説明

空気吹出口装置

【課題】 従来に比べて装置の奥行き寸法を小さくでき、その結果車室天井に設けることができる、空気吹出口装置の提供。
【解決手段】円形孔21が形成されるパネル20と、パネル20の円形孔21の周縁部に配置されパネル20に回転可能に支持されるリング状のハウジング30と、ハウジング30にそれぞれの軸芯Qまわりに回転可能に取付けられる複数のフィン40と、複数のフィン40の各フィンと連結され複数のフィン40を連動させる連結部材50と、駆動源60と、駆動源60の力をハウジング30のみに伝達する伝達機構70と、を有し、駆動源60はハウジング30の半径方向外側に配置されており、伝達機構70は、駆動源60によって回転させられるプーリ71と、プーリ71が回転したときにプーリ71の回転をハウジング30に伝えてハウジング30を回転させるハウジング回転機構と72、を備える、空気吹出口装置10。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、車両用の空気吹出口装置に関する。
【背景技術】
【0002】
(i)特許文献1は、バレル(風向規制部材)がハウジングに対して回転可能とされたバレルタイプの空気吹出口装置を開示している。
また、(ii)特許文献2は、複数のフィンがそれぞれの軸芯まわりに回転可能とされたフィンタイプの空気吹出口装置を開示している。
【0003】
しかし、上記(i)、(ii)の空気吹出口装置には、つぎの問題点がある。
(i)バレルタイプであるため(特許文献1の第5図に示すようにバレル18全体がハウジング12に対して回転するため)、バレル回転時にバレルがハウジングから装置奥行き方向にはみ出す量が大きい。そのため、装置の奥行き寸法が比較的大きくなり、装置の奥行き寸法を小さくすることが困難である。
(ii)バレルタイプではなくフィンタイプであるため、バレルタイプの場合に比べて、装置の奥行き寸法を小さくすることができる。しかし、特許文献2の図1に示すように、アクチュエータ6が作動軸21をA方向に動かすだけでなく、筒部24をB方向に回転させているため、アクチュエータ6で異なる2つの動きをさせなければならず、大型のアクチュエータが必要である。そのため、装置の奥行き寸法を小さくするのに限度がある。また、アクチュエータ6がフィン10,11,12およびリング3の装置奥側に配置されており、この点においても、装置の奥行き寸法を小さくするのに限度がある。
したがって、上記(i)、(ii)の空気吹出口装置を、デザイン等により高さ方向に制約がある車室天井に設けることは困難である。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実開昭62−14258号公報
【特許文献2】実用新案登録第3111992号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、従来に比べて装置の奥行き寸法を小さくでき、その結果車室天井に設けることができる、空気吹出口装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記目的を達成する本発明はつぎの通りである。
(1) 円形孔が形成され車室天井に配置されるパネルと、
前記パネルの円形孔の周縁部に配置され前記パネルに回転可能に支持されるリング状のハウジングと、
前記ハウジングにそれぞれの軸芯まわりに回転可能に取付けられる複数のフィンと、
前記複数のフィンの各フィンと連結され、前記複数のフィンを連動させる連結部材と、
駆動源と、
前記駆動源の力を前記フィンおよび前記連結部材には伝達せず前記ハウジングに伝達する伝達機構と、
を有し、
前記駆動源は、リング状の前記ハウジングの半径方向外側に配置されており、
前記伝達機構は、前記駆動源によって回転させられるプーリと、該プーリが回転したときに該プーリの回転を前記ハウジングに伝えて該ハウジングを回転させるハウジング回転機構と、を備える、空気吹出口装置。
(2) 前記伝達機構のプーリは、リング状の前記ハウジングの半径方向外側に配置されており、前記伝達機構のハウジング回転機構は、前記プーリと前記ハウジングとに巻き掛けられるベルトを備える、(1)記載の空気吹出口装置。
(3) 前記伝達機構のプーリは、リング状の前記ハウジングの半径方向外側に配置されており、前記伝達機構のハウジング回転機構は、前記プーリの外周面に設けられるプーリ側ギアと、前記ハウジングの外周面に設けられるハウジング側ギアと、を備える、(1)記載の空気吹出口装置。
【発明の効果】
【0007】
上記(1)の空気吹出口装置によれば、以下の効果を得ることができる。
(a)ハウジングにそれぞれの軸芯まわりに回転可能に取付けられる複数のフィンを備えているため、空気吹出口装置はバレルタイプでなくフィンタイプである。そのため、空気吹出口装置がバレルタイプである場合(従来(i)の場合)に比べて装置の奥行き寸法を小さくできる。
(b)駆動源の力を、伝達機構で、フィンおよび連結部材には伝達せずハウジングに伝達するため、駆動源に1つの動きのみをさせればよい。そのため、駆動源に2つ以上の動きをさせる場合(従来(ii)の場合)に比べて、駆動源を小型化でき、装置の奥行き寸法を小さくできる。
(c)駆動源をリング状のハウジングの半径方向外側に配置したため、駆動源をハウジングの装置奥側に配置する場合(従来(ii)の場合)に比べて、装置の奥行き寸法を小さくできる。
以上(a)〜(c)の全てを同時に満たすため、装置の奥行き寸法は装置を車室天井に設置できる程度の寸法になり、装置を車室天井に設置することができる。
【0008】
上記(2)の空気吹出口装置によれば、伝達機構のハウジング回転機構が、プーリとハウジングとに巻き掛けられるベルトを備えるため、プーリをハウジングの半径方向外側に配置した場合であっても、ベルトによってプーリの回転をハウジングに伝えてハウジングを回転させることができる。そのため、プーリをハウジングの半径方向外側に配置でき、プーリをハウジングの装置奥側に配置する場合に比べて、装置の奥行き寸法を小さくできる。
【0009】
上記(3)の空気吹出口装置によれば、伝達機構のハウジング回転機構が、プーリの外周面に設けられるプーリ側ギアと、ハウジングの外周面に設けられるハウジング側ギアと、を備えるため、プーリをハウジングの半径方向外側に配置した場合であっても、プーリ側ギアとハウジング側ギアとを直接または少なくとも1つのギアを介して噛合させることにより、プーリの回転をハウジングに伝えてハウジングを回転させることができる。そのため、プーリをハウジングの半径方向外側に配置でき、プーリをハウジングの装置奥側に配置する場合に比べて、装置の奥行き寸法を小さくできる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明実施例1の空気吹出口装置の、フィンと連結部材を省略した背面図である。
【図2】本発明実施例1の空気吹出口装置の、パネルのベースのみの斜視図である。
【図3】図1のA−A線断面図である。
【図4】図1のB―B線断面図である。
【図5】図1のC−C線断面図である。
【図6】本発明実施例1の空気吹出口装置の、パネルとハウジングとフィンと連結部材の、透視背面図である。
【図7】図6のD−D線断面図である。
【図8】本発明実施例1の空気吹出口装置の、伝達機構の変形例を示す概略図である。
【図9】本発明実施例1の空気吹出口装置の車両への搭載場所を示す、側面模式図である。
【図10】本発明実施例1の空気吹出口装置の車両への搭載場所を示す、車両前後方向から見たときの断面模式図である。
【図11】本発明実施例2の空気吹出口装置の、車室内側から見た透視斜視図である。
【図12】本発明実施例2の空気吹出口装置の、背面側から見た斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
以下に、本発明実施例の空気吹出口装置を、図面を参照して説明する。なお、図において、UPは車両の上方を示し、FRは車両前方を示す。
【0012】
図1〜図10は、本発明実施例1の空気吹出口装置を示しており、図11、図12は、本発明実施例2の空気吹出口装置を示している。ただし、図6〜図10は、本発明実施例2にも適用可能である。
本発明実施例1と実施例2にわたって共通する部分には、本発明実施例1と実施例2にわたって同じ符号を付してある。
【0013】
まず、本発明実施例1と実施例2にわたって共通する部分を説明する。
【0014】
本発明実施例の空気吹出口装置(以下、単に装置ともいう)10は、図9、図10に示すように、車両用である。装置10は、車両の図示略のダクトと繋がれており、該ダクト内を流れてきた空気(風)を車室内に吹出す。
装置10は、車室天井Rに設けられる。車室天井Rは、シートSの鉛直上方にある略フラットなフラット部分R1だけでなく、フラット部分R1の車両前後方向中間部に設けられる段差部R2、フラット部分R1の車両左右方向両端部の肩部R3も含む。
装置10は、車両の後席(リヤシート)S1に着座している乗員に風を送るために設けられる。ただし、装置10は、車両の前席(フロントシート)S2に着座している乗員に風を送るために設けられていてもよい。
【0015】
装置10は、図1に示すように、パネル20とハウジング30とを有し、図6に示すように、フィン40と連結部材50とを有し、図1に示すように、駆動源(アクチュエータ、モータ)60と伝達機構70とを有する。
【0016】
パネル20は、車室天井Rに固定して取付けられる。パネル20は薄板形状である。パネル20は、図11、図12に示すように1部品構成であってもよく、図1、図3に示すように複数部品(2部品)構成であってもよい。
パネル20は、図3に示すように、円形孔21と、円形孔21の周縁部に設けられる円環平板状の棚部22と、棚部22の半径方向中間部から反車室側に立ち上がる円環状の立ち上がり壁23と、図7に示すように、抜け止め爪24を備える。
【0017】
円形孔21は、図3に示すように、パネル20をパネル20の厚み方向に貫通する貫通孔である。
図1に示すように、立ち上がり壁23の周方向の一部には、立ち上がり壁23と伝達機構70とが干渉(接触)することを防止して立ち上がり壁23が伝達機構70の動きを阻害することを抑制するために、切欠き23aが設けられている。
抜け止め爪24は、図7に示すように、ハウジング30がパネル20に対して反車室側に動いて(がたついて)、ハウジング30がパネル20から外れてしまうことを防止するために設けられる。抜け止め爪24は、立ち上がり壁23に設けられる。抜け止め爪24は、少なくとも1個設けられていればよいが、図6では周方向に3個設けられている場合を示している。
【0018】
ハウジング30は、図1に示すように、リング状である。ハウジング30は、パネル20の円形孔21の周縁部に配置されパネル20に回転可能に支持される。ハウジング30の中心(回転軸芯)Pは、円形孔21の中心と常時一致(略一致を含む)している。ハウジング30は、図3に示すように、パネル20の棚部22の反車室側面上で立ち上がり壁23の半径方向内側に配置されている。
ハウジング30の半径方向内側とパネル20の円形孔21とは、車両の図示略のダクト内空を流れてきた空気を車室内に吹出す吹出し口となっている。
【0019】
フィン40は、図6、図7に示すように、複数設けられており、たとえば4枚構成である。ただし、フィン40の数は、4枚に限定されるものではなく、2枚であってもよく、3枚であってもよく、5枚以上であってもよい。
複数のフィン40の各フィン40は、それぞれの軸芯Qまわりに回転可能にハウジング30に取付けられる。各フィン40の軸芯Qは、ハウジング30の軸芯Pと直交している。複数のフィン40は、図7に示すように、ハウジング30の半径方向内側を塞ぐ閉塞位置40aと、閉塞位置40aから90度または略90度回転し隣り合うフィン40の間およびハウジング30とフィン40との間を空気が通ることを許容する開位置40bとの間で、ハウジング30に対して回転可能とされている。
【0020】
連結部材50は、樹脂製棒状部材(リンクバー)で構成されており、複数のフィン40の各フィンの軸芯Q以外の位置と相対回転可能に連結されている。そのため、複数のフィン40のいずれか1つを手でハウジング30に対して軸芯Qまわりに回転させたとき、複数のフィン40の全てが互いに平行状態を保ちつつ連動してハウジング30に対してそれぞれの軸芯Qまわりに回転する。
【0021】
駆動源60は、図1に示すように、パネル20に固定して取付けられる。駆動源60は、ハウジング30の半径方向外側(外周側)に配置されている。
【0022】
伝達機構70は、駆動源60の力を、フィン40および連結部材50には伝達せず、ハウジング30のみに伝達する機構である。伝達機構70は、プーリ71と、ハウジング回転機構72と、を備える。
【0023】
プーリ71は、駆動源60の出力軸に固定されており、駆動源60によってプーリ軸芯P1まわりに回転させられる。プーリ軸芯P1はハウジング30の軸芯Pと平行である。プーリ71は、ハウジング30の半径方向外側(外周側)に配置されている。
【0024】
ハウジング回転機構72は、プーリ71がプーリ軸芯P1まわりに回転したときにプーリ71の回転をハウジング30に伝えてハウジング30をパネル20に対して軸芯Pまわりに回転させる機構である。
ハウジング回転機構72は、プーリ71とハウジング30とに巻き掛けられるベルト72aと、ベルト72aのプーリ71およびハウジング30への巻き掛け角度を大にするローラ72bと、を備える。
ベルト72aは、伸縮しないかまたは伸縮しても無視できる程度の、可撓性を有する材料で構成されている。
ローラ72bは、パネル20に取付けられる。ローラ72bは、パネル20に回転可能に取付けられていてもよく、回転不能に固定して取付けられていてもよい。ローラ72bは、ベルト72aがプーリ71およびハウジング30の略全周にわたって巻き掛かるようにすることで、ベルト72aからプーリ71にかかる力によってプーリ71がハウジング30側に動こうとすることを抑制し、ベルト72aからハウジング30にかかる力によってハウジング30がプーリ71側に動こうとすることを抑制する。
【0025】
つぎに、本発明実施例1と実施例2にわたって共通する作用を説明する。
本発明実施例では、ハウジング30がパネル20に対して軸芯Pまわりに回転可能とされており、複数のフィン40がそれぞれの軸芯Qまわりにハウジング30に対して回転可能とされているため、装置10の空気吹出し方向を3次元的に変えることができる。
【0026】
また、本発明実施例では、つぎの作用を得ることができる。
(a)ハウジング30にそれぞれの軸芯Qまわりに回転可能に取付けられる複数のフィン40を備えているため、装置10はバレルタイプでなくフィンタイプである。そのため、装置10がバレルタイプである場合(従来(i)の場合)に比べて装置10の奥行き寸法を小さくできる。
(b)駆動源60の力を、伝達機構70で、フィン40および連結部材50には伝達せずハウジング30に伝達するため、駆動源60に1つの動きのみをさせればよい。そのため、駆動源60に2つ以上の動きをさせる場合(従来(ii)の場合)に比べて、駆動源60を小型化でき、装置10の奥行き寸法を小さくできる。
(c)駆動源60をハウジング30の半径方向外側に配置したため、駆動源60をハウジング30の装置奥側(反車室側)に配置する場合(従来(ii)の場合)に比べて、装置10の奥行き寸法を小さくできる。
以上(a)〜(c)の全てを同時に満たすため、装置10の奥行き寸法は装置10を車室天井Rに設置できる程度の寸法になり、車両の外観への影響や車室内の圧迫感を伴うことなく、装置10を車室天井Rに設置することができる。
【0027】
伝達機構70のハウジング回転機構72が、プーリ71とハウジング30とに巻き掛けられるベルト72aを備えるため、プーリ71をハウジング30の半径方向外側に配置した場合であっても、ベルト72aによってプーリ71の回転をハウジング30に伝えてハウジング30を回転させることができる。そのため、プーリ71をハウジング30の半径方向外側に配置でき、プーリ71をハウジング30の装置奥側(反車室側)に配置する場合に比べて、装置10の奥行き寸法を小さくできる。
【0028】
上記本発明実施例では、伝達機構70のハウジング回転機構72がベルト72aを備える機構である場合を説明したが、伝達機構70のハウジング回転機構72は、図8に示すように、プーリ71の外周面に設けられるプーリ側ギア72cと、ハウジング30の外周面に設けられるハウジング側ギア72dと、を備える機構であってもよい。
ハウジング回転機構72がプーリ側ギア72cとハウジング側ギア72dとを備える機構である場合、プーリ71をハウジング30の半径方向外側に配置した場合であっても、プーリ側ギア72cとハウジング側ギア72dとを直接または少なくとも1つの図示略のギアを介して噛合させることにより、プーリ71の回転をハウジング30に伝えてハウジング30を回転させることができる。そのため、プーリ71をハウジング30の半径方向外側に配置でき、プーリ71をハウジング30の装置奥側(反車室側)に配置する場合に比べて、装置10の奥行き寸法を小さくできる。
【0029】
つぎに、本発明各実施例に特有な部分を説明する。
〔実施例1〕
本発明実施例1では、図1〜図5に示すように、パネル20が、パネル本体20aと、パネル本体20aに図示略のビス等を用いて固定して取付けられるベース20bと、の2部品構成からなる。また、本発明実施例1では、1つの装置10が1つの空気吹出口のみを有する。
【0030】
〔実施例2〕
本発明実施例2では、図11、図12に示すように、パネル20が一部品構成である。また、本発明実施例2では、1つの装置10が複数の(2つの)空気吹出口を有する。
本発明実施例2では、各空気吹出口にそれぞれ設けられるハウジング30に巻き掛けられるベルト72aを単一のプーリ71に巻き掛けることにより、装置10が複数の空気吹出口を有していても、単一の駆動源60と単一のプーリ71で全てのハウジング30をパネル20に対して同時に回転させることができる。
【符号の説明】
【0031】
10 空気吹出口装置
20 パネル
20a パネル本体
20b ベース
21 円形孔
22 棚部
23 立ち上がり壁
23a 切欠き
24 抜け止め爪
30 ハウジング
40 フィン
40a 閉塞位置
40b 開位置
50 連結部材
60 駆動源
70 伝達機構
71 プーリ
72 ハウジング回転機構
72a ベルト
72b ローラ
72c プーリ側ギア
72d ハウジング側ギア
P ハウジングの中心(回転軸芯)
Q 各フィンの軸芯
R、R1,R2,R3 車室天井
S,S1,S2 シート

【特許請求の範囲】
【請求項1】
円形孔が形成され車室天井に配置されるパネルと、
前記パネルの円形孔の周縁部に配置され前記パネルに回転可能に支持されるリング状のハウジングと、
前記ハウジングにそれぞれの軸芯まわりに回転可能に取付けられる複数のフィンと、
前記複数のフィンの各フィンと連結され、前記複数のフィンを連動させる連結部材と、
駆動源と、
前記駆動源の力を前記フィンおよび前記連結部材には伝達せず前記ハウジングに伝達する伝達機構と、
を有し、
前記駆動源は、リング状の前記ハウジングの半径方向外側に配置されており、
前記伝達機構は、前記駆動源によって回転させられるプーリと、該プーリが回転したときに該プーリの回転を前記ハウジングに伝えて該ハウジングを回転させるハウジング回転機構と、を備える、空気吹出口装置。
【請求項2】
前記伝達機構のプーリは、リング状の前記ハウジングの半径方向外側に配置されており、前記伝達機構のハウジング回転機構は、前記プーリと前記ハウジングとに巻き掛けられるベルトを備える、請求項1記載の空気吹出口装置。
【請求項3】
前記伝達機構のプーリは、リング状の前記ハウジングの半径方向外側に配置されており、前記伝達機構のハウジング回転機構は、前記プーリの外周面に設けられるプーリ側ギアと、前記ハウジングの外周面に設けられるハウジング側ギアと、を備える、請求項1記載の空気吹出口装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−148412(P2011−148412A)
【公開日】平成23年8月4日(2011.8.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−11731(P2010−11731)
【出願日】平成22年1月22日(2010.1.22)
【出願人】(308013436)小島プレス工業株式会社 (386)
【出願人】(308016242)豊和化成株式会社 (65)
【Fターム(参考)】