説明

端末コネクタ受け治具

【課題】本発明は、対応可能な大きさの端末コネクタを増やすことができ、汎用性の高い端末コネクタ受け治具を提供する。
【解決手段】本発明の端末コネクタ受け治具1は、端末コネクタTを載置する基台2と、端末コネクタTの一方の端面に当接されるとともに、端末コネクタTから引き出されるワイヤハーネスWを保持する第1の規制部材3と、端末コネクタTの他方の端面に選択的に当接される第1の当接面4a及び第2の当接面4bを備えた板状の第2の規制部材4とを有する。基台2上には幅方向に延びて、かつ長手方向に所定間隔Pを隔てて形成された複数の固定溝7が形成され、第2の規制部材4の底部には固定溝7に嵌入される突出部4cが形成され、その突出部4cは、突出部4cの嵌入方向の中心線から第1の当接面4aまでの長さL1と、第2の当接面4bまでの長さL2との比が不均等になるような位置に形成されている。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ワイヤハーネスの端末に設けられた端末コネクタを固定するために用いられる端末コネクタ受け治具に関し、特に、種々の大きさの端末コネクタに適用することができる端末コネクタ受け治具に関する。
【背景技術】
【0002】
一般に、ワイヤハーネスの組立作業においては、ワイヤハーネスの端末に設けられた端末コネクタを精度良く固定することが求められている。この端末コネクタの固定には、通常、端末コネクタ受け治具と呼ばれる治具が使用されている。
【0003】
しかし、端末コネクタには種類や用途等に応じて種々大きさのものがあり、端末コネクタ毎に専用の端末コネクタ受け治具を製作すると、時間とコストがかかり、種類が多いことで在庫管理や治具設定が面倒になり、作業効率も悪くなる。
【0004】
そこで、従来においては、汎用性を高めるために、種々の大きさの端末コネクタに適用することが可能な端末コネクタ受け治具が提案されている。
【0005】
例えば、特許文献1には、図5(A)に示すように、布線板上に立設した電線保持治具50の上部に形成されたU字棒51A、51Bに取り付けられる治具200が開示されている。治具200は端末コネクタ56を載置する平板部60を有し、平板部60の前端(図5(A)では左端)には壁板61が突設されている。また、図5(B)に示すように、平板部60には、U字棒51A、51Bを挿通する複数対の穴60A,60B(図5では60A−1と60B−1、60A−2と60B−2、60A−3と60B−3の3個)が長手方向に沿って所定間隔を隔てて形成されている。
【0006】
治具200によれば、平板部60に複数対の穴60A、60Bが形成され、電線保持治具50のU字棒51A、51Bの挿通位置を変えることができるので、長手方向の寸法が異なる端末コネクタに変更した場合であっても対応することができる(以下、この技術を従来例という)。
【特許文献1】特開平11−213782号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0007】
従来例の治具では、平板部60に数多くの穴を形成すると、平板部60の強度を確保できなくなる等のため、平板部60に形成可能な穴の数には限度があり、対応可能な大きさの端末コネクタが制限されるという課題があった。
【0008】
また、一対の穴の間隔は同じ長さに形成されているので、幅方向の寸法が異なる端末コネクタに変更した場合や引き出されるワイヤハーネスの径が異なる端末コネクタに変更した場合には対応できないおそれがあるという課題があった。
【0009】
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、対応可能な大きさの端末コネクタを増やすことができ、汎用性の高い端末コネクタ受け治具を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明の端末コネクタ受け治具は、ワイヤハーネスの端末に設けられた端末コネクタを固定する端末コネクタ受け治具において、前記端末コネクタを載置する基台と、前記基台上に設けられ、前記端末コネクタの一方の端面に当接されるとともに、前記端末コネクタから引き出される前記ワイヤハーネスを保持する第1の規制部材と、前記基台上に設けられ、前記端末コネクタの他方の端面に選択的に当接される第1の当接面及び第2の当接面を備えた第2の規制部材とを有し、前記基台上には幅方向に延びて、かつ長手方向に所定間隔を隔てて形成された複数の固定溝が形成され、前記第2の規制部材の底部には前記固定溝に嵌入される突出部が形成され、前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第1の当接面までの長さと前記第2の当接面までの長さとの比が不均等であることを特徴とするものである。
【0011】
隣接する前記固定溝間の長さは、前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第2の当接面までの長さと略同一であり、前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第1の当接面までの長さと前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第2の当接面までの長さとの比が略1:2であるように構成してもよい。
【0012】
前記第2の規制部材の突出部に取り付けられ、前記基台の固定溝と底面との間を貫通するガイド孔を通って前記第2の規制部材を前記基台に固定する固定部材を有してもよい。
【0013】
前記固定部材は、前記第2の規制部材内に出入可能に螺着されたボールネジ部と、前記ボールネジ部の先端部に取り付けられ、前記基台の底面に当接するハンドル部とを有し、前記ガイド孔は、前記固定部材のボールネジ部が摺動可能かつ回動可能に挿通するように長手方向に沿って形成されていてもよい。
【0014】
前記第1の規制部材は、前記端末コネクタから引き出される前記ワイヤハーネスを挟み込む棒状の複数の受けピンからなり、前記基台には前記受けピンが適宜嵌入される取付孔が略幅方向に沿って複数形成されていてもよい。
【発明の効果】
【0015】
請求項1に係る端末コネクタ受け治具によれば、端末コネクタの他方の端面に第2の規制部材の第1の当接面及び第2の当接面を選択的に当接させることができ、かつ長手方向に所定間隔を隔てて形成された複数の固定溝のいずれかに第2の規制部材の突出部を選択的に嵌入させることができるので、第1の規制部材と第2の規制部材との間の距離を高い精度で調整でき、長手方向の寸法が異なる端末コネクタに変更する場合であっても、対応が容易になる。
【0016】
また、基台には固定溝を形成しているので、孔を形成する場合に比べて、基台の強度の低下を防止できる。
【0017】
請求項2に係る端末コネクタ受け治具によれば、第1の規制部材と第2の規制部材との間の距離を、所定ピッチ毎に調整することが可能となる。
【0018】
請求項3に係る端末コネクタ受け治具によれば、第2の規制部材を基台に確実に固定することができる。
【0019】
請求項4に係る端末コネクタ受け治具によれば、固定部材を取り付けた状態で第2の規制部材の長手方向の移動や回動を行うことができるので、第2の規制部材の位置決めが容易になる。
【0020】
請求項5に係る端末コネクタ受け治具によれば、受けピンの間隔を適宜変えることができ、幅方向の寸法が異なる端末コネクタや引き出されるワイヤハーネスの径が異なる端末コネクタに変更する場合であっても、対応が容易になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0021】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1(A)は本発明の実施形態例に係る端末コネクタ受け治具を示す分解斜視図、(B)はその端末コネクタ受け治具に端末コネクタを載置した状態を示す側面図、図2(A)は基台を示す側面図、(B)はその平面図、(C)は(B)のc−c線断面図、図3(A)は第2の規制部材を示す斜視図、(B)はその側面図、図4(A)は第2の規制部材及び固定部材を示す側面図、(B)は基台に取り付けたまま第2の規制部材を移動させている状態を示す側面図である。
【0022】
図1(A)(B)及び図2(A)〜(C)に示すように、本発明の実施形態例に係る端末コネクタ受け治具1は、ワイヤハーネスWの端末に設けられた端末コネクタTを載置する基台2と、基台2上に設けられ、端末コネクタTの一方の端面に当接されるとともに、端末コネクタTから引き出されるワイヤハーネスWを保持する第1の規制部材3と、基台2上に設けられ、端末コネクタTの他方の端面に選択的に当接される第1の当接面4a及び第2の当接面4bを備えた板状の第2の規制部材4とを有する。
【0023】
第1の規制部材3は、ワイヤハーネス組立図板の布線図(図示せず)に沿った適宜位置に立設された保持治具5の上部に形成され、端末コネクタTから引き出されるワイヤハーネスWを挟み込む棒状の複数(本実施形態例では2本)の受けピン3aからなる。
【0024】
基台2には受けピン3aが嵌入される取付孔6が略幅方向に沿って複数(本実施形態例では8つ)形成されている(図2(B)参照)。これによって、設置される一対の受けピン3aの間隔をd1〜d4まで適宜変えることができる。
【0025】
また、基台2上には幅方向に延びて、かつ長手方向に所定間隔Pを隔てて形成された複数の固定溝7が形成されている(図2(A)及び(B)参照)。
【0026】
一方、図3(A)及び(B)に示すように、第2の規制部材4の底部には固定溝7に嵌入される突出部4cが形成されている。この突出部4cは、突出部4cの嵌入方向の中心線CLから第1の当接面4aまでの長さL1と、第2の当接面4bまでの長さL2との比が不均等になるような位置に形成されている。これによって、第2の規制部材4の突出部4cを基台2の固定溝7に嵌入する際に、第1の当接面4aを第1の規制部材3と対向させる場合と、第2の当接面4bを第1の規制部材3と対向させる場合とでは、第1の規制部材3と第2の規制部材4との間の距離を変えることができる。その結果、第2の規制部材4の向きを変えるだけで、長手方向の寸法が異なる大きさの端末コネクタTに対して対応することができる。
【0027】
本実施形態例では、隣接する固定溝7間の長さPは、突出部4cの嵌入方向の中心線CLから第2の当接面4bまでの長さL2と略同一であり、突出部4cの嵌入方向の中心線CLから第1の当接面4aまでの長さと突出部4cの嵌入方向の中心線CLから第2の当接面4bまでの長さとの比が略1:2である。
【0028】
すなわち、P=L2=L1×2
である。
【0029】
例えば、図2(A)において、第1の規制部材3から固定溝7までの長さL3=10mm、P=2mm、L1=1mm、L2=2mmとすると、最小8mm(L3−L2)から最大17mm(L3+4×P−L1)まで、1mm単位で対応することが可能となる。
【0030】
図4(A)に示すように、第2の規制部材4の突出部4cには、基台2の固定溝7と底面との間を貫通するガイド孔8(図2(B)及び(C)参照)を通って第2の規制部材4を基台2に固定する固定部材9が取り付けられている。
【0031】
固定部材9は、第2の規制部材4内に出入可能に螺着されたボールネジ部10と、ボールネジ部10の先端部に取り付けられ、基台2の底面に当接するハンドル部11とを有する。ハンドル部11を回転させることにより、ボールネジ部10を第2の規制部材4内に出入りさせ、ボールネジ部10の長さを調整することができる。なお、ハンドル部11は、固定溝7やガイド孔8から固定部材9が脱落するのを防止する役割も果たす。
【0032】
ガイド孔8は、固定部材9のボールネジ部10が摺動可能かつ回動可能に挿通するように長手方向に沿って形成されている(図2(B)及び(C)参照)。
【0033】
次に、本発明の実施形態例に係る端末コネクタ受け治具1を用いて端末コネクタTを固定する方法について説明する。
【0034】
まず、ワイヤハーネス組立図板の布線図(図示せず)に沿った適宜位置に立設された保持治具5の上部に形成された受けピン3aからなる第1の規制部材3を基台2の取付孔6に嵌入して、基台2を保持治具5に固定する。
【0035】
次いで、端末コネクタTを基台2上に載置し、端末コネクタTの一方の端面を第1の規制部材3に当接させる。端末コネクタTから引き出されたワイヤハーネスWは、第1の規制部材3の一対の受けピン3aの間に挟み込まれた状態で保持される。
【0036】
次いで、第2の規制部材4の突出部4cを基台2の固定溝7に嵌入して、端末コネクタTの他方の端面を第2の規制部材4の第1の当接面4a(又は第2の当接面4b)に当接させる。
【0037】
次いで、固定部材9のハンドル部11を用いてボールネジ部10を回転させて、ハンドル部11を基台2の底面に当接させる。これによって、第2の規制部材4を基台2に固定するとともに、端末コネクタTを基台2上に固定する。
【0038】
次に、異なる大きさの端末コネクタTに変更する場合に対応する方法について説明する。
【0039】
長手方向の寸法が異なる端末コネクタTに変更する場合には、まず、固定部材9のハンドル部11を用いてボールネジ部10を回転させて、第2の規制部材4と基台2との固定状態を解除する。ただし、図4(B)に示すように固定部材9は第2の規制部材4に固定されたままでよい。
【0040】
次いで、変更する端末コネクタTの長手方向の長さと、第1の規制部材3と第2の規制部材4との間の長さが一致するように、第2の規制部材4を回動させて端末コネクタTの他方の端面を第2の規制部材4の第2の当接面4b(又は第1の当接面4a)に当接させたり(図2(A)の実線及び点線参照)、第2の規制部材4を図4(B)に示すように移動させた後、最適な位置にある固定溝7に第2の規制部材4の突出部4cを嵌入する(図2(A)の一点鎖線参照)。
【0041】
その後、再度、固定部材9のハンドル部11を用いてボールネジ部10を回転させて、ハンドル部11を基台2の底面に当接させ、第2の規制部材4を基台2に固定するとともに、端末コネクタTを基台2上に固定する。
【0042】
以上のように、本端末コネクタ受け治具1によれば、非常に容易にしかも精度良くコネクタ固定長さを最適に調整することができ、幅方向の寸法が異なる端末コネクタTや引き出されるワイヤハーネスWの径が異なる端末コネクタTに変更する場合には、基台2に形成された複数の取付孔6に嵌入される受けピン3aの間隔を変えることにより対応することができる。
【0043】
本発明の実施形態例に係る端末コネクタ受け治具1によれば、端末コネクタTの他方の端面に第2の規制部材4の第1の当接面4a及び第2の当接面4bを選択的に当接させることができ、かつ長手方向に所定間隔を隔てて形成された複数の固定溝7のいずれかに第2の規制部材4の突出部4cを選択的に嵌入させることができるので、第1の規制部材3と第2の規制部材4との間の距離を、例えば図2(A)のS1〜S3のように高い精度で調整でき、長手方向の寸法が異なる端末コネクタTに変更する場合であっても、対応が容易になる。
【0044】
また、基台2には受けピン3aが嵌入される取付孔6が略幅方向に沿って複数形成されているので、一対の受けピン3aの間隔を適宜変えることができ、幅方向の寸法が異なる端末コネクタTや引き出されるワイヤハーネスWの径が異なる端末コネクタTに変更する場合であっても、対応が容易になる。
【0045】
その結果、対応可能な端末コネクタTを増やすことができ、汎用性の高い端末コネクタ受け治具1を提供することができる。
【0046】
また、基台2には固定溝7が形成されているので、孔を形成する場合に比べて、基台2の強度の低下を防止できる。
【0047】
また、第2の規制部材4は、図4(B)に示すように、固定部材9と一体のまま移動させることができ、ハンドル部11により脱落防止もされているため、基台2から取り外す必要がなく、勝手に外れることも防止されているので、第2の規制部材4が紛失することがなくなる。
【0048】
本発明は、上記実施の形態に限定されることはなく、特許請求の範囲に記載された技術的事項の範囲内において、種々の変更が可能である。
【0049】
例えば、基台2、第1の規制部材3、第2の規制部材4及び固定部材9の寸法、形状、構造等は例示であり、これに限定されるものではない。
【0050】
また、第1の規制部材3は保持治具5と一体ではなく、独立して基台2上に設けられていてもよい。この場合、基台2は、保持治具5と一体に設けられる。
【0051】
さらに、ガイド孔8は、長手方向に延びた長孔ではなく、各固定溝7と基台2の底面との間を貫通するように複数形成されてもよい。
【産業上の利用可能性】
【0052】
本発明は、車両用等のワイヤハーネスの端末に設けられる種々の大きさの端末コネクタを固定するために用いられる。
【図面の簡単な説明】
【0053】
【図1】(A)は本発明の実施形態例に係る端末コネクタ受け治具を示す分解斜視図、(B)はその端末コネクタ受け治具に端末コネクタを載置した状態を示す側面図である。
【図2】(A)は基台を示す側面図、(B)はその平面図、(C)は(B)のc−c線断面図である。
【図3】(A)は第2の規制部材を示す斜視図、(B)はその側面図である。
【図4】(A)は第2の規制部材及び固定部材を示す側面図、(B)は基台に取り付けたまま第2の規制部材を移動させている状態を示す側面図である。
【図5】(A)は従来例の治具に端末コネクタを載置した状態を示す斜視図、(B)は従来例の治具を示す斜視図である。
【符号の説明】
【0054】
1:端末コネクタ受け治具
2:基台
3:第1の規制部材
3a:受けピン
4:第2の規制部材
4a:第1の当接面
4b:第2の当接面
4c:突出部
5:保持治具
6:取付孔
7:固定溝
8:ガイド孔
9:固定部材
10:ボールネジ部
11:ハンドル部
T:端末コネクタ
W:ワイヤハーネス

【特許請求の範囲】
【請求項1】
ワイヤハーネスの端末に設けられた端末コネクタを固定する端末コネクタ受け治具において、
前記端末コネクタを載置する基台と、
前記基台上に設けられ、前記端末コネクタの一方の端面に当接されるとともに、前記端末コネクタから引き出される前記ワイヤハーネスを保持する第1の規制部材と、
前記基台上に設けられ、前記端末コネクタの他方の端面に選択的に当接される第1の当接面及び第2の当接面を備えた第2の規制部材とを有し、
前記基台上には幅方向に延びて、かつ長手方向に所定間隔を隔てて形成された複数の固定溝が形成され、
前記第2の規制部材の底部には前記固定溝に嵌入される突出部が形成され、
前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第1の当接面までの長さと前記第2の当接面までの長さとの比が不均等である、
ことを特徴とする端末コネクタ受け治具。
【請求項2】
隣接する前記固定溝間の長さは、前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第2の当接面までの長さと略同一であり、
前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第1の当接面までの長さと前記突出部の嵌入方向の中心線から前記第2の当接面までの長さとの比が略1:2である、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末コネクタ受け治具。
【請求項3】
前記第2の規制部材の突出部に取り付けられ、前記基台の固定溝と底面との間を貫通するガイド孔を通って前記第2の規制部材を前記基台に固定する固定部材を有する、
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端末コネクタ受け治具。
【請求項4】
前記固定部材は、前記第2の規制部材内に出入可能に螺着されたボールネジ部と、前記ボールネジ部の先端部に取り付けられ、前記基台の底面に当接するハンドル部とを有し、
前記ガイド孔は、前記固定部材のボールネジ部が摺動可能かつ回動可能に挿通するように長手方向に沿って形成されている、
ことを特徴とする請求項3に記載の端末コネクタ受け治具。
【請求項5】
前記第1の規制部材は、前記端末コネクタから引き出される前記ワイヤハーネスを挟み込む棒状の複数の受けピンからなり、
前記基台には前記受けピンが適宜嵌入される取付孔が略幅方向に沿って複数形成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1つの項に記載の端末コネクタ受け治具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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