説明

番組確認型リモコンシステムおよびリモコン装置

【課題】リモコン装置による放送番組確認中の親機上でのチャンネル切り替えを省略可能にして、放送番組確認時間を削減する。
【解決手段】リモコン装置10に、操作開始認識手段180と、テレビ放送受信手段140と、受信放送内容を表示する表示手段160と、リモコン操作の開始が認識されたとき設定される特定のチャンネルに切り替えてテレビ放送受信手段140による受信を開始させるとともに、チャンネル切り替え操作が行われる毎にテレビ放送受信手段140で受信するチャンネルを変更するチャンネル変更手段130と、表示手段160に放送内容を表示中にチャンネル決定操作が行われたとき該受信中のチャンネルを親機20の受信チャンネル情報として指定するチャンネル決定手段170と、チャンネル決定手段170で指定された受信チャンネル情報を親機20へ送信するコマンド送信手段110と、を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、テレビ放送を受信する据え置き型のテレビジョン受像機等の受信チャンネルの変更を遠隔操作する為のリモート・コントローラ装置(以下、リモコン装置という)に関する。
【背景技術】
【0002】
テレビ放送を受信するテレビジョン受像機には、受信チャンネルの変更や音量の変更等を遠隔操作する為のリモコン装置が付属しており、テレビ放送を視聴中の利用者は、テレビジョン受像機から離れた位置から、このリモコン装置により受信チャンネルの変更や音量の変更を行っている。
【0003】
このリモコン装置にテレビ放送受信機能を付加し、テレビ放送番組をリモコン装置でも鑑賞できるようにして、例えば、ある番組をテレビジョン受像機で視聴中、受像機の設置場所(例えば、居間)から離れなければならない場合に、このテレビ放送受信機能付きリモコン装置を携帯することにより、受像機の設置場所から離れても、このテレビ放送受信機能付きリモコン装置により手軽に番組を視聴し続けることを可能にする技術が、特許文献1で提案されている。
【0004】
また、特許文献2〜3では、テレビ放送受信機能を有する携帯電話機等の携帯通信端末に、テレビジョン受像機の受信チャンネル変更等を遠隔操作するリモコン機能を付加し、携帯通信端末で視聴中の番組情報を、リモコン機能を利用して据え置き型テレビジョン受像器へ送信することにより据え置き型テレビジョン受像器で受信し、携帯通信端末で視聴中の番組を、据え置き型テレビジョン受像器で途切れることなく連続して視聴することを可能にしている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2004−128775号公報
【特許文献2】特開2004−228639号公報
【特許文献3】特開2005−210260号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
地上デジタル放送を受信するテレビジョン受像機で所望の放送チャンネルを視聴中に、現在視聴中の放送チャンネル以外のチャンネルでどのような番組をやっているかを、リモコン装置によりチャンネルを変えながら確認(ザッピング)する操作は、通常よく行われている。その場合、テレビジョン受像機がリモコン装置により指定したチャンネルの受信画像を表示するまでに、バッファリング等の時間がかかるため、リビングなどで、このテレビジョン受像機を複数人で視聴している場合には、他のメンバーにも画像表示待ち時間を押し付けることになる。
【0007】
このように、地上波デジタルの放送を見る際に、ザッピングをしようとすると、かなりの遅延があり、同じテレビを視聴している他のメンバーに気兼ねをすることがある。また、チャンネルを数字による指定でなく、チャンネルの上、下指定で行っても、アナログ時代に比べて格段に遅いため、リビング等で共有しているテレビジョン受像機でのチャンネル切り替えはかなりのストレスとなる。
【0008】
テレビジョン受像機に地上デジタルチューナーを複数搭載し、受信可能な全てのチャンネルの放送を常時受信していれば、チャンネル切り替えによる時間のディレイは減少するが、蓄積するデータ量が膨大になるため、あまり現実的ではない。
【0009】
また、周りに幼児などがいる時にザッピングを行うと、チャンネル切り替え途中で、アニメなどを放送しているチャンネルに切り替わってアニメの映像が表示されると、幼児がそれに反応して、ザッピング動作を続けられなくなることがある。
【0010】
特許文献1に記載のリモコン装置では、該リモコン装置によるテレビジョン受像機(親機)のチャンネル切り替え操作と、該リモコン装置に付属のテレビ放送受信機能は互いに独立に設定されており、テレビジョン受像機(親機)のザッピングをこのリモコン装置により実施する場合には、依然として上記のような問題点が生ずる。
【0011】
特許文献2〜3に記載の携帯通信端末の場合、該携帯通信端末で視聴中の番組情報を、リモコン機能を利用して据え置き型テレビジョン受像器へ送信することにより、携帯通信端末で視聴中の番組を、据え置き型テレビジョン受像器に設定して視聴することが可能である。しかし、リモコン機能を利用してチャンネルを変えながらザッピングを行う際の問題点及びそれを解消するための技術については言及されていない。
【0012】
本発明の目的は、上述した課題を解決することが可能な、テレビジョン受像器の番組確認型リモコンシステムおよびリモコン装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0013】
本発明の番組確認型リモコンシステムは、リモコン装置と、該リモコン装置により受信チャンネルの切り替え制御が可能なテレビジョン受像機とからなる番組確認型リモコンシステムにおいて、前記リモコン装置は、リモコン操作の開始を認識する操作開始認識手段と、テレビ放送を受信する放送受信手段と、該放送受信手段で受信した放送内容を表示する表示手段と、前記操作開始認識手段でリモコン操作の開始が認識されたときに設定される特定のチャンネルに切り替えて前記放送受信手段によるテレビ放送の受信を開始させるとともに、チャンネル切り替え操作が行われる毎に前記放送受信手段で受信するチャンネルを変更するチャンネル変更手段と、前記表示手段に前記放送内容を表示中にチャンネル決定操作が行われたことを検出して該受信中のチャンネルを前記テレビジョン受像機の受信チャンネルとして指定するチャンネル決定手段と、該チャンネル決定手段で指定されたチャンネルを前記テレビジョン受像機へチャンネル切り替え情報として送信するコマンド送信手段と、を備え、前記テレビジョン受像機は、前記リモコン装置からのコマンドを受信するコマンド受信手段と、該コマンド受信手段で受信した前記チャンネル切り替え情報に従って当該テレビジョン受像機の受信チャンネルを変更するチャンネル変更手段と、該チャンネル変更手段で変更されたチャンネルのテレビ放送を受信する放送受信手段と、該放送受信手段で受信している放送の内容を表示する表示手段と、を備え、前記リモコン装置は、前記チャンネル変更手段により前記放送受信手段で受信するチャンネルが変更されたとき、前記コマンド送信手段を介して該変更したチャンネルを仮チャンネル情報として前記テレビジョン受像機へ送信する手段を備え、前記テレビジョン受像機は、前記放送受信手段で受信中のチャンネル以外のチャンネルのテレビ放送を受信可能な事前受信手段を備え、該テレビジョン受像機の前記チャネル変更手段は、前記リモコン装置から受信した前記仮チャンネル情報に対応する放送チャンネルが前記放送受信手段および前記事前受信手段のいずれでも受信されていないとき前記事前受信手段に前記仮チャンネル情報に対応する放送チャンネルの受信を開始させる機能と、前記リモコン装置から受信した前記チャンネル切り替え情報で指定されたチャンネルの放送が前記放送受信手段および前記事前受信手段のいずれかで受信されているとき、該受信中の受信手段を前記放送受信手段として変更する機能と、前記指定されたチャンネルの放送を前記放送受信手段および前記事前受信手段のいずれでも受信していないとき、前記放送受信手段の受信チャンネルを前記指定されたチャンネルに切り替える機能を有していることを特徴とする。
【0014】
本発明の番組確認型リモコン装置は、リモコン操作の開始を認識する操作開始認識手段と、テレビ放送を受信する放送受信手段と、該放送受信手段で受信した放送内容を表示する表示手段と、前記操作開始認識手段でリモコン操作の開始が認識されたときに設定される特定のチャンネルに切り替えて前記放送受信手段によるテレビ放送の受信を開始させるとともに、チャンネル切り替え操作が行われる毎に前記放送受信手段で受信するチャンネルを変更するチャンネル変更手段と、前記表示手段に前記放送内容を表示中にチャンネル決定操作が行われたことを検出して該受信中のチャンネルをテレビジョン受像機の受信チャンネルとして指定するチャンネル決定手段と、該チャンネル決定手段で指定されたチャンネルを前記テレビジョン受像機へチャンネル切り替え情報として送信するコマンド送信手段と、前記チャンネル変更手段により前記放送受信手段で受信するチャンネルが変更されたとき、前記コマンド送信手段を介して該変更したチャンネルを仮チャンネル情報として前記テレビジョン受像機へ送信する手段を備えていることを特徴とする。
【発明の効果】
【0015】
本発明によれば、リモコン側にテレビ放送の受信再生手段を組み込み、リモコン操作開始時に、まず特定のチャンネル情報を取り込んで受信再生し、その後使用者の受信チャンネル切り替え操作に従って放送チャンネルを順次受信再生し、所望のチャンネルが受信再生されているときに、チャンネル決定操作を行って、親機にチャンネル切り替え制御信号を送信するので、リモコン装置によるチャンネル確認(ザッピング)中は、親機ではリモコン操作開始時のチャンネルの受信がそのまま継続されているので、親機上でのチャンネル切り替えは1回で済み、親機で目的外の番組を表示するためにかかる時間を削減できる。
【0016】
また、リモコン操作者はリモコン装置側で画像による事前確認を行うことができるのでテレビ側での実際のチャンネル変更によるストレスが少なくなり、また、リビングにいる人は、無駄なザッピング動作に煩わされずにすむ。
【0017】
さらに、チャンネル切り替え途中で、アニメなどを放送している不所望のチャンネルがあっても、親機上では表示されないので、一緒に視聴中の幼児などがいる時に、ザッピング動作を続けられなくなるようなケースが回避できる。
【図面の簡単な説明】
【0018】
【図1】本発明の実施形態の全体構成を示す機能ブロック図である。
【図2】本実施形態のリモコン装置の外観を示すイメージ図である。
【図3】本実施形態の番組確認型リモコン装置と親機の構成例を場合分けして示す図である。
【図4】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図5】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図6】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図7】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図8】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【図10】本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。
【発明を実施するための形態】
【0019】
図1は、本発明の実施形態の全体構成を示す機能ブロック図である。
【0020】
本実施形態は、操作者が直接使用するリモコン装置(10)と、該リモコン装置により制御される親機(20)としてのテレビジョン受像機によって構成される。
【0021】
リモコン装置(10)は、作成したコマンドを親機に送信するコマンド送信手段(110)と、当該リモコン装置(10)で発生した親機(20)に伝えるべき内容をコマンドにするコマンド作成手段(120)と、リモコン装置(10)で受信するチャンネルを変更するチャンネル変更手段(130)と、チャンネル変更手段(130)で変更されたチャンネル放送を受信する放送受信手段(140)と、このリモコン装置(10)に複数の放送受信装置がある場合に事前に他の放送を受信可能な事前受信手段(150)と、受信した放送の内容を表示する表示手段(160)と、表示手段(160)に表示されている受信チャンネルを親機(20)の受信チャンネルとして指定して親機(20)に送信することを意図したチャンネル決定手段(170)と、リモコン装置(10)の画像出力や放送受信装置を稼動する契機とするための操作開始認識手段(180)および操作終了認識手段(190)によって構成されている。
【0022】
一方、親機(20)側は、リモコン装置(10)からのコマンドを受信するコマンド受信手段(210)と、受信したコマンドに従った動作を行うコマンド実行手段(220)と、受信チャンネルを変更するチャンネル変更手段(230)と、親機(20)で表示すべき放送を受信する放送受信手段(240)と、複数の放送受信装置を備えている場合に事前に他の放送を受信可能な放送事前受信手段(250)と、放送受信手段(240)で受信している放送の内容を表示する表示手段(260)によって構成されている。
【0023】
なお、図1に示すリモコン装置(10)および親機(20)はそれぞれ、各装置における各手段の実行を制御するためのプログラムおよび各種データ等が格納された記憶部及び、該記憶部から読み出した前記プログラム及びデータに従ってこれら各手段の実行を制御するCPU等の制御部とからなるコンピュータを備えた構成により実現できる。
【0024】
図2は、本実施形態のリモコン装置(10)の外観を示すイメージ図である。
【0025】
本実施形態のリモコン装置(10)の表面には、リモコン装置(10)の放送受信手段(140)で受信された放送内容を表示する表示領域と、リモコン装置(10)の放送受信手段(140)による受信チャンネルを指定するチャンネル指定領域と、表示領域に表示されている受信チャンネルを親機(20)の受信チャンネルとして指定するチャンネル決定領域が配置されている。この実施例では、リモコン装置(10)が受信できる放送チャンネル数を10と仮定している。
【0026】
なお、図1〜図2には、リモコン装置(10)から親機(20)に対してコマンドを送信する、あるいは親機(20)からリモコン装置(10)へ受信中のチャンネル情報を送信するための送受信手段等については示されていないが、これらの手段としては、赤外線通信、近距離無線通信、有線通信など、周知の適宜の通信手段により実現可能である。
【0027】
図3は、本実施形態の番組確認型リモコン装置と親機の構成例を、リモコン装置(10)側と親機(20)側が備えている受信装置数により場合分けして示している。
【0028】
図3において、Aは、リモコン装置(10)側と親機(20)側が備えている受信装置数がそれぞれ1個の場合、Bは、リモコン装置(10)が備えている受信装置数は1個で、親機(20)が備えている受信装置数が2個の場合、Cは、リモコン装置(10)が備えている受信装置数は3個で、親機(20)が備えている受信装置数が1個の場合、Dは、リモコン装置(10)が備えている受信装置数は3個で、親機(20)が備えている受信装置数が2個の場合、Eは、リモコン装置(10)が備えている受信装置数は10個で、親機(20)が備えている受信装置数が1個の場合、Fは、リモコン装置(10)が備えている受信装置数は10個で、親機(20)が備えている受信装置数が2個の場合をそれぞれ示している。
【0029】
図4〜図10は、本実施形態の動作を説明するためのフローチャートである。以下、図1〜図10を参照して、構成例を、上記A、C、Bの各構成例とした場合の本実施形態の動作について順次説明する。
1)構成例Aの場合、
この構成例では、テレビジョン受像機である親機(20)は、地上波デジタルフルセグのチューナーを1つ備えており、リモコン装置(10)は、ワンセグチューナーを1つ備えた構成となっている。また、該当地域に10の地上波デジタル放送が受信可能である場合を想定している。
【0030】
リモコン操作者は、リビングにて家族と大型テレビ(親機(20))を見ていて、現在の番組がつまらないため、他のチャンネルに変更しようと意図する。
【0031】
まず、操作者はリモコン装置(10)を手にとり、リモコン操作を開始する。これを操作開始認識手段(180)が認識する。認識手段の具体的構成としては適宜の手段を採用することができる。例えば、リモコン装置(10)に加速度センサーをつけて、操作開始時の衝撃によって操作開始を認識する方法、操作開始を認識するボタンを押下されたことによって認識する方法等により実現可能である。
【0032】
操作開始認識手段(180)によりリモコン操作の開始が認識されると、図4に記載するリモコン操作に入る。まず、放送受信手段(140)で受信する現在チャンネル取得処理に入る(4-20)。その際、親機(20)側とリモコン装置(10)側が、相互通信によるチャンネル通知手段を備えている場合には、図5の現在チャンネル取得処理に入る。図5の現在チャンネル取得処理では親機(20)に対する問い合わせを行う(5-20)。これを契機に親機(20)側では、図8の親機(20)側チャンネル取得問い合わせ処理が動作する。
【0033】
図8の親機(20)側チャンネル取得問い合わせ処理では、リモコン装置(10)からの現在チャンネル取得問い合わせを受信(8-20)の後、親機(20)が現在受信しているチャンネルを取得(8-30)し、その内容をリモコン装置(10)に応答(8-40)して、親機(20)側の処理は終了(8-50)する。リモコン装置(10)では、親機(20)からの応答を受信(5-30)して、現在チャンネル取得処理を終了(5-40)する。
【0034】
なお、相互通信によるチャンネル通知に対応していない場合には、リモコン装置(10)側でローカルに現在チャンネルを決める。例えば、最後に該当リモコン装置(10)で指定したチャンネル情報を特定のチャンネルとして記憶しておき、リモコン操作の開始が認識されたとき、該記憶されたチャンネル情報を読み出し、現在チャンネルとして取得する(4-20)。
【0035】
このようにしてステップ(4-20)で現在チャネルが取得されると、チャンネル変更手段(130)により、放送受信手段(140)の受信チャンネルが、取得された現在チャネルに切り替えられて、放送受信手段(140)により現在チャンネルが受信され(4-30)、表示手段(160)に、受信された現在チャンネルの放送内容が表示される(4-40)。
【0036】
この受信された現在チャンネルの放送内容を表示している(4-40)とき、リモコン装置(10)はイベント待ち状態に移行する(4-50)。イベントには、チャンネル変更手段(130)によるチャンネル変更(4-60)、チャンネル決定手段(170)によるチャンネル決定(4-70)、操作終了認識手段(190)によるリモコン操作終了(4-80)がある。
【0037】
チャンネル変更(4-60)では、図6のチャンネル変更処理を実行する。構成例Aの場合、リモコン装置(10)側の受信装置数は1であるため、ステップ(6-20)はNoとなり、放送受信手段(140)で受信しているチャンネルを変更する(6-30)。また構成例Aの場合は、ステップ(6-50)とステップ(6-60)は実施せず、ステップ(6-70)で制御をステップ(4-60)の直後に戻し、ステップ(4-30)に戻る。
【0038】
チャンネル決定(4-70)のイベントの場合には、図7のチャンネル決定処理に制御を移す。チャンネル決定は、操作者が、現在、リモコン装置(10)の表示手段(160)で表示しているチャンネルと同じ番組を親機(20)でも表示したい時に操作する。リモコン装置(10)の表面に設けられたチャンネル決定用のキーボタンが操作されると、ステップ(7-20)において、リモコン装置(10)の表示手段(160)で表示している受信チャンネル情報がチャンネル切り替え情報として親機(20)に通知される。
【0039】
リモコン装置(10)からチャンネル切り替え情報を受信した親機(20)では、図10の親機側チャンネルの決定処理が実行される。構成例Aの場合、親機(20)側の受信装置数は1であるため、ステップ(10-20)はNoとなり、親機(20)側では、指定されたチャンネルの受信を放送受信手段(240)により開始する(10-30)。その延長で、親機(20)では該当チャンネルの放送内容を表示手段(260)へ出力する。
【0040】
リモコン操作終了(4-80)の場合は、処理を終了する。リモコン操作終了処理操作としては、例えば、親機(20)に対して、処理を中止する通知をする、あるいはリモコン装置(10)側での放送受信、表示を中止するなどの処理を行う等、適宜の処理操作で実現可能であって、特に規定はされない。
2)構成例Cの場合、
この構成例では、テレビジョン受像機である親機(20)は、地上波デジタルフルセグのチューナーを1つ備えており、リモコン装置(10)は、ワンセグチューナーを3つ備えた構成となっている。また、該当地域に10の地上波デジタル放送が受信可能である場合を想定している。
【0041】
リモコン操作者は、リビングにて家族と大型テレビ(親機(20))を見ていて、現在の番組がつまらないため、他のチャンネルに変更しようと意図する。まず、操作者はリモコン装置(10)を手にとり、リモコン操作を開始する(4-10)。これを操作開始認識手段(180)が認識する。認識手段は構成例Aで説明した手段と同様の手段で実現可能である。
【0042】
操作開始認識手段(180)によりリモコン操作の開始が認識されると、図4に記載するリモコン操作に入る。まず、放送受信手段(140)で受信する現在チャンネル取得処理に入る(4-20)。その際、親機(20)側とリモコン装置(10)側が、相互通信によるチャンネル通知手段を備えている場合には、図5の現在チャンネル取得処理に入る。図5の現在チャンネル取得処理では親機(20)に対する問い合わせを行う(5-20)。これを契機に親機(20)側では、図8の親機(20)側チャンネル取得問い合わせ処理が動作する。
【0043】
図8の親機(20)側チャンネル取得問い合わせ処理では、リモコン装置(10)からの現在チャンネル取得問い合わせを受信(8-20)の後、親機(20)が現在受信しているチャンネルを取得(8-30)し、その内容をリモコン装置(10)に応答(8-40)して、親機(20)側の処理は終了(8-50)する。リモコン装置(10)では、親機(20)からの応答を受信(5-30)して、現在チャンネル取得処理を終了(5-40)する。
【0044】
なお、相互通信によるチャンネル通知に対応していない場合には、リモコン装置(10)側でローカルに現在チャンネルを決める。例えば、最後に該当リモコン装置(10)で指定したチャンネル情報を特定のチャンネルとして記憶しておき、リモコン操作の開始が認識されたとき、該記憶されたチャンネル情報を読み出し、現在チャンネルとして取得する(4-20)。
【0045】
このようにしてステップ(4-20)で現在チャネルが取得されると、チャンネル変更手段(130)により、放送受信手段(140)の受信チャンネルが、取得された現在チャネルに切り替えられて、放送受信手段(140)により現在チャンネルが受信される(4-30)。また、表示手段(160)に、受信された現在チャンネルの放送内容が表示される(4-40)。
【0046】
この際、受信装置のうち、現在チャンネル受信に使用している1つ以外の、他の2つは予備受信装置と位置づける。この予備受信装置が未受信状態であれば、現在チャンネルより「上のチャンネル」と「下のチャンネル」を選局して該当するチャンネルを事前受信手段(160)により事前に受信する。
【0047】
放送受信手段(140)により受信された現在チャンネルの放送内容を表示している(4-40)とき、リモコン装置(10)はイベント待ち状態に移行する(4-50)。イベントには、チャンネル変更手段(130)によるチャンネル変更(4-60)、チャンネル決定手段(170)によるチャンネル決定(4-70)、操作終了認識手段(190)によるリモコン操作終了(4-80)がある。
【0048】
チャンネル変更(4-60)では、図6のチャンネル変更処理を実行する。構成例Cの場合、リモコン装置(10)側の受信装置数は3であるため、変更するチャンネルの放送が予備受信装置で受信中であるか否かを判定する(6-20)。ステップ(6-20)がNoの場合は、放送受信手段(140)で受信するチャンネルを直接変更する(6-30)。
【0049】
ステップ(6-20)がYesの場合は、既に受信している予備の受信装置を現在用の放送受信手段(140)に位置付けて(6-40)、この予備の受信装置で受信している該当チャンネルの放送内容を表示手段(160)で表示する。構成例Cの場合、ステップ(6-50)は実施しない。
【0050】
ステップ(6-60)では、現在チャンネルに対応した放送を受信している受信装置以外を予備受信装置(事前受信手段)と位置づけ、これら2つの受信装置では、現在チャンネルより「上のチャンネル」と「下のチャンネル」を選局して、これらのチャンネルの事前受信を行うように変更する。ステップ(6-70)で制御をステップ(4-60)の直後に戻し、ステップ(4-30)に戻る。
【0051】
チャンネル決定(4-70)のイベントの場合には、図7のチャンネル決定処理に制御を移す。チャンネル決定は、操作者が、現在、リモコン装置(10)の表示手段(160)で表示しているチャンネルと同じ番組を親機(20)でも表示したい時に操作する。リモコン装置(10)の表面に設けられたチャンネル決定用のキーボタンが操作されると、ステップ(7-20)において、リモコン装置(10)の表示手段(160)で表示している受信チャンネル情報が親機(20)に通知される。
【0052】
リモコン装置(10)から受信チャンネル情報を受信した親機(20)では、図10の親機側チャンネルの決定処理が実行される。構成例Cの場合も、親機(20)側の受信装置数は1であるため、ステップ(10-20)はNoとなり、親機(20)側では、指定されたチャンネルの受信を放送受信手段(240)で開始する(10-30)。その延長で、親機(20)では該当チャンネルの放送内容を表示手段(260)へ出力する。
【0053】
リモコン操作終了(4-80)の場合は、処理を終了する。リモコン操作終了処理操作は、上記構成例Aの場合と同様である。
【0054】
構成例Cの場合、リモコン装置(10)側に複数のワンセグ受信手段を備えているが、ワンセグ受信手段での処理量やチューナーにかかるコストは、親機(20)側にフルセグを複数搭載するよりは小さく実現できる。
3)構成例Bの場合、
この構成例では、テレビジョン受像機である親機(20)は、地上波デジタルフルセグのチューナーを2つ備えており、リモコン装置(10)は、ワンセグチューナーを1つ備えた構成となっている。また、該当地域に10の地上波デジタル放送が受信可能である場合を想定している。
【0055】
リモコン操作者は、リビングにて家族と大型テレビ(親機(20))を見ていて、現在の番組がつまらないため、他のチャンネルに変更しようと意図する。まず、操作者はリモコン装置(10)を手にとり、リモコン操作を開始する(4-10)。これを操作開始認識手段(180)が認識する。認識手段は構成例Aで説明した手段により実現可能である。
【0056】
操作開始認識手段(180)によりリモコン操作の開始が認識されると、図4に記載するリモコン操作に入る。まず、放送受信手段(140)で受信する現在チャンネル取得処理に入る(4-20)。その際、親機(20)側とリモコン装置(10)側が、相互通信によるチャンネル通知手段を備えている場合には、図5の現在チャンネル取得処理に入る。図5の現在チャンネル取得処理では親機(20)に対する問い合わせを行う(5-20)。これを契機に親機(20)側では、図8の親機(20)側チャンネル取得問い合わせ処理が動作する。
【0057】
図8の親機(20)側チャンネル取得問い合わせ処理では、リモコン装置(10)からの現在チャンネル取得問い合わせを受信(8-20)の後、親機(20)が現在受信しているチャンネルを取得(8-30)し、その内容をリモコン装置(10)に応答(8-40)して、親機(20)側の処理は終了(8-50)する。リモコン装置(10)では、親機(20)からの応答を受信(5-30)して、現在チャンネル取得処理を終了(5-40)する。
【0058】
なお、相互通信によるチャンネル通知に対応していない場合には、リモコン装置(10)側でローカルに現在チャンネルを決める。例えば、最後に該当リモコン装置(10)で指定したチャンネル情報を特定のチャンネルとして記憶しておき、リモコン操作の開始が認識されたとき、該記憶されたチャンネル情報を読み出し、現在チャンネルとして取得する(4-20)。
【0059】
このようにしてステップ(4-20)で現在チャネルが取得されると、チャンネル変更手段(130)により、放送受信手段(140)の受信チャンネルが、取得された現在チャネルに切り替えられて、放送受信手段(140)により現在チャンネルが受信され(4-30)、表示手段(160)に、受信された現在チャンネルの放送内容が表示される(4-40)。
【0060】
この受信された現在チャンネルの放送内容を表示している(4-40)とき、リモコン装置(10)はイベント待ち状態に移行する(4-50)。イベントには、チャンネル変更手段(130)によるチャンネル変更(4-60)、チャンネル決定手段(170)によるチャンネル決定(4-70)、操作終了認識手段(190)によるリモコン操作終了(4-80)がある。
【0061】
チャンネル変更(4-60)では、図6のチャンネル変更処理を実行する。構成例Bの場合、リモコン装置(10)側の受信装置数は1であるため、ステップ(6-20)はNoとなり、放送受信手段(140)の受信装置で受信するチャンネルを変更する(6-30)。次に、親機(20)に対して、仮チャンネル変更を実施したことを通知する(6-50)。
【0062】
ステップ(6-50)の通知を受けた親機(20)側は、図9の親機側仮チャンネル変更処理を実施する。まず、仮チャンネル変更通知を受信し(9-10)、放送受信手段(240)および事前受信手段(240)の2つの受信装置のうち片方が該当チャンネルを受信しているかをチェックする(9-20)。Yesの場合には特に処理はない。Noの場合には、事前受信手段(240)の予備受信装置(現在チャンネルを受信している受信装置ではない側)にて、指定されたチャンネルの受信を開始(9-30)して、親機側での処理を一旦終了する(9-40)。
【0063】
構成例Bの場合、ステップ(6-60)は実施せず、ステップ(6-70)で制御をステップ(4-60)の直後に戻し、ステップ(4-30)に戻る。
【0064】
チャンネル決定(4-70)のイベントの場合には、図7のチャンネル決定処理に制御を移す。チャンネル決定は、操作者が、現在、リモコン装置(10)の表示手段(160)で表示しているチャンネルと同じ番組を親機(20)でも表示したい時に操作する。リモコン装置(10)の表面に設けられたチャンネル決定用のキーボタンが操作されると、ステップ(7-20)において、リモコン装置(10)の表示手段(160)で表示している受信チャンネル情報がチャンネル切り替え情報として親機(20)に通知される。
【0065】
リモコン装置(10)からこのチャンネル切り替え情報を受信した親機(20)では、図10の親機側チャンネルの決定処理が実行される。まず、現在チャンネルを受信中の受信装置、もしくは予備の受信装置のどちらかで、リモコン装置(10)で決定されたチャンネルを受信しているかをチェックする(10-20)。
【0066】
現在チャンネルを受信中の受信装置、もしくは、予備の受信装置のどちらかで、前記決定されたチャンネルを受信している(10-20,Yes)の場合は、この決定チャンネルを受信している受信装置を、現在チャンネルを受信している放送受信手段(240)として位置づける(10-40)。現在チャンネルを受信中の受信装置、および予備の受信装置のどちらでも決定されたチャンネルを受信していない(10-20,No)の場合には、放送受信手段(240)、即ち現在チャンネル用の受信装置で決定されたチャンネルを受信するようにチャンネル変更を行う(10-30)。
【0067】
ステップ(10-40)またはステップ(10-30)の延長で、親機(20)では、該当チャンネルの放送内容を表示手段(260)へ出力する。
【0068】
リモコン操作終了(4-80)の場合は、処理を終了する。リモコン操作終了処理操作は、上記構成例Aの場合と同様である。
【0069】
この構成例Bの場合、リモコン装置(10)から親機(20)に対して、事前に変更するであろうチャンネルを予め通知し、親機(20)の予備の受信装置で該チャンネルの放送を受信しているので、親機の現在チャンネルを変更する場合に、予備の受信装置に切り替えることで実現でき、チャンネルを変更しようとしてからの遅延時間を、小さくすることができる。
【0070】
以上、構成例A、B、Cの場合の動作について説明したが、構成例D、E、Fの場合も基本的には同様の処理となる。
【0071】
但し、構成例E、Fの場合には、リモコン装置(10)は、ワンセグチューナーを10個備えた構成となっているので、該当地域で10の地上波デジタル放送が受信可能である場合には、リモコン装置(10)は、該当地域での全ての放送局を事前受信するような実装となる。
【0072】
従って構成例Eまたは構成例Fを用いて、図6のチャンネル変更処理動作を実行する場合、変更するチャンネルの放送が10個の受信装置のいずれかで受信されているので、ステップ(6-20)とステップ(6-30)を省略することができ、チャンネル変更処理時間をより短縮化することができる。
【0073】
なお、上記実施形態では、リモコン装置(10)をテレビジョン受像機あるいはHDDレコーダーに付属したリモコン単体の装置として説明したが、リモコン装置(10)は必ずしもTVあるいはHDDレコーダーに対するオプションではなく、テレビ放送受信機能を有する携帯電話機等の携帯通信端末に本発明のリモコン機能を内蔵した構成として実現することもできる。
【0074】
また、上記実施形態では、リモコン側受信手段としてワンセグ用、親機側受信手段としてデジタルのフルセグを想定しているが、リモコン側で、サイマル放送としてのアナログ受信手段を使用することも可能である。ただし、この場合には、どのアナログチャンネルとどのデジタルチャンネルが対応しているかを示す情報をリモコン側で知るための手段を設ける必要がある。
【0075】
リモコン装置側の受信手段として、アナログ放送受信手段を用いた場合には、画像化までのディレイがほとんどないため、リモコン装置によるザッピング時間を短縮できるとともに、リモコン側のチューナー数は最小限(例えば1個)に抑えることができる。
【0076】
また、CATVなど、地上波のデータがリモコンで受信できないようなシステムにおいては、セットトップボックスなど別のシステムがリモコンでの事前選局のための情報を出力し、リモコンでそれを受信するなどの実装もありうる。
【符号の説明】
【0077】
10 リモコン装置
20 親機
110 コマンド送信手段
120 コマンド作成手段
130、230 チャンネル変更手段
140,240 放送受信手段
150,250 放送事前受信手段
160,260 表示手段
170 チャンネル決定手段
180 操作開始認識手段
190 操作終了認識手段
210 コマンド受信手段
220 コマンド実行手段

【特許請求の範囲】
【請求項1】
リモコン装置と、該リモコン装置により受信チャンネルの切り替え制御が可能なテレビジョン受像機とからなる番組確認型リモコンシステムにおいて、
前記リモコン装置は、リモコン操作の開始を認識する操作開始認識手段と、テレビ放送を受信する放送受信手段と、該放送受信手段で受信した放送内容を表示する表示手段と、
前記操作開始認識手段でリモコン操作の開始が認識されたときに設定される特定のチャンネルに切り替えて前記放送受信手段によるテレビ放送の受信を開始させるとともに、チャンネル切り替え操作が行われる毎に前記放送受信手段で受信するチャンネルを変更するチャンネル変更手段と、前記表示手段に前記放送内容を表示中にチャンネル決定操作が行われたことを検出して該受信中のチャンネルを前記テレビジョン受像機の受信チャンネルとして指定するチャンネル決定手段と、該チャンネル決定手段で指定されたチャンネルを前記テレビジョン受像機へチャンネル切り替え情報として送信するコマンド送信手段と、を備え、
前記テレビジョン受像機は、前記リモコン装置からのコマンドを受信するコマンド受信手段と、該コマンド受信手段で受信した前記チャンネル切り替え情報に従って当該テレビジョン受像機の受信チャンネルを変更するチャンネル変更手段と、該チャンネル変更手段で変更されたチャンネルのテレビ放送を受信する放送受信手段と、該放送受信手段で受信している放送の内容を表示する表示手段と、を備え、
前記リモコン装置は、前記チャンネル変更手段により前記放送受信手段で受信するチャンネルが変更されたとき、前記コマンド送信手段を介して該変更したチャンネルを仮チャンネル情報として前記テレビジョン受像機へ送信する手段を備え、
前記テレビジョン受像機は、前記放送受信手段で受信中のチャンネル以外のチャンネルのテレビ放送を受信可能な事前受信手段を備え、該テレビジョン受像機の前記チャネル変更手段は、前記リモコン装置から受信した前記仮チャンネル情報に対応する放送チャンネルが前記放送受信手段および前記事前受信手段のいずれでも受信されていないとき前記事前受信手段に前記仮チャンネル情報に対応する放送チャンネルの受信を開始させる機能と、前記リモコン装置から受信した前記チャンネル切り替え情報で指定されたチャンネルの放送が前記放送受信手段および前記事前受信手段のいずれかで受信されているとき、該受信中の受信手段を前記放送受信手段として変更する機能と、前記指定されたチャンネルの放送を前記放送受信手段および前記事前受信手段のいずれでも受信していないとき、前記放送受信手段の受信チャンネルを前記指定されたチャンネルに切り替える機能を有していることを特徴とする番組確認型リモコンシステム。
【請求項2】
前記リモコン装置は、前記テレビジョン受像機の受信チャンネルとして最後に指定したチャンネルを、前記特定のチャンネルとして設定する手段を有していることを特徴とする請求項1に記載の番組確認型リモコンシステム。
【請求項3】
前記リモコン装置は、前記放送受信手段で受信中のチャンネル以外のチャンネルのテレビ放送を受信可能な1つ以上の事前受信手段を備え、前記チャンネル変更手段により変更されたチャンネルを受信中の前記事前受信手段が存在するときには、該事前受信手段で受信している該当チャンネルの放送内容を前記表示手段で表示させるとともに、該事前受信手段を前記放送受信手段に位置付ける手段を備えていることを特徴とする請求項1、2のいずれか1項に記載の番組確認型リモコンシステム。
【請求項4】
リモコン操作の開始を認識する操作開始認識手段と、テレビ放送を受信する放送受信手段と、該放送受信手段で受信した放送内容を表示する表示手段と、前記操作開始認識手段でリモコン操作の開始が認識されたときに設定される特定のチャンネルに切り替えて前記放送受信手段によるテレビ放送の受信を開始させるとともに、チャンネル切り替え操作が行われる毎に前記放送受信手段で受信するチャンネルを変更するチャンネル変更手段と、前記表示手段に前記放送内容を表示中にチャンネル決定操作が行われたことを検出して該受信中のチャンネルをテレビジョン受像機の受信チャンネルとして指定するチャンネル決定手段と、該チャンネル決定手段で指定されたチャンネルを前記テレビジョン受像機へチャンネル切り替え情報として送信するコマンド送信手段と、前記チャンネル変更手段により前記放送受信手段で受信するチャンネルが変更されたとき、前記コマンド送信手段を介して該変更したチャンネルを仮チャンネル情報として前記テレビジョン受像機へ送信する手段を備えていることを特徴とする番組確認型リモコン装置。
【請求項5】
前記テレビジョン受像機の受信チャンネルとして最後に指定したチャンネルを、前記特定のチャンネルとして設定する手段を有していることを特徴とする請求項4に記載の番組確認型リモコン装置。
【請求項6】
前記放送受信手段で受信中のチャンネル以外のチャンネルのテレビ放送を受信可能な1つ以上の事前受信手段を備え、前記チャンネル変更手段により変更されたチャンネルを受信中の前記事前受信手段が存在するときには、該事前受信手段で受信している該当チャンネルの放送内容を前記表示手段で表示させるとともに、該事前受信手段を前記放送受信手段に位置付ける手段を備えていることを特徴とする請求項4、5のいずれか1項に記載の番組確認型リモコン装置。
【請求項7】
請求項4〜6のいずれか1項に記載の番組確認型リモコン機能を内蔵していることを特徴とする携帯通信端末。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−31213(P2013−31213A)
【公開日】平成25年2月7日(2013.2.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−205164(P2012−205164)
【出願日】平成24年9月19日(2012.9.19)
【分割の表示】特願2008−17546(P2008−17546)の分割
【原出願日】平成20年1月29日(2008.1.29)
【出願人】(000004237)日本電気株式会社 (19,353)
【Fターム(参考)】