説明

移動無線通信システム

【課題】顧客情報の開示が正当な権限を保持した者にだけに許されるようにした移動無線通信システムを提供すること。
【解決手段】中央側端末Cは、車載端末Tの送受信ユニット7から無線通信網Nを介して受信したパスワードを評価し、正当なパスワードが受信されたとき、車載端末Tから要求された情報を送受信ユニット5から送信し、車載端末Tの送受信ユニット7は、受信した情報をナビユニット8に供給してディスプレイ9に表示させ、ナビユニット8は、ディスプレイ9に設置されたパスワード入力用のタッチパネルと、タッチセンサと、当該タッチセンサの検出出力に応じて起動するタイマ手段を備え、タッチパネルから入力されたパスワードを送受信ユニット7に供給し、受信した情報をディスプレイ9に文字列として表示した後、タイマ手段がタイムアップするまで文字列の表示を継続させるようにしたもの。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、業務用の移動無線通信システムに係り、特に、カーナビゲーションシステムを車載無線端末装置に備えた移動無線通信システムに関する。
【背景技術】
【0002】
近年、GPSを利用したカーナビゲーションシステムの普及は著しく、自動車運用の効率化に大きく貢献しているが、このとき、例えば警備保障やタクシーなど、顧客の要請に応じて、いち早く指定された場所に到達する必要がある業務の場合、特に有用であり、信頼性の保持に大きな貢献をもたらすものとして広く重用されている。
【0003】
ところで、このような業務の場合、移動無線通信システムを備え、例えば中央指令局による統括と管理のもとで車両による業務が遂行されるのが一般的であるが、このとき、移動無線通信用の無線端末と共にカーナビゲーションシステムを車両に備え、車両の乗員に伝達を要する情報は中央指令室の無線端末から音声により伝達され、車両の位置はカーナビゲーションシステムにより検出され、当該システムのディスプレイに表示されるようになっている。
【0004】
また、このとき、カーナビゲーションシステムのディスプレイを利用し、中央指令局から受信した情報により、当該ディスプレイに表示された地図上に、顧客の行先がマークされるようにした移動無線通信システムも従来から知られている(例えば、特許文献1参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0005】
【特許文献1】特開2005−260772号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
ところで、業務遂行対象となる顧客の情報、例えば顧客の氏名や住所などの顧客情報は、言うまでもなく正当な権限を持った当事者(以下、権限保持者という)以外には秘密で秘匿を要する情報であり、従って、このときの車両の乗員など、権限保持者だけが知り得るものとしなければならない。
しかしながら、従来の移動無線通信システムの場合、このことに留意がされているとは言えず、情報の秘密保持に問題があった。
【0007】
すなわち、従来の技術においては、中央指令局から伝送された顧客情報が、車載の端末装置を操作するだけで、誰でも容易に得ることができるようになっているのが通例であり、従って、情報の秘密保持に問題が生じてしまうのである。
本発明の目的は、顧客情報の開示が正当な権限を持った当事者、すなわち権限保持者にだけに許されるようにした移動無線通信システムを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0008】
上記目的は、カーナビゲーションシステムを車載端末に備え、中央側端末から伝送される情報を前記カーナビゲーションシステムのディスプレイに表示する方式の移動無線通信システムにおいて、前記中央側端末は、前記車載端末の送受信部から受信したパスワードを評価し、正当なパスワードが受信されたとき、前記車載端末から要求された情報を前記車載端末の送受信部に送信する制御手段を備え、前記車載端末の送受信部は、前記情報を受信して前記ナビゲーションシステムに供給する処理手段を備え、前記カーナビゲーションシステムは、前記ディスプレイに設置されたパスワード入力用のタッチパネルと、タッチセンサと、当該タッチセンサの検出出力に応じて起動するタイマ手段を備え、前記タッチパネルから入力されたパスワードを前記車載端末の送受信部に供給し、前記情報を前記ディスプレイに文字列として表示した後、前記タイマ手段がタイムアップするまで前記文字列の表示を継続させるようにして達成される。
【発明の効果】
【0009】
本発明によれば、情報の要求にパスワードの入力を要するので、権限保持者以外の者に情報が与えられてしまう虞が無く、情報が文字で表示されるので、ディスプレイを見ることができる者以外に認識されてしまう虞がないので、顧客情報の保護に万全を期すことが容易になる。
また、情報が文字で表示されるので、同音異義語が多い日本語の場合でも、表示を見ただけで正確な情報が簡単に、しかも確実に把握でき、正しい業務の遂行に大きく寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明に係る移動無線通信システムの一実施の形態を示すブロック構成図である。
【図2】本発明の実施形態における車載端末のブロック構成図である。
【図3】本発明の実施形態における車載端末の処理を示すフローチャートである。
【図4】本発明の実施形態におけるディスプレイ表示の説明図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下、本発明による移動無線通信システムについて、図示の実施形態により詳細に説明する。
図1は、本発明を、一例として警備会社に適用した場合の実施形態で、この場合、システムの全体は、警備会社の本部などに設置され、中央指令局として機能する本部側端末Cと、巡回用の車両に搭載されている車載端末T、それに、これらの間を接続している無線通信網Nとによって構成されている。
【0012】
まず、本部側端末Cは、当該本部側端末Cが無線通信網Nを介して車載端末Tと無線通信が行なえるようにする働きをするもので、このため本部側端末Cには、中央処理装置1と顧客情報担当者情報データベース2、顧客の最新情報データベース3、送受信機やデータベースの制御部4、それに送受信ユニット5が備えられている。
【0013】
一方、車載端末Tは、送受信ユニット7とナビユニット8を備え、ナビユニット8にはディスプレイ9が備えられている。
まず、送受信ユニット7は、図2に示すように、アンテナ10とスピーカ11、マイク12、RF部13、音声LSI14、ベースバンド部15、記憶部16、入力制御部17、それに制御部18を備え、当該車載端末Tが、無線通信網Nを介して本部側端末Cと無線通信が行なえるようにする。
このとき、アンテナ10とRF部13、それにベースバンド部15は、車載端末Tの送受信部を構成している。
【0014】
次に、ナビユニット8は、GPSアンテナ(GPS受信部を含む)と地図情報記憶装置、外部記憶装置、自車位置検出装置など一般的なGPSナビゲーションシステムが備えている装置と同様な装置からなる装置群24及び処理装置25を備え、この車載端末Tが搭載されている車両の位置を逐次検出し、表示制御部21を介してディスプレイ9に表示させた地図上に自車位置マークを表示させる働きをする。
なお、ナビユニットはナビゲーションユニットの略称である。
【0015】
また、このナビユニット8には、パスワード(後述)入力用のタッチパネル19とタッチセンサ20、表示制御部21、入力制御部22、それにタイマ23が備えられている。
このとき、タッチパネル19とタッチセンサ20は、ディスプレイ9の表示面に設けられた透明なタッチセンサ手段で構成されている。
【0016】
ここで、まず、送受信ユニット7について説明する。
上記したように、アンテナ10とRF部13、それにベースバンド部15は、車載端末Tの送受信部を構成し、アンテナ10は、RF部13とベースバンド部15を介して制御部18に接続されている。
従って、本部側端末Cから送信された電波が受信されると、制御部18に受信信号が入力される。
また、マイク12は、音声LSI14と入力制御部17を介して制御部18に接続されている。
【0017】
従って、マイク12に音声が入力されると、音声信号が音声LSI14と入力制御部17を介して制御部18に供給される。
なお、マイクはマイクロホンの略称で、RFは高周波の略称である。
次に、スピーカ11は、音声LSI14を介して制御部18に接続されている。従って、制御部18から音声信号が供給され、音声がスピーカ11から再生される。
【0018】
一方、記憶部16は、制御部18に接続され、無線通信網Nを介して本部側端末Cから送られてきた情報を蓄積し、記憶する働きをする。
このとき、制御部18は、更にナビユニット8の処理装置25にも接続されている。
この結果、送受信ユニット7とナビユニット8は、相互に信号のやり取りが可能に構成され、従って、記憶部16に記憶された情報は、必要に応じてナビユニット8に送信することができる。
【0019】
次に、ナビユニット8について説明する。
このナビユニット8は、まず、全体としては、前述したように、この車載端末Tが搭載されている車両の位置を逐次検出し、ディスプレイ9に表示された地図上に自車位置マークを表示させる働きをするが、これには、タッチパネル19とタッチセンサ20、表示制御部21、入力制御部22、それにタイマ23が備えられている。このとき処理装置25は、更に送受信ユニット7の制御部18にも接続されている。
【0020】
ここで、まず、タッチパネル19は、人にパスワードを入力させるためのもので、このため文字入力機能をもつタッチパネルが用いられ、前述の通り、ディスプレイ9の表示面に設けられている。
そして、入力されたパスワードは、入力制御部22を介して処理装置24に供給される。このときのパスワードは、車載端末Tから本部側端末Cに顧客の情報を要求するときに使用するもので、詳細は後述する。
【0021】
次に、タッチセンサ20は、人間による指の接触を検出し、接触されている間、タッチ信号を発生する働きをするが、このとき、前述のように、このタッチセンサ20は、触れられた指の正当性の判断に指紋認証を用いるようにした指紋照合型のセンサ手段で構成され、且つ、これも前述の通り、ディスプレイ9の表示面に設けられている。
そして、このタッチ信号は、タイマ23を起動するのに使用され、このときタイマ23は、タッチ信号が消滅したときカウントを開始し、開始時点から予め設定してある一定時間が経過したとき、タイムアップ信号を発生する働きをする。
【0022】
次に、この実施形態の動作について説明する。
まず、この実施形態においても、移動無線通信システムとしての動作は、従来の移動無線通信システムと同じで、本部側端末Cと車載端末Tは、各々の送受信ユニット6、7により、音声による無線通信を相互に、しかも任意に行うことができる。
【0023】
しかも、この実施形態では、車載端末Tがナビユニット8を備え、その働きにより、ディスプレイ9には、自車が存在する或る範囲(任意に設定可能な範囲)の地図に自車の位置がマーク表示されている画像(これを「ナビ画像」という)が逐次更新されながら刻々と表示されることになり、従って、更に一般的なカーナビゲーションシステムとしての動作も得られることになる。
この実施形態の場合、図4(a)に示す画像が「ナビ画像」として表示されるように設定してある。
【0024】
次に、この実施形態において、実際に担当者(車載端末Tが装備された車両に乗務している者)が顧客の機密情報を入手するまでの動作について、図3のフローチャートを参照して説明する。
この場合、まず、「ナビ画像」が表示されるのを待つ(S1)。
このとき通常のナビ操作(カーナビゲーションシステムにおける通常の操作)がなされていたとすれば、ディスプレイ9には、上記した「ナビ画像」が表示されている。
【0025】
ここで「ナビ画像」が表示されていれば、次に担当者から顧客情報の要求がなされるのを待つ(S2)。
ここで担当者が、ディスプレイ9の表示面にあるタッチパネル19から顧客の機密情報の要求を行ったとする。
この場合、担当者は、例えばディスプレイ9の表示面にあるタッチパネル19の機密情報要求用ボタン領域にタッチする。そして、このときのタイミングは、担当者が顧客情報を必要になったときである。
【0026】
そうすると、このタッチによる信号が、ナビユニット8の入力制御部22から処理装置25に伝送され、そこから表示制御部21に伝わり、この結果、ディスプレイ9の表示面に図4(b)に示す画像が表示され、パスワードの入力が担当者に促される(S3)。そして、この後、パスワードが入力されるのを待つ(S4)。
そこで、担当者は、タッチパネル19から所定のパスワードを入力する。
このときの所定のパスワードとは、いま、ここで担当者が要求した顧客を表すパスワードのことであり、これは、予め担当者に知らされているものでもある。
【0027】
ここで、タッチパネル19からパスワードが入力されたとすると、このパスワードは、入力制御部22を介して処理装置25に供給され、そこから送受信ユニット7内の制御部18に伝送され、制御部18から更にベースバンド部15に送られ、変調されてからRF部13に供給され、ここで無線通信用の搬送波となり、送受信ユニット7のアンテナ10から電波が送信され、送信された電波は無線通信網Nを介して本部側端末Cに伝達され、送受信ユニット5により受信される。
【0028】
このとき送受信ユニット5には、図示してないが、車載端末Tの送受信ユニット7と同じく、RF部とベースバンド部があり、受信された信号は復調されベースバンドに戻されて制御部4に伝送され、ここでデータベースの制御を行う中央演算処理装置1に供給される。
そこで、中央演算処理装置1は、供給されてきたパスワードを顧客担当者情報データベース2に記憶してある権限保持者のパスワードデータと照合させ、合致するものが有るか否かを判定する(S5)。
【0029】
そして、まず、合致しているものが無かった場合、中央演算処理装置1は、制御部4→送受信ユニット5→無線通信網N→送受信ユニット7内のアンテナ10→RF部13→ベースバンド部15→制御部18→ナビユニット8内の処理装置25→表示制御部21のルートによる処理が実行されるように制御し、この結果、車載端末T側では、ディスプレイ9により「パスワードが違う」旨の表示を行ない、パスワードの再入力が要求されるようにする(S6)。
そこで、この場合、担当者は、必要に応じて再度、パスワードの入力を行なう。ここで、何度もパスワードが正しく入力できない場合、処理は放置され、この場合は、パスワードの入力を待つ処理に戻る(S4)。
【0030】
一方、パスワードが合致していた場合、中央演算処理装置1は、顧客情報データベース2から要求された顧客の機密情報を呼び出し、この機密情報を、先ほどの合致していなかった場合と同じルートで送受信ユニット7の記憶部16に送り、記憶させ、これにより、以後、いつでも当該機密情報が文字列としてディスプレイ9上に表示できる状態にする。
そこで、次にタッチセンサ20に対する担当者の操作が促がされ(S7)、この後、タッチ操作が実行されるのを待つ(S8)。
【0031】
そして、タッチ操作が実行されたら、ここで、送受信ユニット7の記憶部16から、そこに記憶されている情報、つまり文字列からなる顧客の機密情報をナビユニット8の処理装置25に送る。
この結果、車載端末T側では、図4(c)に示すように、ディスプレイ9に表示されているナビ画像に重畳して文字列からなる顧客の機密情報が表示されることになる(S9)。
【0032】
従って、この実施形態によれば、顧客の正しいパスワードの入力を行うだけで、担当者、つまり権限保持者は、車載端末Tのディスプレイ9の表示面に、文字列により表現された顧客の機密情報を見ることができる。
なお、この実施形態の場合、図4(c)に示されているように、機密情報が顧客の住所と顧客金庫暗証番号になっているが、これは一例に過ぎず、任意の情報であってよい。
【0033】
このときナビユニット8のタッチセンサ20とタイマ23は連動し、タイマ23は、タッチセンサ20から検出信号が入力された時点でカウント動作を開始することにより、タッチセンサ20が指の接触を検出した時点からの経過時間を計測している。そして、この後、カウントアップするまでに再度、センサ20上に反応があった場合は、その時点でリセットされ、カウント値が0に戻り、カウント値0からカウントを開始するように構成されている。
【0034】
そこで、処理装置25は、タイマ23のカウント値をモニタし、タイマ23がカウントアップし、経過時間が設定値を越えたとき、図4(d)に示したように、機密情報の表示を終了させ(S11)、再び担当者から顧客情報の要求がなされるのを待つことになる(S2)。
このときの設定値は、機密情報の表示についてのセキュリティ保持を考慮して決められるが、一例としては数秒程度にすればよい。
【0035】
従って、この実施形態の場合、図4(c)に示されているように、機密情報として顧客の住所と顧客金庫暗証番号が表示されるのは、タッチセンサ20に正当な担当者、つまり権限保持者が指を接触させたときだけであり、しかも、この場合でも、予め決められている時間以上、指を離したとすると、その時点で直ちに表示が終了されてしまうことになるので、正当な担当者以外の者に機密情報が知られてしまう虞を最小限にすることができる。
【符号の説明】
【0036】
C 本部側端末
T 車載端末
N 無線通信網
1 中央処理装置(本部側)
2 顧客情報担当者情報データベース
3 最新情報データベース
4 制御部(送受信機やデータベースの制御部)
5 送受信ユニット(本部側)
7 送受信ユニット(車載側)
8 ナビユニット
9 ディスプレイ
10 アンテナ(車載側送受信ユニットのアンテナ)
11 スピーカ(車載側送受信ユニットのスピーカ)
12 マイク(車載側送受信ユニットのマイクロホン)
13 RF部(車載側送受信ユニットの高周波部)
14 音声LSI(送受信する音声を処理するLSI)
15 ベースバンド部(音声と情報の変復調を行うベースバンド部)
16 記憶部(必要な情報を記憶しておく記憶部)
17 入力制御部(マイクから入力される音声の制御部)
18 制御部(音声の入出力と送受信の制御を行う制御部)
19 タッチパネル(ディスプレイの表示面にあるタッチパネル)
20 タッチセンサ(ディスプレイの表示面にある指紋照合型センサ手段)
21 表示制御部(ディスプレイの表示制御用の制御部)
22 入力制御部(タッチパネルの入力情報制御管理用の制御部)
23 タイマ(タッチセンサに指が触れなくなってからの時間を管理
するタイマ)
24 装置群(一般的なカーナビに搭載されている装置群)
25 処理装置(ナビユニット全体の統括制御用の処理装置)

【特許請求の範囲】
【請求項1】
カーナビゲーションシステムを車載端末に備え、中央側端末から伝送される情報を前記カーナビゲーションシステムのディスプレイに表示する方式の移動無線通信システムにおいて、
前記中央側端末は、前記車載端末の送受信部から受信したパスワードを評価し、正当なパスワードが受信されたとき、前記車載端末から要求された情報を前記車載端末の送受信部に送信する制御手段を備え、
前記車載端末の送受信部は、前記情報を受信して前記ナビゲーションシステムに供給する処理手段を備え、
前記カーナビゲーションシステムは、前記ディスプレイに設置されたパスワード入力用のタッチパネルと、タッチセンサと、当該タッチセンサの検出出力に応じて起動するタイマ手段を備え、前記タッチパネルから入力されたパスワードを前記車載端末の送受信部に供給し、前記情報を前記ディスプレイに文字列として表示した後、前記タイマ手段がタイムアップするまで前記文字列の表示を継続させることを特徴とする移動無線通信システム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−47888(P2011−47888A)
【公開日】平成23年3月10日(2011.3.10)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−198584(P2009−198584)
【出願日】平成21年8月28日(2009.8.28)
【出願人】(000001122)株式会社日立国際電気 (5,007)
【Fターム(参考)】