説明

石灰泥脱水促進剤

【課題】クラフトパルプ製造の苛性化工程において、石灰泥ケーキ含水率の大幅な低減が得られる石灰泥脱水促進剤を提供する。
【解決手段】炭素数3〜7のアルキル基またはアルケニル基、エチレンオキサイド付加モル数が0〜30、プロピレンオキサイド付加モル数が1〜50で表される特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを有効成分として含有することを特徴とする、石灰泥脱水促進剤。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、クラフトパルプ製造の苛性化工程で生成する、炭酸カルシウムを主体とする石灰泥の脱水処理によって得られる石灰泥ケーキの含水率低下を目的とする石灰泥脱水促進剤に関する。
【背景技術】
【0002】
クラフトパルプ製造における苛性化工程は、回収した黒液をボイラーで燃焼して得られたスメルトを溶解し、その上澄み液である緑液に生石灰を投入して、緑液中の炭酸ナトリウムを目的物である水酸化ナトリウムに変化させたのち、副生成物である炭酸カルシウムを除去して、木材チップの蒸解液である白液を調製する工程である。緑液は、通常、炭酸ナトリウム、硫化ナトリウムを主成分とした強アルカリ性水溶液であり、この緑液に生石灰を投入すると、生石灰は水と反応して水酸化カルシウムになり、緑液中の炭酸ナトリウムと交換反応を起こし、水不溶性の炭酸カルシウムを生成する。その結果、緑液は水溶性の水酸化ナトリウム、硫化ナトリウムと水不溶性の炭酸カルシウムを含む泥状物(以後、石灰泥と記す)を含むことになる。
【0003】
石灰泥は、フィルターで固液分離され、濾液は水酸化ナトリウム、硫化ナトリウムを含む白液としてパルプ蒸解工程に送られ、フィルター表面に分離された石灰泥ケーキは剥ぎ取られて、キルンで焼成されて生石灰に再生され、再び苛性化工程に使用される。固液分離に使用されるフィルターは、オリバーフィルター、ヤングフィルターあるいはプレコートフィルター等があり、分離された石灰泥ケーキの含水率は通常20重量%〜40重量%である。しかし、フィルターの目が詰まってくると、石灰泥ケーキの含水率が上がり、脱水処理に支障をきたすばかりでなく、キルンで焼成するときに燃料が多く必要となる。そこで、装置の運転を止めてフィルター濾布面の洗浄が行われるが、洗浄頻度が多いと操業上、支障をきたすこととなる。
【0004】
石灰泥の脱水性を改善するためには各種の脱水促進剤の適用や脱水方法が提案されてきた。例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルとポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテルとを含む脱水促進剤(特許文献1参照)、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテルとポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物から選ばれたノニオン界面活性剤の少なくとも1種を有効成分として含有する脱水促進剤(特許文献2参照)、炭素数10〜14の直鎖アルコールのエチレンオキサイド3〜4モル付加物を有効成分として含有する脱水促進剤(特許文献3参照)等がある。その他、炭素数10〜22のアルコールのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数5〜20モル、プロピレンオキサイド付加モル数2〜10モル)と炭素数10〜22のアルコールポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数2〜10モル、プロピレンオキサイド付加モル数15〜30モル)を併用する方法(特許文献4参照)、炭素数16〜36の分岐鎖を持つ飽和または不飽和の高級アルコールのポリオキシエチレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数3〜7モル)及び/又はポリオキシエチレンアルケニルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数3〜7モル)を有効成分として含む脱水促進剤(特許文献5参照)、炭素数6〜24モルのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド/プロピレンオキサイド付加モル数5/95〜95/5モル)と炭素数8〜11のポリオキシエチレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数2〜10モル)を有効成分とする脱水促進剤(特許文献6参照)、炭素数6〜24のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数5〜50モルでポリプロピレンオキサイド付加モル数以上の整数、プロピレンオキサイド付加モル数5〜20モル;HLBが6.5〜14.0である)と炭素数8〜11のポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数2〜10モル、プロピレンオキサイド付加モル数0〜2モル)とを有効成分として含有する脱水促進剤(特許文献7参照)、炭素数8〜16の直鎖及び分岐アルキルのポリオキシエチレンポリオキシプロピレンアルキルエーテル(エチレンオキサイド付加モル数1〜4モル、プロピレンオキサイド付加モル数3〜6モルでエチレンオキサイド付加モルとプロピレンオキサイド付加モルの和が4〜9モル)を有効成分とする脱水促進剤、更に炭素数8〜12のポリオキシプロピレンアルキルエーテル(プロピレンオキサイド付加モル数3〜6モル)を含有する脱水促進剤(特許文献8参照)、及び炭素数8〜20のアルキル又はアルケニルのポリオキシエチレンオキサイドアミノエーテル(エチレンオキサイド付加モル数1〜10モル)を有効成分として含有する脱水促進剤(特許文献9参照)などが挙げられる。
【0005】
しかしながら、近年の省エネルギー、CO削減の観点から、以前よりもさらに石灰泥含水率を低下させる要求が強まっているが、従来の脱水促進剤では限界があり、さらなる高性能な石灰泥脱水促進剤が求められていた。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0006】
【特許文献1】特開昭62−121700号公報
【特許文献2】特開平7−48793号公報
【特許文献3】特開2000−344518号公報
【特許文献4】特開2002−266273号公報
【特許文献5】特開2002−294577号公報
【特許文献6】特開2003−340500号公報
【特許文献7】特開2004−211020号公報
【特許文献8】特開2008−36541号公報
【特許文献9】特開2010−58072号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
クラフトパルプ製造の苛性化工程において、石灰泥ケーキ含水率の大幅な低減が得られる石灰泥脱水促進剤を提供することを課題とする。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明者らは鋭意研究の結果、特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを有効成分として含有することを特徴とする、石灰泥脱水促進剤が上記課題を解決出来ることを見出し、本発明を完成するに至った。
【0009】
すなわち、請求項1の発明に係る石灰泥脱水促進剤は、一般式(1)[式中、Rは炭素数3〜7のアルキル基またはアルケニル基、mは0〜30、nは1〜50]で表される化合物を有効成分として含有することを特徴とする。

【化1】

【0010】
請求項2の発明に係る石灰泥脱水促進剤は、前述一般式(1)で表される化合物において、Rが炭素数3または4のアルキル基またはアルケニル基であることを特徴とする。
【0011】
請求項3の発明に係る石灰泥脱水促進剤は、前述一般式(1)で表される化合物において、mは0、nは20〜40であることを特徴とする。
【発明の効果】
【0012】
本発明の石灰泥脱水促進剤を用いることにより、クラフトパルプ製造の苛性化工程において、石灰泥ケーキ含水率の大幅な低減が得られるため、石灰泥ケーキを焼成するためのキルンの燃料消費量を節減でき、省エネルギー、CO削減にも大きく寄与する。
【発明を実施するための形態】
【0013】
本発明の石灰泥脱水促進剤は、特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを有効成分として含有することを特徴としている。
【0014】
前述一般式(1)で表されるポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルは、一般的な製造方法で得られ、特に限定されるものではない。例えば、飽和または不飽和脂肪族アルコール100部と水酸化カリウムあるいは水酸化ナトリウム等のアルカリ触媒1〜10部を混合し、撹拌下、常圧ないし加圧下、100〜150℃に加熱して、所定量のプロピレンオキサイドを導入して付加反応を行い,次いでエチレンオキサイドを導入して本発明のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルが得られる。エチレンオキサイド及びプロピレンオキサイドの付加は、エチレンオキサイド付加を先に行い,次いでプロピレンオキサイド付加を行っても良く、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイドを交互に導入して付加反応を行っても良い。通常、この反応系では反応時間を考慮して、プロピレンオキサイド付加の後、エチレンオキサイド付加が行われる。
【0015】
前述一般式(1)で示されるRは、炭素数3〜7の直鎖または分岐のアルキル基またはアルケニル基からなり、好ましくは炭素数3または4である。これらを満たすアルキル基またはアルケニル基を有するアルコールの例としては、1−プロパノール、2−プロパノール、1−ブタノール、2−ブタノール、2−メチル−1−プロパノール、2−メチル−2−プロパノール(ターシャリーブタノール)、ペンタノール、ヘキサノール、ヘプタノール、プロペノール、ブテノール、ペンテノール、ヘキセノール、ヘプテノールなどを挙げることが出来る。
【0016】
また、前述一般式(1)で示されるmとnは、それぞれエチレンオキサイドとプロピレンオキサイドの付加モル数を表し、mは0〜30モル、好ましくは0であり、nは1〜50モル、好ましくは20〜40モルである。また、mが1以上の場合、すなわち、少なくとも1モル以上のエチレンオキサイドをプロピレンオキサイドとともに付加する場合、該エチレンオキサイドの付加と該プロピレンオキサイドの付加はランダムでもブロックでも良く、エチレンオキサイドを先に付加しても、プロピレンオキサイドを先に付加しても良い。
【0017】
本発明の石灰泥脱水促進剤は、前述一般式(1)で示される1種、または2種以上の特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを有効成分として含有し、該ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを原液で用いても良く、また、水や適当な有機溶剤、例えば、メタノール、エタノール、プロパノール、イソプロパノール、エチレングリコール、ジエチレングリコール、プロピレングリコール、エチレングリコールジメチルエーテル、メチルセロソルブ、ブチルセロソルブ等のアルコール類、ジオキサン、エチレンカーボネート等に溶解して調製しても良い。特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを水や適当な有機溶剤に溶解する割合には特に限定は無く、使用する溶剤の該ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルに対する溶解度に基づいて適宜選択することができる。
【0018】
本発明の石灰泥脱水促進剤の添加箇所は、特に限定されるものではなく、石灰泥スラリーの状態、脱水機の構造、脱水機の運転状況に応じて適宣選択されるものであるが、一般的には真空脱水機のバットや洗浄機のバット、あるいは石灰泥のストレージタンクやこれらを結ぶ配管ライン等に添加される。また、適当な複数の個所から添加しても良い。
【0019】
本発明の石灰泥脱水促進剤の添加量は、特に限定されるものではなく、苛性化工程の運転状況、石灰泥の固形分濃度、脱水機の構造や効率、石灰泥ケーキ含水率などに応じて適宣決定すれば良いが、一般的には脱水対象である炭酸カルシウムスラリーに対して有効成分として10〜1000ppm、好ましくは50〜300ppmである。
【0020】
本発明の石灰泥脱水促進剤を工程に添加する方法には、薬液ポンプを使用して添加する。また、添加する工程の状況に応じて、本発明の石灰泥脱水促進剤を連続的あるいは間欠的に添加することが出来る。
【0021】
本発明の効果が損なわれない範囲において、本発明の石灰泥脱水促進剤に従来から使用されてきた脱水促進剤、例えば、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン縮合物等を併用することができる。また、消泡剤やデポジットコントロール剤など他用途の化合物を併用することもできる。
【実施例】
【0022】
本発明を以下の実施例によりさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるものではない。以下に、アルキル基またはアルケニル基をR、エチレンオキサイド[CH2CH2O]をEO、プロピレンオキサイド[CH2CH(CH3)O]をPOと表記する。
【0023】
(EO・POブロック付加型ポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルの調製)
実施例No.1〜No.14、No.17〜No.19、及び比較例No.1〜No.6に用いられる石灰泥脱水促進剤の有効成分の調製方法である。
エチレンオキサイド用とプロピレンオキサイド用の2つの計量槽の付いた10リットルの回転攪拌式オートクレーブ中に1−ブチルアルコールを74g、水酸化カリウムを3.0g仕込み、窒素置換を行った後110℃に昇温し、40torrで1時間脱水を行った。次に120℃に昇温し、プロピレンオキサイドを3.5kg/cm2の圧力で2900gオートクレーブ中に導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた後、150℃に昇温し、エチレンオキサイドを440g導入し、圧力が低下して一定になるまで反応させた。反応終了後、温度を低下させて酢酸で中和した。合成したサンプルを抜き出し実施例No.12に用いられる石灰泥脱水促進剤の有効成分であるポリオキシアルキレンアルキルエーテルを得た。
【0024】
また、同様の合成方法において、用いるアルコールの種類や投入量、及びエチレンオキサイド、プロピレンオキサイドの投入量を変化させ、実施例No.1〜No.11、No.13、No.14、No.17〜No.19、及び比較例No.1〜No.6に用いられる石灰泥脱水促進剤の有効成分であるポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを調製した。
【0025】
(EO・POランダム付加型ポリオキシアルキレンアルキルエーテル)
実施例No.15、No.16、及び比較例No.7に用いられる石灰泥脱水促進剤の有効成分である。
実施例No.15:ニューポール50HB−100(商品名:三洋化成工業株式会社製)
実施例No.16:ニューポール50HB−400(商品名:三洋化成工業株式会社製)
比較例No.7:ニューポール50HB−2000(商品名:三洋化成工業株式会社製)
【0026】
実施例No.1〜No.19に用いられる石灰泥脱水促進剤の有効成分であるポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルのRの種類、EOの付加モル数:m、POの付加モル数:nを表1に示した。また、比較例No.1〜No.7に用いられる石灰泥脱水促進剤の有効成分であるポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルのRの種類、EOの付加モル数:m、POの付加モル数:nを表2に示した。比較例No.8は石灰泥脱水促進剤無添加である。
【0027】
【表1】

【0028】
【表2】

【0029】
(脱水試験1)
プレコートフィルターを用いて60℃の石灰泥スラリーの脱水を行っているクラフトパルプ製造工場Aの苛性化工程から、固形分濃度30%の石灰泥を採取し、試験に供した。
石灰泥500gを1Lのビーカーに入れて、プロペラ翼付きの攪拌機で攪拌しながら、60℃に加温した。これに表1、2に記載した組成の石灰泥脱水促進剤を直接マイクロシリンジで、有効成分として50ppm、150ppm、300ppm添加し、120rpmで1分間攪拌した。
口径9cmのブフナーロートの目皿にNo.2濾紙を敷き、この石灰泥を一気に流し込み、リーフテスター[(株)宮本製作所製]を用いて真空度600mmHgで吸引濾過した。
30秒吸引を行った後、吸引を停止し、濾過した石灰泥ケーキの重量(W1)を測定した後、
105℃の乾燥器中で6時間乾燥した。乾燥した石灰泥ケーキを室温まで放冷した後、乾燥石灰泥ケーキの重量(W2)を測定し、次式により石灰泥ケーキの含水率(%)を求めた。試験結果を表3に示した。
石灰泥ケーキの含水率(%)={(W1−W2)/W1}×100

【0030】
【表3】

【0031】
(脱水試験2)
プレコートフィルターを用いて40℃の石灰泥スラリーの脱水を行っているクラフトパルプ製造工場Bの苛性化工程から、固形分濃度35%の石灰泥を採取し、試験に供した。
石灰泥500gを1Lのビーカーに入れて、プロペラ翼付きの攪拌機で攪拌しながら、40℃に加温した。これに表1、2に記載した組成の石灰泥脱水促進剤を直接マイクロシリンジで、有効成分として50ppm、150ppm、300ppm添加し、120rpmで1分間攪拌した。
口径9cmのブフナーロートの目皿にNo.2濾紙を敷き、この石灰泥を一気に流し込み、リーフテスター[(株)宮本製作所製]を用いて真空度600mmHgで吸引濾過した。
30秒吸引を行った後、吸引を停止し、濾過した石灰泥ケーキの重量(W1)を測定した後、
105℃の乾燥器中で6時間乾燥した。乾燥した石灰泥ケーキを室温まで放冷した後、乾燥石灰泥ケーキの重量(W2)を測定し、次式により石灰泥ケーキの含水率(%)を求めた。試験結果を表4に示した。
石灰泥ケーキの含水率(%)={(W1−W2)/W1}×100

【0032】
【表4】

【0033】
表3、4の結果より、本発明の、特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを有効成分として含有する石灰泥脱水促進剤を用いた実施例1〜19の石灰泥ケーキ水分は比較例1〜7に比べて明らかに低く、顕著な石灰泥脱水促進効果が認められる。
【産業上の利用可能性】
【0034】
本発明の、特定のポリオキシアルキレンアルキル(またはアルケニル)エーテルを有効成分として含有する石灰泥脱水促進剤は、クラフトパルプ製造の苛性化工程における石灰泥脱水工程に好適に用いることができる。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
一般式(1)[式中、Rは炭素数3〜7のアルキル基またはアルケニル基、mは0〜30、nは1〜50]で表される化合物を有効成分として含有することを特徴とする石灰泥脱水促進剤。

【化1】

【請求項2】
前述一般式(1)で表される化合物において、Rが炭素数3または4のアルキル基またはアルケニル基であることを特徴とする請求項1記載の石灰泥脱水促進剤。
【請求項3】
前述一般式(1)で表される化合物において、mは0、nは20〜40であることを特徴とする請求項1または2のいずれかに記載の石灰泥脱水促進剤。



【公開番号】特開2012−91072(P2012−91072A)
【公開日】平成24年5月17日(2012.5.17)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−237938(P2010−237938)
【出願日】平成22年10月22日(2010.10.22)
【出願人】(000234166)伯東株式会社 (135)
【Fターム(参考)】