説明

番号確認システム、番号確認装置および番号確認方法

【課題】匿名電話を用いるサービスにおいて、ユーザによる入力の手間を無くす。
【解決手段】網内サーバc1は、電話機h2の所在を示す物理電話番号および宅内装置h1の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、宅内装置h1ごとに記憶する。サーバp1は、ユーザによる論理電話番号の発行の申請の旨および当該ユーザの電話機h2の物理電話番号を宅内装置h1から取得し、取得した物理電話番号の正当性の確認要求および通信中であるPCh3の所在を示す第1の通信用アドレスを網内サーバc1に通知する。網内サーバc1は、確認要求された物理電話番号に対応する管理用アドレスを読み出し、宅内装置h1から、PCh3の所在を示す第2の通信用アドレスを取得する。第1の通信用アドレスと第2の通信用アドレスを比較し、一致すれば、物理電話番号が正しいことをサーバp1に通知する。サーバp1は、物理電話番号に対応する論理電話番号を発行する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ユーザが自分の電話番号を公開せずに電話を受ける匿名電話の技術に関する。
【背景技術】
【0002】
インタネットの普及によりwebサイトなどを介した通信において、匿名でコミュニケーションをする機会が増えている。これに伴い、電話番号(物理電話番号)を知らせることなく通話する匿名電話が行われる機会も増えている。匿名電話は、匿名性を持つ論理電話番号がユーザに発行され、発信された呼の論理電話番号が物理電話番号に変換することで、該ユーザへの着信を実現する通話技術である。なお、特許文献1には、匿名電話の技術の一例が開示されている。
【0003】
ユーザは、匿名電話を用いたサービスを利用するために、そのサービスを提供するサーバに対し、webサイトなどを介して自分の物理電話番号を申請して論理電話番号を発行してもらう。このとき、ユーザが正しい物理電話番号を申請しているか否かを確認する方法が必要になる。
【0004】
従来では、その確認の方法として、(1)申請された物理電話番号に電話をし、ユーザに予め定められた認証ID(Identifier)を通知してもらう方法、(2)ユーザが物理電話番号による発信を要求し、認証IDを通知してもらう方法、などがある。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特許4445728号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、いずれの方法もユーザに対し、認証の手順などに必要となる入力の手間をかけてしまう。特許文献1の技術についても同様である。
このような事情を鑑みて、本発明では、匿名電話を用いるサービスにおいて、ユーザによる入力の手間を無くすことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を解決するため、請求項1の発明は、ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと、電話サービスを提供する番号確認装置とが通信可能に接続している番号確認システムであって、前記宅内装置が、前記宅内装置と通信可能に接続している端末の所在を示す通信用アドレス、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを記憶しており、前記サーバが、前記サーバと通信中の端末の通信用アドレスを記憶しており、前記番号確認装置が、前記物理電話番号および前記管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、前記サーバが、ユーザによる論理電話番号の発行の申請の旨および当該ユーザの電話機の物理電話番号を前記宅内装置から取得し、前記取得した物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および通信中である当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを前記番号確認装置に通知する制御を実行し、前記番号確認装置が、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出し、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得し、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知する制御を実行し、前記サーバが、前記確認結果に基づいて、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を生成し、前記ユーザに前記論理電話番号を発行した旨を前記宅内装置に通知する制御を実行することを特徴とする。
【0008】
請求項2の発明は、ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと、および電話サービスを提供する番号確認装置とが通信可能に接続している番号確認システムであって、前記宅内装置が、前記宅内装置と通信可能に接続している端末の所在を示す通信用アドレス、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを記憶しており、前記サーバが、前記サーバと通信中の端末の通信用アドレスを記憶しており、前記番号確認装置が、前記物理電話番号および前記管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、前記サーバが、ユーザによる論理電話番号の発行の申請の旨および当該ユーザの電話機の物理電話番号を前記宅内装置から取得し、前記取得した物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および通信中である当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを前記番号確認装置に通知するとともに、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を生成し、前記番号確認装置に通知する制御を実行し、前記番号確認装置が、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出し、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得し、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知するとともに、前記通知された論理電話番号を記憶する制御を実行し、前記サーバが、前記確認結果に基づいて、前記ユーザに前記論理電話番号を発行した旨を前記宅内装置に通知する制御を実行することを特徴とする。
【0009】
請求項3の発明は、ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置であって、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得する制御と、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出す制御と、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得する制御と、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知する制御と、を実行することを特徴とする。
【0010】
請求項4の発明は、ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置であって、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得するとともに、前記サーバで生成された、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を、前記サーバから取得する制御と、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出す制御と、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得する制御と、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知する制御と、前記サーバから取得した論理電話番号を、対応する物理電話番号と対応付けて記憶する制御と、を実行することを特徴とする。
【0011】
請求項5の発明は、ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置における番号確認方法であって、前記番号確認装置が、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得するステップと、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出すステップと、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得するステップと、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知するステップと、を実行することを特徴とする。
【0012】
請求項6の発明は、ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置における番号確認方法であって、前記番号確認装置が、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得するとともに、前記サーバで生成された、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を、前記サーバから取得するステップと、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出すステップと、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得するステップと、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知するステップと、前記サーバから取得した論理電話番号を、対応する物理電話番号と対応付けて記憶するステップと、を実行することを特徴とする。
【0013】
請求項1、3、5の発明によれば、匿名電話を用いるサービスにおいて、ユーザによる入力の手間を無くすことができる。
【0014】
請求項2、4、6の発明によれば、番号確認装置が物理電話番号と論理電話番号との対応関係を保持することができ、論理電話番号で発呼された電話を番号確認装置内で物理電話番号に変換してユーザに着信させることができる。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、匿名電話を用いるサービスにおいて、ユーザによる入力の手間を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】第1の実施形態の番号確認システム全体の構成図である。
【図2】第1の実施形態の(a)サーバで使用されるソフトウェアおよび(b)網内サーバで使用されるソフトウェアの構成図である。
【図3】第1の実施形態の処理を示すシーケンス図である。
【図4】第2の実施形態の処理を示すシーケンス図である。
【発明を実施するための形態】
【0017】
次に、本発明を実施するための形態(以下、「実施形態」という。)について、適宜図面を参照しながら説明する。
【0018】
≪第1の実施形態≫
まず、第1の実施形態の構成について説明する。
図1は、第1の実施形態の番号確認システム全体の構成図である。説明の便宜上、番号確認システムを、単に「システム」と称する場合がある。本システムは、サーバp1、網内サーバ(番号確認装置)c1、宅内装置h1、電話機h2およびPC(Personal Computer:端末)h3を含む。
【0019】
サーバp1、網内サーバc1、宅内装置h1、電話機h2およびPCh3はいずれも、入力部、出力部、制御部および記憶部といったハードウェアを含むコンピュータである。入力部は、例えば、入力インタフェースから構成される。出力部は、例えば、出力インタフェースから構成される。制御部は、例えば、CPU(Central Processing Unit)や専用回路から構成される。記憶部は、例えば、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、HDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリの記憶媒体から構成される。前記制御部がCPUから構成される場合、その制御部を含むコンピュータによる情報処理は、CPUによるプログラム実行処理で実現する。また、そのコンピュータが含む記憶部は、CPUが指令し、そのコンピュータの機能を実現するためのプログラム(番号確認方法のためのプログラムを含む)を記憶する。これによりソフトウェアとハードウェアの協働が実現される。
【0020】
本実施形態は、前記情報処理を実行させるプログラムによって実現することができ、そのプログラムをコンピュータによる読み取り可能な記録媒体(例:CD−ROM)に記憶して提供することが可能である。また、そのプログラムを、インタネットのネットワークを通して提供することも可能である。
【0021】
網内サーバc1は、通信網n1を介して宅内装置h1およびサーバp1と通信可能に接続している。サーバp1は、通信網n1を介して宅内装置h1と通信可能に接続していてもよいし、専用のネットワークを用いて宅内装置h1と通信可能に接続していてもよい。本実施形態では、サーバp1は、通信網n1を介して宅内装置h1と通信可能に接続しているとする。宅内装置h1は、例えば有線または無線で電話機h2およびPCh3と通信可能に接続している。
【0022】
宅内装置h1は、例えば本実施形態の匿名電話を用いるサービスを利用するユーザが所有する。網内サーバc1は、例えば電話番号を用いた電話サービス、各種データ通信サービス、またはインタネットサービスを提供する事業者が所有する。サーバp1は、例えば本実施形態の匿名電話を用いるサービスを提供する事業者が所有する。網内サーバc1を所有する事業者とサーバp1を所有する事業者とは、同一であってもよい。
【0023】
通信網n1は、網内サーバc1が提供するサービス、またはサーバp1が提供するサービスをユーザに提供するためのネットワークである。通信網n1は、例えばNGN(Next Generation Network)で実現される。
【0024】
宅内装置h1は、電話機h2およびPCh3による通信網n1への接続を中継する。宅内装置h1は、例えばNGNに接続するHGW(Home Gate-Way)で実現される。宅内装置h1は、電話機h2が実行する処理、またはPCh3が実行する処理の一部または全部を実行してもよい。
【0025】
宅内装置h1の記憶部は、ユーザに割り当てられた通信用アドレス、物理電話番号、および管理用アドレスを記憶する。
【0026】
通信用アドレスは、PCh3に付与される、インタネットサービスに用いるアドレスであり、PCh3の所在を示す。通信用アドレスは、例えばNGNの環境でインタネットサービスを実施する場合では、IPv4アドレスである。なお、宅内装置h1の記憶部が記憶するPCh3の通信用アドレスは、宅内装置h1の通信用アドレスであるといってもよい。
【0027】
物理電話番号は、電話機h2に付与される、電話サービスに用いるアドレスであり、電話機h2の所在を示す。物理電話番号は、例えば通信網n1を用いた電話サービスを提供する事業者が該アドレスを払い出す。物理電話番号は、例えばNGNの環境で電話サービスを実施する場合では、0AB〜Jで表される一般の電話番号である。なお、宅内装置h1の記憶部が記憶する電話機h2の物理電話番号は、宅内装置h1の物理電話番号であるといってもよい。
【0028】
管理用アドレスは、宅内装置h1に付与される、宅内装置管理用のアドレスであり、電宅内装置h1の所在を示す。管理用アドレスは、例えば通信網n1を用いた電話サービスを提供する事業者などが用いる。管理用アドレスは、例えばNGNの環境でインタネットサービスや電話サービスを実施する場合では、IPv6アドレスである。
【0029】
網内サーバc1の記憶部は、通信網n1に接続するすべての宅内装置h1の物理電話番号および管理用アドレスを記憶する。
【0030】
サーバp1は、PCh3を所有するユーザに対し、本実施形態の匿名電話を用いるサービスを提供するためのwebサイトを、インタネットサービスにより公開する。PCh3は、そのようなwebサイトを閲覧するためのwebブラウザを持つ。また、サーバp1は、SNS(Social Networking Service)により宅内装置h1へ所定のサービスを提供してもよい。サーバp1の記憶部は、通信中のPCh3の通信用アドレスを記憶する。
【0031】
次に、本システムで使用されるソフトウェアについて説明する。
図2は、第1の実施形態の(a)サーバで使用されるソフトウェアおよび(b)網内サーバで使用されるソフトウェアの構成図である。サーバp1は、論理電話番号申請受付部p11、物理電話番号確認要求部p12、および論理電話番号発行部p13、といった構成要素を備える。また、網内サーバc1は、通信用アドレス取得部c11、物理電話番号判定部c12、および宅内装置管理テーブルc13、といった構成要素を備える。
【0032】
まず、サーバp1について説明する。
論理電話番号申請受付部p11は、サーバp1が提供する匿名電話を用いるサービスを利用するユーザからの論理電話番号の申請を受け付ける。また、論理電話番号申請受付部p11による申請の受け付けにおいて、サーバp1は、サーバp1と通信中であるPCh3の通信用アドレスを取得し、サーバp1の記憶部に記憶する。
【0033】
物理電話番号確認要求部p12は、ユーザからの論理電話番号の申請に対し、ユーザが入力した物理電話番号が正しいか否か、網内サーバc1に確認要求する。物理電話番号確認要求部p12は、ユーザの物理電話番号の他に、論理電話番号申請受付部p11が取得した通信用アドレスを網内サーバc1に送信する。
【0034】
論理電話番号発行部p13は、所定の条件を満たしたときに、ユーザの物理電話番号に対応する論理電話番号を生成し、ユーザへ発行する。本実施形態では、前記所定の条件とは、ユーザが入力した物理電話番号が正しいと判定されたことである。論理電話番号は、例えば数字に限定するものではなく文字列、ニックネームを許容する。このような許容は、PCh3において、webブラウザで表示された画面上での入力部によるクリックにより発呼するケースや、SIP(Session Initiation Protocol)のURI(Uniform Resource Identifier)により発呼するケースを想定したことによる。論理電話番号発行部p13は、例えば物理電話番号や申請日時などに基づいて論理電話番号を生成するためのアルゴリズムを持つ。
【0035】
次に、網内サーバc1について説明する。
通信用アドレス取得部c11は、サーバp1から受信した、ユーザの物理電話番号を用いて、後記する宅内装置管理テーブルc13を検索して宅内装置h1の管理用アドレスを取得する。また、通信用アドレス取得部c11は、取得した管理用アドレスを用いて宅内装置h1にアクセスし、宅内装置h1の記憶部が記憶する、PCh3の通信用アドレスを取得する。
【0036】
物理電話番号判定部c12は、サーバp1から受信した、PCh3の通信用アドレスおよび通信用アドレス取得部c11により取得した、PCh3の通信用アドレスの両方の通信用アドレスを比較し、両方が一致するか否か判定する。
【0037】
宅内装置管理テーブルc13は、通信網n1に接続するすべての宅内装置h1ごと、つまり宅内装置h1、電話機h2、PCh3を所有するユーザごとに、ユーザの物理電話番号と宅内装置h1の管理用アドレスとを対応付けて管理する。
【0038】
第1の実施形態の処理について説明する。
図3は、第1の実施形態の処理を示すシーケンス図である。この処理の主体は、宅内装置h1、サーバp1、網内サーバc1の制御部である。この処理は、宅内装置h1を所有するユーザが、サーバp1が提供する、匿名電話を用いたサービスを利用するときに実行されるものであり、ステップs1から開始する。
【0039】
ステップs1において、宅内装置h1の制御部は、サーバp1に対し、ユーザの物理電話番号に対応する論理電話番号の発行を申請する。また、宅内装置h1の制御部は、サーバp1に対し、ユーザの物理電話番号を通知する。ユーザは、宅内装置h1と接続しているPCh3の入力部を操作して、論理電話番号の申請に必要な入力を行う。PCh3の表示部には、ユーザの入力を受け付けるwebページが表示されている。このwebページは、サーバp1が公開するwebサイトを構成する。ユーザは、論理電話番号の申請の旨および自分の物理電話番号を入力する。
サーバp1の制御部は、論理電話番号申請受付部p11により、論理電話番号の申請を受け付け、ユーザの物理電話番号を取得する。また、サーバp1の制御部は、サーバp1が提供するwebページを表示して通信中であるPCh3の通信用アドレスを取得する。ステップs1の後、ステップs2に進む。
【0040】
ステップs2において、サーバp1の制御部は、物理電話番号確認要求部p12により、ステップs1で取得したユーザの物理電話番号が正しいか否か、網内サーバc1に確認要求する。サーバp1の制御部は、ステップs1で取得したユーザの物理電話番号およびPCh3の通信用アドレス(第1の通信用アドレス)を、網内サーバc1に通知する。ステップs2の後、ステップs3に進む。
【0041】
ステップs3において、網内サーバc1の制御部は、通信用アドレス取得部c11により、ステップs2で取得したユーザの物理電話番号を用いて、宅内装置管理テーブルc13を検索して、対応する宅内装置h1の管理用アドレスを取得する(読み出す)。ステップs3の後、ステップs4に進む。
【0042】
ステップs4において、網内サーバc1の制御部は、通信用アドレス取得部c11により、ステップs3で取得した(読み出した)宅内装置h1の管理用アドレスを用いて、宅内装置h1にアクセスする。ステップs4の後、ステップs5に進む。
【0043】
ステップs5において、宅内装置h1の制御部は、アクセスしてきた網内サーバc1に対し、宅内装置h1の記憶部が記憶している通信用アドレスを通知する。網内サーバc1の制御部は、通信用アドレス取得部c11により、アクセスした宅内装置h1からPCh3の通信用アドレス(第2の通信用アドレス)を取得する。ステップs5の後、ステップs6に進む。
【0044】
ステップs6において、網内サーバc1の制御部は、物理電話番号判定部c12により、ステップs2で網内サーバc1が受信した、PCh3の通信用アドレスおよびステップs5で取得したPCh3の通信用アドレスの両方の通信用アドレスを比較する。両方が一致すれば、ステップs2により網内サーバc1が受信した、ユーザの物理電話番号が正しいと判定し、一致しなければ、正しくないと判定する。ステップs6の後、ステップs7に進む。
【0045】
ステップs7において、網内サーバc1の制御部は、物理電話番号判定部c12により、ステップs6の判定の結果である物理電話番号の確認結果を、サーバp1に通知する。ステップs7の後、ステップs8に進む。
【0046】
ステップs8において、サーバp1の制御部は、論理電話番号発行部p13により、ステップs7で網内サーバc1から通知された確認結果に対し、ユーザの物理電話番号が正しい場合、その物理電話番号に対する論理電話番号を生成し、発行する。論理電話番号の発行においては、宅内装置h1に論理電話番号を通知してもよいし、しなくてもよい。宅内装置h1およびPCh3に対しては、ユーザへの論理電話番号が発行された旨が通知される。PCh3の表示部には、例えば、論理電話番号の発行が完了した旨が表示される。ユーザはその表示を見てサーバp1が提供する、匿名電話を用いたサービスを利用できることを知る。
【0047】
なお、サーバp1は、例えば、発行した論理電話番号を網内サーバc1に送信する。もし、ユーザ宛に論理電話番号にて電話が発呼された場合は、網内サーバc1は、宅内装置管理テーブルc13で管理する物理電話番号と、サーバp1から受信した論理電話番号との対応関係に基づいて、論理電話番号から物理電話番号へ変換し、該ユーザの電話機h2に発呼を接続する。
以上で、第1の実施形態の処理の説明を終了する。
【0048】
第1の実施形態によれば、匿名電話を用いるサービスにおいて、ユーザによる入力の手間を無くすことができる。つまり、ユーザが論理電話番号の発行を申請する際に通知した、ユーザの物理電話番号の正当性を、サーバp1が確認するにあたり、サーバp1はユーザに対し、認証IDなどの入力の手間をかけずに済ませることができる。換言すれば、ユーザが行う入力は、論理電話番号の申請に必要な入力だけであり、物理電話番号の正当性を証明するための入力などは不要となる。その結果、匿名電話を用いるサービスの促進、インタネットサービスの普及、発展を加速することができる。
【0049】
≪第2の実施形態≫
第2の実施形態について説明する。第1の実施形態では、サーバp1は、網内サーバc1から確認結果を通知されるのを待って、論理電話番号を生成した。第2の実施形態では、網内サーバc1から確認結果を通知されるのを待つことなく論理電話番号を生成する。
第2の実施形態を説明するにあたり、第1の実施形態と共通する事項については、その説明を省略し、相違する事項を主に説明する。
【0050】
論理電話番号発行部p13は、ユーザから論理電話番号の申請を受けたときに、ユーザの物理電話番号に対応する論理電話番号を生成する。生成した論理電話番号は、網内サーバc1に通知される。網内サーバc1は、宅内装置管理テーブルc13により、通知された論理電話番号を管理する。サーバp1は、ユーザから通知された物理電話番号が正しいときに、生成した論理電話番号をユーザに発行する。
【0051】
第2の実施形態の処理について説明する。
図4は、第2の実施形態の処理を示すシーケンス図である。第1の実施形態の処理と共通する事項については説明を省略し、相違する事項について説明する。この処理は、ステップs11から開始する。
【0052】
ステップs11、ステップs31、ステップs41、ステップs51、ステップs61、ステップs71、ステップs81の処理はそれぞれ、図3のステップs1、ステップs3、ステップs4、ステップs5、ステップs6、ステップs7、ステップs8の処理と同一である。ステップs11の後、ステップs21に進む。ステップs61の後、ステップs71およびステップs91に進む。
【0053】
ステップs21において、サーバp1の制御部は、物理電話番号確認要求部p12により、ステップs11で取得したユーザの物理電話番号が正しいか否か、網内サーバc1に確認要求する。サーバp1の制御部は、ステップs1で取得したユーザの物理電話番号およびPCh3の通信用アドレスを、網内サーバc1に通知する。
また、サーバp1の制御部は、論理電話番号発行部p13により、ステップs11で通知された物理電話番号に対する論理電話番号を生成する。生成した論理電話番号は、網内サーバc1に通知する。ステップs21の後、ステップs31に進む。
【0054】
ステップs91において、網内サーバc1の制御部は、ステップs21でサーバp1から通知された論理電話番号を登録する。具体的には、登録する論理電話番号を、当該ユーザの物理電話番号と宅内装置h1の管理用アドレスとに対応付けて、宅内装置管理テーブルc13を更新する。ステップs91の処理は、例えばステップs61でユーザの物理電話番号が正しいと判定したときに実行する。
【0055】
なお、ステップs81において、サーバp1の制御部は、ユーザの物理電話番号が正しい場合、ステップs21で生成した論理電話番号をユーザへ発行する。
【0056】
なお、ユーザ宛に論理電話番号にて電話が発呼された場合は、宅内装置管理テーブルc13で管理する物理電話番号と論理電話番号との対応関係により、網内サーバc1は、通信網n1内で論理電話番号から物理電話番号へ変換し、該ユーザの電話機h2に発呼を接続する。
以上で、第2の実施形態の処理の説明を終了する。
【0057】
第2の実施形態によれば、論理電話番号の管理を、サーバp1から網内サーバc1に肩代わりさせることになる。よって、網内サーバc1は、物理電話番号と論理電話番号との対応関係を通信網n1内で保持することができる。このことにより、論理電話番号で発呼された電話を通信網n1内で物理電話番号に変換してユーザに着信させることができる。このことは、着信および着信に関係する処理について、サーバp1が持つ負荷を低減できることを意味する。
【0058】
≪その他≫
前記実施形態は、本発明を実施するために好適のものであるが、その実施形式はこれらに限定されるものでなく、本発明の要旨を変更しない範囲内において種々変形することが可能である。
【0059】
例えば、本実施形態では、サーバp1が提供するサービスを利用するユーザが、匿名電話の通話の受信側となる場合について説明した。しかし、ユーザが匿名電話の通話の発信側となる場合についても、本発明を適用することができる。
【0060】
また、本実施形態は、宅内装置h1に接続するPCh3が2以上であっても適用することができ、宅内装置h1に接続する電話機h2が2以上であっても適用することができる。
【0061】
また、本実施形態で説明した種々の技術を適宜組み合わせた技術を実現することもできる。
また、本実施形態で説明したソフトウェアをハードウェアとして実現することもでき、ハードウェアをソフトウェアとして実現することもできる。
【0062】
その他、ハードウェア、ソフトウェア、テーブル、シーケンスなどの具体的な構成について、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更が可能である。
【符号の説明】
【0063】
h1 宅内装置
h2 電話機
h3 PC(端末)
p1 サーバ
p11 論理電話番号申請受付部
p12 物理電話番号確認要求部
p13 論理電話番号発行部
c1 網内サーバ(番号確認装置)
c11 通信用アドレス取得部
c12 物理電話番号判定部
c13 宅内装置管理テーブル

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと、電話サービスを提供する番号確認装置とが通信可能に接続している番号確認システムであって、
前記宅内装置が、前記宅内装置と通信可能に接続している端末の所在を示す通信用アドレス、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを記憶しており、
前記サーバが、前記サーバと通信中の端末の通信用アドレスを記憶しており、
前記番号確認装置が、前記物理電話番号および前記管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、
前記サーバが、ユーザによる論理電話番号の発行の申請の旨および当該ユーザの電話機の物理電話番号を前記宅内装置から取得し、前記取得した物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および通信中である当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを前記番号確認装置に通知する制御を実行し、
前記番号確認装置が、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出し、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得し、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知する制御を実行し、
前記サーバが、前記確認結果に基づいて、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を生成し、前記ユーザに前記論理電話番号を発行した旨を前記宅内装置に通知する制御を実行する
ことを特徴とする番号確認システム。
【請求項2】
ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと、および電話サービスを提供する番号確認装置とが通信可能に接続している番号確認システムであって、
前記宅内装置が、前記宅内装置と通信可能に接続している端末の所在を示す通信用アドレス、前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを記憶しており、
前記サーバが、前記サーバと通信中の端末の通信用アドレスを記憶しており、
前記番号確認装置が、前記物理電話番号および前記管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、
前記サーバが、ユーザによる論理電話番号の発行の申請の旨および当該ユーザの電話機の物理電話番号を前記宅内装置から取得し、前記取得した物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および通信中である当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを前記番号確認装置に通知するとともに、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を生成し、前記番号確認装置に通知する制御を実行し、
前記番号確認装置が、前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出し、前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得し、前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知するとともに、前記通知された論理電話番号を記憶する制御を実行し、
前記サーバが、前記確認結果に基づいて、前記ユーザに前記論理電話番号を発行した旨を前記宅内装置に通知する制御を実行する
ことを特徴とする番号確認システム。
【請求項3】
ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置であって、
前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、
論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得する制御と、
前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出す制御と、
前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得する制御と、
前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知する制御と、を実行する
ことを特徴とする番号確認装置。
【請求項4】
ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置であって、
前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、
論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得するとともに、前記サーバで生成された、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を、前記サーバから取得する制御と、
前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出す制御と、
前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得する制御と、
前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知する制御と、
前記サーバから取得した論理電話番号を、対応する物理電話番号と対応付けて記憶する制御と、を実行する
ことを特徴とする番号確認装置。
【請求項5】
ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置における番号確認方法であって、
前記番号確認装置が、
前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、
論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得するステップと、
前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出すステップと、
前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得するステップと、
前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知するステップと、を実行する
ことを特徴とする番号確認方法。
【請求項6】
ユーザの端末および電話機と通信可能に接続している宅内装置と、匿名電話を用いたサービスを提供するサーバと通信可能に接続しており、電話サービスを提供する番号確認装置における番号確認方法であって、
前記番号確認装置が、
前記宅内装置と通信可能に接続している電話機の所在を示す物理電話番号、および前記宅内装置の所在を示す管理用アドレスを対応付けて、前記宅内装置ごとに記憶しており、
論理電話番号の発行を申請するユーザの電話機の物理電話番号の正当性の確認要求、前記物理電話番号および当該ユーザの端末の第1の通信用アドレスを、前記サーバから取得するとともに、前記サーバで生成された、前記物理電話番号に対応する論理電話番号を、前記サーバから取得するステップと、
前記確認要求された物理電話番号と対応付けられている管理用アドレスを読み出すステップと、
前記読み出した管理用アドレスを用いて前記宅内装置から、前記宅内装置と通信可能に接続している前記端末の第2の通信用アドレスを取得するステップと、
前記第1の通信用アドレスと前記第2の通信用アドレスとの両方を比較し、両方が一致すれば、前記物理電話番号が正当であることを示す確認結果を前記サーバに通知するステップと、
前記サーバから取得した論理電話番号を、対応する物理電話番号と対応付けて記憶するステップと、を実行する
ことを特徴とする番号確認方法。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate


【公開番号】特開2012−253567(P2012−253567A)
【公開日】平成24年12月20日(2012.12.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−124550(P2011−124550)
【出願日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【出願人】(000004226)日本電信電話株式会社 (13,992)
【Fターム(参考)】