説明

空席予測情報提供システム、空席予測情報提供方法およびプログラム

【課題】どの座席が近い将来に座席利用者降車により空席となるかを予測し、あらかじめ登録したユーザ端末に予測情報の通知を行うこと。
【解決手段】空席予測管理システム2のデータ受信処理部21は座席利用者が所有する定期券の情報を読み取り座席使用状況を把握し、空席予測処理部23は乗り物の運行状況の情報に基づいて近い将来に座席利用者降車より空席となる座席を予測し、空席予測情報メール送信処理部26は登録した携帯電話4にその予測情報を通知する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、定期券等の乗車区間の情報を読み取ることによりどの座席が近い将来に座席利用者降車により空席となるかを予測する技術に関する。
【背景技術】
【0002】
従来、座席利用を希望するユーザは座席に空きが無い場合、既に座席を利用している利用者の前方に起立し座席利用者の降車を待つことが通常である。
【0003】
この場合、現在のどの座席利用者が一番先に降車するのかを判断することは著しく困難であり、まさに運を天に任せる以外無いのである。
【0004】
自分より後から乗車してきて座席の順番を待つ者が、自分より先に座席に座ることができるということも珍しくはない。
【0005】
座席使用者が自ら、私はどこ其処の駅で降ります、と他者に分かるように自己宣言、自己表現することが出来れば座席の順番待ちをする者にとっては有益な情報となりうる。
【0006】
ここで、乗車率計測器は発車直前に車両内の乗客総重量を計測後、即時に乗車率を計算し、降車情報計測器は車両内にいる乗客が持参するICチップを内蔵の乗車券/定期券より発信される乗車区間情報をよみとり、次駅での降車予定客数を計算し、これらのデータは通信ネットワークを介して次駅に設置する表示端末に送信され、そのデータを表示するので、乗車予定の顧客は、表示された2種類のデータで各車両の混み具合を比較し、低乗車率の車両または降車予定客数の多い車両を選択することができる技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2005−75245号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
しかしながら座席使用者がそのような自己宣言を不特定多数の公衆に対して行うことは、個人の心理的な面から通常期待することはできない。
【0008】
そこで不特定多数の公衆に対して直接的に自らの乗車区間情報を公知するのではなく、カードリーダ等の機械を通して情報を暗黙的に通知し空席予測の情報のみが登録済みの近傍の一部ユーザに携帯メール等で通知されるようなシステムが実現できれば、情報提供者の心理的な障害が払拭されることが期待できる。
【0009】
また情報提供に当たってポイント制を導入する等情報を提供すればその分、別の機会に情報を享受できる等という仕組みを組み入れることでより大きなユーザの利便性拡大が見込まれる。
【0010】
本発明は、以上説明した問題点を解決するためになされたものである。その目的は、どの座席が近い将来に座席利用者降車により空席となるかを予測し、あらかじめ登録したユーザ端末に予測情報の通知を行うことである。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明は、座席利用者が所有する定期券の情報を読み取り座席使用状況を把握し、
乗り物の運行状況の情報に基づいて近い将来に座席利用者降車より空席となる座席を予測し、
登録したユーザ端末にその予測情報を通知する空席予測情報提供システムを提供する。
【0012】
また、本発明は、座席利用者が所有する定期券の情報を読み取り座席使用状況を把握するステップと、
乗り物の運行状況の情報に基づいて近い将来に座席利用者降車より空席となる座席を予測するステップと、
登録したユーザ端末にその予測情報を通知するステップと
を有する空席予測情報提供方法を提供する。
【発明の効果】
【0013】
本発明によれば、どの座席が近い将来に座席利用者降車により空席となるかを予測し、あらかじめ登録したユーザ端末に予測情報の通知を行うことができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
以下、本発明の第1の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0015】
図1を参照すると、本実施の形態における空席予測情報提供システムは、運行する車両1と、運行状況と座席利用者情報から近い将来の空席を予測する空席予測管理システム2と、運行状況や座席利用者、座席使用希望者などの各種データを格納するデータ格納部3と、座席使用希望者が所有する携帯電話4と、空席予測情報メールを送信するメールサーバ5と、座席使用希望者情報を登録するWebサーバ6を含む。
【0016】
車両1は、非接触ICカードリーダ付属座席11と、データ送信処理部12とを備える。
【0017】
非接触ICカードリーダ付属座席11は、座席を利用している乗客の定期券の乗車区間の情報を読み取る。
【0018】
データ送信処理部12は、非接触ICカードリーダ付属座席11が読み取った座席を利用している乗客の定期券の乗車区間の情報を空席予測管理システム2に送信する。
【0019】
空席予測管理システム2は、データ受信処理部21と、座席使用状況登録処理部22と、空席予測処理部23と、空席予測情報提供先選定処理部24と、座席使用希望者登録処理部25と、空席予測情報メール送信処理部26とを備える。
【0020】
データ受信処理部21は、データ送信処理部12が送信した座席利用乗客の定期券の乗車区間の情報を受信する。
【0021】
座席使用状況登録処理部22は、データ受信処理部21が受信した座席利用乗客の定期券の乗車区間と座席番号の情報を取りまとめて座席使用状況登録データ格納部31に格納する。空席予測処理部23は、座席使用状況登録データ格納部31に格納された座席使用状況データを読み出し、さらに運行状況データ格納部32に格納された運行状況データを読み出してそれらの情報を元に、近い将来に空席となる座席の予測を行いその結果を空席予測データ格納部33に格納する。
【0022】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測データ格納部33に格納された空席予測データを読み出し、さらに座席使用希望者情報データ格納部34に格納されている座席使用希望者情報を読み出し、空席予測情報の提供先を選定し、該情報を空席予測情報メール送信処理部26に渡す。
【0023】
座席使用希望者登録処理部25は、Webサーバ6から渡された座席使用希望者に関するデータを座席使用希望者情報データ格納部34に格納する。
【0024】
空席予測情報メール送信処理部26は、空席予測情報提供先選定処理部24から渡された空席予測情報と該情報の提供先に関する情報を元に提供先に対してメールを作成し送信処理を行う。
【0025】
データ格納部3は、座席使用状況登録データ格納部31と、運行状況データ格納部32と、空席予測データ格納部33と、座席使用希望者情報データ格納部34とを備える。
【0026】
座席使用状況登録データ格納部31は、座席使用状況登録処理部22により座席利用乗客の定期券の乗車区間と座席番号の情報が格納され、また空席予測処理部23により該情報が読み出される。
【0027】
運行状況データ格納部32は、列車が現在どの駅を通過したかの情報が格納されているものであり、空席予測処理部23により該情報が読み出される。
【0028】
空席予測データ格納部33は、空席予測処理部23により近い将来に空席となる座席の予測が行われその結果が格納され、またその情報は空席予測情報提供先選定処理部24によって読み出される。
【0029】
座席使用希望者情報データ格納部34は、座席使用希望者登録処理部25によって座席使用希望者に関するデータが格納され、また当該データは空席予測情報提供先選定処理部24によって読み出される。
【0030】
携帯電話4は、座席使用希望者が所有する携帯電話機であり、座席使用希望者に関するデータをWebサーバ6に入力し、空席予測情報メールをメールサーバ5から受信する。
【0031】
メールサーバ5は、空席予測情報メール送信処理部26から送信された空席予測情報メールを提供先のユーザ所有の携帯電話へ送信する。
【0032】
Webサーバ6は、携帯電話4から入力された座席使用希望者に関するデータを座席使用希望者登録処理部25に送信する。
【0033】
次に、図1、図2、図3および図4を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0034】
図2は座席使用希望者の登録処理のフローを示している。
まず、座席使用希望者は、携帯電話4を用いて、Webサーバ6にアクセスする(ステップA1)。
【0035】
座席使用希望者は、座席使用登録情報をWebサーバ6に入力する(ステップA2)。
【0036】
座席使用希望者登録処理部25は、Webサーバ6から渡された座席使用希望者に関するデータを座席使用希望者情報データ格納部34に格納する(ステップA3)。
【0037】
図3は、座席使用状況登録処理のフローを示している。
非接触ICカードリーダ付属座席11は、座席を利用している乗客の定期券の乗車区間の情報を読み取る(ステップB1)。
【0038】
データ送信処理部12は、非接触ICカードリーダ付属座席11が読み取った座席を利用している乗客の定期券の乗車区間の情報を空席予測管理システム2に送信する(ステップB2)。
【0039】
データ受信処理部21は、データ送信処理部12が送信した座席利用乗客の定期券の乗車区間の情報を受信する(ステップB3)。
【0040】
座席使用状況登録処理部22は、データ受信処理部21が受信した座席利用乗客の定期券の乗車区間と座席番号の情報を取りまとめて座席使用状況登録データ格納部31に格納する(ステップB4)。
【0041】
図4は、空席予測情報送信処理のフローを示している。
空席予測処理部23は、座席使用状況登録データ格納部31に格納された座席使用状況データを読み出す(ステップC1)。
【0042】
空席予測処理部23は、運行状況データ格納部32に格納された運行状況データを読み出す(ステップC2)。
【0043】
空席予測処理部23は、座席使用状況データと運行状況データの情報を元に、近い将来に空席となる座席の予測を行う(ステップC3)。
【0044】
空席予測処理部23は、空席予測の結果を空席予測データ格納部33に格納する(ステップC4)。
【0045】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測データ格納部33に格納された空席予測データを読み出す(ステップC5)。
【0046】
空席予測情報提供先選定処理部24は、座席使用希望者情報データ格納部34に格納されている座席使用希望者情報を読み出す(ステップC6)。
【0047】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測情報の提供先を選定する(ステップC7)。
【0048】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測情報を空席予測情報メール送信処理部26に渡して携帯電話4にメール送信する(ステップC8)。
【0049】
携帯電話4は、空席予測情報メールをメールサーバ5から受信する(ステップC9)。
【0050】
携帯電話4は、空席予測情報を表示する(ステップC10)。
【0051】
次に、具体例を用いて本実施の形態の動作を説明する。
ここでは、例えば、立川駅発川崎駅着の列車を想定する。この列車は立川駅を発車して、分倍河原駅、登戸駅、向河原駅を途中停車駅として最終的に川崎駅に到着するものとする。
【0052】
そして列車は1号車、2号車、3号車からなるものとする。各号車にはA−001、A−002、A−003、A−004の座席があるものとする。
【0053】
この列車のA−001の座席には、定期券の乗車区間が立川駅発川崎駅着の乗客が、A−002の座席には、定期券の乗車区間が立川駅発登戸駅着の乗客が、A−003の座席には、定期券の乗車区間が立川駅発登戸駅着の乗客が、A−004の座席には、定期券の乗車区間が立川駅発向河原駅着の乗客が、立川駅で既に座席を利用しているものとする。
【0054】
このとき、上記のステップB1からステップB4までのフローによって、座席使用状況登録データ格納部31には、図5に示すようなデータが格納されることになる。
【0055】
また、この列車には、立川駅で乗車したものの既に座席が使用できなかった乗客が2名、さらに分倍河原駅から乗車してきて座席が利用できなかった乗客が1名いたとする。それぞれの乗客のメールアドレスは、aaaa@yyy.com、cccc@yyy.com、bbbb@yyy.comとする。
【0056】
また、それぞれの乗客の希望乗車車両は、1号車、希望なし、3号車とする。さらに、それぞれの乗客の乗車区間は、立川駅発向河原駅着、立川駅発向河原駅着、分倍河原駅発登戸駅着とする。
【0057】
このとき、上記のステップA1からステップA3までのフローによって、座席使用希望者情報データ格納部34には、図8に示すようなデータが格納されることになる。
【0058】
また、この列車が現在分倍河原駅と登戸駅間を走行中であると仮定する。このとき運行状況データ格納部32には図6に示すようなデータが格納されることになる。
【0059】
ここで空席予測情報送信処理のフローのステップC1からステップC4までを以下に詳細に説明する。
【0060】
まず、空席予測処理部23は、座席使用状況登録データ格納部31に格納された座席使用状況データを読み出す(ステップC1)。
【0061】
空席予測処理部23は、運行状況データ格納部32に格納された運行状況データを読み出す(ステップC2)。
【0062】
空席予測処理部23は、運行状況データから次の停車駅が登戸駅であることが分かる。そして座席使用状況データを見ると次の登戸駅で降車する乗客が座席番号A−002とA−003に、2つ先の向河原駅で降車する乗客が座席番号A−004に、3つ先の川崎駅で降車する乗客が座席番号A−001にいることが分かる。
【0063】
そこで、空席予測処理部23は、各座席が乗客の降車により空席になるまでの駅数を予測する(ステップC3)。
【0064】
空席予測処理部23は、図7に示すような空席予測の結果を空席予測データ格納部33に格納する(ステップC4)。
【0065】
上記の本実施の形態では、非接触ICカードリーダ等を用いて座席利用者が所有する定期券の乗車区間の情報を読み取ることにより運行中の列車の座席使用状況を把握し、列車の運行状況の情報と照らし合わせて、どの座席が近い将来に座席利用者降車により空席となるかを予測し、あらかじめ登録したユーザの持つ携帯電話にメール等にて予測情報の通知を行うことができる。
【0066】
次に、本発明の第2の実施の形態について図面を参照して詳細に説明する。
図9を参照すると、本実施の形態は、図1に示された第1の実施の形態における構成に加え、ポイント加算処理27および登録者ポイント情報格納部35を有する点で異なる。
【0067】
登録者ポイント情報格納部35には、登録者が座席に座る際に過去何回自己の定期券情報を非接触ICカードリーダで読ませたかの情報がポイント数として格納される。
【0068】
ポイント加算処理27は、データ受信処理部21が受信した座席利用乗客の情報から登録者ポイント情報格納部35に格納されている当該ユーザのポイント数を読み込み今回利用分の1を加算して登録者ポイント情報格納部35に再度格納する。
【0069】
なお、この場合においては、空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測情報の提供先を選定するにあたって、登録者ポイント情報格納部35に格納されているポイント数が多いユーザを優先的に選定する。
【0070】
次に、図10および図11を参照して本実施の形態の動作について詳細に説明する。
【0071】
図10は、座席使用状況登録処理のフローを示している。
【0072】
まず、非接触ICカードリーダ付属座席11は、座席を利用している乗客の定期券の乗車区間の情報を読み取る(ステップD1)。
【0073】
データ送信処理部12は、非接触ICカードリーダ付属座席11が読み取った座席を利用している乗客の定期券の乗車区間の情報を空席予測管理システム2に送信する(ステップD2)。
【0074】
データ受信処理部21は、データ送信処理部12が送信した座席利用乗客の定期券の乗車区間の情報を受信する(ステップD3)。
【0075】
座席使用状況登録処理部22は、データ受信処理部21が受信した座席利用乗客の定期券の乗車区間と座席番号の情報を取りまとめて座席使用状況登録データ格納部31に格納する(ステップD4)。
【0076】
ポイント加算処理27は、データ受信処理部21が受信した座席利用乗客の情報から登録者ポイント情報格納部35に格納されている当該ユーザのポイント数を読み込み今回利用分の1を加算して登録者ポイント情報格納部35に再度格納する(ステップD5)。
【0077】
図11は、空席予測情報送信処理のフローを示している。
【0078】
まず、空席予測処理部23は、座席使用状況登録データ格納部31に格納された座席使用状況データを読み出す(ステップE1)。
【0079】
空席予測処理部23は、運行状況データ格納部32に格納された運行状況データを読み出す(ステップE2)。
【0080】
空席予測処理部23は、座席使用状況データと運行状況データの情報を元に、近い将来に空席となる座席の予測を行う(ステップE3)。
【0081】
空席予測処理部23は、空席予測の結果を空席予測データ格納部33に格納する(ステップE4)。
【0082】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測データ格納部33に格納された空席予測データを読み出す(ステップE5)。
【0083】
空席予測情報提供先選定処理部24は、座席使用希望者情報データ格納部34に格納されている座席使用希望者情報を読み出す(ステップE6)。
【0084】
空席予測情報提供先選定処理部24は、登録者ポイント情報格納部35に格納されているポイント数データを読み出す(ステップE7)。
【0085】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測情報の提供先を選定するにあたって、登録者ポイント情報格納部35に格納されているポイント数が多いユーザを優先的に選定する(ステップE8)。
【0086】
空席予測情報提供先選定処理部24は、空席予測情報を空席予測情報メール送信処理部26に渡して携帯電話4にメール送信する(ステップE9)。
【0087】
携帯電話4は、空席予測情報メールをメールサーバ5から受信する(ステップE10)。
【0088】
携帯電話4は、空席予測情報を表示する(ステップE11)。
【0089】
なお、上述する実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であり、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更実施が可能である。例えば、空席予測管理システム2等の機能を実現するためのプログラムを装置に読込ませて実行することにより装置の機能を実現する処理を行ってもよい。さらに、そのプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であるCD−ROMまたは光磁気ディスクなどを介して、または伝送媒体であるインターネット、電話回線などを介して伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【0090】
【図1】本発明の第1の実施の形態のシステム構成を示す構成図である。
【図2】本発明の第1の実施の形態の座席使用希望者の登録処理のフローを示す図である。
【図3】本発明の第1の実施の形態の座席使用状況登録処理のフローを示す図である。
【図4】本発明の第1の実施の形態の空席予測情報送信処理のフローを示す図である。
【図5】本発明の第1の実施の形態の座席使用状況登録データ格納部に格納されるデータを示す図である。
【図6】本発明の第1の実施の形態の運行状況データ格納部に格納されるデータを示す図である。
【図7】本発明の第1の実施の形態の空席予測データ格納部に格納された空席予測の結果図である。
【図8】本発明の第1の実施の形態の座席使用希望者情報データ格納部に格納されるデータを示す図である。
【図9】本発明の第2の実施の形態のシステム構成を示す構成図である。
【図10】本発明の第2の実施の形態の座席使用状況登録処理のフローを示す図である。
【図11】本発明の第2の実施の形態の空席予測情報送信処理のフローを示す図である。
【符号の説明】
【0091】
1 車両
2 空席予測管理システム
3 データ格納部
4 携帯電話
5 メールサーバ
6 Webサーバ
11 非接触ICカードリーダ付属座席
12 データ送信処理部
21 データ受信処理部
22 座席使用状況登録処理部
23 空席予測処理部
24 空席予測情報提供先選定処理部
25 座席使用希望者登録処理部
26 空席予測情報メール送信処理部
31 座席使用状況登録データ格納部
32 運行状況データ格納部
33 空席予測データ格納部
34 座席使用希望者情報データ格納部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
座席利用者が所有する定期券の情報を読み取り座席使用状況を把握し、
乗り物の運行状況の情報に基づいて近い将来に座席利用者降車より空席となる座席を予測し、
登録したユーザ端末にその予測情報を通知することを特徴とする空席予測情報提供システム。
【請求項2】
前記座席利用者が前記定期券の情報を提供するとポイントが付与され、該ポイントに応じて前記予測情報を優先的に受けられることを特徴とする請求項1記載の空席予測情報提供システム。
【請求項3】
座席利用者が所有する定期券の情報を読み取り座席使用状況を把握するステップと、
乗り物の運行状況の情報に基づいて近い将来に座席利用者降車より空席となる座席を予測するステップと、
登録したユーザ端末にその予測情報を通知するステップと
を有することを特徴とする空席予測情報提供方法。
【請求項4】
前記座席利用者が前記定期券の情報を提供するとポイントが付与され、該ポイントに応じて前記予測情報を優先的に受けられることを特徴とする請求項3記載の空席予測情報提供方法。
【請求項5】
コンピュータシステムに請求項1記載の機能を実現させることを特徴とするプログラム。
【請求項6】
コンピュータシステムに請求項2記載の機能を実現させることを特徴とするプログラム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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