目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラム
【課題】目次データ検索制御装置であり、階層構造の目次を有する専門書籍などのデータベースにあっても、入力された複数のキーワードに従い適切な説明情報を検索する。
【解決手段】例えば健康に良いトマト料理についての情報を検索する際に、キーワード入力画面G1にて、当該所望の情報に関するキーワード1「トマト」・2「健康」を入力し「決定」キー16bを操作すると、各書籍データ中の階層的目次およびその説明情報の中から、複数のキーワードのうち少なくとも1つのキーワードが説明情報に含まれ且つ他のキーワードが当該説明情報の上位の目次データに含まれる説明情報付きの目次データが検索され、検索された各目次データがその書籍名を表すアイコンと対応付けられて検索目次一覧画面G3aとして一覧表示される。そして反転カーソルKにより指定表示される目次データの下位にある説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示される。
【解決手段】例えば健康に良いトマト料理についての情報を検索する際に、キーワード入力画面G1にて、当該所望の情報に関するキーワード1「トマト」・2「健康」を入力し「決定」キー16bを操作すると、各書籍データ中の階層的目次およびその説明情報の中から、複数のキーワードのうち少なくとも1つのキーワードが説明情報に含まれ且つ他のキーワードが当該説明情報の上位の目次データに含まれる説明情報付きの目次データが検索され、検索された各目次データがその書籍名を表すアイコンと対応付けられて検索目次一覧画面G3aとして一覧表示される。そして反転カーソルKにより指定表示される目次データの下位にある説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示される。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子データ化した辞典,辞書,専門書など種々の書籍のデータベースを記憶して任意のキーワードに関係した説明情報を検索表示するための目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、国語辞典,英和辞典,和英事典などの各種の辞典や辞書を電子データ化してROMなどの記憶媒体に格納し、これに基づき各種の言語や語句を検索語として入力し、その訳語や意味内容、また例文などの説明情報を検索して表示するようにした電子辞書装置が広く汎用されている。
【0003】
近年このような電子辞書装置では、各種の辞書データベースのそれぞれにおいて多数の辞書が搭載されるようになっているだけでなく、料理、社会、地理、医学など、様々な分野・事柄における説明を記述した専門書籍のデータも搭載あるいはメモリカードやインターネットから追加で取り込まれて利用されている。
【0004】
そして、このような専門書籍のデータベースから、ユーザ所望の分野における特定の事柄の説明情報、例えばトマトを主要なレシピとして含む健康に良い料理についての情報を検索して見ようとした場合、先ず、書籍名の一覧から料理に関係する書籍や医学・健康に関係する書籍名を見つけ出し、さらにその中の階層的な目次から健康や食事に関係すると思われる直近の目次を見つけ出し、さらにその中でトマト料理の関係項目を見つけ出すという、通常我々が図書館などで調べものをする場合と同様の煩雑な手順を追って検索操作しなければならない。
【0005】
一方で、例えば論文を掲載した雑誌のバックナンバから、複数のキーワードを含む論文とその雑誌名・発行Noを検索できるようにした電子図書館システムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−091543号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記従来の電子図書館システムでは、複数のキーワードを含む目次(項目)を頼りに検索処理するものであるため、例えば論文名「トマトを使用した健康食についての研究」など、元々論文はその論文名の記述としてその内容までもある程度表現するような記述となっており、キーワードを「トマト+健康」などと入力することで適切な検索処理が可能である。
【0007】
しかしながら、収録した多数の書籍データベースの中から、例えば「健康と食事」という専門書内のトマト料理について検索したい場合、「健康+トマト」をキーワードとして入力しても、当該「健康と食事」の最下層に位置し検索目標とする特定のトマト料理についての段落には、「トマト」との用語については出てきても「健康」との用語については出てこないような記述形態が同専門書等には多いため、この適切なトマト料理についての段落を速やかに検索処理することができないなどの問題がある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、階層構造の目次を有する専門書籍などのデータベースにあっても、入力された複数のキーワードに従い適切な説明情報を検索することが可能になる目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の目次データ検索制御装置は、複数の書籍名毎に階層構造の複数の目次データを対応づけて記憶する目次データ記憶手段と、この目次データ記憶手段により記憶された各書籍ごとの各目次データのそれぞれについて、説明情報付き目次データとして当該目次に対応した説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、複数のキーワードを入力するキーワード入力手段と、前記説明情報記憶手段により記憶された各書籍ごとの各説明情報付き目次データのうちで、前記キーワード入力手段により入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データを検索する説明情報付き目次検索手段と、この説明情報付き目次検索手段により検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる説明情報表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項1に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データを一覧表示させる検索目次一覧表示制御手段を備え、前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる、ことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項2に記載の目次データ検索制御装置において、前記検索目次一覧表示制御手段は、前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データについてその上位階層の目次データが同一である同種の説明情報付き目次データを纏め処理する同種目次データ纏め処理手段を有し、この同種目次データ纏め処理手段により纏め処理された同種の説明情報付き目次データについては前記同一である上位階層の目次データを一覧表示させる、ことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項2または請求項3に記載の目次データ検索制御装置において、前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を前記一覧表示された複数の説明情報付き目次データと並べてプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段を有する、ことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する同一書籍データ内での上位階層の目次データを一覧表示させる上位目次一覧表示制御手段を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1(請求項6)に記載の目次データ検索制御装置(目次データ検索制御プログラム)によれば、キーワード入力手段により複数のキーワードが入力されると、説明情報記憶手段により記憶された各書籍ごとの各説明情報付き目次データのうちで、入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データが検索され、この検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報が表示されるので、この検索表示された説明情報の内容には前記入力された複数のキーワードの何れかしか含まれていなくても、当該複数のキーワードに沿った適切な情報を検索して表示できるようになる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項1に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データが一覧表示され、この一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報が表示されるので、キーワードに応じて一覧表示された各説明情報付き目次データの中からユーザにより選択指定した目次データに対応する説明情報の内容だけを表示できるようになる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項2に記載の目次データ検索制御装置において、検索目次一覧表示制御手段では、検索された複数の説明情報付き目次データについてその上位階層の目次データが同一である同種の説明情報付き目次データについては纏め処理され、当該同一である上位階層の目次データが一覧表示されるので、限られた表示画面領域を有効に使用してより多くの検索目次データを含む一覧表示を行わせることができる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項2または請求項3に記載の目次データ検索制御装置において、説明情報表示制御手段では、検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報が前記一覧表示された複数の説明情報付き目次データと並べてプレビュー表示されるので、キーワードに応じて一覧表示された各説明情報付き目次データの内容をプレビュー表示で確認しながら適切な情報を選択指定して表示できるようになる。
【0018】
本発明の請求項5に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する同一書籍データ内での上位階層の目次データが一覧表示されるので、検索一覧表示された各書籍データの各目次データから容易に指定の書籍の上位階層の目次一覧表示へと切り替えることができる。
【0019】
よって、本発明によれば、階層構造の目次を有する専門書籍などのデータベースにあっても、入力された複数のキーワードに従い適切な説明情報を検索することが可能になる目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本発明の目次データ検索制御装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0022】
この携帯機器(電子辞書)10は、以下に説明する電子辞書機能を備えたPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブックとして構成されるか、電子辞書専用の携帯機器として構成される。この携帯機器(電子辞書)10は、各種の記憶媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0023】
CPU11は、メモリ12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記憶媒体13から記憶媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)20から通信部15を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キーやタッチパネルからなる入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは通信部15を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ20…との通信信号、あるいは記憶媒体読取部14を介して外部接続されるEEPROM,RAM,ROMなどのメモリカード(記憶媒体)13との接続通信信号に応じて起動される。
【0024】
前記CPU11には、前記メモリ12、記憶媒体読取部14、通信部15、入力部16が接続される他に、LCDからなる表示部17などが接続される。
【0025】
メモリ12には、当該携帯機器(電子辞書)10の全体の動作を司るシステムプログラムや通信部15を介してインターネットN上の各Webサーバ20…とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、新たに必要な辞書・辞典データや料理,社会,地理,医学など、様々な分野・事柄における書籍データを電子書籍管理用のWebサーバ20やメモリカード(記憶媒体)13からダウンロードしたり、辞書・辞典データ(12b)や他書籍データ(12c)に基づき検索語やキーワードの入力に応じた訳語や意味内容などの各種説明情報を検索したりするための辞書制御プログラム12aが記憶される。
【0026】
また、このメモリ12には、辞書・辞典データメモリ12b、他書籍データメモリ12c、検索文字データメモリ12d、キーワードデータメモリ12e、検索リストデータメモリ12f、およびワークエリア12gなどが用意される。
【0027】
辞書・辞典データメモリ12bには、「国語辞典」「漢和辞典」「英和辞典」「和英辞典」など、種類の異なる多数の辞書データ(例えば14辞書)が予め、あるいはダウンロードされて複数辞書記憶されるもので、例えば「広○苑」「マイ百科事典」「カタカナ辞典」「漢○林」「ジュニア英和」「シ*ニアス英和」「リ*ダーズ英和」「リ*ダーズα英和」「ジュニア和英」「シ*ニアス和英」「医学事典」「中国語辞典」「古語辞典」「IT用語辞典」が記憶される。
【0028】
他書籍データメモリ12cには、「健康と食事」「血液サラサラ健康辞典」「食品流通ハンドブック」「おいしい健康食シリーズ」「日本人の知識」「家庭の医学」「方言辞典」「旅ハンドブック」など、様々な分野・事柄における書籍データが予め、あるいはダウンロードされて複数書籍記憶される
検索文字データメモリ12dには、単語や例文に対応した訳語や意味内容などの説明情報を検索するためのユーザ入力された検索語が記憶される。
【0029】
キーワードデータメモリ12eには、様々な物事に対応した説明情報を検索するためのユーザ入力されたキーワードが、例えばキーワード1〜キーワード3まで必要に応じて記憶される。
【0030】
検索リストデータメモリ12fには、前記キーワードデータメモリ12eに記憶されたキーワードが含まれているところの目次を含む説明情報が前記他書籍データメモリ12cに記憶された各書籍データや前記辞書・辞典データメモリ12bに記憶された各辞書・辞典データから検索され「説明情報付き目次データ」のリストとして記憶される。
【0031】
この検索リストデータメモリ12fにおいて、キーワード1が含まれる「説明情報付き目次データ」はリストA、キーワード2が含まれる「説明情報付き目次データ」はリストB、リストA+Bの両方に含まれる「説明情報付き目次データ」はリストAB、リストAの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード2が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストAb、リストBの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード1が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストaB、リストAB+Ab+aBの各「説明情報付き目次データ」から重複を除いた各「説明情報付き目次データ」はリストE、キーワード3が含まれる「説明情報付き目次データ」はリストC、リストE+Cの両方に含まれる「説明情報付き目次データ」はリストEC、リストEの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード3が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストEc、リストAの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード2と3が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストAbc、リストBの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード1と3が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストaBcとして保存される。そして最終的に、キーワード1,2である場合に前記リストEがリストF、キーワード1,2,3である場合に前記各リストに基づきキーワード1〜3の少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその「説明情報付き目次データ」がリストFとして保存される。
【0032】
すなわち、検索リストデータメモリ12fには、最終的に、キーワード1〜nの少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその「説明情報付き目次データ」がリストFとして保存される。
【0033】
ワークエリア12gには、前記辞書制御プログラム12aなどの各種の装置制御プログラムに従いCPU11に入出力される種々のデータが必要に応じて記憶される。
【0034】
入力部16のキーボードパネルには、ひらがな,カタカナ,漢字,英数字を任意入力するための一連の文字入力キーが配列されると共に、辞書・辞典データメモリ12bに記憶されている辞書データを対象にして入力検索語に対応する見出語およびその説明情報の検索を行うための「辞書検索」キー、同辞書・辞典データメモリ12bに記憶されている辞書データおよび他書籍データメモリの12cに記憶されている各書籍データの全辞書データベースを対象にして入力キーワードに対応する説明情報付き目次データの検索を行うための「全辞書目次検索」キーなどが備えられる。
【0035】
次に、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能について説明する。
【0036】
図2は、前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その1)を示すフローチャートである。
【0037】
図3は、前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その2)を示すフローチャートである。
【0038】
図4は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴う該当目次リスト取得処理を示すフローチャートである。
【0039】
図5は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「トマト」の入力操作表示状態を示す図である。
【0040】
図6は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「健康」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図である。
【0041】
図7は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴いキーワード検索される説明情報付き目次データの各「見出し」に対応した各辞典・辞書・書籍名とその目次の階層構造を示す図である。
【0042】
例えば健康に良いトマト料理についての情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、入力部16の「全辞書目次検索キー」が操作されて全辞書・辞典・書籍対象の目次検索モードが起動されると、図5(A)に示すように、キーワード入力画面G1が表示部17に表示されると共に、キーワードデータメモリ12eにて管理されるキーワード番号i=0に初期化された後(ステップS1)、当該キーワード番号i=1にセットされる(ステップS2)。
【0043】
このキーワード入力画面G1において、入力部16における文字入力キー16aのユーザ操作により、先ず「とまと」とキーワード1の検索文字が入力されると(ステップS3)、図5(B)に示すように、当該検索文字「とまと」に応じた候補キーワードの一覧画面G2が表示される(ステップS4)。
【0044】
この候補キーワード一覧画面G2の表示状態にあって、反転カーソルKの移動操作によりキーワード1として「トマト」が選択され「決定」キー16bが操作されると(ステップS5)、図5(C)に示すように、キーワード入力画面G1に戻り、キーワード1「トマト」として入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される(ステップS6)。
【0045】
ここで、図4における該当目次リスト取得処理に移行するための「決定」キー16bの操作が無いと判断されると共に(ステップS7(No))、現在のキーワード番号i=1でありi=3未満であると判断されると(ステップS8(No))、前記ステップS2〜S6の処理が繰り返し実行され、図6(D)(E)に示すように、ユーザ操作に応じたキーワード2「健康」がキーワード入力画面G1上に追加入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される。
【0046】
そして、前記キーワード入力画面G1上に入力表示されたキーワード1「トマト」+キーワード2「健康」の2つのキーワードに基づいた該当目次リスト取得処理(図4参照)を行うべく、入力部16の「決定」キー16bが操作されると(ステップS7)、この図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)へ移行される。
【0047】
この図4における該当目次リスト取得処理が起動されると、先ず前記キーワードデータメモリ12eに設定登録されているキーワード1「トマト」が読み出される(ステップA1)。
【0048】
そして、このキーワード1「トマト」が含まれる説明情報及びその目次のデータが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、この検索された説明情報付き目次データはリストAとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA2)。
【0049】
なお、説明情報付き目次データとは、辞書・辞典・書籍における各目次とその目次の下位に続いて含まれる説明情報のことを言い、この場合は、目次又はその説明情報の一方か両方にキーワード1「トマト」が含まれる説明情報付き目次データがリストAとして保存される。
【0050】
ここで、キーワード2が設定登録されていない場合には、前記リストAであるキーワード1のみが含まれた説明情報付き目次データが最終リストFとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA3→A4)。
【0051】
一方、キーワード2が設定登録されている場合には、このキーワード2「健康」が含まれる説明情報及びその目次のデータが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、この検索された説明情報付き目次データはリストBとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA3→A5)。
【0052】
すると、前記キーワード1「トマト」を含む各説明情報付き目次データのリストAと前記キーワード2「健康」含む各説明情報付き目次データのリストBとの両方に共通して含まれる説明情報付き目次データが抽出され、キーワード1「トマト」およびキーワード2「健康」の両方を含む各説明情報付き目次データのリストABとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA6)。
【0053】
一方、前記リストAとして保存されたキーワード1「トマト」を含む各説明情報付き目次データのうち、それぞれその上位階層の目次データ(辞典・辞書・書籍名も含む)としてキーワード2「健康」が含まれる説明情報付き目次データが抽出され、下位層にキーワード1「トマト」を含みその上位層にキーワード2「健康」を含む説明情報付き目次データのリストAbとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA7)。
【0054】
また、前記リストBとして保存されたキーワード2「健康」を含む各説明情報付き目次データのうち、それぞれその上位階層の目次データ(辞典・辞書・書籍名も含む)としてキーワード1「トマト」が含まれる説明情報付き目次データが抽出され、下位層にキーワード2「健康」含みその上位層にキーワード1「トマト」を含む説明情報付き目次データのリストaBとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA8)。
【0055】
そして、前記ステップA6にて得られたキーワード1「トマト」およびキーワード2「健康」の両方を含む各説明情報付き目次データのリストAB、および前記ステップA7にて得られた下位層にキーワード1「トマト」を含みその上位層にキーワード2「健康」を含む説明情報付き目次データのリストAb、および前記ステップA8にて得られた下位層にキーワード2「健康」を含みその上位層にキーワード1「トマト」を含む説明情報付き目次データのリストaBの中から、重複した説明情報付き目次データの除かれた各説明情報付き目次データがリストEとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA9)。
【0056】
ここで、キーワード3が設定登録されていない場合には、前記キーワード1「トマト」およびキーワード2「健康」の両方を含む説明情報付き目次データ、および下位層にキーワード1「トマト」含みその上位層にキーワード2「健康」を含む説明情報付き目次データ、および下位層にキーワード2「健康」含みその上位層にキーワード1「トマト」を含む説明情報付き目次データからなるリストEが最終リストFとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA10→A11)。
【0057】
一方、さらにキーワード3が設定登録されている場合には、このキーワード3が含まれる各説明情報付き目次データがリストC、リストE+Cの両方に含まれる各説明情報付き目次データがリストEC、リストEの各説明情報付き目次データの上位階層の目次データにキーワード3が含まれるその説明情報付き目次データがリストEc、リストAの各説明情報付き目次データの上位階層の目次データにキーワード2と3が含まれるその説明情報付き目次データがリストAbc、リストBの各説明情報付き目次データの上位階層の目次データにキーワード1と3が含まれるその説明情報付き目次データがリストaBcとして順次取得され、これら各リストに基づいて、キーワード1〜3の少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその「説明情報付き目次データ」が最終リストFとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA10→A12)。
【0058】
そして、前記キーワード1のみである場合には当該キーワード1のみが含まれた各説明情報付き目次データの最終リストF(ステップA4)、または前記キーワード1+2である場合には当該キーワード1,2の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその各説明情報付き目次データの最終リストF(ステップA11)、または前記キーワード1+2+3である場合には当該キーワード1〜3の少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその各説明情報付き目次データの最終リストF(ステップA12)について、そのリストFの各説明情報付き目次データのうち直上の階層にある目次データが同一であるものが纏められ編集処理される(ステップA13)。
【0059】
すると、前記最終リストFの各説明情報付き目次データが、図6(F)に示すように、それぞれその書籍名に対応するアイコンに対応付けられて表示部17の左エリアに検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップS9)。ここで、前記ステップA13におおいて、直上の階層にある目次データが同一であるとして纏められた説明情報付き目次データがある場合には、当該各説明情報付き目次データはその纏められた直上階層の目次データとして検索目次一覧画面G3aに表示される。
【0060】
すなわち、例えば前記2つのキーワード「トマト」「健康」が入力された場合には、図7に示すように、その説明情報にキーワード1「トマト」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード2「健康」を含む各書籍「血液サラサラ健康辞典」「食品流通ハンドブック」「おいしい健康食シリーズ」からその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、前記図6(F)における検索目次一覧画面G3aとして表示される。
【0061】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aでは、その先頭の目次データが反転カーソルKにより指定表示され(ステップS10)、当該指定表示された目次データの下位層にある目次データのメニュー、または当該指定表示された目次データが最下位層の説明情報である場合にはこの説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)。
【0062】
こうして、ユーザ入力されたキーワードに対応して、図6(F)で示したように、表示部17の左エリアに検索目次一覧画面G3aが表示され、右エリアに指定目次内容プレビュー画面G3bが表示された状態で、上下方向のカーソルキーが操作された場合には(ステップS12)、検索目次一覧画面G3a上の反転カーソルKが指定の方向に移動されユーザ任意の検索目次データが指定表示される(ステップS13)。
【0063】
すると、新たに指定表示された検索目次データの下位層にある目次データのメニュー、または当該指定表示された目次データが最下位層の説明情報である場合には、この説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに更新されて表示される(ステップS14→S15)。
【0064】
そして、例えば図6(F)で示したように、検索目次一覧画面G3a上の目次データ「(血液サラサラ健康辞典)[トマトの玉ねぎ…」が指定表示された状態で、決定キー16bが操作されると(ステップS16)、さらにその下位層に目次データがあるか否か判断され(ステップS17)、この場合には下位層の目次データ無しと判断されるので、図6(G)に示すように、前記指定表示の目次データ「(血液サラサラ健康辞典)[トマトの玉ねぎ…」に対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS17→S23)。
【0065】
このように、複数のキーワード「トマト」「健康」を入力して目次検索処理が実行されると、当該複数のキーワード「トマト」「健康」の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれる各説明情報付き目次データが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、検索目次一覧画面G3aとして各対応する書籍名アイコンと共に表示されると共に、反転カーソルKにより指定されたところの説明情報を全画面表示するので、この検索表示された説明情報である[トマトの玉ねぎ・セロリソース]の内容に前記入力された複数のキーワード「トマト」「健康」のうち一方のみしか含まれていなくても、健康に良いトマト料理についての情報を適切に検索して表示できるようになる。
【0066】
一方、前記検索目次一覧画面G3a上の任意の目次データが指定表示され(ステップS10〜S15)、決定キー16bが操作された際に(ステップS16)、さらにその下位層に目次データがあると判断された場合には(ステップS17(Yes))、当該下位層の目次データが一覧表示される(ステップS18)。
【0067】
そして、このキーワード検索された目次データのうちの指定の目次データにおける下位層の目次データの一覧表示画面にあって、上下カーソルキーが操作されると、当該一覧表示されている各目次データの何れかを指定表示する反転カーソルKが前記カーソル指定の方向に移動表示される(ステップS19→S20)。
【0068】
そして、前記キーワード検索された目次データの一覧画面のうちのユーザ任意の目次データが選択指定表示された状態で決定キー16bが操作されると、この選択指定表示されている目次データに対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS21→S22→S23)。
【0069】
図8は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「敬語」の入力操作表示状態を示す図である。
【0070】
図9は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「あげる」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図である。
【0071】
例えば言葉の使い方として敬語としての「あげる」についての情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、入力部16の「全辞書目次検索キー」が操作されて全辞書・辞典・書籍対象の目次検索モードが起動されると、図8(A)に示すように、キーワード入力画面G1が表示部17に表示されると共に、キーワードデータメモリ12eにて管理されるキーワード番号i=0に初期化された後(ステップS1)、当該キーワード番号i=1にセットされる(ステップS2)。
【0072】
このキーワード入力画面G1において、入力部16における文字入力キー16aのユーザ操作により、先ず「けいご」とキーワード1の検索文字が入力されると(ステップS3)、図8(B)に示すように、当該検索文字「けいご」に応じた候補キーワードの一覧画面G2が表示される(ステップS4)。
【0073】
この候補キーワード一覧画面G2の表示状態にあって、反転カーソルKの移動操作によりキーワード1として「敬語」が選択され「決定」キー16bが操作されると(ステップS5)、図8(C)に示すように、キーワード入力画面G1に戻り、キーワード1「敬語」として入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される(ステップS6)。
【0074】
また、図9(D)(E)に示すように、前記ステップS2〜S6の処理が繰り返し実行され、ユーザ操作に応じたキーワード2「あげる」がキーワード入力画面G1上に追加入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される。
【0075】
そして、前記キーワード入力画面G1上に入力表示されたキーワード1「敬語」+キーワード2「あげる」の2つのキーワードに基づいて「決定」キー16bが操作されると(ステップS7)、前記同様に該当目次リスト取得処理(ステップSA)(図4参照)へ移行され、当該キーワード1,2の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその各説明情報付き目次データの最終リストFが検索・生成・保存される(ステップA1〜A3→A5〜A11)。
【0076】
すなわち、例えば前記2つのキーワード「敬語」「あげる」が入力された場合には、図7に示すように、その説明情報にキーワード2「あげる」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード1「敬語」を含む各書籍「敬語早分かり辞典」「日本語○×辞典」「言葉の作法辞典」からその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、図9(F)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA→S9)。
【0077】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aでは、その先頭の目次データ([敬語辞書]あげる「上げる」)が反転カーソルKにより指定表示され(ステップS10)、当該指定表示された目次データ(あげる「上げる」)の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)。
【0078】
そして、検索目次一覧画面G3a上の目次データ([敬語辞書]あげる「上げる」)が指定表示された状態で、決定キー16bが操作されると(ステップS16)、図9(G)に示すように、前記指定表示の目次データ([敬語辞書]あげる「上げる」)に対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS17→S23)。
【0079】
このように、複数のキーワード「敬語」「あげる」を入力して目次検索処理が実行されると、当該複数のキーワード「敬語」「あげる」の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれる各説明情報付き目次データが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、検索目次一覧画面G3aとして各対応する書籍名アイコンと共に表示されると共に、反転カーソルKにより指定されたところの説明情報を全画面表示するので、この検索表示された説明情報である(あげる「上げる」)の内容に前記入力された複数のキーワード「敬語」「あげる」のうち一方のみしか含まれていなくても、言葉の使い方として敬語としての「あげる」についての情報を適切に検索して表示できるようになる。
【0080】
図10は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態(その1)を示す図である。
【0081】
例えば「生活」と「煙草」について表現の仕方についての情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、図10(A)に示すようなキーワード入力画面G1、および図10(B)に示すような候補キーワードの一覧画面G2を経て、図10(C)に示すように、キーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」およびキーワード2「生活(せいかつ)」が入力表示され「決定」キー16bが操作されると(ステップS1〜S7)、前記同様に図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)に移行され、当該キーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」に対応した内容を有する各説明情報付き目次データが検索一覧表示される(ステップSA〜S9)。
【0082】
すなわち、前記2つのキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」が入力された場合には、例えばその説明情報にキーワード2「生活(せいかつ)」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」を含む「語の意味・コラム」T1のジャンル内での各書籍データからその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、図10(D)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA→S9)。
【0083】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aにおいて、上下カーソルキーのユーザ操作に応じて任意の目次データ(「続知識」煙草入れ(たばこい〜))が反転カーソルKにより指定表示されると(ステップS12,S13)、当該指定表示された目次データ(「続知識」煙草入れ(たばこい〜))の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS14,S15)。
【0084】
ここで、右カーソルキー16dが操作されると、図10(E)に示すように、表示画面上部に設けられた書籍ジャンルの選択タブTnが前記「語の意味・コラム」T1から「英語の表現」T2に切り替えられて表示される(ステップS35→S36)。
【0085】
すると、再び前記図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)に移行され、例えばその説明情報にキーワード2「生活(せいかつ)」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」を含む「英語の表現」T2のジャンル内での各書籍データからその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、図10(E)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA→S9)。
【0086】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aにおいて、先頭の目次データ([とっさ]たばこはやめたよ。)が反転カーソルKにより指定表示されると(ステップS10)、当該指定表示された目次データ([とっさ]たばこはやめたよ。)の「英語の表現」である説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aにおいて、図10(F)に示すように、上下カーソルキーのユーザ操作に応じて任意の目次データ([MAKE]酒とたばこ/…)が反転カーソルKにより指定表示されると(ステップS12,S13)、当該指定表示された目次データ([MAKE]酒とたばこ/…)の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS14,S15)。
【0087】
このように、複数のキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」を入力して目次検索処理が実行されると、当該複数のキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれる各説明情報付き目次データが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、検索目次一覧画面G3aとして各対応する書籍名アイコンと共に表示されると共に、反転カーソルKにより指定されたところの説明情報を全画面表示するので、この検索表示された説明情報の内容に前記入力された複数のキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」のうち一方のみしか含まれていなくても、「生活」と「煙草」について表現の仕方についての情報を適切に検索して表示できる。しかも書籍ジャンル選択タブTnの切り替え操作に応じて容易に目次検索対象の書籍ジャンルを切り替えて再検索表示できるようになる。
【0088】
図11は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」に従った全辞書目次検索表示状態(その2)を示す図である。
【0089】
前記図10(A)〜(D)と同様に、2つのキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」の入力に応じて、「語の意味・コラム」T1のジャンル内での各書籍データからその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索され、図11(A)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示されると共に(ステップS1〜S9)、上下カーソルキーのユーザ操作に応じて任意の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))が反転カーソルKにより指定表示される(ステップS12,S13)。そして、当該指定表示された目次データ(「続知識」煙草入れ(たばこい〜))の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示された状態で(ステップS14,S15)、「決定」キー16bが操作されると(ステップS16)、図11(B)に示すように、前記指定表示の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))に対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS17→S23)。
【0090】
一方、前記図11(A)で示した検索目次一覧画面G3aおよびその指定目次内容プレビュー画面G3bのウインドウ表示状態において、入力部16において書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作されると(ステップS25)、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の書籍データ[続知識]における上位階層にある各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…が読み出され、図11(C)に示すように、上位目次一覧画面G3cとして右エリアにウインドウ表示される(ステップS26)。
【0091】
そして、「決定」キー16bが操作されると、図11(D)に示すように、前記上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示された目次一覧を有する書籍データ[続知識]の中に入り、当該書籍[続知識]の各目次データが検索目次一覧画面G3aとして左エリアに表示されると共に(ステップS27→S28)、反転カーソルKにより指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))についての説明情報が読み出され指定目次内容プレビュー画面G3bとしてウインドウ表示される(ステップS29)。
【0092】
さらに、前記図11(C)で示した([続知識]煙草入れ(たばこい〜))に対応する同一書籍[続知識]内での上位目次一覧画面(「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」「小田原提灯(おだわらちょうちん)」…)G3cの表示状態にあって、前記同様に書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が追加操作されると(ステップS25)、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の同一書籍データ[続知識]におけるさらに上位階層にある各目次データ「日本語のいろいろ」「ちょっと昔の暮らしを知ることば」…が読み出され、図11(E)に示すように、もう1階層上の上位目次一覧画面G3cとして右エリアにウインドウ表示される(ステップS26)。
【0093】
そして、「決定」キー16bが操作されると、図11(F)に示すように、前記上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示された目次一覧を有する書籍データ[続知識]の中に入り、当該目次一覧が記述された書籍[続知識]の各目次データが検索目次一覧画面G3a(この場合には書籍[続知識]の最上位階層となるのでその表紙画面G5)として表示される(ステップS27→S28)。
【0094】
一方、例えば前記図11(E)で示した検索目次一覧画面G3aおよび指定目次の書籍に対応する上位目次一覧画面G3cの表示状態にあって、入力部16において書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が操作されると(ステップS30)、図11(C)で示したように、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の書籍データ[続知識]における1階層下にある各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…が読み出された、下位の目次一覧画面G3c′に切り替えられてウインドウ表示される(ステップS31)。
【0095】
この図11(C)で示す下位の目次一覧画面G3c′にあって、さらに書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が追加操作されると(ステップS30)、図11(A)で示したように、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の書籍データ[続知識]における1階層下にある目次データ(この場合には目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の最下位層である説明情報の指定目次内容プレビュー画面G3b)が下位の目次一覧画面G3c′として表示部17の右エリアに切り替え表示される(ステップS31)。
【0096】
なお、前記書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′の操作に応じて順次下位層の目次一覧画面G3c′が表示された状態で「決定」キー16bが操作された場合には(ステップS32)、指定表示中の書籍の目次データにおける下位の目次データが一覧表示され(ステップS33)、反転カールKにて指定表示される目次に対応した説明情報がプレビュー表示される(ステップS34)。
【0097】
すなわち、入力されたキーワードに対応する検索目次一覧画面G3aにおいて任意の書籍の目次データが指定表示されている状態で、書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作された場合には、そのキー操作毎に指定表示中の目次データの書籍における上位階層の目次一覧表示(G3c)が行われるようになり、また逆に書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が操作された場合には、そのキー操作毎に指定表示中の目次データの書籍における下位階層の目次一覧表示(G3c′)が行われるようになり、検索表示された目次データから容易にその上位層またはその下位層の説明情報付き目次一覧表示へと切り替えることができる。
【0098】
図12は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「市」+キーワード2「中心」に従った全辞書目次検索表示状態を示す図である。
【0099】
例えば全国の「市」とその「中心」についての特徴的な情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、図12(A)に示すようなキーワード入力画面G1に従い、キーワード1「市」およびキーワード2「中心」が入力表示され「決定」キー16bが操作されると(ステップS1〜S7)、前記同様に図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)に移行され、当該キーワード1「市」+キーワード2「中心」に対応した内容を有する各説明情報付き目次データが検索されて、図12(B)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA〜S9)。
【0100】
この際、例えば検索対象のデータベースにある書籍データ「全国方言一覧辞典」の第2階層の目次データにおいて、入力されたキーワード1「市」及び2「中心」を含み且つその上位の目次データが「都道府県別方言ランキング」として同一である複数の同種の目次「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が検索されるが、前記該当目次リスト取得処理(図4参照)でのステップA13において、直上の目次データが同じである検索目次については纏め処理され、しかもステップS9において、当該纏め処理された目次データについてはその上位の目次データが検索目次一覧画面G3a上に表示処理されるので、この場合には、当該上位の目次データ「都道府県別方言ランキング」がその書籍名アイコン[方言]に対応付けられて表示される。
【0101】
すると、この検索目次一覧画面G3a上の先頭の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」が反転カーソルKにより指定表示され(ステップS10)、当該指定表示された目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」の説明情報として、この場合には下位の各目次データ「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)。
【0102】
この図12(B)で示す指定目次内容プレビュー画面G3bの表示状態にあって、「決定」キー16bが操作されると(ステップS16)、図12(C)に示すように、前記指定表示の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」に対応した下位の目次データ、つまりこの場合には前記指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示された各目次データ「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が全画面表示G4として表示される(ステップS17,S18)。
【0103】
そして、この全画面表示G4された各目次データのうちで、例えば「[北海道]小樽市を中心に」が反転カーソルKにより指定表示され「決定」キー16bが操作されると(ステップS19〜S22)、図12(D)に示すように、当該指定表示された目次データ「[北海道]小樽市を中心に」に対応する説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS23)。
【0104】
一方、前記図12(B)で示す指定目次内容プレビュー画面G3bの表示状態にあって、入力部16において書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作されると(ステップS25)、現在指定表示中の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」の書籍データ「方言一覧辞典」における上位階層にある各目次データ「項目別方言一覧」「都道府県別方言ランキング」「方言についての概説」が読み出され、図12(E)に示すように、上位目次一覧画面G3cとして右エリアにウインドウ表示される(ステップS26)。
【0105】
そして、「決定」キー16bが操作されると、図12(F)に示すように、前記上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示された目次一覧を有する書籍データ「方言一覧辞典」の中に入り、当該目次一覧が記述された書籍「方言一覧辞典」の各目次データが検索目次一覧画面G3a(この場合には書籍「方言一覧辞典」の最上位階層となるのでその表紙画面G5)として表示される(ステップS27→S28)。
【0106】
この図12(F)における検索目次一覧画面G3a(表紙画面G5)にあって、その最上位の各目次のうち「都道府県別方言ランキング」が指定表示(K)された状態で、「決定」キー16bが操作されると(ステップS16)、当該指定表示された目次データ「都道府県別方言ランキング」の下位の目次データの一覧「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が全画面表示G4として表示される(ステップS17→S18)。
【0107】
一方、例えば前記図12(E)で示した検索目次一覧画面G3aおよび指定目次の書籍に対応する上位目次一覧画面G3cの表示状態にあって、入力部16において書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が操作されると(ステップS30)、図12(B)で示したように、現在指定表示中の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」の書籍「方言一覧辞典」における一階層下にある各目次データ「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が読み出された、下位の目次一覧画面G3c′に切り替えられてウインドウ表示される(ステップS31)。
【0108】
したがって、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能によれば、辞書・辞典データメモリ12bおよび他書籍データメモリ12cに記憶された各種の辞典・辞書・専門書などの全書籍データをデータベースとしてユーザ所望の情報(例えば健康に良いトマト料理についての情報)を検索する際に、キーワード入力画面G1において、当該所望の情報に関する複数のキーワード(キーワード1「トマト」・キーワード2「健康」)を入力して検索「決定」キー16bの操作を行うと(図6(E)参照)、各書籍データ中の階層的目次およびその説明情報の中から、複数のキーワードのうち少なくとも1つのキーワードが説明情報に含まれ、且つ他のキーワードが当該説明情報の上位の目次データに含まれる説明情報付きの目次データが検索され、この検索された各目次データがその書籍名を表すアイコンと対応付けられて検索目次一覧画面G3aとして一覧表示される(図6(F)参照)。そして、この検索目次一覧画面G3a上の反転カーソルKにより指定表示される目次データ([血液サラサラ][トマトの玉ねぎ…])の下位にある説明情報(この場合には[トマトの玉ねぎ・セロリソース][効能]…)または下位にある目次一覧が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示され、ここで「決定」キー16bの操作を行うと、前記指定の目次の説明情報(または下位にある目次一覧)が全画面表示G4として表示される(図6(G)参照)ので、この検索表示された説明情報である[トマトの玉ねぎ・セロリソース]の内容に前記入力された複数のキーワード「トマト」「健康」のうち一方のみしか含まれていなくても、健康に良いトマト料理についての情報を適切に検索して表示できるようになる。
【0109】
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能によれば、入力された複数のキーワード(例えばキーワード1「市」・キーワード2「中心」)に対応した説明情報付き目次データが検索された際に(図12(A)(B)参照)、その上位の目次データが「都道府県別方言ランキング」として同一である複数の同種の目次「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が検索された場合には、当該直上の目次データが同じである検索目次については纏め処理され、この纏め処理された検索目次データについてはその上位の目次データ「都道府県別方言ランキング」が検索目次一覧画面G3a上に表示処理されるので、限られた表示画面領域を有効に使用してより多くの検索目次データを含む検索目次一覧画面G3aを表示できるようになる。
【0110】
しかも、この検索目次一覧画面G3aにおいて、前記纏め処理されたところの上位目次データ「都道府県別方言ランキング」を反転カーソルKにより指定表示させれば、当該纏め処理された同種の目次「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…の一覧を指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示させ確認することができる。
【0111】
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能によれば、複数のキーワードに対応して検索表示された検索目次一覧画面G3aにあって、任意の目次が反転カーソルKにより指定表示されその指定目次内容プレビュー画面G3bがウインドウ表示された状態で(図11(A)参照)、書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作されると、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))のある書籍[続知識]における上位階層の各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…が読み出され、上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示され、さらに前記「シフト」+「左カーソル」キー16f′が繰り返し操作されると、前記上位目次一覧画面G3cとしての書籍[続知識]の各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…よりさらに上位階層の各目次データ「日本のいろいろ」「ちょっと昔の暮らしを知ることば」…が読み出され、より上位の目次一覧画面G3cとしてウインドウ切り替え表示されるので、検索一覧表示された各書籍の目次データから容易に指定の書籍の上位階層の目次一覧表示へと切り替えることができ、ユーザ所望の説明情報付き目次検索からその興味ある目次の書籍内へと容易に入って行くことができる。
【0112】
なお、前記各実施形態において記載した携帯機器(電子辞書)10による各処理の手法、すなわち、図2のフローチャートに示す全辞書目次検索処理(その1)、図3のフローチャートに示す全辞書目次検索処理(その2)、図4のフローチャートに示す前記全辞書目次検索処理(その1)に伴う該当目次リスト取得処理などでの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体13に格納して配布することができる。そして、辞書・辞典・他書籍のデータベース(12b,12c)を有する種々のコンピュータ端末装置は、この外部記憶媒体13に記憶されたプログラムを記憶装置(12)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した目次データ検索制御機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0113】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末装置(プログラムサーバ)20から前記のプログラムデータを取り込み、前述した目次データ検索制御機能を実現することもできる。
【0114】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明の目次データ検索制御装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その1)を示すフローチャート。
【図3】前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その2)を示すフローチャート。
【図4】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴う該当目次リスト取得処理を示すフローチャート。
【図5】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「トマト」の入力操作表示状態を示す図。
【図6】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「健康」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図。
【図7】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴いキーワード検索される説明情報付き目次データの各「見出し」に対応した各辞典・辞書・書籍名とその目次の階層構造を示す図。
【図8】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「敬語」の入力操作表示状態を示す図。
【図9】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「あげる」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図。
【図10】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態(その1)を示す図。
【図11】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」に従った全辞書目次検索表示状態(その2)を示す図。
【図12】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「市」+キーワード2「中心」に従った全辞書目次検索表示状態を示す図。
【符号の説明】
【0116】
10 …携帯機器(電子辞書)
11 …CPU
12 …メモリ
12a…辞書制御プログラム
12b…辞書・辞典データメモリ
12c…他書籍データメモリ
12d…検索文字データメモリ
12e…キーワードデータメモリ
12f…検索リストデータメモリ
12g…ワークエリア
13 …外部記憶媒体
14 …記憶媒体読取部
15 …通信部
16 …入力部
17 …表示部
20 …Webサーバ(辞書管理サーバ)
N …通信ネットワーク(インターネット)
G1 …キーワード入力画面
G2 …候補キーワード一覧画面
G3a…検索目次一覧画面
G3b…指定目次内容プレビュー画面
G3c…上位目次一覧画面
G3c′…下位目次一覧画面G3c′
G4 …全画面表示
K …反転カーソル
【技術分野】
【0001】
本発明は、電子データ化した辞典,辞書,専門書など種々の書籍のデータベースを記憶して任意のキーワードに関係した説明情報を検索表示するための目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来から、国語辞典,英和辞典,和英事典などの各種の辞典や辞書を電子データ化してROMなどの記憶媒体に格納し、これに基づき各種の言語や語句を検索語として入力し、その訳語や意味内容、また例文などの説明情報を検索して表示するようにした電子辞書装置が広く汎用されている。
【0003】
近年このような電子辞書装置では、各種の辞書データベースのそれぞれにおいて多数の辞書が搭載されるようになっているだけでなく、料理、社会、地理、医学など、様々な分野・事柄における説明を記述した専門書籍のデータも搭載あるいはメモリカードやインターネットから追加で取り込まれて利用されている。
【0004】
そして、このような専門書籍のデータベースから、ユーザ所望の分野における特定の事柄の説明情報、例えばトマトを主要なレシピとして含む健康に良い料理についての情報を検索して見ようとした場合、先ず、書籍名の一覧から料理に関係する書籍や医学・健康に関係する書籍名を見つけ出し、さらにその中の階層的な目次から健康や食事に関係すると思われる直近の目次を見つけ出し、さらにその中でトマト料理の関係項目を見つけ出すという、通常我々が図書館などで調べものをする場合と同様の煩雑な手順を追って検索操作しなければならない。
【0005】
一方で、例えば論文を掲載した雑誌のバックナンバから、複数のキーワードを含む論文とその雑誌名・発行Noを検索できるようにした電子図書館システムが考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
【特許文献1】特開2003−091543号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
前記従来の電子図書館システムでは、複数のキーワードを含む目次(項目)を頼りに検索処理するものであるため、例えば論文名「トマトを使用した健康食についての研究」など、元々論文はその論文名の記述としてその内容までもある程度表現するような記述となっており、キーワードを「トマト+健康」などと入力することで適切な検索処理が可能である。
【0007】
しかしながら、収録した多数の書籍データベースの中から、例えば「健康と食事」という専門書内のトマト料理について検索したい場合、「健康+トマト」をキーワードとして入力しても、当該「健康と食事」の最下層に位置し検索目標とする特定のトマト料理についての段落には、「トマト」との用語については出てきても「健康」との用語については出てこないような記述形態が同専門書等には多いため、この適切なトマト料理についての段落を速やかに検索処理することができないなどの問題がある。
【0008】
本発明は、このような課題に鑑みなされたもので、階層構造の目次を有する専門書籍などのデータベースにあっても、入力された複数のキーワードに従い適切な説明情報を検索することが可能になる目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラムを提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0009】
請求項1に記載の目次データ検索制御装置は、複数の書籍名毎に階層構造の複数の目次データを対応づけて記憶する目次データ記憶手段と、この目次データ記憶手段により記憶された各書籍ごとの各目次データのそれぞれについて、説明情報付き目次データとして当該目次に対応した説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、複数のキーワードを入力するキーワード入力手段と、前記説明情報記憶手段により記憶された各書籍ごとの各説明情報付き目次データのうちで、前記キーワード入力手段により入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データを検索する説明情報付き目次検索手段と、この説明情報付き目次検索手段により検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる説明情報表示制御手段と、を備えたことを特徴としている。
【0010】
請求項2に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項1に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データを一覧表示させる検索目次一覧表示制御手段を備え、前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる、ことを特徴としている。
【0011】
請求項3に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項2に記載の目次データ検索制御装置において、前記検索目次一覧表示制御手段は、前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データについてその上位階層の目次データが同一である同種の説明情報付き目次データを纏め処理する同種目次データ纏め処理手段を有し、この同種目次データ纏め処理手段により纏め処理された同種の説明情報付き目次データについては前記同一である上位階層の目次データを一覧表示させる、ことを特徴としている。
【0012】
請求項4に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項2または請求項3に記載の目次データ検索制御装置において、前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を前記一覧表示された複数の説明情報付き目次データと並べてプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段を有する、ことを特徴としている。
【0013】
請求項5に記載の目次データ検索制御装置は、前記請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する同一書籍データ内での上位階層の目次データを一覧表示させる上位目次一覧表示制御手段を備えたことを特徴としている。
【発明の効果】
【0014】
本発明の請求項1(請求項6)に記載の目次データ検索制御装置(目次データ検索制御プログラム)によれば、キーワード入力手段により複数のキーワードが入力されると、説明情報記憶手段により記憶された各書籍ごとの各説明情報付き目次データのうちで、入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データが検索され、この検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報が表示されるので、この検索表示された説明情報の内容には前記入力された複数のキーワードの何れかしか含まれていなくても、当該複数のキーワードに沿った適切な情報を検索して表示できるようになる。
【0015】
本発明の請求項2に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項1に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データが一覧表示され、この一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報が表示されるので、キーワードに応じて一覧表示された各説明情報付き目次データの中からユーザにより選択指定した目次データに対応する説明情報の内容だけを表示できるようになる。
【0016】
本発明の請求項3に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項2に記載の目次データ検索制御装置において、検索目次一覧表示制御手段では、検索された複数の説明情報付き目次データについてその上位階層の目次データが同一である同種の説明情報付き目次データについては纏め処理され、当該同一である上位階層の目次データが一覧表示されるので、限られた表示画面領域を有効に使用してより多くの検索目次データを含む一覧表示を行わせることができる。
【0017】
本発明の請求項4に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項2または請求項3に記載の目次データ検索制御装置において、説明情報表示制御手段では、検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報が前記一覧表示された複数の説明情報付き目次データと並べてプレビュー表示されるので、キーワードに応じて一覧表示された各説明情報付き目次データの内容をプレビュー表示で確認しながら適切な情報を選択指定して表示できるようになる。
【0018】
本発明の請求項5に記載の目次データ検索制御装置によれば、前記請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の目次データ検索制御装置において、さらに、検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する同一書籍データ内での上位階層の目次データが一覧表示されるので、検索一覧表示された各書籍データの各目次データから容易に指定の書籍の上位階層の目次一覧表示へと切り替えることができる。
【0019】
よって、本発明によれば、階層構造の目次を有する専門書籍などのデータベースにあっても、入力された複数のキーワードに従い適切な説明情報を検索することが可能になる目次データ検索制御装置および目次データ検索制御プロクラムを提供できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0020】
以下図面により本発明の実施の形態について説明する。
【0021】
図1は、本発明の目次データ検索制御装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図である。
【0022】
この携帯機器(電子辞書)10は、以下に説明する電子辞書機能を備えたPDA(personal digital assistants)、PC(personal computer)、携帯電話、電子ブックとして構成されるか、電子辞書専用の携帯機器として構成される。この携帯機器(電子辞書)10は、各種の記憶媒体に記録されたプログラム、又は、伝送されたプログラムを読み込んで、その読み込んだプログラムによって動作が制御されるコンピュータによって構成され、その電子回路には、CPU(central processing unit)11が備えられる。
【0023】
CPU11は、メモリ12内に予め記憶された装置制御プログラム、あるいはROMカードなどの外部記憶媒体13から記憶媒体読取部14を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラム、あるいはインターネットN上のWebサーバ(この場合はプログラムサーバ)20から通信部15を介して前記メモリ12に読み込まれた装置制御プログラムに応じて、回路各部の動作を制御するもので、前記メモリ12に記憶された装置制御プログラムは、キーやタッチパネルからなる入力部16からのユーザ操作に応じた入力信号、あるいは通信部15を介して接続されるインターネットN上の各Webサーバ20…との通信信号、あるいは記憶媒体読取部14を介して外部接続されるEEPROM,RAM,ROMなどのメモリカード(記憶媒体)13との接続通信信号に応じて起動される。
【0024】
前記CPU11には、前記メモリ12、記憶媒体読取部14、通信部15、入力部16が接続される他に、LCDからなる表示部17などが接続される。
【0025】
メモリ12には、当該携帯機器(電子辞書)10の全体の動作を司るシステムプログラムや通信部15を介してインターネットN上の各Webサーバ20…とデータ通信するための通信プログラムが記憶される他に、新たに必要な辞書・辞典データや料理,社会,地理,医学など、様々な分野・事柄における書籍データを電子書籍管理用のWebサーバ20やメモリカード(記憶媒体)13からダウンロードしたり、辞書・辞典データ(12b)や他書籍データ(12c)に基づき検索語やキーワードの入力に応じた訳語や意味内容などの各種説明情報を検索したりするための辞書制御プログラム12aが記憶される。
【0026】
また、このメモリ12には、辞書・辞典データメモリ12b、他書籍データメモリ12c、検索文字データメモリ12d、キーワードデータメモリ12e、検索リストデータメモリ12f、およびワークエリア12gなどが用意される。
【0027】
辞書・辞典データメモリ12bには、「国語辞典」「漢和辞典」「英和辞典」「和英辞典」など、種類の異なる多数の辞書データ(例えば14辞書)が予め、あるいはダウンロードされて複数辞書記憶されるもので、例えば「広○苑」「マイ百科事典」「カタカナ辞典」「漢○林」「ジュニア英和」「シ*ニアス英和」「リ*ダーズ英和」「リ*ダーズα英和」「ジュニア和英」「シ*ニアス和英」「医学事典」「中国語辞典」「古語辞典」「IT用語辞典」が記憶される。
【0028】
他書籍データメモリ12cには、「健康と食事」「血液サラサラ健康辞典」「食品流通ハンドブック」「おいしい健康食シリーズ」「日本人の知識」「家庭の医学」「方言辞典」「旅ハンドブック」など、様々な分野・事柄における書籍データが予め、あるいはダウンロードされて複数書籍記憶される
検索文字データメモリ12dには、単語や例文に対応した訳語や意味内容などの説明情報を検索するためのユーザ入力された検索語が記憶される。
【0029】
キーワードデータメモリ12eには、様々な物事に対応した説明情報を検索するためのユーザ入力されたキーワードが、例えばキーワード1〜キーワード3まで必要に応じて記憶される。
【0030】
検索リストデータメモリ12fには、前記キーワードデータメモリ12eに記憶されたキーワードが含まれているところの目次を含む説明情報が前記他書籍データメモリ12cに記憶された各書籍データや前記辞書・辞典データメモリ12bに記憶された各辞書・辞典データから検索され「説明情報付き目次データ」のリストとして記憶される。
【0031】
この検索リストデータメモリ12fにおいて、キーワード1が含まれる「説明情報付き目次データ」はリストA、キーワード2が含まれる「説明情報付き目次データ」はリストB、リストA+Bの両方に含まれる「説明情報付き目次データ」はリストAB、リストAの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード2が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストAb、リストBの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード1が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストaB、リストAB+Ab+aBの各「説明情報付き目次データ」から重複を除いた各「説明情報付き目次データ」はリストE、キーワード3が含まれる「説明情報付き目次データ」はリストC、リストE+Cの両方に含まれる「説明情報付き目次データ」はリストEC、リストEの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード3が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストEc、リストAの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード2と3が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストAbc、リストBの「説明情報付き目次データ」の上位階層の目次データにキーワード1と3が含まれるその「説明情報付き目次データ」はリストaBcとして保存される。そして最終的に、キーワード1,2である場合に前記リストEがリストF、キーワード1,2,3である場合に前記各リストに基づきキーワード1〜3の少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその「説明情報付き目次データ」がリストFとして保存される。
【0032】
すなわち、検索リストデータメモリ12fには、最終的に、キーワード1〜nの少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその「説明情報付き目次データ」がリストFとして保存される。
【0033】
ワークエリア12gには、前記辞書制御プログラム12aなどの各種の装置制御プログラムに従いCPU11に入出力される種々のデータが必要に応じて記憶される。
【0034】
入力部16のキーボードパネルには、ひらがな,カタカナ,漢字,英数字を任意入力するための一連の文字入力キーが配列されると共に、辞書・辞典データメモリ12bに記憶されている辞書データを対象にして入力検索語に対応する見出語およびその説明情報の検索を行うための「辞書検索」キー、同辞書・辞典データメモリ12bに記憶されている辞書データおよび他書籍データメモリの12cに記憶されている各書籍データの全辞書データベースを対象にして入力キーワードに対応する説明情報付き目次データの検索を行うための「全辞書目次検索」キーなどが備えられる。
【0035】
次に、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能について説明する。
【0036】
図2は、前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その1)を示すフローチャートである。
【0037】
図3は、前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その2)を示すフローチャートである。
【0038】
図4は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴う該当目次リスト取得処理を示すフローチャートである。
【0039】
図5は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「トマト」の入力操作表示状態を示す図である。
【0040】
図6は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「健康」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図である。
【0041】
図7は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴いキーワード検索される説明情報付き目次データの各「見出し」に対応した各辞典・辞書・書籍名とその目次の階層構造を示す図である。
【0042】
例えば健康に良いトマト料理についての情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、入力部16の「全辞書目次検索キー」が操作されて全辞書・辞典・書籍対象の目次検索モードが起動されると、図5(A)に示すように、キーワード入力画面G1が表示部17に表示されると共に、キーワードデータメモリ12eにて管理されるキーワード番号i=0に初期化された後(ステップS1)、当該キーワード番号i=1にセットされる(ステップS2)。
【0043】
このキーワード入力画面G1において、入力部16における文字入力キー16aのユーザ操作により、先ず「とまと」とキーワード1の検索文字が入力されると(ステップS3)、図5(B)に示すように、当該検索文字「とまと」に応じた候補キーワードの一覧画面G2が表示される(ステップS4)。
【0044】
この候補キーワード一覧画面G2の表示状態にあって、反転カーソルKの移動操作によりキーワード1として「トマト」が選択され「決定」キー16bが操作されると(ステップS5)、図5(C)に示すように、キーワード入力画面G1に戻り、キーワード1「トマト」として入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される(ステップS6)。
【0045】
ここで、図4における該当目次リスト取得処理に移行するための「決定」キー16bの操作が無いと判断されると共に(ステップS7(No))、現在のキーワード番号i=1でありi=3未満であると判断されると(ステップS8(No))、前記ステップS2〜S6の処理が繰り返し実行され、図6(D)(E)に示すように、ユーザ操作に応じたキーワード2「健康」がキーワード入力画面G1上に追加入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される。
【0046】
そして、前記キーワード入力画面G1上に入力表示されたキーワード1「トマト」+キーワード2「健康」の2つのキーワードに基づいた該当目次リスト取得処理(図4参照)を行うべく、入力部16の「決定」キー16bが操作されると(ステップS7)、この図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)へ移行される。
【0047】
この図4における該当目次リスト取得処理が起動されると、先ず前記キーワードデータメモリ12eに設定登録されているキーワード1「トマト」が読み出される(ステップA1)。
【0048】
そして、このキーワード1「トマト」が含まれる説明情報及びその目次のデータが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、この検索された説明情報付き目次データはリストAとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA2)。
【0049】
なお、説明情報付き目次データとは、辞書・辞典・書籍における各目次とその目次の下位に続いて含まれる説明情報のことを言い、この場合は、目次又はその説明情報の一方か両方にキーワード1「トマト」が含まれる説明情報付き目次データがリストAとして保存される。
【0050】
ここで、キーワード2が設定登録されていない場合には、前記リストAであるキーワード1のみが含まれた説明情報付き目次データが最終リストFとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA3→A4)。
【0051】
一方、キーワード2が設定登録されている場合には、このキーワード2「健康」が含まれる説明情報及びその目次のデータが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、この検索された説明情報付き目次データはリストBとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA3→A5)。
【0052】
すると、前記キーワード1「トマト」を含む各説明情報付き目次データのリストAと前記キーワード2「健康」含む各説明情報付き目次データのリストBとの両方に共通して含まれる説明情報付き目次データが抽出され、キーワード1「トマト」およびキーワード2「健康」の両方を含む各説明情報付き目次データのリストABとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA6)。
【0053】
一方、前記リストAとして保存されたキーワード1「トマト」を含む各説明情報付き目次データのうち、それぞれその上位階層の目次データ(辞典・辞書・書籍名も含む)としてキーワード2「健康」が含まれる説明情報付き目次データが抽出され、下位層にキーワード1「トマト」を含みその上位層にキーワード2「健康」を含む説明情報付き目次データのリストAbとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA7)。
【0054】
また、前記リストBとして保存されたキーワード2「健康」を含む各説明情報付き目次データのうち、それぞれその上位階層の目次データ(辞典・辞書・書籍名も含む)としてキーワード1「トマト」が含まれる説明情報付き目次データが抽出され、下位層にキーワード2「健康」含みその上位層にキーワード1「トマト」を含む説明情報付き目次データのリストaBとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA8)。
【0055】
そして、前記ステップA6にて得られたキーワード1「トマト」およびキーワード2「健康」の両方を含む各説明情報付き目次データのリストAB、および前記ステップA7にて得られた下位層にキーワード1「トマト」を含みその上位層にキーワード2「健康」を含む説明情報付き目次データのリストAb、および前記ステップA8にて得られた下位層にキーワード2「健康」を含みその上位層にキーワード1「トマト」を含む説明情報付き目次データのリストaBの中から、重複した説明情報付き目次データの除かれた各説明情報付き目次データがリストEとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA9)。
【0056】
ここで、キーワード3が設定登録されていない場合には、前記キーワード1「トマト」およびキーワード2「健康」の両方を含む説明情報付き目次データ、および下位層にキーワード1「トマト」含みその上位層にキーワード2「健康」を含む説明情報付き目次データ、および下位層にキーワード2「健康」含みその上位層にキーワード1「トマト」を含む説明情報付き目次データからなるリストEが最終リストFとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA10→A11)。
【0057】
一方、さらにキーワード3が設定登録されている場合には、このキーワード3が含まれる各説明情報付き目次データがリストC、リストE+Cの両方に含まれる各説明情報付き目次データがリストEC、リストEの各説明情報付き目次データの上位階層の目次データにキーワード3が含まれるその説明情報付き目次データがリストEc、リストAの各説明情報付き目次データの上位階層の目次データにキーワード2と3が含まれるその説明情報付き目次データがリストAbc、リストBの各説明情報付き目次データの上位階層の目次データにキーワード1と3が含まれるその説明情報付き目次データがリストaBcとして順次取得され、これら各リストに基づいて、キーワード1〜3の少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその「説明情報付き目次データ」が最終リストFとして検索リストデータメモリ12fに保存される(ステップA10→A12)。
【0058】
そして、前記キーワード1のみである場合には当該キーワード1のみが含まれた各説明情報付き目次データの最終リストF(ステップA4)、または前記キーワード1+2である場合には当該キーワード1,2の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその各説明情報付き目次データの最終リストF(ステップA11)、または前記キーワード1+2+3である場合には当該キーワード1〜3の少なくとも1つのキーワードが含まれ且つその他のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその各説明情報付き目次データの最終リストF(ステップA12)について、そのリストFの各説明情報付き目次データのうち直上の階層にある目次データが同一であるものが纏められ編集処理される(ステップA13)。
【0059】
すると、前記最終リストFの各説明情報付き目次データが、図6(F)に示すように、それぞれその書籍名に対応するアイコンに対応付けられて表示部17の左エリアに検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップS9)。ここで、前記ステップA13におおいて、直上の階層にある目次データが同一であるとして纏められた説明情報付き目次データがある場合には、当該各説明情報付き目次データはその纏められた直上階層の目次データとして検索目次一覧画面G3aに表示される。
【0060】
すなわち、例えば前記2つのキーワード「トマト」「健康」が入力された場合には、図7に示すように、その説明情報にキーワード1「トマト」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード2「健康」を含む各書籍「血液サラサラ健康辞典」「食品流通ハンドブック」「おいしい健康食シリーズ」からその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、前記図6(F)における検索目次一覧画面G3aとして表示される。
【0061】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aでは、その先頭の目次データが反転カーソルKにより指定表示され(ステップS10)、当該指定表示された目次データの下位層にある目次データのメニュー、または当該指定表示された目次データが最下位層の説明情報である場合にはこの説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)。
【0062】
こうして、ユーザ入力されたキーワードに対応して、図6(F)で示したように、表示部17の左エリアに検索目次一覧画面G3aが表示され、右エリアに指定目次内容プレビュー画面G3bが表示された状態で、上下方向のカーソルキーが操作された場合には(ステップS12)、検索目次一覧画面G3a上の反転カーソルKが指定の方向に移動されユーザ任意の検索目次データが指定表示される(ステップS13)。
【0063】
すると、新たに指定表示された検索目次データの下位層にある目次データのメニュー、または当該指定表示された目次データが最下位層の説明情報である場合には、この説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに更新されて表示される(ステップS14→S15)。
【0064】
そして、例えば図6(F)で示したように、検索目次一覧画面G3a上の目次データ「(血液サラサラ健康辞典)[トマトの玉ねぎ…」が指定表示された状態で、決定キー16bが操作されると(ステップS16)、さらにその下位層に目次データがあるか否か判断され(ステップS17)、この場合には下位層の目次データ無しと判断されるので、図6(G)に示すように、前記指定表示の目次データ「(血液サラサラ健康辞典)[トマトの玉ねぎ…」に対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS17→S23)。
【0065】
このように、複数のキーワード「トマト」「健康」を入力して目次検索処理が実行されると、当該複数のキーワード「トマト」「健康」の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれる各説明情報付き目次データが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、検索目次一覧画面G3aとして各対応する書籍名アイコンと共に表示されると共に、反転カーソルKにより指定されたところの説明情報を全画面表示するので、この検索表示された説明情報である[トマトの玉ねぎ・セロリソース]の内容に前記入力された複数のキーワード「トマト」「健康」のうち一方のみしか含まれていなくても、健康に良いトマト料理についての情報を適切に検索して表示できるようになる。
【0066】
一方、前記検索目次一覧画面G3a上の任意の目次データが指定表示され(ステップS10〜S15)、決定キー16bが操作された際に(ステップS16)、さらにその下位層に目次データがあると判断された場合には(ステップS17(Yes))、当該下位層の目次データが一覧表示される(ステップS18)。
【0067】
そして、このキーワード検索された目次データのうちの指定の目次データにおける下位層の目次データの一覧表示画面にあって、上下カーソルキーが操作されると、当該一覧表示されている各目次データの何れかを指定表示する反転カーソルKが前記カーソル指定の方向に移動表示される(ステップS19→S20)。
【0068】
そして、前記キーワード検索された目次データの一覧画面のうちのユーザ任意の目次データが選択指定表示された状態で決定キー16bが操作されると、この選択指定表示されている目次データに対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS21→S22→S23)。
【0069】
図8は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「敬語」の入力操作表示状態を示す図である。
【0070】
図9は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「あげる」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図である。
【0071】
例えば言葉の使い方として敬語としての「あげる」についての情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、入力部16の「全辞書目次検索キー」が操作されて全辞書・辞典・書籍対象の目次検索モードが起動されると、図8(A)に示すように、キーワード入力画面G1が表示部17に表示されると共に、キーワードデータメモリ12eにて管理されるキーワード番号i=0に初期化された後(ステップS1)、当該キーワード番号i=1にセットされる(ステップS2)。
【0072】
このキーワード入力画面G1において、入力部16における文字入力キー16aのユーザ操作により、先ず「けいご」とキーワード1の検索文字が入力されると(ステップS3)、図8(B)に示すように、当該検索文字「けいご」に応じた候補キーワードの一覧画面G2が表示される(ステップS4)。
【0073】
この候補キーワード一覧画面G2の表示状態にあって、反転カーソルKの移動操作によりキーワード1として「敬語」が選択され「決定」キー16bが操作されると(ステップS5)、図8(C)に示すように、キーワード入力画面G1に戻り、キーワード1「敬語」として入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される(ステップS6)。
【0074】
また、図9(D)(E)に示すように、前記ステップS2〜S6の処理が繰り返し実行され、ユーザ操作に応じたキーワード2「あげる」がキーワード入力画面G1上に追加入力表示されると共に、キーワードデータメモリ12e内に設定登録される。
【0075】
そして、前記キーワード入力画面G1上に入力表示されたキーワード1「敬語」+キーワード2「あげる」の2つのキーワードに基づいて「決定」キー16bが操作されると(ステップS7)、前記同様に該当目次リスト取得処理(ステップSA)(図4参照)へ移行され、当該キーワード1,2の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれるその各説明情報付き目次データの最終リストFが検索・生成・保存される(ステップA1〜A3→A5〜A11)。
【0076】
すなわち、例えば前記2つのキーワード「敬語」「あげる」が入力された場合には、図7に示すように、その説明情報にキーワード2「あげる」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード1「敬語」を含む各書籍「敬語早分かり辞典」「日本語○×辞典」「言葉の作法辞典」からその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、図9(F)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA→S9)。
【0077】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aでは、その先頭の目次データ([敬語辞書]あげる「上げる」)が反転カーソルKにより指定表示され(ステップS10)、当該指定表示された目次データ(あげる「上げる」)の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)。
【0078】
そして、検索目次一覧画面G3a上の目次データ([敬語辞書]あげる「上げる」)が指定表示された状態で、決定キー16bが操作されると(ステップS16)、図9(G)に示すように、前記指定表示の目次データ([敬語辞書]あげる「上げる」)に対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS17→S23)。
【0079】
このように、複数のキーワード「敬語」「あげる」を入力して目次検索処理が実行されると、当該複数のキーワード「敬語」「あげる」の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれる各説明情報付き目次データが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、検索目次一覧画面G3aとして各対応する書籍名アイコンと共に表示されると共に、反転カーソルKにより指定されたところの説明情報を全画面表示するので、この検索表示された説明情報である(あげる「上げる」)の内容に前記入力された複数のキーワード「敬語」「あげる」のうち一方のみしか含まれていなくても、言葉の使い方として敬語としての「あげる」についての情報を適切に検索して表示できるようになる。
【0080】
図10は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態(その1)を示す図である。
【0081】
例えば「生活」と「煙草」について表現の仕方についての情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、図10(A)に示すようなキーワード入力画面G1、および図10(B)に示すような候補キーワードの一覧画面G2を経て、図10(C)に示すように、キーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」およびキーワード2「生活(せいかつ)」が入力表示され「決定」キー16bが操作されると(ステップS1〜S7)、前記同様に図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)に移行され、当該キーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」に対応した内容を有する各説明情報付き目次データが検索一覧表示される(ステップSA〜S9)。
【0082】
すなわち、前記2つのキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」が入力された場合には、例えばその説明情報にキーワード2「生活(せいかつ)」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」を含む「語の意味・コラム」T1のジャンル内での各書籍データからその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、図10(D)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA→S9)。
【0083】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aにおいて、上下カーソルキーのユーザ操作に応じて任意の目次データ(「続知識」煙草入れ(たばこい〜))が反転カーソルKにより指定表示されると(ステップS12,S13)、当該指定表示された目次データ(「続知識」煙草入れ(たばこい〜))の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS14,S15)。
【0084】
ここで、右カーソルキー16dが操作されると、図10(E)に示すように、表示画面上部に設けられた書籍ジャンルの選択タブTnが前記「語の意味・コラム」T1から「英語の表現」T2に切り替えられて表示される(ステップS35→S36)。
【0085】
すると、再び前記図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)に移行され、例えばその説明情報にキーワード2「生活(せいかつ)」を含み、その上位階層の目次(含む書籍名)の何れかにキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」を含む「英語の表現」T2のジャンル内での各書籍データからその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索されるようになり、図10(E)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA→S9)。
【0086】
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aにおいて、先頭の目次データ([とっさ]たばこはやめたよ。)が反転カーソルKにより指定表示されると(ステップS10)、当該指定表示された目次データ([とっさ]たばこはやめたよ。)の「英語の表現」である説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)
そして、この表示部17の左エリアに表示された検索目次一覧画面G3aにおいて、図10(F)に示すように、上下カーソルキーのユーザ操作に応じて任意の目次データ([MAKE]酒とたばこ/…)が反転カーソルKにより指定表示されると(ステップS12,S13)、当該指定表示された目次データ([MAKE]酒とたばこ/…)の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS14,S15)。
【0087】
このように、複数のキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」を入力して目次検索処理が実行されると、当該複数のキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」の何れか一方のキーワードが含まれ且つその他方のキーワードが上位階層の目次データに含まれる各説明情報付き目次データが全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)の中から検索され、検索目次一覧画面G3aとして各対応する書籍名アイコンと共に表示されると共に、反転カーソルKにより指定されたところの説明情報を全画面表示するので、この検索表示された説明情報の内容に前記入力された複数のキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」のうち一方のみしか含まれていなくても、「生活」と「煙草」について表現の仕方についての情報を適切に検索して表示できる。しかも書籍ジャンル選択タブTnの切り替え操作に応じて容易に目次検索対象の書籍ジャンルを切り替えて再検索表示できるようになる。
【0088】
図11は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」に従った全辞書目次検索表示状態(その2)を示す図である。
【0089】
前記図10(A)〜(D)と同様に、2つのキーワード「煙草(タバコ、たばこ)」「生活(せいかつ)」の入力に応じて、「語の意味・コラム」T1のジャンル内での各書籍データからその各説明情報付き目次データ(見出し)が検索され、図11(A)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示されると共に(ステップS1〜S9)、上下カーソルキーのユーザ操作に応じて任意の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))が反転カーソルKにより指定表示される(ステップS12,S13)。そして、当該指定表示された目次データ(「続知識」煙草入れ(たばこい〜))の説明情報が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示された状態で(ステップS14,S15)、「決定」キー16bが操作されると(ステップS16)、図11(B)に示すように、前記指定表示の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))に対応した説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS17→S23)。
【0090】
一方、前記図11(A)で示した検索目次一覧画面G3aおよびその指定目次内容プレビュー画面G3bのウインドウ表示状態において、入力部16において書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作されると(ステップS25)、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の書籍データ[続知識]における上位階層にある各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…が読み出され、図11(C)に示すように、上位目次一覧画面G3cとして右エリアにウインドウ表示される(ステップS26)。
【0091】
そして、「決定」キー16bが操作されると、図11(D)に示すように、前記上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示された目次一覧を有する書籍データ[続知識]の中に入り、当該書籍[続知識]の各目次データが検索目次一覧画面G3aとして左エリアに表示されると共に(ステップS27→S28)、反転カーソルKにより指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))についての説明情報が読み出され指定目次内容プレビュー画面G3bとしてウインドウ表示される(ステップS29)。
【0092】
さらに、前記図11(C)で示した([続知識]煙草入れ(たばこい〜))に対応する同一書籍[続知識]内での上位目次一覧画面(「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」「小田原提灯(おだわらちょうちん)」…)G3cの表示状態にあって、前記同様に書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が追加操作されると(ステップS25)、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の同一書籍データ[続知識]におけるさらに上位階層にある各目次データ「日本語のいろいろ」「ちょっと昔の暮らしを知ることば」…が読み出され、図11(E)に示すように、もう1階層上の上位目次一覧画面G3cとして右エリアにウインドウ表示される(ステップS26)。
【0093】
そして、「決定」キー16bが操作されると、図11(F)に示すように、前記上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示された目次一覧を有する書籍データ[続知識]の中に入り、当該目次一覧が記述された書籍[続知識]の各目次データが検索目次一覧画面G3a(この場合には書籍[続知識]の最上位階層となるのでその表紙画面G5)として表示される(ステップS27→S28)。
【0094】
一方、例えば前記図11(E)で示した検索目次一覧画面G3aおよび指定目次の書籍に対応する上位目次一覧画面G3cの表示状態にあって、入力部16において書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が操作されると(ステップS30)、図11(C)で示したように、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の書籍データ[続知識]における1階層下にある各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…が読み出された、下位の目次一覧画面G3c′に切り替えられてウインドウ表示される(ステップS31)。
【0095】
この図11(C)で示す下位の目次一覧画面G3c′にあって、さらに書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が追加操作されると(ステップS30)、図11(A)で示したように、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の書籍データ[続知識]における1階層下にある目次データ(この場合には目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))の最下位層である説明情報の指定目次内容プレビュー画面G3b)が下位の目次一覧画面G3c′として表示部17の右エリアに切り替え表示される(ステップS31)。
【0096】
なお、前記書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′の操作に応じて順次下位層の目次一覧画面G3c′が表示された状態で「決定」キー16bが操作された場合には(ステップS32)、指定表示中の書籍の目次データにおける下位の目次データが一覧表示され(ステップS33)、反転カールKにて指定表示される目次に対応した説明情報がプレビュー表示される(ステップS34)。
【0097】
すなわち、入力されたキーワードに対応する検索目次一覧画面G3aにおいて任意の書籍の目次データが指定表示されている状態で、書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作された場合には、そのキー操作毎に指定表示中の目次データの書籍における上位階層の目次一覧表示(G3c)が行われるようになり、また逆に書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が操作された場合には、そのキー操作毎に指定表示中の目次データの書籍における下位階層の目次一覧表示(G3c′)が行われるようになり、検索表示された目次データから容易にその上位層またはその下位層の説明情報付き目次一覧表示へと切り替えることができる。
【0098】
図12は、前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「市」+キーワード2「中心」に従った全辞書目次検索表示状態を示す図である。
【0099】
例えば全国の「市」とその「中心」についての特徴的な情報を全辞書・辞典・書籍データ(12b+12c)を元にして検索したい場合に、図12(A)に示すようなキーワード入力画面G1に従い、キーワード1「市」およびキーワード2「中心」が入力表示され「決定」キー16bが操作されると(ステップS1〜S7)、前記同様に図4における該当目次リスト取得処理(ステップSA)に移行され、当該キーワード1「市」+キーワード2「中心」に対応した内容を有する各説明情報付き目次データが検索されて、図12(B)に示すような検索目次一覧画面G3aとして表示される(ステップSA〜S9)。
【0100】
この際、例えば検索対象のデータベースにある書籍データ「全国方言一覧辞典」の第2階層の目次データにおいて、入力されたキーワード1「市」及び2「中心」を含み且つその上位の目次データが「都道府県別方言ランキング」として同一である複数の同種の目次「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が検索されるが、前記該当目次リスト取得処理(図4参照)でのステップA13において、直上の目次データが同じである検索目次については纏め処理され、しかもステップS9において、当該纏め処理された目次データについてはその上位の目次データが検索目次一覧画面G3a上に表示処理されるので、この場合には、当該上位の目次データ「都道府県別方言ランキング」がその書籍名アイコン[方言]に対応付けられて表示される。
【0101】
すると、この検索目次一覧画面G3a上の先頭の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」が反転カーソルKにより指定表示され(ステップS10)、当該指定表示された目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」の説明情報として、この場合には下位の各目次データ「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示部17の右エリアに表示される(ステップS11)。
【0102】
この図12(B)で示す指定目次内容プレビュー画面G3bの表示状態にあって、「決定」キー16bが操作されると(ステップS16)、図12(C)に示すように、前記指定表示の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」に対応した下位の目次データ、つまりこの場合には前記指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示された各目次データ「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が全画面表示G4として表示される(ステップS17,S18)。
【0103】
そして、この全画面表示G4された各目次データのうちで、例えば「[北海道]小樽市を中心に」が反転カーソルKにより指定表示され「決定」キー16bが操作されると(ステップS19〜S22)、図12(D)に示すように、当該指定表示された目次データ「[北海道]小樽市を中心に」に対応する説明情報が読み出され全画面表示G4として表示される(ステップS23)。
【0104】
一方、前記図12(B)で示す指定目次内容プレビュー画面G3bの表示状態にあって、入力部16において書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作されると(ステップS25)、現在指定表示中の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」の書籍データ「方言一覧辞典」における上位階層にある各目次データ「項目別方言一覧」「都道府県別方言ランキング」「方言についての概説」が読み出され、図12(E)に示すように、上位目次一覧画面G3cとして右エリアにウインドウ表示される(ステップS26)。
【0105】
そして、「決定」キー16bが操作されると、図12(F)に示すように、前記上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示された目次一覧を有する書籍データ「方言一覧辞典」の中に入り、当該目次一覧が記述された書籍「方言一覧辞典」の各目次データが検索目次一覧画面G3a(この場合には書籍「方言一覧辞典」の最上位階層となるのでその表紙画面G5)として表示される(ステップS27→S28)。
【0106】
この図12(F)における検索目次一覧画面G3a(表紙画面G5)にあって、その最上位の各目次のうち「都道府県別方言ランキング」が指定表示(K)された状態で、「決定」キー16bが操作されると(ステップS16)、当該指定表示された目次データ「都道府県別方言ランキング」の下位の目次データの一覧「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が全画面表示G4として表示される(ステップS17→S18)。
【0107】
一方、例えば前記図12(E)で示した検索目次一覧画面G3aおよび指定目次の書籍に対応する上位目次一覧画面G3cの表示状態にあって、入力部16において書籍内下位目次キーとして機能する「シフト」+「右カーソル」キー16d′が操作されると(ステップS30)、図12(B)で示したように、現在指定表示中の目次データ「[方言]都道府県別方言ランキング」の書籍「方言一覧辞典」における一階層下にある各目次データ「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が読み出された、下位の目次一覧画面G3c′に切り替えられてウインドウ表示される(ステップS31)。
【0108】
したがって、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能によれば、辞書・辞典データメモリ12bおよび他書籍データメモリ12cに記憶された各種の辞典・辞書・専門書などの全書籍データをデータベースとしてユーザ所望の情報(例えば健康に良いトマト料理についての情報)を検索する際に、キーワード入力画面G1において、当該所望の情報に関する複数のキーワード(キーワード1「トマト」・キーワード2「健康」)を入力して検索「決定」キー16bの操作を行うと(図6(E)参照)、各書籍データ中の階層的目次およびその説明情報の中から、複数のキーワードのうち少なくとも1つのキーワードが説明情報に含まれ、且つ他のキーワードが当該説明情報の上位の目次データに含まれる説明情報付きの目次データが検索され、この検索された各目次データがその書籍名を表すアイコンと対応付けられて検索目次一覧画面G3aとして一覧表示される(図6(F)参照)。そして、この検索目次一覧画面G3a上の反転カーソルKにより指定表示される目次データ([血液サラサラ][トマトの玉ねぎ…])の下位にある説明情報(この場合には[トマトの玉ねぎ・セロリソース][効能]…)または下位にある目次一覧が指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示され、ここで「決定」キー16bの操作を行うと、前記指定の目次の説明情報(または下位にある目次一覧)が全画面表示G4として表示される(図6(G)参照)ので、この検索表示された説明情報である[トマトの玉ねぎ・セロリソース]の内容に前記入力された複数のキーワード「トマト」「健康」のうち一方のみしか含まれていなくても、健康に良いトマト料理についての情報を適切に検索して表示できるようになる。
【0109】
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能によれば、入力された複数のキーワード(例えばキーワード1「市」・キーワード2「中心」)に対応した説明情報付き目次データが検索された際に(図12(A)(B)参照)、その上位の目次データが「都道府県別方言ランキング」として同一である複数の同種の目次「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…が検索された場合には、当該直上の目次データが同じである検索目次については纏め処理され、この纏め処理された検索目次データについてはその上位の目次データ「都道府県別方言ランキング」が検索目次一覧画面G3a上に表示処理されるので、限られた表示画面領域を有効に使用してより多くの検索目次データを含む検索目次一覧画面G3aを表示できるようになる。
【0110】
しかも、この検索目次一覧画面G3aにおいて、前記纏め処理されたところの上位目次データ「都道府県別方言ランキング」を反転カーソルKにより指定表示させれば、当該纏め処理された同種の目次「[北海道]小樽市を中心に」「[青森県]弘前市を中心に」「[岩手県]盛岡市を中心に」…の一覧を指定目次内容プレビュー画面G3bとして表示させ確認することができる。
【0111】
また、前記構成の携帯機器(電子辞書)10による目次データ検索制御機能によれば、複数のキーワードに対応して検索表示された検索目次一覧画面G3aにあって、任意の目次が反転カーソルKにより指定表示されその指定目次内容プレビュー画面G3bがウインドウ表示された状態で(図11(A)参照)、書籍内上位目次キーとして機能する「シフト」+「左カーソル」キー16f′が操作されると、現在指定表示中の目次データ([続知識]煙草入れ(たばこい〜))のある書籍[続知識]における上位階層の各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…が読み出され、上位目次一覧画面G3cとしてウインドウ表示され、さらに前記「シフト」+「左カーソル」キー16f′が繰り返し操作されると、前記上位目次一覧画面G3cとしての書籍[続知識]の各目次データ「印籠(いんろう)」「根付(ねつけ)」…よりさらに上位階層の各目次データ「日本のいろいろ」「ちょっと昔の暮らしを知ることば」…が読み出され、より上位の目次一覧画面G3cとしてウインドウ切り替え表示されるので、検索一覧表示された各書籍の目次データから容易に指定の書籍の上位階層の目次一覧表示へと切り替えることができ、ユーザ所望の説明情報付き目次検索からその興味ある目次の書籍内へと容易に入って行くことができる。
【0112】
なお、前記各実施形態において記載した携帯機器(電子辞書)10による各処理の手法、すなわち、図2のフローチャートに示す全辞書目次検索処理(その1)、図3のフローチャートに示す全辞書目次検索処理(その2)、図4のフローチャートに示す前記全辞書目次検索処理(その1)に伴う該当目次リスト取得処理などでの各手法は、何れもコンピュータに実行させることができるプログラムとして、メモリカード(ROMカード、RAMカード等)、磁気ディスク(フロッピディスク、ハードディスク等)、光ディスク(CD−ROM、DVD等)、半導体メモリ等の外部記憶媒体13に格納して配布することができる。そして、辞書・辞典・他書籍のデータベース(12b,12c)を有する種々のコンピュータ端末装置は、この外部記憶媒体13に記憶されたプログラムを記憶装置(12)に読み込み、この読み込んだプログラムによって動作が制御されることにより、前記各実施形態において説明した目次データ検索制御機能を実現し、前述した手法による同様の処理を実行することができる。
【0113】
また、前記各手法を実現するためのプログラムのデータは、プログラムコードの形態として通信ネットワーク(インターネット)N上を伝送させることができ、この通信ネットワーク(インターネット)Nに接続されたコンピュータ端末装置(プログラムサーバ)20から前記のプログラムデータを取り込み、前述した目次データ検索制御機能を実現することもできる。
【0114】
なお、本願発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で種々に変形することが可能である。さらに、前記各実施形態には種々の段階の発明が含まれており、開示される複数の構成要件における適宜な組み合わせにより種々の発明が抽出され得る。例えば、各実施形態に示される全構成要件から幾つかの構成要件が削除されたり、幾つかの構成要件が組み合わされても、発明が解決しようとする課題の欄で述べた課題が解決でき、発明の効果の欄で述べられている効果が得られる場合には、この構成要件が削除されたり組み合わされた構成が発明として抽出され得るものである。
【図面の簡単な説明】
【0115】
【図1】本発明の目次データ検索制御装置の実施形態に係る携帯機器(電子辞書)10の電子回路の構成を示すブロック図。
【図2】前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その1)を示すフローチャート。
【図3】前記携帯機器(電子辞書)10による全辞書目次検索処理(その2)を示すフローチャート。
【図4】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴う該当目次リスト取得処理を示すフローチャート。
【図5】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「トマト」の入力操作表示状態を示す図。
【図6】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「健康」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図。
【図7】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴いキーワード検索される説明情報付き目次データの各「見出し」に対応した各辞典・辞書・書籍名とその目次の階層構造を示す図。
【図8】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)に伴うキーワード1「敬語」の入力操作表示状態を示す図。
【図9】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理(その1)(その2)に伴うキーワード2「あげる」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態を示す図。
【図10】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」の入力操作表示状態および当該キーワード1+2に従った全辞書目次検索表示状態(その1)を示す図。
【図11】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「煙草(タバコ、たばこ)」+キーワード2「生活(せいかつ)」に従った全辞書目次検索表示状態(その2)を示す図。
【図12】前記携帯機器(電子辞書)10での全辞書目次検索処理に伴うキーワード1「市」+キーワード2「中心」に従った全辞書目次検索表示状態を示す図。
【符号の説明】
【0116】
10 …携帯機器(電子辞書)
11 …CPU
12 …メモリ
12a…辞書制御プログラム
12b…辞書・辞典データメモリ
12c…他書籍データメモリ
12d…検索文字データメモリ
12e…キーワードデータメモリ
12f…検索リストデータメモリ
12g…ワークエリア
13 …外部記憶媒体
14 …記憶媒体読取部
15 …通信部
16 …入力部
17 …表示部
20 …Webサーバ(辞書管理サーバ)
N …通信ネットワーク(インターネット)
G1 …キーワード入力画面
G2 …候補キーワード一覧画面
G3a…検索目次一覧画面
G3b…指定目次内容プレビュー画面
G3c…上位目次一覧画面
G3c′…下位目次一覧画面G3c′
G4 …全画面表示
K …反転カーソル
【特許請求の範囲】
【請求項1】
複数の書籍名毎に階層構造の複数の目次データを対応づけて記憶する目次データ記憶手段と、
この目次データ記憶手段により記憶された各書籍ごとの各目次データのそれぞれについて、説明情報付き目次データとして当該目次に対応した説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、
複数のキーワードを入力するキーワード入力手段と、
前記説明情報記憶手段により記憶された各書籍毎の各説明情報付き目次データのうちで、前記キーワード入力手段により入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データを検索する説明情報付き目次検索手段と、
この説明情報付き目次検索手段により検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる説明情報表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする目次データ検索制御装置。
【請求項2】
さらに、
前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データを一覧表示させる検索目次一覧表示制御手段を備え、
前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項3】
前記検索目次一覧表示制御手段は、前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データについてその上位階層の目次データが同一である同種の説明情報付き目次データを纏め処理する同種目次データ纏め処理手段を有し、
この同種目次データ纏め処理手段により纏め処理された同種の説明情報付き目次データについては前記同一である上位階層の目次データを一覧表示させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項4】
前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を前記一覧表示された複数の説明情報付き目次データと並べてプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段を有する、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項5】
さらに、
前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する同一書籍データ内での上位階層の目次データを一覧表示させる上位目次一覧表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項6】
複数の書籍名毎に階層構造の複数の目次データを対応づけて記憶する目次データ記憶手段と、この目次データ記憶手段により記憶された各書籍ごとの各目次データのそれぞれについて、説明情報付き目次データとして当該目次に対応した説明情報を記憶する説明情報記憶手段とを有する目次データ検索装置のコンピュータを制御するための目次データ検索制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
ユーザ操作に応じて複数のキーワードを入力するキーワード入力手段、
前記説明情報記憶手段により記憶された各書籍ごとの各説明情報付き目次データのうちで、前記キーワード入力手段により入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データを検索する説明情報付き目次検索手段、
この説明情報付き目次検索手段により検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる説明情報表示制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な目次データ検索制御プログラム。
【請求項1】
複数の書籍名毎に階層構造の複数の目次データを対応づけて記憶する目次データ記憶手段と、
この目次データ記憶手段により記憶された各書籍ごとの各目次データのそれぞれについて、説明情報付き目次データとして当該目次に対応した説明情報を記憶する説明情報記憶手段と、
複数のキーワードを入力するキーワード入力手段と、
前記説明情報記憶手段により記憶された各書籍毎の各説明情報付き目次データのうちで、前記キーワード入力手段により入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データを検索する説明情報付き目次検索手段と、
この説明情報付き目次検索手段により検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる説明情報表示制御手段と、
を備えたことを特徴とする目次データ検索制御装置。
【請求項2】
さらに、
前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データを一覧表示させる検索目次一覧表示制御手段を備え、
前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる、
ことを特徴とする請求項1に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項3】
前記検索目次一覧表示制御手段は、前記説明情報付き目次検索手段により検索された複数の説明情報付き目次データについてその上位階層の目次データが同一である同種の説明情報付き目次データを纏め処理する同種目次データ纏め処理手段を有し、
この同種目次データ纏め処理手段により纏め処理された同種の説明情報付き目次データについては前記同一である上位階層の目次データを一覧表示させる、
ことを特徴とする請求項2に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項4】
前記説明情報表示制御手段は、前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する説明情報を前記一覧表示された複数の説明情報付き目次データと並べてプレビュー表示させるプレビュー表示制御手段を有する、
ことを特徴とする請求項2または請求項3に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項5】
さらに、
前記検索目次一覧表示制御手段により一覧表示された複数の説明情報付き目次データの中でユーザ操作に応じて指定された説明情報付き目次データに対応する同一書籍データ内での上位階層の目次データを一覧表示させる上位目次一覧表示制御手段を備えたことを特徴とする請求項2ないし請求項4の何れか1項に記載の目次データ検索制御装置。
【請求項6】
複数の書籍名毎に階層構造の複数の目次データを対応づけて記憶する目次データ記憶手段と、この目次データ記憶手段により記憶された各書籍ごとの各目次データのそれぞれについて、説明情報付き目次データとして当該目次に対応した説明情報を記憶する説明情報記憶手段とを有する目次データ検索装置のコンピュータを制御するための目次データ検索制御プログラムであって、
前記コンピュータを、
ユーザ操作に応じて複数のキーワードを入力するキーワード入力手段、
前記説明情報記憶手段により記憶された各書籍ごとの各説明情報付き目次データのうちで、前記キーワード入力手段により入力された複数のキーワードのうち何れかのキーワードを含む説明情報付き目次データであって、同入力された他のキーワードが当該説明情報付き目次データに含まれるか、その上位の目次データに含まれる説明情報付き目次データを検索する説明情報付き目次検索手段、
この説明情報付き目次検索手段により検索された説明情報付き目次データに対応する説明情報を表示させる説明情報表示制御手段、
として機能させるようにしたコンピュータ読み込み可能な目次データ検索制御プログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【公開番号】特開2007−156518(P2007−156518A)
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−346525(P2005−346525)
【出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成19年6月21日(2007.6.21)
【国際特許分類】
【出願日】平成17年11月30日(2005.11.30)
【出願人】(000001443)カシオ計算機株式会社 (8,748)
【Fターム(参考)】
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