説明

窓開閉装置

【課題】窓枠からの突出量を小さくすることができ、カーテンやブラインドとの干渉を防止することができ、滑らかなすっきりとした外観の印象を与えることができる窓開閉装置を提供する。
【解決手段】窓枠に沿う方向へ延びる基体10、窓枠に沿う方向へ延びる雄ねじ部13Aが形成され、基体10により支持されてその軸芯まわりに回転可能なねじ軸体13、ねじ軸体13の雄ねじ部13Aに螺合する雌ねじ部が形成され、ねじ軸体13の回転に伴って窓枠に沿う方向へ移動する移動ナット体14、移動ナット体14に一端部15Aが枢結されて他端部15Bが室内外方向へ回動する駆動アーム15、基体10に一端部16Aが枢結されて他端部16Bが室内外方向へ回動し、中間部16Cに駆動アーム15の他端部15Bが枢結された操作アーム16、及び、ねじ軸体13を回転させる駆動軸20を備えた。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、窓枠に取り付けられた障子を室内外方向へ開閉することができる開閉窓に用いられる、前記障子の開閉操作を行う窓開閉装置に関するものである。
【背景技術】
【0002】
縦すべり出し窓、横すべり出し窓、片開き窓又は突出し窓等のような、窓枠に取り付けられた障子を室内外方向へ開閉することができる開閉窓に用いられる、前記障子の開閉操作を行う窓開閉装置として、一面が開口し、窓枠に固定されるケーシング内に、垂直軸まわりに回転するウォームホイールを収容し、ケーシングの閉鎖壁を貫通する、略室内外方向に延びる駆動軸(操作軸)の室外側端に固定されたウォームを前記ウォームホイールに噛み合わせ、前記駆動軸の室内側端にオペレータハンドル(把持部)を取り付け、該オペレータハンドルを回転して前記ウォームホイールと一体化され室外方向水平面内に延びる回転アームを回動させることにより、該回転アームと連結アームにより連結された障子を開閉するものがあり(例えば、特許文献1参照。)、このような窓開閉装置は、オペレータハンドルを回転する小さなトルクにより大きな操作力が得られるとともに、障子を開いた状態では、ウォームホイールからウォームを回すことができない特徴(セルフロック)を利用して、障子を開いた状態を保持することができる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】特開平11−223067号公報(図1−3)
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
特許文献1のような窓開閉装置は、上述の特徴を有するものであるが、ケーシング内にウォームホイールを収容する必要があることから、ケーシングが室内側へ突出するとともに、ケーシングの室内側面から室内側へ駆動軸が突出するため、ケーシング並びに駆動軸及びオペレータハンドルがカーテンやブラインドと干渉する場合があるとともに、このように室内側へ突出する部材が窓枠や内装に対して違和感を与える場合がある。
【0005】
そこで本発明が前述の状況に鑑み、解決しようとするところは、窓枠からの突出量を小さくすることができ、カーテンやブラインドとの干渉を防止することができ、滑らかなすっきりとした外観の印象を与えることができる窓開閉装置を提供する点にある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明に係る窓開閉装置は、前記課題解決のために、窓枠に取り付けられた障子を室内外方向へ開閉することができる開閉窓に用いられる、前記障子の開閉操作を行う窓開閉装置であって、前記窓枠に沿う方向へ延びる基体と、前記窓枠に沿う方向へ延びる雄ねじ部が形成され、前記基体により支持されてその軸芯まわりに回転可能なねじ軸体と、該ねじ軸体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成され、前記ねじ軸体の回転に伴って前記窓枠に沿う方向へ移動する移動ナット体と、該移動ナット体に一端部が枢結されて他端部が室内外方向へ回動する駆動アームと、前記基体に一端部が枢結されて他端部が室内外方向へ回動し、中間部に前記駆動アームの他端部が枢結された操作アームと、前記ねじ軸体を回転させる駆動軸とを備えたものである。
【0007】
ここで、前記ねじ軸体の一端部に第1歯車を取り付け、前記駆動軸の一端部に前記第1歯車に噛合する第2歯車を取り付け、前記駆動軸の他端部を室内側へ突出させ、前記駆動軸がその軸芯まわりに回転可能なように前記基体により支持してなると好ましい。
【発明の効果】
【0008】
本発明に係る窓開閉装置によれば、窓枠に取り付けられた障子を室内外方向へ開閉することができる開閉窓に用いられる、前記障子の開閉操作を行う窓開閉装置であって、前記窓枠に沿う方向へ延びる基体と、前記窓枠に沿う方向へ延びる雄ねじ部が形成され、前記基体により支持されてその軸芯まわりに回転可能なねじ軸体と、該ねじ軸体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成され、前記ねじ軸体の回転に伴って前記窓枠に沿う方向へ移動する移動ナット体と、該移動ナット体に一端部が枢結されて他端部が室内外方向へ回動する駆動アームと、前記基体に一端部が枢結されて他端部が室内外方向へ回動し、中間部に前記駆動アームの他端部が枢結された操作アームと、前記ねじ軸体を回転させる駆動軸とを備えたので、窓枠に沿って延びたねじ軸体が駆動軸の回転により回転すると、該ねじ軸体に螺合した移動ナット体がねじ軸体に沿って窓枠に沿う方向へ移動し、この移動ナット体の移動を駆動力として、駆動アームを介して操作アームを室内外方向へ移動させることができる。
したがって、窓枠に沿う方向に直交するする方向に突出するウォームホイールのような大きな部品が駆動部に無いため、駆動部を収容する基体をスリムに形成することができる。
よって、窓開閉装置の殆どの部分を窓枠に内蔵させて窓枠からの突出量を非常に小さくすることができることから、カーテンやブラインドとの干渉を防止することができるとともに、滑らかなすっきりとした外観の印象を与えることができる使用価値の高い窓開閉装置を得ることができる。
【0009】
また、前記ねじ軸体の一端部に第1歯車を取り付け、前記駆動軸の一端部に前記第1歯車に噛合する第2歯車を取り付け、前記駆動軸の他端部を室内側へ突出させ、前記駆動軸がその軸芯まわりに回転可能なように前記基体により支持してなると、第2歯車が固定された駆動軸を基体により支持するとともに、例えば傘歯車である第1歯車及び第2歯車によるコンパクトかつ簡素な構成の歯車伝達機構により前記駆動軸の他端を基体から室内側に突出させることができる。
よって、スリムな基体を維持しながら、基体から突出した駆動軸にオペレータハンドルを取り付けて該オペレータハンドルを手動操作することにより、障子を確実に開閉することができるとともに、オペレータハンドルを折り畳んで基体に添わせた状態で基体からの突出量を小さくすることができるため、滑らかなすっきりとした外観を維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【0010】
【図1】本発明の実施の形態に係る窓開閉装置を横すべり出し窓に用いた例を示す横断平面図である。
【図2】同じく縦断左側面図である。
【図3】本発明の実施の形態に係る窓開閉装置の横断平面図である。
【図4】同じく縦断正面図である。
【図5】同じく分解斜視図である。
【発明を実施するための形態】
【0011】
次に本発明の実施の形態を添付図面に基づき詳細に説明するが、本発明は、添付図面に示された形態に限定されず特許請求の範囲に記載の要件を満たす実施形態の全てを含むものである。なお、本明細書においては、室内側から室外側へ向かう方向の前側を前、後側を後とし、左右は前方に向かっていうものとし、室内側から見た図を正面図とする。
【0012】
本発明の窓開閉装置2が適用される開閉窓1は、窓枠3に取り付けられた障子4を前後方向へ開閉することができるものであり、図1及び図2の開閉窓1は、左右の縦枠と左右の縦框との間に取り付けられた図示しない左右のステーにより障子4を支持してなる横すべり出し窓を例示している。
窓開閉装置2は、窓枠3の下枠3Lに取り付けられ、室内側に設けられたオペレータハンドル26を回転させることにより、後述するように操作アーム16を前後方向へ回動させるものである。
また、操作アーム16の先端部に取り付けたピン16Dは、障子4に取り付けた障子側金具5の左右方向の長孔5Aに係合している。
したがって、操作アーム16の前記回動により障子4を開閉することができる。
【0013】
次に、図3〜図5を参照して、本発明の実施の形態に係る窓開閉装置2の詳細構成について説明する。
窓開閉装置2は、左右方向へ延びる基体10、左右方向へ延びる雄ねじ部13Aが形成され、基体10により支持されてその軸芯まわりに回転可能な鋼製のねじ軸体13、ねじ軸体13の雄ねじ部13Aに螺合する雌ねじ部14Aが形成され、ねじ軸体13の回転に伴って左右方向へ移動する鋼製の移動ナット体14、移動ナット体14に一端部(15A参照。)が枢結されて他端部(15B参照。)が前後方向へ回動する鋼製の駆動アーム15、基体10に一端部(16A参照。)が枢結されて他端部(16B参照。)が前後方向へ回動し、中間部(16C参照。)に駆動アーム15の他端部(15B参照。)が枢結された鋼製の操作アーム16、並びに、ねじ軸体13を回転させる鋼製の駆動軸20等からなる。
【0014】
ここで、基体10は、合成樹脂製の上ケース6及び下ケース7並びに鋼製の内フレーム8及び外フレーム9からなる。
また、内フレーム8上面の通孔8Eに金属又は合成樹脂製の詳細は後述するストッパー22の通孔22Aを合わせた状態で、段付きリベット23を上側から挿通して軸端をかしめることにより、内フレーム8上面の開口8Cからロック片22Cを垂下させ、内フレーム8内にロック片22Cを臨ませた状態で、ストッパー22が垂直軸(段付きリベット23)まわりに回動可能に支持される。
【0015】
さらに、外フレーム9の水平舌片の通孔9Aの下側に操作アーム16の一端部の通孔16Aを合わせた状態で段付きリベット19を下側から挿通して軸端をかしめることにより、操作アーム16は外フレーム9(基体10)により支持され、他端部(16B参照。)は前後方向へ回動可能となる。
さらにまた、段付きリベット17を、移動ナット体14の取付孔14B及び駆動アーム15の一端部の通孔15Aに上側から挿通して軸端をかしめることにより、駆動アーム15は移動ナット体14に対して上下方向軸まわりに回動可能に支持される。
また、段付きリベット18を、駆動アーム15の他端部の通孔15B及び操作アーム16の中間部の通孔16Cに上側から挿通して軸端をかしめることにより、駆動アーム15と操作アーム16とが連結される。
【0016】
さらに、内フレーム8の左右端面に形成された通孔8A,8Bに、移動ナット体14が螺合した状態のねじ軸体13の左右端部を挿通し、左端部のDカット軸13Bに第1歯車である金属製又は合成樹脂製の傘歯車11を取り付け、外フレーム9の左右の通孔9C,9Cを通して内フレーム8後面の左右の螺孔8D,8Dへ図示しない取付ねじを螺合することにより、内フレーム8及び外フレーム9が一体化される。
また、外フレーム9を下ケース7に上側から係合させ、ねじ軸体13の左右の被支持端部13C,13Dを下ケース7左右の支持溝7A,7Bに係合させることにより、ねじ軸体13は、その軸芯(左右方向軸)まわりに回転可能なように内フレーム(基体10)により支持される。
なお、この状態で、操作アーム16基端部から下側に突出する段付きリベット19の頭部は、下ケース7上面の凹部7C内に位置するため、上下方向の寸法をより小さくすることができる。
【0017】
駆動軸20は、その下端部(一端部)のDカット軸20Aに鋼製の傘歯車11に螺合する第2歯車である金属製又は合成樹脂製の傘歯車12が取り付けられ、上ケース6の左端部上面に形成された支持孔6Aに下側から挿通され、上端部(他端部)のハンドル取付軸20Bを後方上斜め方向へ突出させた状態(図2も参照。)とされ、この室内側へ突出するハンドル取付軸20Bには、図2に示すように折り畳み支軸26Aまわりに折り畳み可能なオペレータハンドル26が取り付けられる。
また、上ケース6上面の略矩形状の開口6Cから摘み21Aを突出させた合成樹脂製のロック操作体21が上ケース6に沿って左右方向へスライド可能とされ、ロック操作体21下面の図示しない係合溝に上述のストッパー22の上方へ突出する被操作凸部22Bが係合するため、摘み21Aによりストッパー22が操作される。
【0018】
すなわち、摘み21Aを開口6C内の左側に位置させると、内フレーム8の開口8C内へ垂下するロック片22Cが後側に位置するようにストッパー22が回動し、移動ナット体14が左右へ移動する際にその上面の左右方向に延びる溝14C内にロック片22Cが入るため、移動ナット体14の左右方向への移動が規制されないロック解除状態となる。
これに対して摘み21Aを開口6C内の右側に位置させると、内フレーム8の開口8C内へ垂下するロック片22Cが前側に位置するようにストッパー22が回動し、移動ナット体14の右方向への移動の際にその右端面にロック片22Cが当接して移動を規制するロック状態となる。
【0019】
ここで、上ケース6後面左右の通孔6D,6D及び外フレーム9の左右の通孔9D,9Dを通して下ケース7後面左右の螺孔7D,7Dへ図示しない取付ねじを螺合することにより、内フレーム8及び外フレーム9並びに上ケース6及び下ケース7が一体化される。
また、上ケース6上面左右の通孔6B,6B及び外フレーム9の左右の通孔9B,9Bを通して上側から取付ねじ24,24を下枠3Lへ螺合させることにより窓開閉装置2が下フレーム3Lに取り付けられ、取付ねじ24,24はカバー25,25により隠される。
【0020】
次に、以上のような構成である窓開閉装置2の動作について説明する。
図2に示すオペレータハンドル26を折り畳まない状態(図2中の実線の状態)とし、図3に示す矢印A方向に回転させると、傘歯車12及び11を介してねじ軸体13がその軸芯まわりに回転し、この回転に伴って移動ナット体14が左方へ移動することから、駆動アーム15により操作アーム16が駆動されて他端部(16B参照。)が後方(図中矢印B方向)へ回動するため、図1の矢印Cに示すように後方(室内方向)へ障子4を閉じることができる。
これに対してオペレータハンドル26を図3の矢印Aと逆方向に回転させると、傘歯車12及び11を介してねじ軸体13がその軸芯まわりに回転し、この回転に伴って移動ナット体14が右方へ移動することから、駆動アーム15により操作アーム16が駆動されて他端部(16B参照。)が前方(室外方向)へ回動するため、図1の矢印Cと逆方向(室外方向)へ障子4を開くことができる。
【0021】
以上のような窓開閉装置2によれば、駆動軸20の回転により下枠3L(窓枠3)に沿って延びたねじ軸体13が回転すると、ねじ軸体13に螺合した移動ナット体14がねじ軸体13に沿って左右方向(窓枠3に沿う方向)へ移動し、この移動ナット体14の移動を駆動力として、駆動アーム15を介して操作アーム16を室内外方向へ移動させることができる。
したがって、下枠3L(窓枠3)に沿う方向に直交するする方向、例えば後方へ突出するウォームホイールのような大きな部品が駆動部に無いため、駆動部を収容する基体10をスリムに形成することができる。
よって、例えば図2に示すように窓開閉装置2の殆どの部分を下枠3L(窓枠3)に内蔵させて窓枠からの突出量を非常に小さくすることができることから、カーテンやブラインドとの干渉を防止することができるとともに、滑らかなすっきりとした外観の印象を与えることができる使用価値の高い窓開閉装置を得ることができる。
【0022】
また、傘歯車12が固定された駆動軸20を基体10により支持するとともに、傘歯車11,12によるコンパクトかつ簡素な構成の歯車伝達機構により駆動軸20の他端20Bを基体10から室内側に突出させることができるため、スリムな基体10から突出した駆動軸20にオペレータハンドル26を取り付けて該オペレータハンドル26を手動操作することにより、障子4を確実に開閉することができるとともに、オペレータハンドル26を折り畳んで(図2の二点鎖線参照。)基体10に添わせた状態とすれば、基体10からの突出量を小さくすることができるため、滑らかなすっきりとした外観を維持することができる。
【0023】
以上の説明においては、ねじ軸体13及び駆動軸20間の駆動トルクの伝達を行う第1歯車及び第2歯車が交差軸歯車である傘歯車11,12である場合を示したが、前記第1歯車及び第2歯車は、交差軸歯車ではなく、例えばハイポイドギヤのような食違い軸歯車等であってもよい。
また、駆動軸20にオペレータハンドル26を取り付けて手動により操作する場合を示したが、駆動軸20を例えばギヤドモータ等のアクチュエータの出力軸として、カップリングによりねじ軸体13に連結する構成や、前記出力軸を歯車又はタイミングベルト等の動力伝達機構を介してねじ軸体13に連結する構成等、電動の窓開閉装置としてもよい。
【0024】
さらに、本発明の窓開閉装置2が適用される開閉窓1が横すべり出し窓である場合を示したが、本発明の窓開閉装置2が適用される開閉窓1は、縦すべり出し窓、片開き窓又は突出し窓等であってもよく、すなわち、窓枠3に取り付けられた障子4を室内外方向へ開閉することができるものであればよい。
さらにまた、本発明の窓開閉装置は、それが適用される開閉窓の構成に応じて、下枠3Lではなく上枠や縦枠に取り付けてもよい。
【符号の説明】
【0025】
1 開閉窓
2 窓開閉装置
3 窓枠
3L 下枠
4 障子
5 障子側金具
5A 長孔
6 上ケース
7 下ケース
8 内フレーム
9 外フレーム
10 基体
11 傘歯車(第1歯車)
12 傘歯車(第2歯車)
13 ねじ軸体
13A 雄ねじ部
13B Dカット軸(一端部)
13C,13D 被支持端部
14 移動ナット体
14A 雌ねじ部
14B 取付孔
14C 溝
15 駆動アーム
15A 通孔(一端部)
15B 通孔(他端部)
16 操作アーム
16A 通孔(一端部)
16B 通孔(他端部)
16C 通孔(中間部)
16D ピン
17,18,19 段付きリベット
20 駆動軸
20A Dカット軸(一端部)
20B ハンドル取付軸(他端部)
26 オペレータハンドル


【特許請求の範囲】
【請求項1】
窓枠に取り付けられた障子を室内外方向へ開閉することができる開閉窓に用いられる、前記障子の開閉操作を行う窓開閉装置であって、
前記窓枠に沿う方向へ延びる基体と、
前記窓枠に沿う方向へ延びる雄ねじ部が形成され、前記基体により支持されてその軸芯まわりに回転可能なねじ軸体と、
該ねじ軸体の雄ねじ部に螺合する雌ねじ部が形成され、前記ねじ軸体の回転に伴って前記窓枠に沿う方向へ移動する移動ナット体と、
該移動ナット体に一端部が枢結されて他端部が室内外方向へ回動する駆動アームと、
前記基体に一端部が枢結されて他端部が室内外方向へ回動し、中間部に前記駆動アームの他端部が枢結された操作アームと、
前記ねじ軸体を回転させる駆動軸と、
を備えたことを特徴とする窓開閉装置。
【請求項2】
前記ねじ軸体の一端部に第1歯車を取り付け、前記駆動軸の一端部に前記第1歯車に噛合する第2歯車を取り付け、前記駆動軸の他端部を室内側へ突出させ、前記駆動軸がその軸芯まわりに回転可能なように前記基体により支持してなる請求項1記載の窓開閉装置。


【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2010−174499(P2010−174499A)
【公開日】平成22年8月12日(2010.8.12)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−17801(P2009−17801)
【出願日】平成21年1月29日(2009.1.29)
【出願人】(000211695)中西金属工業株式会社 (222)
【Fターム(参考)】