端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステム
本発明は端末専用の復調基準信号(DMRS)指示方法、装置およびシステムを開示した。当該方法は、ネットワーク側が信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末(S501)へ送信するステップと、端末が受信した当該信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認するステップと、を含む。本発明により提供する方法、装置およびシステムを採用すれば、従来技術と比べて、指示端末専用DMRSのシグナリングオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことができる。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信分野に関し、特に多入力多出力MIMO(Multiple−Input Multiple−Out−put)に基づく端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ロングターム・エボリューションLTE−A(Long Term Evolution−A)システムにおいて、8階数を最高とするMIMO伝送を支援する。現在当該MIMO伝送方案は端末専用の復調基準信号に基づき実現するものであり、その内、ネットワーク側は物理ダウンリンク制御チャンネルを介して端末へデータを送信するとともに指示情報も送信する。当該指示情報は、当該端末に割り当てた端末専用の復調基準信号の指示に用いられ、端末は指し示した端末専用の復調基準信号に基づき当該端末に割り当てた対応ポートのチャンネル推定を行い、伝送データを受信する。この内、端末が使用した端末専用の復調基準信号を指し示すことは、端末に割り当てた復調基準信号パターンと、ポート及び基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことを含む。
【0003】
従来標準において、端末に割り当てた復調基準信号のパターンは4種類あり、即ち、2階数パターン、最初の4階数パターン、第2の4階数パターン及び8階数パターンであるが、それぞれ端末に最多2ポート、4ポート、4ポートおよび8ポートを割り当てるよう対応して支援し、この割り当てたポートの数量はランクの値である。
【0004】
図1は2階数パターンを示す図である。ここで、横軸は時間を表し、縦軸は周波数を表す。図における各ボックスは1リソースユニットREを表し、斜線ボックスはCRS(common reference singal)の位置、横線ボックスは端末専用の復調基準信号の位置である。2階数パターンにおける横線ボックスRE12個において、同一周波数搬送波の各2個の時間領域に隣り合いするREを1組とし、かつ指し示した基準信号序列と結合する。長さを2とする直交符号OCCの区別により、端末に最多2ポート割り当てるよう支援できる。
【0005】
図2は第1の4階層パターンを示す図である。ここで、縦線ボックスは2階数パターンにおいて増加した端末専用の復調基準信号の位置であり、第1の4階数パターンにおける横線ボックスRE24個と縦線ボックスREにおいて、同一周波数搬送波の各2個時間領域に隣り合いするREを1組とし、かつ指し示したCRSシーケンスと結合する。長さを2とするOCCで区別することにより、端末に最多4ポートを割り当てるよう支援できる。
【0006】
図3は第2の4階数パターンを示す図である。ここで、端末専用の復調基準信号の数量と位置は図1に示す2階数パターンと同じである。しかし第2の4階数パターンにおける横線ボックスRE12個において、同一周波数搬送波の時間領域におけるRE4個を1組とし、かつ指し示した基準信号シーケンスと結合する。長さを4とするOCCで区別することにより、端末に最多4ポートを割り当てるよう支援できる。
【0007】
図4は8階数パターンを示す図である。ここで、端末専用の復調基準信号の数量と位置は図2が示す第1の4階数パターンと同じである。しかし8階数パターンにおける端末専用の復調基準信号24個において、同一周波数搬送波的時間領域における端末専用の復調基準信号4個を1組とし、かつ指し示した基準信号シーケンスと結合する。長さを4とするOCCで区別することにより、端末に最多8ポートを割り当てるよう支援できる。
【0008】
従来標準において端末に割り当てた基準信号シーケンスを2種類とさらに定義し、2個の異なるスクランブルコードIDにより区別と識別ができる。
【0009】
上述従来標準に基づき端末専用の復調基準信号を指し示す場合、ネットワーク側が端末に以下の3つのことを知らすべきである:端末に割り当てる復調基準信号パターンが前記3個或いは4個の復調基準信号パターンの内のどちらの復調基準信号パターンであるのかと、端末に割り当てるポートと、端末に割り当てる基準信号のスクランブルコードIDが2つのスクランブルコードID内のどちらのスクランブルコードIDなのかと、を知らせる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そのため、もし端末専用の復調基準信号を指し示す場合、端末に割り当てた復調基準信号パターン、ポートおよび基準信号シーケンスのスクランブルコードIDが任意に選択して組み合わせできるということは、多くの割り当て方式が存在することを意味する。それは端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングのオーバーヘッドが非常に多き、システムリソースを浪費する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る実施形態は、端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステムを提供することにより、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングのオーバーヘッドを低減し、さらにシステムリソースの浪費を減らす。
【0012】
本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法は、ネットワーク側が、信号指示情報を生成するステップと、ここで、前記信号指示情報は、伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づいて端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを指し示すものであり、生成する前記信号指示情報を上述端末へ送信するステップと、を含む。
【0013】
本発明の実施形態に係る端末は、ネットワーク側が送信した信号指示情報を受信する、受信ユニットと、前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認する、確認ユニットと、を備える。
【0014】
本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示システムは、指示装置と端末を備え、前記指示装置は、信号指示情報を生成し、生成した前記信号指示情報を前記端末へ送信し、前記端末は、受信した前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施形態に係る方法において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する一方、端末は当該信号指示情報を受信後、受信した信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する。本発明の実施形態に係る方法において、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示す場合、従来標準に定義したTB指示情報を利用するため、従来技術と比べれば、専用復調基準信号の指示のみに用いられる制御シグナリングが減り、従って、端末専用の復調基準信号を指し示すことのみに用いられるシグナリングのオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】2階数パターンを示す図。
【図2】第1の4階数パターンを示す図。
【図3】第2の4階数パターンを示す図。
【図4】8階数パターンを示す図。
【図5】本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図8】本発明の第3実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図9】本発明の第4実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示装置の構造を示す図。
【図10】本発明の第4実施形態に係る端末の構造を示す図。
【図11】本発明の第4実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示システムの構造を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らせることを提案するため、本発明に係る実施形態により端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステムを提供しており、以下に発明の詳細の説明と図面を結合して本発明の好ましい実施形態を説明する。ここで理解すべきこととして、ここに記述する好ましい実施形態は本発明の説明と解釈にのみ用い、本発明を限定するものではない。そして衝突がない限り、本出願における実施形態および実施形態の特徴は相互に組み合わせることができる。
【0018】
本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法は、図5に示すように、ステップS501と、ステップS502とを含む。
【0019】
ステップS501において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0020】
ステップS502において、端末は受信した当該信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する。
【0021】
以下、図面を結合して、具体的な実施形態で本発明が提供する方法、装置およびシステムについて詳細に説明する。
【0022】
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態が提供する端末専用の復調基準信号の指示方法は、図6に示すようにステップS601と、ステップS602とを含む。
【0023】
ステップS601において、ネットワーク側は、信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0024】
ステップS602において、端末は、受信した当該信号指示情報に含まれるTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報と3ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターンを2階数パターン、第1の4階数パターンおよび8階数パターン中の1つとすることと、ポートと割り当てられた基準信号シーケンスのスクランブルコードIDをスクランブルコードID2個中の1つとすることとを確認する。
【0025】
ここで、2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる。
【0026】
以下に本発明に係る第1実施形態に提供する方法について詳細な説明を行う。
【0027】
従来標準に設定した第1作業仮定は、MU−MIMOの場合、同時に最多4つの端末をスケジューリングし、さらに各端末に割り当てるポートは2個を越えず、そしてネットワーク側は複数端末に同時に合計最多4ポートを割り当てるなどことを決めた。
【0028】
上述第1作業仮定に基づき、端末に1或いは2ポートを割り当てる場合、2階数パターンの使用に限る。この場合、マルチ端末のペアを組むことができ、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式がある。
【0029】
<第1方式>各端末に1ポートを割り当てる。最多4つの端末にそれぞれ1ポート割り当てることができ、対応する基準信号情報は(ポート0、スクランブルコードID0)と、(ポート1、スクランブルコードID0)と、(ポート0、スクランブルコードID1)と、(ポート1、スクランブルコードID1)とを含む。
【0030】
<第2方式>1つの端末に2ポートを割り当て、2つ目の端末に1ポートを割り当て、対応する基準信号情報は(ポート0−1、スクランブルコードID0)と、(ポート0、スクランブルコードID1)とを含む。
【0031】
<第3方式>1つの端末に2ポートを割り当て、2つ目の端末に1ポート、3つ目の端末に1ポートを割り当て、対応する基準信号情報は(ポート0−1、スクランブルコードID0)と、(ポート0、スクランブルコードID1)と、(ポート1、スクランブルコードID1)とを含む。
【0032】
<第4方式>2つの端末にいずれも2ポート割り当て、対応する基準信号情報は(ポート0−1、スクランブルコードID0)と、(ポート0−1、スクランブルコードID1)とを含む。
【0033】
以上から分かるように、端末に割り当てた端末専用の復調基準信号情報は2種類2ポートと4種類1ポートの割り当てを含む。即ち、2階数パターンを使用する場合、計6種類のステータスは端末に割り当てるパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全ての可能な割り当て方式を指示できる。
【0034】
上述第1作業仮定に基づき、端末に3或いは4ポートを割り当てる場合、第1の4階数パターンの使用に限る。この時、端末に割り当てたポート数量は2つ以上になるため、当該端末が他の端末とペアを組まないことを暗に指し示す。即ち当該端末と同じポートを使用する端末はないため、基準信号序列を区別する必要がない。つまり、スクランブルコードIDはスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1のようなデフォルトを使用でき、さらに端末に3ポート割り当てる場合のポートを0−2、4ポート割り当てる場合のポートを0−3と限定すれば、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式となる。
【0035】
<第1方式>端末に3ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−2、デフォルトスクランブルコード)である。
【0036】
<第2方式>端末に4ポート割り当て、割り当てるポートは(ポート0−3、デフォルトスクランブルコード)である。
【0037】
以上から分かるように、端末に割り当てる端末専用の復調基準信号情報は、1種類の3ポートと1種類の4ポートの割り当てを含む。即ち、第1の4階数パターンを使用する場合、計2種類のステータスは端末に割り当てたパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全ての可能な割り当て方式を指示できる。
【0038】
上述第1作業仮定に基づき、端末に5、6、7或いは8ポートを割り当てる場合、8階数パターンの使用に限る。この時、端末に割り当てたポート数量は2つ以上になるため、当該端末が他の端末ペアを組まないことを暗に指し示す。即ち当該端末と同じポートを使用する端末はないため、基準信号シーケンスを区別する必要がない。即ちスクランブルコードIDはスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1のようなデフォルトを使用でき、さらに端末が5ポートを割り当てる場合にポート0−4、6ポートを割り当てる場合にポート0−5、7ポートを割り当てる場合にポート0−6、8ポートを割り当てる場合に全部のポート0−7と限定すれば、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式となる。
【0039】
<第1方式>端末に5ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−4、デフォルトスクランブルコード)である。
【0040】
<第2方式>端末に6ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−5、デフォルトスクランブルコード)である。
【0041】
<第3方式>端末に7ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−6、デフォルトスクランブルコード)である。
【0042】
<第4方式>端末に8ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−7、デフォルトスクランブルコード)である。
【0043】
以上から分かるように、端末に割り当てた端末専用の復調基準信号情報は、1種類の5ポート、1種類の6ポート、1種類の7ポートおよび1種類の8ポートの割り当てを含む。8階数パターンを使用する場合、計4種類のステータスは端末に割り当てたパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全部の可能な割り当て方式を指示できる。
【0044】
以下の表1において上述の各種割り当て方式を要約する。
【0045】
【表1】
【0046】
表1から分かるように、上述第1作業仮定に基づき、12種類のステータスにより12種類の全ての可能な割り当て方式に対応して指し示す必要がある。
【0047】
従来標準においてさらに設定した第2作業仮定は、各ユーザーについて使用するTBの数量が最多2個(TB1とTB2)とし、さらに当該ユーザーに割り当てるポート数以上にはならないことと、当該ユーザーに割り当てるポート数が4個以上の場合、TB2個を使用してデータを伝送することなどを決めた。
【0048】
上述第2作業仮定に基づき、2階数パターンを使用し端末に1ポートを割り当てる場合、TB1個しか使用できず、他の未使用のTBの指示情報はポートの区別に用いることができるので(具体的に未使用のTBにおいて新データを使用しNDIビッド数に区別するよう指示できる)、別に制御情報を増やして使用するパターンとスクランブルコードIDを指し示すだけで良い。
【0049】
2階数パターンとTB2個とを使用する場合、必然的に端末に2ポートを割り当てるので、制御情報の指示で使用するパターンとスクランブルコードIDを別途に増やすだけでよい。第1実施形態において、端末に2ポートを割り当てると限定できる場合、必ずTB2個使用するので、2ポートを割り当ててTB1個を使用する状況についてさらに指し示す必要がない。また必ずTB1個を使用しなければならないと限定できるので、2ポートを割り当ててTB2個を使用する状況についてさらに指し示す必要がない。そしてこれらのような限定をせず、端末に2ポートを割り当てる場合、TB1個(TB1或いはTB2)でも、TB2個でも使用すればよい。
【0050】
第1の4階数パターンを使用し端末に3ポート或いは4ポート割り当てる場合、マルチユーザーペアを支援しないので、制御情報の指示で使用するパターンとスクランブルコードIDを別途に増やすだけで良い。
【0051】
8階数パターンを使用し端末に5、6、7或いは8ポートを割り当てる場合、同様にマルチユーザーペアを支援しないので、制御情報の指示で使用するパターンとスクランブルコードIDを別途に増やすだけでよい。
【0052】
上述分析に基づき、第1実施形態において、TB2個を結合するTB指示情報に、3ビットの制御情報をさらに増やすことができ(最多8種類の制御情報を提供)、そうすると、少なくとも12種類の指示情報を提供できる。そのため、指示が必要な12種類の端末に割り当てるパターン、ポートおよびスクランブルコードIDの割り当て方式は前記12種類の指示情報を用い、それぞれ12種類の割り当て方式に対応して指示できる。
【0053】
例えば、TB2個のTB指示情報は以下の2種類のシナリオのうちの1つに分けられる。
【0054】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報と、TB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0055】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報と、TB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報および第3TB指示情報におけるNDIビット数である。
【0056】
3ビットの制御情報について、各ビットが表す意味は表2に示す通りである。
【0057】
【表2】
【0058】
以下の表3は表2に基づく前記12種類の割り当て方式を指示する対照表である。TB1とTB2のTB指示情報、および3ビットの制御情報を使用し共同で指し示す。
【0059】
【表3−1】
【0060】
【表3−2】
【0061】
表3において、ステータス1を例にすると、表における信号指示情報「TB1、およびTB2のNDIのビット数を0、000とする」は、TB1は使用、TB2は未使用、TB2のNDIビット数を0とし、3ビットの制御情報を000とし、端末に2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てるよう対応して指し示すことを表す。ステータス5を例にすると、表における信号指示情報「TB1とTB2、000」は、TB1は使用、TB2も使用、3ビットの制御情報を000とし、端末に2階数パターン、ポート0−1およびスクランブルコードID0を割り当てるよう対応して指し示すことを表す。他のステータスの指示情報が表す意味も似ているためここでは一つ一つ説明をしない。
【0062】
表3から分かるように、端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は12種類あるが、特定の割り当て方式についてはTB1個或いはTB2個を使用するかに係る。例えば、ステータス7とステータス8、ステータス9とステータス10、ステータス5とステータス15、ステータス6とステータス16がある。そのため、TB1個或いはTB2個を使用するかを考えると、最終的に16種類の割り当て方式を指し示す必要がある。
【0063】
表3について、特に強調すべきこととしてステータス15とステータス16がある。本発明に係る第1実施形態において、端末にステータス15とステータス16の表す割り当て方式を割り当てないと限定すれば、ステータス15とステータス16に指し示す必要がない。もし限定しなければ、指し示す必要がありステータス1−14において使用していない3ビットの制御情報を用いて指示できる。例えば、具体的な指示情報は表3に示す通りである。
【0064】
本発明に係る第1実施形態において、TB2個のTB指示情報は以下の2種類のシナリオの1つである。
【0065】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0066】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報である。
【0067】
即ち第2種類のシナリオにおいては第3TB指示情報におけるNDIビット数はもはや必要ない。具体的にこの2種類のシナリオのTB指示情報と3ビット制御情報に基づき、如何に指示が必要な12種類の端末に割り当てるパターン、ポートおよびスクランブルコードIDの割り当て方式を共同で指し示すかについては、上述表2と表3において指し示す原理を参照して指示できるためここでは説明を繰り返さない。
【0068】
第1実施形態において上述表1が示す指示方案は、TB2個のTB指示情報の上述2種類のシナリオと表2における3ビット制御情報の各ビットが表す意味に基づき指し示しており、他の実施形態においては別の具体的な指示方案を用いることもできる。即ち各種類のステータスに用いるTB2個のTB指示情報と3ビット制御情報については具体的な限定をせず、区別ができればよい。
【0069】
上述の記述により、第1実施形態に示す方案に基づき、TB2個のTB指示情報と3ビットの制御情報により、第1実施形態における端末専用の復調基準信号の指示を実現した。また従来技術と比べて、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングのオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことができる。
【0070】
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態が提供する端末専用の復調基準信号の指示方法は、図7に示す通りステップS701と、ステップS702とを含む。
【0071】
ステップS701において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0072】
ステップS702において、端末は受信した当該信号指示情報に含まれるTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報と3ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てた復調基準信号パターンが2階数パターン、第1の4階数パターン、第2の4階数パターンおよび8階数パターンにおける1つであることと、ポートと割り当てた基準信号シーケンスのスクランブルコードIDがスクランブルコードID2個中の1つであることとを確認できる。
【0073】
ここで、2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるパターンである。
【0074】
以下に本発明に係る第2実施形態が提供する方法について詳しく説明する。
【0075】
第1実施形態における第1作業仮定に基づき、端末に1或いは2ポートを割り当てる場合、第2の4階数パターンも使用できる。この時、マルチ端末ペアを組むことができ、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式となる。
【0076】
<第1方式>各端末に1ポートを割り当て、最多4個の端末にポートの割り当てを支援できる。割り当てたポートは(ポート0、デフォルトスクランブルコード)、(ポート1、デフォルトスクランブルコード)、(ポート2、デフォルトスクランブルコード)、(ポート3、デフォルトスクランブルコード)を含む。
【0077】
<第2方式>各端末に2ポートを割り当て、割り当てたポートは(ポート0−1、デフォルトスクランブルコード)、(ポート2−3、デフォルトスクランブルコード)を含む。
【0078】
以上から分かるように、端末に割り当てた端末専用の復調基準信号情報は4種類1ポートの割り当てと2種類2ポートの割り当てを含む。即ち第2の4階数パターンを使用する場合、計6種類のステータスは端末に割り当てたパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全部の実現可能な割り当て方式を指示できる。
【0079】
第1実施形態における12種類の可能な割り当て方式を結合し、第2実施形態において、18種類のステータスにより18種類の可能な割り当て方式に対応して指し示す必要がある。
【0080】
第1実施形態における第2作業仮定に基づき、第2の4階数パターンを使用し端末に1ポートを割り当てる場合、TB1個しか使用できず、他の未使用のTBの指示情報はポートの区別に用いられることができるので(具体的に未使用のTBのNDIビット数が区別に使用できる)、さらに使用するパターンを別に指し示すだけでよい。
【0081】
第2の4階数パターン、さらにTB2個を使用する場合、必然的に端末に2ポートを割り当てるので、使用するパターンをささらに別に指し示すだけで良い。第1実施形態において、端末に2ポートを割り当てる場合、必ずTB2個使用することを限定すれば、2ポートを割り当ててTB1個を使用するシナリオについてさらに指し示す必要がない。また必ずTB1個使用しなければならないと限定できるので、2ポートを割り当ててTB2個を使用するシナリオについてさらに指し示す必要がない。そしてこれらのような限定をせず、即ち、端末に2ポート割り当てる場合、TB1個(TB1或いはTB2)でも、TB2個でも使用してよい。
【0082】
上述分析に基づき、第2実施形態において、TB2個を結合するTB指示情報には、3ビットの制御情報をさらに増やすことができ(最多8種類の制御情報を提供)、少なくとも18種類の指示情報を提供できる。そのため、指示が必要な18種類の端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は、前記18種類の指示情報における18種類の指示情報を利用して、それぞれ18種類の割り当て方式を指示することができる。具体的に以下の例を挙げる。
【0083】
ここで、TB2個のTB指示情報は以下の3種類のシナリオのうちの1つである。
【0084】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0085】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報と、TB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報および第3TB指示情報におけるNDIビット数である。
【0086】
<シナリオ3>TB1が使用されていないことを表す第4TB指示情報および第4TB指示情報におけるNDIビット数と、TB2が使用されることを表す第2指示情報である。
【0087】
第2実施形態は、第1実施形態における表3の基礎の上に、第2の4階数パターンを使用する場合に、増加した上述6種類の割り当て方式を指し示すものである。以下の表4の通りである。
【0088】
【表4】
【0089】
表4から分かるように、端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる方式は6種類あるが、特定の割り当て方式についてはTB1個或いはTB2個を使用するかの状況に係る。例えば、ステータス21とステータス23、ステータス22とステータス24がある。そのため、TB1個或いはTB2個の使用状況を考えると、最終的に8種類の割り当て方式を指し示す必要がある。
【0090】
本発明に係る第2実施形態において、端末にステータス23とステータス24が表す割り当て方式を割り当てないと限定すれば、ステータス23とステータス24に指し示す必要がない。もし限定しなければ、指し示す必要があり、具体的な指示情報は表4に示す通りである。但し、この時ステータス23に対応する信号指示情報と表3におけるステータス5が同一であり、ステータス24に対応する信号指示情報と表3におけるステータス6の信号指示情報は同じである。そのため、本発明に係る第2実施形態において、ステータス5とステータス6の組み合わせとステータス23とステータス24の組み合わせのうちの1つのみを選択し使用するよう設定すればよく、別の種類の組み合わせは使用しなくてもよい。
【0091】
第2実施形態において上述表4が示す指示方案は、表3の基礎の上に指し示すものである。他の実施形態においては別の具体的な指示方案を用いることもできる。即ち各種類のステータスに用いられるTB2個のTB指示情報と3ビット制御情報について具体的に限定せず、区別ができれば良い。
【0092】
この時、TB2個のTB指示情報と3ビットの制御情報により、第2実施形態における端末専用の復調基準信号の指示を実現した。また、従来技術と比べて、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らした。
【0093】
(第3実施形態)
上述第2実施形態において、ステータス5とステータス6の組み合わせ、およびステータス23とステータス24の組み合わせのうちの1つのみ選択できるのに対し、ステータス5、ステータス6、ステータス23およびステータス24のいずれにも指示できるようにするため、8に示すように、第3実施形態は一種の端末専用の復調基準信号の指示方法をさらに提供し、ステップS801と、ステップS802とを含む。
【0094】
ステップS801において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0095】
ステップS802において、端末は受信した当該信号指示情報に含まれるTB2個にそれぞれ対応するTB指示情報と4ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てた復調基準信号パターンが2階数パターン、第1の4階数パターン、第2の4階数パターンおよび8階数パターンにおける1つであることと、ポートと割り当てた基準信号シーケンスのスクランブルコードIDがスクランブルコードID2個中の1つであることとを確認する。
【0096】
ここで、2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるパターンである。
【0097】
以下に本発明に係る第3実施形態により提供する方法の詳細な説明を行う。
【0098】
第1作業仮定と第2作業仮定に基づき、端末に割り当てたパターン、ポートおよびスクランブルコードIDの可能な割り当て方式の分析に関し、上述第1実施形態と第2実施形態における合計18種類の割り当て方式の記載に詳細に説明されている。第3実施形態において、TB2個を結合するTB指示情報は、4ビットの制御情報(最多16種類の制御情報を提供)をさらに増やせ、少なくとも18種類の指示情報を提供できる。そのため、指示が必要な18種類の端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は、前記18種類の指示情報における18種類の指示情報を利用して、それぞれ18種類の割り当て方式に対応して指し示すことができる。以下、例を挙げて説明する。
【0099】
ここで、TB2個のTB指示情報は以下の2種類のシナリオの1つに分けられる。
【0100】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0101】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報、TB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報および第3TB指示情報におけるNDIビット数である。
【0102】
4ビットの制御情報について、各ビットが表す意味は以下の表5に示す通りである。
【0103】
【表5】
【0104】
以下の表6は表5に基づく上述18種類の割り当て方式を指し示す対照表である。TB1とTB2のTB指示情報、さらに4ビットの制御情報を使用し共同で指し示す。
【0105】
【表6−1】
【0106】
【表6−2】
【0107】
【表6−3】
【0108】
表6から分かるように、端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は18種類ある。特定の割り当て方式についてはTB1個或いはTB2個を使用するかの状況に係る。例えば、ステータス7とステータス8、ステータス9とステータス10、ステータス5とステータス15、ステータス6とステータス16、ステータス21とステータス23、ステータス22とステータス24がある。そのため、TB1個或いはTB2個を利用することも考えると、最終的に24種類の割り当て方式を指し示す必要がある。
【0109】
第3実施形態において上述表6に示す指示方案は、TB2個のTB指示情報の上述2種類のシナリオと表5における4ビット制御情報の各ビットが表す意味に基づき指し示しており、他の実施形態においては別の具体的な指示方案を用いることもできる、即ち各種類のステータスに用いるTB2個のTB指示情報と4ビット制御情報については具体的な限定をせず、区別ができればよい。
【0110】
上述の内容より、第3実施形態に示す方案に基づき、TB2個のTB指示情報と4ビットの制御情報により、第3実施形態における端末専用の復調基準信号の指示を実現した。また、従来技術と比べて、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことを確認できる。
【0111】
(第4実施形態)
同一の発明構想により、本発明の上述第1、第2および第3実施形態により提供する端末専用の復調基準信号の指示方法に基づき、本発明に係る第4実施形態は端末専用の復調基準信号の指示装置を提供し、図9に示すように、その構造は生成ユニット901と、送信ユニット902とを備える。
【0112】
前記生成ユニット901は、信号指示情報を生成し、前記信号指示情報と、伝送ブロックTBのTB指示情報と、複数ビットの制御情報とに基づいて、端末に割り当てた復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを指し示す。
【0113】
前記送信ユニット902は、生成した前記信号指示情報を端末へ送信する。
【0114】
好ましくは、前記生成ユニット901は具体的に信号指示情報を生成し、かつ前記TBのTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合により表す少なくともN種類の指示情報に基づき、それぞれ端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDの合計N種類の割り当て方式に対応して指し示す。ここで、前記TBのTB指示情報はTB2個にそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は3ビット或いは4ビットの制御情報であり。前記復調基準信号パターン情報は予定する多くとも4パターンのうちの1パターンの情報であり、前記基準信号シーケンスのスクランブルコードIDは、2つの予定基準信号シーケンスそれぞれが対応するスクランブルコードID中の1スクランブルコードIDである。
【0115】
これに応じて、図10に示すように、本発明に係る第4実施形態における端末の構造は、受信ユニット1001と、確認ユニット1002とを備える。
【0116】
前記受信ユニット1001は、ネットワーク側が送信した信号指示情報を受信する。
【0117】
確認ユニット1002は、前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認する。
【0118】
好ましくは、前記確認ユニット1002は具体的に前記信号指示情報に備えるTBのTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合により表す少なくともN種類の指示情報に基づき、それぞれ端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDの合計N種類の割り当て方式に対応して確認する。ここで、前記TBのTB指示情報はTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は3ビット或いは4ビットの制御情報である。前記復調基準信号パターン情報は、予定する多くとも4パターンのうちの1パターンの情報であり、前記基準信号シーケンスのスクランブルコードIDは、2つの予定基準信号序列がそれぞれ対応するスクランブルコードID中の1スクランブルコードIDである。
【0119】
好ましくは、前記確認ユニット1002が基づいた前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0120】
或いは、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報および前記第3TB指示情報における新データ指示情報NDIビット数を表す。
【0121】
好ましくは、前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターンおよび8階数パターンを含む。ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるパターンである。
【0122】
前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと、前記信号指示情報に含まれる3ビット制御情報が表す8種類の制御情報との結合により、少なくとも12種類の指示情報を表せる。好ましくは、前記確認ユニット1002は、少なくとも前記12種類の指示情報前記に基づき、それぞれ自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること、或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計12種類の割り当て方式に対応して確認する。
【0123】
好ましくは、前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、第2の4階数パターンをさらに含む。ここて、前記第2の4階数パターンを1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いる。
【0124】
好ましくは、前記確認ユニット1002が基づいた前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、第1TBが使用されていないことを表す第4TB指示情報、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報および前記第4TB指示情報におけるNDIビット数をさらに指すことができる。
【0125】
前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す3種類のシナリオと、3ビット制御情報が表す8種類の制御情報との結合により数多くの指示情報を表すことができる。好ましくは、前記確認ユニット1002は、前記12種類の指示情報以外の少なくとも6種類の指示情報に基づき、それぞれ自身に前記第2の4階数パターン、ポート0および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計6種類の割り当て方式に対応して確認することにさらに用いる。
【0126】
好ましくは、前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターン、第2の4階数パターンおよび8階数パターンを含む。ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、前記第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる。
【0127】
前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる4ビット制御情報が表す16種類の制御情報と結合することにより、少なくとも18種類の指示情報を表すことができる。好ましくは、前記確認ユニット1002は、少なくとも当該18種類の指示情報に基づき、それぞれ自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計18種類の割り当て方式に対応して確認することに用いられる。
【0128】
これに応じて、図11に示すように本発明に係る第4実施形態における端末専用の復調基準信号の指示システムの構造は指示装置1101と、端末1102とを備える。
【0129】
前記指示装置1101は、信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末1102へ送信する。
【0130】
前記端末1102は、受信した信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認する。
【0131】
総じて、本発明に係る実施形態により提供する方案は、ネットワーク側が信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信することと、端末が受信した当該信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認すること、とを含む。本発明に係る実施形態における方案を従来技術と比べれば、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らすることができ、さらにシステムリソースの浪費を減らすこともできる。
【0132】
当業者であれば、本発明の技術的思想の範囲内において、本発明に対し種種の変更・改変を行うことができる。そのような変更・改変は、本発明の請求の範囲及びその均等の範囲に属するので、つまり、本発明は、そのような変更・改変も意図しているということは明らかである。
【技術分野】
【0001】
本発明は無線通信分野に関し、特に多入力多出力MIMO(Multiple−Input Multiple−Out−put)に基づく端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
ロングターム・エボリューションLTE−A(Long Term Evolution−A)システムにおいて、8階数を最高とするMIMO伝送を支援する。現在当該MIMO伝送方案は端末専用の復調基準信号に基づき実現するものであり、その内、ネットワーク側は物理ダウンリンク制御チャンネルを介して端末へデータを送信するとともに指示情報も送信する。当該指示情報は、当該端末に割り当てた端末専用の復調基準信号の指示に用いられ、端末は指し示した端末専用の復調基準信号に基づき当該端末に割り当てた対応ポートのチャンネル推定を行い、伝送データを受信する。この内、端末が使用した端末専用の復調基準信号を指し示すことは、端末に割り当てた復調基準信号パターンと、ポート及び基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことを含む。
【0003】
従来標準において、端末に割り当てた復調基準信号のパターンは4種類あり、即ち、2階数パターン、最初の4階数パターン、第2の4階数パターン及び8階数パターンであるが、それぞれ端末に最多2ポート、4ポート、4ポートおよび8ポートを割り当てるよう対応して支援し、この割り当てたポートの数量はランクの値である。
【0004】
図1は2階数パターンを示す図である。ここで、横軸は時間を表し、縦軸は周波数を表す。図における各ボックスは1リソースユニットREを表し、斜線ボックスはCRS(common reference singal)の位置、横線ボックスは端末専用の復調基準信号の位置である。2階数パターンにおける横線ボックスRE12個において、同一周波数搬送波の各2個の時間領域に隣り合いするREを1組とし、かつ指し示した基準信号序列と結合する。長さを2とする直交符号OCCの区別により、端末に最多2ポート割り当てるよう支援できる。
【0005】
図2は第1の4階層パターンを示す図である。ここで、縦線ボックスは2階数パターンにおいて増加した端末専用の復調基準信号の位置であり、第1の4階数パターンにおける横線ボックスRE24個と縦線ボックスREにおいて、同一周波数搬送波の各2個時間領域に隣り合いするREを1組とし、かつ指し示したCRSシーケンスと結合する。長さを2とするOCCで区別することにより、端末に最多4ポートを割り当てるよう支援できる。
【0006】
図3は第2の4階数パターンを示す図である。ここで、端末専用の復調基準信号の数量と位置は図1に示す2階数パターンと同じである。しかし第2の4階数パターンにおける横線ボックスRE12個において、同一周波数搬送波の時間領域におけるRE4個を1組とし、かつ指し示した基準信号シーケンスと結合する。長さを4とするOCCで区別することにより、端末に最多4ポートを割り当てるよう支援できる。
【0007】
図4は8階数パターンを示す図である。ここで、端末専用の復調基準信号の数量と位置は図2が示す第1の4階数パターンと同じである。しかし8階数パターンにおける端末専用の復調基準信号24個において、同一周波数搬送波的時間領域における端末専用の復調基準信号4個を1組とし、かつ指し示した基準信号シーケンスと結合する。長さを4とするOCCで区別することにより、端末に最多8ポートを割り当てるよう支援できる。
【0008】
従来標準において端末に割り当てた基準信号シーケンスを2種類とさらに定義し、2個の異なるスクランブルコードIDにより区別と識別ができる。
【0009】
上述従来標準に基づき端末専用の復調基準信号を指し示す場合、ネットワーク側が端末に以下の3つのことを知らすべきである:端末に割り当てる復調基準信号パターンが前記3個或いは4個の復調基準信号パターンの内のどちらの復調基準信号パターンであるのかと、端末に割り当てるポートと、端末に割り当てる基準信号のスクランブルコードIDが2つのスクランブルコードID内のどちらのスクランブルコードIDなのかと、を知らせる。
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
そのため、もし端末専用の復調基準信号を指し示す場合、端末に割り当てた復調基準信号パターン、ポートおよび基準信号シーケンスのスクランブルコードIDが任意に選択して組み合わせできるということは、多くの割り当て方式が存在することを意味する。それは端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングのオーバーヘッドが非常に多き、システムリソースを浪費する。
【課題を解決するための手段】
【0011】
本発明に係る実施形態は、端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステムを提供することにより、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングのオーバーヘッドを低減し、さらにシステムリソースの浪費を減らす。
【0012】
本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法は、ネットワーク側が、信号指示情報を生成するステップと、ここで、前記信号指示情報は、伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づいて端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを指し示すものであり、生成する前記信号指示情報を上述端末へ送信するステップと、を含む。
【0013】
本発明の実施形態に係る端末は、ネットワーク側が送信した信号指示情報を受信する、受信ユニットと、前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認する、確認ユニットと、を備える。
【0014】
本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示システムは、指示装置と端末を備え、前記指示装置は、信号指示情報を生成し、生成した前記信号指示情報を前記端末へ送信し、前記端末は、受信した前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する。
【発明の効果】
【0015】
本発明の実施形態に係る方法において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する一方、端末は当該信号指示情報を受信後、受信した信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する。本発明の実施形態に係る方法において、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示す場合、従来標準に定義したTB指示情報を利用するため、従来技術と比べれば、専用復調基準信号の指示のみに用いられる制御シグナリングが減り、従って、端末専用の復調基準信号を指し示すことのみに用いられるシグナリングのオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことができる。
【図面の簡単な説明】
【0016】
【図1】2階数パターンを示す図。
【図2】第1の4階数パターンを示す図。
【図3】第2の4階数パターンを示す図。
【図4】8階数パターンを示す図。
【図5】本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図6】本発明の第1実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図7】本発明の第2実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図8】本発明の第3実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法のフロー図。
【図9】本発明の第4実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示装置の構造を示す図。
【図10】本発明の第4実施形態に係る端末の構造を示す図。
【図11】本発明の第4実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示システムの構造を示す図。
【発明を実施するための形態】
【0017】
端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らせることを提案するため、本発明に係る実施形態により端末専用の復調基準信号の指示方法、装置およびシステムを提供しており、以下に発明の詳細の説明と図面を結合して本発明の好ましい実施形態を説明する。ここで理解すべきこととして、ここに記述する好ましい実施形態は本発明の説明と解釈にのみ用い、本発明を限定するものではない。そして衝突がない限り、本出願における実施形態および実施形態の特徴は相互に組み合わせることができる。
【0018】
本発明の実施形態に係る端末専用の復調基準信号の指示方法は、図5に示すように、ステップS501と、ステップS502とを含む。
【0019】
ステップS501において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0020】
ステップS502において、端末は受信した当該信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する。
【0021】
以下、図面を結合して、具体的な実施形態で本発明が提供する方法、装置およびシステムについて詳細に説明する。
【0022】
(第1実施形態)
本発明に係る第1実施形態が提供する端末専用の復調基準信号の指示方法は、図6に示すようにステップS601と、ステップS602とを含む。
【0023】
ステップS601において、ネットワーク側は、信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0024】
ステップS602において、端末は、受信した当該信号指示情報に含まれるTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報と3ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターンを2階数パターン、第1の4階数パターンおよび8階数パターン中の1つとすることと、ポートと割り当てられた基準信号シーケンスのスクランブルコードIDをスクランブルコードID2個中の1つとすることとを確認する。
【0025】
ここで、2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる。
【0026】
以下に本発明に係る第1実施形態に提供する方法について詳細な説明を行う。
【0027】
従来標準に設定した第1作業仮定は、MU−MIMOの場合、同時に最多4つの端末をスケジューリングし、さらに各端末に割り当てるポートは2個を越えず、そしてネットワーク側は複数端末に同時に合計最多4ポートを割り当てるなどことを決めた。
【0028】
上述第1作業仮定に基づき、端末に1或いは2ポートを割り当てる場合、2階数パターンの使用に限る。この場合、マルチ端末のペアを組むことができ、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式がある。
【0029】
<第1方式>各端末に1ポートを割り当てる。最多4つの端末にそれぞれ1ポート割り当てることができ、対応する基準信号情報は(ポート0、スクランブルコードID0)と、(ポート1、スクランブルコードID0)と、(ポート0、スクランブルコードID1)と、(ポート1、スクランブルコードID1)とを含む。
【0030】
<第2方式>1つの端末に2ポートを割り当て、2つ目の端末に1ポートを割り当て、対応する基準信号情報は(ポート0−1、スクランブルコードID0)と、(ポート0、スクランブルコードID1)とを含む。
【0031】
<第3方式>1つの端末に2ポートを割り当て、2つ目の端末に1ポート、3つ目の端末に1ポートを割り当て、対応する基準信号情報は(ポート0−1、スクランブルコードID0)と、(ポート0、スクランブルコードID1)と、(ポート1、スクランブルコードID1)とを含む。
【0032】
<第4方式>2つの端末にいずれも2ポート割り当て、対応する基準信号情報は(ポート0−1、スクランブルコードID0)と、(ポート0−1、スクランブルコードID1)とを含む。
【0033】
以上から分かるように、端末に割り当てた端末専用の復調基準信号情報は2種類2ポートと4種類1ポートの割り当てを含む。即ち、2階数パターンを使用する場合、計6種類のステータスは端末に割り当てるパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全ての可能な割り当て方式を指示できる。
【0034】
上述第1作業仮定に基づき、端末に3或いは4ポートを割り当てる場合、第1の4階数パターンの使用に限る。この時、端末に割り当てたポート数量は2つ以上になるため、当該端末が他の端末とペアを組まないことを暗に指し示す。即ち当該端末と同じポートを使用する端末はないため、基準信号序列を区別する必要がない。つまり、スクランブルコードIDはスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1のようなデフォルトを使用でき、さらに端末に3ポート割り当てる場合のポートを0−2、4ポート割り当てる場合のポートを0−3と限定すれば、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式となる。
【0035】
<第1方式>端末に3ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−2、デフォルトスクランブルコード)である。
【0036】
<第2方式>端末に4ポート割り当て、割り当てるポートは(ポート0−3、デフォルトスクランブルコード)である。
【0037】
以上から分かるように、端末に割り当てる端末専用の復調基準信号情報は、1種類の3ポートと1種類の4ポートの割り当てを含む。即ち、第1の4階数パターンを使用する場合、計2種類のステータスは端末に割り当てたパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全ての可能な割り当て方式を指示できる。
【0038】
上述第1作業仮定に基づき、端末に5、6、7或いは8ポートを割り当てる場合、8階数パターンの使用に限る。この時、端末に割り当てたポート数量は2つ以上になるため、当該端末が他の端末ペアを組まないことを暗に指し示す。即ち当該端末と同じポートを使用する端末はないため、基準信号シーケンスを区別する必要がない。即ちスクランブルコードIDはスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1のようなデフォルトを使用でき、さらに端末が5ポートを割り当てる場合にポート0−4、6ポートを割り当てる場合にポート0−5、7ポートを割り当てる場合にポート0−6、8ポートを割り当てる場合に全部のポート0−7と限定すれば、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式となる。
【0039】
<第1方式>端末に5ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−4、デフォルトスクランブルコード)である。
【0040】
<第2方式>端末に6ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−5、デフォルトスクランブルコード)である。
【0041】
<第3方式>端末に7ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−6、デフォルトスクランブルコード)である。
【0042】
<第4方式>端末に8ポートを割り当て、割り当てるポートは(ポート0−7、デフォルトスクランブルコード)である。
【0043】
以上から分かるように、端末に割り当てた端末専用の復調基準信号情報は、1種類の5ポート、1種類の6ポート、1種類の7ポートおよび1種類の8ポートの割り当てを含む。8階数パターンを使用する場合、計4種類のステータスは端末に割り当てたパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全部の可能な割り当て方式を指示できる。
【0044】
以下の表1において上述の各種割り当て方式を要約する。
【0045】
【表1】
【0046】
表1から分かるように、上述第1作業仮定に基づき、12種類のステータスにより12種類の全ての可能な割り当て方式に対応して指し示す必要がある。
【0047】
従来標準においてさらに設定した第2作業仮定は、各ユーザーについて使用するTBの数量が最多2個(TB1とTB2)とし、さらに当該ユーザーに割り当てるポート数以上にはならないことと、当該ユーザーに割り当てるポート数が4個以上の場合、TB2個を使用してデータを伝送することなどを決めた。
【0048】
上述第2作業仮定に基づき、2階数パターンを使用し端末に1ポートを割り当てる場合、TB1個しか使用できず、他の未使用のTBの指示情報はポートの区別に用いることができるので(具体的に未使用のTBにおいて新データを使用しNDIビッド数に区別するよう指示できる)、別に制御情報を増やして使用するパターンとスクランブルコードIDを指し示すだけで良い。
【0049】
2階数パターンとTB2個とを使用する場合、必然的に端末に2ポートを割り当てるので、制御情報の指示で使用するパターンとスクランブルコードIDを別途に増やすだけでよい。第1実施形態において、端末に2ポートを割り当てると限定できる場合、必ずTB2個使用するので、2ポートを割り当ててTB1個を使用する状況についてさらに指し示す必要がない。また必ずTB1個を使用しなければならないと限定できるので、2ポートを割り当ててTB2個を使用する状況についてさらに指し示す必要がない。そしてこれらのような限定をせず、端末に2ポートを割り当てる場合、TB1個(TB1或いはTB2)でも、TB2個でも使用すればよい。
【0050】
第1の4階数パターンを使用し端末に3ポート或いは4ポート割り当てる場合、マルチユーザーペアを支援しないので、制御情報の指示で使用するパターンとスクランブルコードIDを別途に増やすだけで良い。
【0051】
8階数パターンを使用し端末に5、6、7或いは8ポートを割り当てる場合、同様にマルチユーザーペアを支援しないので、制御情報の指示で使用するパターンとスクランブルコードIDを別途に増やすだけでよい。
【0052】
上述分析に基づき、第1実施形態において、TB2個を結合するTB指示情報に、3ビットの制御情報をさらに増やすことができ(最多8種類の制御情報を提供)、そうすると、少なくとも12種類の指示情報を提供できる。そのため、指示が必要な12種類の端末に割り当てるパターン、ポートおよびスクランブルコードIDの割り当て方式は前記12種類の指示情報を用い、それぞれ12種類の割り当て方式に対応して指示できる。
【0053】
例えば、TB2個のTB指示情報は以下の2種類のシナリオのうちの1つに分けられる。
【0054】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報と、TB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0055】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報と、TB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報および第3TB指示情報におけるNDIビット数である。
【0056】
3ビットの制御情報について、各ビットが表す意味は表2に示す通りである。
【0057】
【表2】
【0058】
以下の表3は表2に基づく前記12種類の割り当て方式を指示する対照表である。TB1とTB2のTB指示情報、および3ビットの制御情報を使用し共同で指し示す。
【0059】
【表3−1】
【0060】
【表3−2】
【0061】
表3において、ステータス1を例にすると、表における信号指示情報「TB1、およびTB2のNDIのビット数を0、000とする」は、TB1は使用、TB2は未使用、TB2のNDIビット数を0とし、3ビットの制御情報を000とし、端末に2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てるよう対応して指し示すことを表す。ステータス5を例にすると、表における信号指示情報「TB1とTB2、000」は、TB1は使用、TB2も使用、3ビットの制御情報を000とし、端末に2階数パターン、ポート0−1およびスクランブルコードID0を割り当てるよう対応して指し示すことを表す。他のステータスの指示情報が表す意味も似ているためここでは一つ一つ説明をしない。
【0062】
表3から分かるように、端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は12種類あるが、特定の割り当て方式についてはTB1個或いはTB2個を使用するかに係る。例えば、ステータス7とステータス8、ステータス9とステータス10、ステータス5とステータス15、ステータス6とステータス16がある。そのため、TB1個或いはTB2個を使用するかを考えると、最終的に16種類の割り当て方式を指し示す必要がある。
【0063】
表3について、特に強調すべきこととしてステータス15とステータス16がある。本発明に係る第1実施形態において、端末にステータス15とステータス16の表す割り当て方式を割り当てないと限定すれば、ステータス15とステータス16に指し示す必要がない。もし限定しなければ、指し示す必要がありステータス1−14において使用していない3ビットの制御情報を用いて指示できる。例えば、具体的な指示情報は表3に示す通りである。
【0064】
本発明に係る第1実施形態において、TB2個のTB指示情報は以下の2種類のシナリオの1つである。
【0065】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0066】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報である。
【0067】
即ち第2種類のシナリオにおいては第3TB指示情報におけるNDIビット数はもはや必要ない。具体的にこの2種類のシナリオのTB指示情報と3ビット制御情報に基づき、如何に指示が必要な12種類の端末に割り当てるパターン、ポートおよびスクランブルコードIDの割り当て方式を共同で指し示すかについては、上述表2と表3において指し示す原理を参照して指示できるためここでは説明を繰り返さない。
【0068】
第1実施形態において上述表1が示す指示方案は、TB2個のTB指示情報の上述2種類のシナリオと表2における3ビット制御情報の各ビットが表す意味に基づき指し示しており、他の実施形態においては別の具体的な指示方案を用いることもできる。即ち各種類のステータスに用いるTB2個のTB指示情報と3ビット制御情報については具体的な限定をせず、区別ができればよい。
【0069】
上述の記述により、第1実施形態に示す方案に基づき、TB2個のTB指示情報と3ビットの制御情報により、第1実施形態における端末専用の復調基準信号の指示を実現した。また従来技術と比べて、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングのオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことができる。
【0070】
(第2実施形態)
本発明に係る第2実施形態が提供する端末専用の復調基準信号の指示方法は、図7に示す通りステップS701と、ステップS702とを含む。
【0071】
ステップS701において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0072】
ステップS702において、端末は受信した当該信号指示情報に含まれるTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報と3ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てた復調基準信号パターンが2階数パターン、第1の4階数パターン、第2の4階数パターンおよび8階数パターンにおける1つであることと、ポートと割り当てた基準信号シーケンスのスクランブルコードIDがスクランブルコードID2個中の1つであることとを確認できる。
【0073】
ここで、2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるパターンである。
【0074】
以下に本発明に係る第2実施形態が提供する方法について詳しく説明する。
【0075】
第1実施形態における第1作業仮定に基づき、端末に1或いは2ポートを割り当てる場合、第2の4階数パターンも使用できる。この時、マルチ端末ペアを組むことができ、ポートの組み合わせは以下の数種類の方式となる。
【0076】
<第1方式>各端末に1ポートを割り当て、最多4個の端末にポートの割り当てを支援できる。割り当てたポートは(ポート0、デフォルトスクランブルコード)、(ポート1、デフォルトスクランブルコード)、(ポート2、デフォルトスクランブルコード)、(ポート3、デフォルトスクランブルコード)を含む。
【0077】
<第2方式>各端末に2ポートを割り当て、割り当てたポートは(ポート0−1、デフォルトスクランブルコード)、(ポート2−3、デフォルトスクランブルコード)を含む。
【0078】
以上から分かるように、端末に割り当てた端末専用の復調基準信号情報は4種類1ポートの割り当てと2種類2ポートの割り当てを含む。即ち第2の4階数パターンを使用する場合、計6種類のステータスは端末に割り当てたパターン情報、ポート情報およびスクランブルコードIDの全部の実現可能な割り当て方式を指示できる。
【0079】
第1実施形態における12種類の可能な割り当て方式を結合し、第2実施形態において、18種類のステータスにより18種類の可能な割り当て方式に対応して指し示す必要がある。
【0080】
第1実施形態における第2作業仮定に基づき、第2の4階数パターンを使用し端末に1ポートを割り当てる場合、TB1個しか使用できず、他の未使用のTBの指示情報はポートの区別に用いられることができるので(具体的に未使用のTBのNDIビット数が区別に使用できる)、さらに使用するパターンを別に指し示すだけでよい。
【0081】
第2の4階数パターン、さらにTB2個を使用する場合、必然的に端末に2ポートを割り当てるので、使用するパターンをささらに別に指し示すだけで良い。第1実施形態において、端末に2ポートを割り当てる場合、必ずTB2個使用することを限定すれば、2ポートを割り当ててTB1個を使用するシナリオについてさらに指し示す必要がない。また必ずTB1個使用しなければならないと限定できるので、2ポートを割り当ててTB2個を使用するシナリオについてさらに指し示す必要がない。そしてこれらのような限定をせず、即ち、端末に2ポート割り当てる場合、TB1個(TB1或いはTB2)でも、TB2個でも使用してよい。
【0082】
上述分析に基づき、第2実施形態において、TB2個を結合するTB指示情報には、3ビットの制御情報をさらに増やすことができ(最多8種類の制御情報を提供)、少なくとも18種類の指示情報を提供できる。そのため、指示が必要な18種類の端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は、前記18種類の指示情報における18種類の指示情報を利用して、それぞれ18種類の割り当て方式を指示することができる。具体的に以下の例を挙げる。
【0083】
ここで、TB2個のTB指示情報は以下の3種類のシナリオのうちの1つである。
【0084】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0085】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報と、TB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報および第3TB指示情報におけるNDIビット数である。
【0086】
<シナリオ3>TB1が使用されていないことを表す第4TB指示情報および第4TB指示情報におけるNDIビット数と、TB2が使用されることを表す第2指示情報である。
【0087】
第2実施形態は、第1実施形態における表3の基礎の上に、第2の4階数パターンを使用する場合に、増加した上述6種類の割り当て方式を指し示すものである。以下の表4の通りである。
【0088】
【表4】
【0089】
表4から分かるように、端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる方式は6種類あるが、特定の割り当て方式についてはTB1個或いはTB2個を使用するかの状況に係る。例えば、ステータス21とステータス23、ステータス22とステータス24がある。そのため、TB1個或いはTB2個の使用状況を考えると、最終的に8種類の割り当て方式を指し示す必要がある。
【0090】
本発明に係る第2実施形態において、端末にステータス23とステータス24が表す割り当て方式を割り当てないと限定すれば、ステータス23とステータス24に指し示す必要がない。もし限定しなければ、指し示す必要があり、具体的な指示情報は表4に示す通りである。但し、この時ステータス23に対応する信号指示情報と表3におけるステータス5が同一であり、ステータス24に対応する信号指示情報と表3におけるステータス6の信号指示情報は同じである。そのため、本発明に係る第2実施形態において、ステータス5とステータス6の組み合わせとステータス23とステータス24の組み合わせのうちの1つのみを選択し使用するよう設定すればよく、別の種類の組み合わせは使用しなくてもよい。
【0091】
第2実施形態において上述表4が示す指示方案は、表3の基礎の上に指し示すものである。他の実施形態においては別の具体的な指示方案を用いることもできる。即ち各種類のステータスに用いられるTB2個のTB指示情報と3ビット制御情報について具体的に限定せず、区別ができれば良い。
【0092】
この時、TB2個のTB指示情報と3ビットの制御情報により、第2実施形態における端末専用の復調基準信号の指示を実現した。また、従来技術と比べて、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らした。
【0093】
(第3実施形態)
上述第2実施形態において、ステータス5とステータス6の組み合わせ、およびステータス23とステータス24の組み合わせのうちの1つのみ選択できるのに対し、ステータス5、ステータス6、ステータス23およびステータス24のいずれにも指示できるようにするため、8に示すように、第3実施形態は一種の端末専用の復調基準信号の指示方法をさらに提供し、ステップS801と、ステップS802とを含む。
【0094】
ステップS801において、ネットワーク側は信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信する。
【0095】
ステップS802において、端末は受信した当該信号指示情報に含まれるTB2個にそれぞれ対応するTB指示情報と4ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てた復調基準信号パターンが2階数パターン、第1の4階数パターン、第2の4階数パターンおよび8階数パターンにおける1つであることと、ポートと割り当てた基準信号シーケンスのスクランブルコードIDがスクランブルコードID2個中の1つであることとを確認する。
【0096】
ここで、2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるパターンである。
【0097】
以下に本発明に係る第3実施形態により提供する方法の詳細な説明を行う。
【0098】
第1作業仮定と第2作業仮定に基づき、端末に割り当てたパターン、ポートおよびスクランブルコードIDの可能な割り当て方式の分析に関し、上述第1実施形態と第2実施形態における合計18種類の割り当て方式の記載に詳細に説明されている。第3実施形態において、TB2個を結合するTB指示情報は、4ビットの制御情報(最多16種類の制御情報を提供)をさらに増やせ、少なくとも18種類の指示情報を提供できる。そのため、指示が必要な18種類の端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は、前記18種類の指示情報における18種類の指示情報を利用して、それぞれ18種類の割り当て方式に対応して指し示すことができる。以下、例を挙げて説明する。
【0099】
ここで、TB2個のTB指示情報は以下の2種類のシナリオの1つに分けられる。
【0100】
<シナリオ1>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報とTB2が使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0101】
<シナリオ2>TB2個のTB指示情報は、TB1が使用されることを表す第1TB指示情報、TB2が使用されていないことを表す第3TB指示情報および第3TB指示情報におけるNDIビット数である。
【0102】
4ビットの制御情報について、各ビットが表す意味は以下の表5に示す通りである。
【0103】
【表5】
【0104】
以下の表6は表5に基づく上述18種類の割り当て方式を指し示す対照表である。TB1とTB2のTB指示情報、さらに4ビットの制御情報を使用し共同で指し示す。
【0105】
【表6−1】
【0106】
【表6−2】
【0107】
【表6−3】
【0108】
表6から分かるように、端末にパターン、ポートおよびスクランブルコードIDを割り当てる割り当て方式は18種類ある。特定の割り当て方式についてはTB1個或いはTB2個を使用するかの状況に係る。例えば、ステータス7とステータス8、ステータス9とステータス10、ステータス5とステータス15、ステータス6とステータス16、ステータス21とステータス23、ステータス22とステータス24がある。そのため、TB1個或いはTB2個を利用することも考えると、最終的に24種類の割り当て方式を指し示す必要がある。
【0109】
第3実施形態において上述表6に示す指示方案は、TB2個のTB指示情報の上述2種類のシナリオと表5における4ビット制御情報の各ビットが表す意味に基づき指し示しており、他の実施形態においては別の具体的な指示方案を用いることもできる、即ち各種類のステータスに用いるTB2個のTB指示情報と4ビット制御情報については具体的な限定をせず、区別ができればよい。
【0110】
上述の内容より、第3実施形態に示す方案に基づき、TB2個のTB指示情報と4ビットの制御情報により、第3実施形態における端末専用の復調基準信号の指示を実現した。また、従来技術と比べて、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らし、さらにシステムリソースの浪費を減らすことを確認できる。
【0111】
(第4実施形態)
同一の発明構想により、本発明の上述第1、第2および第3実施形態により提供する端末専用の復調基準信号の指示方法に基づき、本発明に係る第4実施形態は端末専用の復調基準信号の指示装置を提供し、図9に示すように、その構造は生成ユニット901と、送信ユニット902とを備える。
【0112】
前記生成ユニット901は、信号指示情報を生成し、前記信号指示情報と、伝送ブロックTBのTB指示情報と、複数ビットの制御情報とに基づいて、端末に割り当てた復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを指し示す。
【0113】
前記送信ユニット902は、生成した前記信号指示情報を端末へ送信する。
【0114】
好ましくは、前記生成ユニット901は具体的に信号指示情報を生成し、かつ前記TBのTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合により表す少なくともN種類の指示情報に基づき、それぞれ端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDの合計N種類の割り当て方式に対応して指し示す。ここで、前記TBのTB指示情報はTB2個にそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は3ビット或いは4ビットの制御情報であり。前記復調基準信号パターン情報は予定する多くとも4パターンのうちの1パターンの情報であり、前記基準信号シーケンスのスクランブルコードIDは、2つの予定基準信号シーケンスそれぞれが対応するスクランブルコードID中の1スクランブルコードIDである。
【0115】
これに応じて、図10に示すように、本発明に係る第4実施形態における端末の構造は、受信ユニット1001と、確認ユニット1002とを備える。
【0116】
前記受信ユニット1001は、ネットワーク側が送信した信号指示情報を受信する。
【0117】
確認ユニット1002は、前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認する。
【0118】
好ましくは、前記確認ユニット1002は具体的に前記信号指示情報に備えるTBのTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合により表す少なくともN種類の指示情報に基づき、それぞれ端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDの合計N種類の割り当て方式に対応して確認する。ここで、前記TBのTB指示情報はTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は3ビット或いは4ビットの制御情報である。前記復調基準信号パターン情報は、予定する多くとも4パターンのうちの1パターンの情報であり、前記基準信号シーケンスのスクランブルコードIDは、2つの予定基準信号序列がそれぞれ対応するスクランブルコードID中の1スクランブルコードIDである。
【0119】
好ましくは、前記確認ユニット1002が基づいた前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報である。
【0120】
或いは、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報および前記第3TB指示情報における新データ指示情報NDIビット数を表す。
【0121】
好ましくは、前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターンおよび8階数パターンを含む。ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるパターンである。
【0122】
前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと、前記信号指示情報に含まれる3ビット制御情報が表す8種類の制御情報との結合により、少なくとも12種類の指示情報を表せる。好ましくは、前記確認ユニット1002は、少なくとも前記12種類の指示情報前記に基づき、それぞれ自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること、或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計12種類の割り当て方式に対応して確認する。
【0123】
好ましくは、前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、第2の4階数パターンをさらに含む。ここて、前記第2の4階数パターンを1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いる。
【0124】
好ましくは、前記確認ユニット1002が基づいた前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、第1TBが使用されていないことを表す第4TB指示情報、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報および前記第4TB指示情報におけるNDIビット数をさらに指すことができる。
【0125】
前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す3種類のシナリオと、3ビット制御情報が表す8種類の制御情報との結合により数多くの指示情報を表すことができる。好ましくは、前記確認ユニット1002は、前記12種類の指示情報以外の少なくとも6種類の指示情報に基づき、それぞれ自身に前記第2の4階数パターン、ポート0および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計6種類の割り当て方式に対応して確認することにさらに用いる。
【0126】
好ましくは、前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターン、第2の4階数パターンおよび8階数パターンを含む。ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、前記第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる。
【0127】
前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる4ビット制御情報が表す16種類の制御情報と結合することにより、少なくとも18種類の指示情報を表すことができる。好ましくは、前記確認ユニット1002は、少なくとも当該18種類の指示情報に基づき、それぞれ自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計18種類の割り当て方式に対応して確認することに用いられる。
【0128】
これに応じて、図11に示すように本発明に係る第4実施形態における端末専用の復調基準信号の指示システムの構造は指示装置1101と、端末1102とを備える。
【0129】
前記指示装置1101は、信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末1102へ送信する。
【0130】
前記端末1102は、受信した信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認する。
【0131】
総じて、本発明に係る実施形態により提供する方案は、ネットワーク側が信号指示情報を生成し、かつ生成した信号指示情報を端末へ送信することと、端末が受信した当該信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDを確認すること、とを含む。本発明に係る実施形態における方案を従来技術と比べれば、端末専用の復調基準信号を指し示すシグナリングオーバーヘッドを減らすることができ、さらにシステムリソースの浪費を減らすこともできる。
【0132】
当業者であれば、本発明の技術的思想の範囲内において、本発明に対し種種の変更・改変を行うことができる。そのような変更・改変は、本発明の請求の範囲及びその均等の範囲に属するので、つまり、本発明は、そのような変更・改変も意図しているということは明らかである。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
指示装置が、信号指示情報を生成するステップと、
ここで、前記信号指示情報は、伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示し、
生成した前記信号指示情報を端末へ送信するステップと、
を備えることを特徴とする端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項2】
前記TBのTB指示情報は、TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は、3ビット或いは4ビットの制御情報であり、ここで、TB2個はそれぞれ第1TBと第2TBであり、
TBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
前記TB2個のTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合より表した少なくともN種類の指示情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとの合計N種類の割り当て方式にそれぞれ対応して指し示すことを含み、
前記復調基準信号パターン情報は、予定する多くとも4パターンの内のうちの1パターンの情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項3】
前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2に分けられ、
前記シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは、
前記シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報および前記第3TB指示情報における新データ指示情報NDIビット数である、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項4】
前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2に分けられ、
前記シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは
前記シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報である、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項5】
予定する多くとも4パターンは、2階数パターンと、第1の4階数パターンと、8階数パターンとを含み、
ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるものである、
ことを特徴とする請求項3或いは4に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項6】
伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報とに基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと3ビット制御情報が表す8種類の制御情報の結合より表した少なくとも12種類の指示情報に基づき、端末に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計12種類の割り当て方式にそれぞれ対応して割り当てること、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項7】
予定する多くとも4パターンは、1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられる第2の4階数パターンをさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項8】
前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報はシナリオ3もさらに含み、
シナリオ3の場合、第1TBが使用されていないことを表す第4TB指示情報および前記第4TB指示情報におけるNDIビット数と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報でもある、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項9】
伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てた復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
前記TB2個のTB指示情報が表す3種類のシナリオと3ビット制御情報が表す8種類の制御情報と結合することより表した、前記12種類の指示情報以外の少なくとも6種類の指示情報に基づき、端末に前記第2の4階数パターン、ポート0および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポートおよび前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計6種類の割り当て方式にそれぞれ対応して指し示すことを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項10】
予定する多くとも4パターンは、2階数パターンと、第1の4階数パターンと、8階数パターンとを含み、ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられるものであり、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに用いられるものであり、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるものである、
ことを特徴とする請求項3或いは4に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項11】
伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる4ビット制御情報が表す16種類の制御情報と結合することより表した少なくとも18種類の指示情報に基づき、端末に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計18種類の割り当て方式にそれぞれ対応して指し示すことを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項12】
信号指示情報を受信する受信ユニットと、
前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する確認ユニットと、
を備えることを特徴とする端末。
【請求項13】
前記確認ユニット1002は前記信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合することより表した少なくともN種類の指示情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDの合計N種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認するのに用いれ、ここで、前記TBのTB指示情報はTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は3ビット或いは4ビットの制御情報であり;前記復調基準信号パターン情報は予定する多くとも4パターンのうちの1パターンの情報であり、前記基準信号シーケンスのスクランブルコードIDは2つの予定基準信号のシーケンスがそれぞれ対応するスクランブルコードIDにおける1スクランブルコードIDである、
ことを特徴とする請求項12に記載の端末。
【請求項14】
前記確認ユニットに基づく前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2にわけられ、
シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは
シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報および前記第3TB指示情報における新データ指示情報NDIビット数である、
ことを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項15】
前記確認ユニットに基づく前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2に分けられ、
シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは、
シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報を表す、
ことを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項16】
前記確認ユニットが確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターンおよび8階数パターンを含み、ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記8階数パターンを5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる、
ことを特徴とする請求項14或いは15に記載の端末。
【請求項17】
前記確認ユニットは、前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる3ビット制御情報が表す8種類の制御情報の結合より表した少なくとも12種類の指示情報に基づき、自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計12種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認する、
ことを特徴とする請求項16に記載の端末。
【請求項18】
前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられる第2の4階数パターンをさらに含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の端末。
【請求項19】
前記確認ユニットが基づいた前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ3も含み、
シナリオ3の場合、第1TBが使用されていないことを表す第4TB指示情報および前記第4TB指示情報におけるNDIビット数と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報でもある、
ことを特徴とする請求項18に記載の端末。
【請求項20】
前記確認ユニットは、具体的に前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す3種類のシナリオと3ビット制御情報が表す8種類の制御情報の結合より表した前記12種類の指示情報以外の少なくとも6種類の指示情報に基づき、自身に前記第2の4階数パターン、ポート0および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計6種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認することにさらに用いられる、
ことを特徴とする請求項19に記載の端末。
【請求項21】
前記確認ユニットが確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターンと、第2の4階数パターンと、8階数パターンとを含み、ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てにもちいられ、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる、
ことを特徴とする請求項14或いは15に記載の端末
【請求項22】
前記確認ユニット1002は、前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる4ビット制御情報が表す16種類の制御情報の結合より表した少なくとも18種類の指示情報に基づき、自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計18種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認することに用いること、
を特徴とする請求項21に記載の端末
【請求項23】
端末専用の復調基準信号の指示システムであって、
指示装置と端末とを備え、
前記指示装置は、信号指示情報を生成し、かつ生成した前記信号指示情報を前記端末へ送信すし、
前記端末は、受信した前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する、
ことを特徴とする端末専用の復調基準信号の指示システム。
【請求項1】
指示装置が、信号指示情報を生成するステップと、
ここで、前記信号指示情報は、伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示し、
生成した前記信号指示情報を端末へ送信するステップと、
を備えることを特徴とする端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項2】
前記TBのTB指示情報は、TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は、3ビット或いは4ビットの制御情報であり、ここで、TB2個はそれぞれ第1TBと第2TBであり、
TBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
前記TB2個のTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合より表した少なくともN種類の指示情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとの合計N種類の割り当て方式にそれぞれ対応して指し示すことを含み、
前記復調基準信号パターン情報は、予定する多くとも4パターンの内のうちの1パターンの情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項3】
前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2に分けられ、
前記シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは、
前記シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報および前記第3TB指示情報における新データ指示情報NDIビット数である、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項4】
前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2に分けられ、
前記シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは
前記シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報である、
ことを特徴とする請求項2に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項5】
予定する多くとも4パターンは、2階数パターンと、第1の4階数パターンと、8階数パターンとを含み、
ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるものである、
ことを特徴とする請求項3或いは4に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項6】
伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報とに基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと3ビット制御情報が表す8種類の制御情報の結合より表した少なくとも12種類の指示情報に基づき、端末に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計12種類の割り当て方式にそれぞれ対応して割り当てること、
を含むことを特徴とする請求項5に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項7】
予定する多くとも4パターンは、1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられる第2の4階数パターンをさらに含む、ことを特徴とする請求項6に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項8】
前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報はシナリオ3もさらに含み、
シナリオ3の場合、第1TBが使用されていないことを表す第4TB指示情報および前記第4TB指示情報におけるNDIビット数と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報でもある、
ことを特徴とする請求項7に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項9】
伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てた復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
前記TB2個のTB指示情報が表す3種類のシナリオと3ビット制御情報が表す8種類の制御情報と結合することより表した、前記12種類の指示情報以外の少なくとも6種類の指示情報に基づき、端末に前記第2の4階数パターン、ポート0および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポートおよび前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計6種類の割り当て方式にそれぞれ対応して指し示すことを含む、
ことを特徴とする請求項8に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項10】
予定する多くとも4パターンは、2階数パターンと、第1の4階数パターンと、8階数パターンとを含み、ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられるものであり、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに用いられるものであり、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられるものである、
ことを特徴とする請求項3或いは4に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項11】
伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを指し示すことは、
前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる4ビット制御情報が表す16種類の制御情報と結合することより表した少なくとも18種類の指示情報に基づき、端末に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計18種類の割り当て方式にそれぞれ対応して指し示すことを含む、
ことを特徴とする請求項10に記載の端末専用の復調基準信号の指示方法。
【請求項12】
信号指示情報を受信する受信ユニットと、
前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する確認ユニットと、
を備えることを特徴とする端末。
【請求項13】
前記確認ユニット1002は前記信号指示情報に含まれるTBのTB指示情報と前記複数ビットの制御情報の結合することより表した少なくともN種類の指示情報に基づき、端末に割り当てる復調基準信号パターン情報、ポート情報および基準信号シーケンスのスクランブルコードIDの合計N種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認するのに用いれ、ここで、前記TBのTB指示情報はTB2個がそれぞれ対応するTB指示情報であり、前記複数ビットの制御情報は3ビット或いは4ビットの制御情報であり;前記復調基準信号パターン情報は予定する多くとも4パターンのうちの1パターンの情報であり、前記基準信号シーケンスのスクランブルコードIDは2つの予定基準信号のシーケンスがそれぞれ対応するスクランブルコードIDにおける1スクランブルコードIDである、
ことを特徴とする請求項12に記載の端末。
【請求項14】
前記確認ユニットに基づく前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2にわけられ、
シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは
シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報および前記第3TB指示情報における新データ指示情報NDIビット数である、
ことを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項15】
前記確認ユニットに基づく前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ1とシナリオ2に分けられ、
シナリオ1の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報と第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報であり、或いは、
シナリオ2の場合、第1TBが使用されることを表す第1TB指示情報、第2TBが使用されていないことを表す第3TB指示情報を表す、
ことを特徴とする請求項13に記載の端末。
【請求項16】
前記確認ユニットが確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターンおよび8階数パターンを含み、ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記8階数パターンを5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる、
ことを特徴とする請求項14或いは15に記載の端末。
【請求項17】
前記確認ユニットは、前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる3ビット制御情報が表す8種類の制御情報の結合より表した少なくとも12種類の指示情報に基づき、自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計12種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認する、
ことを特徴とする請求項16に記載の端末。
【請求項18】
前記確認ユニット1002が確認した予定する多くとも4パターンは、1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられる第2の4階数パターンをさらに含む、
ことを特徴とする請求項17に記載の端末。
【請求項19】
前記確認ユニットが基づいた前記TB2個がそれぞれ対応するTB指示情報は、シナリオ3も含み、
シナリオ3の場合、第1TBが使用されていないことを表す第4TB指示情報および前記第4TB指示情報におけるNDIビット数と、第2TBが使用されることを表す第2TB指示情報でもある、
ことを特徴とする請求項18に記載の端末。
【請求項20】
前記確認ユニットは、具体的に前記信号指示情報に含まれる前記TB2個のTB指示情報が表す3種類のシナリオと3ビット制御情報が表す8種類の制御情報の結合より表した前記12種類の指示情報以外の少なくとも6種類の指示情報に基づき、自身に前記第2の4階数パターン、ポート0および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計6種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認することにさらに用いられる、
ことを特徴とする請求項19に記載の端末。
【請求項21】
前記確認ユニットが確認した予定する多くとも4パターンは、2階数パターン、第1の4階数パターンと、第2の4階数パターンと、8階数パターンとを含み、ここで、前記2階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てにもちいられ、前記第1の4階数パターンは3或いは4ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記第2の4階数パターンは1或いは2ポートのパターンの割り当てに用いられ、前記8階数パターンは5、6、7或いは8ポートのパターンの割り当てに用いられる、
ことを特徴とする請求項14或いは15に記載の端末
【請求項22】
前記確認ユニット1002は、前記TB2個のTB指示情報が表す2種類のシナリオと前記信号指示情報に含まれる4ビット制御情報が表す16種類の制御情報の結合より表した少なくとも18種類の指示情報に基づき、自身に前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID0を割り当てること;或いは前記2階数パターン、ポート0、ポート1およびスクランブルコードID1を割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0およびデフォルトスクランブルコードIDを割り当て、前記デフォルトスクランブルコードIDをスクランブルコードID0或いはスクランブルコードID1とすること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート0、ポート1および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第2の4階数パターン、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記第1の4階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること;或いは前記8階数パターン、ポート0、ポート1、ポート2、ポート3、ポート4、ポート5、ポート6、ポート7および前記デフォルトスクランブルコードIDを割り当てること、の合計18種類の割り当て方式にそれぞれ対応して確認することに用いること、
を特徴とする請求項21に記載の端末
【請求項23】
端末専用の復調基準信号の指示システムであって、
指示装置と端末とを備え、
前記指示装置は、信号指示情報を生成し、かつ生成した前記信号指示情報を前記端末へ送信すし、
前記端末は、受信した前記信号指示情報に含まれる伝送ブロックTBのTB指示情報と複数ビットの制御情報に基づき、自身に割り当てられる復調基準信号パターン情報と、ポート情報と、基準信号シーケンスのスクランブルコードIDとを確認する、
ことを特徴とする端末専用の復調基準信号の指示システム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【公表番号】特表2013−519271(P2013−519271A)
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2012−551478(P2012−551478)
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【国際出願番号】PCT/CN2011/000188
【国際公開番号】WO2011/095062
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(507142144)中国移▲動▼通信集▲団▼公司 (51)
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS CORPORATION
【Fターム(参考)】
【公表日】平成25年5月23日(2013.5.23)
【国際特許分類】
【出願日】平成23年1月31日(2011.1.31)
【国際出願番号】PCT/CN2011/000188
【国際公開番号】WO2011/095062
【国際公開日】平成23年8月11日(2011.8.11)
【出願人】(507142144)中国移▲動▼通信集▲団▼公司 (51)
【氏名又は名称原語表記】CHINA MOBILE COMMUNICATIONS CORPORATION
【Fターム(参考)】
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