説明

移動局、移動通信方法及びネットワーク装置

【課題】無駄な位置登録処理の実施を回避する。
【解決手段】本発明に係る移動局UEは、1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部11と、受信した報知情報に含まれる第1CSGセルIDが、CSGセル管理部11によって管理されていない場合、報知情報に含まれる所定期間の間、第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外すように構成されている制御部14とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動局、移動通信方法及びネットワーク装置に関する。
【背景技術】
【0002】
UMTS(Universal Mobile Telecommunication System)方式及びLTE(Long Term Evolution)方式の移動通信システムにおいて、特定の移動局UEのみが利用可能なセルとして「CSG(Closed Subscriber Group)の導入が検討されている。
【0003】
具体的には、CSGセルは、既存の無線基地局(マクロセル)からの電波が届かない建物内等のような場所に配置され、特定の移動局UEに対してのみ、特定のサービスを提供することを目的に検討されている。
【0004】
移動局UEが、CSGセルを利用するためには、CSGセルに対して位置登録を行う必要があり、位置登録に成功した移動局UEのみが、かかるCSGセルにおける特定のサービスを利用することができる。
【非特許文献1】3GPP TR24.801 v8.0.1 (2008年10月)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
移動局UEは、セル選択(Cell Selection)処理やセル再選択(Cell Reselection)処理やPLMN選択(PLMN Selection)処理や自動的なCSGセル検索処理において、最も無線状態が良いセルとしてCSGセルを検出した場合、かかるCSGセルに対して位置登録を試みるが、かかるCSGセルによって位置登録が拒否された場合には、かかるCSGセルを利用することができない。
【0006】
しかしながら、その後も、移動局UEが、セル選択処理やセル再選択処理やPLMN選択処理や自動的なCSGセル検索処理において、最も無線状態が良いセルとしてCSGセルを検出し続ける場合、かかるCSGセルに対して位置登録を試み続け、他のセルに対して位置登録を行うことができないという問題点があった。
【0007】
また、かかる場合、移動局UEは、位置登録の許可されていないCSGセルに対して、位置登録要求信号を繰り返し送信してしまうため、ネットワークにおける不要なトラフィックが増加し、移動局UEのバッテリも浪費してしまうという問題点があった。
【0008】
また、かかる場合、移動局UEは、位置登録が完了していないCSGセルに在圏し続けるため、通信を開始することができないという問題点があった。
【0009】
また、かかる場合、移動局UEは、位置登録の許可されていないCSGセルに対して、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索を実施してしまうため、移動局UEの処理時間が不要にかかってしまうという問題があった。
【0010】
そこで、本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、無駄な位置登録処理の実施を回避し、上述の通信を開始することができないという状態を回避し、或いは、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索にかかる時間を短縮することができる移動局、移動通信方法及びネットワーク装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明の第1の特徴は、移動局であって、1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部と、受信した報知情報に含まれる第1CSGセルIDが、前記CSGセル管理部によって管理されていない場合、該報知情報に含まれる所定期間の間、該第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外すように構成されている制御部とを具備することを要旨とする。
【0012】
本発明の第1の特徴において、前記制御部は、前記第1CSGセルIDが、前記CSGセル管理部によって管理されている場合には、前記第1CSGセルにおける通信が規制されている場合であっても、該第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルとするように構成されていてもよい。
【0013】
本発明の第2の特徴は、移動通信方法であって、第1CSGセルにおいて、第1CSGセルID及び所定期間を含む報知情報を送信する工程と、1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部を具備する移動局が、受信した前記報知情報に含まれる前記第1CSGセルIDが、該CSGセル管理部によって管理されていない場合、該報知情報に含まれる前記所定期間の間、該第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外す工程とを有することを要旨とする。
【0014】
本発明の第3の特徴は、ネットワーク装置であって、第1CSGセルにおいて、第1CSGセルID及び所定期間を含む報知情報を送信するように構成されており、前記所定期間は、1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部を具備する移動局が、受信した前記報知情報に含まれる前記第1CSGセルIDが、該CSGセル管理部によって管理されていない場合、該第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外す期間を示すことを要旨とする。
【発明の効果】
【0015】
以上説明したように、本発明によれば、無駄な位置登録処理の実施を回避し、上述の通信を開始することができないという状態を回避し、或いは、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索にかかる時間を短縮することができる移動局、移動通信方法及びネットワーク装置を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成)
図1及び図2を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの構成について説明する。
【0017】
図1に示すように、本実施形態に係る移動通信システムは、マクロセル#A及びマクロセル#Bを配置しており、マクロセル#A内にCSGセル#1を配置するように構成されている。
【0018】
ここで、本実施形態に係る移動通信システムでは、LTE方式の無線基地局eNBやUMTS方式の無線回線制御局RNC等のネットワーク装置が、第1CSGセルにおいて、第1CSGセルID及び所定期間を含む報知情報を送信するように構成されている。
【0019】
図2に示すように、移動局UEは、CSGセル管理部11と、受信部12と、メモリ13と、制御部14とを具備している。
【0020】
CSGセル管理部11は、1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されている。ここで、かかるCSGセル管理部11によって管理されるCSGセルIDは、移動局UEが利用可能であるCSGセルを特定するセルIDであり、「White List」と呼ばれることもある。
【0021】
例えば、LTE方式においては、CSGセルIDは、報知情報SIB1に含まれている「Cell Indicator(1ビット)」と、報知情報SIB2に含まれている「Cell ID(28ビット)」とからなる29ビットの情報である。
【0022】
一方、UMTS方式においては、CSGセルIDは、報知情報SIB3に含まれている「Cell Indicator(1ビット)」と、報知情報SIB3に含まれる「Cell ID(28ビット)」とからなる29ビットの情報である。
【0023】
なお、かかるCSGセルIDは、移動局UEの販売店等において記憶されるように構成されていてもよいし、移動局UEのユーザの申し込みに応じて記憶されるように構成されていてもよい。また、かかる申し込みは、登録用の機器と端末を有線若しくは無線で接続して行ってもよいし、ネットワーク経由で行ってもよい。
【0024】
受信部12は、周辺セルからの報知情報を受信し、かかる報知情報を制御部14に転送するように構成されている。
【0025】
具体的には、受信部12は、LTE方式においては、受信した報知情報SIB1に含まれる「Tbarred」や「Cell barred」等を制御部14に転送するように構成されている。
【0026】
また、受信部12は、UMTS方式においては、受信した報知情報SIB3に含まれる「Tbarred」や「Cell barred」等を制御部14に転送するように構成されている。
【0027】
例えば、「Tbarred」に設定され得る値は、10秒、20秒、40秒、80秒、160秒、320秒、640秒、1280秒等が想定される。
【0028】
また、受信部12は、受信した報知情報に含まれる「Cell Indicator」と「Cell ID」とによって構成されるCSGセルIDを制御部14に転送するように構成されている。
【0029】
さらに、受信部12は、検出したセルの「Primary Scrambling Code(UMTS方式セル)」や「Physical Channel Identifier(LTE方式セル)」を制御部14に転送するように構成されている。
【0030】
制御部14は、受信部12から転送された報知情報をメモリ13に記憶するように構成されている。
【0031】
また、制御部14は、セル選択処理やセル再選択処理やPLMN選択処理や自動的なCSGセル検索を行うように構成されている。具体的には、移動局UEが、圏外状態に遷移した場合に、制御部14は、セル選択処理やPLMN選択処理を行うように構成されている。一方、移動局UEが、アイドル状態である場合に、制御部14は、所定条件が満たされた場合に、セル再選択処理や自動的なCSGセル検索処理を行うように構成されている。
【0032】
通常、制御部14は、セル再選択や自動的なCSGセル検索の対象セルとして、「Primary Scrambling Code(UMTS方式セル)」や「Physical Channel Identifier(LTE方式セル)」としてメモリ13に記憶されているセルとする。
【0033】
また、制御部14は、セル選択やPLMN選択の対象セルとして、本実施形態に係る移動通信システムにおける全てのセル(すなわち、本実施形態に係る移動通信システムで使用可能な全ての周波数における全てのスクランブルコードによって規定されるセル)とする。
【0034】
ここで、制御部14は、受信した報知情報に含まれておりメモリ13に記憶されたCSGセルID(第1CSGセルID)が、CSGセル管理部11によって管理されていない場合、かかる報知情報に含まれる「Tbarred」によって指定される所定期間の間、かかるCSGセルID(第1CSGセルID)によって特定されるCSGセル(第1CSGセル)を、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外すように構成されている。
【0035】
具体的には、かかる場合、制御部14は、メモリ13において、かかる第1CSGセルに対して「Cell barred」を設定することによって、「Primary Scrambling Code(UMTS方式セル)」や「Physical Channel Identifier(LTE方式セル)」を用いて、かかる第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外すように構成されていてもよい。
【0036】
また、制御部14は、一定周期で、CSGセル管理部11によって管理されている「Primary Scrambling Code(UMTS方式セル)」や「Physical Channel Identifier(LTE方式セル)」を用いて、CSGセルを対象にセル選択処理を行うように構成されていてもよい。かかるセル選択処理を「自動的なCSG選択処理」と呼ぶ。
【0037】
ここで、制御部14は、上述の第1CSGセルIDが、CSGセル管理部11によって管理されている場合には、上述の第1CSGセルにおける通信が規制されている場合(すなわち、報知情報内に「Cell barred」が設定されている場合)であっても、かかる第1CSGセルを、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索の対象セルとするように構成されていてもよい。
【0038】
すなわち、特定のCSGセルにおいて、通信が規制されている場合であっても、かかる特定のCSGセルの利用が許可されている移動局UEは、かかる特定のCSGセルを介して通信を行うことができるように構成されている。
【0039】
なお、LTE方式の移動通信システムにおけるCSGセルでは、常時、「Cell barred」が設定されている報知情報が送信されていてもよいし、「Cell barred」が設定されていない報知情報が送信されていてもよい。
【0040】
また、UMTS方式の移動通信システムにおけるCSGセルでは、常時、「Cell barred」が設定されている報知情報が送信されていてもよい。
【0041】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作)
図3及び図4を参照して、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの動作、具体的には、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムで用いられる移動局UEの動作について説明する。
【0042】
第1に、図3を参照して、移動局UEがセル選択処理やセル再選択処理やPLMN選択処理や自動的なCSGセル検索処理を行う動作について説明する。
【0043】
図3に示すように、ステップS101において、制御部14は、セル選択処理やセル再選択処理やPLMN選択処理や自動的なCSGセル検索処理を行う契機としてのセルを検出する。
【0044】
ステップS102において、制御部14は、検出したセルの「Primary Scrambling Code(UMTS方式セル)」や「Physical Channel Identifier(LTE方式セル)」をメモリ13に記憶する。
【0045】
ステップS103において、制御部14は、無線状態が最も良いセルとして選択されたセルからの報知情報に含まれている「Tbarred」や「Cell barred」や「CSGセルID(又は、Cell ID)」をメモリ13に記憶する。
【0046】
ステップS104において、制御部14は、かかる報知情報に「CSGセルID」が含まれているか否かについて、すなわち、無線状態が最も良いセルとして選択されたセルがCSGセルであるか否かについて判定する。
【0047】
かかる報知情報に「CSGセルID」が含まれていると判断された場合、本動作は、ステップS106に進み、それ以外の場合には、本動作は、ステップS105に進む。
【0048】
ステップS105において、制御部14は、かかる無線状態が最も良いセルとして選択されたセルにおいて、従来から規定されている方式に従って動作を継続する。
【0049】
ステップS106において、制御部14は、移動局UEによる当該CSGセルの利用が許可されているか否かについて、すなわち、かかる報知情報に含まれているCSGセルIDがCSGセル管理部11によって管理されているか否かについて判定する。
【0050】
許可されていると判定された場合、本動作は、ステップS107に進み、それ以外の場合には、本動作は、ステップS108に進む。
【0051】
ステップS107にいおいて、制御部14は、かかる報知情報において設定されている「Cell barred」を無視して、当該CSGセルに対して位置登録処理を行うように構成されている。
【0052】
ステップS108において、制御部14は、「Tbarred」を計測するためのタイマを起動し、「Tbarred」が経過するまでの間は、かかるCSGセルを、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索の対象セルから外す(セル棄却処理)。
【0053】
第2に、図4を参照して、移動局UEにおける「Tbarred」計測用タイマの満了時の動作について説明する。
【0054】
図4に示すように、ステップS201において、制御部14が、「Tbarred」計測用タイマの満了、すなわち、セル棄却処理が開始されてから「Tbarred」が経過したことを検知する。
【0055】
ステップS202において、制御部14は、かかるセル棄却処理を解除する、すなわち、かかるCSGセルを、再び、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索の対象セルとする。
【0056】
(本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの作用・効果)
本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEが、利用が許可されていないCSGセルを、所定期間の間、セル選択やセル再選択やPLMN選択や自動的なCSGセル検索の対象セルから外すように構成されているため、不要な位置登録処理を回避することができ、ネットワークリソースに対する不要な影響を回避することができ、セル選択処理やセル再選択処理やPLMN選択処理や自動的なCSGセル検索処理にかかる時間を短縮することができる。
【0057】
また、同様に、本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムによれば、移動局UEが、利用が許可されていないCSGセルに対するセル選択処理やセル再選択処理やPLMN選択処理や自動的なCSGセル検索処理を行わなくて済むため、移動局UEにおける電力の消費を削減することができる。
【0058】
なお、上述の移動局UEの動作は、ハードウェアによって実施されてもよいし、プロセッサによって実行されるソフトウェアモジュールによって実施されてもよいし、両者の組み合わせによって実施されてもよい。
【0059】
ソフトウェアモジュールは、RAM(Random Access Memory)や、フラッシュメモリや、ROM(Read Only Memory)や、EPROM(Erasable Programmable ROM)や、EEPROM(Electronically Erasable and Programmable ROM)や、レジスタや、ハードディスクや、リムーバブルディスクや、CD-ROMといった任意形式の記憶媒体内に設けられていてもよい。
【0060】
かかる記憶媒体は、プロセッサが当該記憶媒体に情報を読み書きできるように、当該プロセッサに接続されている。また、かかる記憶媒体は、プロセッサに集積されていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ASIC内に設けられていてもよい。かかるASICは、移動局UE内に設けられていてもよい。また、かかる記憶媒体及びプロセッサは、ディスクリートコンポーネントとして移動局UE内に設けられていてもよい。
【0061】
以上、上述の実施形態を用いて本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。従って、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
【図面の簡単な説明】
【0062】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る移動通信システムの全体構成図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る移動局の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る移動局の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0063】
UE…移動局
11…CSGセル管理部
12…受信部
13…メモリ
14…制御部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部と、
受信した報知情報に含まれる第1CSGセルIDが、前記CSGセル管理部によって管理されていない場合、該報知情報に含まれる所定期間の間、該第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外すように構成されている制御部とを具備することを特徴とする移動局。
【請求項2】
前記制御部は、前記第1CSGセルIDが、前記CSGセル管理部によって管理されている場合には、前記第1CSGセルにおける通信が規制されている場合であっても、該第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルとするように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の移動局。
【請求項3】
第1CSGセルにおいて、第1CSGセルID及び所定期間を含む報知情報を送信する工程と、
1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部を具備する移動局が、受信した前記報知情報に含まれる前記第1CSGセルIDが、該CSGセル管理部によって管理されていない場合、該報知情報に含まれる前記所定期間の間、該第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外す工程とを有することを特徴とする移動通信方法。
【請求項4】
第1CSGセルにおいて、第1CSGセルID及び所定期間を含む報知情報を送信するように構成されており、
前記所定期間は、1つ又は複数のCSGセルIDを管理するように構成されているCSGセル管理部を具備する移動局が、受信した前記報知情報に含まれる前記第1CSGセルIDが、該CSGセル管理部によって管理されていない場合、該第1CSGセルIDによって特定される第1CSGセルを、セル選択、セル再選択、PLMN選択又は自動的なCSGセル検索の対象セルから外す期間を示すことを特徴とするネットワーク装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2010−109951(P2010−109951A)
【公開日】平成22年5月13日(2010.5.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−282569(P2008−282569)
【出願日】平成20年10月31日(2008.10.31)
【公序良俗違反の表示】
(特許庁注:以下のものは登録商標)
1.EEPROM
【出願人】(392026693)株式会社エヌ・ティ・ティ・ドコモ (5,876)
【Fターム(参考)】