説明

移動局装置および通信方法

【課題】マルチキャリア通信での周波数スケジューリングにおいて、割当結果通知のオーバーヘッドの増加を抑えつつ、十分な周波数ダイバーシチ効果を得ること。
【解決手段】符号化部101−1〜101−nは、移動局#1〜#nへのデータ#1〜#nに対して符号化処理を行い、変調部102−1〜102−nは、符号化後のデータに対して変調処理を行ってデータシンボルを生成し、スケジューラ103は、各移動局からのCQIに基づいて周波数スケジューリングを行い、複数のRBのうちから抽出された一部のRBに各移動局へのデータを万遍なく割り当て、SCCH生成部105は、スケジューラ103での割当結果を各移動局へ通知するための制御情報(SCCH情報)を生成する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、移動局装置および通信方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年、無線通信、特に移動体通信では、音声以外に画像やデータなどの様々な情報が伝送の対象になっている。今後は、さらに高速な伝送に対する要求がさらに高まるであろうと予想され、高速伝送を行うために、限られた周波数資源をより効率よく利用して、高い伝送効率を実現する無線伝送技術が求められている。
【0003】
このような要求に応え得る無線伝送技術の一つにOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)がある。OFDMは、多数のサブキャリアを用いてデータを並列伝送するマルチキャリア伝送技術であり、高い周波数利用効率、マルチパス環境下のシンボル間干渉低減などの特徴を持ち、伝送効率の向上に有効であることが知られている。
【0004】
このOFDMを下り回線に用い、複数の無線通信移動局装置(以下、単に移動局という)へのデータを複数のサブキャリアに割り当てる際に、周波数スケジューリングを行うことが検討されている(例えば、非特許文献1参照)。周波数スケジューリングでは、無線通信基地局装置(以下、単に基地局という)が各移動局での周波数帯域毎の受信品質に基づいて各移動局に対して適応的にサブキャリアを割り当てるため、最大限のマルチユーザダイバーシチ効果を得ることができ、非常に効率良く通信を行うことができる。
【0005】
周波数スケジューリングは、通常、サブキャリアをいくつかまとめてブロック化したリソースブロック(Resource Block;RB)毎に行われる。また、周波数スケジューリングにおける割当方法には、連続した複数のサブキャリア単位での割当となるLocalized割当と、不連続な複数のサブキャリアに分散させた割当となるDistributed割当の2つがある。
【0006】
また、基地局で行われた周波数スケジューリングの割当結果の移動局への通知は、SCCH(Shared Control Channel)を用いて行われる。そして、1つのSCCHでは周波数帯域幅5MHz分の割当結果を通知することが検討されている(例えば、非特許文献2参照)。
【先行技術文献】
【非特許文献】
【0007】
【非特許文献1】R1-050604 “Downlink Channelizationand Multiplexing for EUTRA”, 3GPP TSG-RAN WG1 Ad Hoc on LTE, Sophia Antipolis, France, 20-21 June, 2005
【非特許文献2】R1-060032, “L1/L2 Control Channel Structure for E-UTRA Downlink”, NTT DoCoMo, 3GPP TSG-RAN WG1 LTE Ad Hoc Meeting 寄書, 2006/01
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ここで、Distributed割当における周波数ダイバーシチ効果を高めるために、Distributed割当の対象となる周波数帯域幅を広げる、すなわち、Distributed割当がなされるサブキャリア数を増加させることが考えられる。しかし、Distributed割当がなされるサブキャリア数を増加させると割当パターンも増加するため、その増加に伴い割当結果の通知により多くのシグナリングビットが必要となる。その結果、SCCHでの割当結果通知のオーバーヘッドが大きくなってしまう。このように、周波数スケジューリングにおいては、周波数ダイバーシチ効果と割当結果通知のオーバーヘッドとはトレードオフの関係にある。
【0009】
本発明の目的は、割当結果通知のオーバーヘッドの増加を抑えつつ、周波数スケジューリングでの十分な周波数ダイバーシチ効果を得ることができる移動局装置および通信方法を提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の態様の一つに係る基地局は、マルチキャリア信号を構成する複数のサブキャリアが複数のリソースブロックに分割される無線通信システムにおいて用いられる基地局であって、前記複数のリソースブロックのうちから万遍なく抽出された一部のリソースブロックに移動局へのデータを万遍なく割り当てるスケジューリング手段と、前記スケジューリング手段での割当結果を前記移動局へ通知するための制御情報を生成する生成手段と、前記制御情報を前記移動局へ送信する送信手段と、を具備する構成を採る。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、割当結果通知のオーバーヘッドの増加を抑えつつ、周波数スケジューリングでの十分な周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の一実施の形態に係る基地局のブロック構成図
【図2】本発明の一実施の形態に係るSCCH情報のフォーマット例
【図3】本発明の一実施の形態に係る多重例
【図4】本発明の一実施の形態に係る移動局のブロック構成図
【図5】本発明の一実施の形態に係るPRB抽出例(Distributed割当例1)
【図6】本発明の一実施の形態に係るVRB設定例(Distributed割当例1)
【図7】本発明の一実施の形態に係るシグナリングビット例
【図8】本発明の一実施の形態に係るPRB抽出例(Distributed割当例2)
【図9】本発明の一実施の形態に係るVRB設定例(Distributed割当例2)
【図10】本発明の一実施の形態に係るPRB抽出例(Distributed割当例3)
【図11】本発明の一実施の形態に係るVRB設定例(Distributed割当例3)
【図12】本発明の一実施の形態に係るPRB抽出例(Distributed割当例4)
【図13】本発明の一実施の形態に係るVRB設定例(Distributed割当例4)
【図14】本発明の一実施の形態に係るPRB抽出例(Distributed割当例5)
【図15】本発明の一実施の形態に係るVRB設定例(Distributed割当例5)
【図16】本発明の一実施の形態に係るVRB設定例(Distributed割当例6)
【図17】本発明の一実施の形態に係る周波数スケジューリング例
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態について、添付図面を参照して詳細に説明する。
【0014】
本実施の形態に係る基地局100の構成を図1に示す。基地局100は、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを構成する複数のサブキャリアが複数のRBに分割される無線通信システムにおいて用いられる基地局であり、それら複数のRBを用いて周波数スケジューリングを行う。
【0015】
基地局100において、符号化部101−1〜101−nおよび変調部102−1〜102−nは、基地局100が通信可能な移動局(MS)の数nだけ備えられる。
【0016】
符号化部101−1〜101−nは、移動局#1〜#nへのデータ#1〜#nに対して符号化処理を行い、変調部102−1〜102−nは、符号化後のデータに対して変調処理を行ってデータシンボルを生成する。
【0017】
スケジューラ103は、各移動局からのCQI(Channel Quality Indicator)に基づいて周波数スケジューリングを行い、各移動局へのデータを各RBに割り当てて多重部104に出力する。CQIに基づいたスケジューリング方法としては、Max CIR法やProportional-Fairness法等がある。また、スケジューラ103は、割当結果(どの移動局のデータシンボルをどのRBのどのサブキャリアに割り当てたか)をSCCH生成部105に出力する。
【0018】
SCCH生成部105は、図2に示すフォーマットに従って、スケジューラ103での割当結果を各移動局へ通知するための制御情報(SCCH情報)を生成する。図2に示すフォーマットにおいて、‘移動局ID’にはデータシンボル送信先の移動局のIDがセットされ、‘割当種別’にはLocalized割当またはDistributed割当を示す情報(例えば、Localized割当は‘0’、Distributed割当は‘1’)がセットされ、‘割当VRB(Virtual Resource Block)’にはその移動局に割り当てられたVRBの情報がセットされる。
【0019】
符号化部106はSCCH情報に対して符号化処理を行い、変調部107は符号化後のSCCH情報に対して変調処理を行って多重部104に出力する。
【0020】
多重部104は、スケジューラ103から入力される各データシンボルにSCCH情報およびパイロットを多重してIFFT(Inverse Fast Fourier Transform)部108に出力する。なお、SCCH情報およびパイロットの多重は、例えば図3に示すように、サブフレーム毎に行われる。図3では、1サブフレームが7OFDMシンボルで構成される場合を示しており、この場合は例えば、第1,第2OFDMシンボルにパイロットとSCCH情報が配置され、第3〜第7OFDMシンボルにデータが配置される。
【0021】
IFFT部108は、SCCH情報、パイロットおよびデータシンボルが割り当てられた複数のサブキャリアに対してIFFTを行って、マルチキャリア信号であるOFDMシンボルを生成する。
【0022】
CP(Cyclic Prefix)付加部109は、OFDMシンボルの後尾部分と同じ信号をCPとしてOFDMシンボルの先頭に付加する。
【0023】
無線送信部110は、CP付加後のOFDMシンボルに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ111から各移動局へ送信する。
【0024】
一方、無線受信部112は、各移動局から送信されたCQIをアンテナ111を介して受信し、ダウンコンバート、D/A変換等の受信処理を行う。ここでのCQIは、各移動局から報告される受信品質情報である。なお、各移動局では、RB毎の受信品質の測定を、受信SNR、受信SIR、受信SINR、受信CINR、受信電力、干渉電力、ビット誤り率、スループット、所定の誤り率を達成できるMCS等により行うことができる。また、CQIはCSI(Channel State Information)と表されることがある。
【0025】
復調部113は、受信処理後のCQIに対して変調処理を行い、復号部114は、復調後のCQIに対して復号処理を行ってスケジューラ103に出力する。
【0026】
次いで、本実施の形態に係る移動局200の構成を図4に示す。
【0027】
移動局200において、無線受信部202は基地局100(図1)から送信されたOFDMシンボルをアンテナ201を介して受信し、ダウンコンバート、D/A変換等の受信処理を行ってCP除去部203に出力する。
【0028】
CP除去部203は、OFDMシンボルに付加されたCPを除去してFFT(Fast Fourier Transform)部204に出力する。
【0029】
FFT部204は、OFDMシンボルに対してFFTを行って周波数領域の信号に変換し、その信号のうちSCCH情報およびデータシンボルを等化部205に出力し、パイロットを伝送路推定部206に出力する。
【0030】
伝送路推定部206は、パイロットを用いてサブキャリア毎の伝送路応答を推定して推定結果を等化部205に出力するとともに、パイロットを用いてRB毎の受信品質を測定して測定結果をCQI生成部213に出力する。
【0031】
等化部205は、伝送路応答の推定結果に基づいて、SCCH情報およびデータシンボルの伝送路変動を補正して分離部207に出力する。
【0032】
分離部207は、SCCH情報とデータシンボルとを分離し、SCCH情報を復調部209に出力する。
【0033】
復調部209はSCCH情報に対して復調処理を行い、復号部210は復調後のSCCH情報に対して復号処理を行って分離部207に出力する。なお、復調部209および復号部210によりSCCH処理部208が構成される。
【0034】
そして、分離部207は、復号後のSCCH情報に従って、等化部205から入力されるデータシンボルの中から自局宛のデータシンボルのみを抽出して復調部211に出力する。
【0035】
復調部211は、分離部207から入力されるデータシンボルを復調して復号部212に出力する。
【0036】
復号部212は、復調後のデータシンボルを復号する。これにより、受信データが得られる。
【0037】
CQI生成部213は、伝送路推定部206で測定されたRB毎の受信品質を示すCQIを生成して符号化部214に出力する。
【0038】
符号化部214はCQIに対して符号化処理を行い、変調部215は符号化後のCQIに対して変調処理を行って無線送信部216に出力する。
【0039】
無線送信部216は、変調後のCQIに対しD/A変換、増幅およびアップコンバート等の送信処理を行ってアンテナ201から基地局100へ送信する。
【0040】
次いで、基地局100のスケジューラ103で行われる周波数スケジューリングのDistributed割当例について具体的に説明する。以下の説明では、96個のサブキャリアから構成される、周波数帯域幅10MHzのOFDMシンボルを想定し、96個のサブキャリアが4個ずつ24個のPRB(Physical Resource Block)に分割される無線通信システムを想定する。
【0041】
<Distributed割当例1>
本例では、PRB1〜24のうちから万遍なく抽出された一部のPRBに移動局へのデータを万遍なく割り当てる。
【0042】
まず、本例では、図5に示すように、周波数帯域幅10MHzのPRB1〜24のうちから偶数番目のPRBのみを抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンドを形成しスケジューラ103に設定する。偶数番目のPRBのみを抽出することにより、PRB1〜24のうちから万遍なく抽出した一部のPRBによるDistributed割当用サブバンドを形成することができる。なお、奇数番目のPRBのみを抽出することによっても、同様のDistributed割当用サブバンドを形成することができる。
【0043】
Distributed割当用サブバンドを形成する複数のPRBは、図6に示すようにVRB1〜12に分割される。例えばVRB1はPRB2,8,14,20の1番目のサブキャリアからなり、VRB2はPRB2,8,14,20の2番目のサブキャリアからなり、VRB3はPRB2,8,14,20の3番目のサブキャリアからなり、VRB4はPRB2,8,14,20の4番目のサブキャリアからなる。また、VRB5はPRB4,10,16,22の1番目のサブキャリアからなり、VRB6はPRB4,10,16,22の2番目のサブキャリアからなり、VRB7はPRB4,10,16,22の3番目のサブキャリアからなり、VRB8はPRB4,10,16,22の4番目のサブキャリアからなる。VRB9〜12についても同様である。
【0044】
スケジューラ103は、周波数スケジューリングにより1つの移動局に対しVRB1〜12のいずれか1つを割り当て、その1つのVRBに対応する複数のPRBにその移動局へのデータを割り当てる。例えば、スケジューラ103が、ある移動局に対してVRB1を割り当てた場合は、その移動局へのデータをPRB2,8,14,20の1番目のサブキャリアに割り当てる。このような割当により、Distributed割当用サブバンドを形成する複数のPRBに移動局へのデータを万遍なく割り当てることができる。また、スケジューラ103は、割当結果をSCCH生成部105に出力する。
【0045】
SCCH生成部105は、図7に示すテーブルに従って、スケジューラ103で割り当てられたVRBに対応するシグナリングビットを図2の‘割当VRB’にセットする。例えば、ある移動局に対してVRB1が割り当てられた場合は、SCCH生成部105は‘0001’を‘割当VRB’にセットする。また、この際、SCCH生成部105は、Distributed割当であることを‘割当種別’にセットする。
【0046】
ここで、PRB1〜24のすべてに対して上記同様にしてVRBを設定する場合は24個のVRB(VRB1〜24)が必要である。よって、この場合は、図7に示すシグナリングビットは5ビット必要となる。これに対し、本例では、PRB1〜24のうちから抽出した12個のPRBに対してVRBが設定される。よって、本例によれば、図7に示すように、シグナリングビットは4ビットで足りる。このように、本例では、1移動局の割当についてはシグナリングビット量の増加を1ビット分抑えることができる。よって、割当結果通知全体では、シグナリングビット量の増加を割当移動局数と同数のビット数分抑えることができる。
【0047】
一方で、本例では、周波数帯域幅10MHzのPRB1〜24のうちから万遍なく抽出した一部のPRBからなるサブバンドに対してDistributed割当を行うため、PRB1〜24のすべてに対してDistributed割当を行う場合とほぼ同じ周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
【0048】
つまり、本例によれば、Distributed割当における周波数ダイバーシチ効果を高めるためにDistributed割当の対象となる周波数帯域幅を5MHzから10MHzに広げた場合でも、割当結果通知のオーバーヘッドの増加を抑えつつ、周波数スケジューリングでの十分な周波数ダイバーシチ効果を得ることができる。
【0049】
<Distributed割当例2>
以下、Distributed割当例1との相違点についてのみ説明する。
【0050】
本例では、図8に示すように、周波数帯域幅10MHzのPRB1〜24を周波数帯域幅5MHzずつ2つのPRBグループに分割する。つまり、PRBグループ1はPRB1〜12により構成され、PRBグループ2はPRB13〜24により構成される。
【0051】
そして、本例では、図8に示すように、PRBグループ1からは偶数番目のPRBのみを抽出するとともに、PRBグループ2からは奇数番目のPRBのみを抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンドを形成しスケジューラ103に設定する。このような抽出方法によっても、PRB1〜24のうちから万遍なく抽出した一部のPRBによりDistributed割当用サブバンドを形成することができる。なお、PRBグループ1から奇数番目のPRBのみを抽出するとともに、PRBグループ2から偶数番目のPRBのみを抽出することによっても、同様のDistributed割当用サブバンドを形成することができる。
【0052】
Distributed割当用サブバンドを形成する複数のPRBは、図9に示すようにVRB1〜12に分割される。例えばVRB1はPRB2,8,13,19の1番目のサブキャリアからなり、VRB2はPRB2,8,13,19の2番目のサブキャリアからなり、VRB3はPRB2,8,13,19の3番目のサブキャリアからなり、VRB4はPRB2,8,13,19の4番目のサブキャリアからなる。また、VRB5はPRB4,10,15,21の1番目のサブキャリアからなり、VRB6はPRB4,10,15,21の2番目のサブキャリアからなり、VRB7はPRB4,10,15,21の3番目のサブキャリアからなり、VRB8はPRB4,10,15,21の4番目のサブキャリアからなる。VRB9〜12についても同様である。
【0053】
このようにして、本例によれば、Distributed割当例1と同様の効果を得ることができる。
【0054】
<Distributed割当例3>
本例では、図10に示すように、Distributed割当例2におけるPRBグループ1,2をさらに周波数帯域幅2.5MHzずつ2つのPRBグループに分割して、周波数帯域幅10MHzのPRB1〜24を周波数帯域幅2.5MHzずつ4つのPRBグループに分割する。つまり、本例では、PRB1〜6からなるPRBグループ1−1、PRB7〜12からなるPRBグループ1−2、PRB13〜18からなるPRBグループ2−1、PRB19〜24からなるPRBグループ2−2の4つのPRBグループが形成される。
【0055】
そして、本例では、PRBグループ1からはPRBグループ1−1または1−2のいずれか一方を抽出するとともに、PRBグループ2からはPRBグループ2−1または2−2のいずれか一方を抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンドを形成しスケジューラ103に設定する。図10には、PRBグループ1からPRBグループ1−1を抽出するとともに、PRBグループ2からPRBグループ2−1を抽出した場合を示す。なお、PRBグループ1からPRBグループ1−1を抽出する際にはPRBグループ2からはPRBグループ2−1または2−2のいずれを抽出してもよいが、PRBグループ1からPRBグループ1−2を抽出する際には、周波数ダイバーシチ効果を減少させないために、PRBグループ2からはPRBグループ2−2を抽出するようにする。
【0056】
Distributed割当用サブバンドを形成する複数のPRBは、図11に示すようにVRB1〜12に分割される。例えばVRB1はPRB1,4,13,16の1番目のサブキャリアからなり、VRB2はPRB1,4,13,16の2番目のサブキャリアからなり、VRB3はPRB1,4,13,16の3番目のサブキャリアからなり、VRB4はPRB1,4,13,16の4番目のサブキャリアからなる。また、VRB5はPRB2,5,14,17の1番目のサブキャリアからなり、VRB6はPRB2,5,14,17の2番目のサブキャリアからなり、VRB7はPRB2,5,14,17の3番目のサブキャリアからなり、VRB8はPRB2,5,14,17の4番目のサブキャリアからなる。VRB9〜12についても同様である。
【0057】
このように、本例によれば、連続した複数のサブキャリアからなるPRBグループ単位でDistributed割当用サブバンドを形成するとともに、連続したPRBグループを抽出しないため、周波数ダイバーシチ効果の減少を抑えつつ、Distributed割当と並行してLocalized割当を容易に行うことができる。
【0058】
<Distributed割当例4>
本例では、図12に示すように、Distributed割当例2におけるPRBグループ1,2をさらに周波数帯域幅1.25MHzずつ4つのPRBグループに分割して、周波数帯域幅10MHzのPRB1〜24を周波数帯域幅1.25MHzずつ8つのPRBグループに分割する。
つまり、本例では、PRB1〜3からなるPRBグループ1−1、PRB4〜6からなるPRBグループ1−2、PRB7〜9からなるPRBグループ1−3、PRB10〜12からなるPRBグループ1−4、PRB13〜15からなるPRBグループ2−1、PRB16〜18からなるPRBグループ2−2、PRB19〜21からなるPRBグループ2−3、PRB22〜24からなるPRBグループ2−4が形成される。
【0059】
そして、本例では、PRBグループ1ではPRBグループ1−1〜1−4の中からいずれか2つのPRBグループを抽出するとともに、PRBグループ2ではPRBグループ2−1〜2−4の中からいずれか2つのPRBグループを抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンドを形成しスケジューラ103に設定する。この際、周波数ダイバーシチ効果を減少させないために、PRBグループ1−3,1−4,2−1,2−2の組合せ以外の組合せによりDistributed割当用サブバンドを形成する。図12には、PRBグループ1ではPRBグループ1−1および1−3を抽出するとともに、PRBグループ2ではPRBグループ2−2および2−4を抽出した場合を示す。
【0060】
Distributed割当用サブバンドを形成する複数のPRBは、図13に示すようにVRB1〜12に分割される。例えばVRB1はPRB1,7,16,22の1番目のサブキャリアからなり、VRB2はPRB1,7,16,22の2番目のサブキャリアからなり、VRB3はPRB1,7,16,22の3番目のサブキャリアからなり、VRB4はPRB1,7,16,22の4番目のサブキャリアからなる。また、VRB5はPRB2,8,17,23の1番目のサブキャリアからなり、VRB6はPRB2,8,17,23の2番目のサブキャリアからなり、VRB7はPRB2,8,17,23の3番目のサブキャリアからなり、VRB8はPRB2,8,17,23の4番目のサブキャリアからなる。VRB9〜12についても同様である。
【0061】
このようにして、本例によれば、Distributed割当例3と同様の効果を得ることができるとともに、様々なPRBグループの組合せによりDistributed割当用サブバンドを形成することができる。
【0062】
<Distributed割当例5>
本例では、図14に示すように、Distributed割当例4同様、PRBグループ1,2をさらに周波数帯域幅1.25MHzずつ4つのPRBグループに分割する。
【0063】
そして、本例では、PRBグループ1ではPRBグループ1−1〜1−4の中からいずれか1つのPRBグループを抽出するとともに、PRBグループ2ではPRBグループ2−1〜2−4の中からいずれか3つのPRBグループを抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンドを形成しスケジューラ103に設定する。この際、周波数ダイバーシチ効果を減少させないために、PRBグループ1−4,2−1,2−2,2−3の組合せ以外の組合せによりDistributed割当用サブバンドを形成する。図14には、PRBグループ1ではPRBグループ1−1を抽出するとともに、PRBグループ2ではPRBグループ2−1,2−2および2−4を抽出した場合を示す。
【0064】
なお、PRBグループ1ではPRBグループ1−1〜1−4の中からいずれか3つのPRBグループを抽出するとともに、PRBグループ2ではPRBグループ2−1〜2−4の中からいずれか1つのPRBグループを抽出するようにしてもよい。但し、この際には、周波数ダイバーシチ効果を減少させないために、PRBグループ1−2,1−3,1−4,2−1の組合せ以外の組合せによりDistributed割当用サブバンドを形成する。
【0065】
Distributed割当用サブバンドを形成する複数のPRBは、図15に示すようにVRB1〜12に分割される。例えばVRB1はPRB1,13,16,22の1番目のサブキャリアからなり、VRB2はPRB1,13,16,22の2番目のサブキャリアからなり、VRB3はPRB1,13,16,22の3番目のサブキャリアからなり、VRB4はPRB1,13,16,22の4番目のサブキャリアからなる。また、VRB5はPRB2,14,17,23の1番目のサブキャリアからなり、VRB6はPRB2,14,17,23の2番目のサブキャリアからなり、VRB7はPRB2,14,17,23の3番目のサブキャリアからなり、VRB8はPRB2,14,17,23の4番目のサブキャリアからなる。
VRB9〜12についても同様である。
【0066】
このようにして、本例によれば、Distributed割当例4と同様の効果を得ることができる。
【0067】
<Distributed割当例6>
本例では、PRB1〜24のうち偶数番目のPRBのみを抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンド1(図6)を形成するとともに、PRB1〜24のうち奇数番目のPRBのみを抽出して周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンド2(図16)を形成しスケジューラ103に設定する。そして、各サブバンド1,2に対応させてSCCH1,2を設定する。つまり、Distributed割当例1〜5では5MHz単位のSCCHを1つ用いていたのに対し、本例では、5MHz単位のSCCHを2つ用い、SCCH1を用いてDistributed割当用サブバンド1での割当結果を通知し、SCCH2を用いてDistributed割当用サブバンド2での割当結果を通知する。
【0068】
Distributed割当用サブバンド1を形成する複数のPRBは、図6に示すようにVRB1〜12に分割される。同様に、Distributed割当用サブバンド2を形成する複数のPRBは、図16に示すようにVRB1〜12に分割される。
【0069】
スケジューラ103は、周波数スケジューリングにより1つの移動局に対しDistributed割当用サブバンド1または2のVRB1〜12のいずれか1つを割り当て、その1つのVRBに対応する複数のPRBにその移動局へのデータを割り当てる。例えば、スケジューラ103は、ある移動局に対してDistributed割当用サブバンド1のVRB1を割り当てた場合は、その移動局へのデータをPRB2,8,14,20の1番目のサブキャリアに割り当てる。また例えば、スケジューラ103は、ある移動局に対してDistributed割当用サブバンド2のVRB1を割り当てた場合は、その移動局へのデータをPRB1,7,13,19の1番目のサブキャリアに割り当てる。そして、スケジューラ103は、割当結果をSCCH生成部105に出力する。
【0070】
SCCH生成部105は、上記同様にして、スケジューラ103で割り当てられたVRBに対応するシグナリングビットを図2の‘割当VRB’にセットする。例えば、ある移動局に対してDistributed割当用サブバンド1のVRB1が割り当てられた場合は、SCCH生成部105は‘0001’を‘割当VRB’にセットしたSCCH1を生成する。また例えば、ある移動局に対してサブバンド2のVRB1が割り当てられた場合は、SCCH生成部105は‘0001’を‘割当VRB’にセットしたSCCH2を生成する。
【0071】
このようにして、本例によれば、周波数帯域幅5MHzのDistributed割当用サブバンドを2つ形成するとともに、その2つのDistributed割当用サブバンドにそれぞれ対応させた2つのSCCHを用いて割当結果を通知するため、‘VRB割当’のシグナリングビットをDistributed割当例1〜5と同一にしつつ、周波数帯域幅10MHzのPRB1〜24のすべてをDistributed割当の対象とすることができる。
【0072】
なお、本例では、互いに異なる周波数帯に設定されたSCCH1,2と、サブバンド1,2とを対応づけて、SCCH1,2からサブバンド1,2を特定する場合について説明したが、図2に示すSCCH情報にサブバンド1,2を識別するための情報を追加してサブバンド1,2を特定するようにしてもよい。
【0073】
以上、Distributed割当例1〜6について説明した。
【0074】
次いで、Distributed割当およびLocalized割当の双方を考慮した周波数スケジューリングについて説明する。ここでは、Distributed割当がなされる移動局Aと、Localized割当がなされる移動局Bが存在するものとする。
【0075】
スケジューラ103は、図17に示すように、移動局Aに対してはDistributed割当例1に基づき、図6のいずれかのVRBに対してDistributed割当を行う。ここでは、移動局Aに対して割り当てられたVDRB(Virtual Distributed Resource Block)がPRB2,8,14,20の1番目のサブキャリアからなるものとする。
【0076】
一方、移動局Bに対しては、Distributed割当例2で定義したPRBグループ1(図8)をLocalized割当用サブバンドとする。そして、スケジューラ103は、図17に示すようなLocalized割当を行う。ここでは、移動局Bに対して割り当てられたVLRB(Virtual Localized Resource Block)がPRB9,10,11からなるものとする。
【0077】
このように、Distributed割当用サブバンドは、周波数ダイバーシチ効果を十分に得るために、万遍なく抽出した5MHz分のPRBで形成する一方で、Localized割当用サブバンドは、周波数スケジューリング効果を十分に得るために、連続した5MHz分のPRBで形成する。これにより、Distributed割当の割当結果のシグナリングビット数とLocalized割当の割当結果のシグナリングビット数とを同一にすることができる。また、周波数スケジューリングにおいてDistributed割当およびLocalized割当の双方を同時に行う場合には、Distributed割当されるPRBとLocalized割当されるPRBとが重複しないようにする。
【0078】
なお、現在、3GPPのLTE標準化では、OFDM方式の移動体通信システムにおいて、互いに異なる周波数帯域幅の複数の移動局を使用可能とすることが検討されている。より具体的には、20MHzの周波数帯域幅を有する移動体通信システムにおいて、10MHz,15MHz,20MHzのいずれかの通信能力を持つ複数の移動局を使用可能とすることが検討されている。このような移動体通信システムでは、10MHzの通信能力を持つ移動局(10MHz移動局)に対しては20MHzの帯域幅のうちの5MHz×2(10MHz)の帯域幅が割り当てられ、15MHzの通信能力を持つ移動局(15MHz移動局)に対しては20MHzの帯域幅のうちの5MHz×3(15MHz)の帯域幅が割り当てられる。また、20MHzの通信能力を持つ移動局(20MHz移動局)は、5MHz×4(20MHz全体)を使用可能である。そこで、本実施の形態では、本発明がこのような移動体通信システムに適用されることを考慮し、一部のPRBからなるDistributed割当用サブバンドの周波数帯域幅を5MHzとした。このようにすることで、10MHz移動局、15MHz移動局および20MHz移動局のいずれに対しても上記のDistributed割当を行うことができる。
【0079】
以上、本発明の実施の形態について説明した。
【0080】
なお、移動局はUE、基地局装置はNode B、サブキャリアはトーンと称されることもある。また、RBは、サブチャネル、サブキャリアブロック、サブバンド、または、チャンクと称されることもある。また、CPは、ガードインターバル(Guard Interval;GI)と称されることもある。
【0081】
また、周波数スケジューリングの割当結果の移動局への通知は、SCCHに代えてPDCCH(Physical Downlink Control Channel)を用いて行ってもよい。
【0082】
また、Distributed割当用サブバンドの定義は、予め基地局および移動局の双方に設定されていてもよく、また、基地局から移動局へ通知してもよい。この通知は、報知チャネルや各サブフレームのSCCHを用いて行ってもよい。
【0083】
また、上記実施の形態では周波数帯域幅10MHzから5MHz分のPRBを抽出する例を示したが、その他の場合、例えば周波数帯域幅20MHzから10MHz分のPRBを抽出する場合等においても本発明を上記同様にして実施可能である。
【0084】
また、上記実施の形態では、1PRBを4分割して得られる複数のリソースを組み合わせてVRBを設定したが、1PRBの分割数は4分割に限定されない。
【0085】
また、上記実施の形態では、偶数番目のPRBまたは奇数番目のPRBを抽出する場合、つまり、2つ毎にPRBを抽出する場合を一例に挙げて説明したが、PRBの抽出は3つ毎や4つ毎であってもよい。
【0086】
また、上記各実施の形態では、本発明をハードウェアで構成する場合を例にとって説明したが、本発明はソフトウェアで実現することも可能である。
【0087】
また、上記各実施の形態の説明に用いた各機能ブロックは、典型的には集積回路であるLSIとして実現される。これらは個別に1チップ化されてもよいし、一部または全てを含むように1チップ化されてもよい。ここでは、LSIとしたが、集積度の違いにより、IC、システムLSI、スーパーLSI、ウルトラLSIと呼称されることもある。
【0088】
また、集積回路化の手法はLSIに限るものではなく、専用回路または汎用プロセッサで実現してもよい。LSI製造後に、プログラムすることが可能なFPGA(Field Programmable Gate Array)や、LSI内部の回路セルの接続や設定を再構成可能なリコンフィギュラブル・プロセッサーを利用してもよい。
【0089】
さらには、半導体技術の進歩または派生する別技術によりLSIに置き換わる集積回路化の技術が登場すれば、当然、その技術を用いて機能ブロックの集積化を行ってもよい。バイオ技術の適用等が可能性としてありえる。
【0090】
2006年4月28日出願の特願2006−126454の日本出願に含まれる明細書、図面および要約書の開示内容は、すべて本願に援用される。
【産業上の利用可能性】
【0091】
本発明は、移動体通信システム等に適用することができる。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
それぞれが周波数領域で連続する複数のサブキャリアからなる複数のリソースブロックを、それぞれが前記周波数領域で連続する所定数のリソースブロックからなる複数のグループに分け、第一の割当て及び第二の割当てのうち、いずれか一つによって割り当てられた前記リソースブロックを示す情報と、前記第一の割当てと前記第二の割当てとを区別する情報とを含む制御情報を受信する受信部と、
前記制御情報に基づいて、受信したデータを復号する復号部と、
を有し、
前記第一の割当ては、前記複数のグループを、前記複数のグループの一部であって、前記周波数領域で連続しない少なくとも2つのグループから構成される第一セットと、前記複数のグループの前記一部以外であって、前記周波数領域で連続しない少なくとも2つのグループから構成される第二セットとを含む複数のセットに分け、前記複数のセットの中から選択された一つのセットを構成する前記少なくとも2つのグループに含まれる前記リソースブロックを移動局に割り当て、
前記第二の割当ては、前記周波数領域で連続する複数のリソースブロック単位で、前記リソースブロックを前記移動局に割り当て、
前記制御情報に含まれる、割り当てられた前記リソースブロックを示す前記情報のビット数が、前記第一の割当てと前記第二の割当てとにおいて同じである、
移動局装置。
【請求項2】
前記制御情報は、割り当てられた前記リソースブロックを含む前記グループを示す情報を含む、
請求項1に記載の移動局装置。
【請求項3】
前記第一の割当てにおいて、前記制御情報は、前記複数のセットのうち、前記選択された一つのセットを示す情報を含む、
請求項1又は2に記載の移動局装置。
【請求項4】
前記第一の割当てと前記第二の割当てとを区別する前記情報は、1ビットで示される、
請求項1から3のいずれかに記載の移動局装置。
【請求項5】
前記複数のグループは、それぞれ、同数である前記所定数のリソースブロックからなる、
請求項1から4のいずれかに記載の移動局装置。
【請求項6】
前記所定数は可変である、
請求項1から5のいずれかに記載の移動局装置。
【請求項7】
前記第一の割当てにおいて、前記少なくとも2つのグループのそれぞれに含まれる前記リソースブロックが、割り当てられる、
請求項1から6のいずれかに記載の移動局装置。
【請求項8】
前記第一の割当てにおいて、前記複数のグループは、前記第一セットを構成する前記少なくとも2つのグループと、前記第二セットを構成する前記少なくとも2つのグループとが、前記周波数領域で交互になるように、前記複数のセットに分けられている、
請求項1から7のいずれかに記載の移動局装置。
【請求項9】
前記第二の割当てにおいて、前記複数のグループのうち、少なくとも1つのグループに含まれる前記周波数領域で連続する複数のリソースブロックが、割り当てられる、
請求項1から8のいずれかに記載の移動局装置。
【請求項10】
それぞれが周波数領域で連続する複数のサブキャリアからなる複数のリソースブロックを、それぞれが前記周波数領域で連続する所定数のリソースブロックからなる複数のグループに分け、第一の割当て及び第二の割当てのうち、いずれか一つによって割り当てられた前記リソースブロックを示す情報と、前記第一の割当てと前記第二の割当てとを区別する情報とを含む制御情報を受信する工程と、
前記制御情報に基づいて、受信したデータを復号する工程と、
を有し、
前記第一の割当ては、前記複数のグループを、前記複数のグループの一部であって、前記周波数領域で連続しない少なくとも2つのグループから構成される第一セットと、前記複数のグループの前記一部以外であって、前記周波数領域で連続しない少なくとも2つのグループから構成される第二セットとを含む複数のセットに分け、前記複数のセットの中から選択された一つのセットを構成する前記少なくとも2つのグループに含まれる前記リソースブロックを移動局に割り当て、
前記第二の割当ては、前記周波数領域で連続する複数のリソースブロック単位で、前記リソースブロックを前記移動局に割り当て、
前記制御情報に含まれる、割り当てられた前記リソースブロックを示す前記情報のビット数が、前記第一の割当てと前記第二の割当てとにおいて同じである、
通信方法。
【請求項11】
前記制御情報は、割り当てられた前記リソースブロックを含む前記グループを示す情報を含む、
請求項10に記載の通信方法。
【請求項12】
前記第一の割当てにおいて、前記制御情報は、前記複数のセットのうち、前記選択された一つのセットを示す情報を含む、
請求項10又は11に記載の通信方法。
【請求項13】
前記第一の割当てと前記第二の割当てとを区別する前記情報は、1ビットで示される、
請求項10から12のいずれかに記載の通信方法。
【請求項14】
前記複数のグループは、それぞれ、同数である前記所定数のリソースブロックからなる、
請求項10から13のいずれかに記載の通信方法。
【請求項15】
前記所定数は可変である、
請求項10から14のいずれかに記載の通信方法。
【請求項16】
前記第一の割当てにおいて、前記少なくとも2つのグループのそれぞれに含まれる前記リソースブロックが、割り当てられる、
請求項10から15のいずれかに記載の通信方法。
【請求項17】
前記第一の割当てにおいて、前記複数のグループは、前記第一セットを構成する前記少なくとも2つのグループと、前記第二セットを構成する前記少なくとも2つのグループとが、前記周波数領域で交互になるように、前記複数のセットに分けられている、
請求項10から16のいずれかに記載の通信方法。
【請求項18】
前記第二の割当てにおいて、前記複数のグループのうち、少なくとも1つのグループに含まれる前記周波数領域で連続する複数のリソースブロックが、割り当てられる、
請求項10から17のいずれかに記載の通信方法。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【図13】
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【図14】
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【図15】
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【図16】
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【図17】
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【公開番号】特開2011−244472(P2011−244472A)
【公開日】平成23年12月1日(2011.12.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−156500(P2011−156500)
【出願日】平成23年7月15日(2011.7.15)
【分割の表示】特願2011−84453(P2011−84453)の分割
【原出願日】平成19年4月26日(2007.4.26)
【出願人】(000005821)パナソニック株式会社 (73,050)
【Fターム(参考)】