説明

立毛シート状物の製造方法

【課題】本発明は、良好な肌触りで且つ均一な表面状態を有するシート状物の製造方法を提供せんとするものである。
【解決手段】本発明のシート状物の製造方法は、シート状物の表面を立毛化するに際し、シート状物の長さ方向を0度としたとき立毛処理に用いる研削材をシート状物に対して90度以外の角度でシート状物平面に対して水平に接するように配置し、立毛化を行うことを特徴とするものである。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、良好な肌触りで且つ均一な表面状態を有するシート状物の製造方法に関する。
【背景技術】
【0002】
シート状物を立毛化する方法としては、従来からサンドペーパー、サンドクロス、サンドネット、サンドロールなどの研削材や、ブラシ、針布などを用いて立毛化する方法が用いられている。研削材を用いる方法は、シート状物を特定の方向に投入し上記の研削材などと接触させて表面を立毛化させるものである。特許文献1、特許文献2のようにシート状物を連続的に走行させながら、サンドペーパー又はサンドクロスで表面を立毛化させる場合、長尺なシート状物に対応したり、加工上の便利さから、研削材を表面に有する回転体をシート状物の長さ方向に対して90度に配置し、回転体を回転することによって研削材表面がシート状物に連続的に接するようにシート状物を搬送しながら立毛化を行う方法が一般的である。
【0003】
しかし、これらの方法は研削材をシート状物の長さ方向に対して90度に配置するため研削材や研削材を支持する部材等の微細な表面状態の違いや加工中の劣化などからシート状物の幅方向の特定の位置で長さ方向に連続的に立毛の長さの異なる箇所ができ、縦縞のような模様に見えることがあるという問題があった。
【特許文献1】特開平6−287861号公報
【特許文献2】特開平6−123060号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
本発明は、かかる従来技術の背景に鑑み、立毛処理による縦縞がなく表面を均一に立毛化したシート状物の製造方法を提供せんとするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は、かかる課題を解決するために、次のような手段を採用する。すなわち、本発明のシート状物の製造方法は、研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを90度以外の角度で、研削材がシート状物平面に対して水平に接するように配置し、立毛化を行うことを特徴とするものである。
【発明の効果】
【0006】
本発明によれば、良好な肌触り且つ表面の立毛状態が均一なシート状物を提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0007】
本発明は、前記課題、良好な肌触り且つ多種多様な模様を有する表面立毛シート状物の製造方法について鋭意検討し、研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを90度以外の角度で、研削材がシート状物平面に対して水平に接するように配置し、立毛化を行ったところ、かかる課題を見事に解決し得たものである。
【0008】
本発明におけるシート状物とは、例えば織物、不織布、編み物、フィルム、樹脂等であり、立毛シート状物とは表面が立毛で覆われたシート状物のことをいう。
【0009】
本発明においては、立毛処理後に良好な肌触りとなりやすいことから、極細繊維を含むシート状物であることが好ましく、また、シート状物は不織布であることが好ましい。
【0010】
本発明における極細繊維は、製品の良好な肌触りを得るため単繊維繊度が1デシテックス以下であることが好ましい。更に良好な肌触りを得るためには繊度がさらに細いほうがよく、好ましくは0.3デシテックス以下、より好ましくは0.1デシテックス以下、更に好ましくは0.01デシテックス以下である。
【0011】
本発明におけるシート状物には、1デシテックス以下の極細繊維を本数にして50%以上含むことが好ましく、80%以上がより好ましい。製品の良好な肌触りを得るという目的のため、極細繊維はシート状物の表面に存在することが好ましい。
【0012】
なお、シート状物を構成する極細繊維の単繊維繊度、及び単繊維繊度が1デシテックス以下の極細繊維の本数割合は、次のようにして求める。すなわち、極細繊維の断面が円形または円形に近い楕円形の場合は、シート状物表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を倍率2000倍で撮影し、極細繊維をランダムに100本選び、繊維径を測定して素材ポリマーの比重から繊度に換算し、その100本のうち1デシテックス以下の極細繊維の本数割合を百分率で算出する。
【0013】
一方、シート状物を構成する極細繊維が異形断面の場合は、同様にして、異形断面の外周円直径を繊維径として算出する。さらに、円形断面と異形断面が混合している場合、繊度が大きく異なるものが混合している場合等は、それぞれが同数程度となるように100本を選び、異形断面の場合は、断面積を真円の面積に換算して算出する。
【0014】
また、素材に制限はないが極細繊維は、加工のし易さ及び製品の風合いの観点から、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等のポリエステル系繊維、ナイロン6、ナイロン66等のポリアミド系繊維、アクリル系繊維、綿、羊毛、絹等の天然繊維から選ばれた少なくとも1つ以上の素材であることが望ましい。さらに良好な風合いを得るためにはポリエステル系、ポリアミド系、アクリル系繊維が望ましい。
【0015】
本発明で好ましく用いられる立毛シート状物は構成繊維に前記極細繊維を含み、その表面が前記極細繊維を含む構成繊維からなる立毛で覆われていればどのような形態でも良く、例えばスパンボンドやニードルパンチ或いはウォータージェットパンチなどにより繊維を絡合させて得られるものが好ましく用いられる。また、表面の立毛形態に特に制限はないが、意匠効果の観点から指でなぞったときに立毛の方向が変わることで跡が残るいわゆるフィンガーマークが発する程度の立毛長と方向柔軟性を備えていることが好ましい。
【0016】
本発明でいう表面の立毛状態が均一である状態とは、立毛繊維の毛の長さが異なることで毛の長い部分と短い部分を形成せず、該長い部分と短い部分の組み合わせが模様になっていないもののことをいう。該立毛表面の立毛長に特に制限は無いが、良好な風合いを得るためには前記フィンガーマークが発する程度の立毛長が好ましい。
【0017】
かかるシート状物を構成する極細繊維を得る方法としては、極細繊維を直接得る方法と一旦極細繊維発生型繊維を作成し、その後極細繊維を発現させる方法を採用することができるが、より細繊度が得られやすい点や得られるシート状物の柔軟性の点で、一旦極細繊維発生型繊維を作成し、その後極細繊維を発現させる方法が好ましく用いられる。その方法として、例えば溶解性の異なる複数のポリマーをあわせて紡糸し、極細繊維発現可能な繊維を得た後、少なくとも一種類のポリマーを除去して極細繊維を形成する方法、または、放射状、多層状に交互に配置した異なる複数のポリマーを剥離分割する方法などを用いることができる。
【0018】
かかる極細繊維発現可能な繊維を紡糸する際の複合形体としては、ポリマー同士が張り合わされたような状態のサイドバイサイド型や、ポリマー中に別のポリマーが島状に存在する海島型を好ましく用いることができる。また、除去されるポリマーとしてはポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィン、ナトリウムスルホイソフタル酸やポリエチレングリコール等を共重合してアルカリ溶解性を高めた共重合ポリエステル等を用いることができる。
【0019】
次に、極細繊維を発現せしめる方法は、除去する成分の種類により異なるが、ポリエチレンやポリスチレン等のポリオレフィンであればトルエンやトリクロロエチレン等の有機溶媒、アルカリ溶解性を高めた共重合ポリエステルであれば水酸化ナトリウム等のアルカリ水溶液に浸漬し抽出を行う方法を好ましく用いることができる。
【0020】
次に、上記極細繊維をシート化する方法について説明する。かかるシート状物は、織物、編物、短繊維不織布、長繊維不織布のいずれでもかまわないが、風合いや品位を重視する場合は、短繊維不織布が好ましい。かかる短繊維不織布を得る方法としては、カードマシンやクロスラッパーを用いる方法や、抄紙法等の通常の方法を採用することができる。また、これらの方法で得られた不織布をニードルパンチやウォータージェットパンチで絡合させたり、他の織物、編み物、不織布と一体化させてもよい。また、織物、編物、長繊維不織布とする場合にも、通常の製造方法を用いることができる。
【0021】
本発明においてシート状物を製造するにあたっては、まず極細繊維を作成してからシート化する方法を採用することもできるし、上記極細繊維発現可能な繊維をシート化した後に上記処理を施して極細繊維を発現させる方法を採用することもできる。
【0022】
本発明におけるシート状物は弾性樹脂を含有してもよい。例えば、バインダーとしての性能や風合いを損なわない範囲でポリウレタン系、ポリエステル系、ポリアミド系、ポリオレフィン系などのエラストマー樹脂、アクリル樹脂、シリコーン樹脂、エチレン−酢酸ビニル樹脂などを用いることができるが、風合いの観点からポリウレタンが好ましく用いられる。かかるポリウレタン付与方法としては、シート状物をポリウレタン溶液に含浸し、さらに水または有機溶媒水溶液中に浸漬してポリウレタンを凝固させる方法が好ましい。かかるポリウレタン溶液に用いる溶媒としてはN, N ’ − ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド等を好ましく用いることができる。また、必要に応じて顔料、紫外線吸収剤、酸化防止剤等を添加してもよい。
【0023】
次に、このようにして得られたシート状物の表面を立毛化する方法(立毛処理)について説明する。すなわち、かかる立毛処理としては、バッフィングマシンによりシート状物表面を研削する方法が好ましい。ここで用いるバッフィングマシンの研削材はシート状物表面を削ることのできるものであれば制限はなく、サンドペーパー、サンドクロスや金属製のヤスリなど従来からシート状物の立毛に用いられている研削材を用いることができるが、特に加工性の観点からサンドペーパーが好ましく用いられる。研削材にサンドペーパーを用いる場合、ペーパー粗さは好ましくは50〜500番手、更に好ましくは100 〜350番手であることが、表面品位の観点から好ましい。また、研削材に押しつける部材の材質に制限はなく、形状についてはシート加工性からロール状が好ましく用いられる。すなわち、図1や図2に示すようなローラーサンダー装置が好ましい。
【0024】
一般的な立毛処理方法においては、シート状物は長尺であるため、その長さ方向に搬送させながら、研削材を動かしながらシート状物に押し当てて研削する。研削材の動かし方としては、ローラーサンダー装置であれば図4に示すように、押し当てられる部分がシート状物の搬送方向と全く同じ向き(0度)、もしくは完全に逆向き(180度)になるように回転させるのが通常である。すなわち、シート状物の搬送方向と研削材の動きの軸は一致する。つまりローラーサンダー装置であれば、研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θは90度である。
【0025】
一方、本発明においてシート状物表面に立毛処理を施す際には次のような方法を採用する。すなわち、本発明は、従来技術のように研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを90度とするように配置するのではなく、90度以外の角度で接するように配置し研削することによって立毛表面に立毛長差や密度差に起因する縦縞のような模様がない均一な表面状態を形成させるものである。
【0026】
研削材の研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θは90度以外の角度ならば特に限定されないが、加工のしやすさから90度を除く45度以上、135度以下の角度が好ましい。さらに、シート状物を研削材に接するように連続的に搬送させて研削を行うに際し、あまりに角θが90度からかけ離れているとシート状物の搬送の妨げになるので、90度を除く60度以上、120度以下の角度がより好ましい。研削材とシート状物の摩擦が大きい場合には90度を除く75度以上、105度以下の角度がさらに好ましい。また、90度でないとしても、あまり90度に近い角度であると効果が低減するので、45〜85度もしくは95〜135度の範囲とすることが好ましい。
【0027】
また、本発明においてロール状のサンドペーパーなどの研削材を用いたローラーサンダー装置を用いる場合、研削材の回転方向はどちらでも必要に応じて設定することが可能であり、回転速度には特に制限がなく適宜設定することが可能である。
【0028】
本発明の製造方法によれば、シート状物表面の立毛がシート状物の長さ方向とは異なる角度に形成されるため、シート状物の幅方向の特定の位置で長さ方向に連続的に縦縞模様が形成されず、良好な肌触りで均一な立毛表面が形成される。また、研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを90度以外の角度でシート状物平面に対して水平に設置する以外に特殊な装置は必要無い。
【0029】
さらに、シート状物に対して立毛処理を複数回行うことが可能である。立毛処理を複数回行うことによってシート状物の表面の立毛化を行う場合、例えば図3のように1回ごとに研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを変えることが可能である。
【実施例】
【0030】
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。
【0031】
[評価方法]
(1)単繊維繊度1デシテックス以下の極細繊維の本数割合
シート状物表面の走査型電子顕微鏡(SEM)写真を倍率2000倍で撮影し、円形または円形に近い楕円形の繊維をランダムに100本選び、繊維径を測定して繊維の素材ポリマーの比重から繊度に換算し、100本のうち1デシテックス以下の極細繊維の本数割合を百分率で算出した。
【0032】
[実施例1]
島成分としてポリエチレンテレフタレート、海成分としてポリスチレンからなる成分比55/45、島数32、複合繊度3.3デシテックス、繊維長51mm、捲宿数5.6山/cmの海島型複合繊維の原綿を用いて、カードマシンにより該原綿を開繊しウェブ化した後、クロスラッパーで該ウェブを重ね合わせることにより積層ウェブを作成する。ついで、ランダムにニードルが植え付けられたニードルボードを有するニードルパンチマシンで該積層ウェブに3000本/cmのニードルパンチを行って、幅120cm、目付300g/mの不織布を作成した。
【0033】
該不織布を12%ポリビニルアルコール水溶液に含浸後乾燥することで形体安定材としてポリビニルアルコールをシートに付与した後、抽出工程でトリクロロエチレンの液流中にさらし、海成分であるポリスチレンを抽出した。これを含浸工程でポリウレタン−ジメチルホルムアミド溶液に含浸した後、水中でポリウレタンを凝固させ、さらに水流中にさらしてジメチルホルムアミドとポリビニルアルコールを抽出後、乾燥機で乾燥させて1デシテックスの極細ポリエチレンテレフタレート繊維とポリウレタンからなる幅120cm厚み1mmの弾性樹脂含有シート状物を作成した。
【0034】
なお、この弾性樹脂含有シート状物を構成する繊維のうち、単繊維繊度1デシテックス以下の極細繊維の割合は98%であった。
【0035】
次に、得られたシート状物をバッフィングマシン(図1に示すローラーサンダー装置)でサンドペーパーによって立毛処理する際に、ペーパー荒さが200番のサンドペーパーを用い、図1のようにサンドペーパーがθ=60度で接するように配置し、立毛処理を行った。
【0036】
このとき、サンドペーパーの回転はシート状物の搬送方向と逆方向に速度10m/秒で回転し、シート状物は0.1m/秒の速さで搬送しながら擦過した。
【0037】
得られた立毛シート状物には縦縞模様が無く、均一な立毛表面を有することを目視で確認できた。
【0038】
[実施例2]
実施例1と同様の弾性樹脂含有シート状物を立毛処理する際に、実施例1と同様にサンドペーパーがθ=120度で接するように配置し、立毛処理を行った。
【0039】
このとき、サンドペーパーの回転はシート状物の搬送方向と逆方向に速度10m/秒で回転し、シート状物は0.1m/秒の速さで搬送しながら擦過した。
【0040】
得られた立毛シート状物には縦縞模様が無く、均一な立毛表面を有することを目視で確認できた。
【0041】
[実施例3]
実施例1と同様の弾性樹脂含有シート状物を立毛処理する際に、該シート状物を2台連続したバッフィングマシンによって立毛化を行った。バッフィングマシンは実施例1で用いたバッフィングマシンと同じである。
【0042】
このとき、1台目のバッフィングマシンではシート状物にサンドペーパーがθ=60度で接するように配置し、2台目のバッフィングマシンではシート状物にサンドペーパーがθ=120度で接するように配置した。サンドペーパーの回転は該シートの搬送方向と逆方向に速度10m/秒で回転し、シート状物は0.1m/秒の速さで2つのサンドペーパーに連続して立毛処理を行うように搬送しながら擦過した。
【0043】
得られた立毛シート状物には縦縞模様が無く、均一な立毛表面を有することを目視で確認し、且つ良好な手触りを有することを確認した。
【0044】
[比較例1]
実施例1と同様の弾性樹脂含有シート状物を立毛処理する際に、サンドペーパーがθ=90度で接するように配置し、立毛処理を行った。このとき、該サンドペーパーの移動速度は10m/秒とし、シート状物は0.1m/秒の速さで搬送しながら擦過した。
【0045】
得られた立毛シート状物は縦縞模様を有することを目視で確認した。
【図面の簡単な説明】
【0046】
【図1】本発明の製造方法の一例を示した図面である。(θ=60度)(a)は斜視図、(b)は真横(搬送方向と垂直の方向)から見た図である。
【図2】本発明の製造方法の別の一例を示した図面であり(θ=60度)、真横(搬送方向と垂直の方向)から見た図である。
【図3】本発明の製造方法の別の一例を示した図面であり(θ1≠θ2)、真上(搬送方向と垂直の方向)から見た図である。
【図4】従来技術の立毛処理方法を示した図面である。(θ=90度)(a)は斜視図、(b)は真横(搬送方向と垂直の方向)から見た図である。
【符号の説明】
【0047】
1: シート状物
2: 研削材
3: シート状物の搬送方向
4: 研削材の回転軸
θ: シート状物と研削材の角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを90度以外の角度で、研削材がシート状物平面に対して水平に接するように配置し、立毛化を行うことを特徴とする立毛シート状物の製造方法。
【請求項2】
研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θを、90度を除く45度以上135度以下の角度とすることを特徴とする請求項1に記載の立毛シート状物の製造方法。
【請求項3】
前記立毛化を複数回行うことを特徴とする請求項1または2に記載の立毛シート状物の製造方法。
【請求項4】
前記立毛化を複数回行うに際し、研削材の回転軸とシート状物の搬送方向のなす角θをそれぞれ異なる角度に設定することを特徴とする請求項3に記載の立毛シート状物の製造方法。
【請求項5】
前記シート状物が弾性樹脂を含有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の立毛シート状物の製造方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2009−84751(P2009−84751A)
【公開日】平成21年4月23日(2009.4.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−257144(P2007−257144)
【出願日】平成19年10月1日(2007.10.1)
【出願人】(000003159)東レ株式会社 (7,677)
【Fターム(参考)】