説明

番組情報サーバ、番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置

【課題】 テレビ番組の宣伝をする場合に、テレビ番組に一度興味を持った視聴者を実際の視聴行動に結びつけることができ、テレビ番組の宣伝効率を飛躍的に高めることができるTV、DVR、リモコン等へのビジュアルEPG配信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】 テレビジョン受像機と、リアルタイム番組情報サーバとを有するビジュアルEPG配信システムにおいて、視聴タイミングによる番組内の放送素材レベルでリアルタイム番組情報サーバがマッチングを行い、これによって特別な情報を付加しない通常のテレビジョン放送の番組中における番組情報を携帯端末に提供する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ受像機、録画再生装置等の放送受信装置を利用して、テレビ放送されている番組や番組宣伝、CM等に関する情報を取得する番組情報サーバ、番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来は、テレビ番組の宣伝をする場合、テレビ番組に関する雑誌や新聞紙等の紙媒体にテレビ番組の広告を掲載してテレビ番組の宣伝をしている。また、テレビ放送を利用してテレビ放送の一部でテレビ番組の宣伝をしている。
【0003】
紙媒体を利用してテレビ番組の宣伝をする場合、紙媒体に掲載されたテレビ番組の広告はその一覧性が優れているので、視聴者がテレビ番組を視覚的に把握することが容易である。たとえば、紙媒体に掲載されたテレビ番組に視聴者が興味を持ち、そのテレビ番組の視聴を所望する場合、所望のテレビ番組の放送開始時刻とチャネルとを視聴者が紙媒体から取得し、取得した放送開始時刻とチャネルとを使用して所望のテレビ番組を視聴する。
【0004】
具体的には、紙媒体から取得した放送開始時刻とチャネルとを視聴者が記憶しておき、その放送開始時刻になったらテレビのチャネルを記憶したチャネルにして、所望のテレビ番組を視聴者が見ることができる。または、取得した放送開始時刻とチャネルとを利用して視聴者がビデオテープレコーダに録画予約し、録画した所望のテレビ番組を視聴者が見ることができる。
【0005】
上記のように、実際の放送開始時刻に視聴する場合には、所望のテレビ番組と共に放送開始時刻とチャネルとを視聴者がその放送開始時刻まで覚えておく必要がある。なお、最近は、デジタル放送が始まり、多数のテレビ番組が存在しテレビ番組の宣伝も多いので、一度興味を持ったテレビ番組に対する視聴者の興味が時間の経過と共に薄れ、一度興味を持ったテレビ番組の存在自体を忘れる場合も多い。
【0006】
そうすると、紙媒体を利用して実際の放送開始時刻に視聴する視聴者にテレビ番組の宣伝をする場合、宣伝によってテレビ番組に興味を持たせたとしても、時間の経過と共に視聴者が忘れてしまい、一度興味を持ったテレビ番組を視聴しないことも多く、テレビ番組の宣伝効果が低いという問題がある。
【0007】
また、録画した所望のテレビ番組を視聴者が視聴する場合、録画予約が必要であり、この録画予約が煩雑であるという問題がある。この問題を解決するために、バーコードまたは識別番号を利用して録画予約の操作を容易に行うことができる録画予約装置が存在する。
【0008】
しかし、現在は、多数のチャネルが存在し、テレビ番組の数自体が多いので、所望のテレビ番組を視聴者が録画予約できたとしても、録画された所望のテレビ番組の存在を視聴者が忘れてしまうことがあり、宣伝によって興味を持たれたテレビ番組が録画されたにも係わらず、視聴者が実際に見ない場合も多いという問題がある。
【0009】
また、最近は、多数のテレビ番組を録画することができるDVDレコーダ等の大容量録画再生装置が存在するので、この録画再生装置を使用して興味を持ったテレビ番組をその都度録画予約することが考えられる。
【0010】
しかし、興味を持ったテレビ番組をその都度録画する場合は、録画されるテレビ番組の数が多いので、興味を持ったテレビ番組を実際に視聴する場合には、テレビ番組の検索が煩雑である。このため、宣伝によって興味を持たれたテレビ番組が録画されたにも係わらず、視聴者が実際に見ない場合も多いという問題がある。
【0011】
つまり、紙媒体を利用してテレビ番組の宣伝をする場合、テレビ番組の一覧性が優れ、視聴者がテレビ番組を視覚的に把握することが容易であるが、テレビ番組の宣伝効率が悪いという問題がある。
【0012】
一方、テレビ放送を利用してテレビ番組の宣伝をする場合、比較的多数の視聴者にテレビ番組の宣伝を視聴させることができるという効果がある。しかし、テレビの放送中に流れるテレビ番組の宣伝は放送時間が短いものが多いので、宣伝したテレビ番組に対して多数の視聴者に興味を持たせることができたとしても、テレビ番組名等を視聴者の記憶に残すことができない場合が多い。また、テレビ番組名等を記憶したとしても、テレビ番組の放送開始時刻とチャネルとを視聴者が記憶できないことも多い。
【0013】
つまり、テレビ放送を利用してテレビ番組の宣伝をする場合、比較的多数の視聴者にテレビ番組の宣伝を視聴させることができ、多数の視聴者に興味を持たせることができるにもかかわらず、視聴者が実際に見ることができない場合が多く、テレビ番組の宣伝効率が悪いという問題がある。
【0014】
なお、本発明に関連する発明として、特許文献1には、文字・画像表示部を備えた携帯電話やPHS等の移動体通信端末とテレビ受像機・録画装置のリモコンとを一体化させた高機能携帯端末と、テレビ放送番組用表とテレビ放送番組に関連する情報とを含むテレビ番組関連情報を格納したデータベースとで構成された通信システムが開示されている。また、高機能携帯端末の表示部にテレビ番組関連情報を表示させ、このテレビ番組関連情報を利用して、テレビ番組の選択を効率的に行うことができる旨が記載されている。
【0015】
また、特許文献2には、ユーザがテレビのチャネルを選択又は変更した場合に、テレビ受像機に対してチャネルの選局に関する無線信号を携帯端末が送信し、前記チャネルを選択又は変更に応じて、ユーザ識別情報又は現在位置に関する情報とチャネルの選局に関する情報とを含む番組関連情報取得要求をサーバに対して携帯端末が送信し、このサーバからの番組関連情報を携帯端末が受信すると、受信した番組関連情報を携帯端末の表示装置に表示する番組関連情報提供システムが開示されている。また、サーバから受信した番組関連情報を利用して、ショッピング等を行うことができる旨が記載されている。
しかし、特許文献1、2に記載の技術は、テレビ番組の選択や現在放送中のテレビ番組に関連する情報の取得を行うことはできるが、テレビ番組放送中に流れるCMや他の番組の宣伝CM等の放送素材レベルの情報を特定できないので、テレビ番組に一度興味を持った視聴者をその後実際の視聴行動に結びつけることができず、テレビ番組の宣伝を効率的に行えないという問題がある。
【特許文献1】特開2002−135810号公報
【特許文献2】特開2003−169352号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0016】
一般的に、テレビ番組の視聴者は受身的である場合が多く、宣伝によって視覚的にテレビ番組に興味を持つことは多い。しかし、その興味はすぐに失われてしまうことが多い。
【0017】
つまり、テレビ番組の宣伝をして視聴者に興味を持たれたとしても、時間の経過と共にその興味が薄れる場合が多い。このため、テレビ番組の宣伝をする場合には、宣伝によってテレビ番組に一度興味を持った視聴者を実際の視聴行動に結びつけることが重要である。
【0018】
したがって、テレビ番組の宣伝をする場合には、視聴者に対してテレビ番組そのものを認知させる告知力と、認知されたテレビ番組の視聴欲求が出た瞬間に視聴者にそのテレビ番組に関する情報を提供でき、さらに視聴欲求を維持し続ける訴求力とが重要である。
【0019】
本発明は、テレビ番組の宣伝をする場合に、テレビ番組に一度興味を持った視聴者を実際の視聴行動に結びつけることができ、テレビ番組の宣伝効率を飛躍的に高めることができる番組情報サーバ、番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置を提供することを目的とする。
また、本発明は、テレビ放送を利用して、番組宣伝やCMをする場合に、番組宣伝やCM等の宣伝効率を飛躍的に高めることができる番組情報サーバ、番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0020】
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報を通信装置から受信する手段と、現在時刻に基づいて、現在時刻と前記受信したチャネル情報とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記チャネル情報を送信した通信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段とを有することを特徴とする番組情報サーバ、これを用いる番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報とを、前記放送受信装置から受信する手段と、前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段とを有することを特徴とする番組情報サーバ、これを用いる番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送に関する各種情報を複数の放送局から入力する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記複数の放送局から入力した情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、前記放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報とを、前記放送受信装置から受信する手段と、前記選択された番組編成パターンに係る放送素材であって前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択手段と、前記所定情報の取得を指示する番組情報取得指示手段と、前記番組情報取得指示手段によって所定情報の取得が指示されると、前記番組情報取得要求情報と共に、当該取得の指示の際に出力されていた放送情報に係るチャネル情報を、前記番組情報サーバに送信する手段と、前記送信した番組情報取得要求情報に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、前記受信した番組情報を出力する番組情報出力手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送に関する各種情報を複数の放送局から入力する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記複数の放送局から入力した情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、前記選択された番組編成パターンに係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択手段と、現在出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を指示する番組情報取得指示手段と、前記番組情報取得指示手段によって所定情報の取得が指示されると、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された時刻と前記指示された際に出力されていた放送情報に係るチャネルとに係る番組情報を抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を出力する番組情報出力手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送に関する各種情報を複数の放送局から入力する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記複数の放送局から入力した情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって放送内容に関する各種画像情報と前記放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報とを含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、前記選択された番組編成パターンに係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、現在時刻に基づいて、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記現在時刻に係る番組情報に含まれる少なくとも一の画像情報を放送局毎に抽出する抽出手段と、前記放送局毎に抽出した画像情報を表示部に出力する手段と、前記表示部に表示されている放送局毎の画像情報のうちから、少なくとも一の画像情報を選択する手段と、前記選択された画像情報に係る番組情報に含まれるチャネル情報に係る放送情報を出力すると共に、前記表示部に表示されている画像情報とは異なる画像情報であって当該番組情報に含まれる各種画像情報のうちの少なくとも一の画像情報を前記表示部に出力する手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
【0021】
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、現在時刻に基づいて、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記現在時刻に係る番組情報に含まれる少なくとも一の画像情報を放送局毎に抽出する抽出手段と、前記放送局毎に抽出した画像情報を表示部に出力する出力部と、現在時刻に基づいて抽出される番組情報に、前記表示部に表示する画像情報の表示に関する情報である選局画面情報が含まれているか否かを判断する手段と、前記抽出された番組情報に選局画面情報が含まれていれば、当該選局画面情報に基づいて、前記放送局毎に抽出した画像情報であって当該選局画面情報に係る番組情報に含まれる画像情報を前記表示部に出力する選局画面表示制御手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、スキップ情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれるスキップ情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報のうちの所定部分のスキップを指示するスキップ指示手段と、前記放送情報記録部に記録された放送情報の再生中にスキップが指示された場合、当該スキップが指示された放送情報に対応して記録されているスキップ情報にスキップ禁止情報が含まれているか否かを判断する手段と、当該スキップが指示された放送情報に対応して記録されているスキップ情報にスキップ禁止情報が含まれていれば、当該スキップが指示された放送情報のスキップを無効とする手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、視聴有効期間情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる視聴有効期間情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過したか否かを判断する手段と、当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過していれば、当該視聴有効期間が経過した放送情報をスキップする手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、視聴有効期間情報と差替え用識別情報とを含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、所定の差替え用識別情報が付与された差替え情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、前記差替え情報を受信する手段と、前記受信した差替え情報を記憶する差替え情報記憶部と、放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる視聴有効期間情報及び差替え用識別情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過したか否かを判断する手段と、当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過していれば、当該視聴有効期間が経過した放送情報に対応して記録されている差替え用識別情報と同一の差替え用識別情報が付与された差替え情報を前記差替え情報記憶部から抽出する手段と、前記視聴有効期間が経過した放送情報の代わりに、前記抽出した差替え情報を出力する手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、放送情報に関連する所望の映像内容の録画を指示する手段と、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報を含む番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に係る放送情報の録画予約を設定する手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる映像内容識別情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、放送情報に関連する所望の映像内容の再生を指示する手段と、前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、前記放送情報記録部に記録されている放送情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報に対応して記録されている放送情報を抽出し、当該抽出した放送情報を再生する手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
本発明は、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、前記番組情報サーバは、前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段とを有し、前記放送受信装置は、前記抽出した番組情報を受信する手段と、前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、放送情報に関連する所望の映像内容の視聴を指示する手段と、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報を含む番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に係る放送情報の表示予約を設定する手段と、前記設定された表示予約に係る放送情報の放送開始日時になった場合に、当該表示予約に係る放送情報の放送開始日時になった旨を通知する手段とを有することを特徴とする番組情報提供システム、これに用いられる番組情報サーバ、番組情報提供方法及び放送受信装置である。
【発明の効果】
【0022】
本発明によれば、テレビ番組の宣伝をする場合に、テレビ番組に一度興味を持った視聴者を実際の視聴行動に結びつけることができ、テレビ番組の宣伝効率を飛躍的に高めることができるという効果を奏する。
また、本発明によれば、テレビ放送を利用して、番組宣伝やCMをする場合に、番組宣伝やCM等の宣伝効率を飛躍的に高めることができるという効果を奏する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0023】
以下に、本発明の実施の形態である番組情報サーバ、番組情報提供システム、番組情報提供方法及び放送受信装置について、図面を参照して詳細に説明する。
【0024】
[第1の実施の形態]
図1は、本発明の第1の実施の形態である番組情報提供システム1の構成を示すブロック図である。
【0025】
番組情報提供システム1は、移動体通信網10と、インターネット20と、テレビ受像機100と、PVR110と、携帯電話200と、リアルタイム番組情報サーバ300と、電子商取引サーバ400と、放送局500とを有する。
【0026】
移動体通信網10を介して、携帯電話200とリアルタイム番組情報サーバ300とが接続され、インターネット20を介して、PVR110とリアルタイム番組情報サーバ300とが接続されている。
【0027】
また、リアルタイム番組情報サーバ300は、電子商取引サーバ400と放送局500とに接続されている。なお、リアルタイム番組情報サーバ300と放送局500とは、VPN(仮想専用線)や専用線等で接続されている。
【0028】
テレビ受像機100は、放送局500から送信されたアナログ放送用の放送映像を受信し、受信した放送映像(放送番組、番組宣伝、CM等)を表示部に表示する通常のアナログ放送用のテレビ受像機である。また、テレビ受像機100は、携帯電話200のリモコン機能によって所定の動作を実行する。なお、アナログ放送用のテレビ受像機の代わりに、デジタル放送用のテレビ受像機を使用するようにしてもよい。
【0029】
PVR110は、Web接続機能を有するDVDレコーダやHDDレコーダ等のディスクレコーダであって、放送局500から送信された放送情報を受信し、受信した放送情報を録画する録画再生装置である。また、PVR110は、インターネット20を介して、リアルタイム番組情報サーバ300から録画予約情報を直接取得することができ、携帯電話200のリモコン機能によって所定の動作を実行する。なお、録画の際には、録画した放送情報を検索することができるように、放送情報と共に所定のID(例えば、番組ID)を記録する。これによって、携帯電話200のリモコン操作によって、録画した放送情報を容易に検索することができる。
【0030】
電子商取引サーバ400は、リアルタイム番組情報サーバ300から携帯電話200に送信された番組情報の中に埋め込まれたリンク情報に基づいて照会されるCMの個々の商品サイトやテレビショッピング番組内の特定商品の販売サイト等の各種サイトを格納する電子商取引サーバである。
【0031】
図2は、携帯電話200の内部構成を示すブロック図である。
携帯電話200は、アンテナ201と、移動体通信部202と、赤外線送信部203と、無線通信部204と、制御部205と、ディスプレイ206と、スピーカ207と、入力部208とを有する。
【0032】
また、携帯電話200は、視聴者によって入力部208から操作されたキーに応じて、テレビ受像機100とPVR110とに対して所定の動作を指示することができるリモコン機能を有する。なお、リモコン機能は、テレビ受像機100やPVR110のON/OFF、チャネル選局、録画予約、録画番組のピックアップ等の機能と、リアルタイム番組情報サーバ300から取得した番組情報に基づいて、テレビ受像機100とPVR110との動作を指示する機能とを有する。
【0033】
移動体通信部202は、アンテナ201を介して、移動体通信網10と接続し、リアルタイム番組情報サーバ300との間で、各種情報を送受信する通信部である。
【0034】
赤外線送信部203は、制御部205の制御に基づいて、所定の動作を指示する赤外線信号をテレビ受像機100またはPVR110に送信するものである。なお、赤外線通信の代わりに、bluetooth等の近距離無線通信を使用するようにしてもよい。
【0035】
無線通信部204は、移動体通信部202を補う無線通信部であって、インターネット通信等において高速通信を実行する無線通信部である。
【0036】
制御部205は、CPU205aと、RAM205bと、ROM205cとを有するマイクロコンピュータであって、携帯電話200を構成する各部に接続され、各種制御処理を実行するものである。また、制御部205は、時刻を計測するカウンタ(図示せず)を内蔵する。
【0037】
CPU205aは、ROM205cに格納された各種制御プログラムに基づいて各種制御を実行するものである。また、CPU205aは、入力部208から入力された操作情報に基づいて、制御情報を生成し、生成した制御情報を各部に出力するものである。
【0038】
RAM205bは、CPU205aのワーク領域等に使用されるメモリである。
ROM205cは、CPU205aに実行させるプログラムやウェブを閲覧するブラウザプログラム等の各種制御プログラムが格納されているメモリである。
【0039】
なお、ブラウザプログラムとして、各携帯電話会社が提供する通常のプログラムを使用し、インターネット20に接続されたサイトをディスプレイ206に表示する閲覧機能を携帯電話200が有する。なお、本システム専用のブラウザプログラムを設ける必要はない。
【0040】
ディスプレイ206は、制御部205の制御に基づいて、リアルタイム番組情報サーバ300から受信した番組情報やCPU205aが生成した画像情報等の各種画像情報を表示する表示部である。
【0041】
スピーカ207は、制御部205の制御に基づいて、各種音声情報を出力するスピーカである。
【0042】
入力部208は、テレビ受像機100のチャネルを選択するチャネル選択キーと番組情報取得キーと消去キーと視聴キーとを含む各種入力キーと、音声入力部とを備え、視聴者の操作に応じた操作情報をCPU205aに出力するものである。なお、前記各種入力キーは、テンキー、上下左右キーや各種機能キー、タッチパネル等で構成される。
【0043】
また、携帯電話200は、人工衛星から電波を受信して位置を検出するGPS装置(図示せず)を有し、このGPS装置によって現在の位置を測定し、測定した現在位置を、位置情報としてRAM205bに格納する。なお、GPS装置を携帯電話200に設ける代わりに、携帯電話200を所持する視聴者が入力部208から位置情報を入力し、入力された位置情報をRAM205bに格納するようにしてもよい。
【0044】
また、携帯電話200のユーザIDとPVR110のユーザIDとは、それぞれをネットワーク上で特定する識別情報であり、たとえば、IPアドレスと関連付けられ、RAM205bに格納される。
【0045】
図3は、リアルタイム番組情報サーバ300の内部構成を示すブロック図である。
【0046】
リアルタイム番組情報サーバ300は、通信部301と、ハードディスク302と、制御部303と、ディスプレイ304と、入力部305とを有する。
【0047】
図4は、リアルタイム番組情報サーバ300の内部構成を機能的に示すブロック図である。
【0048】
リアルタイム番組情報サーバ300は、通信部301と、制御部303と、主記憶部306と、視聴ログDB340と、編成情報DB350と、番組情報DB360とを有する。
【0049】
通信部301は、マルチキャスト通信部301aと、Web通信部301bとを有する。マルチキャスト通信部301aは、移動体通信網10と接続し、携帯電話200に対して、IPマルチキャスト通信やストリーミング通信を実行するものである。また、Web通信部301bは、移動体通信網10またはインターネット20と接続し、携帯電話200またはPVR110との間で各種情報を送受信する通信部である。
【0050】
ハードディスク302は、各種アプリケーションプログラムが格納されているハードディスクである。
【0051】
制御部303は、CPU303aとRAM303bとROM303cとを有し、リアルタイム番組情報サーバ300を構成する各部に接続され、各種制御処理を実行するものである。また、制御部303は、時刻を計測するカウンタ(図示せず)を内蔵する。
【0052】
ディスプレイ304は、制御部303の制御に基づいて各種情報を表示する表示部である。
【0053】
入力部305は、各種入力キーを備え、操作されたキーに応じた操作情報をCPU303aに出力するものである。
【0054】
主記憶部306は、放送局500から出力された放送用番組情報に係る各種情報を格納する記憶部であって、ハードディスク302に格納されている。
【0055】
視聴ログDB340は、視聴ログと制御ログとから構成され、携帯電話200から受信した番組情報取得要求に係る各種情報を視聴ログとして収拾し、収拾した各種情報に基づいて視聴率や接触率等のテレビ視聴データを処理するデータベースであって、ハードディスク302に格納されている。なお、携帯電話200のリモコン機能によって、PVR110がリモコン操作された場合に、このリモコン操作に応じた録画情報・録画番組選択情報を、携帯電話200がリアルタイム番組情報サーバ300に出力し、この録画情報・録画番組選択情報を視聴ログDB340に格納し、この録画情報・録画番組選択情報に基づいて、録画率や録画視聴率を視聴ログDB340が集計することができる。また、移動体通信網10を介して、携帯電話200とリアルタイム番組情報サーバ300とを常時接続し、携帯電話200のリモコン機能によって、携帯電話200がテレビ受像機100またはPVR110をリモコン操作した場合に、このリモコン操作に応じたチャネル情報や録画情報・録画番組選択情報(番組ID等)等と、位置情報とを、携帯電話200がリアルタイム番組情報サーバ300にリアルタイムで出力し、このチャネル情報等と位置情報と共に時刻を視聴ログDB340に随時格納するようにしてもよい。この場合に、チャネル情報と位置情報と時刻とに基づいて、リアルタイムで視聴率等を視聴ログDB340が集計することができる。また、録画情報・録画番組選択情報に基づいて、録画率や録画視聴率を視聴ログDB340が集計することができる。
【0056】
また、視聴ログDB340は、携帯電話200のユーザIDによって携帯電話会社の提供する課金・認証機能等を利用した電子商取引等の購買履歴や消費者アンケート調査等とのマッチングを行なうことによって、視聴ログに格納された視聴履歴と実際の購買行動とを関連付ける調査を効率的に実施することができる。また、前記視聴率等の調査に関しては、リアルタイム番組情報サーバ300を使用することによって、視聴ログDB340に生成される視聴ログが即座に算出されるので、実際のテレビ視聴の変動をほぼリアルタイムで調査することができる。
【0057】
さらに、リアルタイム番組情報サーバ300を使用することによって、放送直前までの番組編成の変更データを反映させられることができるので、従来の視聴率調査の方法に比べ、放送番組の進行に応じた視聴率の変化を迅速かつ正確に把握することができる。
【0058】
図5は、放送局500からリアルタイム番組情報サーバ300に出力する情報の流れを模式的に示す図である。
【0059】
放送局500の内部編成は、アーカイブと、報道と、制作と、広報と、営業・編成と、編成と、送出とで構成されている。第1の実施の形態では、1つの放送局500からリアルタイム番組情報サーバ300に出力される情報についてのみ説明するが、番組情報提供システム1に係る地域に存在する複数の放送局からリアルタイム番組情報サーバ300に出力される情報についても同様である。なお、第1の実施の形態では、放送局500の「局ID」を「○○テレビ」とし、所定地域の放送チャネルを「Xチャネル」とする。
【0060】
アーカイブには番組アーカイブCMバンク501が設けられ、報道には報道支援システム502が設けられ、制作には番組制作システム503が設けられ、広報には広報宣伝DB504が設けられ、営業・編成には営放システム505が設けられ、編成にはPlayListデータサーバ506が設けられ、送出には番組自動送出装置507が設けられている。これらの装置・システムにおいて、各担当者から各種情報が入力されると、入力された情報がリアルタイム番組情報サーバ300に出力される。
【0061】
具体的には、番組アーカイブCMバンク501は番組メタデータ364を出力し、報道支援システム502はアンタイム情報354を出力し、番組制作システム503はアンタイム情報354を出力し、広報宣伝DB504は番組宣伝情報362を出力し、営放システム505は番組枠編成情報351とQシート編成情報352と番組基本情報361と番組素材情報363とを出力し、PlayListデータサーバ506はプレイリスト情報353を出力し、番組自動送出装置507はアンタイム情報354を出力する。
【0062】
なお、放送局500からリアルタイム番組情報サーバ300に出力されるデータは、編成データと番組内容データとの2つのグループに分けることができる。編成データは、番組枠編成情報351と、Qシート編成情報352と、プレイリスト情報353と、アンタイム情報354とから構成されるデータであり、番組内容データは、番組基本情報361と、番組宣伝情報362と、番組素材情報363と、番組メタデータ364とから構成されるデータである。
【0063】
また、放送局500から出力された編成データを一次的に集計する編成情報DB350と、放送局500から出力された番組内容データを一次的に集計する番組情報DB360とから、主記憶部306に格納されている各データベース(番宣DB310、CMDB320、番組本編DB330)が構成されている。
【0064】
図6は、「○○テレビ」における番組枠編成情報351と、Q(Cue)シート編成情報352との一部区間を概略的に示す図である。
【0065】
図7は、編成情報DB350に格納される情報を概念的に示す図である。
番組枠編成情報351は、「○○テレビ」において放送される放送番組の放送時間帯の枠(番組枠)を特定する情報である。具体的には、図7に示すように、「番組ID」と「局ID」と「放送日」と「番組開始時刻」と「番組枠時間」との情報を含み、テレビ番組単位で作成される表である。「局ID」は、放送局を特定するIDであり、「番組ID」は、番組を特定するIDである。
【0066】
たとえば、番組枠編成情報351において、平成16年2月19日の19時00分〜20時00分の枠に「○○ニュース」が設定され、20時00分〜20時05分の枠に「○○旅行」が設定されているとする。なお、スポーツ中継の延長や緊急ニュース等によって、放送番組の番組枠に変動が生じる場合があるので、番組枠編成情報351として、複数の番組編成パターンが予め作成され、複数の番組編成パターンのうちの1つが使用される。なお、通常は、約20通りの番組編成パターンが作成されるが、第1の実施の形態では、図7に示すように、番組編成パターン351a〜cの3通りが作成されているとする。
【0067】
Qシート編成情報352は、「○○テレビ」において放送される放送番組の放送時間帯の枠を、CMや番組宣伝の時間間隔のレベル(秒単位で設定)で特定する情報である。具体的には、Qシート編成情報352は、図7に示すように、番組枠編成情報351の「番組ID」と関連付けられた情報であって、「素材名」と「素材ID」と「素材開始時刻」と「素材枠時間」と「素材タイプ」と「テロップ情報」との情報を含み、秒単位で作成される表である。「素材名」は、放送時間帯の枠内における構成要素である素材の名称である。「素材ID」は、前記各素材に付与されるIDであり、「素材開始時刻」は、前記各素材の枠の開始時刻であり、「素材枠時間」は、前記各素材の枠の時間である。また、「素材タイプ」において、「確定」は、「素材枠時間」が固定していることを示す情報であり、「自動」は、直前の「素材枠時間」の変更に従って、変更されることを示す情報であり、「アンタイム」は、アンタイム情報354によって「素材枠時間」が変更されることを示す情報である。「テロップ情報」は、番組放送中に流れる文字情報の存在を示す情報である。
【0068】
たとえば、図6(2)に示すように、「○○ニュース」の枠には、「タイトル」と「CM1〜5」と「本編1、2」と「番宣(番組宣伝)A〜C」とが設定され、「○○旅行」の枠には、「本編1」と「局宣(放送局宣伝)」とが設定されている。なお、「番宣A」は、『○○料理ショー』の番組宣伝として、平成16年2月19日の19時02分15秒〜19時02分30秒の枠に設定され、「番宣B」は、『ドラマ○○』の番組宣伝として、平成16年2月19日の19時29分45秒〜19時30分00秒の枠に設定され、「番宣C」は、「時代劇○○武士」の番組宣伝として、平成16年2月19日の19時59分30秒〜20時00分00秒の枠に設定されているとする。なお、「番宣A」の『○○料理ショー』は、平成16年2月21日の20時00分00秒〜21時00分00秒に放送される放送番組とする。また、「CM1」は、『○○携帯会社』のCMとして、平成16年2月19日の19時02分00秒〜19時02分15秒の枠に設定され、「CM2」は、『○○自動車会社』のCMとして、平成16年2月19日の19時29分00秒〜19時29分15秒の枠に設定され、「CM3」は、「○○電気会社」のCMとして、平成16年2月19日の19時29分15秒〜19時29分45秒の枠に設定されているとする。
【0069】
CMや番宣は、テレビ番組の本編に比べて編成の変更頻度が圧倒的に高く、放送開始直前まで変更される可能性が高い。また、スポーツ番組や報道番組等では、本編部分も含めて時刻不確定な手動による素材切替(アンタイム運用)を実施する場合が多い。このため、Qシート編成情報352は、放送局500の編成システム等と連動し逐次リアルタイムで更新される必要があるので、番組枠編成情報351と同様に、複数の素材編成パターンが予め作成され、複数の素材編成パターンのうちの1つが使用される。なお、通常は、約20通りの素材編成パターンが作成されるが、第1の実施の形態では、図7に示すように、「○○ニュース」の番組ID「DR042513」に関連付けて、素材編成パターン352a〜cの3通りが作成されている。
【0070】
編成情報DB350は、図7に示すように、番組枠編成情報351の「番組ID」にQシート編成情報352が関連付けられて構成されるデータベースである。また、編成情報DB350は、番組枠編成情報351と同様に、複数の番組編成パターンが予め作成されている。なお、通常は、約20通りの番組編成パターンが作成されるが、第1の実施の形態では、編成パターン350a〜iの9通りが作成されているとする。なお、編成パターン350dは、編成パターン350aの各枠を30分遅らせた編成パターンとする。
【0071】
プレイリスト情報353は、スポーツ中継の延長や緊急ニュース等によって、放送番組やCM、番組宣伝等の放送時間枠に変動が生じた場合に、編成パターン350a〜iの中から、この変動に最も対応できる番組パターンを選択するための情報である。具体的には、編成パターン350aが使用されている場合に、スポーツ中継の放送番組の延長(例えば、30分)によって、放送番組やCM、番組宣伝等の放送時間枠に変動が生じた場合に、PlayListデータサーバ506から編成パターン350dを選択する旨のプレイリスト情報353が入力されると、スポーツ中継の延長の直前まで使用されていた編成パターン350aから、各枠を30分遅らせた編成パターン350dに変更する。
【0072】
アンタイム情報354は、手動切替による時刻不確定番組素材の放送時間を特定する情報であり、Qシート編成情報352において、「素材タイプ」の欄に「アンタイム」が設定されている「素材枠時間」を変更する情報である。
【0073】
たとえば、19時02分15秒〜19時02分30秒の枠に設定されている「番宣A」(素材名『○○料理ショー』、素材ID「BS045143」)の放送時間帯を、5秒間延長する変更をする場合に、報道支援システム502、番組制作システム503、番組自動送出装置507のいずれかから、5秒間延長の変更指示が手動入力されると、入力された装置がアンタイム情報354を作成し、作成したアンタイム情報354がリアルタイム番組情報サーバ300に入力され、リアルタイム番組情報サーバ300が「番宣A」の放送時間帯を、5秒間延長する変更をする。
【0074】
図8は、番組情報DB360に格納される情報を概念的に示す図である。
番組基本情報361は、「番組ID」と「番組名」と「エピソード」と「EPG情報」と「映像種類」とを含む情報である。
【0075】
「エピソード」は、シリーズ番組やレギュラー番組において、これらの番組における話数(第○○話等)を特定するIDである。「EPG情報」は、テレビジョン放送波に重畳されるARIB(社団法人電波産業会)が規定するデジタルテレビ受像機に表示させるEPG情報である。
【0076】
番組宣伝情報362は、「番組ID」と「番組ロゴ」と「番宣原稿」と「番宣写真」と「番宣(素材ID)」とを含む情報である。
【0077】
「番組ロゴ」は、番組を表すロゴマークであり、例えば、図15(2)、図16(2)に示すものである。「番宣原稿」は、番組の宣伝用原稿文である。「番宣写真」は、番組の宣伝用写真である。
【0078】
番組素材情報363は、「素材ID」と「素材名」と「素材尺」と「音声モード」と「画角」とを含む情報であり、図6(2)に示す番組本編内の詳細項目や、CMや番組宣伝の枠レベルの項目を特定する情報である。
【0079】
番組メタデータ364は、「素材内時間」と「リンク先」と「認証」と「連動データ」とを含む情報であり、図6(2)に示す番組本編内において、詳細項目を特定する情報である。たとえば、放送番組がドラマであれば、番組本編内におけるドラマの中の各シーンを所定の間隔で特定し、それぞれを「本編1のシーン1」「本編1のシーン2」等のように項目に分けて特定する情報である。また、番組がテレビショップ番組であれば、番組本編内におけるテレビショップ番組の中で紹介される各商品毎に所定の項目を設定し、項目に分けられた各商品を特定する情報である。
【0080】
図9は、主記憶部306に格納される番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とを概念的に示す図である。
【0081】
図9に示すように、番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とのそれぞれは、放送局500から出力された編成データを一次的に集計する編成情報DB350と、放送局500から出力された番組内容データを一次的に集計する番組情報DB360とから構成されている。編成情報DB350と番組情報DB360とに格納されている情報は、素材の内容に応じて、番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とのそれぞれに格納される。具体的には、素材IDによって識別される。例えば、図6(2)に示す「番宣A」(素材名『○○料理ショー』、素材ID「BS045143」)は、番組宣伝なので、番宣DB310に格納される。また、図6(2)に示す「CM1」(図7に示すQシート編成情報352の素材名「○○携帯会社」、素材ID「CM032715」)は、CMなので、CMDB320に格納される。また、図6(2)に示す「タイトル」(図7に示すQシート編成情報352の素材名「○○ニュース」、素材ID「TT042513」)は、番組のタイトルなので、番組本編DB330に格納される。なお、番宣DB310の「元番組ID」は、番組宣伝に係る番組に番組宣伝を関連付けるためのIDであり、これにより、番組宣伝に係る番組と番組宣伝とを関連付けることができ、番宣DB310から番組宣伝に係る番組の番組情報を抽出することができる。
【0082】
つまり、リアルタイム番組情報サーバ300は、放送局500から出力された各種情報を集約し、集約した各種情報を番組(イベント)IDや素材IDに基づいて統合的に関連付け、関連付けた情報を編成や素材の変更に応じてリアルタイムで更新するサーバである。
【0083】
また、リアルタイム番組情報サーバ300は、番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とのそれぞれを複数の地域毎に格納し、携帯電話200から受信したチャネルと、時刻と、位置情報とに基づいて、番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とのいずれかから、番組情報を抽出するサーバである。なお、番組情報提供システム1に係る地域においてチャネルと放送局とが統一されている場合には、チャネルと時刻とに基づいて番組情報を抽出する。
【0084】
次に、番組情報提供システム1の動作について説明する。
図10は、番組情報提供システム1における番組予約動作を示すフローチャートである。
【0085】
第1の実施の形態では、携帯電話200のリモコン機能を利用して、視聴者が通常のテレビ番組をテレビ受像機100で視聴している場合において、テレビ受像機100で放送中の番組宣伝に係る番組情報を携帯電話200から取得する動作について説明する。なお、放送番組やCM等の放送情報についても同様に番組情報を取得することができる。
【0086】
視聴者がテレビ番組を見るために、携帯電話200のリモコン機能を利用して、テレビ受像機100の電源をONする(S101)。この場合に、視聴者が手動でテレビ受像機100の電源をONするようにしてもよい。
【0087】
携帯電話200のリモコン機能を利用して、視聴者が入力部208のチャネル選択キーを押下し、テレビ受像機100のチャネルを選択する(S102)。入力部208のチャネル選択キーが押下されると、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報を赤外線送信部203からテレビ受像機100へ送信すると共に、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報をRAM205bに格納する(S103)。なお、第1の実施の形態では、直近で押下されたチャネル情報のみをRAM205bに格納するが、所定数のチャネル選択履歴情報をRAM205bに格納するようにしてもよい。
【0088】
赤外線送信部203からチャネル情報をテレビ受像機100が受信すると、受信したチャネル情報に基づいてテレビ受像機100の表示を切り替える。
【0089】
携帯電話200でチャネル(例えば、Xチャネル)を選択した視聴者が、テレビ受像機100のテレビ放送(例えば、図6に示す「○○ニュース」:平成16年2月19日の19時00分〜20時00分放送)を見ている場合に、テレビ放送中に流れた番組宣伝CM(例えば、図6に示す「番宣A(『○○料理ショー』)」:平成16年2月19日の19時02分15秒〜19時02分30秒放送)を見て、この番組宣伝CMのテレビ番組を視聴(又は録画)したいと思った場合(興味を持った場合)、視聴者が携帯電話200の番組情報取得キーを押下する(S104)。なお、テレビ受像機100においてテレビ放送の視聴の開始から、携帯電話200を使用したチャネルの変更をしていない場合には、番組情報取得キーを押下する前にチャネル選択キーを押下しておく必要がある。
【0090】
番組情報取得キーが押下されると、RAM205bに格納されている直近で選択されたチャネル情報(Xチャネル)と共に、番組情報取得を要求する番組情報取得要求情報と、RAM205bに格納されている携帯電話200のユーザIDと位置情報とを、移動体通信部202からリアルタイム番組情報サーバ300に送信する(S105)。この場合に、Web上で送信してもよく、電子メールを使用して送信するようにしてもよい。ただし、この送信時刻が正確になるような通信手段を使用する必要がある。
【0091】
リアルタイム番組情報サーバ300がチャネル情報と番組情報取得要求情報と携帯電話200のユーザIDと位置情報とを受信する(S106)と、受信したチャネル情報と番組情報取得要求情報と携帯電話200のユーザIDと位置情報とに関連付けて、受信した時刻(例えば、平成16年2月19日の19時02分25秒)をRAM303bに格納する(S107)。続いて、RAM303bに格納されている受信時刻とチャネル情報と位置情報とに基づいて、主記憶部306に格納されているデータベースから、素材IDを抽出する(S108)。具体的には、図9に示す番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とから、受信したチャネル情報「Xチャネル」と位置情報とに基づいて、局ID(例えば、○○テレビ)を抽出し、抽出した局IDと受信時刻(平成16年2月19日の19時02分25秒)とに該当する素材ID「BS045143」(項目310a)を抽出する。つまり、RAM303bに格納されている受信時刻とチャネル情報と位置情報とに基づいて、主記憶部306に格納されているデータベースから、放送素材を特定する。
【0092】
続いて、抽出した素材IDに関連付けて主記憶部306のデータベースに格納されている番組情報を、リアルタイム番組情報サーバ300が、S106で受信した携帯電話200のユーザIDに基づいて、番組情報取得を要求した携帯電話200に送信する(S109)。具体的には、図9に示す項目310aの各情報を送信する。
【0093】
また、抽出した素材IDとチャネル情報と携帯電話200のユーザIDと位置情報と受信時刻とを関連付けた視聴情報を視聴ログDB340の視聴ログに格納する(S109)。視聴ログDB340は、視聴ログに格納されている視聴情報に基づいて、視聴率データを集計する。また、携帯電話200に送信した番組情報と、携帯電話200のユーザIDとを関連付けて、視聴ログDB340の制御ログに格納する(S109)。
【0094】
リアルタイム番組情報サーバ300が送信した番組情報を、携帯電話200が受信する(S110)と、受信した番組情報をRAM205bに格納し(S111)、番組情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報をディスプレイ206に表示する(S112)。例えば、番組ロゴと共に、チャネルと放送開始日時(放送開始時刻)と放送終了日時(放送終了時刻)とをディスプレイ206に表示し、視聴者が視覚的に容易に認識できるようにする。
【0095】
続いて、受信した番組情報に含まれているチャネルと放送開始日時と放送終了日時と番組IDとを使用して、受信した番組情報に係るテレビ番組をPVR110で録画するための録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報を赤外線送信部203からPVR110に送信する(S113)。PVR110が録画予約情報を受信すると、受信した録画予約情報に基づいて、録画予約を登録する。なお、受信した番組情報が番組宣伝に係る番組情報でない場合には、S112の後に、S102に進むようにする。
【0096】
なお、RAM205bにPVR110のIDを予め格納しておき、S105において、チャネル情報と番組情報取得要求情報と携帯電話200のユーザIDと位置情報と共に、RAM205bに格納されたPVR110のIDを、移動体通信部202からリアルタイム番組情報サーバ300に送信し、また、S109において、番組情報取得を要求した携帯電話200に番組情報を送信すると共に、この番組情報に基づいたPVR110を録画予約するための録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報をリアルタイム番組情報サーバ300がPVR110にPVR110のIDに基づいて送信するようにしてもよい。この場合には、S113において、携帯電話200からPVR110への録画予約動作を実行しなくてもよい。このようにすれば、PVR110の傍らに携帯電話200を所持する視聴者が存在しなくても、PVR110の録画予約を容易に行うことができる。
【0097】
続いて、携帯電話200を所持する視聴者がテレビ受像機100のテレビ放送を見ている状態において、上記動作を繰り返し(S102〜S113)、携帯電話200のリモコン機能を利用して、テレビ受像機100の電源OFFが指示されると(S114)、終了する。
【0098】
なお、リアルタイム番組情報サーバ300が携帯電話200からWeb経由で番組情報取得要求された場合において、要求された番組情報についてWeb上で即座に回答を送信せずに時差回答を実行し、要求された番組情報をリアルタイム番組情報サーバ300が携帯電話200へ電子メールで送信するようにしてもよい。また、テレビ受像機100で「○○ニュース」(平成16年2月19日の19時00分〜20時00分の枠に設定)を見て、この「○○ニュース」における各ニュースに登場する事件等についての詳細情報等を取得する場合に、上記制御動作を適用することができる。つまり、番組本編内において所定の間隔で分けられた「○○ニュース」の中の各ニュースの項目を特定する素材IDを抽出することによって、図8に示す番組メタデータ364における各ニュースに登場する各事件についての詳細情報(各事件に係る「リンク先」「ファイル名」等)を取得する。また、テレビ受像機100でテレビショッピング番組を見て、このテレビショッピング番組で紹介される各商品についての詳細情報等を取得する場合に、上記制御動作を適用することができる。つまり、番組本編内においてテレビショップ番組の中で紹介される各商品毎に設定された項目を特定する素材IDを抽出することによって、図8に示す番組メタデータ364における各商品についての詳細情報(各商品の内容に係る「リンク先」「ファイル名」等)を取得する。また、テレビ受像機100でドラマ番組を見て、この番組における各シーンに登場する人や物についての詳細情報等を取得する場合に、上記制御動作を適用することができる。つまり、番組本編内において所定の間隔で分けられたドラマの中の各シーンの項目を特定する素材IDを抽出することによって、図8に示す番組メタデータ364における各シーンに登場する人や物についての詳細情報(人や物に係る「リンク先」「ファイル名」等)を取得する。
【0099】
図11は、番組情報提供システム1における番組予約更新動作を示すフローチャートである。
【0100】
制御部303は、主記憶部306に格納されている番宣DB310と、CMDB320と、番組本編DB330とを定期的に監視し、いずれかのデータベースにおいて更新があるか否かを監視する(S201)。スポーツ中継の延長や緊急ニュース等によって、放送番組やCM、番組宣伝等の放送時間枠に変動が生じ、編成パターンに変更があった場合等のように、いずれかのデータベースにおいて更新があれば(S201)、更新があったデータベースから更新後のデータを取得する(S202)。
【0101】
取得したデータと視聴ログDB340の制御ログに格納されている取得前のデータとを比較し、取得したデータの中から更新された部分のみを抽出する(S203)。
【0102】
続いて、取得したデータの中から抽出した部分に関連付けて前記制御ログに格納されている携帯電話200に、この抽出した部分を差分情報として送信する(S204)。また、制御ログに格納されている取得前のデータについて、この抽出した部分を更新する。
【0103】
携帯電話200の制御部205は、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信したか否かを定期的に監視し(S205)、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信すれば、RAM205bに格納されている番組情報の中で、受信した差分情報に係る番組情報を更新する(S206)。続いて、番組情報を更新した旨を表示する(S207)。
【0104】
具体的には、更新した番組情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報をディスプレイ206に表示する(S207)。例えば、番組ロゴとチャネルと変更後の放送開始日時と変更後の放送終了日時と共に、「『○○料理ショー』の放送時間が変更になりました。」のメッセージをディスプレイ206に表示し、視聴者が視覚的に変更を容易に認識できるようにする。
【0105】
続いて、更新した番組情報に含まれているチャネルと放送開始日時と放送終了日時と番組IDとを使用して、更新した番組情報に係るテレビ番組を予約する録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報を赤外線送信部203からPVR110に送信する(S208)。この送信と共に、更新前に登録されていた録画予約を消去する録画予約消去情報を番組IDに基づいて作成し、作成した録画予約消去情報を送信し、更新前に登録されていた録画予約を消去するようにしてもよい。PVR110が録画予約情報を受信すると、受信した録画予約情報に基づいて、録画予約を登録する。
【0106】
なお、図10に示すS109において、録画予約情報をリアルタイム番組情報サーバ300がPVR110に送信した場合には、携帯電話200に差分情報を送信すると共に、更新された番組情報に基づいたPVR110を録画予約するための録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報をリアルタイム番組情報サーバ300がPVR110にPVR110のIDに基づいて送信する。この送信と共に、更新前に登録されていた録画予約を消去する録画予約消去情報を送信し、更新前に登録されていた録画予約を消去するようにしてもよい。
【0107】
図12は、番組情報提供システム1における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、携帯電話200を所持する視聴者が、『○○料理ショー』を実際の放送時間帯に視聴する場合の動作である。
【0108】
RAM205bに格納された番組情報に基づいて、番組情報に含まれる『○○料理ショー』の放送開始時刻の所定時間前(例えば、2時間前)の時刻に達したか否かを判断し(S301)、所定時刻に達していれば、番組情報に含まれる画像ロゴと「『○○料理ショー』の放送開始時刻の2時間前です。なお、今後『○○料理ショー』の通知を中止させる場合には、消去キーを押して下さい。」のメッセージとをディスプレイ206に表示し、携帯電話200を所持する視聴者が実際の放送時間に『○○料理ショー』の放送を見ることができるように通知する(S302)。また、「『○○料理ショー』の放送開始時刻の2時間前です。」の音声メッセージをCPU205aが生成し、生成した音声メッセージをスピーカ207から出力し、画像表示と共に音声で通知するようにしてもよい。
【0109】
なお、『○○料理ショー』の放送開始時刻の所定時間前に、所定の間隔で通知するようにしてもよく、不定期に通知するようにしてもよい。例えば、1時間前、2時間前、3時間前のように、3時間前から1時間間隔で行う。
【0110】
続いて、通知動作を実行している場合(S302)に、消去キーが押下されたか否かを判断し(S303)、通知動作の実行中に消去キーが押下されれば、通知動作を実行している番組情報をRAM205bから消去する。このようにすることによって、携帯電話200を所持する視聴者が、通知されている『○○料理ショー』に興味を失っている場合に、以後の通知を中止することができる。なお、通知動作の実行中に消去キーが押下された場合に、通知動作を実行している番組情報に係るPVR110の録画予約を中止する録画予約消去情報をPVR110に送信するようにしてもよい。
【0111】
続いて、通知動作の開始から所定時間(例えば、20秒間)が経過すれば、通知動作を停止する(S304)。具体的には、ディスプレイ206の表示を消去し、スピーカ207の音声出力を停止する。なお、入力部208における何らかのキー操作によって、通知動作を停止させるようにしてもよい。
【0112】
続いて、『○○料理ショー』の放送開始時刻になったか否かを判断し(S305)、放送開始時刻になれば、ディスプレイ206に番組情報に含まれる画像ロゴと「『○○料理ショー』の放送開始時刻です。これを見る場合には、テレビ受像機100にリモコンの信号が届くようにして、視聴キーを押して下さい。なお、『○○料理ショー』の録画予約を解除する場合には、消去キーを押して下さい。」のメッセージとを表示し、携帯電話200を所持する視聴者が実際の放送時間に『○○料理ショー』の放送を見ることができるように通知する(S306)。なお、この音声メッセージをCPU205aが生成し、生成した音声メッセージをスピーカ207から出力し、画像表示と共に音声で通知するようにしてもよい。また、『○○料理ショー』の放送開始時刻の所定時間前(例えば、5分前)に、この通知をするようにしてもよい。また、この所定時間を予め設定しておくようにしてもよい。
【0113】
続いて、通知動作を実行している場合(S306)に、視聴キーが押下されたか否かを判断し(S307)、通知動作の実行中に視聴キーが押下されれば、通知動作を実行している番組情報に係るチャネル情報をテレビ受像機100に送信する(S308)。なお、テレビ受像機100が電源OFFの場合があるので、この送信の前に、電源ON情報をテレビ受像機100にリモコン送信するようにしてもよい。
【0114】
続いて、通知動作の実行中に視聴キーが押下された番組情報をRAM205bから消去する(S309)。
【0115】
なお、携帯電話200を所持する視聴者の傍らに、テレビ受像機100が存在しない場合には、携帯電話200で通知されているテレビ番組を視聴者が視聴することができない。
【0116】
しかし、PVR110には『○○料理ショー』が録画されるので、PVR110に録画される『○○料理ショー』を、『○○料理ショー』の番組終了後に視聴者が視聴することができる。
【0117】
また、通知動作を実行している場合(S306)に、視聴キーが押下されなければ(S307)、消去キーが押下されたか否かを判断し(S310)、消去キーが押下されれば、通知動作の実行中に消去キーが押下された番組情報をRAM205bから消去する(S309)。
【0118】
通知動作を実行している場合(S306)に、視聴キーが押下されず(S307)、消去キーが押下されなければ(S310)、通知動作の開始から所定時間の経過後(例えば、1分間)に、通知動作を停止する(S311)。具体的には、ディスプレイ206の表示を消去し、スピーカ207の音声出力を停止する。なお、入力部208における何らかのキー操作によって、通知動作を停止させるようにしてもよい。
【0119】
このようにすることによって、携帯電話200を所持する視聴者が、通知されている『○○料理ショー』に興味を失っている場合に、以後の通知を中止することができる。なお、通知動作の実行中に消去キーが押下された場合に、通知動作を実行している番組情報に係るPVR110の録画予約を中止する録画予約消去情報をPVR110に送信するようにしてもよい。また、S301で所定時刻に達していない場合に、S305に進むようにしてもよい。
【0120】
図13は、番組情報提供システム1における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
【0121】
この制御動作は、携帯電話200を所持する視聴者が、『○○料理ショー』の放送終了後に、PVR110に録画されたものを視聴する場合の動作である。
【0122】
RAM205bに格納された番組情報に基づいて、番組情報に含まれる『○○料理ショー』の放送終了時刻が経過したか否かを判断し(S401)、『○○料理ショー』の放送終了時刻が経過していれば、放送終了時刻の経過後、所定時間が経過(例えば、2時間)したか否かを判断し(S402)、放送終了時刻の経過後、所定時間が経過していれば、番組情報に含まれる画像ロゴと「『○○料理ショー』がPVR110に録画されています。これを再生する場合には、テレビ受像機100とPVR110とにリモコンの信号が届くようにして、視聴キーを押して下さい。なお、PVR110に録画されている『○○料理ショー』を消去する場合には、消去キーを押して下さい。」のメッセージとをディスプレイ206に表示し、携帯電話200を所持する視聴者が、PVR110に録画された『○○料理ショー』を視聴することができるように通知する(S403)。なお、このメッセージの音声情報をCPU205aが生成し、生成したメッセージをスピーカ207から出力し、画像表示と共に音声で通知するようにしてもよい。
【0123】
また、『○○料理ショー』の放送終了時刻の経過後、所定の間隔で表示をするようにしてもよい。例えば、2時間後、24時間後、36時間後のように、所定の時間間隔で行う。また、この間隔を予め設定しておくようにしてもよい。
【0124】
続いて、通知動作を実行している場合(S403)に、視聴キーが押下されたか否かを判断し(S404)、通知動作の実行中に視聴キーが押下されれば、PVR110の録画情報を出力する旨の録画情報出力情報をテレビ受像機100に送信し、通知動作を実行している番組情報に係る『○○料理ショー』の録画再生を指示する録画再生指示情報を『○○料理ショー』の番組IDに基づいて作成し、作成したPVR110に送信する(S405)。この送信の前に、電源ON情報をテレビ受像機100とPVR110とにリモコン送信するようにしてもよい。なお、赤外線送信部203から録画再生指示情報をPVR110が受信すると、受信した録画再生指示情報に係る番組『○○料理ショー』を番組IDに基づいて検索し、録画再生を実行する。
【0125】
続いて、通知動作の実行中に視聴キーが押下された番組情報をRAM205bから消去する(S406)。
【0126】
また、通知動作を実行している場合(S403)に、視聴キーが押下されなければ(S404)、消去キーが押下されたか否かを判断し(S407)、消去キーが押下されれば、通知動作の実行中に消去キーが押下された番組情報をRAM205bから消去する(S406)。
【0127】
このようにすることによって、携帯電話200を所持する視聴者が、通知されている『○○料理ショー』に興味を失っている場合に、以後の通知を中止することができる。
【0128】
通知動作を実行している場合(S403)に、視聴キーが押下されず(S404)、消去キーが押下されなければ(S407)、通知動作の開始から所定時間(例えば、1分間)の経過後に、通知動作を停止させる(S408)。具体的には、ディスプレイ206の表示を消去し、スピーカ207の音声出力を停止する。なお、入力部208における何らかのキー操作によって、通知動作を停止させるようにしてもよい。
【0129】
なお、通知動作の実行中に消去キーが押下された場合に、通知動作を実行している番組情報に係るPVR110の録画内容を消去する録画消去情報をPVR110に送信するようにしてもよい。
【0130】
上記動作で示した各所定時間と所定の間隔とメッセージとは、RAM205bに予め格納されている。なお、各所定時間と所定の間隔とメッセージとを入力部208から随時入力し、RAM205bに格納するようにしてもよい。また、予約した放送終了時刻の経過後に(S401)、1日のうちの所定の時刻(例えば、夜の9時、10時等)になったか否かを判断し(S402)、所定の時刻になった場合に、S403の通知をするようにしてもよい。なお、RAM205bに格納された番組情報が複数存在する場合には、格納されている番組情報のうちの1つ又は2以上の番組情報をディスプレイ206に順次表示(または複数の番組情報を一度に表示)し、または音声を出力し、S403の通知を実行する。このように、視聴者が都合のよい時間に通知することによって、視聴者を実際に視聴行動に結び付けることができる。
【0131】
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態は、マルチキャスト方式で番組情報を携帯電話200に配信するものである。
【0132】
図14は、本発明の第2の実施の形態である番組情報提供システム1における番組予約動作を示すフローチャートである。
【0133】
制御部303は、主記憶部306に格納されている番宣DB310と、CMDB320と、番組本編DB330との番組情報のうちの所定期間内(例えば、1週間分)の番組情報を抽出し、抽出した所定期間内の番組情報をマルチキャスト通信部301aがIPマルチキャスト通信を実行し、一斉同報送信によって、携帯電話200に配信する(S501)。この場合に、配信される地域の番組情報を送信する。また、この配信を携帯電話200からの要求に応じて実行するようにしてもよい。
【0134】
リアルタイム番組情報サーバ300が配信した番組情報を、携帯電話200が受信すると、受信した番組情報をRAM205bに格納する(S505)。例えば、図9に示す番宣DB310とCMDB320と番組本番DB330との1週間分の番組情報をRAM205bに格納する。この場合に、番組情報を受信した旨と、所定期間内(例えば、直近の1時間分)の番組情報とをディスプレイ206に表示するようにしてもよい。
【0135】
続いて、制御部303は、主記憶部306に格納されている番宣DB310と、CMDB320と、番組本編DB330とを定期的に監視し、いずれかのデータベースにおいて更新があるか否かを監視する(S502)。いずれかのデータベースにおいて更新があれば、更新があったデータベースから更新後のデータを取得し、取得したデータの中から更新された部分のみを抽出する(S503)。
【0136】
続いて、取得したデータの中から抽出した部分を差分情報として、マルチキャスト通信部301aがIPマルチキャスト通信を実行し、一斉同報送信によって、携帯電話200に配信する(S504)。
【0137】
携帯電話200の制御部205は、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信したか否かを定期的に監視し(S506)、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信すれば、RAM205bに格納されている番組情報の中で、受信した差分情報に係る部分を更新する(S507)。
【0138】
続いて、更新した部分が、既に番組予約をした番組情報に関するものであるか否かを判断し(S508)、更新した部分が、既に番組予約をした番組情報に関するものであれば、番組予約をした番組情報に含まれているチャネルと更新後の放送開始日時と更新後の放送終了日時との録画予約情報を使用して、赤外線送信部203からPVR110に、更新した番組情報に係るテレビ番組を予約する録画予約情報を送信する(S509)。この送信と共に、更新前に登録されていた録画予約を消去する録画予約消去情報を送信し、更新前に登録されていた録画予約を消去するようにしてもよい。PVR110が録画予約情報を受信すると、受信した録画予約情報に基づいて、録画予約を登録する。
【0139】
続いて、携帯電話200のリモコン機能を利用して、視聴者が入力部208のチャネル選択キーを押下し、テレビ受像機100のチャネルを選択されたか否かを判断し(S510)、チャネル選択キーが押下されると、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報を赤外線送信部203からテレビ受像機100へ送信すると共に、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報をRAM205bに格納する(S511)。なお、第2の実施の形態では、直近で押下されたチャネル情報のみをRAM205bに格納するが、所定数のチャネル選択履歴情報をRAM205bに格納するようにしてもよい。
【0140】
赤外線送信部203からチャネル情報をテレビ受像機100が受信すると、受信したチャネル情報に基づいてテレビ受像機100の表示を切り替える。
【0141】
携帯電話200でチャネルを選択した視聴者が、テレビ受像機100のテレビ放送を見ている場合に、テレビ放送中に流れた番組宣伝CMを見て、番組宣伝CMのテレビ番組(例えば『○○料理ショー』)を視聴(又は録画)したいと思った場合(興味を持った場合)、視聴者が携帯電話200の番組情報取得キーを押下する(S512)。なお、テレビ受像機100においてテレビ放送の視聴の開始から、携帯電話200を使用してチャネルの変更をしていない場合には、番組情報取得キーを押下する前にチャネル選択キーを押下しておく必要がある。
【0142】
番組情報取得キーが押下されると、RAM205bに格納されている直近で選択されたチャネル情報に関連付けて、番組情報取得キーが押下された時刻をRAM205bに格納する(S513)。続いて、RAM205bに格納されている受信時刻とチャネル情報とに基づいて、RAM205bに格納されている番組情報から、素材IDを抽出する(S514)。つまり、RAM205bに格納されている受信時刻とチャネル情報とに基づいて、RAM205bに格納されている番組情報から、放送素材を特定する。
【0143】
続いて、抽出した素材IDに関連付けてRAM205bに格納されている番組情報を番組予約情報として、RAM205bに格納し(S515)、番組予約情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報をディスプレイ206に表示する(S516)。例えば、番組ロゴと共に、チャネルと放送開始日時と放送終了日時とをディスプレイ206に表示し、視聴者が視覚的に容易に認識できるようにする。
【0144】
続いて、番組予約情報に含まれているチャネルと放送開始日時と放送終了日時とを使用して、テレビ番組を録画予約する録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報を赤外線送信部203からPVR110に送信する(S517)。PVR110が録画予約情報を受信すると、受信した録画予約情報に基づいて、録画予約を登録する。なお、特定した放送素材が番組宣伝に係るものでない場合には、S516の後に、S506に進むようにする。
【0145】
続いて、携帯電話200を所持する視聴者がテレビ受像機100のテレビ放送を見ている状態において、上記動作を繰り返す(S506〜S517)。
【0146】
なお、携帯電話200においてリモコン操作をされる毎に、リモコン操作に係る情報をリアルタイム番組情報サーバ300に送信し、リアルタイム番組情報サーバ300がリモコン操作に係る情報を受信すると、受信したリモコン操作に係る情報を視聴ログDB340の視聴ログに格納しておき、格納された受信したリモコン操作に係る情報に基づいて、視聴率データを集計するようにしてもよい。
【0147】
リアルタイム番組情報サーバ300から受信した番組情報を、携帯電話200からPVR110やテレビ受像機100に無線通信機能によって送信し、これらの機器において番組情報を表示するようにしてもよい。また、図12、図13に示す第1の実施の形態の制御動作を実行するようにしてもよい。
【0148】
図15、16、18、19は、携帯電話200のディスプレイ206に表示される番組情報の一例を示す図である。図15(1)、図16(1)は、「放送局ロゴマーク」を3つ表示した例であり、図15(2)、図16(2)は、「現在放送中の番組ロゴマーク」を3つ表示した例であり、図15(3)、図16(3)は、「現在放送中の番組内容を示す画像」を1つ表示した例であり、図15(4)〜(5)は、図15(1)〜(3)に示す画像表示に対応する文字情報を表示した例である。また、図18(2)〜(4)は、ディスプレイ206を液晶タッチパネルとし、液晶タッチパネルに表示される各種ロゴマークを12個にしたものである。図19(3)〜(5)は、図19(1)、(2)(図18(3)、(4))に示す液晶タッチパネルに表示される各種ロゴマークを視聴者が選択した場合において、選択された各種ロゴマークに関連付けてRAM205bに格納されている各種画像情報等が液晶タッチパネルに表示された場合の一例を示す図である。
【0149】
このように、マルチキャスト方式で番組情報を携帯電話200に配信することによって、現在放送中の番組情報を正確に取得することができ、現在放送中の正確な番組情報を表示することができる。具体的には、携帯電話200において、制御部205が現在時刻に基づいて各チャネルの素材IDを抽出し、抽出した素材IDに関連付けられた番組情報に含まれる番組ロゴマーク等の画像情報をRAM205bから取り出し、取り出した画像情報を、ディスプレイ206に順次表示する。これによって、放送局ロゴマークや現在放送中の番組ロゴマーク、現在放送中の番組内容を示す画像、現在放送中の番組宣伝の写真等をディスプレイ206に表示することができる。また、入力部208のチャネル選択キーによってチャネルを選択する代わりに、図16(2)、図18(3)、図19(1)に示すように、ディスプレイ206に表示されている現在放送中の「番組ロゴマーク」について、チャネル選択する画像を入力部208からのキー操作で選択することによって、チャネルを選択するようにしてもよい。また、図16(1)、図18(2)に示す「放送局ロゴマーク」と、図16(3)、図18(4)、図19(2)に示す「現在放送中の番組内容を示す画像」との操作も同様である。この場合、現在放送中の内容等が視覚的に容易に認識することができるので、チャネル選択について、楽しくわかりやすいリモコン操作を実現することができる。また、チャネルを選択する場合に、次に選択しようとするチャネルについて現在放送中の番組内容が視覚的に瞬時に認識することができるので、無駄なチャネル選択操作を抑えることができる。また、図19(3)〜(5)に示すように、テレビ番組の中で紹介される各商品や各シーン毎に設定された項目を特定する素材IDに関連付けられた各商品や写真等を表示することができる。また、素材IDに係るリンク情報を含む番組情報を携帯電話200が容易に見ることができる。このため、テレビ受像機100で放送中の各種リンク情報に携帯電話200からアクセスする操作が容易である。
【0150】
また、マルチキャスト方式で番組情報を配信することによって、テレビ受像機100で放送中のCMの情報や、テレビショップ番組の連絡先や商品の情報、その他放送番組に連動した情報を、携帯電話200のディスプレイ206に表示することができる。
【0151】
図17は、放送されている番組に関するリンクに携帯電話200から接続する場合におけるフローを概略的に示す図である。
【0152】
図17に示すように、従来の番組情報取得方法で番組リンク情報1705aにアクセスする場合、最初に番組サイト1701に接続し、数段階(1702a〜1705a)を経た後に、所望の番組サイト1705aにアクセスする。これに対して、上記各実施の形態は、図9に示すように、テレビショップ番組の中で紹介される各商品毎に設定された項目を特定する素材IDに関連付けて各商品に係るリンク情報が格納されていて、各商品に係るリンク情報を含む番組情報を携帯電話200が容易に取得することができる。このため、テレビ受像機100で放送中のCMのリンク情報1704dや、テレビショップ番組の商品のリンク情報1705a〜cに、携帯電話200からアクセスする場合に、携帯電話200が取得した番組情報に含まれるリンク情報(例えば、1705a〜d等)を使用して、直接アクセスすることができる。つまり、テレビ受像機100で放送中のCMのリンク情報1704dや、テレビショップ番組の商品のリンク情報1705a〜cに携帯電話200からアクセスする操作が容易である。
【0153】
なお、上記各実施の形態では、携帯電話を使用するが、テレビ受像機等のリモコン機能とサーバへの無線通信機能とタッチパネル等の表示部とを有する無線通信機能付き液晶タッチパネル式リモコンやPDA等の携帯電話以外の携帯端末等の通信装置に上記各実施の形態を適用するようにしてもよい。
【0154】
また、テレビ受像機等へのリモコン機能を使用し、通信装置でチャネルを選択すると、このチャネル情報を通信装置からリアルタイム番組情報サーバ300に送信し、リアルタイム番組情報サーバ300がチャネル情報を受信すると、現在時刻に基づいて、現在時刻と前記受信したチャネル情報とに係る放送素材に関連付けて主記憶部306のデータベースに格納されている番組情報を抽出し、チャネル情報を送信した通信装置にこの抽出した番組情報を送信するようにしてもよい。例えば、料理番組において料理のレシピを紹介する場合に、このレシピの紹介の部分を一の素材枠とし、この素材枠に係る放送素材にレシピの画像を関連付け、このレシピの紹介の放送時刻に、リアルタイム番組情報サーバ300が通信装置にレシピの画像を含む番組情報を送信する。また、クイズ番組において問題を出す場合に、同様に、リアルタイム番組情報サーバ300が通信装置に問題(解答を所定のサイトに送信するリンク情報等を含む)の画像を含む番組情報を送信する。このように、特定の放送素材枠についてのみ送信するようにしてもよく、受信したチャネルに係る全ての放送素材に係る番組情報を順次送信するようにしてもよい。
【0155】
また、ラジオ等の受信機と、この受信機のリモコン機能を有する携帯端末と、リアルタイム番組情報サーバとを有する番組情報提供システムに上記各実施の形態を適用することができる。つまり、携帯端末のリモコン機能を利用して受信機のチャネルを選択し、携帯端末のユーザがラジオ放送を聴いている場合において、放送中のラジオ放送に関する各種情報をユーザが携帯端末から取得することができる。この場合、ラジオ放送を聴いているユーザが一度興味を持った放送に関して、番組情報取得キーを押下するだけで、この放送に関する各種情報を容易に取得することができる。このため、ラジオ放送についての利便性を飛躍的に高めることができる。
【0156】
上記各実施の形態によれば、テレビ番組の宣伝をする場合に、テレビ番組に一度興味を持った視聴者を実際の視聴行動に結びつけることができ、テレビ番組の宣伝効率を飛躍的に高めることができる。
【0157】
たとえば、携帯電話200を所持する視聴者が『○○料理ショー』の番組宣伝を見て『○○料理ショー』に一度興味を持った場合に、番組情報取得キーを押下するだけで、『○○料理ショー』の番組情報を容易に取得することができる。さらに、『○○料理ショー』の放送や録画に関する通知がされている状態で、視聴キーを押下すれば、『○○料理ショー』を容易に見ることができるので、『○○料理ショー』に一度興味を持った視聴者を実際の視聴行動に結びつけることができ、テレビ番組の宣伝効率を飛躍的に高めることができる。
【0158】
[第3の実施の形態]
図20は、本発明の第3の実施の形態である番組情報提供システム3の構成を示すブロック図である。
【0159】
番組情報提供システム3は、第1の実施の形態に係る番組情報提供システム1において、携帯電話200の代わりにHDDレコーダ600を使用し、番組情報を取得するものである。なお、第3の実施の形態において、第1の実施の形態と共通するものについては、第1の実施の形態で使用した符号を使用する。
【0160】
番組情報提供システム3は、インターネット20と、テレビ受像機100と、リアルタイム番組情報サーバ300と、電子商取引サーバ400と、放送局500と、HDDレコーダ600とを有する。
【0161】
図21は、HDDレコーダ600の内部構成を示すブロック図である。
HDDレコーダ600は、Web接続機能を有するHDDレコーダであって、放送局500から送信されたデジタル放送用の放送信号を受信し、受信した放送信号に基づいて、各種放送情報(放送番組、番組宣伝、CM等)を映像出力部608と音声出力部609とからテレビ受像機100に出力し、また、放送情報を録画再生する録画再生装置である。また、HDDレコーダ600は、インターネット20を介して、リアルタイム番組情報サーバ300から録画予約情報を直接取得することができる。さらに、HDDレコーダ600は、インターネット20に接続されたサイトを映像出力部608からテレビ受像機100に出力し、テレビ受像機100に表示する閲覧機能を有する。なお、本システム専用のブラウザプログラムを設ける必要はない。なお、録画の際には、録画した放送情報を検索することができるように、放送情報に対応させて所定の識別情報(例えば、番組ID、素材ID)を記録する。これによって、リモコン620や操作部610からの操作によって、録画した放送情報を容易に検索することができる。
【0162】
HDDレコーダ600は、通信部601と、赤外線通信部602と、入力部603と、チューナ604と、デコーダ605と、制御部606と、グラフィック処理部607と、映像出力部608と、音声出力部609と、操作部610と、記録部611と、リモコン620とを有する。なお、映像表示部とスピーカとをHDDレコーダ600に設け、蓄積型テレビ受像機とするようにしてもよい。
【0163】
通信部601は、インターネット20と接続し、リアルタイム番組情報サーバ300との間で各種情報を送受信する通信部である。なお、移動体通信網等のインターネット以外の通信回線を介して、各種情報を送受信するようにしてもよい。
【0164】
赤外線通信部602は、リモコン620から出力された所定の動作を指示する赤外線信号を受信し、制御部606の制御に基づいて、各種情報をリモコン620に送信するものである。
【0165】
入力部603は、アンテナATで受信した放送信号を入力し、入力した放送信号をチューナ604に出力する入力部である。この放送信号は、各放送番組のコンテンツ(放送情報に相当する映像信号及び音声信号)を含む信号である。なお、リアルタイム番組情報サーバ300から所定の放送局に番組情報(差分情報、差替え情報等を含む)を送信し、放送情報に係る映像信号及び音声信号に番組情報(差分情報等を含む)に係る信号を重畳させ、当該放送局からHDDレコーダ600に番組情報(差分情報等を含む)を定期的または不定期に配信するようにしてもよい。
【0166】
チューナ604は、入力部603から入力された放送信号から、特定の放送情報を抽出するチューナである。デコーダ605は、チューナ604が抽出した放送情報をデコードするデコーダである。
【0167】
制御部606は、CPU606aと、RAM606bと、ROM606cとを有するマイクロコンピュータであって、HDDレコーダ600を構成する各部に接続され、各種制御処理を実行するものである。また、制御部606は、年月日、時刻を計測するカウンタ(図示せず)を内蔵する。
【0168】
CPU606aは、ROM606cに格納された各種制御プログラムに基づいて各種制御を実行するものである。また、CPU606aは、操作部610またはリモコン620から入力された操作情報に基づいて制御情報を生成し、生成した制御情報を各部に出力するものである。
【0169】
RAM606bは、CPU606aのワーク領域等に使用されるメモリである。ROM606cは、CPU606aに実行させるプログラムやウェブを閲覧するブラウザプログラム等の各種制御プログラムが格納されているメモリである。
【0170】
グラフィック処理部607は、テレビ受像機100に表示させるビジュアルEPGや各種設定画面等の各種画像情報を生成するグラフィック処理部である。なお、ビジュアルEPGは、従来、特定番組をテキスト形式のみで表示していたEPG情報について、画像情報を含めた表示形式にしたEPG情報である。
【0171】
映像出力部608は、制御部606の制御に基づいて、デコーダ606がデコードした放送情報等をテレビ受像機100に出力すると共に、リアルタイム番組情報サーバ300から受信した番組情報やグラフィック処理部607が生成した画像情報等の各種画像情報をテレビ受像機100に出力するものである。音声出力部609は、制御部606の制御に基づいて、各種音声情報をテレビ受像機100に出力するものである。
【0172】
操作部610は、テレビ受像機100に表示する放送情報のチャネルを選択するチャネル選択キーと番組情報取得キーと消去キーと視聴キーとを含む各種入力キーと表示部とを備え、視聴者に操作されたキーに応じた操作情報をCPU606aに出力し、各種操作をするための画像情報等を表示するものである。なお、前記各種入力キーは、テンキー、上下左右キーや各種機能キー、タッチパネル等で構成される。
【0173】
記録部611は、各種アプリケーションプログラムを格納すると共に、放送局500から受信した放送情報等の各種情報を格納するハードディスクである。
【0174】
リモコン620は、テレビ受像機100に表示させる放送情報のチャネルを選択するチャネル選択キーと番組情報取得キーと消去キーと視聴キーとを含む各種入力キーと表示部とを備え、視聴者に操作されたキーに応じた操作情報を赤外線通信部602に送信し、各種情報を赤外線通信部602から受信するものである。また、リモコン620は、テレビ受像機100の電源をON/OFFするリモコン機能を有する。なお、前記表示部は、各種操作をするための画像情報等を表示し、前記各種入力キーは、テンキー、上下左右キーや各種機能キー、タッチパネル等で構成される。リモコン620のリモコン機能によってHDDレコーダ600が所定の動作を実行する。
【0175】
なお、HDDレコーダ600を使用する視聴者が操作部610またはリモコン620から位置情報を入力し、入力された位置情報をRAM606bに格納する。または、人工衛星から電波を受信して位置を検出するGPS装置(図示せず)をHDDレコーダ600に設け、このGPS装置によって現在の位置を測定し、測定した現在位置を、位置情報としてRAM606bに格納するようにしてもよい。
【0176】
また、HDDレコーダ600のユーザIDは、HDDレコーダ600をネットワーク上で特定する識別情報であり、たとえば、IPアドレスと関連付けられ、RAM606bに格納される。
【0177】
次に、番組情報提供システム3の動作について説明する。
図22は、番組情報提供システム3における番組予約動作を示すフローチャートである。
【0178】
この動作は、リモコン620を利用して、視聴者が通常のテレビ番組をテレビ受像機100で視聴している場合において、テレビ受像機100で放送中の番組宣伝に係る番組情報をHDDレコーダ600が取得する動作である。なお、放送番組やCM等の放送情報についても同様に番組情報を取得することができる。
【0179】
視聴者がテレビ番組を見るために、リモコン620を使用して、テレビ受像機100の電源をONすると共に、HDDレコーダ600の電源をONする(S601)。リモコン620を使用せずに、テレビ受像機100またはHDDレコーダ600の電源をONするようにしてもよい。
【0180】
リモコン620を使用して、視聴者がリモコン620のチャネル選択キーを押下し、テレビ受像機100のチャネルを選択する(S602)。リモコン620のチャネル選択キーが押下されると、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報をリモコン620から赤外線通信部602へ送信する。チャネル情報をリモコン620から赤外線通信部602が受信すると、受信したチャネル情報をRAM606bに格納する(S603)。つまり、テレビ受像機100に出力している放送情報に係るチャネル情報をRAM606bに格納する。なお、この動作では、テレビ受像機100に出力している放送情報に係るチャネル情報のみをRAM606bに格納するが、所定数のチャネル選択履歴情報をRAM606bに格納するようにしてもよい。
【0181】
HDDレコーダ600がリモコン620からチャネル情報を受信すると、受信したチャネル情報に基づいてテレビ受像機100の表示を切り替える。
【0182】
リモコン620でチャネル(例えば、Xチャネル)を選択した視聴者が、テレビ受像機100に表示されているテレビ放送(放送番組)(例えば、図6に示す「○○ニュース」:平成16年2月19日の19時00分〜20時00分放送)を見ている場合に、テレビ放送中に流れた番組宣伝CM(例えば、図6に示す「番宣A(『○○料理ショー』)」:平成16年2月19日の19時02分15秒〜19時02分30秒放送)を見て、この番組宣伝CMのテレビ番組を視聴(又は録画)したいと思った場合(興味を持った場合)、リモコン620の番組情報取得キーを視聴者が押下する(S604)。
【0183】
番組情報取得キーが押下されると、番組情報取得キーが押下された旨の情報をリモコン620から赤外線通信部602へ送信する。番組情報取得キーが押下された旨の情報をリモコン620から赤外線通信部602が受信すると、テレビ受像機100に現在出力している放送情報に係るチャネル情報(Xチャネル)と共に、番組情報取得を要求する番組情報取得要求情報と、RAM606bに格納されているHDDレコーダ600のユーザIDと位置情報とを、通信部601からリアルタイム番組情報サーバ300に送信する(S605)。この場合に、Web上で送信してもよく、電子メールを使用して送信するようにしてもよい。ただし、この送信時刻が正確になるような通信手段を使用する必要がある。なお、送信時刻が比較的遅れる通信手段を使用する場合には、チャネル情報と番組情報取得要求情報とHDDレコーダ600のユーザIDと位置情報と共に、番組情報取得キーが押下された時刻に係る時刻情報をリアルタイム番組情報サーバ300に送信するようにしてもよい。
【0184】
リアルタイム番組情報サーバ300がチャネル情報と番組情報取得要求情報とHDDレコーダ600のユーザIDと位置情報とを受信する(S606)と、受信したチャネル情報と番組情報取得要求情報とHDDレコーダ600のユーザIDと位置情報とに関連付けて、受信した時刻(例えば、平成16年2月19日の19時02分25秒)をRAM303bに格納する(S607)。なお、チャネル情報と番組情報取得要求情報とHDDレコーダ600のユーザIDと位置情報と共に時刻情報を受信した場合には、この時刻情報に係る時刻を受信時刻としてRAM303bに格納する。
【0185】
続いて、RAM303bに格納されている受信時刻とチャネル情報と位置情報とに基づいて、主記憶部306に格納されているデータベースから、素材IDを抽出する(S608)。具体的には、図9に示す番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とから、受信したチャネル情報「Xチャネル」と位置情報とに基づいて、局ID(例えば、○○テレビ)を抽出し、抽出した局IDと受信時刻(平成16年2月19日の19時02分25秒)とに該当する素材ID「BS045143」(項目310a)を抽出する。つまり、RAM303bに格納されている受信時刻とチャネル情報と位置情報とに基づいて、主記憶部306に格納されているデータベースから、放送素材を特定する。なお、番組情報提供システム3に係る地域においてチャネルと放送局とが統一されている場合には、受信したチャネル情報と受信時刻とに基づいて素材IDを抽出する。
【0186】
続いて、抽出した素材IDに関連付けて主記憶部306のデータベースに格納されている番組情報を取り出し、取り出した番組情報を、S606で受信したHDDレコーダ600のユーザIDに基づいて、番組情報取得を要求したHDDレコーダ600にリアルタイム番組情報サーバ300が送信する(S609)。具体的には、図9に示す項目310aの各情報を送信する。なお、番組情報が番組宣伝に係る場合、「元番組ID」に基づいて、番組宣伝に係る放送番組に関連する情報(番組ID、番組ロゴ、チャネル、放送開始日時、放送終了日時等)を取り出し、この情報を番組宣伝に係る番組情報に含めて送信する。
【0187】
また、抽出した素材IDとチャネル情報とHDDレコーダ600のユーザIDと位置情報と受信時刻とを関連付けた視聴情報を視聴ログDB340の視聴ログに格納する(S609)。視聴ログDB340は、視聴ログに格納されている視聴情報に基づいて、視聴率データ等を集計する。また、HDDレコーダ600に送信した番組情報等と、HDDレコーダ600のユーザIDとを関連付けて、視聴ログDB340の制御ログに格納する(S609)。
【0188】
リアルタイム番組情報サーバ300が送信した番組情報を、HDDレコーダ600が受信する(S610)と、受信した番組情報を記録部611に格納し(S611)、番組情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報を映像出力部608からテレビ受像機100に出力し、テレビ受像機100に表示する(S612)。例えば、テレビ受像機100で現在放送されている映像の一部に、番組ロゴとチャネルと放送開始日時と放送終了日時とを表示し、取得した番組情報を視聴者が視覚的に容易に認識できるようにする。なお、番組ロゴ等の画像情報を操作部610またはリモコン620の表示部に表示させるようにしてもよい。
【0189】
また、取得した番組情報に含まれるリンク情報をテレビ受像機100に表示し、表示されたリンク情報を選択することによって、リンク情報に係るWebサイトにアクセスするようにしてもよい。
【0190】
続いて、受信した番組情報に含まれる素材IDに基づいて、この番組情報が番組宣伝に係る番組情報であるか否かを判断し(S613)、受信した番組情報が番組宣伝に係る番組情報でなければ、S602に進む。受信した番組情報が番組宣伝に係る番組情報であれば(S613)、受信した番組情報の番組宣伝に係る放送番組を記録部611で録画するための録画予約情報を、この番組情報に含まれているチャネルと放送開始日時と放送終了日時と番組IDとに基づいて作成し、作成した録画予約情報をRAM606bに格納する(S614)。
【0191】
なお、S609において、番組情報取得を要求したHDDレコーダ600に番組情報を送信すると共に、この番組情報が番組宣伝に係る番組情報であれば、この番組情報に係る録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報をリアルタイム番組情報サーバ300がHDDレコーダ600に送信するようにしてもよい。
【0192】
続いて、リモコン620を所持する視聴者がテレビ受像機100に表示されているテレビ放送を見ている状態において、上記動作を繰り返す(S602〜S614)。操作部610またはリモコン620からの操作によって、HDDレコーダ600の電源OFFが指示されると(S615)、動作を終了する。
【0193】
上記動作終了後、操作部610またはリモコン620からの操作によって、S611で記録部611に格納した番組情報の一覧をテレビ受像機100に表示させ、表示された番組情報の一覧の中から所望の番組情報を選択し、表示させるようにしてもよい。
【0194】
なお、リアルタイム番組情報サーバ300がHDDレコーダ600からWeb経由で番組情報取得要求された場合において、要求された番組情報についてWeb上で即座に回答を送信せずに時差回答を実行し、要求された番組情報をリアルタイム番組情報サーバ300がHDDレコーダ600へ電子メールで送信するようにしてもよい。
【0195】
また、HDDレコーダ600に送信した番組情報が番組宣伝に係る場合に、当該番組情報に係る素材IDと、HDDレコーダ600のユーザIDとを関連付けて視聴ログDB340に格納し、当該素材ID(またはユーザIDと共に)に基づいて、リアルタイム番組情報サーバ1300が録画予約に関する各種情報(録画予約率データ、録画予約数等)を集計または作成するようにしてもよい。
【0196】
図23は、番組情報提供システム3における番組予約更新動作を示すフローチャートである。
制御部303は、主記憶部306に格納されている番宣DB310と、CMDB320と、番組本編DB330とを定期的に監視し、いずれかのデータベースにおいて更新があるか否かを監視する(S701)。スポーツ中継の延長や緊急ニュース等によって、放送番組やCM、番組宣伝等の放送時間枠に変動が生じ、編成パターンに変更があった場合等のように、いずれかのデータベースにおいて更新があれば(S701)、更新があったデータベースから更新後のデータを取得する(S702)。
【0197】
取得したデータと視聴ログDB340の制御ログに格納されている取得前のデータとを比較し、取得したデータの中から更新された部分に係る情報である差分情報のみを抽出する(S703)。
【0198】
続いて、抽出した差分情報に係る番組IDを「元番組ID」として含む番組情報に関連付けて前記制御ログに格納されているHDDレコーダ600のユーザIDに基づいて、この抽出した部分を差分情報として当該HDDレコーダ600に送信する(S704)。また、制御ログに格納されている取得前のデータについて、この抽出した差分情報に係る番組情報を更新する。
【0199】
HDDレコーダ600の制御部606は、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信したか否かを定期的に監視し(S605)、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信すれば、記録部611に格納されている番組情報の中で、受信した差分情報に係る番組IDを「元番組ID」として含む番組情報を更新する(S706)。続いて、番組情報を更新した旨を表示する(S707)。
【0200】
具体的には、テレビ受像機100にテレビ放送が表示されている場合には、更新した番組情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報を映像出力部608に出力し、この画像情報をテレビ受像機100に表示する(S707)。例えば、番組ロゴとチャネルと変更後の放送開始日時と変更後の放送終了日時と共に、「『○○料理ショー』の放送時間が変更になりました。」のメッセージをテレビ受像機100に表示し、視聴者が視覚的に変更を容易に認識できるようにする。また、上記メッセージをテレビ受像機100から音声出力し、通知するようにしてもよい。なお、テレビ受像機100にテレビ放送が表示されていない場合には、更新した番組情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報を操作部610またはリモコン620の表示部に表示する(S707)。
【0201】
続いて、更新した番組情報に係るテレビ番組を記録部611で録画するための録画予約情報を、更新した番組情報に含まれているチャネルと放送開始日時と放送終了日時と番組IDとに基づいて作成し、作成した録画予約情報をRAM606bに格納する(S620)。録画予約情報をRAM606bに格納する動作と共に、更新前にRAM606bに格納されていた更新に係る録画予約情報を消去する。
【0202】
なお、図22に示すS609において、リアルタイム番組情報サーバ300がHDDレコーダ600に録画予約情報を直接送信した場合には、HDDレコーダ600に差分情報を送信すると共に、更新された番組情報に基づいたHDDレコーダ600に録画予約させるための録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報をリアルタイム番組情報サーバ300がHDDレコーダ600に送信する。この送信と共に、更新前に登録されていた録画予約を消去する録画予約消去情報を送信し、更新前に登録されていた録画予約を消去する。
【0203】
図24は、番組情報提供システム3における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600を使用する視聴者が、『○○料理ショー』を実際の放送時間帯に視聴する場合の動作である。
【0204】
記録部611に格納された番組情報が番組宣伝に係る場合、この番組情報に基づいて、番組情報に含まれる『○○料理ショー』の放送開始時刻の所定時間前(例えば、2時間前)の時刻に達したか否かを判断し(S801)、所定時刻に達していれば、放送開始時刻の所定時間前である旨を表示し、視聴者が実際の放送時間に『○○料理ショー』の放送を見ることができるように通知する(S802)。具体的には、テレビ受像機100にテレビ放送が表示されている場合には、番組情報に含まれる画像ロゴと「『○○料理ショー』の放送開始時刻の2時間前です。なお、今後『○○料理ショー』の通知を中止させる場合には、消去キーを押して下さい。」のメッセージとを映像出力部608に出力し、この画像ロゴとメッセージとをテレビ受像機100に表示する。
【0205】
一方、テレビ受像機100にテレビ放送が表示されていない場合には、前記画像ロゴとメッセージとを操作部610またはリモコン620の表示部に表示する(S802)。このように、通知することによって、視聴者が視覚的に『○○料理ショー』の放送開始時刻を容易に認識できるようにする。また、「『○○料理ショー』の放送開始時刻の2時間前です。」の音声メッセージをテレビ受像機100等のスピーカから出力させ、画像表示と共に音声で通知するようにしてもよい。
【0206】
なお、『○○料理ショー』の放送開始時刻の所定時間前に、所定の間隔で定期的に通知をするようにしてもよい。例えば、1時間前、2時間前、3時間前のように、3時間前から1時間間隔で行う。また、5時間前、2時間前、30分前、5分前のように、不定期に通知するようにしてもよい。
【0207】
続いて、通知動作を実行している場合(S802)に、消去キーが押下されたか否かを判断し(S803)、通知動作の実行中に消去キーが押下されれば、通知動作を実行している番組情報を記録部611から消去する。このようにすることによって、通知されている『○○料理ショー』に視聴者が興味を失っている場合に、以後の通知を中止することができる。なお、通知動作の実行中に消去キーが押下された場合に、通知動作を実行している番組情報に係る録画予約を中止するようにしてもよい。
【0208】
続いて、通知動作の開始から所定時間(例えば、20秒間)が経過すれば、通知動作を停止する(S804)。具体的には、テレビ受像機100等の通知表示を消去し、スピーカの通知音声出力を停止する。なお、操作部610またはリモコン620における何らかのキー操作によって、通知動作を停止させるようにしてもよい。
【0209】
続いて、『○○料理ショー』の放送開始時刻になったか否かを判断し(S805)、放送開始時刻になれば、番組情報に含まれる画像ロゴと「『○○料理ショー』の放送開始時刻です。これを見る場合には、視聴キーを押して下さい。なお、『○○料理ショー』の録画予約を解除する場合には、消去キーを押して下さい。」のメッセージとをテレビ受像機100(テレビ受像機100にテレビ放送が表示されていない場合は、操作部610の表示部またはリモコン620の表示部)に表示し、HDDレコーダ600を使用する視聴者が実際の放送時間に『○○料理ショー』の放送を見ることができるように通知する(S806)。なお、この音声メッセージをスピーカ207から出力し、画像表示と共に音声で通知するようにしてもよい。また、『○○料理ショー』の放送開始時刻の所定時間前(例えば、5分前)に、この通知をするようにしてもよく、定期的(例えば、20分前、15分前、10分前、5分前)または不定期(例えば、20分前、8分前、5分前、2分前)に通知するようにしてもよい。また、通知時間を予め設定しておくようにしてもよい。
【0210】
続いて、通知動作を実行している場合(S806)に、視聴キーが押下されたか否かを判断し(S807)、通知動作の実行中に視聴キーが押下されれば、通知動作を実行している番組情報に係るチャネル情報に基づいて、テレビ受像機100のチャネルを選択する(S808)。なお、テレビ受像機100が電源OFFの場合があるので、この送信の前に、電源ON情報をテレビ受像機100にリモコン送信するようにしてもよい。続いて、通知動作の実行中に視聴キーが押下された番組情報を記録部611から消去する(S809)。
【0211】
なお、『○○料理ショー』の放送開始が通知された場合において、『○○料理ショー』の放送時間帯に、他の放送番組を視聴者が視聴する場合、この視聴者は実際の放送時間に『○○料理ショー』を視聴することができない。しかし、HDDレコーダ600には『○○料理ショー』が録画されるので、HDDレコーダ600に録画される『○○料理ショー』を、『○○料理ショー』の放送終了後に視聴者が視聴することができる。
【0212】
また、通知動作を実行している場合(S806)に、視聴キーが押下されなければ(S807)、消去キーが押下されたか否かを判断し(S810)、消去キーが押下されれば、通知動作の実行中に消去キーが押下された番組情報を記録部611から消去する(S809)。
【0213】
通知動作を実行している場合(S806)に、視聴キーが押下されず(S807)、消去キーが押下されなければ(S810)、通知動作の開始から所定時間の経過後(例えば、1分間)に、通知動作を停止する(S811)。具体的には、テレビ受像機100等の通知表示を消去し、スピーカの通知音声出力を停止する。なお、操作部610またはリモコン620における何らかのキー操作によって、通知動作を停止させるようにしてもよい。
【0214】
このようにすることによって、HDDレコーダ600を使用する視聴者が、通知されている『○○料理ショー』に興味を失っている場合に、以後の通知を中止することができる。なお、通知動作の実行中に消去キーが押下された場合に、通知動作を実行している番組情報に係るHDDレコーダ600の録画予約を中止するようにしてもよい。また、S801で所定時刻に達していない場合に、S805に進むようにしてもよい。
【0215】
図25は、番組情報提供システム3における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600を使用する視聴者が、『○○料理ショー』の放送終了後に、HDDレコーダ600に録画された『○○料理ショー』を視聴する場合の動作である。
【0216】
記録部611に格納された番組情報が番組宣伝に係る場合、この番組情報に基づいて、番組情報に含まれる『○○料理ショー』の放送終了時刻が経過したか否かを判断し(S901)、『○○料理ショー』の放送終了時刻が経過していれば、放送終了時刻の経過後、所定時間が経過(例えば、2時間)したか否かを判断し(S902)、放送終了時刻の経過後、所定時間が経過していれば、番組情報に含まれる画像ロゴと「『○○料理ショー』がHDDレコーダ600に録画されています。これを再生する場合には、視聴キーを押して下さい。なお、HDDレコーダ600に録画されている『○○料理ショー』を消去する場合には、消去キーを押して下さい。」のメッセージとをテレビ受像機100等に表示し、HDDレコーダ600に録画された『○○料理ショー』を視聴することができるように視聴者に通知する(S903)。なお、このメッセージの音声情報をCPU606aが生成し、生成したメッセージをテレビ受像機100等のスピーカから出力し、画像表示と共に音声で通知するようにしてもよい。
【0217】
また、『○○料理ショー』の放送終了時刻の経過後、所定の間隔で定期的に通知をするようにしてもよい。例えば、12時間後、24時間後、36時間後のように、所定の時間間隔で行う。また、2時間後、5時間後、24時間後、48時間後のように、不定期に通知するようにしてもよい。また、この間隔を予め設定しておくようにしてもよい。
【0218】
続いて、通知動作を実行している場合(S903)に、視聴キーが押下されたか否かを判断し(S904)、通知動作の実行中に視聴キーが押下されれば、通知動作を実行している番組情報に係る『○○料理ショー』を番組IDに基づいて検索し、『○○料理ショー』の再生を実行する(S905)。この開始の前に、電源ON情報をテレビ受像機100にリモコン送信するようにしてもよい。
【0219】
続いて、通知動作の実行中に視聴キーが押下された番組情報を記録部611から消去する(S906)。また、通知動作を実行している場合(S903)に、視聴キーが押下されなければ(S904)、消去キーが押下されたか否かを判断し(S907)、消去キーが押下されれば、通知動作の実行中に消去キーが押下された番組情報を記録部611から消去し、通知動作を実行している番組情報に係る録画内容を消去する(S906)。このようにすることによって、通知されている『○○料理ショー』に視聴者が興味を失っている場合に、以後の通知を中止することができる。
【0220】
通知動作を実行している場合(S903)に、視聴キーが押下されず(S904)、消去キーが押下されなければ(S907)、通知動作の開始から所定時間(例えば、1分間)の経過後に、通知動作を停止させる(S908)。具体的には、テレビ受像機100等の通知表示を消去し、スピーカの通知音声出力を停止する。なお、操作部610またはリモコン620における何らかのキー操作によって、通知動作を停止させるようにしてもよい。
【0221】
上記動作で示した各所定時間と所定の間隔とメッセージとを含む通知に関する通知情報は、RAM606bに予め格納されている。なお、各種の通知情報をリモコン620等から随時入力し、RAM606bに格納するようにしてもよい。また、予約した放送番組に係る放送終了時刻の経過後に(S901)、1日のうちの所定の時刻(例えば、夜の9時、10時等)になったか否かを判断し(S902)、所定の時刻になった場合に、S903の通知をするようにしてもよい。なお、番組宣伝に係る番組情報が記録部611に複数格納されている場合には、これらの番組情報のうちの1つ又は2以上の番組情報をテレビ受像機100に順次表示(または複数の番組情報を一度に表示)し、または音声を出力し、S903の通知を実行する。このように、視聴者が都合のよい時間に通知することによって、視聴者を実際に視聴行動に結び付けることができる。
【0222】
上記各動作では、リモコン620の各種操作キーを使用する場合の動作について説明したが、操作部610の各種操作キーを使用する場合についても上記動作を適用することができる。また、上記動作で示した各通知をHDDレコーダ600から携帯電話等の通信装置に転送し、この通信装置から通知するようにしてもよい。
【0223】
なお、図22に示すS601〜S612、図23に示すS701〜S707、図24に示す各動作について、リアルタイム番組情報サーバ300との間で通信する通信機能と、番組情報を格納する記憶部とを有するデジタルテレビ受像機等の映像視聴装置に適用することができる。また、各動作を、デジタルテレビのチューナと、リアルタイム番組情報サーバ300との間で通信する通信機能と、録画機能とを有するパソコン等の情報処理装置に適用することができる。また、各動作を、アナログ放送についても適用することができる。
【0224】
[第4の実施の形態]
本発明の第4の実施の形態は、マルチキャスト方式で番組情報をHDDレコーダ600に配信するものである。
図26は、本発明の第4の実施の形態である番組情報提供システム3における番組予約動作を示すフローチャートである。
【0225】
制御部303は、主記憶部306に格納されている番宣DB310と、CMDB320と、番組本編DB330との番組情報のうちの所定期間内(例えば、1週間分)の番組情報を抽出し、抽出した所定期間内の番組情報をマルチキャスト通信部301aがIPマルチキャスト通信を実行し、一斉同報送信によって、HDDレコーダ600に配信する(S1001)。この場合に、配信される地域の番組情報を送信するようにしてもよく、また、全ての地域の番組情報をリアルタイム番組情報サーバ300が配信し、配信された番組情報を受信したHDDレコーダ600が自己の設置されている地域に係る番組情報を抽出し、抽出した番組情報を記録部611に格納するようにしてもよい。なお、この配信をHDDレコーダ600からの要求に応じて実行するようにしてもよい。
【0226】
リアルタイム番組情報サーバ300が配信した番組情報を、HDDレコーダ600が受信すると、受信した番組情報を記録部611に格納する(S1005)。例えば、図9に示す番宣DB310とCMDB320と番組本番DB330との1週間分の番組情報を記録部611に格納する。この場合に、番組情報を受信した旨と、所定期間内(例えば、直近の1時間分)の番組情報とを映像出力部608からテレビ受像機100に出力し、これらの情報をテレビ受像機100に表示するようにしてもよい。
【0227】
続いて、制御部303は、主記憶部306に格納されている番宣DB310と、CMDB320と、番組本編DB330とを定期的に監視し、いずれかのデータベースにおいて更新があるか否かを監視する(S1002)。いずれかのデータベースにおいて更新があれば、更新があったデータベースから更新後のデータを取得し、取得したデータの中から更新された部分に係る情報である差分情報のみを抽出する(S1003)。
【0228】
続いて、マルチキャスト通信部301aがIPマルチキャスト通信を実行し、一斉同報送信によって、抽出した差分情報をHDDレコーダ600に配信する(S1004)。
【0229】
HDDレコーダ600の制御部606は、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信したか否かを定期的に監視し(S1006)、リアルタイム番組情報サーバ300から差分情報を受信すれば、記録部611に格納されている番組情報の中で、受信した差分情報に係る部分を更新する(S1007)。
【0230】
続いて、更新した部分が、既に録画予約をした放送情報に係る番組情報に関するものであるか否かを判断し(S1008)、更新した部分が、既に録画予約をした放送情報に係る番組情報に関するものであれば、この番組情報に含まれているチャネルと更新後の放送開始日時と更新後の放送終了日時とに基づいて録画予約情報を作成しRAM606bに格納する(S1009)。この録画予約と共に、更新前にRAM606bに格納されていた更新に係る録画予約情報を消去する。
【0231】
続いて、視聴者がチャネル選択キーを押下し、チャネルを選択したか否かを判断し(S1010)、チャネル選択キーが押下されると、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報に基づいて、テレビ受像機100の表示を切り替えると共に、押下されたチャネル選択キーに関するチャネル情報をRAM606bに格納する(S1011)。なお、第4の実施の形態では、直近で押下されたチャネル情報のみをRAM606bに格納するが、所定数のチャネル選択履歴情報をRAM606bに格納するようにしてもよい。
【0232】
リモコン620でチャネルを選択した視聴者が、テレビ受像機100に表示されているテレビ放送を見ている場合に、テレビ放送中に流れた番組宣伝CMを見て、番組宣伝CMのテレビ番組(例えば『○○料理ショー』)を視聴(又は録画)したいと思った場合(興味を持った場合)、視聴者が番組情報取得キーを押下する(S1012)。
【0233】
番組情報取得キーが押下されると、テレビ受像機100に現在出力している放送情報に係るチャネル情報に関連付けて、番組情報取得キーが押下された時刻をRAM606bに格納する(S1013)。続いて、RAM606bに格納されている押下時刻とチャネル情報とに基づいて、記録部611に格納されている番組情報から、素材IDを抽出する(S1014)。つまり、RAM606bに格納されている押下時刻とチャネル情報とに基づいて、記録部611に格納されている番組情報から、放送素材を特定する。
【0234】
続いて、抽出した素材IDに関連付けて記録部611に格納されている番組情報を取り出し、取り出した番組情報に含まれる番組ロゴ等の画像情報をテレビ受像機100に表示する(S1015)。例えば、取り出した番組情報が番組宣伝に係る場合、番組ロゴと共に、当該番組のチャネルと放送開始日時と放送終了日時とをテレビ受像機100に表示し、視聴者が視覚的に容易に認識できるようにする。続いて、取り出した番組情報が番組宣伝に係る番組情報であるか否かを判断し(S1016)、取り出した番組情報が番組宣伝に係る番組情報であれば、この番組情報に含まれているチャネルと放送開始日時と放送終了日時とに基づいて録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報をRAM606bに格納する(S1017)。続いて、視聴者がテレビ受像機100のテレビ放送を見ている状態において、上記動作を繰り返す(S1006〜S1017)。
【0235】
なお、操作部610またはリモコン620において操作をされる毎に、この操作に係る操作情報をHDDレコーダ600からリアルタイム番組情報サーバ300に送信し、リアルタイム番組情報サーバ300が操作情報を受信すると、受信した操作情報を視聴ログDB340の視聴ログに格納しておき、格納された操作情報に基づいて、各種データを集計または作成するようにしてもよい。各種データは、録画予約集計データ、視聴率データ、録画再生データ等であり、操作情報として、チャネル情報、録画予約情報、録画再生情報等がある。例えば、HDDレコーダ600からチャネル選択に係るチャネル情報を受信した場合に、当該チャネル情報(または位置情報と共に)と受信時刻とに係る素材IDと、HDDレコーダ600のユーザIDとを関連付けて視聴ログDB340に格納し、当該素材ID(またはユーザIDと共に)に基づいて、リアルタイム番組情報サーバ1300が視聴率に関する各種情報(視聴率データ、視聴数)を作成または集計する。
【0236】
リアルタイム番組情報サーバ300から受信した番組情報を、HDDレコーダ600からリモコン620に送信し、リモコン620の表示部において番組情報を表示するようにしてもよい。また、HDDレコーダ600が図24、図25に示す制御動作を実行するようにしてもよい。
【0237】
テレビ受像機100に表示される番組情報は、例えば、図15、16、18、19に示すように、表示する。図15(1)、図16(1)は、「放送局ロゴマーク」を3つ表示した例であり、図15(2)、図16(2)は、「現在放送中の番組ロゴマーク」を3つ表示した例であり、図15(3)、図16(3)は、「現在放送中の番組内容を示す画像」を1つ表示した例であり、図15(4)〜(5)は、図15(1)〜(3)に示す画像表示に対応する文字情報を表示した例である。また、図18(2)〜(4)は、テレビ受像機100に表示される各種ロゴマークを12個にしたものである。図19(3)〜(5)は、図19(1)、(2)(図18(3)、(4))に示すテレビ受像機100に表示される各種ロゴマークをリモコン620等の操作によって視聴者が選択した場合において、選択された各種ロゴマークに関連付けて記録部611に格納されている各種画像情報等をテレビ受像機100に表示する場合の一例を示す図である。
【0238】
このように、マルチキャスト方式で番組情報をHDDレコーダ600に配信することによって、現在放送中の番組情報を正確に取得することができ、現在放送中の正確な番組情報を表示することができる。具体的には、HDDレコーダ600において、制御部606が現在時刻に基づいて、現在時刻(または、現在時刻の所定時間前の時刻)に係る各チャネルの素材IDを特定し、特定した素材IDに関連付けられた番組情報に含まれる番組ロゴマーク等の画像情報を記録部611から取り出し、取り出した画像情報をテレビ受像機100に順次表示する。取り出す画像情報は1または複数でもよい。これによって、放送局ロゴマークや現在放送中の番組ロゴマーク、現在放送中の番組内容を示す画像、現在放送中の番組宣伝の写真等をテレビ受像機100に表示することができる。また、図16(2)、図18(3)、図19(1)に示すように、テレビ受像機100に表示されている現在放送中の「番組ロゴマーク」について、チャネル選択する画像をリモコン620からのキー操作で選択することによって、チャネルを選択するようにしてもよい。また、図16(1)、図18(2)に示す「放送局ロゴマーク」と、図16(3)、図18(4)、図19(2)に示す「現在放送中の番組内容を示す画像」との操作も同様である。この場合、現在放送中の内容等が視覚的に容易に認識することができるので、チャネル選択について、楽しくわかりやすいリモコン操作を実現することができる。また、チャネルを選択する場合に、次に選択しようとするチャネルについて現在放送中の番組内容が視覚的に瞬時に認識することができるで、無駄なチャネル選択操作を抑えることができる。
【0239】
また、テレビ受像機100で「○○ニュース」(平成16年2月19日の19時00分〜20時00分の枠に設定)を見て、この「○○ニュース」における各ニュースに登場する事件等についての詳細情報等を取得する場合に、上記制御動作を適用することができる。例えば、図6(2)に示す「本編1」の放送時間帯の枠を、「本編1」の中で取り上げられる項目(○○裁判のニュース、あるプロ野球の試合結果等のように、詳細なニュース毎に設定)毎の放送素材に分け、この放送素材に素材IDとこれに関連する各種情報を付与し、番組本編DB330に格納にする。そして、番組本編内において項目毎に分けられた「○○ニュース」の中の各ニュースの項目を特定する素材IDに係る番組情報を抽出することによって、図8に示す番組メタデータ364における各ニュースに登場する各事件についての詳細情報(各事件に係る「リンク先」「ファイル名」等)を取得する。
【0240】
また、テレビ受像機100でテレビショッピング番組を見て、このテレビショッピング番組で紹介される各商品についての詳細情報等を取得する場合に、上記制御動作を適用することができる。例えば、上記と同様に、「テレビショッピング番組」の放送時間帯の枠を、「テレビショッピング番組」の中で取り上げられる項目(商品「○○テレビ」の紹介、商品「○○ビデオレコーダ」、商品「○○アクセサリー」の紹介等のように、商品毎に設定)毎の放送素材に分け、この放送素材に素材IDとこれに関連する各種情報を付与し、番組本編DB330に格納にする。そして、番組本編内においてテレビショップ番組の中で紹介される商品毎に設定された項目を特定する素材IDに係る番組情報を抽出することによって、図8に示す番組メタデータ364における各商品についての詳細情報(各商品の内容に係る「リンク先」「ファイル名」等)を取得する。
【0241】
また、テレビ受像機100でドラマ番組を見て、この番組における各シーンに登場する人や物についての詳細情報等を取得する場合に、上記制御動作を適用することができる。例えば、上記と同様に、「ドラマ○○刑事」の放送時間帯の枠を、「ドラマ○○刑事」の中で取り上げられる項目(「アクションシーン」、「逮捕シーン」、「謎解きシーン」等のように、ドラマの中の所定のシーン毎に設定)毎の放送素材に分け、この放送素材に素材IDとこれに関連する各種情報を付与し、番組本編DB330に格納にする。そして、番組本編内において所定の間隔で分けられたドラマの中の各シーンの項目を特定する素材IDに係る番組情報を抽出することによって、図8に示す番組メタデータ364における各シーンに登場する人や物についての詳細情報(人や物に係る「リンク先」「ファイル名」等)を取得する。
【0242】
また、図19(3)〜(5)に示すように、テレビ番組の中で紹介される各商品や各シーンに設定された項目を特定する素材IDに関連付けられた各商品や写真等を表示することができる。また、素材IDに係るリンク情報を含む番組情報をテレビ受像機100で容易に見ることができる。このため、テレビ受像機100で放送中の各種リンク情報にHDDレコーダ600からアクセスする操作が容易である。
【0243】
また、マルチキャスト方式で番組情報を配信することによって、HDDレコーダ600で放送中のCMの情報や、テレビショップ番組の連絡先や商品の情報、その他放送番組に連動した情報を、テレビ受像機100に表示することができる。
【0244】
図17に示すように、従来の番組情報取得方法で番組リンク情報1705aにアクセスする場合、最初に番組サイト1701に接続し、数段階(1702a〜1705a)を経た後に、所望の番組サイト1705aにアクセスする。これに対して、上記各実施の形態は、図9に示すように、テレビショップ番組の中で紹介される各商品毎に設定された項目を特定する素材IDに関連付けて各商品に係るリンク情報が格納されていて、各商品に係るリンク情報を含む番組情報をHDDレコーダ600が容易に取得することができる。このため、テレビ受像機100で放送中のCMのリンク情報1704dや、テレビショップ番組の商品のリンク情報1705a〜cに、HDDレコーダ600からアクセスする場合に、HDDレコーダ600が取得した番組情報に含まれるリンク情報(例えば、1705a〜d等)を使用して、直接アクセスすることができる。つまり、テレビ受像機100で放送中のCMのリンク情報1704dや、テレビショップ番組の商品のリンク情報1705a〜cにHDDレコーダ600からアクセスする操作が容易である。
【0245】
なお、図26に示すS1001〜S1007、S1010〜S1015に示す各動作について、リアルタイム番組情報サーバ300との間で通信する通信機能と、番組情報を格納する記憶部とを有するデジタルテレビ受像機等の映像視聴装置に適用することができる。また、各動作を、デジタルテレビのチューナと、リアルタイム番組情報サーバ300との間で通信する通信機能と、録画機能とを有するパソコン等の情報処理装置に適用することができる。また、各動作を、アナログ放送についても適用することができる。
【0246】
[第5の実施の形態]
図27は、第5の実施の形態に係るリアルタイム番組情報サーバ1300の主記憶部1306に格納される番宣DB1310とCMDB1320と番組本編DB1330とを概念的に示す図である。
【0247】
本発明の第5の実施の形態は、第4の実施の形態と同様に、マルチキャスト方式で番組情報をリアルタイム番組情報サーバ1300からHDDレコーダ600に配信し、更新に係る差分情報等を配信するものであって、図27に示すように、リアルタイム番組情報サーバ300の主記憶部306に各種情報を付加したものである。各種情報は、例えば、CMスキップNG情報、選局画面情報、映像内容ID、差替え用ID、視聴有効期間情報(使用有効期間情報、権利有効期間情報)であって、図8に示す番組基本情報361または番組メタデータ364に含まれる情報である。
【0248】
また、現在放送中の放送情報を録画する場合に使用する録画指示キーと、録画した放送中に流れるCM等の放送枠をスキップする場合に使用するスキップ指示キーと、所望の映像内容を選択する場合に使用する映像内容選択キーとを操作部610及びリモコン620に設ける。
【0249】
リアルタイム番組情報サーバ1300は、番宣DB1310とCMDB1320と番組本編DB1330とを格納する主記憶部1306と、操作部610及びリモコン620との構成以外の構成は、リアルタイム番組情報サーバ300と同様である。
【0250】
図28は、本発明の第5の実施の形態である番組情報提供システム5における選局画面表示制御動作を示すフローチャートである。
図29、図36は、テレビ受像機100に表示される放送局ロゴマークや現在放送中の番組ロゴマーク、現在放送中の番組内容を示す画像等の表示例を示す図である。
【0251】
この制御動作は、放送局側からの情報に基づいて、テレビ受像機100に表示される現在放送中の番組ロゴマーク等の配置や大きさを制御する動作である。なお、第4の実施の形態と同様に、HDDレコーダ600が番組情報をリアルタイム番組情報サーバ1300から取得し、取得した番組情報を記録部611に格納する。
【0252】
選局画面表示をONする指示がされると、動作を開始する。HDDレコーダ600において、記録部611に格納されている番組情報の中から、現在時刻に基づいて、現在時刻(または、現在時刻の所定時間前の時刻)に係る各チャネルの素材IDを抽出し(S1101)、抽出した各チャネルの素材IDに係る番組情報に「選局画面情報」が含まれるか否かを判断する(S1102)。抽出した各チャネルの素材IDに係る番組情報に「選局画面情報」が含まれていなければ(S1102)、抽出した各チャネルの素材IDに係る番組情報に含まれる番組ロゴマーク等の画像情報を記録部611から取り出し(S1105)、図29(1)〜(3)に示すように、取り出した画像情報をテレビ受像機100に表示する(S1106)。テレビ受像機100に表示する画像情報は、放送局ロゴマークや現在放送中の番組ロゴマーク、現在放送中の番組内容を示す画像、現在放送中の番組宣伝の写真、ビジュアルEPG等である。なお、テレビ受像機100において現在放送中の映像が表示されている場合には、現在放送中の映像の一部に画像情報を表示するようにしてもよい。
【0253】
一方、抽出した各チャネルの素材IDに係る番組情報に「選局画面情報」が含まれていれば(S1102)、抽出した各チャネルの素材IDに係る番組情報に含まれる番組ロゴマーク等の画像情報を記録部611から取り出し(S1103)、当該「選局画面情報」の情報に従って、図29(4)〜(6)に示すように、取り出した画像情報をテレビ受像機100に表示する(S1103)。例えば、「選局画面情報」の情報に「4倍・左上」が付与されている素材IDに係る画像情報を表示する場合には、図29(4)の画面左上に示す「○テレ」のように、「○テレ」に係る画像を通常の4倍の大きさで画面左上に表示する。この場合に、「選局画面情報」が含まれていない番組情報に係る番組ロゴマーク等の画像情報を、図29(4)に示すように、「選局画面情報」が含まれる画像に比べ小さく、通常の順番または指示された順番で表示する。また、図36(1)に示すように、「選局画面情報」の情報に従って、一の放送局に係る所定時間(例えば、24時間)の番組情報に含まれる番組ロゴマーク等の画像情報のうちの特定のものを円上に配置するようにしてもよく、図36(2)に示すように、横軸をチャネル軸とし、縦軸を時間軸として、「選局画面情報」の情報に従って、所定のチャネルに係る画像を画面の真ん中に配置するようにしてもよい。また、「選局画面情報」の情報に基づく他の表示形態を実行するようにしてもよい。なお、操作部610またはリモコン620の表示部に上記取り出した画像情報を表示するようにしてもよい。
【0254】
続いて、選局画面表示をOFFする指示がされたか否かを判断し(S1107)、OFFの指示がされれば、動作を終了する。一方、OFFの指示がされなければ、S1101〜S1106の動作を繰り返し実行する。
【0255】
このように、選局画面表示制御動作を実行することによって、従来行われていたチャネル番号順の表示や視聴者の好みに応じた表示ではなく、放送局側の情報に基づいて、視聴者側の画面上の表示を制御することができる。例えば、放送局が新番組を放送する場合、その番組の番組ロゴマークや出演者等の写真等を、真ん中または左上の目立つ位置に、他の放送局の表示よりも、大きく表示することができる。このため、この表示を見た視聴者に当該新番組を視覚的に容易に認識されるようにすることができるので、当該新番組の視聴欲求を効率的に高め、当該新番組の視聴に結びつけることができる。また、商品等の広告をする場合や、番組宣伝をする場合等も上記と同様に、CMや番宣を視覚的に容易に認識されやすいようにすることができるので、広告及び宣伝の効果を高めることができる。
【0256】
なお、この動作を視聴者に利用してもらえるようにするために、放送局が番組情報の配信を無料で行うこと等が考えられる。また、第2の実施の形態における携帯電話200に、上記選局画面情報を適用することができる。
【0257】
図30は、番組情報提供システム5における番組録画動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において視聴者の操作によって録画が指示された場合と、録画予約がされたテレビ番組を録画する場合とを示す録画動作である。たとえば、平成16年2月19日の19時00分〜20時00分に放送される『○○ニュース』を録画する場合について説明する。
【0258】
リモコン620からの操作によって現在放送中のテレビ放送の録画が指示されたか否かを判断し(S1201)、現在放送中のテレビ放送の録画が指示されなければ、RAM606bに格納されている録画予約情報に基づいて、『○○ニュース』の放送開始時刻(平成16年2月19日の19時00分)になったか否かを判断する(S1202)。
【0259】
現在放送中のテレビ放送について、録画の指示がなく(S1201)、録画予約の放送開始時刻に達していない場合(S1202)には、録画指示または放送開始時刻まで待機する。
【0260】
リモコン620からの操作によって現在放送中のテレビ放送の録画が指示された場合(S1201)、または、『○○ニュース』の放送開始時刻になった場合(S1202)、現在時刻と録画を指示されたテレビ放送のチャネル(録画予約に係るチャネル)に係るチャネル情報とに基づいて、記録部611に格納されている番組情報から、現在時刻と当該チャネル情報とに係る素材IDを抽出する(S1203)。
【0261】
続いて、放送局500から受信した放送情報と、抽出した素材IDに関連付けて記録部611に格納されている番組情報に含まれる各種情報とを対応させ、記録部611に記録する(S1204)。各種情報は、例えば、図27に示すように、素材ID、CMスキップNG情報、映像内容ID、差替え用ID、視聴有効期間情報である。
【0262】
リモコン620からの操作によって録画の終了が指示されたか否かを判断し(S1205)、録画の終了が指示されなければ、RAM606bに格納されている録画予約情報に基づいて、『○○ニュース』の放送終了時刻(平成16年2月19日の20時00分)になったか否かを判断する(S1206)。
【0263】
リモコン620からの操作によって録画の終了が指示されず(S1205)、また、『○○ニュース』の放送終了時刻に達していなければ(S1206)、S1203、S1204の動作を繰り返す。
【0264】
リモコン620からの操作によって録画の終了が指示された場合(S1205)、または、『○○ニュース』の放送終了時刻に達した場合には(S1206)、録画動作を終了する。
【0265】
図31は、番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において録画した放送情報を再生中にCM等のスキップが指示された場合の動作である。たとえば、平成16年2月19日の19時00分〜20時00分に放送された『○○ニュース』を録画し、この『○○ニュース』を再生している場合について説明する。
【0266】
リモコン620からHDDレコーダ600に録画された『○○ニュース』の視聴が指示されると(S1301)、記録部611に記録されている『○○ニュース』を『○○ニュース』の番組IDに基づいて検索し、検索した『○○ニュース』を再生し、テレビ受像機100に表示させる(S1302)。『○○ニュース』がテレビ受像機100で表示されている場合に、リモコン620のスキップ指示キーが押下されたか否かを監視し(S1303)、リモコン620のスキップ指示キーが押下されると、この押下の際に再生されていた放送情報に対応して記録部611に記録されているCMスキップNG情報を参照する(S1304)。
【0267】
当該CMスキップNG情報に「NG」が付与されていれば(S1304)、リモコン620の表示部に「操作は無効です(このシーンは、スキップできません)」を表示し、この「NG」が格納されている放送素材に係る放送情報の再生のスキップを実施せずに、当該再生を継続する(S1305)。上記スキップができない旨の通知をテレビ受像機100に表示するようにしてもよい。一方、CMスキップNG情報に「OK」が付与されていれば、この「OK」が格納されている放送素材に係る放送情報の再生をスキップする(S1306)。なお、スキップする代わりに当該放送情報を早送り再生するようにしてもよい。
【0268】
具体的には、再生を開始すると(S1302)、図6(2)に示すように、2分間「タイトル」が表示された後に、「CM1(『○○携帯会社』のCM)」が表示される。「CM1」が表示されている場合に、視聴者が「CM1」をスキップ(早送り)したい場合、リモコン620のスキップ指示キーを押下する(S1303)。この場合に、「CM1」のCMスキップNG情報には「NG」が付与されているので(S1304)、リモコン620の表示部に「操作は無効です(このシーンは、スキップできません)」が表示され、「CM1」をスキップすることができない(S1305)。
【0269】
一方、「CM1」の直後に再生される「番宣A」が表示されている場合に、視聴者が「番宣A」をスキップ(早送り)したい場合、リモコン620のスキップ指示キーを押下する(S1303)。この場合に、「番宣A」のCMスキップNG情報には「OK」が付与されているので(S1304)、「CM2」がスキップされ(S1306)、次の放送素材に係る「本編1」が表示される。
【0270】
続いて、再生の終了が指示されたか否かを判断し(S1307)、再生の終了が指示されると、再生動作を終了する。一方、再生の終了が指示されなければ、再生動作を継続する(S1303〜S1306)。
【0271】
なお、CMスキップNG情報に「NG」が付与された放送素材に係る放送情報を表示中に、スキップ指示キーが押下された場合において、この操作を無効とする代わりに、当該放送素材に係る放送情報の再生をスキップすると共に、当該放送素材に係る放送情報をRAM606bに取り込み、取り込んだ放送情報をテレビ受像機100で再生中の映像の一部に表示させるようにしてもよい。または、当該放送素材に係る番組情報に含まれる各種画像情報を記録部611から取り出し、取り出した各種画像情報を所定時間、再生中の映像の一部に表示させるようにしてもよい。
【0272】
このように、所定の放送情報について再生中のスキップを無効(映像の一部に表示、関連画像を表示等)とすることによって、録画された放送情報を再生中に、CMや番組宣伝等に関する情報を視聴者に確実に視聴させることができる。つまり、大容量の録画再生装置が存在し、録画された放送情報を視聴する時間が増加しつつある現在において、放送時間帯に視聴された場合と同様に、CMや番組宣伝等に関する情報を多数の視聴者に確実に視聴させることができ、宣伝効率を高めることができる。
【0273】
図32は、番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において視聴有効期間が経過したCM等の放送情報を再生中にスキップする動作である。たとえば、平成16年2月19日の19時00分〜20時00分に放送された『○○ニュース』を録画し、この『○○ニュース』を平成16年10月6日に再生する場合について説明する。
【0274】
S1301、S1302の動作は、上記で示した動作と同様である。HDDレコーダ600に録画されている『○○ニュース』がテレビ受像機100で表示されている場合に、再生中の放送情報に対応して記録部611に記録されている視聴有効期間情報を参照し、再生中の放送情報について視聴有効期間が経過したか否かを判断する(S1311)。具体的には、「20041006(再生日時)」よりも小さい数値が視聴有効期間情報に付与されていれば、視聴有効期間が経過したと判断し、「20041006」以上の数値が視聴有効期間情報に付与されていれば、視聴有効期間内であると判断する。例えば、「CM1」には「20040330」が付与されているので、視聴有効期間が経過したと判断する。
【0275】
視聴有効期間が経過していれば(S1311)、視聴有効期間が経過した放送素材に係る放送情報をスキップする(S1312)。一方、視聴有効期間が経過していなければ(S1311)、放送情報の再生を継続する(S1313)。例えば、「本編1」には、視聴有効期間情報が付与されていないで、放送情報の再生を継続する。
【0276】
続いて、再生の終了が指示されたか否かを判断し(S1314)、再生の終了が指示されると、再生動作を終了する。一方、再生の終了が指示されなければ、再生動作を継続する(S1311〜S1313)。
【0277】
なお、S1311において、現在再生中の放送情報に係る放送素材の直前の放送素材に係る放送情報について視聴有効期間の経過の有無を判断し、S1311〜S1313の動作をするようにしてもよい。また、S1311の前に、現在再生中の放送情報が、CMまたは番組宣伝に係る放送情報であるか否かを素材IDに基づいて判断し、現在再生中の放送情報がCMまたは番組宣伝に係る場合に、S1311〜S1313の動作をするようにしてもよい。
【0278】
このように、視聴有効期間が経過した放送情報を再生中にスキップすることによって、販売期間限定の商品に係るCMを放送し、この商品の販売期間が終了した場合や、番組宣伝に係る放送番組が終了した場合等において、視聴者に余分な情報を与えず、視聴者に視聴してもらいたい情報のみを視聴させることができるので、広告及び宣伝の効率を高めることができる。
【0279】
図33は、番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において視聴有効期間が経過したCM等の放送情報を再生中に他の放送情報と差替える動作である。たとえば、平成16年2月19日の19時00分〜20時00分に放送された『○○ニュース』を録画し、この『○○ニュース』を平成16年10月6日に再生する場合について説明する。
【0280】
視聴有効期間が経過した放送情報と差替えるための情報(差替え情報)を、リアルタイム番組情報サーバ1300からHDDレコーダ600に定期的または不定期に配信される。HDDレコーダ600が配信された差替え情報を受信すると、受信した差替え情報を記録部611に格納する。なお、差替え情報には、差替えの対象となる放送情報と同じ差替え用IDが付与されている。また、差替え情報に視聴有効期間情報を付与し、視聴有効期間が経過した差替え情報をHDDレコーダ600が順次消去するようにしてもよい。なお、所定の放送局からHDDレコーダ600に送信される映像信号及び音声信号に差替え情報に係る信号を重畳させ、この所定の放送局からHDDレコーダ600に差替え情報を定期的または不定期に配信するようにしてもよい。
【0281】
S1301、S1302、S1311の動作は、上記で示した動作と同様である。HDDレコーダ600に録画されている『○○ニュース』の再生がテレビ受像機100で表示されている場合に、再生中の放送情報の視聴有効期間が経過したか否かを判断し(S1311)、視聴有効期間が経過していれば、視聴有効期間が経過した放送情報に付与された差替え用IDと同一の差替え用IDが付与された差替え情報を、記録部611から検索する(S1321)。例えば、図27に示すように、「CM1」には「20040330」が付与されているので、視聴有効期間が経過したと判断し、「CM1」に付与された差替え用ID「KS005」と同一の差替え用ID「KS005」が付与された差替え情報を、記録部611から検索する。
【0282】
続いて、視聴有効期間が経過した放送情報を再生する代わりに、検索した差替え情報を出力し、テレビ受像機100で表示する(S1322)。一方、視聴有効期間が経過していなければ(S1311)、放送情報の再生を継続する(S1323)。なお、視聴有効期間が経過しているが、記録部611に差替え情報が存在しない場合には、当該放送情報をスキップするか、またはそのまま再生する。
【0283】
続いて、再生の終了が指示されたか否かを判断し(S1324)、再生の終了が指示されると、再生動作を終了する。一方、再生の終了が指示されなければ、再生動作を継続する(S1311、S1321〜S1323)。
【0284】
なお、S1311において、現在再生中の放送情報に係る放送素材の直前の放送素材に係る放送情報について視聴有効期間の経過の有無を判断し、S1321〜S1323の動作をするようにしてもよい。また、S1311の前に、現在再生中の放送情報が、CMまたは番組宣伝に係る放送情報であるか否かを素材IDに基づいて判断し、現在再生中の放送情報がCMまたは番組宣伝に係る場合に、S1311、S1321〜S1323の動作をするようにしてもよい。
【0285】
また、現在再生中の放送情報が、CMまたは番組宣伝に係る放送情報であるか否かを素材IDに基づいて判断し、現在再生中の放送情報がCMまたは番組宣伝に係る場合に、当該放送情報に対応させて視聴済フラグを記録部611に記録する。そして、放送情報を再生する場合に、S1311において、現在再生中の放送情報について視聴済フラグの有無を判断し、視聴済フラグの有無に基づいて、S1321〜S1323の動作をするようにしてもよい。つまり、2回目以降に放送情報を再生する場合には、当該放送情報に視聴済フラグがあるので、当該放送情報の代わりに、差替え情報を出力する。
【0286】
このようにすることによって、同一の放送番組について再生を2回以上繰り返す場合に、再生毎に同一の放送枠において異なるCMや番組宣伝等を視聴者に提供することができるので、CM等に対する視聴者の関心を高めることができる。つまり、広告及び宣伝の効率を高めることができる。また、視聴済フラグの代わりに、録画された放送情報に再生回数の情報(2回再生、3回再生等)を付与し、再生した回数に応じて、CM等の内容を詳細にした差替え情報を出力するようにしてもよい。つまり、広告主が再生枠の権利を取得し、この再生枠を有効に活用することができる。
【0287】
また、差替え情報が番組宣伝に係る差替え情報である場合、差替え情報に係る放送番組のチャネルと放送開始日時と放送終了日時との録画予約情報を当該差替え情報に含め、第4の実施の形態で示した予約録画動作を再生中に実行するようにしてもよい。また、差替え情報に係る放送番組に関連する各種画像情報を当該差替え情報に含め、再生中に番組情報取得キーが押下された場合に、これらの情報を表示させるようにしてもよい。また、差替え情報が番組宣伝以外の放送素材に係る場合についても、差替え情報に係る各種情報を取得できるようにしてもよい。
【0288】
このように、視聴有効期間が経過した放送情報を再生中に差替え情報に差替えることによって、例えば、販売期間限定の商品に係るCMを放送し、この商品の販売期間が終了した場合において、同じ広告主の最新の商品のCMを視聴者に提供することができる。また、番組宣伝に係る放送番組が終了した場合において、同じ放送番組の最新情報を視聴者に提供することができる。つまり、提供する側にとっては、宣伝及び広告の機会が増加し、宣伝及び広告の効率をさらに高めることができる。また、視聴者側にとっては、録画再生中に最新情報を常に受けることができるので、効率がよい。
【0289】
図34(1)は、番組情報提供システム5における録画動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において、視聴者が所望する特定シーン、出演者、内容、撮影場所等に基づいて、これらに関連する各放送素材に係る放送情報を録画する動作である。
【0290】
俳優「○田○男」に係る映像内容IDを「MD01」とし、「○田○男」は、図6に示す「本編1」と「CM1」と「番宣A」に出演するとする。なお、放送素材には、放送素材に関連する、特定シーン、出演者、内容、撮影場所等に係る映像内容IDが多数付与される。特定シーンは、ドラマ等における「感動シーン」や「出演者の登場シーン」、「お笑いシーン」であり、出演者は、ニュース番組、バラエティー番組、ドラマ、CM等に出演する者であり、内容は、「野球」、「英会話」、「料理」等の放送番組の内容を示し、撮影場所は、「渋谷」、「銀座」等の放送番組が撮影される場所を示す。映像内容IDは、これらの各要素に対応付けられ、各要素を識別する識別情報である。
【0291】
また、HDDレコーダ600の記録部611には、特定シーン、出演者、内容、撮影場所等のキーワードと、映像内容IDとが対応付けて格納されている。これらの情報を、リアルタイム番組情報サーバ1300からHDDレコーダ600に定期的または不定期に配信するようにしてもよく、変更または追加に係る情報のみを配信していくようにしてもよい。
【0292】
リモコン620で映像内容選択キーが押下されると(S1401)、HDDレコーダ600の記録部611に格納されている、特定シーン、出演者、内容、撮影場所等のキーワードをテレビ受像機100に表示する(S1402)。この場合に、カテゴリー毎に表示するようにしてもよく、選択された頻度に応じて頻度の高いキーワードから順番に表示するようにしてもよい。また、操作部610またはリモコン620からの操作に応じて表示を切り替える。例えば、出演者のカテゴリーに、俳優「○田○男」、俳優「×川×一」、キャスター「○山○二」、野球選手「×谷×三」等を表示する。リモコン620の操作部を操作し、テレビ受像機100に表示された出演者の中から、例えば、俳優「○田○男」を選択し、決定する(S1403)。なお、操作部610またはリモコン620からキーワードを入力し、このキーワードに基づいて決定するようにしてもよい。
【0293】
続いて、決定した「○田○男」に関連付けて記録部611に格納されている映像内容IDを抽出し、抽出した映像内容IDに基づいて、記録部611に格納されている番組情報の中から、この映像内容IDが付与されている素材IDを抽出し(S1404)、抽出した素材IDに係るチャネルと放送開始日時と放送終了日時とに基づいて録画予約情報を作成し、作成した録画予約情報をRAM606bに格納する(S1405)。続いて、記録部611に格納されている番組情報の中で、「○田○男」に係る映像内容IDが付与されている他の素材IDがあるか否かを判断し(S1406)、「○田○男」に係る映像内容IDが付与されている素材IDがなければ、動作を終了する。「○田○男」に係る映像内容IDが付与されている他の素材IDがあれば(S1406)、S1404、S1405の動作を実行する。つまり、図6に示す「本編1」と「CM1」と「番宣A」に係る放送情報についての録画予約をする。
【0294】
なお、出演者として「○田○男」を選択し、特定シーンとして「感動シーン」を選択する場合のように、複数のキーワードを選択するようにしてもよい(S1403)。この場合には、S1404で、「○田○男」に係る映像内容IDと共に「感動シーン」に係る映像内容IDが付与されている素材IDを抽出する。
このように録画することによって、視聴者の好みに応じた放送情報を素材レベル(番組宣伝、CM等)で録画予約することができる。このため、視聴者が録画を見る可能性を高め、広告及び番組宣伝の効率を飛躍的に高めることができる。
【0295】
図34(2)は、番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において、視聴者が所望する特定シーン、出演者、内容、撮影場所等に基づいて、これらに関連する各放送素材に係る放送情報を再生する動作である。
【0296】
リモコン620の操作部を操作し、テレビ受像機100に表示されたキーワードの中から、所望のキーワードを選択し決定する動作は、上記で示したS1401〜S1403と同様である。
【0297】
続いて、決定した「○田○男」に関連付けて記録部611に格納されている映像内容IDを抽出し、抽出した映像内容IDに基づいて、記録部611に格納されている録画された放送情報の中から、この映像内容IDが対応付けられた放送情報を抽出し(S1414)、抽出した放送情報をテレビ受像機100に表示する(S1415)。続いて、記録部611に格納されている放送情報の中で、「○田○男」に係る映像内容IDが対応付けられた他の放送情報があるか否かを判断し(S1416)、「○田○男」に係る映像内容IDが対応付けられた他の放送情報がなければ、動作を終了する。「○田○男」に係る映像内容IDが対応付けられた他の放送情報があれば(S1416)、S1414、S1415の動作を実行する。
【0298】
なお、出演者として「○田○男」を選択し、特定シーンとして「感動シーン」を選択する場合のように、複数のキーワードを選択するようにしてもよい(S1403)。この場合には、S1414で、「○田○男」に係る映像内容IDと共に「感動シーン」に係る映像内容IDが対応付けられた放送情報を抽出する。
【0299】
このように再生することによって、録画された放送情報のうちから、視聴者の好みに応じた放送情報を素材レベル(番組宣伝、CM等)で再生することができる。このため、視聴者は関心の高い放送情報のみを視聴することができる。また、放送情報に対する視聴者の関心を高めることができるので、広告及び番組宣伝の効率を飛躍的に高めることができる。
【0300】
図35は、番組情報提供システム5における放送情報表示制御動作を示すフローチャートである。
この制御動作は、HDDレコーダ600において、視聴者が所望する特定シーン、出演者、内容、撮影場所等に基づいて、これらに関連する各放送素材に係る放送情報または番組情報を表示する動作である。
【0301】
リモコン620の操作部を操作し、テレビ受像機100に表示されたキーワードの中から、所望のキーワードを選択し、決定する動作は、上記で示したS1401〜S1403と同様である。
【0302】
続いて、決定した「○田○男」に関連付けて記録部611に格納されている映像内容IDを抽出し、抽出した映像内容IDに基づいて、記録部611に格納されている番組情報の中から、この映像内容IDが付与されている素材IDを抽出し(S1424)、抽出した素材IDに係るチャネルと放送開始日時と放送終了日時とに基づいて、抽出した素材IDに係る番組情報に含まれる各種画像をテレビ受像機100に表示させるための表示予約情報を作成し、作成した表示予約情報をRAM606bに格納する(S1425)。続いて、記録部611に格納されている番組情報の中で、「○田○男」に係る映像内容IDが付与されている他の素材IDがあるか否かを判断し(S1426)、「○田○男」に係る映像内容IDが付与されている他の素材IDがあれば(S1426)、S1424〜S1426の動作を実行する。
【0303】
「○田○男」に係る映像内容IDが付与されている素材IDがなければ(S1426)、RAM606bに格納されている表示予約情報に係る放送開始時刻に達したか否かを判断し(S1427)、RAM606bに格納されている表示予約情報に係る放送開始時刻に達していれば、当該表示予約情報に係る番組情報に含まれる各種画像を、記録部611に格納されている番組情報から抽出し(S1428)、抽出した各種画像と共に「現在、○○チャネルで「○田○男」が出演しています」のメッセージをテレビ受像機100に表示されている映像の一部に表示させる(S1429)。続いて、HDDレコーダ600の電源がOFFされたか否かを判断し(S1430)、HDDレコーダ600の電源がOFFされれば動作を終了する。HDDレコーダ600の電源がOFFされなければ(S1430)、S1401〜S1403、S1424〜S1429の動作を繰り返す。
【0304】
なお、RAM606bに格納されている表示予約情報に係る放送開始時刻に達した場合において、S1428、S1429で、各種画像を抽出し、抽出した各種画像とメッセージとをテレビ受像機100に表示させる代わりに、表示予約情報に係るチャネルを使用して、表示予約情報に係る放送情報をテレビ受像機100に表示されている映像の一部または全部に表示させるようにしてもよい。
【0305】
なお、出演者として「○田○男」を選択し、特定シーンとして「感動シーン」を選択する場合のように、複数のキーワードを選択するようにしてもよい(S1403)。この場合には、S1424で、「○田○男」に係る映像内容IDと共に「感動シーン」に係る映像内容IDが付与されている素材IDを抽出する。
【0306】
このように動作を実行することによって、視聴者が視聴しているチャネルに係わらず、視聴者の好みに応じた放送情報に関連する情報を素材レベル(番組宣伝、CM等)で視聴者に提供することができる。このため、視聴者が素材レベル(番組宣伝、CM等)で放送情報を見る可能性を高め、広告及び番組宣伝の効率を飛躍的に高めることができる。
【0307】
なお、所定の放送局からHDDレコーダ600に送信される映像信号及び音声信号に番組情報(差分情報等を含む)に係る信号を重畳させ、この所定の放送局からHDDレコーダ600に番組情報(差分情報等を含む)を定期的または不定期に配信するようにしてもよい。放送局からの放送情報と対応させ、HDDレコーダ600に番組情報(差分情報等を含む)を配信するようにしてもよい。
【0308】
なお、図28に示す各動作、図35に示す各動作について、リアルタイム番組情報サーバ1300との間で通信する通信機能と、番組情報を格納する記憶部とを有するデジタルテレビ受像機等の映像視聴装置に適用することができる。また、各動作を、デジタルテレビのチューナと、リアルタイム番組情報サーバ1300との間で通信する通信機能と、録画機能とを有するパソコン等の情報処理装置に適用することができる。また、上記各実施の形態に係るHDDレコーダ600について、DVDレコーダや、ビデオレコーダ等の他の録画再生装置等の放送受信装置に上記各実施の形態を適用することができる。また、アナログ放送用の放送情報を受信する録画再生装置やテレビ受像機等に上記各動作を適用することができる。
【0309】
また、録画した放送情報を再生する場合に、実際に再生した放送情報に対応して記録部611に記録されている素材IDをHDDレコーダ600がリアルタイム番組情報サーバ1300に順次送信し、当該素材ID(またはHDDレコーダ600のユーザID、再生時刻と共に)に基づいて、リアルタイム番組情報サーバ1300が再生に関する各種情報(再生率データ、再生数等)を集計または作成するようにしてもよい。
【0310】
なお、上記第2、第4、第5の実施の形態において、主記憶部306に格納されている番宣DBとCMDBと番組本編DBとの番組情報のうちから抽出する所定期間内の番組情報として、現在時刻(または、所定時間前)に係る番組情報を抽出し、抽出した番組情報を、一斉同報送信等(放送局からの放送情報と対応させ番組情報を配信等)によって、携帯電話等に配信するようにしてもよい。この場合に、携帯電話等においては、リアルタイム番組情報サーバから受信している番組情報のうちから、チャネルに基づいて、番組情報を抽出する。
【0311】
また、上記各実施の形態をプログラムの発明として把握することができる。つまり、所定のメモリに格納されたプログラムに基づいて、制御部が実行する処理手順が、本発明を構成する。なお、所定の通信回線を介して、装置内にプログラムを取り組み、取り組んだプログラムを制御部が実行する処理手順についても同様である。
【0312】
ところで、最近は、多数のテレビ番組を録画することができるDVDレコーダ、HDDレコーダ等の大容量録画再生装置が存在するので、この録画再生装置を使用して興味を持ったテレビ番組をその都度録画予約する場合が増加しつつある。例えば、録画されたテレビ番組が視聴されている場合、テレビ番組の放送中には、多数の番組宣伝やCM等が含まれているので、テレビ番組の本編のみを視聴するために、視聴者は番組宣伝やCM等を早送りしスキップ再生する場合がある。この場合には、比較的多数の視聴者に番組宣伝やCM等を視聴させることができ、多数の視聴者に興味を持たせることができる状態にあるにもかかわらず、視聴者が実際に番組宣伝やCM等を見ない場合が多く、広告の宣伝効率が悪いという問題がある。
【0313】
また、録画されたテレビ番組が視聴される時期が実際の放送日よりも比較的遅い場合には、テレビ番組の放送中に含まれる番組宣伝やCM等が視聴されたとしても、既に宣伝効果のない場合があり、この場合には、広告の宣伝効率が悪いという問題がある。
【0314】
このように、広告主が広告料を払い、テレビ放送を利用して広告をする場合、比較的多数の視聴者に番組宣伝やCM等を視聴させることができ、多数の視聴者に興味を持たせることができる状態にあるにもかかわらず、視聴者が実際に番組宣伝やCM等を見ない場合が多く、また、時期的に宣伝効果が低い場合があり、広告の宣伝効率が悪いという問題がある。
【0315】
上記各実施の形態によれば、テレビ放送を利用して、番組宣伝やCMをする場合に、番組宣伝やCM等の宣伝効率を飛躍的に高めることができる。
【産業上の利用可能性】
【0316】
本発明の活用例として、テレビ受像機と、PVRと、携帯電話と、リアルタイム番組情報サーバとを有する番組情報提供システムに本発明を適用することができる。
【図面の簡単な説明】
【0317】
【図1】本発明の第1の実施の形態である番組情報提供システム1の構成を示すブロック図である。
【図2】携帯電話200の内部構成を示すブロック図である。
【図3】リアルタイム番組情報サーバ300の内部構成を示すブロック図である。
【図4】リアルタイム番組情報サーバ300の内部構成を機能的に示すブロック図である。
【図5】放送局500からリアルタイム番組情報サーバ300に出力する情報の流れを模式的に示す図である。
【図6】Xチャネルにおける番組枠編成情報351と、Q(Cue)シート編成情報352との一部区間を概略的に示す図である。
【図7】編成情報DB350に格納される情報を概念的に示す図である。
【図8】番組情報DB360に格納される情報を概念的に示す図である。
【図9】主記憶部306に格納される番宣DB310とCMDB320と番組本編DB330とを概念的に示す図である。
【図10】番組情報提供システム1における番組予約動作を示すフローチャートである。
【図11】番組情報提供システム1における番組予約更新動作を示すフローチャートである。
【図12】番組情報提供システム1における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
【図13】番組情報提供システム1における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
【図14】本発明の第2の実施の形態である番組情報提供システム1における番組予約動作を示すフローチャートである。
【図15】携帯電話200の映像出力部608に表示される番組情報の一例を示す図である。
【図16】携帯電話200の映像出力部608に表示される番組情報の一例を示す図である。
【図17】放送されている番組に関するリンクに携帯電話200から接続する場合におけるフローを概略的に示す図である。
【図18】携帯電話200の映像出力部608に表示される番組情報の一例を示す図である。
【図19】携帯電話200の映像出力部608に表示される番組情報の一例を示す図である。
【図20】本発明の第3の実施の形態である番組情報提供システム3の構成を示すブロック図である。
【図21】HDDレコーダ600の内部構成を示すブロック図である。
【図22】番組情報提供システム3における番組予約動作を示すフローチャートである。
【図23】番組情報提供システム3における番組予約更新動作を示すフローチャートである。
【図24】番組情報提供システム3における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
【図25】番組情報提供システム3における予約番組視聴動作を示すフローチャートである。
【図26】本発明の第4の実施の形態である番組情報提供システム3における番組予約動作を示すフローチャートである。
【図27】第5の実施の形態に係るリアルタイム番組情報サーバ1300の主記憶部1306に格納される番宣DB1310とCMDB1320と番組本編DB1330とを概念的に示す図である。
【図28】本発明の第5の実施の形態である番組情報提供システム5における選局画面表示制御動作を示すフローチャートである。
【図29】テレビ受像機100に表示される放送局ロゴマークや現在放送中の番組ロゴマーク、現在放送中の番組内容を示す画像等の表示例を示す図である。
【図30】番組情報提供システム5における番組録画動作を示すフローチャートである。
【図31】番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
【図32】番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
【図33】番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
【図34】番組情報提供システム5における録画再生動作を示すフローチャートである。
【図35】番組情報提供システム5における放送情報表示制御動作を示すフローチャートである。
【図36】テレビ受像機100に表示される放送局ロゴマークや現在放送中の番組ロゴマーク、現在放送中の番組内容を示す画像等の表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0318】
1…番組情報提供システム、
10…移動体通信網、
20…インターネット、
100…テレビ受像機、
110…PVR、
200…携帯電話、
201…アンテナ、
202…移動体通信部、
203…赤外線送信部、
204…無線通信部、
607…制御部、
607a…CPU、
607b…RAM、
607c…ROM、
206…ディスプレイ、
207…スピーカ、
620…入力部、
300…リアルタイム番組情報サーバ、
301…通信部、
302…ハードディスク、
303…制御部、
304…ディスプレイ、
305…入力部、
340…視聴ログDB、
400…電子商取引サーバ、
500…放送局。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報を通信装置から受信する手段と、
現在時刻に基づいて、現在時刻と前記受信したチャネル情報とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記チャネル情報を送信した通信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段と、
を有することを特徴とする番組情報サーバ。
【請求項2】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報とを、前記放送受信装置から受信する手段と、
前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段と、
を有することを特徴とする番組情報サーバ。
【請求項3】
複数の放送局から入力した放送に関する各種情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、
放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報とを、前記放送受信装置から受信する手段と、
前記選択された番組編成パターンに係る放送素材であって前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段と、
を有することを特徴とする番組情報サーバ。
【請求項4】
複数の放送局から入力した放送に関する各種情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を構成する番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、
放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報と、前記放送受信装置の識別情報と、前記放送受信装置の位置情報とを、前記放送受信装置から受信する手段と、
前記受信したチャネル情報と放送受信装置の位置情報とに係る放送局を特定し、前記選択された番組編成パターンに係る放送素材であって前記特定した放送局と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段と、
を有することを特徴とする番組情報サーバ。
【請求項5】
前記放送受信装置は、放送局から送信された放送情報を録画する録画再生装置であり、
前記放送素材が番組宣伝に係る場合、当該番組宣伝に係る放送番組についてのチャネル情報及び放送開始日時及び放送終了日時が当該放送素材に関連付けられ、当該放送素材に係る番組情報は、当該放送番組に係るチャネル情報と放送開始日時と放送終了日時とを含み、
前記抽出した番組情報が番組宣伝に係る場合、当該番組情報に基づいて、当該番組情報に係る放送番組を前記放送受信装置に録画予約させる情報である録画予約情報を作成する手段と、
前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記作成された録画予約情報を送信する手段と、
を有することを特徴とする請求項2〜請求項4のいずれか1項に記載の番組情報サーバ。
【請求項6】
前記抽出した番組情報が番組宣伝に係る場合に、当該番組情報に係る放送素材を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶されている放送素材に基づいて、録画予約に関する情報を作成する手段と、
を有することを特徴とする請求項2〜請求項5のいずれか1項に記載の番組情報サーバ。
【請求項7】
複数の放送局から入力した放送に関する各種情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、
前記選択された番組編成パターンに係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を放送受信装置に送信する手段と、
前記データベースに格納されている情報の更新の有無を監視する手段と、
前記データベースに格納されている情報の更新があれば、更新後の情報を前記データベースから取得し、取得した情報の中から更新された部分に係る情報である差分情報のみを抽出する手段と、
前記抽出した差分情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有することを特徴とする番組情報サーバ。
【請求項8】
前記編成情報に係る放送素材のうちの1又は2以上の放送素材に、当該放送素材に係る素材枠時間の変更が可能であることを示すアンタイム情報が付与され、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記アンタイム情報が付与された放送素材に係る素材枠時間を変更することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の番組情報サーバ。
【請求項9】
前記放送受信装置は、映像視聴装置であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の番組情報サーバ。
【請求項10】
放送に関する各種情報を複数の放送局から入力する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記複数の放送局から入力した情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、
前記放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報とを、前記放送受信装置から受信する手段と、
前記選択された番組編成パターンに係る放送素材であって前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択手段と、
前記所定情報の取得を指示する番組情報取得指示手段と、
前記番組情報取得指示手段によって所定情報の取得が指示されると、前記番組情報取得要求情報と共に、当該取得の指示の際に出力されていた放送情報に係るチャネル情報を、前記番組情報サーバに送信する手段と、
前記送信した番組情報取得要求情報に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を出力する番組情報出力手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項11】
前記放送素材が番組宣伝に係る場合、当該番組宣伝に係る放送番組についてのチャネル情報及び放送開始日時が当該放送素材に関連付けられ、当該放送素材に係る番組情報は、当該放送番組に係るチャネル情報と放送開始日時とを含み、
前記放送受信装置は、
前記受信した番組情報が番組宣伝に係る場合、当該番組情報に係る放送番組の放送開始日時または放送開始日時の所定時間前になった旨を通知する第1の通知手段と、
前記第1の通知手段によって通知がされている番組情報に係る放送番組の視聴を指示する第1の視聴指示手段と、
前記第1の通知手段によって通知がされている場合に、前記第1の視聴指示手段によって視聴を指示されると、前記通知されている番組情報に係るチャネルを選択する手段と、
を有することを特徴とする請求項10に記載の番組情報提供システム。
【請求項12】
前記放送素材が番組宣伝に係る場合、当該番組宣伝に係る放送番組についてのチャネル情報及び放送開始日時及び放送終了日時が当該放送素材に関連付けられ、当該放送素材に係る番組情報は、当該放送番組に係るチャネル情報と放送開始日時と放送終了日時とを含み、
前記放送受信装置は、放送局から送信された放送情報を録画する録画再生装置であり、前記受信した番組情報が番組宣伝に係る場合、当該番組情報に基づいて、当該番組情報に係る放送番組の録画予約を設定する手段を有することを特徴とする請求項10または請求項11に記載の番組情報提供システム。
【請求項13】
前記番組情報サーバは、
前記放送受信装置に送信した番組情報と当該放送受信装置の識別情報とを関連付けて記憶するサーバ記憶部と、
前記データベースに格納されている情報の更新の有無を監視する手段と、
前記データベースに格納されている情報の更新があれば、更新後の情報を前記データベースから取得し、取得した情報の中から更新された部分に係る情報である差分情報のみを抽出する手段と、
前記抽出した差分情報に係る放送番組についての番組宣伝に係る番組情報に関連付けて前記サーバ記憶部に記憶されている放送受信装置に、当該差分情報を送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記番組情報サーバから受信した番組情報を記憶する記憶部と、
前記差分情報を受信する手段と、
前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記受信した差分情報に係る番組情報を更新する手段と、
前記受信した差分情報に係る番組情報を更新した旨を表示する手段と、
を有することを特徴とする請求項10〜12のいずれか1項に記載の番組情報提供システム。
【請求項14】
前記番組情報サーバは、
前記放送受信装置に送信した番組情報と当該放送受信装置の識別情報とを関連付けて記憶するサーバ記憶部と、
前記データベースに格納されている情報の更新の有無を監視する手段と、
前記データベースに格納されている情報の更新があれば、更新後の情報を前記データベースから取得し、取得した情報の中から更新された部分に係る情報である差分情報のみを抽出する手段と、
前記抽出した差分情報に係る放送番組についての番組宣伝に係る番組情報に関連付けて前記サーバ記憶部に記憶されている放送受信装置に、当該差分情報を送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記番組情報サーバから受信した番組情報を記憶する記憶部と、
前記差分情報を受信する手段と、
前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記受信した差分情報に係る番組情報を更新する手段と、
前記更新した番組情報に基づいて、当該番組情報の番組宣伝に係る放送番組の録画予約を設定する手段と、
を有することを特徴とする請求項12に記載の番組情報提供システム。
【請求項15】
前記放送受信装置は、
前記受信した番組情報が番組宣伝に係る場合において、当該番組情報に係る放送番組の放送終了時刻から所定時間経過後、または、1日のうちの所定の時刻になった場合に、当該放送番組が録画されている旨を通知する第2の通知手段と、
前記第2の通知手段によって通知がされている放送番組の視聴を指示する第2の視聴指示手段と、
前記第2の通知手段によって通知されている場合に、前記第2の視聴指示手段によって視聴を指示されると、前記通知されている放送番組を再生する手段と、
を有することを特徴とする請求項12に記載の番組情報提供システム。
【請求項16】
放送に関する各種情報を複数の放送局から入力する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記複数の放送局から入力した情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、
前記選択された番組編成パターンに係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、
放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択手段と、
現在出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を指示する番組情報取得指示手段と、
前記番組情報取得指示手段によって所定情報の取得が指示されると、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された時刻と前記指示された際に出力されていた放送情報に係るチャネルとに係る番組情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を出力する番組情報出力手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項17】
放送に関する各種情報を複数の放送局から入力する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記複数の放送局から入力した情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって放送内容に関する各種画像情報と前記放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報とを含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースと、
前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択する手段と、
前記選択された番組編成パターンに係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、
現在時刻に基づいて、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記現在時刻に係る番組情報に含まれる少なくとも一の画像情報を放送局毎に抽出する抽出手段と、
前記放送局毎に抽出した画像情報を表示部に出力する手段と、
前記表示部に表示されている放送局毎の画像情報のうちから、少なくとも一の画像情報を選択する手段と、
前記選択された画像情報に係る番組情報に含まれるチャネル情報に係る放送情報を出力すると共に、前記表示部に表示されている画像情報とは異なる画像情報であって当該番組情報に含まれる各種画像情報のうちの少なくとも一の画像情報を前記表示部に出力する手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項18】
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている情報の更新の有無を監視する手段と、
前記データベースに格納されている情報の更新があれば、更新後の情報を前記データベースから取得し、取得した情報の中から更新された部分に係る情報である差分情報のみを抽出する手段と、
前記抽出した差分情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記差分情報を受信する手段と、
前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記受信した差分情報に係る番組情報を更新する手段と、
を有することを特徴とする請求項16または請求項17に記載の番組情報提供システム。
【請求項19】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、
現在時刻に基づいて、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記現在時刻に係る番組情報に含まれる少なくとも一の画像情報を放送局毎に抽出する抽出手段と、
前記放送局毎に抽出した画像情報を表示部に出力する出力部と、
現在時刻に基づいて抽出される番組情報に、前記表示部に表示する画像情報の表示に関する情報である選局画面情報が含まれているか否かを判断する手段と、
前記抽出された番組情報に選局画面情報が含まれていれば、当該選局画面情報に基づいて、前記放送局毎に抽出した画像情報であって当該選局画面情報に係る番組情報に含まれる画像情報を前記表示部に出力する選局画面表示制御手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項20】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、スキップ情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれるスキップ情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報のうちの所定部分のスキップを指示するスキップ指示手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報の再生中にスキップが指示された場合、当該スキップが指示された放送情報に対応して記録されているスキップ情報にスキップ禁止情報が含まれているか否かを判断する手段と、
当該スキップが指示された放送情報に対応して記録されているスキップ情報にスキップ禁止情報が含まれていれば、当該スキップが指示された放送情報のスキップを無効とする手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項21】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、視聴有効期間情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる視聴有効期間情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過したか否かを判断する手段と、
当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過していれば、当該視聴有効期間が経過した放送情報をスキップする手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項22】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、視聴有効期間情報と差替え用識別情報とを含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
所定の差替え用識別情報が付与された差替え情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
前記差替え情報を受信する手段と、
前記受信した差替え情報を記憶する差替え情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる視聴有効期間情報及び差替え用識別情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過したか否かを判断する手段と、
当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過していれば、当該視聴有効期間が経過した放送情報に対応して記録されている差替え用識別情報と同一の差替え用識別情報が付与された差替え情報を前記差替え情報記憶部から抽出する手段と、
前記視聴有効期間が経過した放送情報の代わりに、前記抽出した差替え情報を出力する手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項23】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送情報に関連する所望の映像内容の録画を指示する手段と、
前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報を含む番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に係る放送情報の録画予約を設定する手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項24】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる映像内容識別情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
放送情報に関連する所望の映像内容の再生を指示する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、前記放送情報記録部に記録されている放送情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報に対応して記録されている放送情報を抽出し、当該抽出した放送情報を再生する手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項25】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムであって、
前記番組情報サーバは、
前記データベースに格納されている編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を前記放送受信装置に送信する手段と、
を有し、前記放送受信装置は、
前記抽出した番組情報を受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送情報に関連する所望の映像内容の視聴を指示する手段と、
前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報を含む番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に係る放送情報の表示予約を設定する手段と、
前記設定された表示予約に係る放送情報の放送開始日時になった場合に、当該表示予約に係る放送情報の放送開始日時になった旨を通知する手段と、
を有することを特徴とする番組情報提供システム。
【請求項26】
複数の放送局から入力した放送に関する各種情報に基づいて放送局毎に複数作成されリアルタイムで更新される番組編成パターンであって、放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を含む番組編成パターンを格納し、前記複数の放送局から入力した情報であって前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバと、放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置とを有する番組情報提供システムにおける番組情報提供方法であって、
前記番組情報サーバが、前記入力した放送局からの情報に基づいて、前記データベースに格納されている複数の番組編成パターンの中から放送局毎に一の番組編成パターンを選択するステップと、
前記放送受信装置が、放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択ステップと、
前記放送受信装置が、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を指示する番組情報取得指示ステップと、
前記放送受信装置が、前記番組情報取得指示ステップで所定情報の取得が指示されると、前記所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報と共に、当該取得の指示の際に出力されていた放送情報に係るチャネル情報を、前記番組情報サーバに送信するステップと、
前記番組情報サーバが、前記チャネル情報と前記番組情報取得要求情報とを前記放送受信装置から受信するステップと、
前記番組情報サーバが、前記選択された番組編成パターンに係る放送素材であって前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出ステップと、
前記番組情報サーバが、前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信するステップと、
前記放送受信装置が、前記送信した番組情報取得要求情報に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信するステップと、
前記放送受信装置が、前記受信した番組情報を出力する番組情報出力ステップと、
を有することを特徴とする番組情報提供方法。
【請求項27】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバのコンピュータに実行させるプログラムであって、
放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報を通信装置から受信する手順と、
現在時刻に基づいて、現在時刻と前記受信したチャネル情報とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手順と、
前記チャネル情報を送信した通信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項28】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバのコンピュータに実行させるプログラムであって、
放送局から送信された放送情報を出力する放送受信装置のチャネル選択に係るチャネル情報と、前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報とを、前記放送受信装置から受信する手順と、
前記受信したチャネル情報と前記受信した時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記データベースから抽出する抽出手順と、
前記番組情報取得要求情報を送信した放送受信装置に、前記抽出した番組情報を送信する手順と、
をコンピュータに実行させるプログラム。
【請求項29】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択手段と、
前記放送受信装置で出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を指示する番組情報取得指示手段と、
前記番組情報取得指示手段によって所定情報の取得が指示されると、前記所定情報の取得を要求する番組情報取得要求情報と共に、当該取得の指示の際に出力されていた放送情報に係るチャネル情報を、前記番組情報サーバに送信する手段と、
前記送信したチャネル情報と当該チャネル情報の受信時刻とに係る放送素材に関連付けて前記データベースに格納されている番組情報を、前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を出力する番組情報出力手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項30】
前記放送素材が番組宣伝に係る場合、当該番組宣伝に係る放送番組についてのチャネル情報及び放送開始日時が当該放送素材に関連付けられ、当該放送素材に係る番組情報は、当該放送番組に係るチャネル情報と放送開始日時とを含み、
前記受信した番組情報が番組宣伝に係る場合、当該番組情報に係る放送番組の放送開始日時または放送開始日時の所定時間前になった旨を通知する第1の通知手段と、
前記第1の通知手段によって通知がされている番組情報に係る放送番組の視聴を指示する第1の視聴指示手段と、
前記第1の通知手段によって通知がされている場合に、前記第1の視聴指示手段によって視聴を指示されると、前記通知されている番組情報に係るチャネルを選択する手段と、
を有することを特徴とする請求項29に記載の放送受信装置。
【請求項31】
前記放送素材が番組宣伝に係る場合、当該番組宣伝に係る放送番組についてのチャネル情報及び放送開始日時及び放送終了日時が当該放送素材に関連付けられ、当該放送素材に係る番組情報は、当該放送番組に係るチャネル情報と放送開始日時と放送終了日時とを含み、
放送局から送信された放送情報を録画する録画再生装置であり、前記受信した番組情報が番組宣伝に係る場合、当該番組情報に基づいて、当該番組情報に係る放送番組の録画予約を設定する手段を有することを特徴とする請求項29または請求項30に記載の放送受信装置。
【請求項32】
前記受信した番組情報が番組宣伝に係る場合において、当該番組情報に係る放送番組の放送終了時刻から所定時間経過後、または、1日のうちの所定の時刻になった場合に、当該放送番組が録画されている旨を通知する第2の通知手段と、
前記第2の通知手段によって通知がされている放送番組の視聴を指示する第2の視聴指示手段と、
前記第2の通知手段によって通知されている場合に、前記第2の視聴指示手段によって視聴を指示されると、前記通知されている放送番組を再生する手段と、
を有することを特徴とする請求項31に記載の放送受信装置。
【請求項33】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、
放送局から送信された放送情報に係るチャネルを選択するチャネル選択手段と、
現在出力されている放送情報に関する所定の情報である所定情報の取得を指示する番組情報取得指示手段と、
前記番組情報取得指示手段によって所定情報の取得が指示されると、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指示された時刻と前記指示された際に出力されていた放送情報に係るチャネルとに係る番組情報を抽出する抽出手段と、
前記抽出した番組情報を出力する出力手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項34】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、
現在時刻に基づいて、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記現在時刻に係る番組情報に含まれる少なくとも一の画像情報を放送局毎に抽出する抽出手段と、
前記放送局毎に抽出した画像情報を表示部に出力する出力部と、
前記表示部に表示されている放送局毎の画像情報のうちから、少なくとも一の画像情報を選択する手段と、
前記選択された画像情報に係る番組情報に含まれるチャネル情報に係る放送情報を出力すると共に、前記表示部に表示されている画像情報とは異なる画像情報であって当該番組情報に含まれる各種画像情報のうちの少なくとも一の画像情報を前記表示部に出力する手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項35】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する記憶部と、
現在時刻に基づいて、前記記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記現在時刻に係る番組情報に含まれる少なくとも一の画像情報を放送局毎に抽出する抽出手段と、
前記放送局毎に抽出した画像情報を表示部に出力する出力部と、
現在時刻に基づいて抽出される番組情報に、前記表示部に表示する画像情報の表示に関する情報である選局画面情報が含まれているか否かを判断する手段と、
前記抽出された番組情報に選局画面情報が含まれていれば、当該選局画面情報に基づいて、前記放送局毎に抽出した画像情報であって当該選局画面情報に係る番組情報に含まれる画像情報を前記表示部に出力する選局画面表示制御手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項36】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、スキップ情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれるスキップ情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報のうちの所定部分のスキップを指示するスキップ指示手段と、
前記記録部に記録された放送情報の再生中にスキップが指示された場合、当該スキップが指示された放送情報に対応して記録されているスキップ情報にスキップ禁止情報が含まれているか否かを判断する手段と、
当該スキップが指示された放送情報に対応して記録されているスキップ情報にスキップ禁止情報が含まれていれば、当該スキップが指示された放送情報のスキップを無効とする手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項37】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、視聴有効期間情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる視聴有効期間情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過したか否かを判断する手段と、
当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過していれば、当該視聴有効期間が経過した放送情報をスキップする手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項38】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、視聴有効期間情報と差替え用識別情報とを含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバとの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
所定の差替え用識別情報が付与された差替え情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した差替え情報を記憶する差替え情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる視聴有効期間情報及び差替え用識別情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過したか否かを判断する手段と、
当該再生中の放送情報に対応して記録されている視聴有効期間が経過していれば、当該視聴有効期間が経過した放送情報に対応して記録されている差替え用識別情報と同一の差替え用識別情報が付与された差替え情報を前記差替え情報記憶部から抽出する手段と、
前記視聴有効期間が経過した放送情報の代わりに、前記抽出した差替え情報を出力する手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項39】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送情報に関連する所望の映像内容を指定する手段と、
前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指定された映像内容に対応する映像内容識別情報を含む番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に係る放送情報の録画予約を設定する手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項40】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送局から受信した放送情報を記録する場合に、前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、記録中の放送情報に係るチャネルと現在時刻とに係る番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に含まれる映像内容識別情報と、放送局から受信した放送情報とを対応させて前記放送情報記録部に記録する手段と、
放送情報に関連する所望の映像内容の再生を指示する手段と、
前記放送情報記録部に記録された放送情報を再生する場合に、前記放送情報記録部に記録されている放送情報のうちから、前記指示された映像内容に対応する映像内容識別情報に対応して記録されている放送情報を抽出し、当該抽出した放送情報を再生する手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項41】
放送番組の番組枠を構成する放送素材の放送日時を含み当該放送番組の番組枠を前記放送素材単位で特定する情報である編成情報を放送局毎に格納し、映像内容識別情報を含む前記放送素材に関連する情報である番組情報を当該放送素材に関連付けて格納するデータベースを具備する番組情報サーバの間で各種情報を通信する放送受信装置であって、
放送局から受信した放送情報を記録する放送情報記録部と、
前記編成情報に係る放送素材のうちの所定期間内の放送素材に係る番組情報を前記番組情報サーバから受信する手段と、
前記受信した番組情報を記憶する番組情報記憶部と、
放送情報に関連する所望の映像内容を指定する手段と、
前記番組情報記憶部に記憶されている番組情報のうちから、前記指定された映像内容に対応する映像内容識別情報を含む番組情報を抽出し、当該抽出した番組情報に係る放送情報の通知予約を設定する手段と、
前記設定された表示予約に係る放送情報の放送開始日時または放送開始日時の所定時間前になった場合に、当該表示予約に係る放送情報の放送開始日時になった旨を通知する手段と、
を有することを特徴とする放送受信装置。
【請求項42】
前記放送受信装置は、映像視聴装置であることを特徴とする請求項29〜41のいずれか1項に記載の放送受信装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【公開番号】特開2006−121301(P2006−121301A)
【公開日】平成18年5月11日(2006.5.11)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2004−305691(P2004−305691)
【出願日】平成16年10月20日(2004.10.20)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.Bluetooth
【出願人】(504078648)株式会社プラットイーズ (15)
【Fターム(参考)】