説明

発光表示装置

【課題】 データ情報を表示する主表示部と装飾パターンを表示する装飾表示部と備えた発光表示装置において、装飾表示を用いて時刻表示を表示し、かつ表示時刻を容易に視認できるようする。
【解決手段】 複数の発光素子のオン・オフによって画像情報を表示する発光表示ユニット17と表示制御部18とを有する発光表示装置10において、発光表示装置10は、時計回路21と時刻検出部22と時報報知部15を備え、発光表示ユニット17は、データ情報を表示する主表示部171と飾りパターンを表示する装飾表示部172からなり、表示制御部18は主表示部の表示を制御する主表示制御部181と装飾表示部の表示を制御する装飾表示制御部182からなり、装飾表示制御部182は、時報報知部15からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部182における発光素子を点灯制御する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、マトリックス状に配列された複数の発光素子からなりデータ情報を表示する主表示部と装飾パターンを表示する装飾表示部と備えた発光表示装置に関するものであり、特に、装飾表示部の複数の発光素子を用い、時報報知に同期して時刻表示を行うようにした発光表示装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に、LEDなどの発光素子を用いた表示装置が種々の電子装置に用いられている。また、このような発光素子をマトリックス状に配列した表示部に文字、絵文字、図形などのデータ情報を表示する発光表示装置も用いられている。このようなマトリックスタイプの表示装置は、例えば、発光表示装置を周囲から観察し易い場所に設置し、駐車場の空きの有無や、商店などが営業中であることを表示したり、あるいは、遊戯設備の表示装置としても使用されている。
【0003】
このようなマトリックスタイプの発光表示装置においては、発光表示装置が設置されていること、あるいは、発光表示装置に表示したデータ情報が注目を引くように、表示したデータ情報の周囲に装飾パターンを表示する構成にする場合も多い。装飾パターンは、例えば、表示したデータ情報の周囲の1〜数ラインの発光素子をデータ情報の表示色と異なる色で表示し、あるいは、表示箇所を順次シフトしたり、点滅表示したりする制御を行い、観察者の注意を引くようにしている。
【0004】
例えば、下記の特許文献1(特開平11−316569号公報)には、データ情報と装飾パターンを表示するようにしたマトリックスタイプの発光表示ユニットを備えた発光表示装置が開示されている。
【0005】
図8は、この特許文献1に開示された発光表示装置における発光表示ユニットの構成を示す図である。発光表示ユニット1は、複数のLED2をマトリックス状に配列したものであり、周囲の1〜数ラインの発光素子を飾りパターンを表示する装飾パターン表示領域3とし、この装飾パターン表示領域3に囲まれた表示領域を、データ情報を表示するデータ情報表示領域4としたものである。この図の場合、データ情報表示領域4はテキスト表示のための4つの文字表示領域から構成されている。
【0006】
このような発光表示装置に時刻表示を行う場合がある。例えば、下記の特許文献2(特開平10−39819号公報)には、時刻表示を行う表示装置が開示されている。この特許文献2に開示された表示装置は、マトリックスタイプの発光表示ユニットを用い、時刻や温度、湿度、気圧、ニュースなどを切り替えて表示する表示装置であり、テキスト表示のための複数の文字表示領域に時刻をテキスト(文字)として発光表示するように構成したものである。
【0007】
時刻表示にあたっては、特許文献2のように時刻をテキスト表示する際、テキストを構成する発光素子を点灯させ、時分の間にコロンパターンを点滅表示する方法が一般的である。例えば、下記の特許文献3(特開2003−302483号公報)には発光素子を点滅表示して時刻報知を行う時刻報知装置が開示されている。
【特許文献1】特開平11−316569号公報(図3)
【特許文献2】特開平10−39819号公報(図5)
【特許文献3】特開2003−302483号公報(図1、図2、図3)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
マトリックス状に配列された複数の発光素子からなりデータ情報を表示する主表示部と装飾パターンを表示する装飾表示部と備えた発光表示装置において時刻表示を行う場合、上記特許文献2に開示された表示装置のように時刻をテキストとして表示すると、データ情報を表示する主制御部に時刻表示を行うことになり、本来表示すべきデータ情報の表示と時刻表示とを切り替えて表示しなければならず、その間データ情報の表示が行えなくなるという問題点があった。
【0009】
本願の発明者は上記の問題点を解消すべく種々検討を重ねた結果、装飾パターンを表示する装飾表示部を用いて時刻表示を行えば上記問題点を解消し得ることに想到し、本発明を完成するに至ったものである。
【0010】
すなわち、本発明は上記の問題点を解消することを課題とし、マトリックス状に配列された複数の発光素子からなりデータ情報を表示する主表示部と装飾パターンを表示する装飾表示部と備えた発光表示装置において、装飾表示を用いて時刻表示を表示し、かつ表示時刻を容易に視認できるようにした発光表示装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
前記課題を解決するために、本願の請求項1にかかる発明は、
マトリックス状に配列された複数の発光素子からなり、前記複数の発光素子のオン・オフによって画像情報を表示する発光表示ユニットと表示制御部とを有する発光表示装置において、
前記発光表示装置は、時計回路と時刻検出部と時報報知部を備え、
前記発光表示ユニットは、データ情報を表示する主表示部とその周囲に設定された飾りパターン表示を表示する装飾表示部からなり、表示制御部は主表示部の表示を制御する主表示制御部と装飾表示部の表示を制御する装飾表示制御部からなり、
前記装飾表示制御部は、前記時報報知部からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部における発光素子を点灯制御することを特徴とする。
【0012】
また、本願の請求項2にかかる発明は、請求項1にかかる発明において、装飾表示制御部は、点灯させる発光素子の表示色を変化させるとともに、表示色を変化させる発光素子の位置を時報音に同期して順次移動させることを特徴とする。
【0013】
本願の請求項3にかかる発明は、
マトリックス状に配列された複数の発光素子からなり、前記複数の発光素子のオン・オフによって画像情報を表示する発光表示ユニットと表示制御部とを有する発光表示装置において、
前記発光表示装置は、時計回路と時刻検出部と時報報知部を備え、
前記発光表示ユニットは、データ情報を表示する主表示部とその周囲に設定された飾りパターン表示を表示する装飾表示部からなり、表示制御部は主表示部の表示を制御する主表示制御部と装飾表示部の表示を制御する装飾表示制御部からなり、
前記装飾表示制御部は、前記時報報知部からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部における発光素子を点滅制御することを特徴とする。
【0014】
また、本願の請求項4にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、装飾表示制御部は、点滅させる発光素子の表示色を変化させるとともに、表示色を変化させる発光素子の位置を時報音に同期して順次移動させることを特徴とする。
【0015】
また、本願の請求項5にかかる発明は、請求項3にかかる発明において、装飾表示制御部は、点滅させる発光素子の位置を順次移動させることを特徴とする。
【発明の効果】
【0016】
請求項1にかかる発明においては、装飾表示制御部は、時報報知部からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部における発光素子を点灯制御する。すなわち、装飾表示部の発光素子を用いて時刻表示を行うように構成し、各発光素子の点灯によって時刻表示が行われるため、点灯発光素子数で表示時刻を容易に視認することができるようになる。また、時報音が終わらない状態でも容易に表示時刻を視認することができるようになる。
【0017】
また、請求項2にかかる発明においては、請求項1にかかる発明において、装飾表示制御部は点灯させる発光素子の表示色を変化させるとともに、表示色を変化させる発光素子の位置を順次移動させる。従って、各発光素子の発光色とその位置の移動によって時刻表示が行われるため、点灯発光素子数や表示色とその位置の移動によって表示時刻を容易に視認することができるようになる。
【0018】
請求項3にかかる発明においては、装飾表示制御部は、時報報知部からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部における発光素子を点滅制御する。すなわち、装飾表示部の発光素子を用いて時刻表示を行うように構成し、各発光素子の点滅によって時刻表示が行われるため、点滅発光素子数で表示時刻を容易に視認することができるようになる。また、時報音が終わらない状態でも容易に表示時刻を視認することができるようになる。
【0019】
また、請求項4にかかる発明においては、請求項3にかかる発明において、点滅させる発光素子の表示色を変化させるとともに、表示色を変化させる発光素子の位置を順次移動させる。従って、各発光素子の点滅や発光色とその位置の移動によって時刻表示が行われるため、点滅発光素子数や表示色、その位置によって表示時刻を容易に視認することができるようになる。
【0020】
また、請求項5にかかる発明においては、請求項3にかかる発明において、点滅させる発光素子の位置を順次移動させる。従って、各発光素子の点滅やその位置の移動によって時刻表示が行われるため、点滅発光素子数やその位置によって表示時刻を容易に視認することができるようになる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の具体例を実施例及び図面を用いて詳細に説明する。図1は、本発明の実施例にかかる発光表示装置の構成を示すブロック図である。図2は、図1の発光表示ユニットに時刻表示する概念を示す模式図である。図3ないし図7は、装飾表示部に時刻を表示する際の点灯制御の態様を示す制御テーブルの模式図である。
【実施例1】
【0022】
本発明にかかる発光表示装置10は、図1に示すように、マイクロプロセッサなどのCPUで構成される制御部(CPU)11、RAM12、ROM13、記憶装置14、時報報知部15、入力部16、主表示部171と装飾表示部172を有する発光表示ユニット17、主表示部171の表示を制御する主表示制御部181と装飾表示部172の表示を制御する装飾表示制御部182とを有する表示制御部18、時計回路21、表時刻検出部22などを備えて構成されている。制御部11はマイクロプロセッサなどのCPUからなり、ROM13、RAM12、記憶装置14などに蓄積された制御プログラムやアプリケーションプログラムにより各部の動作を制御する。
【0023】
発光表示ユニット17は、図2に示すようにテキスト、絵文字、図形などのデータ情報を表示する主表示部171と、主表示部171の周囲に設けられ、観察者の目を引くための装飾表示部172から構成されている。主表示部171は1組が16個×16個に整列したLEDを横に3組有している。装飾表示部17には1組が4個LEDを上下夫々12組と左右夫々4組有している。主表示部と装飾表示部の夫々のLEDは光の3原色である「赤」、「青」、「緑」の3つの発光チップを有している。
【0024】
表示制御部18は、発光表示ユニット17の構成に対応して、すなわち、主表示部171と装飾表示部172に対応してそれぞれの表示制御を行う主表示制御部181、装飾表示制御部182から構成されている。主表示制御部181や装飾表示制御部182は、一般的なビットマップメモリを使用した表示制御を行う。例えば、ビットマップメモリを用いて表示すべきデータをドット単位で画像データに展開し、各ドットに対応する発光素子を点灯して表示する。また、ビットマップメモリに展開された画像データを走査する際、1回おきに全てのドットを消灯するように制御すれば、点滅表示をすることができる。更に、1ドットの表示領域を光の3原色である「赤」、「青」、「緑」の3つの発光チップの光量を調整することで1個のLED(1個の発光素子)の色を変化させることもできる。
【0025】
入力部16は発光表示装置10に所用の入力を行うキー、タッチパネルなどの入力手段と主表示部171に表示すべきデータ情報や装飾表示部182に表示する飾りパターンの情報を外部のコンピュータ装置などから入力あるいは受信するための入力インタフェースとを備えている。
【0026】
時計回路22は標準クロック信号やクリスタル発信器などにより時間を計数する回路であり、時刻検出部22は時計回路22の計数に基づいて、設定されたアラーム時刻や現在時刻、時報報知時刻を検出して時刻表示をしたり、時刻報知(アラームや時刻などの時報報知)をするために使用され、アラーム時刻や時報などの時刻報知は時報報知部15により出力される。報知音は例えば、時報の場合第1音から第3音までの3音により報知される。本発明においては、時報報知に同期して、図2に示すように装飾表示部172の上部のみの12組の発光素子a1ないしa12を用いて時刻表示を行う。なお、発光素子a1ないしa12は、1個の発光表示であってもよく、複数個の発光素子であってもよい。時刻表示は、装飾表示制御部182に設けられた点灯状態を制御する制御テーブルに設定された情報に基づいてビットマップメモリにドット展開して行なわれる。
【0027】
以下、図3ないし図7に示す装飾表示部172の各発光子素子a1ないしa12の表示制御の態様を示す制御テーブルに基づいて本発明の実施例にかかる時刻表示の態様について説明する。
【0028】
本発明の実施例1にかかる態様によれば、装飾表示制御部182には例えば図3に示す制御テーブルが用意されており、これに基づいて各発光子素子a1ないしa12の点灯を制御する。すなわち、図3は午前3時または午後3時の時報報知と装飾表示部172による時刻表示を制御する場合を示しており、時刻検出部22が時計回路21の計数している時刻を検出し、午前3時または午後3時になると、装飾表示制御部182は時報報知の第1音と同期して発光素子a1を赤色発光、発光素子a2と発光素子a3を青色発光させる。他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。
【0029】
次いで、時報報知の第2音と同期して発光素子a1と発光素子a2を赤色発光、発光素子a3を青色発光させ、時報報知の第3音と同期して発光素子a1〜発光素子a3を赤色発光させる。この間、他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。この態様によれば、発光素子a1〜a3の全てが赤色発光された時点で午前または午後3時であること容易に視認できる。
【実施例2】
【0030】
本発明の実施例2にかかる態様によれば、装飾表示制御部182には例えば図4に示す制御テーブルが用意されており、これに基づいて各発光子素子a1ないしa12の点灯を制御する。すなわち、図4は午前3時または午後3時の時報報知と装飾表示部172による時刻表示を制御する場合を示しており、時刻検出部22が時計回路21の計数している時刻を検出し、午前3時または午後3時になると、装飾表示制御部182は時報報知の第1音と同期して発光素子a1を赤色発光、発光素子a2と発光素子a3を青色発光させる。他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。
【0031】
次いで、時報報知の第2音と同期して発光素子a1と発光素子a3を青色発光、発光素子a2を赤色発光させ、時報報知の第3音と同期して発光素子a1と発光素子a2を青色発光、発光素子a3を赤色発光させる。この間、他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。この態様によれば、赤色発光する発光素子が順次移動して発光素子a3が赤色発光された時点で午前または午後3時であること容易に視認できる。
【実施例3】
【0032】
本発明の実施例3にかかる態様によれば、装飾表示制御部182には例えば図5に示す制御テーブルが用意されており、これに基づいて各発光子素子a1ないしa12の点灯を制御する。すなわち、図5は午前3時または午後3時の時報報知と装飾表示部172による時刻表示を制御する場合を示しており、時刻検出部22が時計回路21の計数している時刻を検出し、午前3時または午後3時になると、装飾表示制御部182は時報報知の第1音と同期して発光素子a1を赤色発光、発光素子a2と発光素子a3を青色発光させる。この時他の発光素子a4〜a12は緑色発光させる。
【0033】
次いで、時報報知の第2音と同期して発光素子a1と発光素子a2を赤色発光、発光素子a3を青色発光させ、時報報知の第3音と同期して発光素子a1〜発光素子a3を赤色発光させる。この間、他の発光素子a4〜a12を緑色発光させる。この態様によれば、発光素子a1〜a3の全てが赤色発光された時点で午前または午後3時であること容易に視認できる。
【実施例4】
【0034】
本発明の実施例4にかかる態様によれば、装飾表示制御部182には例えば図6に示す制御テーブルが用意されており、これに基づいて各発光素子a1ないしa12の点灯を制御する。すなわち、図6は午前3時または午後3時の時報報知と装飾表示部172による時刻表示を制御する場合を示しており、時刻検出部22が時計回路21の計数している時刻を検出し、午前3時または午後3時になると、装飾表示制御部182は時報報知の第1音と同期して発光素子a1を点滅、発光素子a2と発光素子a3を点灯させる。他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。
【0035】
次いで、時報報知の第2音と同期して発光素子a1と発光素子a2を点滅、発光素子a3を点灯させ、時報報知の第3音と同期して発光素子a1〜発光素子a3を点滅させる。この間、他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。この態様によれば、発光素子a1〜発光素子a3の全てが点滅表示された時点で午前または午後3時であること容易に視認できる。この場合は時報報知を点灯、点滅、消灯で判定するので、表示色とは無関係である。よって、例えば、1組の4つのLEDの色が互いに異なっていてもよいし、a1とa2の色が異なっていてもよい。
【実施例5】
【0036】
本発明の実施例5にかかる態様によれば、装飾表示制御部182には例えば図7に示す制御テーブルが用意されており、これに基づいて各発光子素子a1ないしa12の点灯を制御する。すなわち、図7は午前3時または午後3時の時刻報知と装飾表示部172による時刻表示を制御する場合を示しており、時刻検出部22が時計回路21の計数している時刻を検出し、午前3時または午後3時になると、装飾表示制御部182は時報報知の第1音と同期して発光素子a1〜発光素子a3を青色発光させる。他の発光素子a4〜a12は消灯のままである。
【0037】
次いで、時報報知の第2音、第3音と同期してそれぞれ第1音の場合と同様に発光素子a1〜発光素子a3を青色発光させ、他の発光素子a4〜a12は消灯のままとする。このような態様によっても時報報知音と、発光素子a1〜発光素子a3が青色発光されていることによって午前または午後3時であることを容易に視認できる。
【0038】
上記実施例1ないし実施例5においては、午後と午前の同時刻表示は同じ表示とした例を示したが、12個の発光素子a1〜a12の他に、他の装飾表示部172の発光素子、例えば、主表示部171を構成する発光素子の1つを定めておき、この発光素子を午前と午後を区別するために点灯、消灯、点滅制御するように構成することもできる。また、主表示部171の下部の装飾表示部172を加えた合計24組で午前、午後の表示を区別するように構成することもできる。
【0039】
以上、詳細に説明したように本発明にかかる発光表示装置によれば、装飾表示部の発光素子を用いて時刻表示を行うように構成し、各発光素子の点灯や点滅およびその発光色によって時刻表示が行われるため、点灯発光素子数や点滅素子数で表示時刻を容易に視認することができるようになる。また、時報音が終わらない状態でも容易に表示時刻を視認することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【0040】
【図1】本発明の実施例にかかる発光表示装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1の発光表示ユニットに時刻表示する概念を示す模式図である。
【図3】装飾表示部に時刻を表示する際の点灯制御の1態様を示す制御テーブルの模式図である。
【図4】装飾表示部に時刻を表示する際の点灯制御の他の態様を示す制御テーブルの模式図である。
【図5】装飾表示部に時刻を表示する際の点灯制御の更に他の態様を示す制御テーブルの模式図である。
【図6】装飾表示部に時刻を表示する際の点灯制御の更に他の態様を示す制御テーブルの模式図である。
【図7】装飾表示部に時刻を表示する際の点灯制御の更に他の態様を示す制御テーブルの模式図である。
【図8】複数の発光素子をマトリックス状に配列した一般的な発光表示ユニットの構成を示す図である。
【符号の説明】
【0041】
10・・・発光表示装置
11・・・制御部(CPU)
12・・・ROM
13・・・RAM
14・・・記憶装置
15・・・時報報知部
16・・・入力部
17・・・発光表示ユニット
171・・主表示部
172・・装飾表示部
18・・・表示制御部
181・・主表示制御部
182・・装飾表示制御部
21・・・時計回路
22・・・時刻検出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
マトリックス状に配列された複数の発光素子からなり、前記複数の発光素子のオン・オフによって画像情報を表示する発光表示ユニットと表示制御部とを有する発光表示装置において、
前記発光表示装置は、時計回路と時刻検出部と時報報知部を備え、
前記発光表示ユニットは、データ情報を表示する主表示部とその周囲に設定された飾りパターン表示を表示する装飾表示部からなり、表示制御部は主表示部の表示を制御する主表示制御部と装飾表示部の表示を制御する装飾表示制御部からなり、
前記装飾表示制御部は、前記時報報知部からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部における発光素子を点灯制御することを特徴とする発光表示装置。
【請求項2】
前記装飾表示制御部は、点灯させる発光素子の表示色を変化させるとともに、表示色を変化させる発光素子の位置を時報音に同期して順次移動させることを特徴とする請求項1に記載の発光表示装置。
【請求項3】
マトリックス状に配列された複数の発光素子からなり、前記複数の発光素子のオン・オフによって画像情報を表示する発光表示ユニットと表示制御部とを有する発光表示装置において、
前記発光表示装置は、時計回路と時刻検出部と時報報知部を備え、
前記発光表示ユニットは、データ情報を表示する主表示部とその周囲に設定された飾りパターン表示を表示する装飾表示部からなり、表示制御部は主表示部の表示を制御する主表示制御部と装飾表示部の表示を制御する装飾表示制御部からなり、
前記装飾表示制御部は、前記時報報知部からの時報音と同期し、時刻に対応したドット数の装飾表示部における発光素子を点滅制御することを特徴とする発光表示装置。
【請求項4】
前記装飾表示制御部は、点滅させる発光素子の表示色を変化させるとともに、表示色を変化させる発光素子の位置を時報音に同期して順次移動させることを特徴とする請求項3に記載の発光表示装置。
【請求項5】
前記装飾表示制御部は、点滅させる発光素子の位置を順次移動させることを特徴とする請求項3に記載の発光表示装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−259123(P2006−259123A)
【公開日】平成18年9月28日(2006.9.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−75256(P2005−75256)
【出願日】平成17年3月16日(2005.3.16)
【出願人】(000001889)三洋電機株式会社 (18,308)
【出願人】(000214892)鳥取三洋電機株式会社 (1,582)
【Fターム(参考)】