説明

異なる無線アクセス技術の下で配備された無線アクセスネットワーク間のハンドオフを実施する方法および装置

【課題】異なる無線アクセス技術(RAT)の下で配備された無線アクセスネットワーク(RAN)間のハンドオフを実装するための方法および装置を提供する。
【解決手段】無線送信/受信ユニット(WTRU)150は、RATをサポートするために、少なくとも2つの無線ユニットを備える。それぞれのRANは、RANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANのリストをWTRUに送信する。WTRUは、リストを格納し、ハンドオフ基準がコロケートされたRANの1つにより満たされるかどうかを判定する。次いで、WTRUは、現在のRANからターゲットRAN110aへのハンドオフを、ハンドオフ基準がターゲットRANによって満たされる場合に開始する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線通信システムに関する。より詳細には、本発明は、異なる無線アクセス技術(RAT)の下で配備された無線アクセスネットワーク(RAN)間のハンドオフを実装するための方法および装置に関する。
【背景技術】
【0002】
さまざまな種類のサービスを提供するために、さまざまな種類の無線アクセスシステムが開発されてきた。無線アクセスシステムのいくつかの例は、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)(IEEE802ベースのネットワークなど)、およびセルラーネットワーク(ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(UTRAN)、発展型UTRAN(E−UTRAN)、GPRS/EDGE無線アクセスネットワーク(GERAN)など)を含む。これらのネットワークのそれぞれは、特定の用途向けに開発され、仕立てられている。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
企業、住居、および公の領域で無線通信ネットワークが広く採用され、そのようなネットワークのユーザーが一方のネットワークから他方のネットワークへと移動するとき、継続的接続性をサポートすることができる。新たに出現した「常時オン」シナリオでは、無線送信/受信ユニット(WTRU)(すなわち、移動局(MS))は、複数の異機種ネットワークをサポートする必要がある。それゆえ、これらのネットワーク間のシームレスないハンドオフが望まれる。
【課題を解決するための手段】
【0004】
本発明は、異なるRATの下で配備されたRAN間のハンドオフを実装するための方法および装置に関する。WTRUは、RATをサポートするために少なくとも2つの無線ユニットが装備される。それぞれのRANは、RANのカバレッジエリアにコロケートされたRAN(co−located RAN)のリストをWTRUに送信する。WTRUは、このリストを格納し、ハンドオフ基準がコロケートされたRANの1つにより満たされるかどうかを判定する。次いで、WTRUは、現在のRANからターゲットRANへのハンドオフを、ハンドオフ基準がターゲットRANによって満たされる場合に開始する。あるいは、WTRUは、現在のRANに測定レポートを送信することができ、これにより現在のRANは、ハンドオフ基準がコロケートされたRANの選択された1つによって満たされるかどうかを判定し、ハンドオフ基準が満たされる場合に選択されたRANへのハンドオフを開始する。
【0005】
本発明のさらなる詳細な理解は、例示として与えられ、付属の図面とともに理解されるべき好ましい一実施形態の以下の説明から得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0006】
【図1】本発明により構成された無線通信システムにおけるハンドオフプロセスを示す図である。
【図2】本発明によるE−UTRANからI−WLANへのロケーションベースのWTRU開始ハンドオフのプロセスのシグナリングの図である。
【図3】本発明によるE−UTRANからI−WLANへのパワーベースのWTRU開始ハンドオフのプロセスのシグナリングの図である。
【図4】本発明によるブロードキャストなしのE−UTRANからI−WLANへのパワーベースのWTRU開始ハンドオフのプロセスのシグナリングの図である。
【図5】本発明によるI−WLANからE−UTRANへのWTRU開始ハンドオフのプロセスのシグナリングの図である。
【図6】本発明によるブロードキャストなしのI−WLANからE−UTRANへのWTRU開始ハンドオフのプロセスのシグナリングの図である。
【図7】本発明によるI−WLANからE−UTRANへのパワーベースのE−UTRAN開始ハンドオフのプロセスのシグナリングの図である。
【発明を実施するための形態】
【0007】
以降、「WTRU」という用語は、限定はしないが、ユーザー機器(UE)、移動局、固定または移動加入者ユニット、ポケベル、または無線環境で動作することができる任意の他の種類のデバイスを含む。
【0008】
本発明の特徴は、集積回路(IC)に組み込むか、または多数の相互接続コンポーネントを備えた回路に構成することができる。
【0009】
図1は、複数のRAN110a、110bを含み、異なるRATの下で配備された無線通信システム100におけるハンドオフプロセス、およびオールIPネットワーク(AIPN)とすることができるコアネットワーク120を示している。コアネットワーク120は、公衆交換電話網(PSTN)130、インターネット140などの他のネットワークに接続されている。RAN110a、110bのそれぞれは、汎用アクセスネットワーク(GAN)、GERAN、UTRAN、E−UTRAN、IEEEベースのインターワーキングWLAN(I−WLAN)、または任意の種類の無線アクセスネットワークとすることができる。
【0010】
多様なRAN110a、110bの間のモビリティを最適化するために、コアネットワーク120は、コアネットワーク120のオペレータがWTRU150を最も好適なRAN110a、110bに仕向けることができるようにするモビリティ管理(MM)122用のオープンインターフェイスを提供する。コアネットワーク120は、さらに、WTRU150が、セッション制御(SC)124、認証、認可、アカウンティング(AAA)126、およびポリシー制御128などの他のAIPNサービスにアクセスできるようにするオープンインターフェイスを提供する。
【0011】
WTRU150は、少なくとも2つの異なるRATとの通信をサポートするように構成された少なくとも2つの無線ユニットを装備するマルチモードWTRUである。例えば、WTRU150は、E−UTRAN用の1つの無線ユニットおよびI−WLAN用の他の無線ユニットを含むことができる。WTRU150は、RANの1つに対して接続を確立し、ハンドオフ基準がターゲットRANにより満たされる場合にターゲットRANへのハンドオフを実行することができる。
【0012】
ハンドオフは、手動でまたは自動で開始することができる。WTRU150のユーザーによって開始された手動ハンドオフプロセスでは、ユーザーは、代替のRATが現在の地理的位置に存在することを認識しており、それらを切り換える。自動ハンドオフプロセスは、WTRUもしくはRAN110a、110bによって、またはコアネットワーク120により開始することができる。
【0013】
WTRU開始ハンドオフにおいて、WTRU150は、代替のRATの存在を検出し、WTRU150のユーザーのプリファレンスに基づいてハンドオフプロセスを開始する。WTRU150は、必要な情報(ハンドオフポリシー、リソースステータスなど)をネットワーク(すなわち、RAN110bまたはコアネットワーク120)から受信する。WTRU150は、RAN110a、110bのカバレッジエリアのロケーションを追跡し、所定のハンドオフ基準に基づいてハンドオフプロセスを開始する。
【0014】
システム開始ハンドオフにおいて、コアネットワーク120(またはRAN110a、110b)は、WTRU150が複数のRATをサポートすることができることを認識し、WTRU150から必要な情報(電力測定など)を要求する。コアネットワーク120(またはRAN110a、110b)は、WTRU150のロケーションを追跡し、WTRU150がターゲットRANのカバレッジエリア内にあると、一組の基準(WTRU150のモビリティ、要求された帯域幅、アプリケーション、負荷分散、加入者のプロファイル、WTRU150により提供された測定レポートなど)に基づいてハンドオフ手順を開始する。
【0015】
オペレータは、ローカルで利用可能な第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)および非3GPPアクセス技術に関係するWTRU(オプションとして、WTRUからの要求に応じて)アクセスネットワーク間情報を提供することができる。アクセスネットワーク間情報は、ローカルで利用可能な3GPPおよび非3GPPアクセス技術に基づくオペレータプリファレンスを含むことができ、情報は、WTRUの機能および/または加入に基づいてWTRUが使用できるアクセス技術および/またはネットワークに制限することができる。
【0016】
以降、本発明は、E−UTRANおよびIEEEベースのI−WLANを参照して説明されるであろう。しかし、本発明は、任意の種類のRATを使用して任意の種類のRANに適用可能であることに留意されたい。
【0017】
図2は、本発明によるロケーションに基づくE−UTRAN160からI−WLAN170へのWTRU開始ハンドオフのプロセス200のシグナリングの図である。WTRU150は、現在、E−UTRAN160にアタッチされており、ブロードキャスト制御チャネル(BCCH)などのE−UTRANチャネルをリッスンしている(ステップ202)。E−UTRAN160は、E−UTRAN160のカバレッジエリア内で利用可能なRANのリスト(例えば、I−WLAN、UTRAN、GERAN、またはGAN)を送信する(すなわち、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストする)(ステップ204)。WTRU150は、このリストを受信し、格納する(ステップ206)。WTRU150は、次いで、リストにあるRANのサービスエリアのロケーションに対する要求をE−UTRAN160に送信する(ステップ208)。E−UTRAN160は、次いで、ロケーション情報を取り出して、WTRU150に送信する(ステップ210)。このリストは、サービスエリアロケーション、リストされているRANによって使用される無線技術、サポートされている周波数およびデータレートなどに関する情報含むことができる。
【0018】
WTRU150は、E−UTRAN160のカバレッジエリアの辺りを移動するときにそのロケーションを常時モニタする。そのロケーションが代替のRAN(I−WLAN170など)のカバレッジエリアの範囲内にある場合、WTRU150は、ハンドオフ手順をトリガする(ステップ212)。WTRU150がI−WLAN170のカバレッジエリアの範囲内にあるとWTRU150が判定した場合、WTRU150は、メッセージをI−WLAN170に送信してWLANサービスを開始する(ステップ214)。I−WLAN170が、このメッセージを受信すると、I−WLAN170は、認証手順を開始して、WTRU150を認証し、インターワーキングのケースに応じて新しいIPアドレスを割り当てることができる(ステップ216)。認証メッセージは、I−WLAN170とE−UTRAN160との間で交換される(ステップ218)。WTRU150が認証されると、I−WTRU170は、WLANサービスへのアクセスが許可されたことを示すアクセス許可メッセージをWTRU150に送信する(ステップ220)。WTRU150は、次いで、ハンドオフ開始メッセージをE−UTRAN160に送信することによりI−WLAN170へのハンドオフを開始する(ステップ222)。I−WLAN170経由でデータをルートするための制御メッセージが、E−UTRAN160とI−WLAN170との間で交換される(ステップ224)。新しいルートが確立されると、E−UTRAN160は、ハンドオフ完了メッセージをWTRU150に送信し(ステップ226)、WTRU150に提供されるサービスが、I−WLAN170を介して再開される(ステップ228)。
【0019】
プロセス200は、任意の種類のRAN間のハンドオフに適用可能である。例えば、プロセス200は、UTRANからI−WLANへのハンドオフに適用することができる。このような場合、UTRANは、UTRANのカバレッジエリアにおいて利用可能なRANのリストを送信し、WTRUは、WTRUおよびI−WLANのロケーションに基づきこのリストを使用してUTRANからI−WLANへのハンドオフをトリガする。
【0020】
図3は、本発明による電力レベルに基づくE−UTRAN160からI−WLAN170へのWTRU開始ハンドオフのプロセス300のシグナリングの図である。WTRU150は、E−UTRAN無線ユニット152、WLAN無線ユニット154、およびハンドオフコントローラ156を含み、これによりWTRU150は、E−UTRAN160とI−WLAN170との間でハンドオフを行うことができる。WTRU150は、現在、E−UTRAN160にアタッチされており、E−UTRANチャネル(BCCHなど)をリッスンしている(ステップ302)。E−UTRAN160は、E−UTRAN160のカバレッジエリア内で利用可能な他のRANのリスト(例えば、I−WLAN、UTRAN、GERAN、またはGAN)を送信する(すなわち、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストする)(ステップ304)。WTRU150のE−UTRAN無線ユニット152は、このリストを受信し、格納する(ステップ306)。E−UTRAN無線ユニット152は、次いで、WLAN無線ユニット154を初期化する(ステップ308)。E−UTRAN160により提供されるリストは、好ましくは、I−WLAN170の周波数リストを含み、これによりWLAN無線ユニット154は、周波数リストを使用して利用可能なWLANを検索することができる。
【0021】
WLAN無線ユニット154は、次いで初期化され、周波数リストに基づいてWLANチャネルをモニタし、I−WLAN170から受信された信号の電力レベルを測定する(ステップ310)。ハンドオフコントローラ156は、測定された電力レベルが所定の閾値を満たす場合にハンドオフ手順をトリガする(ステップ312)。WTRU150は、メッセージをI−WLAN170に送信して、WLANサービスを開始する(ステップ314)。
【0022】
I−WLAN170が、WTRU150からこのメッセージを受信すると、I−WLAN170は、認証手順を開始して、WTRU150を認証し、インターワーキングのケースに応じて新しいIPアドレスを割り振ることができる(ステップ316)。認証メッセージは、I−WLAN170とE−UTRAN160との間で交換される(ステップ318)。WTRU150が認証されると、I−WTRU170は、アクセス許可メッセージをWTRU150に送信する(ステップ320)。WLAN無線ユニット154は、次いで、ハンドオフ開始メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に送信する(ステップ322)。E−UTRAN無線ユニット152は、次いで、メッセージをE−UTRAN160に送信して、I−WLAN170へのハンドオフを開始する(ステップ324)。I−WLAN170経由でデータをルートするための制御メッセージが、E−UTRAN160とI−WLAN170との間で交換される(ステップ326)。新しいルートが確立されると、E−UTRAN160は、ハンドオフ完了メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に送信し、このユニットは、そのメッセージをWLAN無線ユニット154に転送する(ステップ328、330)。サービスは、次いで、I−WLANを介して再開される(ステップ332)。
【0023】
プロセス300は、任意の種類のRAN間のハンドオフに適用可能である。例えば、プロセス300は、UTRANからI−WLANへのハンドオフに適用することができる。このような場合、UTRANは、UTRANのカバレッジエリアにおいて利用可能なRANのリストを送信し、WTRUは、UTRANおよび/またはI−WLANからの信号の測定結果に基づきこのリストを使用してUTRANからI−WLANへのハンドオフをトリガする。
【0024】
図4は、本発明による電力レベルに基づくブロードキャストなしのE−UTRAN160からI−WLAN170へのWTRU開始ハンドオフのプロセス400のシグナリングの図である。WTRU150は、E−UTRAN無線ユニット152、WLAN無線ユニット154、およびハンドオフコントローラ156を含む。現在、WTRU150は、E−UTRAN160にアタッチされ、WLAN無線ユニット154は、電源オンにされる(ステップ402、404)。E−UTRAN無線ユニット152は、I−WLAN170へのハンドオフの可能性に備えてWLAN無線ユニット154を初期化する(ステップ406)。WTRU150は、E−UTRAN160のカバレッジエリアにある利用可能なRANを知らないので、WLAN無線ユニット154は、何らかの利用可能なWLANサービスを見つけるためにWLANチャネルをモニタする(ステップ408)。WLAN無線ユニット154は、何らかのWLANチャネルを見つけると、そのWLANチャネル上にロックし、そのチャネルを介して信号の電力レベルを測定する(ステップ410)。測定された電力レベルが所定の閾値を満たす場合、ハンドオフコントローラ156は、ハンドオフ手順をトリガし、WTRU150は、メッセージをI−WLAN170に送信して、WLANサービスを開始する(ステップ412)。
【0025】
I−WLAN170がこのメッセージを受信すると、I−WLAN170は、認証手順を開始し、インターワーキングのケースに応じて新しいIPアドレスを割り振ることができる(ステップ414)。認証メッセージは、I−WLAN170とE−UTRAN160との間で交換される(ステップ416)。WTRU150が認証されると、I−WTRU170は、アクセス許可メッセージをWTRU150に送信する(ステップ418)。WLAN無線ユニット154は、次いで、ハンドオフ開始メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に送信する(ステップ420)。E−UTRAN無線ユニット154は、次いで、メッセージをE−UTRAN160に送信して、I−WLAN170へのハンドオフを開始する(ステップ422)。I−WLAN170経由でデータをルートするための制御メッセージは、E−UTRAN160とI−WLAN170との間で交換される(ステップ424)。新しいルートが確立されると、E−UTRAN160は、ハンドオフ完了メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に送信し、このユニットは、そのメッセージをWLAN無線ユニット154に転送する(ステップ426、428)。サービスは、次いで、I−WLAN170を介して再開される(ステップ430)。
【0026】
プロセス400は、任意の種類のRAN間のハンドオフに適用可能である。例えば、プロセス400は、UTRANからI−WLANへのハンドオフに適用することができる。このような場合、WTRUは、I−WLANチャネルをモニタし、UTRANおよび/またはI−WLANからの信号の測定結果に基づきUTRANからI−WLANへのハンドオフをトリガする。
【0027】
図5は、本発明によるI−WLAN170からE−UTRAN160へのWTRU開始ハンドオフのプロセス500のシグナリングの図である。WTRU150は、E−UTRAN無線ユニット152、WLAN無線ユニット154、およびハンドオフコントローラ156を含む。WTRU150は、現在、I−WLAN170に接続されており、I−WLANチャネルをリッスンしている(ステップ502)。
【0028】
I−WLAN170は、I−WLAN170のカバレッジエリア内で利用可能なE−UTRANおよび他のサービスのリストを送信する(すなわち、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストする)(ステップ504)。WTRU150は、E−UTRANリストを受信し、格納する(ステップ506)。WTRU150は、E−UTRANの追加の情報の要求を送信することができる(ステップ508)。I−WLAN170は、次いで、要求された情報を取り出して、WTRU150に送信する(ステップ510)。追加の情報は、限定はしないが、E−UTRANのロケーション、E−UTRANによりサポートされる周波数およびデータレートを含む。
【0029】
E−UTRAN160へのハンドオフは、ユーザーによって、または信号品質などの所定の基準に基づいてハンドオフコントローラ156により自動的に、開始される(ステップ512)。ハンドオフが開始された場合、WLAN無線ユニット154は、無線初期化信号をE−UTRAN無線ユニット152に送信する(ステップ514)。E−UTRAN無線ユニット152は、次いで、アタッチ、登録、コンテキストアクティブ化などを含む、E−UTRANサービス初期化手順を開始する(ステップ516)。E−UTRAN160は、次いで、メッセージをWTRU150に送信して、E−UTRAN160へのアクセスを許可する(ステップ518)。WLAN無線ユニット154は、次いで、メッセージをI−WLAN170に送信して、E−UTRAN160へのハンドオフを開始する(ステップ520)。I−WLAN170経由でデータをルートするための制御メッセージは、E−UTRAN160とI−WLAN170との間で交換される(ステップ522)。新しいルートが確立されると、I−WLAN170は、ハンドオフ完了メッセージをWTRU150に送信する(ステップ524)。WLAN無線ユニット154は、ハンドオフ完了メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に転送し、このユニットは、肯定応答(ACK)で応答する(ステップ526、528)。次いで、WLAN無線ユニット154は、オフにされ(ステップ530)、サービスは、E−UTRAN160を介して再開される(ステップ532)。
【0030】
プロセス500は、任意の種類のRAN間のハンドオフに適用可能である。例えば、プロセス500は、I−WLANからUTRANへのハンドオフに適用することができる。このような場合、I−WLANは、I−WLANのカバレッジエリアにおいて利用可能なRANのリストを送信し、WTRUは、ブロードキャストリストを使用してI−WLANからUTRANへのハンドオフをトリガする。
【0031】
図6は、本発明によるブロードキャストなしのI−WLAN170からE−UTRAN160へのWTRU開始ハンドオフのプロセス600のシグナリングの図である。WTRU150は、E−UTRAN無線ユニット152、WLAN無線ユニット154、およびハンドオフコントローラ156を含む。WTRU150は、現在、I−WLAN170に接続されている。E−UTRAN160へのハンドオフは、ユーザーによって、または信号品質などの所定の基準に基づいてハンドオフコントローラ156により自動的に、開始される(ステップ602)。WLAN無線ユニット154は、信号をE−UTRAN無線ユニット152に送信して、E−UTRAN無線ユニット152を初期化する(ステップ604)。WTRU150は、利用可能なE−UTRANを知らないので、E−UTRAN無線ユニット152は、E−UTRAN160の1つのチャネルを探索し、チャネルが見つかると、E−UTRANチャネル上にロックする(ステップ606)。
【0032】
E−UTRAN無線ユニット152は、次いで、アタッチ、登録、コンテキストアクティブ化などを含む、E−UTRANサービス初期化手順を開始する(ステップ608)。E−UTRAN160がサービスをユーザーに許可することを決定した場合、E−UTRAN160は、メッセージをWTRU150に送信して、E−UTRAN160へのアクセスを許可する(ステップ610)。WLAN無線ユニット154は、次いで、メッセージをI−WLAN170に送信して、E−UTRAN160へのハンドオフを開始する(ステップ612)。I−WLAN170経由でデータをルートするための制御メッセージは、E−UTRAN160とI−WLAN170との間で交換される(ステップ614)。新しいルートが確立されると、I−WLAN170は、ハンドオフ完了メッセージをWTRU150に送信する(ステップ616)。WLAN無線ユニット154は、ハンドオフ完了メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に転送し、このユニットは、ACKで応答する(ステップ618、620)。WLAN無線ユニット154は、次いで、オフにされ(ステップ622)、サービスは、E−UTRAN160を介して再開される(ステップ614)。
【0033】
プロセス600は、任意の種類のRAN間のハンドオフに適用可能である。例えば、プロセス200は、I−WLANからUTRANへのハンドオフに適用することができる。
【0034】
図7は、本発明による電力レベルに基づくI−WLAN170からE−UTRAN160へのE−UTRAN開始ハンドオフのプロセス700のシグナリングの図である。WTRU150は、E−UTRAN無線ユニット152およびWLAN無線ユニット154を含む。WTRU150は、現在、E−UTRAN160にアタッチされており、E−UTRANチャネル(BCCHなど)をリッスンしている(ステップ702)。E−UTRAN160は、E−UTRAN160のカバレッジエリア内で利用可能なRANのリスト(例えば、I−WLAN、UTRAN、GERAN、またはGAN)を送信する(すなわち、ブロードキャスト、マルチキャスト、またはユニキャストする)(ステップ704)。WTRU150は、このリストを受信し、格納する(ステップ706)。WTRU150は、RANのサービスエリアロケーションなどの追加の情報の要求を送信する(ステップ708)。E−UTRAN160は、次いで、要求された情報を取り出し、WTRU150に送信する(ステップ710)。この情報は、サービスエリアロケーション、RANによって使用される無線技術、サポートされている周波数およびデータレートなどに関する情報含むことができる。
【0035】
E−UTRAN無線ユニット152は、次いで、WLAN無線ユニットが利用可能なWLANを探索するのを助ける周波数リストを含むI−WLAN情報をWLAN無線ユニット154に転送し、WLAN無線ユニットを初期化する(ステップ712、714)。WLAN無線ユニット154は、周波数リストに基づいてWLANチャネルをモニタし、I−WLAN170からの信号の電力レベルを測定する(ステップ716)。WLAN無線ユニット154は、E−UTRAN無線ユニット152に測定レポートを送信し(ステップ718)、E−UTRAN無線ユニット152は、測定レポートをE−UTRAN160に転送する(ステップ720)。
【0036】
E−UTRAN160は、測定レポートに基づいてターゲットI−WLANを選択し、ハンドオフプロセスを開始する(ステップ722)。E−UTRAN160は、ターゲットI−WLANに関する情報を含むハンドオフトリガメッセージをWTRU150に送信する(ステップ724)。E−UTRAN無線ユニット152は、情報をWLAN無線ユニット154に転送する(ステップ726)。WLAN無線ユニット154は、次いで、この情報に基づきターゲットWLANのチャネルを探索し、ターゲットWLANにロックする(ステップ728)。WLAN無線ユニット154は、メッセージをI−WLAN170に送信して、WLANサービスを開始する(ステップ730)。
【0037】
I−WLAN170がこのメッセージを受信すると、I−WLAN170は、認証手順を開始し、インターワーキングのケースに応じて新しいIPアドレスを割り振ることができる。認証メッセージは、I−WLAN170とE−UTRAN160との間で交換される(ステップ732)。WTRUが認証されると、I−WLAN170は、アクセス許可メッセージをWTRU150に送信する(ステップ734)。WLAN無線ユニット154は、次いで、ハンドオフ完了メッセージをE−UTRAN無線ユニット152に送信する(ステップ736)。E−UTRAN無線ユニット152は、次いで、ハンドオフ完了メッセージをE−UTRAN160に転送する(ステップ738)。I−WLAN170経由でデータをルートするための制御メッセージは、E−UTRAN160とI−WLAN170との間で交換される(ステップ740)。新しいルートが確立されると、E−UTRAN160は、次いで、ACKをE−UTRAN無線ユニット152に送信し(ステップ742)、E−UTRAN無線ユニット152は、ACKをWLAN無線ユニット154に転送する(ステップ744)。サービスは、次いで、I−WLAN170を介して再開される(ステップ746)。
【0038】
プロセス700は、任意の種類のRAN間のハンドオフに適用可能である。例えば、プロセス700は、UTRANからI−WLANへのハンドオフに適用することができる。このような場合、UTRANは、UTRANのカバレッジエリアにある利用可能なRANのリストを送信し、WTRUは、測定結果をUTRANにレポートし、UTRANは、測定結果に基づきUTRANからI−WLANへのハンドオフをトリガする。
実施形態
1.異なる無線アクセス技術(RAT)の下で配備された複数のRANおよびWTRUを含む無線通信システムにおいて、無線アクセスネットワーク(RAN)間のハンドオフを開始する方法。
【0039】
2.第1のRANが第1のRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANを含むリストをWTRUに送信することを含む実施形態1に記載の方法。
【0040】
3.WTRUが第1のRANからこのリストを受信し、そのリストを格納することを含む実施形態1および2に記載の方法。
【0041】
4.WTRUが、コロケートされたRANの1つによりハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定し、ハンドオフ基準を満たすコロケートされたRANの1つを選択することを含む実施形態1〜3に記載の方法。
【0042】
5.WTRUが第1のRANから選択されたRANへのハンドオフを開始することを含む実施形態1〜4に記載の方法。
【0043】
6.WTRUが第1のRANからコロケートされたRANのサービスエリアロケーションに関する情報を要求し、これによりWTRUは、選択されたRANのサービスエリアロケーションが所定の範囲内にある場合に選択されたRANへのハンドオフを開始することをさらに備える実施形態1〜5に記載の方法。
【0044】
7.WTRUは、WTRUが移動するときに選択されたRANのサービスエリアロケーションが所定の範囲内にあるかどうかを継続的に判定する実施形態6に記載の方法。
【0045】
8.WTRUがコロケートされたRANおよび第1のRANから受信された信号の電力レベルを測定し、これによりWTRUは、選択されたRANから受信された信号の電力レベルが第1のRANから受信された信号の電力レベルを超えた場合に選択されたRANへのハンドオフを開始することをさらに備える実施形態1〜7に記載の方法。
【0046】
9.WTRUがサービスロケーション、無線技術、およびリストにあるコロケートされたRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求し、これによりWTRUは、追加の情報に基づきハンドオフをトリガすることをさらに備える実施形態1〜8に記載の方法。
【0047】
10.第1のRANは、E−UTRANであり、コロケートされたRANは、UTRAN、GERAN、GAN、およびIEEEベースのI−WLANの少なくとも1つである実施形態2〜9に記載の方法。
【0048】
11.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、E−UTRAN、UTRAN、GERAN、およびGANの1つである実施形態2〜9に記載の方法。
【0049】
12.第1のRANは、UTRANであり、コロケートされたRANは、IEEEベースのI−WLANである実施形態2〜9に記載の方法。
【0050】
13.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、UTRANである実施形態2〜9に記載の方法。
【0051】
14.異なるRATの下で配備された複数のRANおよびWTRUを備えた無線通信システム。
【0052】
15.RANの第1のRANは、第1のRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANのリストを送信するように構成された実施形態14に記載のシステム。
【0053】
16.WTRUは、第1のRANからリストを受信するように構成された実施形態14〜15に記載のシステム。
【0054】
17.WTRUは、コロケートされたRANの1つによりハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定するように構成された実施形態14〜16に記載のシステム。
【0055】
18.WTRUは、ハンドオフ基準を満たすコロケートされたRANの1つを選択するように構成された実施形態14〜17に記載のシステム。
【0056】
19.WTRUは、第1のRANから選択されたRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態14〜18に記載のシステム。
【0057】
20.WTRUは、第1のRANからコロケートされたRANのサービスエリアロケーションに関する情報を要求し、WTRUおよび選択されたRANのサービスエリアロケーションをモニタし、選択されたRANのサービスエリアロケーションが所定の範囲内にある場合に選択されたRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態14〜19に記載のシステム。
【0058】
21.WTRUは、コロケートされたRANおよび第1のRANから受信された信号の電力レベルを測定するように構成され、これによりWTRUは、測定された電力レベルに基づいて選択されたRANへのハンドオフを開始する実施形態14〜20に記載のシステム。
【0059】
22.WTRUは、サービスエリアロケーション、無線技術、およびコロケートされたRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求するように構成され、これによりWTRUは、追加の情報に基づきハンドオフをトリガする実施形態14〜21に記載のシステム。
【0060】
23.第1のRANは、E−UTRANであり、コロケートされたRANは、UTRAN、GERAN、GAN、およびIEEEベースのI−WLANの少なくとも1つである実施形態15〜22に記載のシステム。
【0061】
24.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、E−UTRAN、UTRAN、GERAN、およびGANの少なくとも1つである実施形態15〜22に記載のシステム。
【0062】
25.第1のRANは、UTRANであり、コロケートされたRANは、IEEEベースのI−WLANである実施形態15〜22に記載のシステム。
【0063】
26.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、UTRANである実施形態15〜22に記載のシステム。
【0064】
27.異なるRATの下で配備された複数のRANおよび少なくとも1つのWTRUを含む無線通信システムにおいてRAN間のハンドオフを開始する方法。
【0065】
28.第1のRANが第1のRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANを含むリストをWTRUに送信することを備える実施形態27に記載の方法。
【0066】
29.WTRUが第1のRANからこのリストを受信し、そのリストを格納することを含む実施形態28に記載の方法。
【0067】
30.WTRUがコロケートされたRANから受信した信号の品質を測定することを備える実施形態28〜29に記載の方法。
【0068】
31.WTRUが信号品質測定レポートを第1のRANに送信することを備える実施形態28〜30に記載の方法。
【0069】
32.第1のRANが、コロケートされたRANによりハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定し、ハンドオフ基準を満たすコロケートされたRANの1つを選択することを備える実施形態28〜31に記載の方法。
【0070】
33.第1のRANが第1のRANから選択されたRANへのハンドオフを開始することを備える実施形態28〜32に記載の方法。
【0071】
34.WTRUが第1のRANにサービスロケーション、無線技術、およびコロケートされたRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求し、これによりWTRUは、信号品質を測定する際に追加の情報を使用することを備える実施形態27〜33に記載の方法。
【0072】
35.第1のRANは、E−UTRANであり、コロケートされたRANは、UTRAN、GERAN、GAN、およびIEEEベースのI−WLANの少なくとも1つである実施形態28〜34に記載の方法。
【0073】
36.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、E−UTRAN、UTRAN、GERAN、およびGANの少なくとも1つである実施形態28〜34に記載の方法。
【0074】
37.第1のRANは、UTRANであり、コロケートされたRANは、IEEEベースのI−WLANである実施形態28〜34に記載の方法。
【0075】
38.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、UTRANである実施形態28〜34に記載の方法。
【0076】
39.異なるRATの下で配備されたRANおよびWTRU備えた無線通信システム。
【0077】
40.RANの第1のRANは、第1のRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANのリストを送信し、ハンドオフ基準が第1のRANによって受信された測定レポートに基づいて選択されたRANにより満たされる場合に選択されたRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態39に記載のシステム。
【0078】
41.WTRUは、コロケートされたRANから受信された信号の品質を測定するように構成され、WTRUは、信号品質測定レポートを第1のRANに送信する実施形態39〜40に記載のシステム。
【0079】
42.WTRUは、第1のRANにサービスロケーション、無線技術、およびコロケートされたRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求するように構成され、これによりWTRUは、信号品質を測定する際に追加の情報を使用する実施形態39〜41に記載のシステム。
【0080】
43.第1のRANは、E−UTRANであり、コロケートされたRANは、UTRAN、GERAN、GAN、およびIEEEベースのI−WLANの少なくとも1つである実施形態40〜42に記載のシステム。
【0081】
44.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、E−UTRAN、UTRAN、GERAN、およびGANの1つである実施形態40〜42に記載のシステム。
【0082】
45.第1のRANは、UTRANであり、コロケートされたRANは、IEEEベースのI−WLANである実施形態40〜42に記載のシステム。
【0083】
46.第1のRANは、IEEEベースのI−WLANであり、コロケートされたRANは、UTRANである実施形態40〜42に記載のシステム。
【0084】
47.E−UTRANおよびWTRUを含む無線通信システムにおいてE−UTRANから他のRANへのハンドオフを開始する方法。
【0085】
48.E−UTRANがE−UTRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANを含むリストをWTRUに送信することを備える実施形態47に記載の方法。
【0086】
49.WTRUがE−UTRANからこのリストを受信し、そのリストを格納することを備える実施形態47〜48に記載の方法。
【0087】
50.WTRUが、コロケートされたRANの1つによりハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定し、ハンドオフ基準を満たすコロケートされたRANの1つを選択することを備える実施形態47〜49に記載の方法。
【0088】
51.WTRUがE−UTRANから選択されたRANへのハンドオフを開始することを備える実施形態47〜50に記載の方法。
【0089】
52.WTRUがE−UTRANからコロケートされたRANのサービスエリアロケーションに関する情報を要求し、これによりWTRUは、選択されたRANのサービスエリアロケーションが所定の範囲内にある場合に選択されたRANへのハンドオフを開始することを備える実施形態47〜51に記載の方法。
【0090】
53.WTRUがコロケートされたRANおよびE−UTRANから受信された信号の電力レベルを測定し、これによりWTRUは、選択されたRANから受信された信号の電力レベルがE−UTRANから受信された信号の電力レベルを超えた場合に選択されたRANへのハンドオフを開始することを備える実施形態47〜52に記載の方法。
【0091】
54.WTRUがサービスロケーション、無線技術、およびリストにあるコロケートされたRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求し、これによりWTRUは、追加の情報に基づきハンドオフをトリガすることを備える実施形態47〜53に記載の方法。
【0092】
55.E−UTRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたRANのリストを送信するように構成されたE−UTRANと、異なるRATの下で配備された少なくとも1つのコロケートされたRANと、WTRUとを備えた無線通信システム。
【0093】
56.WTRUは、E−UTRANからリストを受信するように構成された実施形態55に記載のシステム。
【0094】
57.WTRUは、コロケートされたRANの1つによりハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定するように構成された実施形態55〜56に記載のシステム。
【0095】
58.WTRUは、ハンドオフ基準を満たすコロケートされたRANの1つを選択するように構成された実施形態55〜57に記載のシステム。
【0096】
59.WTRUは、E−UTRANから選択されたRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態55〜58に記載のシステム。
【0097】
60.WTRUは、E−UTRANからコロケートされたRANのサービスエリアロケーションに関する情報を要求し、WTRUおよび選択されたRANのサービスエリアロケーションをモニタし、選択されたRANのサービスエリアロケーションが所定の範囲内にある場合に選択されたRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態55〜59に記載のシステム。
【0098】
61.WTRUは、コロケートされたRANおよびE−UTRANから受信された信号の電力レベルを測定し、これによりWTRUは、測定された電力レベルに基づいて選択されたRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態55〜60に記載のシステム。
【0099】
62.WTRUは、サービスエリアロケーション、無線技術、およびコロケートされたRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求し、これによりWTRUは、追加の情報に基づきハンドオフをトリガするように構成された実施形態50〜61に記載のシステム。
【0100】
63.E−UTRANおよびWTRUを含む無線通信システムにおいて第2のRANからE−UTRANへのハンドオフを開始する方法。
【0101】
64.第2のRANがE−UTRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされたE−UTRANを含むリストをWTRUに送信することを備える実施形態63に記載の方法。
【0102】
65.WTRUが第2のRANからこのリストを受信し、そのリストを格納することを含む実施形態63〜64に記載の方法。
【0103】
66.WTRUが、E−UTRANによってハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定することを備える実施形態63〜65に記載の方法。
【0104】
67.WTRUが、ハンドオフ基準が満たされる場合に第2のRANからE−UTRANへのハンドオフを開始することを備える実施形態63〜66に記載の方法。
【0105】
68.WTRUがサービスロケーション、無線技術、およびE−UTRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求し、これによりWTRUは、追加の情報に基づきハンドオフをトリガすることを備える実施形態63〜67に記載の方法。
【0106】
69.E−UTRANと、E−UTRANのカバレッジエリアにおいてコロケートされた少なくとも1つの代替のRANと、WTRUとを備えた無線通信システム。
【0107】
70.代替のRANは、代替のRANのカバレッジエリアにおいて利用可能なE−UTRANのリストを送信するように構成された実施形態69に記載のシステム。
【0108】
71.WTRUは、代替のRANからリストを受信するように構成された実施形態69〜70に記載のシステム。
【0109】
72.WTRUが、E−UTRANによってハンドオフ基準が満たされるかどうかを判定するように構成された実施形態69〜71に記載のシステム。
【0110】
73.WTRUが、ハンドオフ基準が満たされる場合に代替のRANからE−UTRANへのハンドオフを開始するように構成された実施形態69〜72に記載のシステム。
【0111】
74.WTRUは、サービスエリアロケーション、無線技術、およびE−UTRANの周波数およびデータレートの少なくとも1つを含む追加の情報を要求し、これによりWTRUは、追加の情報に基づきハンドオフをトリガするように構成された実施形態69〜73に記載のシステム。
【0112】
75.E−UTRAN、I−WLAN、およびWTRUを含む無線通信システムにおいてE−UTRANとI−WLANとの間のハンドオフを開始する方法。
【0113】
76.WTRUがE−UTRANにアタッチされている間にWTRUがI−WLANチャネルをモニタすることを備えた実施形態75に記載の方法。
【0114】
77.WTRUが検出されたI−WLANチャネルにロックすることを備えた実施形態75〜76に記載の方法。
【0115】
78.WTRUが、I−WLANへのハンドオフの基準が満たされる場合にハンドオフ手順を開始することを備えた実施形態75〜77に記載の方法。
【0116】
79.E−UTRANと、IEEEベースのI−WLANと、WTRUとを備えた無線通信システム。
【0117】
80.WTRUは、E−UTRAN無線ユニットを備えた実施形態79に記載のシステム。
【0118】
81.WTRUは、I−WLAN無線ユニットを備えた実施形態79〜80に記載のシステム。
【0119】
82.WTRUは、ハンドオフコントローラを備えた実施形態79〜81に記載のシステム。
【0120】
83.ハンドオフコントローラは、WTRUがE−UTRANにアタッチされている間にI−WLANチャネルをモニタするように構成された実施形態82に記載のシステム。
【0121】
84.ハンドオフコントローラは、検出されたWLANチャネルにロックするように構成された実施形態82〜83に記載のシステム。
【0122】
85.ハンドオフコントローラは、I−WLANへのハンドオフの基準が満たされる場合にハンドオフ手順を開始するように構成された実施形態82〜84に記載のシステム。
【0123】
86.E−UTRAN、I−WLAN、およびWTRUを含む無線通信システムにおいてE−UTRANとI−WLANとの間のハンドオフを開始する方法。
【0124】
87.WTRUがI−WLANにアタッチされている間にWTRUがE−UTRANチャネルをモニタすることを備える実施形態86に記載の方法。
【0125】
88.WTRUが検出されたE−UTRANチャネルにロックすることを備える実施形態86〜87に記載の方法。
【0126】
89.WTRUが、I−WLANからE−UTRANへのハンドオフの基準が満たされる場合にハンドオフ手順を開始することを備える実施形態86〜88に記載の方法。
【0127】
90.E−UTRANと、IEEEベースのI−WLANと、WTRUとを備えた無線通信システム。
【0128】
91.WTRUは、E−UTRAN無線ユニットを備えた実施形態90に記載のシステム。
【0129】
92.WTRUは、I−WLAN無線ユニットを備えた実施形態90〜91に記載のシステム。
【0130】
93.WTRUは、ハンドオフコントローラを備えた実施形態90〜92に記載のシステム。
【0131】
94.ハンドオフコントローラは、WTRUがI−WLANにアタッチされている間にE−UTRANチャネルをモニタするように構成された実施形態93に記載のシステム。
【0132】
95.ハンドオフコントローラは、検出されたE−UTRANチャネルにロックするように構成された実施形態93〜94に記載のシステム。
【0133】
96.ハンドオフコントローラは、E−UTRANへのハンドオフの基準が満たされる場合にハンドオフ手順を開始するように構成された実施形態93〜95に記載のシステム。
【0134】
97.異なるRATの下で配備された複数のRANおよびWTRUを含む無線通信システムにおいてRAN間のハンドオフを開始する方法。
【0135】
98.第1のRANがローカルで利用可能な第三世代パートナーシッププロジェクト(3GPP)および非3GPPアクセス技術に関係するアクセスネットワーク間情報をWTRUに送信することを備える実施形態97に記載の方法。
【0136】
99.WTRUがアクセスネットワーク間情報を受信し、その情報を格納することを備える実施形態97〜98に記載の方法。
【0137】
100.WTRUがアクセスネットワーク間情報に基づきハンドオフを開始することを備える実施形態97〜99に記載の方法。
【0138】
101.アクセスネットワーク間情報は、WTRUからの要求に応じて提供される実施形態98〜100に記載の方法。
【0139】
102.オペレータプリファレンスは、ローカルで利用可能な3GPPおよび非3GPPアクセス技術に基づいてアクセスネットワーク間情報に含まれる実施形態98〜101に記載の方法。
【0140】
103.アクセスネットワーク間情報は、WTRUの機能またはWTRU加入またはその両方に基づいてWTRUが使用できるアクセス技術およびネットワークに制限される実施形態98〜102に記載の方法。
【0141】
本発明の特徴および要素は、特定の組合せで好ましい実施形態において説明されているが、それぞれの特徴または要素は、好ましい実施形態の他の特徴および要素なしで単独で、または本発明の他の特徴および要素と共にまたはなしでさまざまな組合せにおいて使用することができる。
【符号の説明】
【0142】
100 無線通信システム
200 プロセス
300 プロセス
400 プロセス
500 プロセス
600 プロセス
700 プロセス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線送信/受信ユニット(WTRU)における使用のための方法であって、
前記WTRUが、2つ以上の技術タイプのアクセスネットワークに関連するアクセスネットワーク情報を含むアクセスネットワーク情報メッセージを受信することと、
前記WTRUが、前記アクセスネットワーク情報に基づいてターゲットアクセスネットワークを選択することと、
前記WTRUが、前記ターゲットアクセスネットワークへのハンドオーバを開始することと
を備えることを特徴とする方法。
【請求項2】
請求項1に記載の方法であって、
前記WTRUが、前記アクセスネットワーク情報が利用可能であることを示すメッセージを受信することをさらに備えることを特徴とする方法。
【請求項3】
請求項1に記載の方法であって、
前記WTRUが、前記アクセスネットワーク情報の要求を示すアクセスネットワーク情報要求メッセージを送信することをさらに備え、
前記アクセスネットワーク情報メッセージは、前記アクセスネットワーク情報要求メッセージに応答するものであることを特徴とする方法。
【請求項4】
請求項1に記載の方法であって、前記アクセスネットワーク情報メッセージを受信することは、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)を用いて行われることを特徴とする方法。
【請求項5】
請求項1に記載の方法であって、前記アクセスネットワーク情報メッセージを受信することは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を用いて行われることを特徴とする方法。
【請求項6】
請求項1に記載の方法であって、前記ターゲットアクセスネットワークは、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)であることを特徴とする方法。
【請求項7】
請求項1に記載の方法であって、前記ターゲットアクセスネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であることを特徴とする方法。
【請求項8】
請求項1に記載の方法であって、
前記ターゲットアクセスネットワークへのハンドオーバを行うことと、
前記ターゲットアクセスネットワーク経由でコアネットワークからサービスを受けることと
をさらに備えることを特徴とする方法。
【請求項9】
無線送信/受信ユニット(WTRU)であって、
2つ以上の技術タイプのアクセスネットワークに関連するアクセスネットワーク情報を含むアクセスネットワーク情報メッセージを受信するように構成された回路と、
前記アクセスネットワーク情報に基づいてターゲットアクセスネットワークを選択するように構成された回路と、
前記ターゲットアクセスネットワークへのハンドオーバを開始するように構成された回路と
を備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項10】
請求項9に記載のWTRUであって、
前記アクセスネットワーク情報が利用可能であることを示すメッセージを受信するように構成された回路をさらに備えたことを特徴とするWTRU。
【請求項11】
請求項9に記載のWTRUであって、
前記アクセスネットワーク情報の要求を示すアクセスネットワーク情報要求メッセージを送信するように構成された回路をさらに備え、
前記アクセスネットワーク情報メッセージは、前記アクセスネットワーク情報要求メッセージに応答するものであることを特徴とするWTRU。
【請求項12】
請求項9に記載のWTRUであって、前記アクセスネットワーク情報メッセージを受信するように構成された回路は、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)または無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)を用いて前記アクセスネットワーク情報メッセージを受信するように構成されたことを特徴とするWTRU。
【請求項13】
請求項9に記載のWTRUであって、前記ターゲットアクセスネットワークは、発展型ユニバーサルモバイルテレコミュニケーションシステム(UMTS)地上無線アクセスネットワーク(E−UTRAN)であることを特徴とするWTRU。
【請求項14】
請求項9に記載のWTRUであって、前記ターゲットアクセスネットワークは、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)であることを特徴とするWTRU。
【請求項15】
請求項9に記載のWTRUであって、
前記ターゲットアクセスネットワークへのハンドオーバを行うように構成された回路と、
前記ターゲットアクセスネットワーク経由でコアネットワークからサービスを受けるように構成された回路と
をさらに備えたことを特徴とするWTRU。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2011−234378(P2011−234378A)
【公開日】平成23年11月17日(2011.11.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−120511(P2011−120511)
【出願日】平成23年5月30日(2011.5.30)
【分割の表示】特願2008−512452(P2008−512452)の分割
【原出願日】平成18年5月16日(2006.5.16)
【出願人】(596008622)インターデイジタル テクノロジー コーポレーション (871)
【Fターム(参考)】