説明

発電機

【課題】小型かつ軽量でありながら高い発電効率を有する発電機を提供する。
【解決手段】発電機1は、中心軸が円周に沿うように配置された発電コイル2(コイル2a〜2d)と、発電コイル2の内部に配置され、かつ中空の断面を有するリング3と、リングの中空部分に収納された複数の永久磁石と、ローラコンベア4とを備える。ローラコンベア4は、リング3を発電コイル2の内部に支持し、かつリング3を前記円周に沿って回転させるための支持部材である。この構成によれば、コイルの鉄心が不要となるので、発電機の小型化および軽量化を図ることができる。さらにリング3を少ない力で回転させることができるので発電効率を高めることが可能になる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は発電機に関し、特に発電機の構造に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の発電機は、一般に、鉄心の周囲に導線が巻回されることにより形成されたコイルと、そのコイルの内側で回転する永久磁石とを有している。発電機の性能は、一般に固定子の回転数、コイルの巻数および磁力の強さに依存する。コイルを通過する磁力を有効に利用するために、従来の発電機では、透磁率の高い鉄がコイルの芯(コア)として用いられる。このような構成は、たとえば特開2004−173415号公報(特許文献1)に開示されている。
【0003】
図10は、従来の発電機の構成の一例を示す図である。具体的には、図10は、特開2004−173415号公報に開示された構成を示す。図10に示されるように、回転子は、永久磁石101とヨーク104とを含む。固定子は、鉄心103および鉄心103に巻回された導線102とを含む。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−173415号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
従来の発電機の構成によれば、永久磁石がコイルの鉄心の近くを通過する。このため磁石と鉄心とが互いに引き合う力が発生する。この力によって回転子(永久磁石)のスムーズな回転が妨げられるので、発電機の生成する電圧が小さくなる。すなわち発電効率が低いという課題がある。
【0006】
磁石と鉄心とが互いに引き合う力を弱くするために、磁力の弱い磁石を用いることが考えられる。しかしながら上述したように、発電機の性能は磁力の強さに依存する。したがって、磁力の弱い永久磁石を使用した場合には、発電機の性能が低下するという課題が生じる。
【0007】
さらに、コイルは鉄心を含む。このため発電機が重たくなる。また、コイルの鉄心の容積が大きいために、発電機を小型化することが困難である。
【0008】
この発明は、上述の課題を解決するためになされたものであって、小型かつ軽量でありながら高い発電効率を有する発電機を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
本発明に係る発電機は、中心軸が円周に沿うように配置された、少なくとも1つのコイルと、少なくとも1つのコイルの内部に配置され、かつ中空の断面を有するリングと、リングの周方向に沿って並ぶようにリングの中空部分に収納された複数の永久磁石と、リングを少なくとも1つのコイルの内部に支持し、かつリングを円周に沿って回転させるための支持部材とを備える。
【0010】
この構成によれば、少なくとも1つのコイルの内部を永久磁石が通過することにより発電するため、コイルの鉄心が不要となる。鉄心を用いないことにより、発電機の小型化および軽量化を図ることができる。さらに、鉄心を用いないため、永久磁石と鉄心とが引き合う力が発生しない。また複数の永久磁石を収納するための部材がリングであるため、回転子(すなわちリングおよび複数の永久磁石)を軽量化できる。さらにリングは支持部材によって回転可能に支持される。したがってリングを少ない力で回転させることができる。よって、小型かつ軽量でありながら発電効率の高い発電機を実現することができる。
【0011】
好ましくは、複数の永久磁石は、同極が対向するようにリングの内部に配置される。
上記構成によれば、複数の永久磁石を配置することによって、コイルから電圧を出力させることが可能となる。
【0012】
好ましくは、複数の永久磁石の各々は、希土類磁石である。
上記構成によれば、複数の永久磁石の磁力を強くすることができるので、発電機から高い電圧を出力することが可能となる。
【0013】
好ましくは、希土類磁石は、ネオジム磁石である。
上記構成によれば、複数の永久磁石の磁力を強くすることができるので、発電機から高い電圧を出力することが可能となる。
【0014】
好ましくは、ネオジム磁石は、異なる極が対向するように前記リングの内部に配置された複数の磁石ブロックを含む。
【0015】
上記構成によれば、複数の永久磁石の各々の磁力を強くすることができるので、発電機から高い電圧を出力することが可能となる。
【発明の効果】
【0016】
本発明によれば、小型かつ軽量でありながら発電効率の高い発電機を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【0017】
【図1】本発明の実施の形態に係る発電機の外観斜視図である。
【図2】図1に示した発電機1の断面図である。
【図3】図1に示したコイル2aおよびリング3の断面を模式的に示す図である。
【図4】コイルおよび永久磁石の形状の他の例を説明するための図である。
【図5】永久磁石の第1の構成例を示す図である。
【図6】永久磁石の第2の構成例を示す図である。
【図7】図1に示したリング3を回転させる方法を説明するための図である。
【図8】永久磁石およびコイルを直線状に配置した発電機の構成を示す模式図である。
【図9】回転子を囲むように配置されたコイルを有する発電機の構成を示す模式図である。
【図10】従来の発電機の構成の一例を示す図である。
【発明を実施するための形態】
【0018】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
【0019】
図1は、本発明の実施の形態に係る発電機の外観斜視図である。図1を参照して、発電機1は、発電コイル2と、リング3と、ベアリング4とを備える。
【0020】
発電コイル2は、コイル2a〜2dを含む。図1には4つのコイルを示してあるが、コイルは少なくとも1つあればよく、その個数は4個に限定されるものではない。隣り合う2つのコイルは、適切な間隔を設けて配置される。
【0021】
各コイルは、中空に形成された芯材およびその芯材の周囲に巻回される導線を含む。具体的には、コイル2aは、芯材5aおよび芯材5aの周囲に巻回される導線6aを含む。コイル2bは、芯材5bおよび芯材5bの周りに巻回される導線6bを含む。コイル2cは、芯材5cおよび芯材5cの周りに巻回される導線6cを含む。コイル2dは、芯材5dおよび芯材5dの周りに巻回される導線6dを含む。導線6a〜6dの巻き方向は、互いに同一の方向である。
【0022】
芯材5a〜5dは非磁性体(たとえばアルミニウム)により形成される。導線6a〜6dの素材はたとえば銅であるが、これに限定されるものではない。また導線6a〜6dの巻き数は特に限定されないが、巻き数が多いほど高電圧を発生させることができる。
【0023】
リング3は、発電コイル2(コイル2a〜2d)の内部、すなわち芯材5a〜5dの中空部に配置される。リング3は断面が中空のリングである。後述するように、リング3の内部(中空部分)に複数の永久磁石が配置される。リング3は非磁性体(たとえばアルミニウム)により形成される。
【0024】
ベアリング4は、リング3を発電コイル2の内部に支持するとともにそのリング3を回転させるための部材である。ベアリング4も非磁性体により形成される。なおリング3を発電コイル2の内部に支持し、かつリング3を回転させることが可能な部材であれば、たとえばローラコンベアなど、ベアリング以外の他の部材を用いてもよい。
【0025】
リング3の外周部分には、歯車と噛み合うために外歯が形成される。リング3は、2つのコイルの隙間部分(たとえばコイル2aとおよびコイル2dとの間のギャップ10)において歯車と噛み合う。その歯車を動力源により回転させることによって、リング3が回転する。これにより発電機1が発電する。
【0026】
次に、図2および図3を参照して、本発明の実施の形態に係る発電機1の構成についてより詳しく説明する。
【0027】
図2は、図1に示した発電機1の断面図である。図2を参照して、4つのコイル2a〜2dは、中心軸が円周11に沿うように配置される。できるだけ多くのコイルを効率的に配置することができるよう、コイル2a〜2dの形状は、互いに同一の扇型である。
【0028】
リング3の内部(中空部分)には、8個の永久磁石7a〜7hがリング3の周方向(すなわち円周11)に沿うように配置される。隣り合う2つの永久磁石は同じ極(N極またはS極)が対向するように配置される。このように複数の永久磁石を配置することにより、リング3を回転させたときに、コイル2a〜2dの各々から連続的に電圧を発生させることができる。
【0029】
同極が対向するように永久磁石が配置されるのであれば、リング3に収納される永久磁石の個数は8個に限定されるものではない。発電機1の性能、寸法あるいはコイルの個数および配置等によってリング3に収納される永久磁石の個数は適切に定められる。
【0030】
コイルと同様に、永久磁石7a〜7hの各々は扇型である。したがって、リング3の内部に効率的に複数の永久磁石を配置することができる。
【0031】
図3は、図1に示したコイル2aおよびリング3の断面を模式的に示す図である。図3を参照して、リング3は、ベアリング4によって回転可能に支持される。リング3の上面と芯材5aの内面との間隔はd1である。また、リング3の側面と芯材5aの内面(側面)との間隔はd2である。磁気結合の観点からは、間隔d1,d2はできるだけ小さいことが好ましい。
【0032】
なお、コイル2aの芯材5aとリング3とが接触したり、あるいはリング3の回転中にリング3が位置ずれを起こさないようにリング3の位置を制御するガイドあるいは軸受等が芯材5aの内部に設けられてもよい。
【0033】
ベアリング4は支持体4aおよびボール4bを含む。支持体4aおよびボール4bのそれぞれは非磁性体である。ボール4bは支持体4aに支持される。ボール4bの回転、あるいはリング3とボール4bとの摩擦による抵抗をできるだけ小さくするため、たとえばボール4bの表面に潤滑油を注油するための機構がさらに設けられてもよい。
【0034】
本発明の実施の形態では、ベアリングの転動体はボールである。この構成によればリング3とボール4bとの接触面積が小さいため、摩擦抵抗を小さくできる。したがって摩擦熱によるリング3の温度上昇を抑制できる。リング3の温度上昇を抑制することによって、リング3の内部に収納された永久磁石の温度が上昇することを抑制できるので、永久磁石の減磁を防止できる。
【0035】
図2に示した構成では、コイル2a〜2dおよび永久磁石7a〜7hの形状はいずれも扇型である。したがって、コイルおよび永久磁石の内周部の長さは、各々の外周部の長さよりも短い。ただし、図4に示すように、各コイル(図4では代表的にコイル2aを示す)の内周部の長さおよび外周部の長さが同じであってもよい。また永久磁石(図4では永久磁石7a〜7cを示す)も、その外周部の長さと内周部の長さが同じであってもよい。
【0036】
本発明の実施の形態においては、永久磁石として希土類磁石が好適に用いられる。一般に、同じ大きさのフェライト磁石に比較して、希土類磁石は強い磁力(保磁力)を有する。したがって本発明の実施の形態によれば発電機の出力を高める(たとえば高電圧を発生させる)ことが可能になる。
【0037】
希土類磁石としては、たとえばサマリウムコバルト磁石あるいはネオジム磁石を用いることができる。本発明の実施の形態では特にネオジム磁石が好適に用いられる。ネオジム磁石は一般にサマリウムコバルト磁石に比較して同じ大きさで強い磁力(保磁力)を有するので、発電機の出力を高めることが可能になる。リング3に収納される永久磁石(ネオジム磁石)の磁力を表面磁束密度によって表わすと、その永久磁石の磁力は、たとえば1T(テスラ)である。
【0038】
図5および図6はリング3の内部に収納される永久磁石の構成例を示す図である。図5は、永久磁石の第1の構成例を示す図である。図6は、永久磁石の第2の構成例を示す図である。なお、図5および図6においては、永久磁石7a〜7hをまとめて永久磁石7と表わす。
【0039】
図5を参照して、永久磁石7は、各々が扇状に形成された複数の磁石ブロック8を含む。複数の磁石ブロック8は、リング3の周方向、すなわち、図2に示す円周11の周方向に沿うように配置される。磁石ブロック8の外周部の長さ(磁石ブロック8の厚み)はt1である。適切な個数の磁石ブロック8をリング3の周方向に沿って配置することにより、外周部の長さがL1の永久磁石7を構成することができる。隣り合う2つの磁石ブロックはN極とS極とが対向し合うように並べられる。
【0040】
図6を参照して、永久磁石7は、直方体(角型)の複数の磁石ブロック9を含む。複数の磁石ブロック9は、リング3の周方向、すなわち、図2に示す円周11の周方向に沿うように配置される。磁石ブロック9の厚みはt2である。図5に示した構成と同様に、適切な個数の磁石ブロック9をリング3の周方向に沿って配置することにより、長さがL2の永久磁石7を構成することができる。隣り合う2つの磁石ブロックはN極とS極とが対向し合うように並べられる。
【0041】
図5および図6から理解されるように、図5に示す永久磁石7は、図2に示した構成において適用される。また図6に示した永久磁石7は、図4に示した構成において適用される。
【0042】
上述のように、ネオジム磁石は、強い保磁力を有する永久磁石である。しかしながら、単一のブロックでは、そのサイズが大きくなるほど、サイズに応じた磁力を得ることが困難となる。本実施の形態では、複数の磁石ブロックが並べて配置されることで1つの永久磁石が構成される。すなわち磁石ブロックの個数を調整することで、磁力を調整することが可能となる。したがって永久磁石のサイズを大きくすることにより強い磁力を得ることができる。
【0043】
図7は、図1に示したリング3を回転させる方法を説明するための図である。図7を参照して、歯車13は、駆動軸14に連結される。駆動軸14は、図示しない動力源に連結される。駆動軸14の回転により歯車13が回転する。これにより歯車13と噛合うリング3が回転する。
【0044】
本発明の実施の形態に係る発電機1の用途は特に限定されるものではない。たとえば発電機1は、ハイブリッド自動車の発電機、電気自動車の発電機、自家発電機、風力発電機、水力発電機等に使用することが可能である。したがって駆動軸14を回転させるための動力源も、特に限定されるものではない。
【0045】
たとえばエンジンとモータとを搭載したハイブリッド自動車に発電機1を使用する場合、エンジンにより駆動軸14を回転させる。これにより歯車13およびリング3が回転して発電機1が発電する。発電機1により発生した電力は、車載の負荷に供給される。
【0046】
また、たとえば電気自動車に発電機1を使用する場合、バッテリから電力を受けたモータにより駆動軸14を回転させる。これにより歯車13およびリング3が回転して発電機1が発電する。発電機1により発生した電力は、車載の電気負荷に供給される。
【0047】
発電機1は、円周に沿って配置された少なくとも1つのコイルを備える。より具体的には、発電機1は、複数のコイルを備える。したがって、複数の負荷に同時に電力を供給することができる。また、複数のコイルを直列に接続することによって、より高電圧を発生させることも可能である。
【0048】
本発明の実施の形態によれば、複数の永久磁石を収納する収納部材は、円環状に形成され、かつ断面が中空のリングである。リングは少なくとも1つのコイルの内部を通るように配置される。
【0049】
図8に示すように、永久磁石17a,17bが直線状に配置され、かつ複数のコイル(コイル22a〜22c)が直線状に配置された場合、永久磁石17a,17bを往復運動させる必要がある。永久磁石およびコイルの数が増えると、永久磁石およびコイルの配置方向に発電機の長さが大きくなる。さらに、永久磁石を往復運動させた場合、1つのコイルから電圧を連続的に発生させることが困難である。さらに、中心付近のコイル(コイル22b)は多くの永久磁石が通過する一方で、両端付近のコイル(コイル22a,22c)を通過する永久磁石の数が少なくなる。したがって中心付近のコイルが発生する電圧に比較して、両端付近のコイルが発生する電圧が低くなりやすい。このような問題を解決するためには、両端付近のコイルを通過する永久磁石の数が中心付近のコイルを通過する永久磁石の数と同じとなるように、永久磁石の移動距離を長くしなければならない。しかしながら永久磁石の移動距離を長くすることにより、発電機がさらに大型化する。
【0050】
一方、本発明の実施の形態によれば、複数のコイルを円周に沿って配置することにより、発電機を小型化できる。さらに、リング3を回転させることによって、複数のコイル(2a〜2d)は、連続的に電圧を発生することができるとともに、各コイル間でほぼ同じ電圧を発生させることができる。
【0051】
さらに、本発明の実施の形態によれば、コイルの内部を永久磁石が通過するように構成される。したがってコイルの鉄心が不要となるので発電機の小型化および軽量化を図ることができる。
【0052】
従来の発電機においては、回転子の永久磁石とコイルの鉄心とが引き合うことで、永久磁石を備える回転子のスムーズな回転が妨げられていた。これに対して、本発明の実施の形態によれば、少ない力で回転子(すなわちリング3およびその中に収納された永久磁石7a〜7h)を回転させることができる。つまり、回転子の回転におけるエネルギの損失を小さくできる。さらに、コイルに鉄心が設けられていないので永久磁石の磁力をより強くすることができる。したがって、発電効率を高めることができる。
【0053】
さらに、本発明の実施の形態によれば、隣り合う2つのコイルの隙間部分において回転子を回転体(具体的には図7に示す歯車13)に接触させることにより回転子が回転する。
【0054】
図9に示すように、回転子32を囲むようにコイル33を配置する場合には、回転子32を回転させるために、回転子32の中心に駆動軸31を取り付けなければならない、さらに、回転子32の中央部分には、駆動軸31を支持するための構造が必要となる。これに対して本発明の実施の形態によれば、回転子(リング3および永久磁石7a〜7h)をその外側から回転させるため、回転子をリング(円環)状に形成することができる。よって、回転子を軽量化できる。
【0055】
回転子を軽量化することにより発電機を軽量化することができる。さらに、回転子を支持しかつ回転させるための支持部材(ベアリング4)によって、少ない力で回転子を回転させることができる。これにより、回転子を高速で回転させることができるので発電効率を高めることができる。
【0056】
さらに本発明の実施の形態によれば、永久磁石には、希土類磁石、より特定的にはネオジム磁石が用いられる。ネオジム磁石は、複数の磁石ブロックにより構成される。これにより永久磁石の磁力が高められるので、発電機の出力を高めることができる。
【0057】
したがって以上説明したように、本発明の実施の形態によれば、小型かつ軽量ながら発電効率の高い発電機を実現することができる。
【0058】
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
【符号の説明】
【0059】
1 発電機、2 発電コイル、2a〜2d,22a〜22c,33 コイル、3 リング、4 ベアリング、4a 支持体、4b ボール、5a〜5d 芯材、6a〜6d,102 導線、7,7a〜7h,17a,17b,101 永久磁石、8,9 磁石ブロック、10 ギャップ、11 円周、13 歯車、14,31 駆動軸、32 回転子、103 鉄心、104 ヨーク、d1,d2 間隔。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
中心軸が円周に沿うように配置された、少なくとも1つのコイルと、
前記少なくとも1つのコイルの内部に配置され、かつ中空の断面を有するリングと、
前記リングの周方向に沿って並ぶように前記リングの中空部分に収納された複数の永久磁石と、
前記リングを前記少なくとも1つのコイルの内部に支持し、かつ前記リングを前記円周に沿って回転させるための支持部材とを備える、発電機。
【請求項2】
前記複数の永久磁石は、同極が対向するように前記リングの内部に配置される、請求項1に記載の発電機。
【請求項3】
前記複数の永久磁石の各々は、希土類磁石である、請求項2に記載の発電機。
【請求項4】
前記希土類磁石は、ネオジム磁石である、請求項3に記載の発電機。
【請求項5】
前記ネオジム磁石は、異なる極が対向するように前記リングの内部に配置された複数の磁石ブロックを含む、請求項4に記載の発電機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2010−283983(P2010−283983A)
【公開日】平成22年12月16日(2010.12.16)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−135001(P2009−135001)
【出願日】平成21年6月4日(2009.6.4)
【出願人】(509158222)
【出願人】(509158233)
【Fターム(参考)】