説明

発光ダイオードランプ

【課題】安全性が確保される発光ダイオードランプを提供する。
【解決手段】一端に備えられる二つの第1ピン61、62と、他端に備えられる二つの第2ピン63,64と、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部1と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるようにヒューズ5を備える保護回路部を含む。また、前記保護回路部は、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオード2と、前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオード3と、前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4とをさらに含む。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、安全性が確保される発光ダイオードランプに関する。
【背景技術】
【0002】
既存の蛍光灯は100〜1,500V程度の交流電源が入力されて発光するようにしている。これに対し、発光ダイオード(LED)ランプはこのような既存の蛍光灯を代替するために開発された製品であって、交流電源をスイッチングモードパワーサプライ(SMPS)に入力して50V未満の直流電源に変えた後、直管型のLEDランプに印加することによって、直流電源を通じて発光ダイオードが光を発散するようにする。
【0003】
このように発光ダイオードは直流電源を利用する半導体であるため、蛍光灯に印加されるような交流電源が発光ダイオードランプに印加される場合、発光ダイオードの寿命と動作に異常が発生し得る。
【0004】
例えば、発光ダイオードランプに蛍光灯に使用されるベース(base)と類似するベースが使用される場合、一般人は発光ダイオードランプを蛍光灯と混同することがあり、これによって交流電源が供給される蛍光灯用ソケットに発光ダイオードランプを装着するおそれがあって問題になり得る。このような問題を防止するために、一部の官公庁では発光ダイオードランプを使用するとき、既存の蛍光灯との誤認または混同により安全性に問題が発生しないように発光ダイオードランプを製造することを要求している。
【0005】
つまり、既存の蛍光灯を点灯するための蛍光灯用安定器に発光ダイオードランプを混用して使用するようになれば、発光ダイオードランプはこのような安定器から100〜1,500V程度の交流電源が入力されるようになるため、弱電圧で駆動する発光ダイオードランプはその寿命が短縮したり動作にエラーが生じることがあり、破壊されたり火災が発生するようになることもある。このように発光ダイオードランプを使用する場合、既存の蛍光灯との誤認または混同による安全事故が憂慮されており、安全性の確保が切実な状態である。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
本発明は、前記のような問題点を解決するために案出されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、使用者が誤認または混同により既存の蛍光灯用灯器具に発光ダイオードランプを装着しても直流電源を使用する発光ダイオードランプに寿命短縮、動作異常、安全事故などの問題が発生しないようにする回路を備える発光ダイオードランプを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
前記課題を達成するための本発明の一実施例による発光ダイオードランプは、一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズを備える保護回路部を含み、前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。
【0008】
前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つは、前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され得る。
【0009】
前記ヒューズは、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つにそれぞれ配置され得る。
【0010】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つに前記順方向にそれぞれ装着される整流ダイオード(rectifier diode)と、前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオード(TVS diode)とをさらに含むことができる。
【0011】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つに前記順方向にそれぞれ装着される整流ダイオードと、前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオードと、前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード(bridge diode)とをさらに含むことができる。
【0012】
前記ヒューズは、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つにそれぞれ配置され得る。
【0013】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオードと、前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードとをさらに含み、前記二つの第2ピンはグラウンド(ground)処理されて絶縁状態であることができる。
【0014】
前記ヒューズは、前記整流ダイオードの前端に備えられ得る。
【0015】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードをさらに含むことができる。
【0016】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオードと、前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードとをさらに含み、前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、前記二つの第1ピンのうちの他の一つは、グラウンド処理されて絶縁状態であることができる。
【0017】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオードと、前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードと、前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードとをさらに含み、前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、前記二つの第2ピンのうちの一つは、グラウンド処理されて絶縁状態であることができる。
【0018】
前記ヒューズは、前記整流ダイオードの前端に備えられ得る。
【0019】
一方、前記課題を達成するための本発明の他の一実施例による発光ダイオードランプは、一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオードを備える保護回路部を含み、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つは、それぞれの前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。
【0020】
前記保護回路部は、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズをさらに含むことができる。
【0021】
前記ヒューズは、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つにそれぞれ配置され得る。
【0022】
前記ヒューズは、前記ブリッジダイオードの前端に備えられ得る。
【0023】
前記保護回路部は、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記二つの第1ピンと前記二つの第2ピンにそれぞれ配置されるヒューズをさらに含むことができる。
【0024】
一方、前記課題を達成するための本発明のさらに他の一実施例による発光ダイオードランプは、一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードと、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズを備える保護回路部を含み、前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。
【0025】
前記二つの第2ピンは、グラウンド処理されて絶縁状態であることができる。
【0026】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードをさらに含むことができる。
【0027】
前記ヒューズは、前記ブリッジダイオードの前端に備えられ得る。
【0028】
一方、前記課題を達成するための本発明のさらに他の一実施例による発光ダイオードランプは、一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードを備える保護回路部を含み、前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、前記二つの第2ピンは、グラウンド処理されて絶縁状態であり、前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。
【発明の効果】
【0029】
本発明によれば、回路上にヒューズ、整流ダイオード、過度電圧遮断ダイオード、ブリッジダイオード、またはこれらの多様な組み合わせによる保護回路部を備えることによって、使用者が誤認または混同により既存の蛍光灯用灯器具に本発光ダイオードランプを装着して本発光ダイオードランプに異常電圧および異常サージ(surge)が入力されても、光ダイオードランプに誤った電流が流れて発生し得る寿命短縮、動作エラー、火災危険などの問題を根本的に防止することができる。
【0030】
また、本発光ダイオードランプの内部の回路に保護回路部が備えられていること以外に、既存の蛍光灯用ピンと同一の形状と個数のピンを本発光ダイオードランプの両端に備えることによって、既存の蛍光灯用ソケットを本発光ダイオードランプのソケットとしてそのまま使用することができ、これによって、既存の蛍光灯用灯器具を発光ダイオードランプに交換設置する時間と費用を画期的に節減することができる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の第1実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図2】本発明の第2実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図3】本発明の第3実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図4】本発明の第4実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図5】本発明の第5実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図6】本発明の第6実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図7】本発明の第7実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図8】本発明の第8実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図9】本発明の第9実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図10】本発明の第10実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図11】本発明の第11実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図12】本発明の第12実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図13】本発明の第13実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図14】本発明の第14実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図15】本発明の第15実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図16】本発明の第16実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【図17】本発明の第17実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【発明を実施するための形態】
【0032】
以下、本発明の実施例を添付した図面を参照して詳しく説明する。
【0033】
後述する図1乃至図15を参照すれば、本発明の多様な実施例による発光ダイオードランプは、一端に備えられる二つの第1ピン61、62、他端に備えられる二つの第2ピン63、64、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部1、そして二つの第1ピン61、62および二つの第2ピン63、64のうちの二つ以上と発光ダイオードモジュール部1とを連結する回路7を含む発光ダイオードランプに関する。
【0034】
ここで、回路7が二つの第1ピン61、62および二つの第2ピン63、64のうちの二つ以上と発光ダイオードモジュール部1とを連結するということは、四つのピン61、62、63、64のうちの正極極性であるピンが一つ以上備えられ、負極極性であるピンが一つ以上備えられて、回路7を通じてそれぞれ発光ダイオードモジュール部1の前端と後端に連結されることを意味することができる。
【0035】
例えば、図1では、二つのピン61、63は正極極性になって回路7を通じて発光ダイオードモジュール部1の前端に連結され、他の二つのピン62、64は負極極性になって回路7を通じて発光ダイオードモジュール部1の後端に連結され得るため、回路7は四つのピン61、62、63、64のうちの二つ以上(四つ)と発光ダイオードモジュール部1とを連結することができる。また、図6では、一つのピン61は正極極性になり、他の一つのピン62は負極極性になることができ、これによって、回路7は四つのピン61、62、63、64のうちの二つ以上(二つ)と発光ダイオードモジュール部1とを連結することができる。そして、図8では、一つのピン61は正極極性になり、他の二つのピン63、64は負極極性になることができ、これによって、回路7は四つのピン61、62、63、65のうちの二つ以上(三つ)と発光ダイオードモジュール部1とを連結することができる。
【0036】
また、回路7を通じて発光ダイオードモジュール部1と連結されていないピン、例えばグラウンド処理されるピンは本発光ダイオードランプに絶縁状態で備えられていることもでき、全く備えられないこともできる。ただし、既存の蛍光灯用ソケットにバランス良く装着され得るように両端は一つ以上のピンが備えられることが好ましい。
【0037】
以下、本発明の第1実施例乃至第17実施例について説明する。参考までに、前述の実施例で説明した構成と重複する構成についての説明は簡略又は省略する。
【0038】
まず、本発明の第1実施例について説明する。
【0039】
図1は、本発明の第1実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0040】
図1を参照すれば、本発明の第1実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。
【0041】
ここで、保護回路部は図面符号は付与されていないが、発光ダイオードモジュール部1を過電圧などから保護するための部分を通称することができる。つまり、前述したヒューズ5や後述する他の実施例における整流ダイオード2、過度電圧遮断ダイオード3、ブリッジダイオード4などが保護回路部に含まれ得る。図1を参照すれば、第1実施例ではヒューズ5が保護回路部に含まれる。
【0042】
また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つは発光ダイオードモジュール部1の前端と連結され得る。
【0043】
例として図1を参照すれば、図面符号61、63が指す二つのピンが発光ダイオードモジュール部1の前端と連結され得る。これによって、図面符号62、64が指す他の二つのピンは発光ダイオードモジュール部1の後端と連結され得る。
【0044】
次に、本発明の第2実施例について説明する。
【0045】
図2は、本発明の第2実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0046】
図2を参照すれば、本発明の第2実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ51, 52を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つは発光ダイオードモジュール部1の前端と連結され得る。このような事項は第1実施例と類似しているため、これを参照する。
【0047】
また、第2実施例におけるヒューズ51、52は、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つにそれぞれ配置され得る。参考までに、図2に示されたものとは異なり、ヒューズ51、52は二つを超える個数で配置され得る。例えば、それぞれのピン61、62、63、64毎に一つずつ配置されることもできる。
【0048】
例として図2を参照すれば、図面符号61が指すピンに一つのヒューズ51が配置され、図面符号63が指すピンに他の一つのヒューズ52が配置され得る。ここで、ピン61、63にヒューズ51、52が配置されるということは、ピン61、63と発光ダイオードモジュール部1とが連結される回路7上にヒューズ51、52が挿入されることを意味することができる。
【0049】
次に、本発明の第3実施例について説明する。
【0050】
図3は、本発明の第3実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0051】
図3を参照すれば、本発明の第3実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ51、52を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つは発光ダイオードモジュール部1の前端と連結され得る。そして、ヒューズ51、52は二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つにそれぞれ配置され得る。このような事項は第2実施例と類似しているため、これを参照する。
【0052】
また、第3実施例における保護回路部は、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つに順方向にそれぞれ装着される整流ダイオード2(rectifier diode)、そして二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオード3(TVS diode)をさらに含むことができる。例として図3を参照すれば、図面符号61が指すピンに順方向に整流ダイオード2が装着され、図面符号63が指すピンに順方向に整流ダイオード2が装着され得る。
【0053】
ここで、ダイオードは順方向バイアスをかければ順方向電流が流れ、逆方向バイアスをかければ電流が流れることができない。このようなダイオードを利用して一方向にのみ電流を流れるようにできる。このように電圧が交代に変わっても一方向にのみ電流が流れるようにする機能を整流(rectification)作用をするといい、このような役割を果たすダイオードを整流ダイオード(rectifier diode)といえる。
【0054】
これによって、整流ダイオード2は一般に交流電圧を直流電圧で変えるために使用され得る。従来の蛍光灯用安定器では交流電源が出力されるため、このような整流ダイオード2を通じて発光ダイオードモジュール部1を保護することができる。
【0055】
また、過度電圧遮断ダイオード3(TVS diode:Transient Voltage Suppression diode)は高電圧保護回路である。例えば、過度電圧遮断ダイオード3は瞬間逆高電圧(Surge Voltage)や遷移電圧(Transient Voltage)により発生する電気的過度状態から回路7などを保護するために使用され得る。従来の蛍光灯用安定器では交流電源が出力されるため、このような蛍光灯用安定器に本発光ダイオードランプが連結される場合、異常電圧や異常サージが入力され得、この時、このような過度電圧遮断ダイオード3を通じて発光ダイオードモジュール部1と回路7が保護され得る。
【0056】
次に、本発明の第4実施例について説明する。
【0057】
図4は、本発明の第4実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0058】
図4を参照すれば、本発明の第4実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つは発光ダイオードモジュール部1の前端と連結され得る。このような事項は第1実施例と類似しているため、これを参照する。
【0059】
また、第4実施例における保護回路部は、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つに順方向にそれぞれ装着される整流ダイオード2、二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオード3、そして二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4(bridge diode)をさらに含むことができる。例として図4を参照すれば、整流ダイオード2と過度電圧遮断ダイオード3は第3実施例と類似するように配置または連結され得る。
【0060】
ここで、ブリッジダイオード4は一般に全波整流することができるように、図4に示されているようにダイオード四つを組み合わせて備えられ得る?。一つのダイオードではプラスとマイナスが交代に変化する電圧のプラス側とマイナス側のうちのいずれか一方のみ使用するようにする半波整流のみができるが、このようなブリッジダイオード4を通じては全波整流が可能である。従来の蛍光灯用安定器では交流電源が出力されるため、このような整流ダイオード2を通じて発光ダイオードモジュール部1を保護することができる。
【0061】
次に、本発明の第5実施例について説明する。
【0062】
図5は、本発明の第5実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0063】
図5を参照すれば、本発明の第5実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ51, 52を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つは発光ダイオードモジュール部1の前端と連結され得る。そして、保護回路部は二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つに順方向にそれぞれ装着される整流ダイオード2、二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオード3、そして二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4(bridge diode)をさらに含むことができる。このような事項は第4実施例と類似しているため、これを参照する。
【0064】
また、第5実施例におけるヒューズ51、52は、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つにそれぞれ配置され得る。
【0065】
例として図5を参照すれば、図面符号61が指すピンに一つのヒューズ51が配置され、図面符号63が指すピンに他の一つのヒューズ52が配置され得る。ここで、ピン61、63にヒューズ51、52が配置されるということは、ピン61、63と発光ダイオードモジュール部1が連結される回路7上にヒューズ51、52が挿入されることを意味することができる。図5では、図面符号61が指すピンと連結されるブリッジダイオード4の後端の回路7上にヒューズ51が挿入され、図面符号63が指すピンと連結されるブリッジダイオード4の後端の回路7上にヒューズ52が挿入され得る。
【0066】
次に、本発明の第6実施例について説明する。
【0067】
図6は、本発明の第6実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0068】
図6を参照すれば、本発明の第6実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。
【0069】
また、図6に示されているように、二つの第2ピン63、64はグラウンド(ground)処理されて絶縁状態であることができる。これによって、二つの第1ピン61、62のうちの一つは正極極性、他の一つは負極極性になり得る。
【0070】
また、図6を参照すれば、保護回路部は二つの第1ピン61、62のうちの一つに順方向に装着される整流ダイオード2、そして二つの第1ピン61、62の間を連結する過度電圧遮断ダイオード3をさらに含むことができる。例として図6を参照すれば、図面符号61が指すピンに順方向に整流ダイオード2が装着され得る。このような整流ダイオード2と過度電圧遮断ダイオード3の装着または連結は図3に示される第3実施例と類似するが、第6実施例では二つの第2ピン63、64はグラウンド処理されるため、二つの第1ピン61、62側にのみ整流ダイオード2と過度電圧遮断ダイオード3が備えられることに差がある。
【0071】
そして、図6に示されたものとは異なり、ヒューズ5は整流ダイオード2の前端に備えられ得る。例として図6を参照すれば、ヒューズ5は図面符号61が指すピンと整流ダイオード2との間に備えられ得る。
【0072】
次に、本発明の第7実施例について説明する。
【0073】
図7は、本発明の第7実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0074】
図7を参照すれば、本発明の第7実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第2ピン63、64はグラウンド(ground)処理されて絶縁状態であることができる。そして、保護回路部は二つの第1ピン61、62のうちの一つに順方向に装着される整流ダイオード2、そして二つの第1ピン61、62の間を連結する過度電圧遮断ダイオード3をさらに含むことができる。このような事項は第6実施例と類似しているため、これを参照する。
【0075】
また、図7を参照すれば、第7実施例における保護回路部は、二つの第1ピン61、62の間を無極性で連結するブリッジダイオード4をさらに含むことができる。
【0076】
次に、本発明の第8実施例について説明する。
【0077】
図8は、本発明の第8実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0078】
図8を参照すれば、本発明の第8実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。
【0079】
また、図8に示されているように、二つの第1ピン61、62のうちの一つは発光ダイオードモジュール部の前端と連結され得る。そして、二つの第1ピン61、62のうちの他の一つはグラウンド処理されて絶縁状態であることができる。これによって、二つの第1ピン61、62のうちの一つは正極極性、二つの第2ピン63、64は負極極性になり得る。
【0080】
そして、図8を参照すれば、保護回路部は二つの第1ピン61、62のうちの一つに順方向に装着される整流ダイオード2、そして二つの第1ピン61、62の間を連結する過度電圧遮断ダイオード3をさらに含むことができる。例として図8を参照すれば、図面符号61が指すピンに順方向に整流ダイオード2が装着され得る。
【0081】
このような整流ダイオード2と過度電圧遮断ダイオード3の装着または連結は図6に示される第6実施例と類似しているが、第8実施例では二つの第2ピン63、64がグラウンド処理されるのではなく、二つの第1ピン61,62のうちの他の一つがグラウンド処理される点に差があり、これによって、各ピン61、62、63、64が有する極性も第6実施例とは異なる。
【0082】
次に、本発明の第9実施例について説明する。
【0083】
図9は、本発明の第9実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0084】
図9を参照すれば、本発明の第9実施例による発光ダイオードランプは、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。
【0085】
そして、図9を参照すれば、保護回路部は二つの第1ピン61、62のうちの一つに順方向に装着される整流ダイオード2、二つの第1ピン61、62の間を連結する過度電圧遮断ダイオード3、そして二つの第1ピン61、62の間を無極性で連結するブリッジダイオード4をさらに含むことができる。例として図9を参照すれば、図面符号61が指すピンに順方向に整流ダイオード2が装着され得る。
【0086】
参考までに、このようなブリッジダイオード4は図9に示されているように過度電圧遮断ダイオード3の後端に配置され得る。
【0087】
また、図9を参照すれば、二つの第1ピン61、62のうちの一つはブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部の前端と連結され得る。二つの第2ピン63、64のうちの一つはグラウンド処理されて絶縁状態であることができる。例として図面符号64が指すピンがグラウンド処理され得、これによって、図面符号63が指すピンが負極極性であることができる。
【0088】
このような整流ダイオード2と過度電圧遮断ダイオード3の装着または連結は図8に示される第8実施例と類似しているが、第9実施例では保護回路部にブリッジダイオード4がさらに含まれ、二つの第1ピン61,62のうちの他の一つがグラウンド処理されるのではなく、二つの第2ピン63、64のうちの一つがグラウンド処理される点に差があり、これによって、各ピン61、62、63、64が有する極性も第8実施例と部分的に差が生じ得る。
【0089】
そして、図9に示されたものとは異なり、ヒューズ5は整流ダイオード2の前端に備えられ得る。例として図9を参照すれば、ヒューズ5は図面符号61が指すピンと整流ダイオード2との間に備えられ得る。
【0090】
次に、本発明の第10実施例について説明する。
【0091】
図10は、本発明の第10実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0092】
図10を参照すれば、本発明の第10実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。
【0093】
また、図10を参照すれば、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つはそれぞれのブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部の前端と連結される。
【0094】
次に、本発明の第11実施例について説明する。
【0095】
図11は、本発明の第11実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0096】
図11を参照すれば、本発明の第11実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つはそれぞれのブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部の前端と連結される。このような事項は第10実施例と類似している。
【0097】
ただし、第10実施例とは異なり、図11を参照すれば、第11実施例における保護回路部は、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ5をさらに含むことができる。ただし、図11には発光ダイオードモジュール部1の前端に一つのヒューズ5が挿入されているもので第11実施例を挙げているが、ヒューズ5の個数は一つに限定されるのではない。例えば、図面符号61が指すピンと図面符号63が指すピンにそれぞれヒューズ5が挿入されることもでき、このような場合が次に説明する第12実施例に該当し得る。
【0098】
そして、図11に示されたものとは異なり、ヒューズ5はブリッジダイオード4の前端に備えられ得る。例として図11を参照すれば、ヒューズ5は図面符号61が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられたり、図面符号63が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられることもでき、両側に全て備えられることもできる。
【0099】
次に、本発明の第12実施例について説明する。
【0100】
図12は、本発明の第12実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0101】
図12を参照すれば、本発明の第12実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つはそれぞれのブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部の前端と連結される。そして、保護回路部は、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部1が保護されるように発光ダイオードモジュール部1の前端に挿入されるヒューズ51, 52をさらに含むことができる。このような事項は第11実施例と類似している。
【0102】
ただし、第11実施例とは異なり、図12を参照すれば、第12実施例におけるヒューズ51、52は二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つにそれぞれ配置され得る。
【0103】
そして、図12に示されたものとは異なり、ヒューズ51、52はブリッジダイオード4の前端に備えられ得る。例として図12を参照すれば、一つのヒューズ51は図面符号61が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられ得、他の一つのヒューズ52は図面符号63が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられ得る。
【0104】
次に、本発明の第13実施例について説明する。
【0105】
図13は、本発明の第13実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0106】
図13を参照すれば、本発明の第13実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間と二つの第2ピン63、64の間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオード4を備える保護回路部を含む。この時、回路7は、発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つと二つの第2ピン63、64のうちの一つはそれぞれのブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部の前端と連結される。このような事項は第10実施例と類似している。
【0107】
ただし、第10実施例とは異なり、図13を参照すれば、第13実施例における保護回路部は、高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部が保護されるように二つの第1ピン61、62と二つの第2ピン63、64にそれぞれ配置されるヒューズ51、52、53、54をさらに含むことができる。
【0108】
次に、本発明の第14実施例について説明する。
【0109】
図14は、本発明の第14実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0110】
図14を参照すれば、本発明の第14実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間を無極性で連結するブリッジダイオード4、そして高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部が保護されるように発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。
【0111】
また、図14を参照すれば、二つの第1ピン61、62のうちの一つはブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部1の前端と連結される。例として、図面符号63、64が指すピンは負極極性になり得る。
【0112】
そして、図14に示されたものとは異なり、ヒューズ5はブリッジダイオード4の前端に備えられ得る。例として図14を参照すれば、ヒューズ5は図面符号61が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられ得る。
【0113】
次に、本発明の第15実施例について説明する。
【0114】
図15は、本発明の第15実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0115】
図15を参照すれば、本発明の第15実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間を無極性で連結するブリッジダイオード4、そして高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部が保護されるように発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つはブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部1の前端と連結される。
【0116】
そして、図14に示される第14実施例とは異なり、図15を参照すれば、二つの第2ピン63、64はグラウンド処理されて絶縁状態であることができる。これによって、図面符号61が指すピンは正極極性になり、図面符号62が指すピンは負極極性になり得る。
【0117】
また、図15に示されたものとは異なり、ヒューズ5はブリッジダイオード4の前端に備えられ得る。例として図15を参照すれば、ヒューズ5は図面符号61が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられ得る。
【0118】
次に、本発明の第16実施例について説明する。
【0119】
図16は、本発明の第16実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0120】
図16を参照すれば、本発明の第16実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間を無極性で連結するブリッジダイオード4、そして高電圧の発生時に発光ダイオードモジュール部が保護されるように発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズ5を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする。また、二つの第1ピン61、62のうちの一つはブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部1の前端と連結される。そして、二つの第2ピン63、64はグラウンド処理されて絶縁状態であることができる。このような事項は第15実施例と類似している。
【0121】
ただし、図15に示される第15実施例とは異なり、第16実施例における保護回路部は、二つの第1ピン61、62の間を連結する過度電圧遮断ダイオード3をさらに含むことができる。
【0122】
そして、図16に示されたものとは異なり、ヒューズ5はブリッジダイオード4の前端に備えられ得る。例として図16を参照すれば、ヒューズ5は図面符号61が指すピンとブリッジダイオード4との間に備えられ得る。
【0123】
次に、本発明の第17実施例について説明する。
【0124】
図17は、本発明の第17実施例による発光ダイオードランプの回路図である。
【0125】
図17を参照すれば、本発明の他の実施例による発光ダイオードランプは、二つの第1ピン61、62の間を無極性で連結するブリッジダイオード4を備える保護回路部を含む。この時、回路7は発光ダイオードモジュール部1の前端から他端への方向を順方向とする。
【0126】
また、図17を参照すれば、二つの第1ピン61、62のうちの一つはブリッジダイオード4を通じて発光ダイオードモジュール部1の前端と連結される。そして、二つの第2ピン63、64はグラウンド処理されて絶縁状態である。
【0127】
第1実施例乃至第17実施例で説明したように、本発明は本発光ダイオードランプの回路7上にヒューズ5、51、52、53、54、整流ダイオード2、過度電圧遮断ダイオード3、ブリッジダイオード4、またはこれらの多様な組み合わせによる保護回路部を備えることによって、直流電源を使う発光ダイオードランプ専用スイッチングモードパワーサプライ(SMPS)が使用された配線構造ではない場合には、発光ダイオードランプに電源が印加されないようにでき、または異常過電圧が入力される場合にこのような異常過電圧が自動的に遮断されるようにできる。
【0128】
これによって、使用者が誤認または混同により既存の蛍光灯用灯器具に本発光ダイオードランプを装着して本発光ダイオードランプに異常電圧および異常サージ(surge)が入力されても、光ダイオードランプに誤った電流が流れて発生し得る寿命短縮、動作エラー、火災危険などの問題を根本的に防止することができる。
【0129】
また、本発光ダイオードランプの内部の回路に保護回路部が備えられていること以外に、既存の蛍光灯用ピンと同一の形状と個数のピンを本発光ダイオードランプの両端に備えることによって、既存の蛍光灯用ソケットを本発光ダイオードランプのソケットとしてそのまま使用することができ、これによって、既存の蛍光灯用灯器具を発光ダイオードランプに交換設置する時間と費用を画期的に節減することができる。
【0130】
以上で本発明の実施例を説明したが、本発明の権利範囲はこれに限定されず、本発明の実施例から本発明が属する技術分野における通常の知識を有する者により容易に変更されて均等なものと認められる範囲の全ての変更および修正を含む。
【符号の説明】
【0131】
1 発光ダイオードモジュール部
2 整流ダイオード
3 過度電圧遮断ダイオード
4 ブリッジダイオード
5、51、52、53、54 ヒューズ
61、62 二つの第1ピン
63、64 二つの第2ピン
7 回路

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、
高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズを備える保護回路部を含み、
前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする、発光ダイオードランプ。
【請求項2】
前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つは、前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結される、請求項1に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項3】
前記ヒューズは、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つにそれぞれ配置される、請求項2に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項4】
前記保護回路部は、
前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つに前記順方向にそれぞれ装着される整流ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオードと、
をさらに含む、請求項3に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項5】
前記保護回路部は、
前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つに前記順方向にそれぞれ装着される整流ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間をそれぞれ連結する過度電圧遮断ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオードと、
をさらに含む、請求項2に記載のする発光ダイオードランプ。
【請求項6】
前記ヒューズは、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つにそれぞれ配置される、請求項5に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項7】
前記保護回路部は、
前記二つの第1ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードと、
をさらに含み、
前記二つの第2ピンはグラウンド処理されて絶縁状態である、請求項1に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項8】
前記ヒューズは、前記整流ダイオードの前端に備えられる、請求項7に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項9】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードをさらに含む、請求項7に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項10】
前記保護回路部は、
前記二つの第1ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードと、
をさらに含み、
前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、
前記二つの第1ピンのうちの他の一つは、グラウンド処理されて絶縁状態である、請求項1に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項11】
前記保護回路部は、
前記二つの第1ピンのうちの一つに前記順方向に装着される整流ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードと、
前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードと、
をさらに含み、
前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、
前記二つの第2ピンのうちの一つは、グラウンド処理されて絶縁状態である、請求項1に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項12】
前記ヒューズは、前記整流ダイオードの前端に備えられる、請求項11に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項13】
一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、
前記二つの第1ピンの間と前記二つの第2ピンの間を無極性でそれぞれ連結するブリッジダイオードを備える保護回路部を含み、
前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つは、それぞれの前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、
前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする、発光ダイオードランプ。
【請求項14】
前記保護回路部は、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズをさらに含む、請求項13に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項15】
前記ヒューズは、前記二つの第1ピンのうちの一つと前記二つの第2ピンのうちの一つにそれぞれ配置される、請求項14に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項16】
前記ヒューズは、前記ブリッジダイオードの前端に備えられる、請求項15に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項17】
前記保護回路部は、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記二つの第1ピンと前記二つの第2ピンにそれぞれ配置されるヒューズをさらに含む、請求項13に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項18】
一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、
前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードと、高電圧の発生時、前記発光ダイオードモジュール部が保護されるように前記発光ダイオードモジュール部の前端に挿入されるヒューズを備える保護回路部を含み、
前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、
前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする、発光ダイオードランプ。
【請求項19】
前記二つの第2ピンは、グラウンド処理されて絶縁状態である、請求項18に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項20】
前記保護回路部は、前記二つの第1ピンの間を連結する過度電圧遮断ダイオードをさらに含む、請求項19に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項21】
前記ヒューズは、前記ブリッジダイオードの前端に備えられる、請求項18乃至20のいずれか一項に記載の発光ダイオードランプ。
【請求項22】
一端に備えられる二つの第1ピンと、他端に備えられる二つの第2ピンと、中間に備えられる発光ダイオードモジュール部と、前記二つの第1ピンおよび前記二つの第2ピンのうちの二つ以上と前記発光ダイオードモジュール部とを連結する回路とを含む発光ダイオードランプであって、
前記二つの第1ピンの間を無極性で連結するブリッジダイオードを備える保護回路部を含み、
前記二つの第1ピンのうちの一つは、前記ブリッジダイオードを通じて前記発光ダイオードモジュール部の前端と連結され、
前記二つの第2ピンは、グラウンド処理されて絶縁状態であり、
前記回路は、前記発光ダイオードモジュール部の前端から他端への方向を順方向とする、発光ダイオードランプ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2012−109202(P2012−109202A)
【公開日】平成24年6月7日(2012.6.7)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−134287(P2011−134287)
【出願日】平成23年6月16日(2011.6.16)
【出願人】(511147218)
【氏名又は名称原語表記】Sea−kyoung Huh
【Fターム(参考)】