説明

筆記具収納ケース

【課題】筆記具を収納ケースから取り出す際の操作を容易にすることができると共に、持ち運び中などに筆記具がケース内で揺動するのを押さえることができるなどの工夫も施した筆記具収納ケースを提供すること。
【解決手段】上部に開口部2を形成した外箱1と、前記外箱の開口部から当該外箱内にスライド可能に収納される内箱21よりなり、前記内箱の内部空間22内に筆記具を収容するように構成される。前記内箱21を構成する背面板24には、蓋体板29が連結形成され、前記内箱を前記外箱内に収容した状態において、前記内箱に連結された蓋体板に形成された係合部36を、前記外箱の前面板5に形成された被係合部15に係合することで、前記内箱内に収容された筆記具を前記蓋体板29で覆うと共に、前記外箱に対して前記内箱がスライド不可能になされる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
この発明は、複数本の筆記具を並立状態に整列して収容することができると共に、各筆記具の取り出し操作を容易にすることができる筆記具収納ケースに関する。
【背景技術】
【0002】
例えば、それぞれに発色の異なった複数本のマーカーペンなどの筆記具をセット販売するような場合には、複数本の各筆記具を箱状の収納ケース内に並立状態に整列して収容した形態が採用され、この状態で店頭等に陳列される。
【0003】
前記した箱状の筆記具収納ケースは、収容される筆記具の外形形状および寸法に応じて、従来より種々の構造が提案されているが、いずれにしてもコストがかからずに組み立ててが容易であることなどを考慮する必要があり、また筆記具の種類に応じては、各筆記具が透視できる透明な素材により形成される必要もある。
【0004】
このために、この種の筆記具収納ケースは、次に例示する先行技術文献に開示のように、透明なポリプロピレンなどの薄板状の素材を用い、これを折り曲げ加工して箱状に形成したものが採用されている。
【0005】
すなわち特許文献1には、一枚のポリプロピレンなどのブランク板を用い、縦横の折曲げ線を利用して箱状に折曲げ形成し、複数本の筆記具を並立状態に収容することができる筆記具収納ケースが開示されている。また特許文献2には、前記特許文献1に開示の構成に加えて、ケースを構成する箱内に仕切り板を設けて、筆記具の並びが崩れるのを防止することが開示されている。
【0006】
さらに特許文献3には、ケースを構成する箱内に別部材による中板を収容し、この中板の両側に傾斜部を形成させて、一端が太く他端が細い複数の筆記具を、扇状に整列させて収容することができる筆記具収納ケースが開示されている。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0007】
【特許文献1】実開平1−76414号公報
【特許文献2】特開2003−19018号公報
【特許文献3】実用新案登録第3069923号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
ところで、前記した特許文献1〜3に開示の筆記具収納ケースにおいては、いずれも複数本の筆記具を収納ケース内に並立状態に収容するように構成されていることから、収納ケースの縦方向の寸法は筆記具の軸方向の長さにほぼ等しいか、もしくはそれ以上の寸法に構成する必要がある。このために、筆記具を収納ケースから取り出す場合において、筆記具を選択的に取り出し難いという難点があり、この点の工夫が必要である。
【0009】
この発明は、前記した点に配慮してなされたものであり、筆記具を収納ケースから取り出す際の操作を容易にすることができる筆記具収納ケースを提供することを主たる課題とするものであり、さらにケース内に収容した状態の各筆記具が、持ち運び中にケース内で揺動するのを押さえることができるなど、その他の工夫も施した筆記具収納ケースを提供することを課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0010】
前記した課題を解決するためになされたこの発明にかかる筆記具収納ケースは、上部に開口部を形成した外箱と、前記外箱の開口部から当該外箱内にスライド可能に収納される内箱よりなり、前記内箱の内部空間内に筆記具を収容することができる筆記具収納ケースであって、前記内箱を構成する背面板の上端縁には、折曲げ線を介して蓋体板が連結形成され、前記内箱を前記外箱内に収容した状態において、前記内箱に連結された蓋体板の一部に形成された係合部を、前記外箱の前面板に形成された被係合部に係合することで、前記内箱内に収容された筆記具を前記蓋体板で覆うと共に、前記外箱に対して前記内箱がスライド不可能に取り付けられることを特徴とする。
【0011】
この場合、前記内箱を構成する前面板の上下方向の寸法は、前記内箱に収容される筆記具の軸方向の長さよりも小さく設定されていることが望ましく、また前記外箱を構成する前面板の上端縁には、内箱内に折曲げられて内箱に収容された筆記具に当接可能な押さえ板が連結形成されていることが望ましい。
【0012】
そして、好ましい形態においては、前記内箱を構成する前面板または背面板、もしくは前面板および背面板の一部には、内箱内に折曲げられて内箱内に突出する折曲げ突出部が形成され、かつ前記外箱における押さえ板には、前記内箱がスライドした時に内箱内に形成された折曲げ突出部が入り込む切欠き溝が前記スライド方向に形成され、前記内箱内に形成された折曲げ突出部が、前記外箱の押さえ板に形成された前記切欠き溝の最奥部に当接することで、前記外箱から内箱が離脱するのを阻止するように構成される。
【0013】
また、前記外箱は好ましくは一枚の板体を折曲げて形成され、この外箱の好ましい実施の形態においては、縦方向に形成された折曲げ線を介して貼着片、側面板、前面板、側面板、背面板が順に連結形成され、横方向に形成された折曲げ線を介して前記前面板の上端縁に押さえ板、前記背面板の下端縁に底面板が連結形成された構成が採用される。
【0014】
さらに、前記内箱も好ましくは一枚の板体を折曲げて形成され、この内箱の好ましい実施の形態においては、縦方向に形成された折曲げ線を介して貼着片、背面板、側面板、前面板、側面板が順に連結形成され、横方向に形成された折曲げ線を介して前記背面板の上端縁に蓋体連結板、蓋体板が順に連結形成されると共に、前記背面板の下端縁に底面板が連結形成された構成が採用される。
【発明の効果】
【0015】
前記した構成の筆記具収納ケースによると、上部に開口部を形成した外箱と、前記外箱の開口部から当該外箱内にスライド可能に収納される内箱よりなり、前記内箱の内部空間内に筆記具を収容するように構成されているので、前記内箱を前記外箱の開口部からスライドさせて引き出すことで、内箱内に並立状態に収容された筆記具を選択的に取り出すことができ、その取り出し操作を容易にすることができる。
【0016】
また、前記内箱を構成する背面板の上端縁には、折曲げ線を介して蓋体板を連結形成し、前記蓋体板の一部に形成された係合部を、外箱の前面板に形成された被係合部に係合することができるように構成したので、係合状態において前記内箱内に収容された筆記具は前記蓋体板で覆われ、前記外箱に対して前記内箱がスライド不可能になされる。これにより、複数本からなる筆記具セットの保管や搬送、また店頭等における陳列状態において、筆記具収納ケースの本来の機能を発揮することができる。
【0017】
さらに、前記外箱を構成する前面板の上端縁には、内箱内に折曲げられて内箱に収容された筆記具に当接可能な押さえ板が連結形成されているので、ケース内に収容した状態の各筆記具が、持ち運び中などにケース内で揺動するのを押さえることができ、ケース内での各筆記具の揺動による不要な衝撃音の発生を防止させることができる。
【0018】
さらにまた、前記内箱には、内箱内に突出する折曲げ突出部が形成され、かつ前記外箱における押さえ板には前記折曲げ突出部が入り込む切欠き溝が前記内箱のスライド方向に形成され、両者の作用により前記外箱から内箱が離脱するのを阻止するストッパーの機能を持たせたので、筆記具収納ケースとして組み立てた状態の外箱と内箱が離れるのを効果的に防止させることができる。
【0019】
加えて、前記内箱内に突出する折曲げ突出部は、収容された複数本の筆記具間の仕切り板として機能させることもできるので、複数本の筆記具を整然と並立させた状態で収容することができる。
【図面の簡単な説明】
【0020】
【図1】この発明にかかる筆記具収納ケースの全体構成を示した斜視図である。
【図2】図1に示す筆記具収納ケースを構成する外箱と内箱とを分離して示した斜視図である。
【図3】外箱を展開した状態の平面図である。
【図4】内箱を展開した状態の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0021】
この発明にかかる筆記具収納ケースについて、図に示す実施の形態に基づいて説明する。この筆記具収納ケースは、ポリプロピレンに代表される透明または半透明の比較的硬質な合成樹脂による板体を用い、これを縦または横方向に形成された折曲げ線を介して折曲げることにより形成される。
【0022】
この筆記具収納ケースは、外箱1と内箱21より構成されており、図3および図4に示す外箱および内箱の展開図においては、各折曲げ線により区画された各板体に符号を付けて説明し、図1および図2に示す組み立て図においては、その代表的な部分に符号を付けて説明する。
【0023】
図1に示す筆記具収納ケースの組み立て状態の斜視図、図2に示す外箱と内箱とを分離して示した斜視図に示すように、この実施の形態にかかる筆記具収納ケースは、全体が偏平な直方体に形成され、外箱1の上部には開口部2が形成されると共に、前記外箱1の開口部2から内箱21が外箱内にスライド可能に収納されている。そして、前記内箱21の内部空間22内に、図示せぬ複数本のマーカーペンなどの筆記具が並立状態に整列して収容することができるように構成されている。
【0024】
前記外箱1は、図3に展開図で示すように一枚の板体により構成されている。なお、図3においては細い線で示した部分が折曲げ線であり、図3に示す各折曲げ線は後述する筆記具押さえ板8を除いて、全て90度の山折りになされる。
【0025】
すなわち、外箱1を構成する板体は、縦方向に形成された各折曲げ線を介して貼着片3、側面板4、前面板5、側面板6、背面板7が順に連結形成されている。前記前面板5の上端縁には、横方向に形成された折曲げ線を介して筆記具の押さえ板8が連結形成され、前記前面板5の下端縁には、横方向に形成された折曲げ線を介して底面板9および内折片10が順に連結形成されている。なお、前記押さえ板8には、その中央部に折曲げ線に達する切欠き溝8aが形成されている。
【0026】
また、前記した各側面板4および6の下端縁には、横方向の折曲げ線を介して耳片11,12がそれぞれ連結形成されると共に、背面板7における下端縁のほぼ中央部には、横方向の折曲げ線を介して差込み片13が連結形成されている。加えて、前記底面板9および内折片10を連結する折曲げ線の線上のほぼ中央部には、切込み溝14が形成されており、外箱1を組み立てた場合において、前記切込み溝14に前記差込み片13が差込み挿入されることになる。
【0027】
なお、前記前面板5の上端縁近傍には、被係合部15としての切り抜き孔が形成されている。これには後述する内箱21における蓋体板29に形成された係合部36が係合されることで、収納ケースが閉塞状態になされるように機能する。
【0028】
図3に示した外箱1を構成する板体は、縦方向に形成された各折曲げ線を利用して順次90度の山折り状態にすることで、背面板7の側端部が貼着片3に重ね合わされる。そして、背面板7の側端部と貼着片3とは、接着テープ、液剤による貼り付け、熱による溶着等の手段を利用して接着される。
【0029】
この時、前記した筆記具の押さえ板8は、内側に折曲げられて、押さえ板8の先端部は背面板7の内面に当接した状態になされる。また前記耳片11,12を内側に折り曲げ、続いて内折片10および底面板9を内側に折曲げて、内折片10が背面板7の内面に接した状態で、前記差込み片13を前記切込み溝14に差込み挿入することで、外箱1を組み立てることができる。
【0030】
一方、前記内箱21も図4に展開図で示すように一枚の板体により構成されている。なお、図4においても細い線で示した部分が折曲げ線であり、図4に示す各折曲げ線は全て90度の山折りになされる。
【0031】
内箱21を構成する板体は、縦方向に形成された各折曲げ線を介して貼着片23、背面板24、側面板25、前面板26、側面板27が順に連結形成されている。前記背面板24の上端縁には、横方向に形成された折曲げ線を介して蓋体連結板28および蓋体板29が順に連結形成されている。また、前記背面板24の下端縁には、横方向に形成された折曲げ線を介して底面板30および内折片31が順に連結形成されている。
【0032】
さらに、前記した各側面板25および27の下端縁には、横方向の折曲げ線を介して耳片32,33がそれぞれ連結形成されると共に、前面板26における下端縁のほぼ中央部には、横方向の折曲げ線を介して差込み片34が連結形成されている。加えて、前記底面板30および内折片31を連結する折曲げ線の線上のほぼ中央部には、切込み溝35が形成されており、内箱21を組み立てた場合において、前記切込み溝35に差込み片34が差込み挿入されることになる。
【0033】
また、前記蓋体板29には、前記した外箱1の前面板5に形成された被係合部15としての切り抜き孔に係合する係合部36が、コ字状の切込み溝として形成されている。さらに背面板24および前面板26には、内箱21内に折曲げられて内箱内に突出する折曲げ突出部37および38がコ字状の切込み溝39,40によりそれぞれ形成されており、各折曲げ突出部37および38には、水平方向への切込み溝39a,40aがそれぞれ形成されている。
【0034】
図4に示した内箱21を構成する板体は、縦方向に形成された各折曲げ線を利用して順次90度の山折り状態にすることで、側面板27が貼着片23に重ね合わされる。そして、側面板27と貼着片23とは、前記した外箱1の場合と同様に接着テープ、液剤による貼り付け、熱による溶着等の手段を利用して接着される。
【0035】
この時、前記した折曲げ突出部37および38は内側に折曲げられ、折曲げ突出部37,38に形成された水平方向への切込み溝39a,40aを利用して、各折曲げ突出部37および38が互いにクロスするようにして重ね合わされる。続いて、耳片32,33を内側に折り曲げると共に、前記内折片31および底面板31を順に内側に折曲げる。そして、内折片31が前面板26の内面に接した状態で、前記差込み片34を前記切込み溝35に差込み挿入することで、内箱21を組み立てることができる。
【0036】
なお、前記した内箱21を構成する前面板26の上下方向(高さ方向)の寸法は、前記内箱に収容される筆記具の軸方向の長さよりも小さく設定されている。すなわち、内箱21に収容される筆記具の軸方向の長さは、内箱を構成する背面板24の上下方向の寸法にほぼ近いものであり、この実施の形態においては、背面板24の上下方向の寸法に対して、前面板26の上下方向の寸法は、ほぼ半分程度に設定されている。
【0037】
前記した構成により、後述するように外箱1から内箱21をスライドさせて引き出した時に、内箱21内に並立状態に配列された筆記具の上半部が内箱21の前面板26の上に露出され、したがって筆記具を選択的に取り出す操作を容易にすることができる。
【0038】
斯くして、前記のようにして組み立てられた内箱21は、図2に示したように外箱1の上部に形成された前記開口部2内にスライド可能に挿入される。この挿入の過程で外箱1に形成された筆記具押さえ板8は、前面板5に密着する程度に折曲げられ、外箱1に内箱21が完全に挿入された図1に示す状態においては、筆記具押さえ板8は内箱21内に入り込む。
【0039】
これにより、前記筆記具押さえ板8は、前記前面板5との間の折曲げ線における弾性復帰の作用により、内箱21内に収容された図示せぬ筆記具の軸筒に当接し、筆記具が揺動するのを押さえることができる。
【0040】
加えて、前記押さえ板8に形成された切欠き溝8aは、内箱21のスライド方向に形成され、内箱21内に形成された折曲げ突出部37,38を跨ぐようになされているので、内箱21のスライド動作を円滑にすることができる。また、外箱1から内箱21をスライドさせて引き出した場合には、内箱内21に形成された折曲げ突出部38,39が、前記外箱の押さえ板8に形成された前記切欠き溝8aの最奥部に当接し、前記外箱1から内箱21が離脱するのを阻止するように機能するストッパーとして作用する。
【0041】
なお、前記したように外箱1から内箱21をスライドさせて引き出した場合に、内箱21の前面板26の上端縁が、外箱1の前面板5と押さえ板8との折り返し部に当たることで、外箱1から内箱21が離脱するのを阻止するストッパーとしての機能を持たせるようにしてもよい。
【0042】
そして、図1に示された組み立て状態においては、外箱の前面板5に形成された切り抜き孔による被係合部15に、内箱21の蓋体板29に形成された係合部36が係合されることで、収納ケースは閉塞状態になされ、内箱21内に収容された筆記具が蓋体板29によって覆われると共に、外箱1に対する内箱21のスライド動作が阻止されるようになされる。
【符号の説明】
【0043】
1 外箱
2 開口部
5 前面板
7 背面板
8 筆記具押さえ板
8a 切欠き溝
15 被係合部
21 内箱
22 内部空間
24 背面板
26 前面板
29 蓋体板
36 係合部
37 折曲げ突出部
38 折曲げ突出部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
上部に開口部を形成した外箱と、前記外箱の開口部から当該外箱内にスライド可能に収納される内箱よりなり、前記内箱の内部空間内に筆記具を収容することができる筆記具収納ケースであって、
前記内箱を構成する背面板の上端縁には、蓋体板が連結形成され、前記内箱を前記外箱内に収容した状態において、前記内箱に連結された蓋体板の一部に形成された係合部を、前記外箱の前面板に形成された被係合部に係合することで、前記内箱内に収容された筆記具を前記蓋体板で覆うと共に、前記外箱に対して前記内箱がスライド不可能に取り付けられることを特徴とする筆記具収納ケース。
【請求項2】
前記内箱を構成する前面板の上下方向の寸法は、前記内箱に収容される筆記具の軸方向の長さよりも小さく設定されていることを特徴とする請求項1に記載された筆記具収納ケース。
【請求項3】
前記外箱を構成する前面板の上端縁には、内箱内に折曲げられて内箱に収容された筆記具に当接可能な押さえ板が連結形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載された筆記具収納ケース。
【請求項4】
前記内箱を構成する前面板または背面板、もしくは前面板および背面板の一部には、内箱内に折曲げられて内箱内に突出する折曲げ突出部が形成され、かつ前記外箱における押さえ板には、前記内箱がスライドした時に内箱内に形成された折曲げ突出部が入り込む切欠き溝が前記スライド方向に形成され、
前記内箱内に形成された折曲げ突出部が、前記外箱の押さえ板に形成された前記切欠き溝の最奥部に当接することで、前記外箱から内箱が離脱するのを阻止するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載された筆記具収納ケース。
【請求項5】
前記外箱は一枚の板体を折曲げて形成され、縦方向に形成された折曲げ線を介して貼着片、側面板、前面板、側面板、背面板が順に連結形成され、横方向に形成された折曲げ線を介して前記前面板の上端縁に押さえ板、前記背面板の下端縁に底面板が連結形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された筆記具収納ケース。
【請求項6】
前記内箱は一枚の板体を折曲げて形成され、縦方向に形成された折曲げ線を介して貼着片、背面板、側面板、前面板、側面板が順に連結形成され、横方向に形成された折曲げ線を介して前記背面板の上端縁に蓋体連結板、蓋体板が順に連結形成されると共に、前記背面板の下端縁に底面板が連結形成されていることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載された筆記具収納ケース。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【公開番号】特開2011−143933(P2011−143933A)
【公開日】平成23年7月28日(2011.7.28)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−4968(P2010−4968)
【出願日】平成22年1月13日(2010.1.13)
【出願人】(000005957)三菱鉛筆株式会社 (692)
【Fターム(参考)】