説明

真空掃除機における粉塵収集

【課題】既知のサイクロン分離機の問題点を解決する。
【解決手段】真空掃除機のためのサイクロン分離機組立体であって、分離機組立体は、掃除機の吸引空気流からの第一段階の粉塵分離を行うための第一サイクロン分離機と、第一サイクロン分離機に続く、吸引空気流からの粉塵のさらなる分離のための少なくとも1つのさらなるサイクロン分離機と、分離される粉塵のための容器とを含み、容器は、第一分離機及び前記さらなる分離機によって分離される粉塵を収容するためのそれぞれの収容部分を含み、容器のそれぞれの収容部分は、互いに別々に排出され得る。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、真空掃除機(吸込掃除機)用のサイクロン型の粉塵分離機/収集機配置に関する。
【背景技術】
【0002】
所謂「サイクロン」型の分離機は、洗浄される全てのものから掃除機によって引き込まれる吸引空気流から粉塵(“dust”)、汚れ、及び、他の物体(ここでは全て「粉塵」と呼ぶ)を分離するための真空掃除機の分野で今や定着している。サイクロン分離機は、サイクロン分離機の採用前に粉塵分離のために使用されていたフィルタの詰まりの問題を回避し或いは減少する。極めて頻繁に、バッグが、使い捨て可能であれ或いは再使用可能であれ、真空掃除機用の主分離フィルタとして使用されていた。そこでは、バッグの材料を通じて空気の流れによって分離される粉塵は、後の廃棄のために保持された。
【0003】
本発明は、より具体的には、掃除機の吸引空気流からの第一段階の粉塵分離を遂行するための第一サイクロン分離機を含み、続いて、さらなるそのような分離のために、1つ又はそれよりも多くのさらなるサイクロンを含むさらなるサイクロン分離機を含む、サイクロン分離機/収集機組立体に関する。既知のそのような分離機/収集機組立体において、第一サイクロンは、普通、さらなるサイクロンよりも大きいサイズであるので、第一サイクロンは、意図的に或いは他の理由で掃除機によって吸い込まれるあらゆる小さな物体と共に、より大きくより重い粉塵粒子を空気流から分離するのに対し、さらなるサイクロン又は各さらなるサイクロンは、空気がその中でより高速で循環し且つより細かい粉塵粒子が分離されるよう、より小さなサイズである。一部の掃除機は、互いに平行に接続された小さなサイズの多数のさらなるサイクロンを含み、極めて効率的な粉塵分離の可能性をもたらすが、これらの掃除機においてさえも、サイクロン分離機/収集機組立体の後にフィルタ又は複数のフィルタを設けるのが普通である。
【0004】
掃除機の吸引空気流は、第一サイクロン及び1つ又はそれよりの多くのさらなるサイクロンを順に通過しなければならないので、各サイクロン洗浄段階によって分離される粉塵は、容器(複数の容器)の排出まで保持されるよう、別個の容器に或いは共通の容器の別個の部分の内部に蓄積されなければならない。一般的に、異なるサイクロン段階からの粉塵が共に排出される構成が採用されている。これは、普通、分離機組立体からの単一粉塵容器の除去並びに収集された粉塵をそこから排出するために容器を逆にすること、或いは、蓄積された粉塵が容器から落下するよう、分離機組立体の粉塵容器部分の底部でドアを開放することのいずれかによって遂行される。いずれの場合においても、容器は、異なるサイクロン分離機段階によって分離される粉塵が蓄積する異なる収集地域を有する。
【0005】
そのような「ワンステップ」排出は便利であるが、必ずしも常に望ましくはない。頻繁に、真空掃除機は、捨て去られるべきではない、玩具又はその一部のような小さな品目、或いは、イヤリングのような宝石類を吸引する。従って、蓄積された粉塵を排出し、そこを通じて所要の物品(複数の物品)を探すことが必要である。そのような物品が第一サイクロン分離段階によって分離されることが期待され得るとしても、それはさらなる分離段階によって分離された極めて細かい粒子を含む全ての分離された粉塵と共に排出される。そのような細かい粒子は、取扱いが不快であり、浮揚粉塵の埃を容易に形成する。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
概して既知のサイクロン分離機のこの問題と取り組むことが本発明の目的である。
【課題を解決するための手段】
【0007】
本発明の1つの特徴に従って、我々は、真空掃除機のためのサイクロン分離機組立体を提供する。組立体は、掃除機の吸引空気流からの第一段階の粉塵分離を行うための第一サイクロン分離機と、第一サイクロン分離機に続く、吸引空気流からの粉塵のさらなる分離のための少なくとも1つのさらなるサイクロン分離機と、分離される粉塵のための容器とを含み、容器は、第一分離機によって及びさらなる分離機によって分離される粉塵を収容するためのそれぞれの収容部分を含み、容器のそれぞれの収容部分は互いに別々に排出され得る。
【0008】
本発明によれば、第一サイクロン分離機からの粉塵を収容する粉塵容器の部分の排出は、さらなる分離機(複数のさらなる分離機)によって分離される細かい粉塵及び屑(debris)の取扱いを必要にすることなしに、第一分離機によって分離される如何なるより大きな物体をも、第一分離機によって同様に分離されるより大きなサイズの屑から除去させる。第一分離機からの粉塵を収容する部分が第一に排出され、且つ、如何なる所要の物体もそこから回収され、然る後、さらなる分離機(複数のさらなる分離機)によって分離される粉塵が廃棄のために排出され得る。代替的に、第一分離機によって分離される粉塵が排出され且つ対処される前に、さらなる分離機(複数のさらなる分離機)によって分離される粉塵が第一に排出され且つ所要に廃棄され得る。
【0009】
容器は、第一分離機からの粉塵を収容し且つ1つ又はそれよりも多くのさらなる分離機からの粉塵を収容する容器の部分にそれぞれアクセスをもたらす第一ドア及び第二ドアを含み得る。ドアは互いに別々に動作可能である。
【0010】
容器が概ね直立の向きある間に、ドアは、容器の底部に設けられるそれぞれの開口を閉塞するよう配置され得るし、それらが開放されているときに、重力の下で容器のそれぞれの部分からの粉塵の排出をもたらし得る。
【0011】
ドアは、容器に旋回的に取り付けられ得るし、第一及び第二のドアをそれらの閉塞位置に保持するために、第一及び第二のキャッチ手段が提供され得る。
【0012】
ドアが開放されるべきときに、それぞれのキャッチ手段を解放するために、第一及び第二の解放装置が提供され得る。そのような解放装置は、互いに別個に動作可能であり得るし、或いは、第一又は第二のドアが、適宜、それぞれの他のドアが開放された後にだけ開放され得るよう、順に動作可能であり得る。
【0013】
第一及び第二のドアは、容器に対して旋回的に動作可能であり得るし、それらのそれぞれのキャッチ素子が解放された後、重力の下で、或いは、場合によっては、バネの補助を受けて或いは影響の下で開放し得る。
【0014】
容器のそれぞれの粉塵収容部分は、容器の平面図において、一方が他方の内側に配置され、その場合には、一方のドアは、外側粉塵収容部分を閉塞するために概ね環状形態であるのに対し、他方のドアは、内部粉塵収容部分を閉塞し得る。
【0015】
分離機組立体の1つの形態において、以降に記載されるように、概ね円筒形の構造の容器は、外側の環状粉塵収容と、内側の略円筒形粉塵収容部分とを備える。第一の環状の粉塵収容部分は、第一分離機からの粉塵を収容し得るし、内側部分は、さらなる分離機(複数のさらなる分離機)からの粉塵を収容し得る。以降に記載される実施態様において、第一及び第二のドアの配置は、第一分離機によって分離される粗い粉塵並びにあらゆるより大きな物体の排出のための第一ドアの開口に先立ち、さらなる分離機(複数のさらなる分離機)によって分離される細かい噴流の排出のための第二ドアの開口をもたらす。
【0016】
本発明のさらなる特徴によれば、我々は、本発明の第1の特徴に従った分離機組立体を含む真空掃除機を提供する。
【0017】
今や添付の図面を参照して、本発明を例証によって記載する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0018】
先ず図面の図1乃至3を参照すると、これらは本発明に従った分離機組立体の粉塵容器の一部を例証している。分離機組立体は、洗浄されるもの全てから掃除機によって引き込まれる吸引空気流からの第一段階の粉塵分離を遂行するための第一サイクロン分離段階と、空気流が第一サイクロン分離機を通過したとき、空気流からのさらなる分離のための少なくとも1つのさらなるサイクロン分離機とを含む種類のものである。サイクロン分離機において周知であるように、第一及びさらなるサイクロン分離機によって分離される粉塵は、粉塵容器組立体のそれぞれの部分の内部に保持される。
【0019】
粉塵容器組立体の例証されている部分は、概ね円筒形態の外側ケーシング壁10と、同様に概ね円筒形態の内壁12とを含み、内壁と壁10との間に環状空間を定める。サイクロン分離段階の1つの周知の構成は、壁10,12間の空間によって形成される第一段階サイクロンを有し、入り吸引空気流は、サイクロンの上方端部で、その空間内に接線方向に向けられるので、粗い粉塵粒子及び小さな物体は分離され、壁間の空間の底部に落ち、部分的に洗浄された吸引空気流は、同様に空間の上方端部で、任意の適切な出口ポート構成によって壁10,12間の空間を出る。さらなるサイクロン分離段階が、壁12内のさらなるサイクロン或いは分離機の上方端部に配置された1つ又はそれよりも多くのさらなるサイクロンによってもたらされ、さらなるサイクロン(複数のサイクロン)によって分離される細かい粉塵は、容器の底部に蓄積するために、壁12内で落下する。どのような詳細な分離機構成が採用されるとしても、最終結果は、分離された細かい粉塵が、壁12内に蓄積し、粗い粉塵及び小さな物体が、壁10,12間の空間内に蓄積するということである。
【0020】
粉塵分離機及び収集機組立体は、「直立」型又は「シリンダ」(又は「キャニスタ」)型の真空掃除機において利用され得る。既知の方法で、収集された粉塵の排出が必要とされるときに、例証されているような容器を含む分離機/収集機組立体の全体が真空掃除機から取り外し可能であり得るし、或いは、粉塵が排出されるべき時に、容器を含む分離機/収集機組立体の一部のみが取り外し可能であり得る。
【0021】
例証されている容器の下方端部は、第一サイクロン分離機及びさらなるサイクロン分離機段階からの粉塵を収容する容器の部分へのアクセスをそれぞれ提供する2つのドアによって閉塞されている。これらのドアは、外側ケーシング10と内壁12との間の環状空間を閉塞する第一ドア14と、内壁12内の空間を閉塞する第二ドア16とを含む。両方のドア14,16は、外側ケーシング10の底部で、容器の一方の側に設けられた突出部18に、容器に旋回可能に接続されている。
【0022】
ドア14は、壁10,12間の環状空間を閉塞するために環状構造であり、突出部18に対するその旋回接続の反対側で、ドアは、キャッチ構造22で終端する上向きに延びる部分20を有する。キャッチ構造22は、ドアを閉塞状態に保持するために、容器の外側ケーシング壁10に対して旋回されるキャッチ素子24によって係合可能である。キャッチ素子24は、ドア14を開放するためにドアを解放するために、矢印26によって表示されるように、その上を押圧することによって旋回され得る。
【0023】
ドア16は、内部シリンダ壁の開放を阻止するために、内部シリンダ壁12の底部に部分的に進入し得る概ね切頭円錐形の閉鎖部分30を備える、容器ケーシング10の底部を横断して反対方向に延びる部材28を含む。両方のドア14,16が閉塞されるとき、ドア16の閉鎖部分30は、環状ドア14の中央孔を通じて延びる。一端で、部材28は、離間された直立部分32を有し、ドアは直立部分によって突出部18に対して旋回されるのに対し、部材28の他端に、それぞれのキャッチ構造36を備える直立部分34があり、直立部分34は容器の円周方向に離間され、キャッチ構造36はケーシング壁10上の相補的なキャッチ構造で係合可能である。直立部分34間には、ドア14,16が双方とも図1及び2に示されるそれらの閉塞位置にあるときに、キャッチ素子24へのアクセスを阻止して、ドア14を閉塞状態に保持する遮蔽部分38がある。
【0024】
例証されている構成部品は全て、好ましくは、プラスチック材料の鋳造品であり、他の材料が適宜使用され或いは組み込まれる。例えば、ドア14を閉塞状態に保持するためにキャッチ素子24がドア14のキャッチ構造22と係合する位置に旋回するようキャッチ素子24を付勢するためのバネが提供され得る。ドア14が開放されることを可能にするキャッチ素子24の旋回は、そのようなバネの力に抗して遂行される。ドア14,16のそれぞれのキャッチ装置が解放されるや否やそれらが開放するよう、ドア14,16をそれらの開放位置に付勢するための1つ又はそれよりも多くのバネも提供され得る。
【0025】
ドア16を閉塞状態に保持するキャッチ装置は、それらのキャッチ構造36をケーシング壁10上の相補的な構造から分離するために、その直立部分34を変位することによって、直立部分が形成される材料によって許容可能な程度までそれらを変形することによって、ドアの開放のために解放される。ドアから離れた上方部分で分離機組立体(又はその容器)を保持する使用者による、そのような解放を可能にするために、解放素子40が提供されている。解放素子は、分離機/容器の外面上を上向きに延在し、その最下方端部で、部分42に分岐され、部分42は、それぞれの直立部分34と係合するよう、44で表示されるようなテーパ表面をそれぞれ有する。その最上方端部に、解放素子40は、素子40を下向きに変位し、且つ、直立部分34とのそのテーパ表面44の係合によって、ドア16の開放を可能にするよう、後者のキャッチ構造36を分離するために、使用者によって押圧され得る部分を有する。
【0026】
よって容器のそれぞれの部分内に収集される粗い並びに細かい粉塵及び他の物質が排出されるべきとき、使用者は、開放素子40の操作によって、先ず、ドア16を開放し、壁12内の空間から細かい粉塵を解放することができる。細かい粉塵の排出後、もはや遮蔽部分38によって覆われていない故に今やアクセス可能であるキャッチ素子24は、ドア14を開放するために解放され、外側ケーシング壁10と内壁12との間の自由空間から粗い粉塵及びより大きな物質をを解放し得る。
【0027】
図面の図4を今や参照すると、図4は、図1に示されるようなドア14,16の解放を制御するための代替的な配置を概略的に例証している。それぞれのキャッチ素子及び構造の代わりに、分離機組立体の容器部分のケース10への旋回接続から遠く離れたドア14,16の一部は、ケーシング壁10に適合され且つ矢印52によって表示されるように開始地点から反対方向に角度的に移動可能な保持素子50によって閉塞状態に保持される。時計回りに角度的に移動されるとき、それはドア16を解放し、反時計回りに角度的に移動されるとき、それはドア14を解放する。機構は部材50の移動を第一方向にのみもたらし、次いで、第二方向にもたらすので、上記のように、細かい粉塵の排出のために、ドア16のみが先ず開放され、次いで、粗い粉塵の排出のために、ドア14が開放される。
【0028】
図5は、キャッチ素子の代替的な構成を示している。解放素子60が示されており、その最下方端部は、キャッチ素子を解放し且つドア16が開放されるのを許容するために、キャッチ素子62と係合可能である。解放素子60は、分離機組立体の最上方端部に近い位置で、使用者によって下向きに押圧されることによって動作される。引き続き、ドア14を閉塞状態に保持するキャッチ素子64が解放され得る。
【0029】
この明細書及び請求項において使用されるとき、「含む」という用語並びにそれらの変形は、特定の機能、ステップ、又は、完全体(integers)が含まれることを意味する。それらの用語は、他の機能、ステップ、又は、構成部品の存在が排除されるよう解釈されるべきではない。
【0030】
上述の記載、請求項、又は、添付の図面に開示される機能は、それらの特定の形態において、開示の機能を遂行するための手段に関して、或いは、開示の結果を得るための方法若しくはプロセスにおいて表現され、別個に、或いは、それらの機能との組み合わせにおいて、本発明を多様な形態で実現するために利用され得る。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明に従った粉塵分離機組立体の容器の一部を示す斜視図である。
【図2】異なる動作条件にある図1に示される容器部分を通じる断面図である。
【図3】異なる動作条件にある図1に示される容器部分を通じる断面図である。
【図4】さらなる実施態様を示す図1のような斜視図である。
【図5】さらに他の実施態様を示すさらなる斜視図である。
【符号の説明】
【0032】
10 外側ケーシング壁
12 内壁
14 第一ドア
16 第二ドア
18 突出部
20 部分
22 キャッチ構造
24 キャッチ素子
26 矢印
28 部材
30 閉鎖部分
32 直立部分
34 直立部分
36 キャッチ構造
38 遮蔽部分
40 解放素子
42 部分
44 表面
50 保持素子
52 矢印
60 解放素子
62 キャッチ素子
64 キャッチ素子

【特許請求の範囲】
【請求項1】
真空掃除機のためのサイクロン分離機組立体であって、
前記真空掃除機の吸引空気流からの第一段階の粉塵分離を行うための第一サイクロン分離機と、該第一サイクロン分離機に続く、前記吸引空気流からの粉塵のさらなる分離のための少なくとも1つのさらなるサイクロン分離機と、分離される粉塵のための容器とを含み、該容器は、前記第一サイクロン分離機及び前記さらなるサイクロン分離機によって分離される粉塵を収容するためのそれぞれの収容部分を含み、前記容器の前記それぞれの収容部分は、互いに別々に排出され得る、
サイクロン分離機組立体。
【請求項2】
前記容器は、前記第一サイクロン分離機からの粉塵を収容し且つ前記少なくとも1つのさらなるサイクロン分離機からの粉塵を収容する前記容器の前記収容部分へのアクセスをそれぞれもたらし得る第一ドア及び第二ドアを含み、前記第一及び前記第二ドアは、互いに別々に開放可能である、請求項1に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項3】
前記第一ドア及び前記第二ドアは、前記容器の底部に設けられるそれぞれの開口を閉塞するよう配置され、前記開口が開放されるとき、重力の下で、前記容器のそれぞれの前記収容部分からの粉塵の排出をもたらす、請求項2に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項4】
前記第一ドア及び前記第二ドアは、前記容器に旋回的に取り付けられ、前記第一ドア及び前記第二ドアをそれらの閉塞状態に保持するために、第一キャッチ手段及び第二キャッチ手段がそれぞれ設けられる、請求項2又は3に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項5】
前記それぞれのキャッチ手段を解放するために、第一解放装置及び第二解放装置が設けられる、請求項4に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項6】
前記解放装置は、互いに独立して動作可能である、請求項5に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項7】
前記解放装置は、所定の順序においてのみ動作可能である、請求項5に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項8】
前記第一ドア及び前記第二ドアは、それらのそれぞれのキャッチ手段が解放されるときに、重力の下で旋回的に動作可能である、請求項4乃至7のうちのいずれか1項に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項9】
前記第一ドア及び前記第二ドアは、それらのそれぞれのキャッチ手段が解放された後に、バネの補助を用いて或いは影響下で、旋回的に動作可能である、請求項4乃至8のうちのいずれか1項に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項10】
前記容器の前記それぞれの粉塵収容部分は、平面図において、一方が他方の内側に配置される、請求項2乃至9のうちのいずれか1項に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項11】
一方のドアは、前記外側粉塵収容部分を閉塞するために、概ね環状形態であるのに対し、他方のドアは、前記内部粉塵収容部分を閉塞する、請求項10に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項12】
前記環状粉塵収容部分は、前記第一サイクロン分離機からの粉塵を収容し、前記内側部分は、前記さらなるサイクロン分離機からの粉塵を収容する、請求項11に記載のサイクロン分離機組立体。
【請求項13】
上記請求項のうちのいずれか1項に記載のサイクロン分離機組立体を含む真空掃除機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2008−86763(P2008−86763A)
【公開日】平成20年4月17日(2008.4.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−251931(P2007−251931)
【出願日】平成19年9月27日(2007.9.27)
【出願人】(507322458)ヴァックス リミテッド (1)
【Fターム(参考)】