像51で入力されたプリント条件に応じた画像を表示する。実施例1の入力条件表示手段C62Eでは、「カラー」アイコン52aを選択する入力、すなわち、「カラー」アイコン52aの位置に対してシングルタップやダブルタップ等の入力がされた場合に、各画像31,41をカラーで表示にする。また、「白黒」アイコン52bを選択する入力がされた場合に、各画像31,41をモノクロで表示する。
【0041】
図8は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像において長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図であり、図8Aは長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図、図8Bは図8Aに示す状態から頁をめくる入力がされた場合の説明図である。
図6、図8Aにおいて、プレビュー画像31において、「両面:長辺」アイコン52cを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、プレビュー画像31に裏面確認画像61を追加して表示する。このとき、「両面:長辺」アイコン52cが、反転表示され、「両面:長辺」のプリント条件が選択されていることが表示される。そして、図8Bに示すように、利用者がタッチパネル2bに指を触れた状態でページをめくるように右方から左方になぞる入力をした場合に、裏面に対応する偶数頁の画像を表示する。
【0042】
図9は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像において長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図であり、図9Aは長辺綴じの両面印刷が入力された状態の説明図、図9Bは図9Aに示す状態から頁をめくる入力がされた場合の説明図である。
図7、図9Aにおいて、サムネイル画像41において、「両面:長辺」アイコン52cを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、サムネイル画像41において奇数頁の縮小画像に42,44,46,48に裏面確認画像61を追加し、偶数頁の縮小画像43,45,47の表示を削除する。そして、図9Bに示すように、利用者が縮小画像42,44,46,48のいずれかに触れた状態でページをめくるように右方から左方になぞる入力をした場合に、各縮小画像42,44,46,48の裏面に対応する偶数頁の画像43,45,47を表示する。なお、縮小画像48のように、最終頁が奇数頁である場合、裏面画像をとして白紙の画像が表示される。
【0043】
なお、「両面:短辺」アイコン52dを選択する入力がされた場合に、ページをめくる方向が下方から上方になぞる方向となり、めくられた偶数頁がめくられた状態で画像の上がタッチパネル2bの上と一致するように表示される以外は、「両面:長辺」の場合と同様であるため、図示および詳細な説明は省略する。
また、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、各アイコン52c,52dが選択された状態で、もう一度選択されたアイコン52c,52dの入力がされると、片面印刷の状態、すなわち、図6、図7に示す状態に表示を戻す。さらに、「両面:長辺」および「両面:短辺」の一方が選択された状態で、他方を選択する入力がされた場合、入力された他方のアイコン52c,52dを反転表示し、一方の反転表示を元に戻す。
【0044】
図10は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像において多数ページの割付印刷が選択された状態の説明図であり、図10Aは2up印刷が入力された状態の説明図、図10Bは4up印刷が入力がされた場合の説明図である。
図6、図10において、プレビュー画像31において、「2up」アイコン53bや「4up」アイコン53cを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、プレビュー画像31を、2ページまたは4ページを縮小して並べたプレビュー画像31に更新して表示する。このとき、入力されたアイコン53b,53cが、反転表示され、選択されていることが表示される。
【0045】
図11は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像において多数ページの割付印刷が選択された状態の説明図であり、図11Aは2up印刷が入力された状態の説明図、図11Bは4up印刷が入力がされた場合の説明図である。
また、図7、図11において、サムネイル画像41において、「2up」アイコン53bや「4up」アイコン53cを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、サムネイル画像41を、2ページまたは4ページを縮小して並べたサムネイル画像41に更新して表示する。したがって、割り付けられた頁数に応じて、表示される縮小画像42〜48の数が減った状態で表示が更新される。なお、図11A,図11Bに示すように、最終ページに割り付ける頁数が不足している場合には、白紙のページに相当する白紙画像が自動的に割り付けられたサムネイル画像41が表示される。
【0046】
なお、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、各アイコン53b、53cについても、前述の両面印刷用の各アイコン52c,52dと同様に、アイコン53b、53cが選択された状態で、もう一度選択されたアイコン53b,53cの入力がされると、複数頁の割付が解除された状態、すなわち、図6、図7に示す状態に表示を戻す。さらに、「2up」および「4up」の一方が選択された状態で、他方を選択する入力がされた場合、入力された他方の割付に表示画像31,41を更新すると共に、アイコン53b,53cの反転、非反転の表示を更新する。
【0047】
図12は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像においてステープルが選択された状態の説明図であり、図12Aは角綴じが選択された状態の説明図、図12Bは長編綴じが選択がされた場合の説明図である。
図6、図12において、プレビュー画像31において、「コーナーステープル」アイコン53dや「長辺ステープル」アイコン53e、「短辺ステープル」アイコン53fを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、プレビュー画像31の角や長辺、短辺のステープル位置に対応する位置に、後処理画像の一例としての綴じ針画像62を追加して表示する。なお、このとき、入力されたアイコン53d〜53fのいずれかが、反転表示され、選択されていることが表示される。なお、短辺ステープルの選択時の綴じ針画像62は、図12Bの綴じ針画像62の位置が、左端ではなく上端に配置される以外は同様であるため、図示は省略する。
【0048】
図13は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像においてステープルが選択された状態の説明図であり、図13Aは角綴じが選択された状態の説明図、図13Bは長編綴じが選択がされた場合の説明図である。
また、図7、図13において、サムネイル画像41において、ステープル用のアイコン53d〜53fのいずれかを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、サムネイル画像41の各縮小画像42〜48に入力に応じた綴じ針画像62を追加して表示する。
なお、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、各アイコン53d〜53fについても、前述の両面印刷用の各アイコン52c,52d等と同様に、アイコン53d〜53fが選択された状態で、もう一度選択されたアイコン53b,53cの入力がされると、綴じ針画像62が削除された状態に表示を戻す。さらに、いずれかのステープル条件が選択された状態で、別のステープル条件を選択する入力がされた場合、入力されたステープル条件に対応する綴じ針画像62に表示を更新すると共に、アイコン53d〜53fの反転、非反転の表示を更新する。
【0049】
図14は図6に示すプリント条件画像が表示されたプレビュー画像においてパンチ孔の形成が選択された状態の説明図であり、図14Aは長辺パンチが選択された状態の説明図、図14Bは短辺パンチが選択がされた場合の説明図である。
図6、図14において、プレビュー画像31において、「長辺パンチ」アイコン53gや「短辺パンチ」アイコン53hを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、プレビュー画像31の長辺または短辺のパンチ孔の形成位置に対応する位置に、後処理画像の一例としてのパンチ孔画像62を追加して表示する。なお、このとき、入力されたアイコン53g、53hのいずれかが、反転表示され、選択されていることが表示される。
【0050】
図15は図7に示すプリント条件画像が表示されたサムネイル画像においてパンチ孔の形成が選択された状態の説明図であり、図15Aは長辺パンチが選択された状態の説明図、図15Bは短辺パンチが選択がされた場合の説明図である。
また、図7、図15において、サムネイル画像41において、パンチ用のアイコン53g、53hのいずれかを選択する入力がされた場合、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、サムネイル画像41の各縮小画像42〜48にパンチ孔画像62を追加して表示する。
【0051】
なお、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、各アイコン53g、53hについても、前述の両面印刷用の各アイコン52c,52d等と同様に、アイコン53g、53hが選択された状態で、もう一度選択されたアイコン53g,53hの入力がされると、パンチ画像63が削除された状態に表示を戻す。さらに、いずれかのパンチ条件が選択された状態で、別のパンチ条件を選択する入力がされた場合、入力されたパンチ条件に対応するパンチ画像63に表示を更新すると共に、アイコン53g、53hの反転、非反転の表示を更新する。
なお、実施例1の入力条件表示手段C62Eは、複数の印刷条件が選択された場合には、選択された印刷条件が複合された画像31,41の表示を行う。例えば、2up且つ角綴じの場合は、図10Aや図11Aの画像に、図12A、図13Aの綴じ針画像62が付加された画像となる。
【0052】
図16は実施例1のトップ画像において長押しがされた場合の説明図であり、図16Aは長押しがされた状態の説明図、図16Bは長押しされた状態で指を移動させた状態の説明図である。
C62F:被選択画像の表示手段
被選択画像の表示手段C62Fは、トップ画像27において、文書アイコン21〜26に対応する位置で、第3の入力の一例としての長押し入力がされた場合に、図16に示すように、対象の文書アイコン21〜26が選択されたことを特定するために、対象の文書アイコン21〜26を被選択画像の一例としての反転画像26′に更新する。なお、被選択画像表示手段C62Fは、長押しが解除された場合、すなわち、指がタッチパネル2bから離れた場合には、反転画像26′を通常の文書アイコン21〜26の表示に戻す。
【0053】
C62G:処理画像表示手段
処理画像表示手段C62Gは、トップ画像27において、文書アイコン21〜26に対応する位置で長押し入力がされた場合に、図16に示すように、文書データに対して実行可能な処理を特定する処理画像の一例としての処理アイコン66をトップ画像27に表示する。実施例1の処理アイコン66は、文書データをサーバ4等に送信するための「送信」アイコン66aと、文書データを削除するための「削除」アイコン66bと、文書データを予め設定された印刷条件で印刷する「プリント」アイコン66cとを有する。なお、処理画像表示手段C62Gは、長押しが解除された場合には、処理アイコン66の表示を終了して、図3に示す状態に戻る。
【0054】
C63:処理実行手段
処理実行手段C63は、トップ画像27やプレビュー画像31、サムネイル画像41において、文書データに対する処理を行う入力がされた場合に、入力に応じた処理を行う。
図16において、実施例1の処理実行手段C63は、長押しがされて文書アイコン21〜26が選択された状態で、タッチパネル2bの表面をなぞるように利用者が指を移動させて、処理アイコン66a〜66cのいずれかに指を移動させる入力がされた場合に、処理アイコン66a〜66cに応じた処理を文書データに対して実行する。すなわち、「送信」アイコン66aに文書アイコン21〜26を移動させる入力がされた場合、対象の文書データをサーバ4等に送信するために、送信先、いわゆる電子メールアドレスを入力する図示しない電子メール送信用の画像が表示される。また、「削除」アイコン66bが選択されると対象の文書データを文書管理手段C4を介して、削除する。さらに、「プリント」アイコン66cが選択されると、対象の文書データを、予め設定された印刷条件、いわゆるデフォルトの印刷条件で印刷するように、プリンタドライバC5を介して複写機6にデータを送信する。なお、実施例1の処理手段C63は、プレビュー画像31やサムネイル画像41において、「印刷」アイコン31b′,41b′の入力がされた場合には、プリンタドライバC5を介して、印刷条件画像51で入力された印刷条件と、文書データとを複写機6に送信させて、印刷を実行させる。
【0055】
(実施例1の流れ図の説明)
次に、実施例1のタブレット端末2おける制御の流れを流れ図、いわゆるフローチャートを使用して説明する。
(画像表示処理のフローチャートの説明)
図17は実施例1の画像表示処理のフローチャートの説明図である。
図17のフローチャートの各ステップSTの処理は、タブレット端末2の制御部11に記憶されたプログラムに従って行われる。また、この処理はタブレット端末2の他の各種処理と並行して実行される。
図17に示すフローチャートは画像表示プログラムC6の起動により開始される。
【0056】
図17のST1において、文書データを読み込んで文書アイコン21〜26の画像を作成する。そして、ST2に進む。
ST2において、文書アイコン21〜26が配列されたトップ画像27をタッチパネル2bに表示する。そして、ST3に進む。
ST3において、タッチパネル2bに入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST4に進み、ノー(N)の場合はST3を繰り返す。
ST4において、入力がされた位置に基づいて、入力は文書アイコン21〜26に対する入力であるか否かを判別する。ノー(N)の場合はST5に進み、イエス(Y)の場合はST6に進む。
ST5において、入力に応じた処理を実行して、図17に示すフローチャートを終了する。例えば、文書アイコン21〜26が無い位置において、指でタッチパネル2bをなぞる入力がされた場合、なぞった方向に沿って、画像を移動させる、いわゆるスクロールさせる入力がされた場合、スクロール後の画像を表示して、ST4に戻ったり、画像表示プログラムC6を終了させる入力がされた場合には、画像表示プログラムC6を終了させる処理を行って、図17に示すフローチャートを終了させる。
【0057】
ST6において、行われた入力はシングルタップであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST7に進み、ノー(N)の場合はST8に進む。
ST7において、後述する図18に示すプレビュー表示処理を実行して、ST1に戻る。
ST8において、行われた入力はダブルタップであるか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST9に進み、ノー(N)の場合はST10に進む。
ST9において、後述する図19に示すサムネイル表示処理を実行して、ST1に戻る。
ST10において、後述する図20に示す長押し処理を実行して、ST1に戻る。
【0058】
(プレビュー表示処理のフローチャートの説明)
図18は実施例1のプレビュー表示処理のフローチャートの説明図であり、図17のST7のサブルーチンの説明図である。
図18のST21において、シングルタップがされた対象の文書データのプレビュー画像31を作成して表示する。そして、ST22に進む。
ST22において、「プリント」アイコン31bの入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST23に進み、イエス(Y)の場合はST28に進む。
ST23において、「操作」アイコン31cの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST24に進み、ノー(N)の場合はST25に進む。
ST24において、プレビュー画像31で表示された頁に対する削除や回転等の操作を行う図示しない操作画像における入力に応じて文書データの対象ページの削除や回転等を実行する操作処理を実行し、ST21に戻る。
【0059】
ST25において、「戻る」アイコン31aの入力がされたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST26に進み、イエス(Y)の場合は図18のプレビュー表示処理を終了して、図17の画像表示処理に戻る。
ST26において、そのほかの入力がされた否かを判別する。イエス(Y)の場合はST27に進み、ノー(N)の場合はST22に戻る。
ST27において、入力に応じてプレビュー画像31を更新する。例えば、プレビュー画像31において、指を触れた状態で左右方向に移動させる入力、いわゆる、ページをめくる入力がされた場合には、次のページを表示する。そして、ST22に戻る。
ST28において、印刷条件画像51を表示し、ST29に進む。
【0060】
ST29において、印刷条件アイコン52a〜52d,53b〜53hに対する入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST30に進み、ノー(N)の場合はST31に進む。
ST30において、両面や割付、ステープルやパンチ等の入力された印刷条件に応じてプレビュー画像31を更新する。そして、ST29に戻る。
ST31において、「設定」アイコン31cの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST32に進み、ノー(N)の場合はST33に進む。
ST32において、文書データの用紙サイズ等の設定を行う図示しない設定画像を表示して設定画像における入力に応じて用紙サイズ等の設定を更新する設定処理を実行し、ST29に戻る。
ST33において、「印刷」アイコン31b′の入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST34に進み、ノー(N)の場合はST35に進む。
ST34において、文書データと印刷条件に応じた印刷用のデータを作成して複写機6に送信する。そして、図18に示すプレビュー処理を終了する。
【0061】
ST35において、「戻る」アイコン31aの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST21に戻り、ノー(N)の場合はST36に進む。
ST36において、そのほかの入力がされたか否かを判別する。イエス(Y)の場合はST37に進み、ノー(N)の場合はST29に戻る。
ST37において、入力に応じてプレビュー画像31を更新する。例えば、プレビュー画像31において、指を触れた状態で左右方向に移動させる入力、いわゆる、ページをめくる入力がされた場合には、次のページを表示する。また、スクロールアイコン52e,53aの入力や、印刷条件画像51をスクロールさせる入力がされた場合には、入力に応じて画像を更新する。そして、ST29に戻る。
【0062】
(サムネイル表示処理のフローチャートの説明)
図19は実施例1のサムネイル表示処理のフローチャートの説明図であり、図17のST9のサブルーチンの説明図である。
なお、図19のサムネイル表示処理は、図18のプレビュー表示処理のST21,ST30に対応するST21′、ST30′において、作成、更新される画像が、サムネイル画像41となる点が異なり、そのほかは同様であるため、詳細な説明は省略する。
【0063】
(長押し処理のフローチャートの説明)
図20は実施例1の長押し処理のフローチャートの説明図であり、図17のST10のサブルーチンの説明図である。
図20のST41において、次の処理(1)、(2)を実行して、ST42に進む。
(1)長押しされた対象の文書アイコン21〜26を反転画像に更新する。
(2)処理アイコン66a〜66cを表示する。
ST42において、入力位置が移動したか否か、すなわち、指がタッチパネル2bに接触した状態で接触位置が移動したか否かを判別する。ノー(N)の場合はST43に進み、イエス(Y)の場合はST44に進む。
ST43において、長押しの入力解除、すなわち、指がタッチパネル2bから離れたか否かを判別する。ノー(N)の場合はST42に戻り、イエス(Y)の場合は図20のサブルーチンを終了して、図17の画像表示処理に戻る。
【0064】
ST44において、移動した入力位置は、処理アイコン66a〜66cの上か否かを判別する。ノー(N)の場合はST45に進み、イエス(Y)の場合はST46に進む。
ST45において、入力位置に応じて反転画像のトップ画像27における位置を更新する。そして、ST42に戻る。
ST46において、長押しされている対象の文書データに対して、処理アイコン66a〜66cに対応する処理を実行する。そして、図20のサブルーチンを終了して、図17の画像表示処理に戻る。
【0065】
(実施例1の作用)
前記構成を備えた実施例1のタブレット端末2では、トップ画像27において、シングルタップがされた場合にはプレビュー画像31が表示され、ダブルタップがされた場合にはサムネイル画像41が表示される。また、トップ画像27において長押しがされた場合には文書データの選択が可能となっている。
【0066】
従来のパーソナルコンピュータ等における画像表示ソフトウェアでは、マウス等の入力部材の操作で、シングルクリックでは選択状態となり、ダブルクリックではプレビュー画像が表示され、サムネイル表示を行うには、右クリック後に表示される選択画像において更なる入力を必要としたり、プレビュー画像とは別の画像領域に表示する必要があったり、プレビュー表示かサムネイル表示のいずれか一方しか選択できない構成であった。すなわち、ダブルクリック時と異なる形式の閲覧画像を表示しようとした場合には、複数回の入力が必要だったり、解像度の大きな表示画面が必要になるという問題があった。
これに対して、実施例のタブレット端末2では、シングルタップとダブルタップの入力操作だけで、プレビュー画像31とサムネイル画像41の表示を切り替えて表示することが可能である。よって、閲覧画像を表示する場合に複数回の入力が必要なく、操作性が向上するとともに、高解像度や大きな画面が必要なく、小型の端末でも実現が可能になっている。
【0067】
特に、特許文献1記載の従来の構成では、画像の開き方に注目した構成であり、一般的な複数ページの文書には対応できなかったり、特許文献2記載の従来の構成では、文書を開く際に、操作する対象を、文書かページかで指定できるが、その分、操作ステップ数、操作回数が増えてしまい、操作が煩雑になる問題があった。
これらに対して、実施例1のタブレット端末2では、文書を開く場合に、文書の表示を直接的に切り替えることが可能であると共に、従来の構成に比べて、操作回数が増加することが低減されている。
【0068】
また、実施例1では、印刷条件に応じて、プレビュー画像31やサムネイル画像41が更新され、実際に印刷する前に、印刷後の状態を確認することができる。すなわち、両面印刷時の表裏の状態や、割付順、ステープル位置、パンチ位置を印刷前に確認することができ、印刷ミスや、画像の一部が綴じ針やパンチ孔で欠けるといったことを事前に確認することができる。
さらに、実施例1では、文書データの閲覧ではなく、削除や送信といった文書データを直接取り扱う処理は、長押し入力が設定されており、ダブルタップ以上の長い時間の連続した入力が設定されている。したがって、タブレット端末2をカバンや服のポケット等に入れた状態で歩行中に、誤ってタッチパネル2bに物が一時的に接触しても、誤って削除等がされることが低減されている。すなわち、シングルタップに設定されている場合には、一時的に接触した場合に誤って削除される恐れがあるが、この場合に比べて、長押しが設定されている場合には、誤って削除される恐れが低減されている。
【0069】
(変更例)
以上、本発明の実施例を詳述したが、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内で、種々の変更を行うことが可能である。本発明の変更例(H01)〜(H07)を下記に例示する。
(H01)前記実施例において、シングルタップにプレビュー表示が割り当てられ、ダブルタップにサムネイル表示、長押しに選択が割り当てられているが、これに限定されず、任意に変更可能である。例えば、シングルタップにサムネイル表示を割り当て、ダブルタップにプレビュー表示を割り当てることも可能である。また、シングルタップ、ダブルタップ、長押し以外の入力、例えば、左から右になぞる入力や上から下になぞる入力、あるいは2本の指どうしを広げる入力や、指どうしを近づける入力等の入力に、割り当てることも可能である。
【0070】
(H02)前記実施例において、トップ画像27には、文書アイコン21〜26を表示する構成を例示したが、これに限定されず、例えば、文書データの文書名を一覧表示したリスト画像等、任意の画像とすることも可能であり、リスト画像においてシングルタップやダブルタップが行われた場合に、プレビュー表示やサムネイル表示を行うことも可能である。
(H03)前記実施例において、第1の入力としてシングルタップや第2の入力としてダブルタップを設定した場合を例示したが、これに限定されず、例えば、文書アイコン21〜26の上部をシングルタップした場合にプレビュー表示をして、下部をシングルタップした場合にサムネイル表示をするといったように、第1の入力としての上部タップ、第2の入力としての下部タップに対応して、閲覧画像を切り替える構成とすることも可能である。あるいは、文書アイコン21〜26に触れている時間、すなわち、短時間のシングルタップか長時間のシングルタップに応じて、閲覧画像を切り替える構成とすることも可能である。
【0071】
(H04)前記実施例において、印刷設定画像51は、実施例に例示した構成に限定されず、追加したり、一部を省略する等任意の構成とすることが可能である。また、複写機6で可能な処理に応じたアイコン52a〜52d,53b〜53hのみを表示したり、複写機6で不能なアイコン52a〜52d,53b〜53hは選択不能な表示とする等の変更も可能である。なお、印刷設定画像51は設けることが望ましいが、省略することも可能である。
(H05)前記実施例において、各アイコンの画像のデザインは、実施例に例示した構成に限定されず、任意に変更可能である。すなわち、文字で表示したり、図形で表示したり、これらを組み合わせたりすることも可能である。
【0072】
(H06)前記実施例において、送信や削除、プリントを実行可能にすることが望ましいが、これらの一部または全てをなくしたり、編集等の追加の処理を実行可能とすることも可能である。
(H07)前記実施例において、入力方法として、タッチパネル2bに指で触れる方法を例示したがこれに限定されず、棒状の入力部材、いわゆるスタイラスペンを使用する構成としたり、あるいは、マウスやキーボード等で入力を行う構成とすることも可能である。
【符号の説明】
【0073】
2…コンピュータ,画像表示装置、
2b…表示画面、
21〜26…文書画像、
26′…被選択画像、
31…第1の文書閲覧画像、
41…第2の文書閲覧画像、
66…処理画像、
C6…プログラム、
C61…入力判別手段、
C62…画像表示手段、
C62G…処理画像表示手段、
C63…処理実行手段。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
表示画面に文書情報に基づく文書画像を表示する画像表示手段と、
前記文書画像に対する利用者の入力に基づいて、前記入力が予め設定された文書閲覧用の第1の入力であるか、前記第1の入力とは異なる文書閲覧用の第2の入力であるか否かを判別する入力判別手段と、
前記第1の入力がされた場合に、前記文書情報に基づく第1の文書閲覧画像を前記表示画面に表示すると共に、前記第2の入力がされた場合に、前記第1の文書閲覧画像とは異なる前記文書情報に基づく第2の文書閲覧画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段と、
を備えたことを特徴とする画像表示装置。
【請求項2】
前記文書情報の特定の頁の画像が前記表示画面の大きさに基づいて拡大された前記第1の文書閲覧画像と、
前記文書情報の各頁を縮小した画像が前記表示画面内に並べて配置された前記第2の文書閲覧画像と、
を備えたことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
【請求項3】
前記文書情報の印刷を行う場合に実行可能な予め設定された印刷条件を特定する印刷条件画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段と、
前記印刷条件画像を選択する入力がされたか否かを判別する前記入力判別手段と、
前記印刷条件画像を選択する入力がされた場合に、入力された前記印刷条件に応じて前記各文書閲覧画像を更新して表示する前記画像表示手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1または2に記載の画像表示装置。
【請求項4】
前記第1の入力および第2の入力とは異なり且つ前記文書画像を選択する第3の入力がされたか否かを判別する前記入力判別手段と、
前記第3の入力がされた場合に、前記文書情報が選択されたことを特定する被選択画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段と、
を備えたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の画像表示装置。
【請求項5】
前記第3の入力がされた場合に、前記文書情報に対して実行可能な処理を特定する処理画像を前記表示画面に表示する処理画像表示手段と、
前記被選択画像を前記処理画像の位置に移動させる入力がされたか否かを判別する前記入力判別手段と、
前記被選択画像を前記処理画像の位置に移動させる入力がされた場合に、前記処理画像に応じた処理を前記文書情報に対して実行する処理実行手段と、
を備えたことを特徴とする請求項4に記載の画像表示装置。
【請求項6】
予め設定された入力時間よりも短い時間、前記文書画像に対する入力が1回された場合に、前記第1の入力がされたと判別し、前記入力時間よりも短い時間の前記文書画像に対する入力が予め設定された時間間隔よりも短い間隔で2回された場合に、前記第2の入力がされたと判別し、前記時間間隔および2回分の前記入力時間の合計の時間よりも長い時間、前記文書画像に対する入力がされた場合に、前記第3の入力がされたと判別する前記入力判別手段、
を備えたことを特徴とする請求項4または5に記載の画像表示装置。
【請求項7】
コンピュータを、
表示画面に文書情報に基づく文書画像を表示する画像表示手段、
前記文書画像に対する利用者の入力に基づいて、前記入力が予め設定された文書閲覧用の第1の入力であるか、前記第1の入力とは異なる文書閲覧用の第2の入力であるか否かを判別する入力判別手段、
前記第1の入力がされた場合に、前記文書情報に基づく第1の文書閲覧画像を前記表示画面に表示すると共に、前記第2の入力がされた場合に、前記第1の文書閲覧画像とは異なる前記文書情報に基づく第2の文書閲覧画像を前記表示画面に表示する前記画像表示手段、
として機能させるプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【公開番号】特開2012−230568(P2012−230568A)
【公開日】平成24年11月22日(2012.11.22)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−98755(P2011−98755)
【出願日】平成23年4月26日(2011.4.26)
【出願人】(000005496)富士ゼロックス株式会社 (21,908)
【Fターム(参考)】