説明

発電ダム及人工湖、自然湖における環境に軽負荷で高効率の発電方式。

【課題】原子力発電のメルトダウンに伴い電力事情が悪化しているのでこの発明をしたら、環境にも多大な貢献をする事が同時である。
【解決手段】本考案は一つの吐排水あるいはサイホン式にて流下した水源を古典的物理学を発展して多層発電と多段発電するものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
発電ダムについては既存のたたき水、あるいは散水又は霧状でダムの振動と浸食を防止している吐排水出口に容量型の発電設備を設けて尚その吐排水を集約してKW=9.8Qhηの方則通りにKW=9.8hの高さを生かして単一水頭圧管路の末端部に衝動型水車を設置して、その吐排水を容量型発電水車にする多層発電方式であり、更に多層水車発電設備を多段階に設ける事を目的とする。
水源は人工湖、自然湖を問わず、サイホン式と組合せて運用する。
【背景技術】
水源の再利用を繰り返す事に依り現在の既設のダムの数倍の電力をダムを建設する事もなく得る事が可能となり、自然湖等においては堰堤に穴を明ける事なく景観を損ねる事も無く、ダム本体の強度を損ねずに実施する上に、対費用効果が大きいのである。
パイプラインは数段重ねる事に依り山奥から里山迄建設すれば送電線も少なくてすみ、落差も大きくなるので理想的と言える。
【考案の効果】
上述の様に一水源を直列に再利用の繰返し使用なので現在原子力発電が事故停止して、全廃になっても日本の電力は十二分に供給する事が可能と思われる。
現在水力の未利用分は40%位であり、黒部第四ダムは10億KWで全黒部を加算しても31億KWであるが、本考案はその数倍の出力が低費用で短期間に建設できる。
この応用は世界のエネルギーに対する思考を根本から変化させると思われる。化石エネルギーは化学品専用と化し、電気はエネルギーの元となり現在の幾多の環境問題も解決するものと思われる。
実際の工事は、パイプラインとタービン設置と建屋等だけなので非常に安価である。
【符号の説明】
〔図1〕
1 ダム本体上端。
2 サイホン流入口ストレーナー。
3 サイホン水取入口。
4 サイホン用水ポンプ。
5 サイホン水頭圧管路。
6 ダム本体吐出口。
7 吐出水 集中受取器。
8 吐出水、水頭圧管路。
9 調整用、保守用バイパス弁郡。
10 本考案の主発電機。
11 本考案の二次副発電機。
12 河川放流管。
13 次段への同様施設への導入管路。
14 バルブのシンボル。
〔図2〕
図2は標高と距離の仮想グラフである。
1 元々の既設ダム。
2から9は本考案の理論上の発電設備。
10 平野部あるいは河口で平坦な部分。
〔図3〕
1 導入水頭圧管路
2 主衝動型 発電設備
3 副容量型 発電設備
4 吐排水受口
5 次下流導入水頭圧管路
左図は2段右図は3段
1から3迄が多層発電設備
【図1】

【図2】

【図3】


【特許請求の範囲】