説明

癌、炎症及び感染性疾患の治療のための、[3.2.0]複素環式化合物およびそれらの類縁体の使用

【課題】本発明は、複素環式化合物およびそれらの類縁体を含む化学化合物を提供することを課題とする。
【解決手段】
動物における疾患を治療するための、式I、II、III、IVおよびVからなる群より選択される化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩を含む医薬品。


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【特許請求の範囲】
【請求項1】
動物における疾患を治療するための、式I、II、III、IVおよびVからなる群より選択される化合物またはそれらの薬学的に許容可能な塩を含む医薬品であって、
【化1】

点線は、単結合または二重結合を表し、
1は独立して、水素、ハロゲン、および以下の残基の一置換、多置換または無置換の
変異形から成る群から選択され、
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)
nは、1または2であり、nが2である場合、R1は、同じであってもよく、あるいは
異なってもよく、かつ、R1は水素ではなく、
2は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
3は、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る群から
選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
4は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
mは、1または2であり、mが2の場合、置換基は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよく、
5は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
m’は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11であり、m’が1より大きい場合、置換基は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよく、
1、E2、E3、E4およびE5はそれぞれ、置換または無置換のヘテロ原子であり、
疾患は、腫瘍性疾患、炎症性状態および感染性疾患から成る群より選択される、医薬品。
【請求項2】
前記腫瘍性疾患は癌である、請求項1に記載の医薬品。
【請求項3】
前記癌は、薬物耐性癌である、請求項2に記載の医薬品。
【請求項4】
前記炎症性状態は、虚血、敗血症、自己免疫疾患、関節リウマチ、炎症性腸疾患、全身性紅斑性狼瘡、多発性硬化症、喘息、骨関節炎、骨粗鬆症、繊維症、皮膚病、乾癬、アトピー性皮膚炎、紫外線(UV)により誘発された皮膚損傷、乾癬性関節炎、強直性脊椎炎、組織および臓器拒絶反応、アルツハイマー病、発作、アテローム性動脈硬化症、再狭窄、糖尿病、糸球体腎炎、悪液質、感染に関連した炎症、後天性免疫不全症候群(AIDS)に関連した炎症、成人呼吸窮迫症候群に関連した炎症、毛細血管拡張性失調症に関連した炎症、心筋梗塞から成る群より選択される、請求項1に記載の医薬品。
【請求項5】
前記感染性疾患は、炭疽菌(B. anthracis)、プラスモディウム属(Plasmodium)、リーシュマニア属(Leishmania)およびトリパノソーマ属(Trypanosoma)から成る群から選択され
る微生物により引き起こされる、請求項1に記載の医薬品。
【請求項6】
式I、II、およびIVから選択される化合物、又はそれらの薬学的に許容可能な塩を含む、動物において腫瘍性疾患を治療するための医薬品。
【化2】

点線は、単結合または二重結合を表し、
1はそれぞれ独立して、水素、一置換、多置換または無置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換、多置換または無置換の不飽和C2〜C24アルケニル、一置換、多置換または無置
換のC2〜C24アルキニル、一置換、多置換または無置換のアルコキシ、およびハロゲン
化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)から成る群から選択され、
nは、2であり、R1は、同じであってもよく、あるいは異なってもよく、かつ、少なく
とも1つのR1は水素ではなく、
1の一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換または多置換の不飽和C2
24アルケニル、あるいは一置換または多置換のC2〜C24アルキニルは、ハロゲン、−
−SO2−アルキル、−−SO2−置換アルキル、−−SO2−アリール、−−SO2−ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、チオール、チオアルコキシ、アミノ、アリールオキシ、およびヘテロアリールオキシから成る群から選択される1つ以上の置換基で置換され、
1の一置換または多置換のアルコキシは、アシル基で置換され、
2は、一置換の飽和C1〜C24アルキルまたは一置換の不飽和C2〜C24アルケニルであ
り、
2の一置換の飽和C1〜C24アルキルまたは一置換の不飽和C2〜C24アルケニルは、ア
ミノ、ヒドロキシ、アシル、およびシクロアルケニルから成る群より選択される置換基で置換され、
3は、無置換のメチルであり、
mは2であり、
2つのR4のうちの1つは、一置換、多置換または無置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換、多置換または無置換の不飽和C2〜C24アルケニル、一置換、多置換または無置換の
2〜C24アルキニル、一置換、多置換または無置換のアリールオキシカルボニルオキシ
、一置換、多置換または無置換のシクロアルキル、一置換、多置換または無置換のシクロアルケニル、一置換、多置換または無置換のアルコキシ、一置換、多置換または無置換のシクロアルコキシ、一置換、多置換または無置換のアリール、一置換、多置換または無置換のヘテロアリール、一置換、多置換または無置換のアリールアルコキシカルボニル、および一置換、多置換または無置換のシクロアルキルアシルから成る群より選択され、
2つのR4のうちの他方は、水素であり、
4の一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換または多置換の不飽和C2
24アルケニル、一置換または多置換のC2〜C24アルキニルは、ヒドロキシ、アルコキ
シ、チオール、チオアルコキシ、アシル、アミノ、アリールオキシ、およびヘテロアリールオキシから成る群より選択される1つ以上の置換基で置換され、
4の一置換または多置換の飽和アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シ
クロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、フェニル、およびシクロアルキルアシルは、ハロゲン、−−SO2−アルキル、−−SO2−置換アルキル、−−SO2−アリール、−−SO2−ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、チオール、チオアルコキシ、アミノ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、およびヘテロ原子から成る群から選択される1つ以上の置換基で置換され、
5はそれぞれ水素、ハロゲン、無置換の飽和C1〜C24アルキル、ヒドロキシ、アルキルチオ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)から成る群から選択され、
1は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11であり、m1が1より大きい場合、R5は、同じであってもよく、あるいは異なってもよく、置換基R5は環を形成してもよく、
1およびE3は独立してOまたはSであり、E4はO、S、またはNHであり、E2はNHであり、E5はO、S、OH、SH、NH2、またはNORであり、Rは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、
腫瘍性疾患は、血管腫、洞腫瘍、尿管(uretal)癌、食道癌、肝臓癌、および血管腫から成る群より選択される、医薬品。
【請求項7】
1は、無置換の飽和C1〜C4アルキル、あるいは一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキルであり、一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキルは、−−SO2−アルキル、−−SO2−置換アルキル、−−SO2−アリール、−−SO2−ヘテロアリール、アルコ
キシ、チオール、チオアルコキシ、アミノ、アリールオキシ、およびヘテロアリールオキシから成る群から選択される1つ以上の置換基で置換される、請求項6に記載の医薬品。
【請求項8】
2つのR4のうちの1つは、一置換、多置換または無置換のアリールオキシカルボニルオ
キシ、一置換、多置換または無置換のシクロアルキル、一置換、多置換または無置換のシクロアルケニル、一置換、多置換または無置換のシクロアルコキシ、一置換、多置換または無置換のアリール、一置換、多置換または無置換のヘテロアリール、一置換、多置換または無置換のアリールアルコキシカルボニル、および一置換、多置換または無置換のシクロアルキルアシルから成る群より選択される、請求項6に記載の医薬品。
【請求項9】
式I、II、およびIVからなる群から選択される化合物、又はそれらの薬学的に許容可能な塩を含む、動物において腫瘍性疾患を治療するための医薬品。
【化3】

点線は、単結合または二重結合を表し、
1はそれぞれ独立して、水素、一置換、多置換または無置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換、多置換または無置換の不飽和C2〜C24アルケニル、一置換、多置換または無置
換のC2〜C24アルキニル、および一置換、多置換または無置換のアルコキシから成る群
から選択され、
nは、2であり、R1は、同じであってもよく、あるいは異なってもよく、かつ、少なく
とも1つのR1は水素ではなく、
1の一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換または多置換の不飽和C2
24アルケニル、あるいは一置換または多置換のC2〜C24アルキニルは、−−SO2−アルキル、−−SO2−置換アルキル、−−SO2−アリール、−−SO2−ヘテロアリール
、ヒドロキシ、アルコキシ、チオール、チオアルコキシ、アミノ、アリールオキシ、およびヘテロアリールオキシから成る群から選択される1つ以上の置換基で置換され、
1の一置換または多置換のアルコキシは、アシル基で置換され、
2は、一置換の飽和C1〜C24アルキルまたは一置換の不飽和C2〜C24アルケニルであ
り、
2の一置換の飽和C1〜C24アルキルまたは一置換の不飽和C2〜C24アルケニルは、ア
ミノ、ヒドロキシ、アシル、およびシクロアルケニルから成る群より選択される置換基で置換され、
3は、無置換のメチルであり、
mは2であり、
2つのR4のうちの1つは、一置換、多置換または無置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換、多置換または無置換の不飽和C2〜C24アルケニル、一置換、多置換または無置換の
2〜C24アルキニル、一置換、多置換または無置換のアリールオキシカルボニルオキシ
、一置換、多置換または無置換のシクロアルキル、一置換、多置換または無置換のシクロアルケニル、一置換、多置換または無置換のアルコキシ、一置換、多置換または無置換のシクロアルコキシ、一置換、多置換または無置換のアリール、一置換、多置換または無置換のヘテロアリール、一置換、多置換または無置換のアリールアルコキシカルボニル、および一置換、多置換または無置換のシクロアルキルアシルから成る群より選択され、
2つのR4のうちの他方は、水素であり、
4の一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキル、一置換または多置換の不飽和C2
24アルケニル、一置換または多置換のC2〜C24アルキニルは、ヒドロキシ、アルコキ
シ、チオール、チオアルコキシ、アシル、アミノ、アリールオキシ、およびヘテロアリールオキシから成る群より選択される1つ以上の置換基で置換され、
4の一置換または多置換の飽和アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シ
クロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、フェニル、およびシクロアルキルアシルは、ハロゲン、−−SO2−アルキル、−−SO2−置換アルキル、−−SO2−アリール、−−SO2−ヘテロアリール、ヒドロキシ、アルコキシ、チオール、チオアルコキシ、アミノ、アリールオキシ、ヘテロアリールオキシ、およびヘテロ原子から成る群から選択される1つ以上の置換基で置換され、
5はそれぞれ水素、ハロゲン、無置換の飽和C1〜C24アルキル、ヒドロキシ、アルキルチオ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)から成る群から選択され、
1は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10または11であり、m1が1より大きい場合、R5は、同じであってもよく、あるいは異なってもよく、置換基R5は環を形成してもよく、
1およびE3は独立してOまたはSであり、E4はO、S、またはNHであり、E2はNHであり、E5はO、S、OH、SH、NH2、またはNORであり、Rは、アルキル、アリールまたはヘテロアリールであり、
腫瘍性疾患は、結腸癌、卵巣癌、乳癌、肺癌、白血病、皮膚癌、膵臓癌、中枢神経系(CNS)癌、前立腺癌、肉腫、内分泌癌、リンパ腫、胃癌、骨髄腫、膀胱癌、腎臓癌、洞腫瘍、尿管(uretal)癌、食道癌、肝臓癌、および血管腫から成る群より選択される、医薬品。
【請求項10】
前記腫瘍性疾患が、膵臓癌、内分泌癌、胃癌、骨髄腫、膀胱癌、洞腫瘍、尿管(uretal)癌、食道癌、肝臓癌、および血管腫から成る群より選択される、請求項9に記載の医薬品。
【請求項11】
1は、無置換の飽和C1〜C4アルキル、あるいは一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキルであり、一置換または多置換の飽和C1〜C24アルキルは、−−SO2−アルキル、−−SO2−置換アルキル、−−SO2−アリール、−−SO2−ヘテロアリール、アルコ
キシ、チオール、チオアルコキシ、アミノ、アリールオキシ、およびヘテロアリールオキシから成る群から選択される1つ以上の置換基で置換される、請求項9または10に記載の医薬品。
【請求項12】
2つのR4のうちの1つは、一置換、多置換または無置換のアリールオキシカルボニルオ
キシ、一置換、多置換または無置換のシクロアルキル、一置換、多置換または無置換のシクロアルケニル、一置換、多置換または無置換のシクロアルコキシ、一置換、多置換または無置換のアリール、一置換、多置換または無置換のヘテロアリール、一置換、多置換または無置換のアリールアルコキシカルボニル、および一置換、多置換または無置換のシクロアルキルアシルから成る群より選択される、請求項9から11のいずれか1項に記載の医薬品。
【請求項13】
前記癌は、肝臓癌または血管腫である、請求項6から12のいずれか1項に記載の医薬品。
【請求項14】
前記癌は、薬物耐性癌である、請求項6から13のいずれか1項に記載の医薬品。
【請求項15】
前記薬物耐性癌は、肉腫または白血病である、請求項3または14に記載の医薬品。
【請求項16】
前記薬物耐性癌は、P−糖タンパク質流出ポンプのレベルの上昇、MRP1によりコードされる多剤耐性関連タンパク質1の発現の増加、薬物取り込みの減少、薬物の標的の変化または薬物誘導性DNA損傷の修復の増加、アポトーシス経路の変化あるいはシトクロムp450酵素の活性化のうちの少なくとも1つを示す、請求項2、14および15のいずれか1項に記載の医薬品。
【請求項17】
癌細胞を、式I、II、III、IVおよびVから選択される式の化合物、又はそれらの薬学的に許容可能な塩と接触させることを含む、癌細胞の生育を阻害するための医薬。
【化4】

点線は、単結合または二重結合を表し、
1は独立して、水素、ハロゲン、および以下の残基の一置換、多置換または無置換の
変異形から成る群から選択され、
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)
nは、1または2であり、nが2である場合、R1は、同じであってもよく、あるいは
異なってもよく、かつ、R1は水素ではなく、
2は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
3は、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る群から
選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミ
ノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
4は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
mは、1または2であり、mが2の場合、置換基は同じであってもよく、異なっていてもよく、
5は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
m’は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11であり、m’が1より大きい場合、置換基は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよく、
1、E2、E3、E4およびE5はそれぞれ、置換または無置換のヘテロ原子である、医
薬品。
【請求項18】
細胞を、式I、II、III、IVおよびVから選択される式の化合物、又はそれらの薬学的に許容可能な塩と接触させることを含む、プロテアソーム活性を阻害するための医薬。
【化5】

点線は、単結合または二重結合を表し、
1は独立して、水素、ハロゲン、および以下の残基の一置換、多置換または無置換の
変異形から成る群から選択され、
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)
nは、1または2であり、nが2である場合、R1は、同じであってもよく、あるいは
異なってもよく、かつ、R1は水素ではなく、
2は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
3は、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る群から
選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール
、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
4は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
mは、1または2であり、mが2の場合、置換基は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよく、
5は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
m’は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11であり、m’が1より大きい場合、置換基は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよく、
1、E2、E3、E4およびE5はそれぞれ、置換または無置換のヘテロ原子である、医
薬品。
【請求項19】
細胞を、式I、II、III、IVおよびVから選択される式の化合物、又はそれらの薬学的に許容可能な塩と接触させることを含む、NF−κB活性化を阻害するための医薬。
【化6】

点線は、単結合または二重結合を表し、
1は独立して、水素、ハロゲン、および以下の残基の一置換、多置換または無置換の
変異形から成る群から選択され、
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)
nは、1または2であり、nが2である場合、R1は、同じであってもよく、あるいは
異なってもよく、かつ、R1は水素ではなく、
2は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
3は、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る群から
選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール
、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
4は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、シクロアルキルアシル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
mは、1または2であり、mが2の場合、置換基は同じであってもよく、異なっていてもよく、
5は、水素、ハロゲン、以下の残基の一置換、多置換または無置換の変異形から成る
群から選択され
飽和C1〜C24アルキル、不飽和C2〜C24アルケニル、不飽和C2〜C24アルキニル
、アシル、アシルオキシ、アルキルオキシカルボニルオキシ、アリールオキシカルボニルオキシ、シクロアルキル、シクロアルケニル、アルコキシ、シクロアルコキシ、アリール、ヘテロアリール、アリールアルコキシカルボニル、アルコキシカルボニルアシル、アミノ、アミノカルボニル、アミノカルボニルオキシ、ニトロ、アジド、フェニル、ヒドロキシ、アルキルチオ、アリールチオ、オキシスルホニル、カルボキシ、シアノおよびハロゲン化アルキル(ポリハロゲン化アルキルを含む)、
m’は、0、1、2、3、4、5、6、7、8、9、10、または11であり、m’が1より大きい場合、置換基は同じであってもよく、あるいは異なっていてもよく、
1、E2、E3、E4およびE5はそれぞれ、置換または無置換のヘテロ原子である、医
薬品。
【請求項20】
前記化合物が、
【化7】

又はその薬学的に許容可能な塩であり、R8が、H、F、Cl、BrおよびIから成る群から選択
される、請求項1−19のいずれか1項に記載の医薬品。
【請求項21】
前記化合物が、
【化8】

又はその薬学的に許容可能な塩である、請求項20に記載の医薬。
【請求項22】
前記化合物が、
【化9】

又はその薬学的に許容可能な塩である、請求項21に記載の医薬。
【請求項23】
前記化合物が、
【化10】

又はその薬学的に許容可能な塩であり、R8が、H、F、Cl、BrおよびIから成る群から選択
される、請求項1−19のいずれか1項に記載の医薬品。
【請求項24】
【化11】

又はその薬学的に許容可能な塩であり、R8が、H、F、Cl、BrおよびIから成る群から選択
される、化合物。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【図18】
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【図19】
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【図20】
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【図21】
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【図22】
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【図23】
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【図24】
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【図25】
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【図26】
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【図27】
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【図28】
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【図29】
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【図30】
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【図31】
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【図32】
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【図33】
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【図34】
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【図35】
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【図36】
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【図37】
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【図38】
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【図39】
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【図40】
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【図41】
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【図42】
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【図43】
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【図44】
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【図45】
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【図46】
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【図47】
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【図48】
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【図49】
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【図50】
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【公開番号】特開2012−31198(P2012−31198A)
【公開日】平成24年2月16日(2012.2.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−238014(P2011−238014)
【出願日】平成23年10月28日(2011.10.28)
【分割の表示】特願2006−517404(P2006−517404)の分割
【原出願日】平成16年6月18日(2004.6.18)
【出願人】(505041656)ネレアス ファーマシューティカルズ インコーポレイテッド (11)
【Fターム(参考)】