説明

竹炭パネル

【課題】竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した竹炭ボードを、生活環境において直接的に竹炭に触れたり、竹炭粉が散乱することがないようにパネル枠に嵌装してなる竹炭パネルを提供する。
【解決手段】竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した厚さ方向に通気性のある竹炭ボード2をパネル枠3Aに嵌装することによりパネル状に形成した竹炭パネルで、背面側に竹炭ボード2を収容する凹溝5を設けた多孔の表面板4を備え、該表面板における凹溝の幅方向両側壁に、取付対象面に対して固定または支持させる支持部7を備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、建物や乗り物の内装材、家具の内外装材、建具用材、その他各種の収納空間を形成する器物の内面等に設置して、竹炭が有する吸臭性、調湿性、化学物質の吸着性、殺菌性、遮音性等を発揮させるようにした竹炭パネルに関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来から、竹炭の粉粒体を圧縮して板状化したものを、建築物の壁材や天井材等として用いることは既に知られている(例えば特許文献1,2参照)。
しかしながら、この竹炭を板状化するに当たっては、それを建築物の壁材等として使用する場合に、そこで生活する人が直接的に竹炭に触れて衣服を汚したり、人や他物が接触し、あるいは地震その他の振動で板状化した竹炭が破損したり、竹炭粉が散乱したりすることがないように、竹炭の粉粒体にそれらの接合強度を高めるためのボンド材を混入したうえで圧縮して板状化しているので、そのボンド材により竹炭の粉粒体がそれぞれ有している膨大な数の気孔が少なからず閉鎖され、竹炭の生活環境改善効果を最大限に発揮させることができないのが通例である。また、竹炭を板状化してその表面からの竹炭粉の離脱を抑制するための表面被覆を行ったものも同様である。
【0003】
しかし、何らかの手段で、直接的に竹炭に触れて衣服を汚したり、人や他物が接触して竹炭粉が散乱したり、地震その他の振動で破損したりするのを抑制しなければ、現実的に建物の内装材等として使用することができず、かといって、ボンド材を少なくなどの対策を採用すれば、竹炭の気孔による吸着効果等が増大するにしても、竹炭粉の離脱散乱が多くなり、また、その散乱等の抑制のために板状化した竹炭に被覆用材を施すと、その形態によっては、竹炭の生活環境改善効果を最大限に発揮させることが困難になる。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2000−158419号公報
【特許文献2】特開2001−278655号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の技術的課題は、竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した竹炭ボードを、生活環境において直接的に竹炭に触れたり、竹炭粉が散乱したりすることがないようにパネル枠に嵌装して、建物内の各所や家具類等に装着できるようにした竹炭パネルを提供することにある。
本発明の他の技術的課題は、上記竹炭ボードをパネル枠に嵌装するに際し、竹炭の生活環境改善効果を最大限に発揮させるために、その気孔の殆どが有効に作用するように構成した竹炭パネルを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上記課題を解決するため、本発明によれば、竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した厚さ方向に通気性のある竹炭ボードをパネル枠に嵌装することによりパネル状に形成した竹炭パネルであって、上記パネル枠は、背面側に上記竹炭ボードを収容する凹溝を設けた多孔の表面板を備え、該表面板における上記凹溝の幅方向両側壁に、取付対象面に対して固定または支持させる支持部を備えていることを特徴とする竹炭パネルが提供される。
上記竹炭パネルの好ましい実施形態においては、多孔の表面板における上記凹溝内に、緩衝性及び通気性を有するシートを介在させて上記竹炭ボードが収容される。
【0007】
本発明に係る上記竹炭パネルの他の好ましい実施形態においては、上記パネル枠が、表面板の背面における凹溝の幅方向両側壁の上記支持部において重なる裏面板を有し、上記凹溝と該裏面板との間に竹炭ボードの収容空間が形成され、上記表面板の支持部を裏面板を介して取付対象面に支持させるように構成される。この場合に、上記収容空間における竹炭ボードと裏面板との間に通気間隙を介在させるのが望ましい。また、上記裏面板の背後を通気空間に対面させて竹炭パネルを取付対象面に固定可能であれば、該裏面板を表面板と同様に多孔にするのが望ましい。
更に、本発明の好ましい実施形態においては、表面板及び/または裏面板の内側に、緩衝性及び通気性を有するシートを介在させて竹炭ボードが上記凹溝に収容される。
【0008】
また、本発明の好ましい実施形態においては、上記表面板と裏面板との幅方向両側端部に、相互に弾性的に係合する係合子を設けて、表面板と裏面板との圧接による両係合子の係合で接合可能に構成され、更に、単一の凹溝、または複数の凹溝を並設したパネル枠の両側端に、隣接するパネル枠との間の連結幅を調整可能にした連結部を備えたものとして構成される。上記竹炭パネルのパネル枠は、アルミニウムまたは合成樹脂からなる形材によって構成するのが望ましい。
【0009】
上記構成を有する本発明の竹炭パネルは、多孔のパネル枠の凹溝内に竹炭ボードを収容し、望ましくは、該多孔のパネル枠における凹溝内に、緩衝性及び通気性を有するシートとして、例えば、織布や不織布、和紙、微細メッシュのネット等を介在させて、上記竹炭ボードを収容し、その竹炭パネルを建物や乗り物の内装材や家具の内外装材等として使用するので、生活環境において、板状化した竹炭ボードに直接的に人の衣服等が触れたり、竹炭粉が散乱したりすることがなく、そのため、上記竹炭ボードをパネル枠に嵌装するに際しては、ボンド材等により竹炭粉を安定的に固結しておく必要はなく、ボンド材を用いるにしても、竹炭の気孔による吸着効果を殆ど減殺しない範囲内とすることができるので、気孔による竹炭の生活環境改善効果を最大限に発揮させることができる。
【発明の効果】
【0010】
以上に詳述した本発明によれば、竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した竹炭ボードを、生活環境において直接的に竹炭に触れたり、竹炭粉が散乱したりすることがないようにパネル枠に嵌装して、建物内の各所に装着できるようにした竹炭パネルを得ることができ、また、上記竹炭ボードをパネル枠に嵌装するに際し、竹炭の生活環境改善効果を最大限に発揮させるように構成することができる。
【図面の簡単な説明】
【0011】
【図1】本発明に係る竹炭パネルの第1実施例を示す要部斜視図である。
【図2】上記第1実施例の竹炭パネルの要部正面図である。
【図3】同横断面図である。
【図4】上記第1実施例における連結部の拡大断面図である。
【図5】本発明に係る竹炭パネルの第2実施例を示す要部横断面図である。
【図6】本発明に係る竹炭パネルを建具に適用した第3実施例を示す要部斜視図である。
【図7】同実施例の要部横断面図である。
【図8】同実施例における竹炭パネルの要部縦断面図である。
【図9】本発明に係る竹炭パネルを簀の子に適用した第4実施例を示す斜視図である。
【図10】同実施例の要部横断面図である。
【図11】本発明に係る竹炭パネルを靴箱のような家具類に適用した第5実施例を示す斜視図である。
【図12】同実施例の要部拡大正面図である。
【発明を実施するための形態】
【0012】
図1〜図4は、本発明に係る竹炭パネルの第1実施例を示すものである。この竹炭パネル1Aは、竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した厚さ方向に通気性のある竹炭ボード2を、背面側に該竹炭ボード2を収容する凹溝5を設けた多孔の表面板4を備えたパネル枠3Aに嵌装することにより、パネル状に形成したものである。なお、この第1実施例のパネル枠3Aでは、後述する裏面板12をも備えている。
上記竹炭ボード2は、竹炭を粉砕して粉粒体とし、それを厚さ数mm〜拾数mm程度の厚さ方向に通気性を持つ平板状に圧縮成形したうえで、所要の幅をもつ長尺板状に形成したものである。
【0013】
この竹炭ボードは、以下の各実施例において説明するように、いずれにしてもそれをパネル枠3A〜3Eに嵌装して使用するため、竹炭パネルとしての使用状態においては、竹炭ボード2が衣服に接触してそれを汚したり、外力等により破損して竹炭粉が散乱するようなことはなく、そのため、基本的には、竹炭の粉粒体をボンド材によって安定的に固結しておく必要がなく、竹炭の粉粒体を圧縮成形するに際してボンド材を使用しないか、たとえそれを使用するにしても、竹炭の気孔による吸着効果等を殆ど減殺しない範囲内とすることができる。
【0014】
上記パネル枠3Aは、通常、アルミニウムまたは合成樹脂からなる形材によって構成されるが、少なくとも、通常の使用状態において、内部に嵌装した上記竹炭ボード2の破損を防止できる程度の剛性を備えていることが必要である。なお、この点は、以下に説明する各実施例のパネル枠3B〜3Eについても同様である。
【0015】
この第1実施例において、上記パネル枠3Aは、図3に示すような断面形状を有するものとして構成され、具体的には、上述したように、背面側に上記竹炭ボード2を収容する凹溝5を設けた多孔の表面板4を備えている。該多孔の表面板4における多数の孔6は、パネル枠3Aの強度を損なわない範囲内において、その全体の開口面積を可及的に大きくすることが望まれ、例えば、孔6の列設部分においては孔6の全体の開口面積が総面積の1/2に近い値になることが望まれる。また、上記パネル枠3Aを構成する表面板4の凹溝5の幅方向両側壁5aに、竹炭パネルを取付対象面に対して固定または支持させる支持部7を備え、複数の凹溝5を並設する場合には各凹溝5の間に目地部8が設けられる。
【0016】
更に、上記パネル枠3Aは、表面板4に対してその支持部7及び上記目地部8において重なる裏面板12を有し、上記表面板4の凹溝5と該裏面板12との間に竹炭ボード2の収容空間が形成されている。この第1実施例のパネル枠3Aにおける裏面板12は、表面板4のように多孔のものではなく、無孔のものであり、そして、該裏面板12の内面側の両端部及び中央部に設けた突子14a,14bの先端の竹炭ボード2への当接により、上記収容空間において該竹炭ボード2を表面板4側に保持し、竹炭ボード2と裏面板12との間に通気間隙15を形成している。この通気間隙15は、竹炭ボード2を厚さ方向に貫通して流れる空気流の生成を容易にし、この通気間隙15の存在によって表面板4側と該通気間隙15との間での空気の流通が良好に行われるようになる。
【0017】
上記裏面板12の幅方向両側端部の突子14aは、上述したように、幅方向中央部側の突子14bと共に、表面板4の凹溝5に嵌装した竹炭ボード2への当接により、上記収容空間において竹炭ボード2を表面板4側に押圧保持するものであるが、特に、その裏面板12の幅方向両側端部の突子14aは外側向きの係合鈎を備え、上記表面板4の両側端の支持部7に設けた係合子7aと相互に弾性的に係合する係合子の機能を兼備させている。従って、表面板4における凹溝5内に竹炭ボード2を嵌装して裏面板12でその凹溝5を覆い、該裏面板12を表面板4側に押しつけるだけで、両板を係合させると同時に前記収容空間への竹炭ボード2の収容を完了することができる。
【0018】
上記パネル枠3Aは、その表面板4に竹炭ボード2を収容する単一の凹溝5を設けたものとすることもできるが、図示したように、2またはそれ以上の複数の凹溝5を並設することもできる。そして、それらのいずれのパネル枠においても、両側端に、隣接するパネル枠3Aとの間の連結幅を調整可能にした連結部10を備えている。
この第1実施例における該連結部10は、図4に明瞭に示すように、表面板4の一側端の側壁5aの支持部7下端から隣接するパネル枠3A側に突出し、先端に上向きストッパ10bを有する延出部10aと、表面板4の他側端の側壁5aの支持部7から上記延出部10a上に突出し、上記ストッパ10bに対して連結幅が最大のときに係合する係合鈎10d付きの覆板部10cとにより構成している。この連結部10において調整できるパネル枠3A間の連結幅は、図4における幅aである。
【0019】
上記パネル枠3Aは、上述したような構成を有しているが、該パネル枠として、後述する第5実施例等のように、裏面板を設けることの必要性があまり要求されない場合、あるいは、パネル枠の背面側に上記図3の通気間隙15や通気のための空間がなく、竹炭パネルの取付対象面に竹炭ボード2が直接的に当接してもよい場合には、上記パネル枠3Aが表面板4のみを備えたものとして構成することができる。この場合には、表面板4の支持部7は上述した裏面板12を介することなく取付対象面に当接支持させことから、取付対象面に対する当接に適した形態、例えば、支持部7の先端が取付対象面当接する面一の平面等であって、ネジ等による取付部を有するものとする必要がある。
【0020】
図5は、本発明に係る竹炭パネルの第2実施例を示すものである。この竹炭パネル1Bにおけるパネル枠3Bは、基本的には第1実施例の場合と同様であるが、裏面板12も上記表面板4と同様に多孔のものとし、そして、多孔の表面板4及び多孔の裏面板12の内側に、緩衝性及び通気性を有するシート17、例えば、織布や不織布、和紙、微細メッシュのネット等を介在させて、竹炭ボード2を竹炭パネル1Bにおける表面板4の上記凹溝5に収容している。
【0021】
なお、上記裏面板12の幅方向両側端部の係合子18aは、図3及び図4の第1実施例の突子14aと同様に、表面板4裏面板12とを係合させるものであるが、第1実施例の突子14aと比べて、内側向きの係合鈎を備え、上記表面板4の一側端の支持部7に設けた係合子7a及び該表面板4の他側端の延出部10aの先端に設けた係合子7aと相互に弾性的に係合するように構成している。
【0022】
上記シート17を用いることにより、竹炭ボード2から離脱した竹炭の微細粉が表面板4及び裏面板12の孔6から外部に飛散するのをより効果的に抑制することができ、しかも、竹炭ボード2をアルミニウムや合成樹脂等の硬質部分に緩衝用のシート17を介して接触させるので、竹炭の微細粉が竹炭ボード2から離脱するのを抑制することができ、また、竹炭ボード2の両面が通気性のあるシート17に接触するので、竹炭全体の吸着効果を有効に利用することができる。なお、上記緩衝性及び通気性を有するシート17は、必ずしも竹炭ボードの表裏両面に配設する必要はなく、それを用いるのが有効な面側のみに配設することができる。
この第2実施例における前記第1実施例と共通する部分については、図中に第1実施例と同じ符号を付してそれらの説明を省略する。
【0023】
この第2実施例の竹炭パネル1Bは、そのパネル枠3Bの背面に通気空間が形成された状態で使用する場合、具体的には、図6〜図8の第3実施例のように、両面が建物内の室内空間に面していたり、この竹炭パネル1Bを取付対象面に密接状態で取り付けることなく、竹炭パネルを設置する取付対象面との間に通気空間を設けることができる場合などに適したものである。この裏面板12が多孔のパネル枠3Bを取付対象面に固定する場合には、裏面板12を通気空間に対面させて支持できる形態に構成し、あるいは、そのような支持を行うためのブラケット等を用いる必要がある。
【0024】
図6〜図8は、本発明に係る竹炭パネルを、戸、間仕切り等の、両面が建物内の室内空間に面している建具に適用した第3実施例を示すものである。この第3実施例における竹炭パネル1Cのパネル枠3Cは、上記第2実施例のように、表面板4及び裏面板12を共に多孔のものとして構成しているが、図8に示すようにそれらの表面板4及び裏面板12の形態が第2実施例等とは異なっている。
【0025】
具体的には、このパネル枠3Cにおける表面板4は、第2実施例と同様に並設した二つの凹溝5を備えて、それぞれに竹炭ボード2を嵌装するようにしているが、二つの凹溝5間に取付ネジ22を螺挿するためのネジ穴20を備え、また、隣接するパネル枠3Cを連結する連結部10にもネジ穴21が配設されている。この表面板4は、その凹溝5に竹炭ボード2を嵌装したうえで、各凹溝5に個別的に多孔の裏面板12を被着し、図6及び図7に示すように、そのパネル枠3Cの複数をそれらの連結部10において嵌合連結して、それらのパネル枠3Cの両端をコ字状の連結枠25における枠溝26に嵌入し、連結枠25側から上記各ネジ穴20,21に取付ネジ22を螺挿することにより、図6に示すように、パネル枠3Cの全体を板状に連結するようにし、これを建具枠27に装着して建具を構成するようにしている。
【0026】
また、図9及び図10は、本発明に係る竹炭パネルを簀の子に適用した第4実施例を示すもので、この竹炭パネル1Dにおけるパネル枠3Dは、図10に示すように、竹炭ボード2を嵌装する凹溝5を並設した多孔の表面板4における両端の支持部7に内向き係合溝7bを設け、該係合溝7bに多孔の裏面板12の側端を嵌挿することによって構成し、その表面板4における凹溝5に竹炭ボード2を嵌装し、それを裏面板12で被覆したうえで、その竹炭パネル1Dの複数を、それらと直交する方向に向けて配置した支持台板30上に並設配置し、各竹炭パネル1Dにおける二つの凹溝5間の目地部10において支持台板30にネジ31で止着することにより、簀の子を構成させている。
【0027】
更に、図11及び図12は、本発明に係る竹炭パネルを靴箱のような家具類に適用した第5実施例を示すもので、この竹炭パネル1Eにおけるパネル枠3Eは、竹炭ボード2を嵌装する単一の凹溝5を有する多孔の表面板4によって構成し、その表面板4における凹溝5に竹炭ボード2を嵌装して、該凹溝5の両側の側壁5aに設けた係合溝状の支持部7を、家具本体35における棚板36の下面に設けたレール37に沿って、該棚板36の下面に沿って出し入れ自在に装着している。上記表面板4における凹溝5に嵌装した竹炭ボード2のうえには、裏面板12を載置することもできる。竹炭パネル1Eをこのような家具に適用すると、特に家具の内部の脱臭に有効である。
【符号の説明】
【0028】
1A〜1E 竹炭パネル
2 竹炭ボード
3A〜3E パネル枠
4 表面板
5 凹溝
7 支持部
12 裏面板

【特許請求の範囲】
【請求項1】
竹炭の粉粒体を圧縮して板状化した厚さ方向に通気性のある竹炭ボードをパネル枠に嵌装することによりパネル状に形成した竹炭パネルであって、
上記パネル枠は、背面側に上記竹炭ボードを収容する凹溝を設けた多孔の表面板を備え、該表面板における上記凹溝の幅方向両側壁に、取付対象面に対して固定または支持させる支持部を備えている、
ことを特徴とする竹炭パネル。
【請求項2】
多孔の表面板における上記凹溝内に、緩衝性及び通気性を有するシートを介在させて竹炭ボードを収容している、
ことを特徴とする請求項1に記載の竹炭パネル。
【請求項3】
上記パネル枠が、表面板の背面における凹溝の幅方向両側壁の上記支持部において重なる裏面板を有し、上記凹溝と該裏面板との間に竹炭ボードの収容空間が形成され、上記表面板の支持部を裏面板を介して取付対象面に支持させるように構成している、
ことを特徴とする請求項1に記載の竹炭パネル。
【請求項4】
上記収容空間における竹炭ボードと裏面板との間に通気間隙を介在させている、
ことを特徴とする請求項3に記載の竹炭パネル。
【請求項5】
上記裏面板が多孔であり、該裏面板の背後を通気空間に対面させて取付対象面に支持可能にしている、
ことを特徴とする請求項3に記載の竹炭パネル。
【請求項6】
多孔の表面板及び/または多孔の裏面板の内側に、緩衝性及び通気性を有するシートを介在させて竹炭ボードを上記凹溝に収容している、
ことを特徴とする請求項5に記載の竹炭パネル。
【請求項7】
上記表面板と裏面板との幅方向両側端部に、相互に弾性的に係合する係合子を設けている、
ことを特徴とする請求項3〜6のいずれかに記載の竹炭パネル。
【請求項8】
単一の凹溝、または複数の凹溝を並設したパネル枠の両側端に、隣接するパネル枠との間の連結幅を調整可能にした連結部を備えている、
こと特徴とする請求項1〜7のいずれかに記載の竹炭パネル。
【請求項9】
上記パネル枠が、アルミニウムまたは合成樹脂からなる形材によって構成されている、
ことを特徴とする請求項1〜8に記載の竹炭パネル。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【図11】
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【図12】
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【公開番号】特開2011−42942(P2011−42942A)
【公開日】平成23年3月3日(2011.3.3)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−190459(P2009−190459)
【出願日】平成21年8月19日(2009.8.19)
【出願人】(000107930)セイキ販売株式会社 (57)
【Fターム(参考)】