説明

種々の適合性の電子的全方向軸ヒューマン・インターフェース

種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置は、移動検出のために1つ以上のアタッチメントを有する全方向軸操縦装置に結合されたコントローラと、該コントローラに結合された固定のフィットネス装置とを備える。コントローラは、動作の1つ以上の軸を再センタリングするための再センタリング装置と、速度のための1つ以上の比及び動作の他の軸を解釈し、送信し、そして調整するための比プロセッサと、を備え、コントローラからの入力に少なくとも部分的に基づいてバーチャル・リアリティ・プログラムを行なうように構成されるコンピュータに標準のインターフェースを介して結合される。コントローラは、自然の操縦動作を模擬するように構成され、全方向軸操縦装置及び固定のフィットネス装置に対するユーザの身体的な動作を、バーチャル・リアリティ・プログラムにおける動作に密接に似せさせるようにする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本出願は、「種々の適合性の電子的全方向軸ヒューマン・インターフェース」という名称の2005年5月6日に提出した仮特許出願第60/678,435号の恩恵を主張するものである。
【0002】
本発明は、コンピュータ科学の分野に関するものである。特に、本発明は、種々の適合性の電子的全方向軸ヒューマン・インターフェースに関するものである。
【背景技術】
【0003】
コンピュータ・ゲーム及び訓練システムの娯楽価値を高めるための多くの試みが為されてきた。これらのシステムの設計者及びユーザの双方にとって極端な利益の分野は、コンピュータの生成した世界に身体的に没入する分野のものである。「ゲーム内に」本当にいるという感覚を持つための願望は、用語「バーチャル・リアリティ(仮想現実)」をもたらした。この願望の表現は、娯楽及び訓練産業の双方において大いに追求されてきた。その例は、手もしくは体のグローブ及びヘルメット、赤外線または他の移動検出装置、感覚上の再現装置、音声認識及び指令、並びにディスプレイ眼鏡またはゴーグルにおいてセンサを創成することに見られる。
【0004】
幾つかの解決法が、(1)ユーザの移動を検出すること、(2)ユーザにフィードバック情報を提供すること、そして、(3)他のコンピュータ・ゲームまたは訓練システムに適合させること、ができることをもくろんでいる。しかし、これらの解決法は、代表的には、これらの目的を達成するための手段を開示することに失敗しているか、または現在広範な使用において現存するシステムと互換性の無い種々の機能及びフィードバックを記載することに失敗しているかのいずれかである。幾つかの解決法においては、計算されるべき情報の複雑さは、特殊化されたコンピュータ及び特定的に設計されたプログラムなしでは実際の適用性がないという程度まで高まっている。例えば、1つの解決法は、実際のバイクの乗車の正確な動作及び傾斜を模擬することを試みる。しかしながら、バイクの傾斜としては、深い旋回においてバイクから落ちることからユーザを保つような方法で、実際の乗車の遠心力がいかに模擬されるかは明瞭でない。この解決法は、力のフィードバック情報の使用を必要とし、このことは、特殊化されたプログラミング及びプロセッサを必要とする。
【0005】
幾つかの解決法は、所望の結果を創成する構成要素を配列するための手段として幾つかの可能な構成を表示するが、しかし、装置の機械的または電子的な内部動作を特定することに失敗している。幾つかの解決法は、信号がアナログ手段を介して送信されることができるということを提案する。しかしながら、アナログ送信は、今日一般に使用中のコンピュータ・ソフトウェア内では種々の軸に沿った不正確な運動を提供する。幾つかの解決法はディジタル送信について述べているが、コンピュータ・ゲームまたは訓練システムを備えた機械的及び電子的機構間でインターフェースするための手段を開示することに失敗している。
【0006】
幾つかの解決法は、ユーザがどんなコンピュータ及びユーザ・モニタをすでに所持していても、それに加えて別のコンピュータ及びモニタを必要とし、このように、現存するコンピュータ・リソースにてこ入れすることに失敗しており、当該解決法を法外に高価なものにしている。
【0007】
幾つかの解決法は、ユーザの足の運動によって遮断可能な光ビームをインターフェースすることを特徴としているが、この情報をゲームまたは訓練装置のための読み取り可能な信号に送信するための手段を開示することに失敗している。
【0008】
1つの解決法は、コンピュータと通常にインターフェースされる一般のジョイステックを特徴としている。あまりにもゆっくりとペダルを踏んでいる練習用自転車とインターフェースされるときゲーム内にブレーキ効果が生じる。しかし、この解決法は、少しでもゲーム内で動作するよう最小速度が維持されるのを必要とする。
【0009】
他の解決法は、三次元世界を通る種々の軸の動作のその範囲内に制限される。さらに他の解決法は、旋回及び上昇及び下降動作のためのスイッチのような種々の非直感的手段を開示している。
【0010】
1つの解決法は、トレッドミル及び一体化されたボタン上の動作を検出するために、ローラが装備された、トレッドミルに装着された棚上にラップトップを設定するための構成を特徴としている。しかし、この設計は、順方向動作を除いて、他の軸方向動作のボタン押圧手段及びゲームを通しての旋回にユーザを制限する。
【0011】
他の解決法は、ゲームまたは訓練プログラムを制御する設備というよりもむしろ、ゲームまたは訓練設備のプログラミングされた制御に関する。
【0012】
コンピュータの生成した世界における身体的な関与を高めるよう意図された種々の装置の技術的制限及び商業的応用は、広く変えられてきた。このような装置を有する商業的な成功は、しばしば、これらの装置によって提供される情報のすべてを取り扱うために計算力におけるさらなる進歩を必要としている。それらを支援するための計算力がなければ、これらの装置の使用は、ユーザによって行われるところのものと、ユーザが受けるフィードバックとの間に知覚し得るほどの遅延を生成する。該遅延が知覚されるとき、バーチャル・リアルティの元来の目的はくつがえされる。受信されてユーザにフィードバックされる情報が複雑であればあるほど遅延は長くなり、この問題を克服するためには、一層強力で進歩したコンピュータ・システムが必要である。現在、比較的小さい遅延時間で、広く用いられているホーム・コンピュータと共に作用する多くのゲーム及び訓練システムがある。しかしながら、これらは、ボタンの押圧のような小さい手の動作に主に依存しているので、身体的な関与については制限された恩恵を有する傾向のものである。
【0013】
従って、広く用いられているコンピュータ・システム及びプログラムと互換性のある、ゲーム、訓練のようなコンピュータ・アプリケーション並びに他のアプリケーションのための改良されたユーザ・インターフェースに対する必要性が当該技術分野において存在する。コンピュータによって処理されるべき情報の複雑さを維持してユーザのための動作を単純化し、それにより、ゲーム、訓練システムまたは他のアプリケーションとのユーザの相互作用においてユーザに対し一層直感的な身体的な動作を生成しつつ、コンピュータ・アプリケーションにおけるユーザの表現または身体的な関与を高めるような解決法に対するさらなる必要性が存在する。
【発明の開示】
【課題を解決するための手段】
【0014】
種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置は、移動検出のために1つ以上のアタッチメントを有する全方向軸操縦装置に動作的に結合されたコントローラと、該コントローラに動作的に結合された固定のフィットネス装置とを備える。コントローラは、動作の1つ以上の軸を再センタリングするための再センタリング装置と、速度のための1つ以上の比及び動作の他の軸を解釈し、送信し、そして調整するための比プロセッサと、を備える。コントローラは、標準のインターフェースを介してコンピュータに動作的に結合される。コンピュータは、コントローラからの入力に少なくとも部分的に基づいてバーチャル・リアリティ・プログラムを行なうように構成される。コントローラは、自然の操縦動作を模擬するように構成され、全方向軸操縦装置及び固定のフィットネス装置に対するユーザの身体的な動作を、バーチャル・リアリティ・プログラムにおける動作に密接に似せさせるようにしている。
【0015】
この明細書の部分に組み込まれかつその部分を構成する添付図面は、詳細な説明と共に、本発明の1つまたは2つ以上の実施形態を示し、そして本発明の原理及び履行を説明するように働くものである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0016】
本発明の実施形態を、種々の適合性の電子的全方向軸ヒューマン・インターフェースの文脈においてここに説明する。当業者は、本発明の以下の詳細な説明が単に説明的なものであり、どんな意味においても制限することを意図するものではないということを認識するであろう。本発明の他の実施形態は、この開示の利益を有するかかる当業者に対して容易に自ずと示唆されるであろう。添付図面に示される本発明の履行に対して詳細に参照が為されるであろう。同じ参照指示子は、同じもしくは同様の部品に言及するために、図面及び以下の詳細な説明の全体を通して用いられるであろう。
【0017】
明瞭にするために、ここに記載された履行の普通の特性のすべてが示されたり記載されたりしていない。もちろん、任意のこのような実際の履行の開発において、アプリケーション関連及びビジネス関連の制約と順応させるというような開発者の特定の目的を達成するために、多くの履行特定決定が行なわれなければならず、そしてこれらの特定の目的は、1つの履行からもう1つの履行に対して変り、一人の開発者からもう一人の開発者に対して変るということを理解するであろう。さらに、このような開発努力は、複雑で時間のかかるものであるが、それにもかかわらず、この開示の恩恵を有する当業者にとっては工学技術の普通の仕事である。
【0018】
本発明の一実施形態によれば、構成要素、プロセス・ステップ、構造、もしくはそれらの任意の組み合わせは、種々のタイプのオペレーティング・システム(OS)、計算プラットフォーム、ファームウェア、コンピュータ・プログラム、コンピュータ言語、汎用機械、もしくはそれらの任意の組み合わせを用いて履行され得る。当該方法は、処理回路上で実行しているプログラミングされたプロセスとして実行され得る。処理回路は、プロセッサ及びオペレーティング・システム、接続及びネットワーク、データ記憶、もしくはスタンドアローン装置の1つまたは2つ以上の組み合わせの形態を取ることができる。プロセスは、このようなハードウェアによって実行される命令、ハードウェア自体、もしくはそれらの任意の組み合わせとして履行され得る。ソフトウェアは、機械によって読取り可能なプログラム記憶装置上に記憶される。
【0019】
本発明の一実施形態によれば、構成要素、プロセス、データ構造、もしくはそれらの任意の組み合わせは、機械言語、アセンブラ、CまたはC++、Java(登録商標)、コンピュータ上で実行する他の高レベル言語(例えば、ウインドウズXP、XP PRO、CE、2000K(他のウインドウズ)、LinuxまたはUnix(登録商標)、Solaris、Palm、またはApple OS X をベースにしたシステム)、またはそれらの任意の組み合わせを用いて履行され得る。本発明の実施形態によれば、プロセスは、英国のObject Forge、LTDによるMOJOのような実行時間展開(deployment)ツール及び配分された構成要素管理を用いて履行され得る。異なった履行が用いられ、それらは、他の型のオペレーティング・システム、計算プラットフォーム、コンピュータ・プログラム、ファームウェア、コンピュータ言語、汎用機械、もしくはそれらの任意の組み合わせを含み得る。さらに、当業者は、ハードワイヤード装置、フィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGAs)、特定用途向け集積回路(ASICs)、のような、あまり汎用性をもたない性質の装置も、ここに開示された本発明の概念の範囲及び精神から逸脱することなく用いられ得るということを認識するであろう。
【0020】
本発明の一実施形態によれば、当該方法は、パーソナル・コンピュータ、ワークステーション・コンピュータ、メインフレーム・コンピュータ、もしくはカリフォルニアのサンタ・クララのサン・マイクロシステムズ・インクから入手可能なSolaris(登録商標)、ワシントンのレッドモンドのマイクロソフト・コーポレーションから入手可能なMicrosoft(登録商標)Windows(登録商標)XP及びWindows(登録商標)2000のようなOS、または幾つかのベンダから入手可能なLinuxのようなUnix(登録商標)オペレーティング・システムの種々のバージョンを実行する高性能サーバ上で履行され得る。当該方法は、また、ワシントンのレッドモンドのマイクロソフト・コーポレーションから入手可能なWindows(登録商標)CE、英国のロンドンのSymbian Ltdから入手可能なSymbian OS(登録商標)、カリフォルニア州のサニベールのPalmSource,Inc.から入手可能なPalm OS(登録商標)及び種々の埋設されたLinuxオペレーティング・システムのようなOSを実行する移動装置上でも履行され得る。埋設されたLinuxオペレーティング・システムは、カリフォルニア州のサニベールのMontaVista Software,Inc.及びニュウーメキシコ州(NM.)のソコロのFSMLabs,Inc.を含むベンダから入手可能である。当該方法は、また、複数プロセッサ・システム上でも履行可能であり、もしくは入力装置、出力装置、ディスプレイ、ディジタル・カメラ、移動電話、ディジタル・ビデオ・カメラ、移動計算装置、ポインティング装置、メモリ、記憶装置、プロセッサに及びプロセッサからデータを転送するための媒体インターフェース等の種々の周辺機器を含む計算環境において履行可能でもある。さらに、かかる計算システムもしくは計算環境は、ローカルにネットワーク化されても良く、もしくはインターネットまたは他のネットワークを介してネットワーク化されても良い。
【0021】
本発明の文脈において、用語“接続手段”は、第1の1つ以上の装置が第2の1つ以上の装置と通信する任意の手段を含む。一層詳細には、接続手段は、ネットワーク及び直接接続機構、並列データ・バス、並びに直列データ・バスを含む。
【0022】
本発明の文脈において、用語“ネットワーク”は、ローカル・エリア・ネットワーク、ワイド・エリア・ネットワーク、メトロ・エリア・ネットワーク、住宅地ネットワーク、パーソナル・エリア・ネットワーク、会社ネットワーク、相互ネットワーク、インターネット、ワールド・ワイド・ウェブ、アドホック(ad−hoc)・ネットワーク、同位(ピアトゥピア)ネットワーク、サーバ・ネットワーク、バックボーン・ネットワーク、ケーブル・テレビジョン・システム、電話システム、ワイアレス遠隔通信システム、WiFiネットワーク、ブルートゥース・ネットワーク、SMSネットワーク、MMSネットワーク、光ファイバ・ネットワーク、トークン・リング・ネットワーク、イーサネット(登録商標)・ネットワーク、ATMネットワーク、フレーム・リレー・ネットワーク、衛星通信システム、等を含む。このようなネットワークは、当該技術分野において良く知られており、従って、さらには説明しない。
【0023】
本発明の文脈において、用語“プロセッサ”は、データを処理しまたは変換する、物理コンピュータ(スタンドアローンのまたは分布されたかのいずれか)もしくは仮想機械(スタンドアローンのまたは分布されたかのいずれか)を記載する。プロセッサは、ハードウェア、ソフトウェア、ファームウェア、もしくはそれらの組み合わせにおいて履行され得る。
【0024】
本発明の文脈において、用語“データ記憶”は、ディジタルまたはアナログの情報またはデータを記憶するための、ローカルのまたは分布された、ハードウェア手段または装置、ソフトウェア手段または装置、もしくはハードウェア及びソフトウェア手段もしくは装置を記載する。用語“データ記憶”は、例として、ランダム・アクセス・メモリ(RAM)、リードオンリ・メモリ(ROM)、ダイナミック・ランダム・アクセス・メモリ(DRAM)、スタティック・ダイナミック・ランダム・アクセス。メモリ(SDRAM)、フラッシュ・メモリ、ハード・ドライブ、ディスク・ドライブ、RAIDストレージ、フロッピ・ドライブ、テープ・ドライブ、CDドライブ、DVDドライブ、磁気テープ装置(オーディオ、ビジュアル、アナログ、ディジタル、もしくはそれらの組み合わせ)光記憶装置、電気的に消去可能なプログラマブル・リードオンリ・メモリ(EEPROM)、ソリッド・ステート・メモリ装置、及びユニバーサル・シリアル・バス(USB)記憶装置、等のような任意の装置を記載する。用語“データ記憶”は、また、例として、データベース、ファイル・システム、レコード・システム、オブジェクト指向データベース、リレーショナル・データベース、多次元(マルチディメンショナル)データベース、SQLデータベース、追跡記録及びログ(オーディット・トレール及びログ)、プログラム・メモリ、キャッシュ及びバッファ等を記載する。
【0025】
本発明の文脈において、用語“ユーザ・インターフェース”は、人または動物へのまたはからの情報を提示し、人または動物へのまたはからの情報を受信し、もしくはその双方のための任意の装置または装置のグループを記載する。ユーザ・インターフェースは、ビジュアル・ディスプレイ・プロジェクタまたはスクリーン、スピーカ、光もしくは光系、プリンタ、点字(ブレイル)装置、振動装置、等のような、人または動物に情報を提示するための手段を含み得る。ユーザ・インターフェースは、また、ボタン、キー、レバー、スイッチ、ノブ、タッチ・パッド、タッチ・スクリーン、マイクロフォン、音声検出器、移動検出器、カメラ、及び光検出器の1つ以上の組み合わせのような、人または動物から情報もしくは指示を受けるための手段を含み得る。例示的なユーザ・インターフェースは、ページャ、移動電話、ディスクトップ・コンピュータ、ラップトップ・コンピュータ、ハンドヘルド及び手のひら(パーム)コンピュータ、パーソナル・ディジタル・アシスタンツ(PDA)、陰極線管(CRT)、キーボード、キーパッド、液晶ディスプレイ(LCD)、制御パネル、ホーン、サイレン、アラーム、プリンタ、スピーカ、マウス装置、コンソール、及び音声認識装置を含む。
【0026】
本発明の文脈において、用語“センサ”は、物理環境または物理対象における少なくとも1つの変化または差を感知するよう適合された任意の装置を記載する。センサは、可視センサまたは非可視センサであって良い。例示的な可視センサは、カラー・カメラ及び赤外線カメラを含む。このようなカメラは、ビデオ・カメラ、静止(still)カメラ、もしくはその双方であって良い。このようなカメラは、また、アナログ・カメラ、ディジタル・カメラ、またはその双方であって良い。非可視センサは、イベント(事象)の非可視態様を検出するためのセンサを含む。例示的な非可視の受動センサは、磁気センサ、熱センサ、音声センサ、マイクロフォン、振動センサ、移動検出器、放射検出器、等を含む。例示的な非可視の能動センサは、RFIDリーダ、スマート・カード・リーダ、トランスポンダ装置、並びに他のカード及び装置リーダを含む。
【0027】
本発明の文脈において、用語“標準インターフェース”は、コンピュータ・システムの2つ以上の構成要素を通信的に結合するためのde factoまたはde jureプロトコルに言及している。標準インターフェースは、例として、USBインターフェースを含む。標準インターフェースは、また、例として、PS/2インターフェースをも含む。標準インターフェースは、また、例として、RS−232C(推奨された標準の[Recommended Standard]232C)インターフェースをも含む。
【0028】
本発明の実施形態は、ゲームまたは訓練システムにユーザが身体的に関与することを高めつつ、コンピュータによって処理されるべき情報の複雑さを維持する。本発明の実施形態は、ユーザによる動作の直覚的な組に依存し、従って、ユーザは、その利益を楽しむために比較的小さい学習曲線を必要とする。本発明の実施形態は、現在広く使用されているコンピュータ・ゲーム及び訓練システムと互換性を有する。
【0029】
図1は、本発明の態様を履行するために適切なコンピュータ・システム300のブロック図を示す。図1に示すように、コンピュータ・システム300は、バス302を含み、該バス302は、中央プロセッサ304のような主サブシステム、システム・メモリ306(代表的にはRAM)、入力/出力(I/O)コントローラ308、表示アダプタ312を介する表示スクリーン310のような外部装置、ローラ314、ジョイスティック316、キーボード336、及びディスク記録媒体を受信するよう動作するディスク・ドライブ338を相互接続する。無線ネットワーク・インターフェース320及び訓練装置330のような他の多くの装置が接続され得る。無線ネットワーク・インターフェース332は、無線リンクを介するリモート・サーバへの、もしくはPOP(point of presence)を介するインターネットへの直接接続を提供し得る。代替的には、ネットワーク・インターフェース・アダプタ334は、当業者に既知の任意のネットワーク・インターフェース・システム(例えば、イーサネット(登録商標)、xDSL、AppleTalkTM(登録商標))を用いてローカルまたはワイド・エリア・ネットワークにインターフェースするよう用いられ得る。
【0030】
他の多くの装置またはサブシステム(図示せず)が同様の態様で接続され得る。また、以下に説明するように、本発明を実行するために図1に示されたすべての装置が存在することは必要でない。さらに、装置及びサブシステムは、図1に示されたものとは異なった方法で相互接続され得る。図1に示されたもののようなコンピュータ・システムの動作は、当該技術分野で容易に知られており、本説明を過度に複雑にしないように、本願では詳細には説明しない。本発明を履行するための決まり(コード(code))は、システム・メモリ306に動作可能に配置され得るか、もしくは、固定ディスクのような記憶媒体上に、またはフロッピ・ディスク、CD−ROM、またはメモリ・スティックのような取り外し可能メモリ上に記憶され得る。
【0031】
さて、図2を参照すると、本発明の一実施形態による訓練機械上に装着されたコントローラを左後部から見た図が示されている。図2に示されるように、参照数字5は、訓練装置10に装着されたコントローラを示す。図2に示されるように、訓練装置10は、ユーザによって推進されるトレッドミル(もしくは、踏み車)を含む。本発明の一実施形態によれば、エンコーダ・アセンブリ40は動作を追跡する。エンコーダ・アセンブリ40がユーザによって推進される構成要素との接触を常時維持するようにするかもしくはその動作を検出するようにする任意の態様で、エンコーダ・アセンブリ40は訓練装置10に固着され得る。接続手段30は、エンコーダ信号を運ぶ。エンコーダ40から送られる信号は、また、無線でもしくは光ファイバを介して(図2には示されていない)送信され得る。本発明の一実施形態によれば、コントローラ20は、操縦(もしくはハンドル操作)及び制御コンソールの重量、人間の体(図2には図示せず)、並びにグリッピング中の(掴んでいる間の)該体の潜在的衝撃及びコンピュータ・ゲームまたは訓練プログラムによる動作の間に変化する方向の衝撃を支えるために充分に堅い材料(図には図示せず)から構成され、そしてまた、任意の数の標準の高さ調整を含み得る。トレッドミル10は、種々の固定の訓練システムと置き換えられ得、それらを配合(perspective)設計に従って一体化し得る。接続手段70は、コンピュータまたはゲーム・コンソール・システム(図2には図示せず)に標準のインターフェースを介してコントローラ20を接続する。
【0032】
さて、図3を参照すると、本発明の一実施形態によるコントローラの前面立面図が示されている。操縦マウント180は、本発明の実施形態の動作の間に運動中の人間の体の力に対抗するために充分に堅い任意の材料で製造され得る。操縦マウント180は、示されているように1つ以上のボルトで、もしくはブラケットで、ブレースで、溶接で、もしくはグリッピング中に、旋回中に、ランニング中に、及び突然の停止中にユーザを支えるために充分な他の手段(図3には図示せず)で、訓練機械10に装着される。X軸ロータリ・エンコーダ80bのシャフトは操縦マウント180に装着するよう操縦ベース130を貫通して挿入され、カプリング、ベアリング、もしくはそのような使用のために意図された他の装置(図3には図示せず)によって操縦の自由を許容しつつ、ユーザの精力的な運動を支援するよう強化され得る。操縦マウントをエンコーダのシャフトに装着する他の手段は、例として、ギア、タイミング・プーリー及びベルト、もしくはチェーン及びスプロケット、等(図3には図示せず)を含む。コントローラ20の右ハンドル60a及び左ハンドル60bは、1つ以上のボルト、ブラケット、溶接でもって、もしくはランニング中、旋回中、グリッピング中、等の間にユーザを支援するのに充分な他の手段(図3には図示せず)でもって、操縦ベース130に装着され得る。右ハンドル60aは、ベアリング(図3には図示せず)でもって操縦ベース130に装着され、それにより、それは、Z軸エンコーダ80aのシャフトを回転させることができ、ユーザがコンピュータ・ゲームもしくは訓練プログラム(図3には図示せず)において見上げたり見下ろしたりすることを可能とする。ハンドル60aをエンコーダ80aのシャフトに装着する他の手段は、例として、ギア、タイミング・プーリー及びベルト、チェーン及びスプロケット、等(図3には図示せず)を含み得る。参照数字110a及び110bは、ユーザがビデオ・ゲーム内で1つ以上のアクションを制御する種々のトリガもしくはボタンのための可能な配置を示す。ハンドル60a及び60b並びに操縦ベース130は、他の制御ボタンのための可能な場所である。Z軸ロータリ・エンコーダ80aは、ゲームを通してユーザのZ軸動作を読取る。Z軸ロータリ・エンコーダ80aのエンコーダ・シャフト(図3には図示せず)は、ハンドル60a、ハンドル60b、もしくは双方に装着され得る。Z軸ロータリ・エンコーダの場所のための他の可能性は、ハンドル60aまたはハンドル60bのいずれか上のボタン制御インターフェース、操縦ベース130の任意の部分に装着される、もしくはピボットの形態でそれ自身操縦マウントに一体化されるボタン制御インターフェースを含む。Z軸ロータリ・エンコーダ接続170は、Z軸ロータリ・エンコーダ80bのシャフトからコントローラ100に信号を送信する。接続手段140は、ハンドル60a上に配置された種々のトリガ及び/またはボタンをコントローラ100に接続する。接続手段120は、同様に、ハンドル60bからの任意のボタン/トリガをコントローラ100に接続する。Z軸ロータリ・エンコーダ接続150は、ユーザのZ軸の動作をコントローラ100に送信する。追加の制御ボタン、スイッチまたはノブは、検出された動作の比を調整するための手段として用いられ得る。注:多くの現存する訓練及びゲーム・プログラムは、それらのプログラム内に、画面上のメニューを通してユーザにアクセス可能な比及び信号感度調整を有する。接続手段70は、外部のコンピュータまたはゲーム装置にコントローラを接続するよう動作可能な標準インターフェースを含む。本発明の一実施形態によれば、Z軸ロータリ・エンコーダ80a、X軸ロータリ・エンコーダ80b、及びY軸ロータリ・エンコーダ80cは、“Digi−key”のような電子供給ハウス(electronic supply houses)で購入され得る、もしくは、エンコーダ・ディスク(図3には図示せず)、LEDエミッタ(図3には図示せず)、及びフォト・ディテクタ(図3には図示せず)で構成され得る、直交位相エンコーダ(quadrature encoders)である。これらは、共通のコンピュータ・マウスの基本構成要素(図3には図示せず)である。
【0033】
さて、図4を参照すると、本発明の一実施形態によるY軸エンコーダ動作検出アセンブリの図が示されている。Y軸接触ホイール90は、ゴム、または訓練設備の動作に従ってエンコーダ・シャフトを回転させるために充分な牽引力を有する任意の材料で作られることができ、動作データを転送するために、Y軸エンコーダ80cのエンコーダ・シャフト(図4には図示せず)に固着される。接続手段30は、Y軸エンコーダをコントローラ100に接続する。エンコーダ・シャフトは、また、任意の訓練装置(図4には図示せず)の任意回転軸に固定され得る。訓練装置の動作の検出は、光(図4には図示せず)、(光マウス)アナログ・トランスデューサ、及びおそらくはレーザ、もしくは他の光偏差ビーム機構(other light displacement beam mechanisms)のような他の手段を通して取得され得る。
【0034】
さて、図5を参照すると、本発明の一実施形態による左旋回位置におけるコントローラの上面図が示されている。ユーザがコントローラ20を旋回すると、操縦マウント180は、X軸ロータリ・エンコーダ80bのシャフトと同様、固定のままである。従って、X軸ロータリ・エンコーダ80bは、コントローラ20自体に装着されている、回転動作を検出する。
【0035】
さて、図6を参照すると、本発明の一実施形態による右旋回位置におけるコントローラの詳細な上面図が示されている。ユーザがコントローラ20を旋回させると、操縦マウント180は、X軸ロータリ・エンコーダ80bのシャフトと同様、固定のままである。従って、X軸ロータリ・エンコーダ80bは、コントローラ20自体に装着されている、回転動作を検出する。
【0036】
さて、図7を参照すると、上方向回転位置における右ハンドル60aと共にコントローラ20の詳細な前面斜視図(angled view)が示されている。X軸エンコーダ80aのエンコーダ・シャフト(図7には図示せず)は、右ハンドル60a及び左ハンドル60bに装着され、Z軸エンコーダ80aが固定のままである間にハンドルと共に回転し、従って、回転を検出する。
【0037】
さて、図8を参照すると、本発明の一実施形態による下方回転位置におけるZ軸ハンドルを示すコントローラ20の上面前面図が示されている。Z軸エンコーダ80aのエンコーダ・シャフト(図8には図示せず)は、右ハンドル60a及び左ハンドル60bに装着され、Z軸エンコーダ80aが固定のままである間にハンドルと共に回転し、従って、回転を検出する。
【0038】
さて、図9を参照すると、本発明の一実施形態によるシステムの主構成要素を通る情報の流れを詳述したフローチャートが示されている。信号190はX軸エンコーダ80bによって発生された信号である。信号200はY軸エンコーダ80cによって発生される。信号210は、Z軸エンコーダ80aによって発生される。信号250は、制御ボタンもしくはボタン110a、制御ボタン110b、または双方によって発生される。参照数字100はコントローラを表す。参照数字260は、共通のコンピュータもしくは他のゲーム支援装置を表す。コントローラ100は、信号190、新語200、信号210、及び信号250を受信するよう構成され、図11を参照して以下に説明するように、これらの信号を処理する。一層詳細には、コントローラ100は、動作の1つ以上の軸を再センタリングする(re−center)ように構成された再センタリング装置(a re−centerer)と、速度及び他の動作軸に対する1つ以上の比を解釈し、送信し、そして調整するように構成された比プロセッサとを含む。
【0039】
さて、図10を参照すると、本発明の一実施形態によるエンコーダからの直交位相信号(a quadrature signal)の説明が提起される。信号240は、Z軸エンコーダ80a、X軸エンコーダ80b、及びY軸エンコーダ80cによって発生される直交位相信号である。参照数字220は、Z軸エンコーダ80a、X軸エンコーダ80b、及びY軸エンコーダ80cからの直交位相出力(the quadrature output)のA−チャンネルを表す。参照数字230は、エンコーダ80a、80b、及び80cからの直交位相出力のB−チャンネルである。
【0040】
さて、図11を参照すると、本発明の一実施形態によるコントローラを通る入力を処理するための方法を示すフローチャートが提起される。270において、1つ以上のエンコーダまたはボタンからの入力が得られる。280において、決定が操縦装置の位置に関して為される。280において、X軸が中央を外れている(off−center)ということが決定されたならば、290において、270において取得されたデータが、操縦の位置に少なくとも部分的に基づいて変更される。操縦装置が中央を外れれば外れるほど、X軸190のデータに加えられるY軸200のデータのパーセンテージは一層高くなる。本発明の一実施形態によれば、これは、以下のようなアルゴリズムを用いて決定され得る。
【0041】
定義:
【表1】


【数1】


− より大きいx_rateは、一層ゆっくりした旋回速度に等しい。
【数2】


− 結合された双方の波長は、コンピュータ・ゲームまたは訓練プログラムを通る旋回及び順方向動作の組み合わされた速度を表す“一層高速の”一層短い波長を生成する。
【0042】
図11をさらに参照すると、300において、最終的に計算される入力信号データは、コンピュータ260に送るために、所望のプロトコルに変換される。例示的なプロトコルは、例えば、マイクロソフト・ウインドウズ・オペレーティング・システム、アップル・マッキントッシュ・オペレーティング・システム、DOS、等の標準のオペレーティング・システムにおける標準のマウス・ドライバ(図示せず)を有するUSB、PS/2、及びRS−232である。
【0043】
上述の説明は、ユーザ(図示せず)が異なった方向に移動するとき、コンピュータ・ゲームまたは訓練プログラムにおける、操縦視野を再センタリングする旋回効果を創成するための手段の例を提供しており、動作中の間の車または自転車を旋回する自然の感覚を模擬している。このことは、また、コンピュータ・ゲームまたは訓練プログラムの内側での正確なねらいを許容する。装置ドライバのソフトウェアは、また、特別な応用または発明への変更のために書き直されることができる。
【0044】
ヒューマン・インターフェース・ソフトウェアの技術に熟達した何人も、この発明において概括された所望の効果を達成する代替的な方法に適応させるようドライバを更新するもしくは書き直すことができるであろう。
【0045】
動作
動作において、操縦装置は、プログラムまたはゲームを通して旋回するように用いられ、ユーザが旋回から抜ける及び/または方向を変え始めるのと同じくらいにそれが再センタリングするように、車を運転するもしくは自転車に乗る間に経験される旋回効果と非常に類似して操縦する。ユーザは、バーチャル・リアリティ・ゲーム・プログラムまたはバーチャル・リアリティ訓練プログラムのようなバーチャル・リアリティ・プログラムを通して順方向に移動するために、足の運動用に意図された固定訓練装置を用い得る。コントローラのハンドルは、上方および下方を見るためにまたは運動のためにねじられ得る。本発明の一実施形態によれば、1つ以上のボタン及びスイッチが、コンピュータ・ゲームまたは訓練プログラムの要件に従ったさらなる制御のために構成される。コントローラまたは操縦装置は、また、さらなるボタン及び制御のための装着場所であっても良い。電気比調整、または連動(ギアリング)スイッチ、ノブまたはボタンは、また、指でアクセス可能であっても良い。さらに、多くのゲーム及び訓練プログラムは、比及び/または信号感度を変えるために利用可能なユーザ調整を有する。
【0046】
本発明の実施形態及び応用が示されかつ説明されてきたけれども、上述したものよりも多くの変更が、ここに示した本発明の概念から逸脱することなく可能であるということは、本開示の恩恵を有する当業者には明瞭であろう。従って、本発明は、特許請求の範囲の精神における以外で制限されるべきではない。
【図面の簡単な説明】
【0047】
【図1】本発明の態様を履行するために適切なコンピュータ・システムのブロック図である。
【図2】本発明の一実施形態による訓練機械に装着されたコントローラの左後部から見た図である。
【図3】本発明の一実施形態によるコントローラの前面立面図である。
【図4】本発明の一実施形態によるY軸エンコーダ移動検出アセンブリを示す図である。
【図5】本発明の一実施形態による左旋回位置におけるコントローラの上面図である。
【図6】本発明の一実施形態による右旋回位置におけるコントローラの上面図である。
【図7】本発明の一実施形態による上方向回転位置におけるZ軸ハンドルを示すコントローラの前部上面図である。
【図8】本発明の一実施形態による下方向回転位置におけるZ軸ハンドルを示すコントローラの前部上面図である。
【図9】本発明の一実施形態によるシステムの主構成要素を通る情報の流れを詳述するフローチャートである。
【図10】本発明の一実施形態によるエンコーダからの直交位相信号を説明する図である。
【図11】本発明の一実施形態によるコントローラを通る入力を処理するための方法を示すフローチャートである。
【符号の説明】
【0048】
10 訓練装置
20 コントローラ
30 接続手段
40 エンコーダ・アセンブリ
60a 右ハンドル
60b 左ハンドル
70 接続手段
80a Z軸ロータリ・エンコーダ
80b X軸ロータリ・エンコーダ
80c Y軸ロータリ・エンコーダ
100 コントローラ
120 接続手段
130 操縦ベース
140 接続手段
170 Z軸ロータリ・エンコーダ接続
180 操縦マウント

【特許請求の範囲】
【請求項1】
種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置であって、
移動検出のために1つ以上のアタッチメントを有する全方向軸操縦装置に動作的に結合されたコントローラを備え、該コントローラは、
動作の1つ以上の軸を再センタリングするための再センタリング装置と、
速度のための1つ以上の比及び動作の他の軸を解釈し、送信し、そして調整するための比プロセッサと、を備え、前記コントローラは、標準のインターフェースを介してコンピュータに動作的に結合され、前記コンピュータは、前記コントローラからの入力に少なくとも部分的に基づいてバーチャル・リアリティ・プログラムを行なうように構成され、
当該種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置は、また、前記コントローラに動作的に結合された固定のフィットネス装置を備え、前記コントローラは、自然の操縦動作を模擬するように構成され、前記全方向軸操縦装置及び前記固定のフィットネス装置に対するユーザの身体的な動作を、前記バーチャル・リアリティ・プログラムにおける動作に密接に似せさせるようにした装置。
【請求項2】
前記比プロセッサは、電子機器である請求項1に記載の装置。
【請求項3】
前記再センタリング装置は、電子機器である請求項1に記載の装置。
【請求項4】
前記再センタリング装置は、機械である請求項1に記載の装置。
【請求項5】
前記標準のインターフェースは、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インターフェースを含む請求項1に記載の装置。
【請求項6】
前記標準のインターフェースは、PS/2インターフェースを含む請求項1に記載の装置。
【請求項7】
前記標準のインターフェースは、RS−232C(Recommended Standard 232C)インターフェースを含む請求項1に記載の装置。
【請求項8】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ訓練プログラムを含む請求項1に記載の装置。
【請求項9】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ・ゲーム・プログラムを含む請求項1に記載の装置。
【請求項10】
前記固定のフィットネス装置は、トレッドミルを含む請求項1に記載の装置。
【請求項11】
種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置であって、
移動検出のために1つ以上のアタッチメントを有する全方向軸操縦手段に動作的に結合された制御手段を備え、該制御手段は、
動作の1つ以上の軸を再センタリングするための再センタリング手段と、
速度のための1つ以上の比及び動作の他の軸を解釈し、送信し、そして調整するための比処理手段と、を備え、前記制御手段は、標準のインターフェースを介してコンピュータに動作的に結合され、前記コンピュータは、前記コントローラからの入力に少なくとも部分的に基づいてバーチャル・リアリティ・プログラムを行なうように構成され、
当該種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置は、また、前記コントローラに動作的に結合された固定のフィットネス手段を備え、前記制御手段は、自然の操縦動作を模擬するように構成され、前記全方向軸操縦装置及び前記固定のフィットネス手段に対するユーザの身体的な動作を、前記バーチャル・リアリティ・プログラムにおける動作に密接に似せさせるようにした装置。
【請求項12】
前記比処理手段は電子機器である請求項11に記載の装置。
【請求項13】
前記再センタリング手段は、電子機器である請求項11に記載の装置。
【請求項14】
前記再センタリング手段は、機械である請求項11に記載の装置。
【請求項15】
前記標準のインターフェースは、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インターフェースを含む請求項11に記載の装置。
【請求項16】
前記標準のインターフェースは、PS/2インターフェースを含む請求項11に記載の装置。
【請求項17】
前記標準のインターフェースは、RS−232C(Recommended Standard 232C)インターフェースを含む請求項11に記載の装置。
【請求項18】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ訓練プログラムを含む請求項11に記載の装置。
【請求項19】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ・ゲーム・プログラムを含む請求項11に記載の装置。
【請求項20】
前記固定のフィットネス手段は、トレッドミルを含む請求項11に記載の装置。
【請求項21】
種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置における入力を処理するための方法であって、
移動検出のために1つ以上のアタッチメントを有する全方向軸操縦装置に動作的に結合されたコントローラにおいて、動作の1つ以上の軸を表す1つ以上のエンコーダからの入力を受信するステップと、前記コントローラは、固定のフィットネス装置に動作的に結合され、
前記動作の1つ以上の軸を再センタリングするために前記入力を変更するステップと、
標準のインターフェースを介して前記変更された入力をコンピュータに通信するステップと、を含み、前記コンピュータは、前記変更された入力に少なくとも部分的に基づいてバーチャル・リアリティ・プログラムを行なうように構成され、前記全方向軸操縦装置及び前記固定のフィットネス装置に対するユーザの身体的な動作を、前記バーチャル・リアリティ・プログラムにおける動作に密接に似せさせるようにした方法。
【請求項22】
前記標準のインターフェースは、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インターフェースを含む請求項21に記載の方法。
【請求項23】
前記標準のインターフェースは、PS/2インターフェースを含む請求項21に記載の方法。
【請求項24】
前記標準のインターフェースは、RS−232C(Recommended Standard 232C)インターフェースを含む請求項21に記載の方法。
【請求項25】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ訓練プログラムを含む請求項21に記載の方法。
【請求項26】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ・ゲーム・プログラムを含む請求項21に記載の方法。
【請求項27】
前記固定のフィットネス装置は、トレッドミルを含む請求項21に記載の方法。
【請求項28】
種々の適合性の全方向軸の電子的ヒューマン・インターフェース装置における入力を処理するための方法を行うために、機械によって実行可能な命令のプログラムを実施する、機械によって読取り可能なプログラム記憶装置であって、当該方法は、
移動検出のために1つ以上のアタッチメントを有する全方向軸操縦装置に動作的に結合されたコントローラにおいて、動作の1つ以上の軸を表す1つ以上のエンコーダからの入力を受信するステップと、ここに、前記コントローラは、固定のフィットネス装置に動作的に結合され、
前記動作の1つ以上の軸を再センタリングするために前記入力を変更するステップと、
標準のインターフェースを介して前記変更された入力をコンピュータに通信するステップと、を含み、前記コンピュータは、前記変更された入力に少なくとも部分的に基づいてバーチャル・リアリティ・プログラムを行なうように構成され、前記全方向軸操縦装置及び前記固定のフィットネス装置に対するユーザの身体的な動作を、前記バーチャル・リアリティ・プログラムにおける動作に密接に似せさせるようにした方法である、プログラム記憶装置。
【請求項29】
前記標準のインターフェースは、USB(ユニバーサル・シリアル・バス)インターフェースを含む請求項28に記載のプログラム記憶装置。
【請求項30】
前記標準のインターフェースは、PS/2インターフェースを含む請求項28に記載のプログラム記憶装置。
【請求項31】
前記標準のインターフェースは、RS−232C(Recommended Standard 232C)インターフェースを含む請求項28に記載のプログラム記憶装置。
【請求項32】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ訓練プログラムを含む請求項28に記載のプログラム記憶装置。
【請求項33】
前記バーチャル・リアリティ・プログラムは、バーチャル・リアリティ・ゲーム・プログラムを含む請求項28に記載のプログラム記憶装置。
【請求項34】
前記固定のフィットネス装置は、トレッドミルを含む請求項28に記載のプログラム記憶装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【公表番号】特表2008−539865(P2008−539865A)
【公表日】平成20年11月20日(2008.11.20)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−510009(P2008−510009)
【出願日】平成18年3月31日(2006.3.31)
【国際出願番号】PCT/US2006/012338
【国際公開番号】WO2006/121533
【国際公開日】平成18年11月16日(2006.11.16)
【出願人】(507367068)ゲームランナー・インコーポレーテッド (1)
【出願人】(507367080)
【Fターム(参考)】