説明

立毛パイル布帛

【課題】ソフト性、コシ、吸湿性と制電性を兼ね備えた立毛パイル布帛を提供することを目的とする。
【解決手段】パイルを構成する繊維が、芯がポリエステル、鞘がエチレンビニルアルコールからなる複合長繊維である立毛パイル布帛であって、該立毛パイル布帛の30℃×90%RH時の吸湿率が7%以上で、吸放湿パラメーターΔMRが1%以上である立毛パイル布帛。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、適度なコシ、吸湿性と制電性を兼ね備え、衣料、表皮材などに用いることができる立毛パイル布帛に関するものである。
【背景技術】
【0002】
一般に天然毛皮は、根本部分に比べ先端が細くなった繊維からなっているので、コシ、ボリューム感がありながら、表面の感触が柔軟な独特の風合いを有している。
しかし、近年、自然環境保護の見地から天然毛皮の使用が控えられる傾向にあり、獣毛繊維以外の各種の繊維素材を使用し、柔軟な風合いと適度なコシを有する立毛パイル布帛製品の開発が望まれている。また、その立毛パイル布帛には、ベルベット、モケット、トリコット等の起毛布帛、ダブルラッセル編物等が用いられてる。また、これら布帛の繊維素材としては、綿などの植物繊維などの天然繊維、再生繊維、合成繊維が挙げられ、これらの混紡、複合・合撚および交編織などの手法で用いられる。
【0003】
このなかでも、合成繊維を用いた立毛パイル製品としての一つとして、合成繊維の中でも特に柔軟な風合いが得られやすいことからアクリル系繊維を用いたものや、耐久性などの点からポリエステル系繊維を用いたものなどの毛皮に似せた立毛パイル布帛製品が市販されているが、パイルにコシを持たせようとすると、繊維の太さを天然毛皮の根本と同じ太さにする必要があり、粗硬な風合いとなってしまう。柔軟な風合いを得るために天然毛皮の先端と同じ太さにするとコシのない風合いとなってしまうという問題があり、柔軟な風合いと適度なコシを持った立毛パイル布帛は得られていない。
また、立毛パイル布帛の大切な特性の一つとして、パイル布帛表面に荷重を加え、除去した時、パイルが元へ戻る、いわゆる圧縮回復性が挙げられる。しかし、従来のパイル布帛は、一方向あるいはランダム方向にパイルが倒れやすく、パイルの倒れが回復しにくいという問題点があった。この問題を解決するために、パイルの太さを太くすると、風合いが硬くなり、柔軟な風合いを表現できなかった。
【0004】
そこで、上記の問題を解決するものとして次のようなものが知られている。
例えば、特許文献1には、扁平断面あるいは長円断面を有するポリエステル繊維が同じ繊度の円形断面繊維に比して、少なくとも一方向に容易に屈曲して柔らかい手触りを与えることを利用した技術が開示されている。
また、特許文献2には、ポリエステル繊維からなるパイル製品のパイル先端部をアルカリ水溶液に浸漬して加水分解し、先鋭化することにより、柔軟性と、弾性回復性を得る技術が開示されている。
【0005】
さらに、ポリエステル繊維やナイロン繊維は本質的に疎水性である為、使用中に蒸れを生じやすく、使用快適性を向上するための改良については、いまだに完全なものが得られていないのが実情である。また、着用時に生じる静電気により高電圧に帯電するという問題がある。その為、衣服脱着時のパチパチ感や衣服着用時にまつわりつくなどの原因となる。
【0006】
そのため、布帛に制電性を付加する方法は、従来種々提案されている。
例えば、特許文献3では、制電組成物を含有する処理剤で布帛を処理することにより、布帛に制電性を付与することが提案されている。しかしながら、かかる方法により得られた制電性布帛は、布帛の柔軟な風合いは損なわれないものの、制電性の点でまだ十分とはいえなかった。
【0007】
特許文献4では、導電性微粒子を含む導電性繊維を間欠配列させた制電性布帛が提案されている。しかるに、制電性を高めるためには隣り合う導電性繊維間の間隔をかなり小さくする必要があり、その結果、布帛の柔軟な風合いが損なわれるという問題があった。
【0008】
また、パイル布帛のバッキング層にカーボンを配合することにより、帯電防止性を付与することも知られているが、布帛の柔軟な風合いが損なわれるだけでなく、材料コストが高くなるという問題があった。
【0009】
【特許文献1】特開昭50−59524号公報
【特許文献2】特開昭55−16906号公報
【特許文献3】特開平10−325076号公報
【特許文献4】特開2002−194641号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
本発明は、上記の課題を解決しようとするものであり、適度なコシ、吸湿性と制電性を兼ね備えた立毛パイル布帛を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記目的を達成するために、本発明によれば、以下のような立毛パイル布帛が提供される。
本発明は、
(1)パイル部と地組織部からなる立毛パイル布帛であって、パイル部を構成する繊維が、芯がポリエステル、鞘がエチレンビニルアルコール(EVOH)からなる複合長繊維糸からなる立毛パイル布帛である。
また、(2)パイル布帛の30℃×90%RH時の吸湿率が7%以上で、吸放湿パラメーターΔMRが1%以上である(1)に記載の立毛パイル布帛である。
また、(3)パイル部を構成する繊維の単糸繊度が0.5〜10dtexであって、パイル密度が5000〜100000本/cmである(1)〜(2)のいずれかに記載の立毛パイル布帛である。
また、(4)摩擦帯電圧が3000V以下である(1)〜(3)のいずれかに記載の立毛パイル布帛である。
また、(5)パイル布帛に厚み方向の圧縮を加えていったとき、圧縮応力が極大点及び極小点を有することを特徴とする(1)〜(4)のいずれかに記載の立毛パイル布帛である。
また、(6)圧縮応力の極大点が250gf/cm2以下である(5)に記載の立毛パイル布帛である。
また、(7)圧縮応力の極小点が、圧縮応力の極大点の4/5〜2/5であることを特徴とする(5)〜(6)のいずれかに記載の立毛パイル布帛である。
【発明の効果】
【0012】
本発明により、ソフト性、コシ、吸湿性と制電性を兼ね備えた立毛パイル布帛を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【0013】
【図1】本発明の立毛パイル布帛の概略断面図である。
【図2】本発明に係る立毛パイル布帛のパイル傾斜角度を表す概略図である。
【図3】本発明の立毛パイル布帛におけるパイル圧縮量と圧縮応力との関係を示すグラフである。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明は、パイル部と地組織部からなる立毛パイル布帛であって、該パイル部が、芯がポリエステル、鞘がエチレンビニルアルコール(EVOH)からなる複合長繊維糸から構成されてなる立毛パイル布帛であることを特徴とする。
パイル部が、セルロース系繊維、特にレーヨン繊維などから構成されていると、吸湿性はよいが、乾燥性が悪く、また湿潤時に風合いが硬くなってしまう虞がある。また、ナイロン繊維やポリエステル繊維から構成された場合、吸湿性が劣り、また摩擦帯電圧が3000Vより大きくなりやすく、放電した時のパチパチ感や、まとわりつくなどの不快感を与える虞がある。
また、本発明において用いるエチレンビニルアルコール繊維は、エチレン−ビニルアルコール系共重合体として、ポリビニルアルコールにエチレン残基が10〜60モル%共重合されたものが好ましく、特にエチレン残基が30〜50モル%共重合されたものが好ましい。また、ビニルアルコール部分は95モル%以上の鹸化度を有するものが好ましい。エチレン残基が多いことにより、熱水には溶解しにくいという性質を有する。重合度は特に限定されないが、400〜1500程度が好ましい。また、繊維改質等の後加工のため、エチレン−ビニルアルコール系共重合体を部分架橋処理してもよい。
【0015】
本発明でいう立毛パイル布帛とは、パイル糸を有する布帛構造物で、例えば、ベルベット、別珍、コーデュロイ等のパイル織物を起毛しカットパイルを形成したものや、ダブルラッセル編物を連結糸の中央で切り開いたセンターカット品などの立毛パイル布帛が好ましく用いられる。
【0016】
本発明の立毛パイル布帛において、地組織に用いる繊維種としては、特に限定されるものではなく、綿、麻、羊毛、絹などの天然繊維、レーヨン、キュプラなどセルロース系再生繊維、カゼイン繊維など蛋白質系再生繊維、アセテート、トリアセテートなどセルロース系半合成繊維、プロミックスなど蛋白質系半合成繊維、ナイロン6、ナイロン66などポリアミド系、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどポリエステル系、ポリエチレン、ポリプロピレンなどポリオレフィン系、ポリアクリロニトリル系、ポリビニルアルコール系、ポリウレタン系、ポリ塩化ビニル系などの合成繊維などが挙げられ、さらにこれらが組み合わされて用いることができるが、収縮性や熱安定性の点からポリエステル系繊維が好ましく用いられる。
かかる繊維は、中空部を有しない中実繊維であっても、中空部を有する中空繊維であってもよく、また、断面形状は円形であっても異形であってもよい。
【0017】
また、本発明の立毛パイル布帛は30℃×90%RH時の吸湿率が7%以上で、吸放湿パラメーターΔMRが1%以上、好ましくは1.5%以上であるものが好ましい。
該立毛パイル布帛の30℃×90%RH時の吸湿度が7%未満であると、運動時などの発汗時にベタツキ感を感じ着用感が悪くなる虞がある。
また、布帛の吸放湿パラメーター△MRが1%未満であっては、長時間の使用において蒸れなどの不快感を感じるようになるため、良好な使用快適性を得ることはできない。ここで吸放湿パラメーター△MRとは、30℃×90%RHでの吸湿率MR2から20℃×65%RHでの吸湿率MR1 を引いた差(ΔMR(%)=MR2 −MR1 )として表される値をいう。
【0018】
また、本発明の立毛パイル布帛において、パイル部を構成する繊維の単糸繊度が0.5〜10dtexであって、パイル密度が5000〜100000本/cmであることが好ましい。
単糸繊度が0.5dtex未満であると立毛パイル部のコシが無く肌触りが悪くなる虞がある。また単糸繊度が10dtexより大きくなると肌触りがチクチクし着用感が悪くなる虞がある。
また、パイル密度が5000本/cm未満であると、毛倒れし、地割れや地透け感が現れるようになり、また、コシがないものになる虞がある。また、パイル密度が100000本/cmを越えると、圧縮応力が大きくなり、風合いが硬くなる虞がある。
また、パイル長(地組織表面のパイル糸根元からパイル糸先端までの長さ)は1〜3mmである事が好ましい。1mm未満ではパイル糸での隠蔽性が低く地組織が見えて外観が損なわれる虞がある。又、3mmを越えると風合いが損なわれ、手で触れたり物に触れたりするとパイルの毛並みが倒れ易く、変色してみえたり、白っぽく見える等の問題が生じる。
さらに、パイル形状はループパイルよりカットパイルである方が好ましく、また、カットパイルの長さが均一でかつ高密度であることが好ましい。
更に、パイル糸抜けを防止する為に、熱可塑性樹脂あるいは熱硬化性樹脂にて、バックコーティングすることができる。
【0019】
また、本立毛パイル布帛の摩擦帯電圧は3000V以下であることが好ましい。摩擦帯電圧が3000Vを超えると、放電によるパチパチ感を感じたり、衣服に用いた場合、衣服がまとわりついたりする虞がある。
【0020】
また、本発明の立毛パイル布帛のパイル部に使用されている複合長繊維糸は、パイル部のみだけでなく地組織を構成する地糸としても用いることができる。
【0021】
また、本発明の立毛パイル布帛は、厚み方向に加重し圧縮させた時、圧縮応力が極大点及び極小点を有することが好ましい。
前記の「圧縮応力が極大点を有する」とは、パイルが圧縮により挫屈することと対応していると考えられる。即ち、圧縮応力が極大点まで上昇する過程は、パイルが押しつぶされまいと耐えている状況、即ち、コシの強さを表しており、圧縮応力が極大点から極小点に低下する過程では、臨界圧縮応力に達し、パイルに一気に変形が起こって挫屈している状況、即ち適度な風合い、反発感を表している。さらに極小値から圧縮応力が上昇する過程は、パイルが布帛の地組織にパイルが変形できないくらいに押しこまれ、その後、押しこまれた状況からパイル自身の弾性による応力が強くなる状態を示している。
【0022】
パイル布帛を厚み方向に圧縮したときに極大点は250gf/cm2以下であることが好ましい。極大点が250gf/cm2を超えると触れたときの感触が硬い風合いとなる虞がある。また、極大点が現れないパイル布帛では、軽く触れたときの感触はより柔軟となるが、嵩高性に欠け、コシの比較的弱いものとなる傾向がある。また、パイル傾斜角度は50度以上となる事が好ましい。50度以下であると圧縮応力がかかった際に一定方向に毛倒れする形となって圧縮応力の極大点、極小点を得る事が困難となりパイルに触れた時に適度な反発力が得られずに、所謂コシのない風合いとなる。
【0023】
本発明においては、圧縮応力が極大となった後、極小点が極大値の極大点の4/5〜2/5となる場合、更に良好な風合いを示す。これはパイル部が挫屈を示すことで、軽く触れた時の感触が柔軟でありながら、適度な反発感がある立毛パイル布帛となる。極小点が極大点の2/5未満であると、軽く触れた時の感触は柔軟ではあっても適度な反発感がなく、所謂コシの弱いものとなる虞がある。極小点が極大点の4/5を超えると反発感が強く、硬い風合いになる虞がある。
【0024】
(実施例)
以下、実施例により、本発明を説明する。
また、立毛パイル布帛の評価は以下のように行った。
(吸湿率パラメーターΔMR)
105℃で24時間処理し絶乾した試料の重量を測定する。(測定値A)更に、絶乾した試料を20℃65%RHの雰囲気中に24時間維持した後の重量を測定し(測定値B)、更に、30℃90%RHに24時間維持した後の重量を測定する(測定値C)。これらの測定値より各吸湿率MR(%)を次式より算出する。
吸湿率MR=(測定値B−測定値A)/測定値A*100
吸湿率MR=(測定値C−測定値A)/測定値A*100
さらに、30℃×90%RHでの吸湿率MR2から20℃×65%RHでの吸湿率MR1 を引いた差として表される値(ΔMR(%)=MR2 −MR1 )を求めた。
(摩擦帯電圧)
20℃×40%RHの環境下で、綿布と立毛パイル布帛試料のパイル面との帯電圧を、JIS−L−1094 B法に準じて測定した。
(圧縮応力)
温度20℃ 湿度65%RHの環境下で、カトーテック製KES−G5(ハンディ圧縮試験機)を用い、加圧板の降下速度を0.02cm/sで、パイルを0〜1.0mmの範囲で圧縮し、試料の圧縮応力の極大値と極小値を測定した。
(パイル傾斜角度)
パイル布帛品のパイル面を上にして水平に置き、パイル面上に80g/cm2 の荷重を乗せ、40℃、80%RH下で48時間放置し、除重後のパイルの傾斜角度を測定した。
【0025】
実施例1
パイル糸に、芯がポリエステル、鞘がエチレンビニルアルコールからなる複合長繊維糸(株式会社クラレ製 ソフィスタ)90dtex24fを用い、地組織を構成する経糸にポリエステル糸84dtex36f 追撚S900T/Mを用い、緯糸にポリエステル糸111dtex48f追撚S400T/Mを用い、ベルベット織物を製織し、パイル糸をカット、シャーリング後、精練、熱セットして、パイル長が1.96mm、パイル傾斜角度が72度、パイル密度20000本/cm、経糸密度70本/inch、緯糸密度110本/inchのベルベットからなる立毛パイル布帛を得た。評価結果を表1に示す。
【0026】
比較例1
パイル糸にビスコース法レーヨン糸110dtex40fを用い、地組織を構成する経糸にポリエステル糸84dtex36f追撚S900T/Mを用い、緯糸にポリエステル糸111dtex48f追撚S400T/Mを用い、ベルベット織物を製織し、パイル糸をカット、シャーリング後、精練、熱セットして、パイル長が1.7mm、パイル傾斜角度が69度、パイル密度31000本/cm、経糸密度68本/inch、緯糸密度108本/inchのベルベットからなる立毛パイル布帛を得た。評価結果を表1に示す。
【0027】
比較例2
パイル糸にナイロン糸110dtex48fを用い、地組織を構成する経糸にポリエステル糸84dtex36f追撚S900T/Mを用い、緯糸にポリエステル糸111dtex48f追撚S400T/Mを用い、ベルベット織物を製織し、パイル糸をカット、シャーリング後、精練、熱セットして、パイル長が1.74mm、パイル傾斜角度が70度、パイル密度36000本/cm、経糸密度68本/inch、緯糸密度104本/inchのベルベットからなる立毛パイル布帛を得た。評価結果を表1に示す。
【0028】
比較例3
パイル糸にポリエステル糸84dtex72fを用い、地組織を構成する地糸にポリエステル糸56dtex12fを用い、ダブルラッセル編地を製織し、パイル糸をカット、シャーリング後、精練、熱セットして、パイル長が1.98mm、パイル傾斜角度が68度、パイル密度28000本/cm、経糸密度24本/inch、緯糸密度52本/inchのダブルラッセルパイルからなる立毛パイル布帛を得た。評価結果を表1に示す。
【0029】
【表1】

【符号の説明】
【0030】
1 立毛パイル布帛
2 立毛パイル
3 地組織
a パイル傾斜角度

【特許請求の範囲】
【請求項1】
パイル部と地組織部からなる立毛パイル布帛であって、パイル部を構成する繊維が、芯がポリエステル、鞘がエチレンビニルアルコールからなる複合長繊維糸である立毛パイル布帛。
【請求項2】
30℃×90%RH時の吸湿率が7%以上で、吸放湿パラメーターΔMRが1%以上である請求項1に記載の立毛パイル布帛。
【請求項3】
パイル部を構成する繊維の単糸繊度が0.5〜10dtexであって、パイル密度が5000〜100000本/cmである請求項1〜2のいずれかに記載の立毛パイル布帛。
【請求項4】
摩擦帯電圧が3000V以下である請求項1〜3のいずれかに記載の立毛パイル布帛。
【請求項5】
パイル布帛に厚み方向の圧縮を加えていったとき、圧縮応力が極大点を有し、その後極小点を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の立毛パイル布帛。
【請求項6】
圧縮応力の極大点が250gf/cm2以下である請求項5に記載の立毛パイル布帛。
【請求項7】
圧縮応力の極小点が、圧縮応力の極大点の4/5〜2/5であることを特徴とする請求項5〜6のいずれかに記載の立毛パイル布帛。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【公開番号】特開2011−106076(P2011−106076A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−265302(P2009−265302)
【出願日】平成21年11月20日(2009.11.20)
【出願人】(000107907)セーレン株式会社 (462)
【Fターム(参考)】