説明

移動農機

【課題】簡単な構成の燃料容器置き台で、且つ、単純な出没操作を行う丈で、燃料補給作業をより確実に行え、外観を損なうことがない移動農機を得る。
【解決手段】燃料容器置き台18を軸状の支持部20と燃料容器の載置部23とで構成し、該燃料容器置き台18の収納時は載置部23が上下方向姿勢に保持され、引出し時には載置部23が水平姿勢に位置決めされる。また、前記載置部23を移動操作用のグリップとした。更に、前記支持部20に設けた突起21,29と支持部材17の受け部17aとにより載置部23が水平状態の当接部27を構成した。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、コンバイン等の移動農機に係り、詳しくは駆動源たるエンジンの燃料を貯留する燃料タンクヘの燃料補給構造に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、移動農機の一つであるコンバインでは、前処理搬送部や脱穀選別部及び走行部等、各駆動部の動力源としてのエンジンを備え、該エンジンを駆動する燃料を貯留するための燃料タンクを備えているが、前記燃料タンクへの給油構造としては、種々の形態のものが存在している。
【0003】
そして、その一例として、前記燃料タンクへの給油口を、機体後部に設けた排稈処理部と収穫された穀粒貯留用のグレンタンクとの間に設け、燃料容器の載置台を起伏自在として、前記給油口の下方で、機体後方に突出する燃料供給作業姿勢と、上方に向けて回動退避する格納姿勢とに切替え固定自在とした構造のものが知られている。(特許文献1参照)。
【0004】
前記特許文献1に記載のコンバインで燃料補給を行う場合には、格納姿勢のタンク載せ台の係合を外して後方へ突出する姿勢に切替え、該タンク載せ台上に燃料容器を載置して燃料補給を行うが、この場合には、燃料容器を給油口に接近できるので、燃料補給作業が楽になるものである。
【0005】
【特許文献1】特開平11−243753号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0006】
しかしながら、前記特許文献1に記載の技術は、タンク載せ台が、機台1の後方の側方寄りで、機体前方側への格納姿勢と燃料補給作業時の機体後方へ突出する姿勢とに切替え自在となっているので、タンク載せ台を格納姿勢にしても、作業時の機体振動等で不用意に係合が外れて機体より突出する姿勢になる場合も考えられ、また、前記タンク載せ台がそのまま外部に露出した状態となっていることから外観を損なうとの課題があった。
【0007】
そこで、本発明は、上記従来のこれらの課題を解消し、簡単な構成の燃料容器置き台であり乍ら、単純な出し入れ操作をする丈で、燃料補給作業時には確実に燃料容器置き台としての役目を果たし、外観を損ねることもない移動農機を提供することを目的とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
請求項1に係る本発明は、走行機体(1)に、エンジン(8)と、該エンジン(8)の駆動用燃料を貯留する燃料タンク(15)と、を配設した移動農機において、
前記走行機体(1)の前記燃料タンク(15)の給油口(9)に隣接する部位に固定して配置された支持部材(17)と、
軸状の支持部(20)と燃料容器(22)を載置し得る載置部(23)とを有する燃料容器置き台(18)と、を備え、
前記支持部(20)を前記支持部材(17)に軸線方向に移動自在にかつ軸線を中心に回動自在に支持し、
前記燃料容器置き台(18)を前記軸線方向に引込めた収納位置にあっては、前記載置部(23)が上下方向に向くように保持されると共に、前記燃料容器置き台(18)を前記軸線方向に引き出した載置位置にあっては、前記載置部(23)が水平方向に向くように位置決めされてなる、
ことを第1の特徴とする移動農機にある。
【0009】
また、請求項2に係る本発明は、前記載置部(23)が、前記燃料容器置き台(18)を移動操作するためのグリップを兼用してなる、
ことを第2の特徴とする移動農機にある。
【0010】
更に、請求項3に係る本発明は、前記支持部(20)に設けた突起(21,29)と、前記支持部材(17)に設けた受け部(17a,17c)とにより、前記載置位置において前記載置部(23)が水平状態に位置決めされる当接部(27)を構成してなる、
ことを第3の特徴とする移動農機にある。
【0011】
なお、上記カッコ内の符号は、図面と対照するためのものであるが、これにより特許請求の範囲に何等影響を及ぼすものではない。
【発明の効果】
【0012】
請求項1に係る本発明によると、移動農機である走行機体の燃料タンクの給油口に隣接する部位に支持部材を固定し、軸状の支持部と燃料容器載置部を有する燃料容器置き台を備え、前記支持部を前記支持部材に対して軸線方向に移動自在且つ軸線を中心に回動支持し、前記燃料容器置き台を収納位置では、載置部が上下方向に向くように保持すると共に、引出した際は載置部が水平方向に向くように位置決めしたので、燃料容器置き台の構成がより簡単でシンプルなものであり乍ら、前記燃料容器置き台を収納状態とした際には、何ら邪魔とならず、単純な引出し操作をする丈で、燃料補充作業が円滑に行える。
【0013】
しかも、前記燃料容器置き台は、簡単な軸状部材が主体で構成されているので、給油口に隣接しておれば別の設置場所でもよく、また、収納状態での外観を損なうようなこともない。
【0014】
また、請求項2に係る本発明によると、燃料容器置き台の載置部が、これを移動操作するためのグリップを兼用しているので、前記置き台の収納や燃料容器載置位置へのセット時の操作を行うためのグリップをわざわざ装着するような必要がない。
【0015】
更に、請求項3に係る本発明によると、燃料容器置き台の支持部に設けた突起と、支持部材に設けた受け部とにより、燃料容器置き台の載置位置において、載置部が水平状態に位置決めされる当接部を構成してなるので、前記燃料容器置き台の燃料容器を載置する状態の載置位置へのセット時には載置部が当接部で確実に位置決めされた状態で水平状態を維持し、燃料補給作業が安定した状態で行える。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
以下図面に沿って、本発明に係る移動農機を適用したコンバインの好ましい実施の形態について説明する。
【0017】
先ず、図1はコンバインの全体側面図である。即ち、1はコンバインの走行機体であって、該走行機体1は、通常のコンバインと同様に、下部に備えた左右一対の走行部2,2に支持された機体フレーム3を設け、その上部に、前方より順に、穀稈の刈取りや搬送を行う前処理搬送部4,機体の走行や各作業部の操縦操作を行う操縦部5,収穫された穀粒の一時貯留を行うグレンタンク6,脱穀後の排稈処理を行う排稈処理部7等が備えられている。
【0018】
そして、走行機体1の各駆動部を駆動する駆動源としてのエンジン8は、前記操縦部5の運転席5a下方に、また、燃料の給油口9は、前記グレンタンク6の後方で、前記排稈処理部7の側方に設けられ、その上端にはキャップ9aが取付けられている。
【0019】
ここで、符号10は、前記グレンタンク6内の穀粒を機外に排出する排出オーガ11のオーガ縦パイプであり、12は、前記グレンタンク6の側方に連続して設けられた開閉カバーで、前記オーガ縦パイプ10の下部側を側方より覆っており、該開閉カバー12には、これを開閉する際に手を掛けるためのロックハンドル13が走行機体1の後方側の中途部に設けられている。
【0020】
更に、前記開閉カバー12の下方には、前記グレンタンク6の下部側も一体的に覆う横長のタンク下カバー12aが設けられ、これにもロックハンドル13,13が備えられている。
【0021】
次に、図2は同上コンバインの全体平面図であって、前記操縦部5とこれに続くグレンタンク6の反対側に、穀稈の脱穀や選別を行う脱穀選別部14が備えられ、その後部は前記排稈処理部7に連設される。
【0022】
また、前記グレンタンク6の後部には、前記エンジン8への燃料を収納する燃料タンク15が備えられ、前記給油口9との間は給油パイプ16で連結されている。
【0023】
ここで、前記燃料タンク15は、前記排稈処理部7の下方等のスペースに設けてもよく、また、前記給油口9も隣接する排稈処理部7側で、前記燃料タンク15より高い位置に設けてもよく、要は、両者を給油パイプ16で連結しておけばよい。
【0024】
更に、図3は要部の後方斜視図であって、前記開閉カバー12を開放した状態を示す。即ち、前記開閉カバー12は、上下方向のカバー回動軸12bを支点として、図の如く開放可能となっており、前記給油口9に隣接する部位には後述する支持部材17が固設され、該支持部材17に支持された燃料容器置き台18が設けられている。
【0025】
そして、これら支持部材17並びに燃料容器置き台18等の位置関係や構成作用については、図4乃至5で詳述する。
【0026】
またここで、符号11aは、前記排出オーガ11の穀粒排出位置を任意に変更させるためのオーガモータであり、符号13aは、前記機体フレーム3に下部側を固定し、上部側を前記オーガ縦パイプ10の中途部を支持する強固な取付ステー24に設けられたロックハンドル係止部で、前記開閉カバー12を閉じた時、前記ロックハンドル13を係止する役目を果たすものであり、符号15aは、前記燃料タンク15の上方に取付けたブリーザパイプを示す。
【0027】
更に、前記取付ステー24は、前記排稈処理部7に藁切断用のカッタを装着した時、上下のカッタ支持軸24a,24aでその側方側を支持して、前記カッタ内に詰まりが生じたり掃除や整備・点検等の際に後方へ回動して、この部分を開放出来るようになっている。
【0028】
次に、図4は要部の拡大斜視図であって、前記支持部材17は上方から見ると、コ字型形状を呈していてその下部側が、前記取付ステー24に固着されたモータを載置する基盤としてのモータベース(機体フレーム3と一体となってその一部となる)19上に溶着されているが、その奥側の一部が折曲されて受け部17aを構成しており、かつ、下方の両孔部17b,17bを前記燃料容器置き台18のパイプ状の支持部20が図面の矢印A−B方向に摺動自在となるように遊挿されている。
【0029】
そして、前記燃料容器置き台18は前記支持部20の先端側に、該支持部20の左右両側に突出するストッパピンからなる突起21を設けており、その反対側である基端側は燃料容器22(図5参照)を載置し得るように略円形状に折り曲げられて載置部23を構成しており、該燃料容器置き台18を使用しない状態の時には、前記載置部23の一部が前記取付ステー24に固着の取付具24bを介して装着された止め具としてのクランプ25で前記載置部23が上下方向に向いた姿勢で保持されるようになっている。ここで、26は、前記オーガ縦パイプ10の通過する孔を示す。
【0030】
また、図5は要部の作用説明図であって、図4の姿勢に収納されていた燃料容器置き台18を図4の矢印C方向に回動させて、載置部23をクランプ25の係止から外し、次いで矢印A方向に引出して支持部20先端に設けた突起21が前記モータベース19の端部19aに当接する前に図5の矢印E方向に回動して、前記突起21が支持部材17の奥側側壁17cに当接する迄手前に引出せば、前記燃料容器置き台18は載置部23が水平方向に向いて燃料容器22の載置位置となる。
【0031】
この時、支持部20先端の突起21の片側が前記支持部材17の受け部17aに当接して、当接部27を形成し、載置部23に燃料容器22の重量をかけてもそれ以上回動しない水平姿勢を保つものである。
【0032】
そして、本発明の燃料容器置き台18は、簡単な軸状部材が主体で構成されており、しかも、その側方側が開閉カバー12で覆われていることと相俟って、収納状態での外観を何ら損なうようなことはない。
【0033】
次に、本発明の第2実施例について、図6の要部の拡大斜視図及び図7の要部の作用説明図を基に説明する。
【0034】
この例のものも、大部分の構成は、第1実施例と同様であるが、燃料容器置き台18の収納状態で、載置部23が上下方向に保持される時の止め具としてのクランプ28の位置が、その開口部を走行機体1の側方側に向けている点、支持部20の先端のストッパピンよりなる突起29が燃料容器置き台18の載置部23起立側にのみ突出して構成されている点、及び受け部17aの反対側に右回動ストッパ17dを備えている点で異なっている。
【0035】
従って、この例によれば、載置部23を矢印A(矢印G)方向に引出し、前記載置部23をクランプ28の係止から外し、支持部20先端の突起29が支持部材17の奥側側壁17cに当接する迄引出し、次いで、図7の矢印E方向に回動させれば、燃料容器置き台18はその載置部23が水平方向に向いて、燃料容器22の載置状態となり、この時、前記支持部20先端の突起29が前記支持部材17の受け部17aに当接して当接部27を形成し、それ以上回動しない水平姿勢を保つものである。
【0036】
なお、前記実施例1,2においては、支持部材17を前記モータベース19に装着した場合で説明したが、支持部材17及び燃料置き台18は小型且つ簡単な構成のものであるので、必ずしもこれに限定されず、給油口9に隣接した他の位置に設置してもよい。
【0037】
次に、本発明の作用について説明するに、以上の構成のもので、先ず、刈取収穫作業着手前の機体点検時、及びオペレータがエンジン8を始動して走行機体1の各駆動部を駆動させて、刈取収穫作業を行っている内に、燃料の補給が必要となってくる。
【0038】
その際には、エンジン8を止めた状態で、先ず、開閉カバー12を開けて、すぐ近くにある燃料容器置き台18の略円形状をした載置部23を握り、図4の矢印C方向に回動し、該載置部23とクランプ25との係止を外し、次いで、これを矢印A方向である手前に引いて、突起21がモータベース19の端部19aに当接する前に図5の矢印E方向に回動して、支持部20先端の突起21が支持部材17の奥側側壁17cに当接する迄引き出すと前記突起21の片側が受け部17aに当接した状態で当接部27を形成し、燃料容器置き台18が水平状態に位置決めされる。
【0039】
そこで、図5に図示の如く、載置部23上に燃料容器22を載置すると共に前記給油口9のキャップ9aを外して、燃料容器22内の燃料を図示しない別途のポンプを使用して、前記給油口9より補給する。
【0040】
そして、給油が完了したならば、再びキャップ9aを装着すると共に、燃料容器22を燃料容器置き台18から降ろす。
【0041】
次いで、前記載置部23を再び握って矢印B方向に押込んで、突起21が載置部23を回動しても前記モータベース19に当たらなくなった位置で、図5の矢印F方向に回動してから、更に矢印B方向に押込んで、図4の矢印D方向に回動すれば、載置部23はクランプ25に嵌入して係止される。
【0042】
そして、その状態で開いていた開閉カバー12を元の状態に閉めてから、作業を再開すれば良い。
【0043】
また、実施例2においては、燃料容器置き台18の載置部23を握って、矢印A方向(G方向)に引出して、載置部23の先端側をクランプ28の係止から外し、更に、突起29が支持部材17の奥側側壁17cに当接する迄引出して図7の矢印E方向に回動させれば、突起29が受部17aに当接して当接部27を形成し、図7の状態に係止されるので、水平状態にセットされた載置部23上に、燃料容器22を載置して燃料補給を行えば良い。
【0044】
そして、燃料容器置き台18を収納させる時は、これと逆に載置部23を握って、矢印F方向に回動して載置部23が起立した状態で、矢印B方向(H方向)に押し込んで、載置部23の先端がクランプ28に係止される状態とすれば良い。
【0045】
従って、本発明によれば、殊に、燃料タンク15の給油口9に隣接する部位に支持部材17を固定し、軸状の支持部20と燃料容器載置部23を有する燃料容器置き台18を備え、前記支持部20を前記支持部材17に対して軸線方向に移動自在且つ軸線を中心に回動支持し、燃料容器置き台18を収納位置で、載置部20が上下方向に向くように保持すると共に、引出した際は、載置部20が水平方向に向くように位置決めしたので、燃料容器置き台18の構成が簡単になると共に、燃料容器置き台18の収納状態では何ら邪魔となるような事がなく、単純な引出し操作をする丈で燃料補給姿勢と成し、燃料補給が円滑に行える。
【0046】
また、本発明の燃料容器置き台18は、簡単な軸状部材が主体で構成されるので、給油口9に隣接した別の設置場所にしてもよいし、これの収納状態での外観を損なうようなこともない。
【0047】
更に、燃料容器置き台18の載置部20が、これを移動操作するためのグリップを兼用しているので、前記置き台20の収納時や燃料容器載置位置へのセット時の操作を行うためのグリップをわざわざ装着する必要がなくなる。
【0048】
更にまた、燃料容器置き台18の支持部20に設けた突起21(29)と、支持部材17に設けた受け部17aとにより、燃料容器置き台18の載置位置において、載置部23が水平状態に位置決めされる当接部27を構成したので、前記燃料容器置き台18の燃料容器22を載置する状態の載置位置へのセット時には載置部23が当接部27で確実に位置決めされた状態で水平状態を維持し、燃料補給作業が安定した状態で行える。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】コンバインの全体側面図。
【図2】同上平面図。
【図3】要部の後方斜視図。
【図4】同上拡大斜視図。
【図5】要部の作用説明図。
【図6】一部変更した実施の形態による要部の拡大斜視図。
【図7】その要部の作用説明図。
【符号の説明】
【0050】
1 走行機体
8 エンジン
9 給油口
12 開閉カバー
15 燃料タンク
17 支持部材
18 燃料容器置き台
20 支持部
21,29 突起
22 燃料容器
23 載置部
25,28 クランプ
27 当接部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
走行機体に、エンジンと、該エンジンの駆動用燃料を貯留する燃料タンクと、を配設した移動農機において、
前記走行機体の前記燃料タンクの給油口に隣接する部位に固定して配置された支持部材と、
軸状の支持部と燃料容器を載置し得る載置部とを有する燃料容器置き台と、を備え、
前記支持部を前記支持部材に軸線方向に移動自在にかつ軸線を中心に回動自在に支持し、
前記燃料容器置き台を前記軸線方向に引込めた収納位置にあっては、前記載置部が上下方向に向くように保持されると共に、前記燃料容器置き台を前記軸線方向に引き出した載置位置にあっては、前記載置部が水平方向に向くように位置決めされてなる、
ことを特徴とする移動農機。
【請求項2】
前記載置部が、前記燃料容器置き台を移動操作するためのグリップを兼用してなる、
請求項1記載の移動農機。
【請求項3】
前記支持部に設けた突起と、前記支持部材に設けた受け部とにより、前記載置位置において前記載置部が水平状態に位置決めされる当接部を構成してなる、
請求項1又は2記載の移動農機。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【公開番号】特開2007−269160(P2007−269160A)
【公開日】平成19年10月18日(2007.10.18)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−96916(P2006−96916)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【出願人】(000001878)三菱農機株式会社 (1,502)
【Fターム(参考)】