説明

空気圧マッサージ器の空気分配バルブ

【課題】容積の異なる空気圧室に適正な加圧空気供給が行えるようにする分配バルブを提供する。
【解決手段】バルブは、ステータ24とロータ26とを備える。ロータには、加圧空気入口開口28a、加圧空気出口開口28b、排気入口30a及び排気孔30を有する。ステータは、給気開口32、給気接続開口36、第1給排気開口38b、第2給排気開口38a、第1給気用連通開口42a、第1排気用連通開口42b、第2給気用連通開口40a、第2排気用連通開口40bを有する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、空気圧マッサージ器の空気分配バルブに関する。
【背景技術】
【0002】
腕や脚の周りに巻き付けられ、内部に複数の空気圧室を有するマッサージ具と、空気圧室に加圧空気を供給するための加圧空気供給源(ポンプ)と、該加圧空気供給源と空気圧室との間に設定され、空気圧室に対する加圧空気の供給及び排出を行うための空気分配装置を備えた空気圧マッサージ器が知られている。このような空気圧マッサージ器の空気分配装置としては、電磁弁を用いたものや、モータによって一定回転されるロータとこれと組み合わされるステータとからなロータリ弁を用いたものがある。電磁弁を用いた装置は、制御装置及び構造が複雑となるのに対し、ロータリ弁を用いた装置は構造が簡単でより軽量なものにすることが可能である。
【0003】
従来のロータリ弁は、相互に気密係合する平滑面を有するステータ及びロータを備え、ステータがロータの回転中心軸線を中心に同心円状に相互に間隔をあけて配置され、マッサージ具の各空気圧室に連通された複数の給排気口を有し、ロータが上記平滑面における回転中心から半径方向に延びる給気溝を有し、ステータが外部の加圧空気供給源からの加圧空気を受けて、該回転中心において該給気溝に供給し、該給気溝はロータの回転にともなって上記給排気口に順次連通して加圧空気を供給するようになっている。また、ロータは、当該ロータの回転方向で上記給気溝の後方位置に排気孔を有し、1つの給排気口に対する給気溝による加圧空気の供給が終わってから一定時間がたってから該排気孔が該1つの給排気口に連通して、該給排気口からの排気を行うようになっている。
(特許文献1参照)
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】実公昭60-1700号
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
上記のような形式のロータリ弁においては、ステータに設けられる複数の給排気口が同心円状に配置されてために、例えば、マッサージ具の空気圧室に大小があり、大きな空気圧室に連通される給排気口は、当該ステータの回転方向における長さを長くすることにより、空気圧室への加圧空気の供給量を多くしようとする場合、給気溝がその給排気口に連通している間に、排気孔が該給排気口に連通してしまったり、給気溝が給排気口からはずれて給気が終わった後だとしても必要な時間が経たないうちに該排気孔が該給排気口に連通してしまったりすることになり、結果として、該空気室による適正な加圧マッサージが行えないことになる。
【0006】
本発明では、このような点に鑑み、マッサージ具の空気圧室の容量に大小があっても、それぞれのサイズの空気圧室に適正な加圧空気供給が行えるようにする分配弁を提供することを目的としている。
【課題を解決するための手段】
【0007】
上記に鑑み、本発明は、使用者に対する加圧マッサージ作用を行うためにそれぞれ空気圧室を有する複数のマッサージ部(以下に述べる実施形態の説明では参照番号14,16で示す。以下、同様の標記を行う。)を備えるマッサージ器の空気分配バルブであって、
第1内面(24a)と、第1外面(24b)とを有するステータ(24)と、
回転中心軸線(C)を中心に回転するロータ(26)であって、該第1内面(24a)に気密係合されながら該回転中心軸線(C)を中心に回転される第2内面(26a)と、第2外面(26b)とを有するロータ(26)と
を有し、
該ロータ(26)は、
該回転中心軸線を中心にして、該第2内面(26a)の半径方向中心部分にある加圧空気入口開口(28a)と、
該加圧空気入口開口よりも半径方向外側において該第2内面(26a)に開口し、該加圧空気入口開口(28a)に連通された加圧空気出口開口(28b)と、
該加圧空気出口開口よりも半径方向外側において該第2内面(26a)に設けられた排気入口(30a)から該第2外面(26b)に開口する排気出口(30b)まで延びる排気孔(30)と
を有し、
ステータ(24)は、
該回転中心軸線を中心にして、第1内面(24a)の半径方向中心部分に位置し、該ロータ(26)の該加圧空気入口開口(28a)に常に連通する給気開口(32)と、
第1外面(24b)に設けられ外部の加圧空気供給源(10)に接続され、該給気開口(32)に連通される給気接続開口(36)と、
該第1外面(24b)に設けられて空気圧マッサージ器の各空気圧室に接続される第1給排気開口(38b)及び第2給排気開口(38a)と、
第1内面(24a)に形成され該第1給排気開口(38b)に連通される第1給気用連通開口(42a)であって、該回転中心軸線(C)を中心に回転されてくる該加圧空気出口開口(28b)と連通される第1給気用連通開口(42a)と、
第1内面(24a)に形成され該第1給排気開口(38b)に連通される第1排気用連通開口(42b)であって、該回転中心軸線(C)を中心に回転されてくる該排気孔(30)と連通される第1排気用連通開口(42b)と、
第1内面(24a)に形成され該第2給排気開口(38a)に連通される第2給気用連通開口(40a)であって、該回転中心軸線(C)を中心に回転されてくる該加圧空気出口開口(28b)と連通される第2給気用連通開口(40a)と、
第1内面(24a)に形成され該第2給排気開口(38a)に連通される第2排気用連通開口(40b)であって、該回転中心軸線を中心に回転されてくる該排気孔と連通される第2排気用連通開口(40b)と、
を有する
ことを特徴とする空気マッサージ器のための空気分配バルブを提供する。
【0008】
上記において、「第1内面の半径方向中心部分」、「第2内面の半径方向中心部分」とは、回転中心軸線またはそれに近い部分を意味する。以下に述べる実施形態では、「加圧空気入口開口」、「給気開口」は、回転中心軸線に整合した位置とされている。この空気分配バルブでは、第1及び第2給気用連通開口(42a,40a)をそれぞれ第1及び第2排気用連通開口(42b、40b)よりも半径方向内側の位置に設けるようにしているので、空気圧室への給気量を多くするために、第1及び第2の給気用連通開口の長さ(角度範囲)を大きくした場合でも、第1及び第2排気用連通開口(42b、40b)の長さ(角度範囲)を小さくして、給気用連通開口に対に対して加圧空気の供給している時間を十分にとった後に、排気孔による加圧空気の排気を行うようにすることが可能となる。
【0009】
具体的には、
該第1給気用連通開口(42a)が、該加圧空気出口開口(28b)の回転方向における第1角度位置(E)から第2角度位置(F)までの第1角度範囲にわたって該加圧空気出口開口(28b)と連通される形状とされ、
第1排気用連通開口(42b)が、該回転方向における該第1角度位(E)置と該第2角度位置(F)との中間の第3角度位置(G)から第2角度範囲にわたって、該排気孔(30)と連通される形状とすることができる。このようにすることにより、排気孔による加圧空気の排気を遅らせるものである。より具体的には、第2角度範囲は、第3角度位置から第2角度位置までの範囲とすることができる。
【0010】
また、第1給気用連通開口(42a)及び第1排気用連通開口(42b)が、1つの開口として統合され第1内面(24a)に開口するように形成することができる。このようにすることにより、これら開口の形成を容易にすることができる。
【0011】
第2給気用連通開口(40a)は、上記回転方向における第2角度位置(F)よりも前方の第4角度位置(H)から第1角度位置(E)よりも後方の第5角度位置(I)までの第3角度範囲にわたって、該空気出口開口と連通される形状とされる。
【0012】
第2排気用連通開口(40b)は、上記第4角度位置(H)から上記第5角度位置(I)までの上記第3角度範囲にわたって排気孔(30)に連通される形状とすることができる。これは、第1給気用連通開口(42a)に比べて、第2給気用連通開口(40a)を短い長さとした場合で、排気孔による排気を遅らせる必要がないような場合のものである。
【0013】
この場合も、第2給気用連通開口及び第2排気用連通開口が、1つの開口として統合され該第2面に開口するようにすることができる。
【0014】
以下、本発明の空気分配バルブの実施形態を添付図面に基づき説明する。
【図面の簡単な説明】
【0015】
【図1】図1は、本発明に係る空気分配バルブを用いた空気圧マッサージ器の使用状態を示す図である。
【図2】図2は、本発明に係る空気分配バルブの主要部材であるロータ及びステータを示す分解斜視図である。
【図3】図3は、図2におけるステータを図2の奥側から見た図であり、ロータの給気溝及び排気孔を想像線で示してある。
【図4】図4は、図3に示す状態に組み合わせられたロータ及びステータにおけるIIII-IIII線断面図である。
【発明を実施するための形態】
【0016】
図1において、10は加圧空気供給源としてのエアポンプであり、12は、使用者の脚の周りに設定されるマッサージ具である。マッサージ具12は、それぞれ、膝の上下部分を包むように配置された容量の大きな第1空気圧室を備える第1マッサージ部14と、足からくるぶし及びアキレス腱の周りを包むように配置された容量の小さな第2空気圧室を備える第2マッサージ部16とを有しており、第1マッサージ部14は第2マッサージ部16よりも大きな容積の空気圧室を有している。エアポンプ10は、該エアポンプのハウジング内に設定されている本発明に係る空気分配バルブ20、及び、該バルブに接続された給排気ホース22を介して第1マッサージ部14及び第2マッサージ部16に連通されている。空気分配バルブ20は、以下に述べるように、給排気ホース22を介してエアポンプ12から加圧空気を第1マッサージ部14及び第2マッサージ部16に時間差をもって分配し、また、それらからの加圧空気を外部に時間差をもって排気する。
【0017】
図2に示すように、空気分配バルブ20は、エアポンプ12のフレームに固定されるステータ24と、図示しないモータによって回転中心軸線Cを中心に矢印方向Aに回転されるロータ26とを有している。ステータ24とロータ26とは、相互に気密に係合される平滑な内面24a、26aを有しており、ロータ26は全体として筒状とされ、内面24aと反対側の端面26dを含む外面26b及び端面26dから軸線方向に伸張してモータの出力軸に連結される駆動連結部26cとを有している。ロータ26は、回転中心から半径方向に延びる1つの給気溝28を有している。後述するところから明らかになるように、給気溝28の半径方向内側端は加圧空気入口開口28aとして、また半径方向外端部は加圧空気出口開口28bとして機能するものであり、これら加圧空気入口開口28a及び加圧空気出口開口28bは、当該ロータ26内を通った通路によって連通されるようにすることもできる。ロータ26の内面26aには更に、加圧空気出口開口28bに対し同じ直径上で反対側に、加圧空気出口開口28bよりも回転中心軸線Cから大きく離れた位置に排気入口30aが形成されており、該排気入口30aはロータ26を貫通する排気孔30を介して該ロータの端面26dに開口している排気出口30bに連通されている。
【0018】
ステータ24は、全体的に筒状とされ、内面24aと反対側の端面24dを含む外面24bを有している。内面24aの回転中心軸線C上の位置は、ロータ26の加圧空気入口開口28aに連通する給気開口32を有しており、該給気開口32は、ステータ24の外周面に設けられてエアポンプからの加圧空気を受け入れる給気接続開口36に連通されている。ステータ24の端面24dには、各給排気ホース22に接続された給排気開口38が設けられており、図示の例では、2つの第2給排気開口38aが第2マッサージ部16に連通され、他の2つの第1給排気開口38bが第1マッサージ部14に連通されるようになっている。
【0019】
図示の例では、2つの第1マッサージ部14は同時に加圧空気の供給を受け、また、加圧空気の供給後に同時に加圧空気の排気が行われるようにされている。同様に、2つの第2マッサージ部16は同時に加圧空気の供給を受け、また、加圧空気の供給後に同時に加圧空気の排気が行われるようにされている。具体的には、ステータ24の中心にある給気開口32から常時加圧空気の供給を受けている給気溝28は、ロータ26の回転にともなって、第1マッサージ部14及び第2マッサージ部16にそれぞれ接続されている第2給排気開口38a及び第1給排気開口38bに順次連通されて、第1マッサージ部14及び第2マッサージ部16に加圧空気の供給を順次行い、排気孔30は同様にロータ26の回転にともなって第1マッサージ部14及び第2マッサージ部16にそれぞれ接続されている第2給排気開口38a及び第1給排気開口38bに順次連通されて、第1マッサージ部14及び第2マッサージ部16からの加圧空気の排気を行う。図示の例では、第2給排気開口38aと給気溝28との連通、及び、第2給排気開口38aと排気孔30との連通を行うのに1つの連通開口40が設けられ、また、第1給排気開口38bと給気溝28との連通、及び、第1給排気開口38bと排気孔30との連通を行うのに1つの連通開口42が設けられている。連通開口40は、図3に示す円弧状の想像線Xの半径方向内側で、回転されてくる給気溝28の外端部すなわち加圧空気出口開口28bに連通可能とされる円弧状の第2給気用連通開口40aと、想像線Xの半径方向外側で、回転されてくる排気孔30と連通可能とされる円弧状の第2排気用連通開口40bとを統合して1つの開口として形成したものと考えることができ、これら第2給気用連通開口40aと第2排気用連通開口40bとはそれぞれ別個の開口として形成することもできる。また、連通開口42は、図3に円弧状の想像線Yの半径方向内側で、回転してくる給気溝28の外端部すなわち加圧空気出口開口28bに連通可能とされる円弧状の第1給気用連通開口42aと、想像線Yの半径方向外側で回転してくる排気孔30と連通可能とされる円弧状の第1排気用連通開口42bとを統合して1つの開口として形成したものと考えることができ、これらはそれぞれ別個の開口として形成することもできる。
【0020】
図示のように第1給気用連通開口42aとして延びる部分の角度範囲は、角度位置H(特許請求の範囲における第4角度位置)及び角度位置I(特許請求の範囲における第5角度位置)間に延びる第2給気用連通開口40aより大きく、給気溝28と該第1給気用連通開口42aとの連通している時間を長くすることによって、第1マッサージ部14への加圧空気の供給量が多くなるようにしている。これに対して第1排気用連通開口42bとして延びる部分の角度範囲は、ロータ26の回転方向、従って給気溝28の回転方向Aにおいて、第1給気用連通開口42aの始端の角度位置E(特許請求の範囲における第1角度位置)より前方位置の角度位置G(特許請求の範囲における第3角度位置)から第1給気用連通開口42aの終端の角度位置F(特許請求の範囲における第2角度位置)と同じ角度位置まで延びるようにされている。要するに該第1給気用連通開口42aの角度範囲を大きくしても、給気溝28が第1給気用連通開口42aを通過してから一定時間経過後に排気が始まるようにして第1マッサージ部14の加圧時間を維持するものである。
【0021】
連通開口40は、空気圧室の容量の小さい第2マッサージ部16に対する加圧空気の供給及び排気を行うものであり、その角度範囲は連通開口42よりも小さいものとされており、また第2給気用連通開口40aの部分と第2排気用連通開口40bの部分が同じ角度範囲にわたり延びるようにされている。
【符号の説明】
【0022】
矢印方向A;回転中心軸線C;角度位置E;角度位置G;角度位置F;想像線X、Y;加圧空気供給源(エアポンプ)10;マッサージ具12;第1マッサージ部14;第2マッサージ部16;空気分配バルブ20;給排気ホース22;ステータ24;内面24a;外面24b;端面24d;ロータ26;内面26a;外面26b;駆動連結部26c;端面26d;給気溝28;加圧空気入口開口28a;加圧空気出口開口28b;排気孔30;給気開口32;給気接続開口36;給排気開口38;第2給排気開口38a;第1給排気開口38b;連通開口40;第2給気用連通開口40a;第2排気用連通開口40b;連通開口42;第1給気用連通開口42a;第1排気用連通開口42b

【特許請求の範囲】
【請求項1】
使用者に対する加圧マッサージ作用を行うためにそれぞれ空気圧室を有する複数のマッサージ部を備えるマッサージ器の空気分配バルブであって、
第1内面と、第1外面とを有するステータと、
回転中心軸線を中心に回転するロータであって、該第1内面に気密係合されながら該回転中心軸線を中心に回転される第2内面と、第2外面とを有するロータと
を有し、
該ロータは、
該回転中心軸線を中心にして、該第2内面の半径方向中心部分にある加圧空気入口開口と、
該加圧空気入口開口よりも半径方向外側において該第2内面に開口し、該加圧空気入口開口に連通された加圧空気出口開口と、
該加圧空気出口開口よりも半径方向外側において該第2内面に設けられた排気入口から該第2外面に開口する排気出口まで延びる排気孔と
を有し、
ステータは、
該回転中心軸線を中心にして、第1内面の半径方向中心部分に位置し、該ロータの該加圧空気入口開口に常に連通する給気開口と、
該第1外面に設けられ外部の加圧空気供給源に接続され、該給気開口に連通される給気接続開口と、
該第1外面に設けられて空気圧マッサージ器の各空気圧室に接続される第1及び第2給排気開口と、
該第1内面に形成され該第1給排気開口に連通される第1給気用連通開口であって、該回転中心軸線を中心に回転されてくる該加圧空気出口開口と連通される第1給気用連通開口と、
第1内面に形成され該第1給排気開口に連通される第1排気用連通開口であって、該回転中心軸線を中心に回転されてくる該排気孔と連通される第1排気用連通開口と、
第1内面に形成され該第2給排気開口に連通される第2給気用連通開口であって、該回転中心軸線を中心に回転されてくる該加圧空気出口開口と連通される第2給気用連通開口と、
第1内面に形成され該第2給排気開口に連通される第2排気用連通開口であって、該回転中心軸線を中心に回転されてくる該排気孔と連通される第2排気用連通開口と、
を有する
ことを特徴とする空気マッサージ器のための空気分配バルブ。
【請求項2】
該第1給気用連通開口が、該加圧空気出口開口の回転方向における第1角度位置から第2角度位置までの第1角度範囲にわたって該加圧空気出口開口と連通される形状とされ、
第1排気用連通開口が、該回転方向における該第1角度位置と該第2角度位置との中間の第3角度位置から第2角度範囲にわたって、該排気孔と連通される形状とされた請求項1に記載の空気分配バルブ。
【請求項3】
該第2角度範囲が、該第3角度位置から該第2角度位置までの範囲とされている請求項2に記載の空気分配バルブ。
【請求項4】
該第1給気用連通開口及び第1排気用連通開口が、1つの開口として統合され該第1内面に開口するように形成されている請求項1乃至3のいずれかに記載の空気分配バルブ。
【請求項5】
第2給気用連通開口が、該回転方向における第2角度位置よりも前方の第4角度位置から第1角度位置よりも後方の第5角度位置までの第3角度範囲にわたって、該空気出口開口と連通される形状とされている請求項2又は3に記載の空気分配バルブ。
【請求項6】
該第2排気用連通開口であって、該第4角度位置から該第5角度位置までの該第3角度範囲にわたって該排気孔に連通される形状とされている請求項4に記載の空気分配バルブ。
【請求項7】
該第2給気用連通開口及び第2排気用連通開口が、1つの開口として統合され該第2面に開口するようにされている請求項6に記載の空気分配バルブ。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2012−11065(P2012−11065A)
【公開日】平成24年1月19日(2012.1.19)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−151645(P2010−151645)
【出願日】平成22年7月2日(2010.7.2)
【出願人】(000227386)日東工器株式会社 (158)
【Fターム(参考)】