説明

筐体載置用スタンド

【課題】筐体載置用スタンドの設置スペースを増やさずに筐体の転倒を防止し耐震性を高める。
【解決手段】電子機器を収容した装置1を載置するスタンド2であって、装置1の両側面の内部に該両側面に垂直に設けられた固定部材に固定され、装置1を支持する複数の支持部材15、16と、複数の支持部材の内、一つの支持部材15または16を他の一つの支持部材16または15を支軸とする支軸B’またはBの回りに装置1とともに回転可能にする切欠き13、14とを備える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、筐体載置用スタンドに関し、特に地震が発生した場合の揺れや筐体に外力が加わった場合の転倒に対し、設置スペースを増やすことなく耐震性能を向上させるとともに転倒を防止する簡易固定型構造の電子機器を収容した筐体を載置する筐体載置用スタンドに関する。
【背景技術】
【0002】
図5は従来技術による装置を載置した縦置きスタンドを側面から見た図であり、(A)は床に設置された装置の安定状態を示す図であり、(B)は正面側または裏面側から外力が加えられた装置の状態を示す図である。ここで、装置11とは電子機器等を収容した直方体の筐体を指す。図5の(A)に示すように、アンカーなどで床FLに固定せずに装置11に縦置きスタンド12を載置した場合、図5の(B)に示すように、地震が発生したり、装置11の正面側または裏面側から外力Fが加わると、装置11の重心Gが、床FLの低面に置かれた縦置きスタンド12の底面における装置11の正面側または裏面側の周縁AまたはA’の回りに回転する。
【0003】
装置11の重心Gが、周縁AおよびA’を通る床FLの底面に垂直な平面V−Vを越え図の右側に来ると、装置11は転倒する。転倒を阻止するには転倒限界角度α°を大きくする必要があり、そのため、例えばL寸法と称する周縁A、A’間 の距離A−A’(=L)を長くするなど設置スペースが必要となる。ここで、転倒限界角度とは装置11が転倒開始する時の装置11の縦(図中のy)方向と平面V−Vとのなす角度α°を言う。この時、重心Gは平面V−V上に来ている。
【0004】
特許文献1に記載の外部記憶装置のスタンドと題する発明のように、電子機器分野において一般の事務所に設置されるハブ等の電子機器を収容した筐体は、設置スペース削減の為、アンカーなどで床にボルトで固定して据え付けることをせずに、単に縦置きスタンドに載せて床に立てて置かれている。また、地震等による転倒防止策としては一般的な縦置きスタンドと同様、極力床との間の接触面積を広く取って設置している。
【0005】
実用新案登録文献2に記載の情報処理機器等の縦置スタンド構造と題する考案は、設置スペースをコンパクトにするとともに情報処理機器を外部からの衝撃から保護することを目的としたものである。
【0006】
実用新案登録文献2の図6に示されているように、設置スペースが十分にない場合はスタンド本体1の両側(左右)の脚部3を同一方向に向けて2個のスタンド本体3を脚支持板6を用いて連結している。左右の脚部3を互いに向き合うように組立てれば左右の脚部3がスタンド本体1上に置かれたユニット8の下側に回り込むので、例えばユニット8を部屋の壁面11に密着して設置でき設置スペースをコンパクトにすることができる。
【0007】
【特許文献1】特開平5−266642号公報(特許請求の範囲の[請求項1]、図1および要約書参照)
【特許文献2】実開平5−90993号公報(実用新案登録請求の範囲の[請求項1]、段落[0003]〜[0005]、[0012]、図6参照)
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0008】
しかしながら、特許文献1に記載の外部記憶装置のスタンドでは極力スタンドと床との間の接触面積を広く取ることが要求され、実用新案登録文献2に記載の情報処理機器等の縦置スタンドでは情報処理機器の設置スペースをコンパクトにすることができるものの耐震性に対する対策は講じられていない。
【0009】
それゆえ、本発明は、上述した問題を解決し、電子機器を収容した筐体を載置した筐体載置用スタンドの設置スペースを増やすことなく、地震が発生したり装置に外力が加わった場合に備え、耐震性能を向上させるとともに転倒を防止する簡易固定型構造の筐体載置用スタンドの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0010】
上記目的を達成する本発明の第一形態による筐体載置用スタンドは、電子機器を収容した筐体を載置する筐体載置用スタンドであって、前記筐体の両側面の内部に該両側面に垂直に設けられた固定部材に固定され、該筐体を支持する複数の支持部材と、前記複数の支持部材の内、一つの支持部材を他の一つの支持部材を支軸とする該支軸の回りに前記筐体とともに回転可能にする切欠きと、を備えることを特徴とする。
【0011】
上記筐体載置用スタンドにおいて、前記複数の支持部材および前記切欠きは前記筐体の各側面に2つずつ設けられ、前記切欠きは、第1の支持部材を第2の支持部材を支軸とする該支軸の回りに回転可能にする第1の切欠きと、該第2の支持部材を該第1の支持部材を支軸とする該支軸の回りに回転可能にする第2の切欠きとを備える。
【0012】
上記筐体載置用スタンドにおいて、前記第1の切欠きまたは第2の切欠きは、前記第1または第2の一方の支持部材が、該支持部材を収容する該第1または第2の切欠き内の下端から上端に至るまで、前記筐体の正面または裏面に加えられる外力に応じて、前記第1または第2の他方の支持部材を支軸とする該支軸の回りに前記筐体のみを回転可能とする。
【0013】
上記筐体載置用スタンドにおいて、前記第1または第2の一方の支持部材が、前記第1または第2の切欠き内の下端から上端に至った後は、前記外力が第1所定値を超え該第1所定値より大きい第2所定値未満のとき、前記筐体の重心の位置が、前記筐体載置用スタンドの底面における前記筐体の正面側または裏面側の周縁を通る該底面に垂直な平面上に来る転倒限界位置に来るまで、前記周縁の回りに前記筐体と前記筐体載置用スタンドとを共に回転可能とし、前記筐体載置用スタンドの底面の正面側および裏面側の各周縁間の距離を長くして前記第2所定値を大きくした。
【0014】
上記筐体載置用スタンドにおいて、前記筐体載置用スタンドの高さを高くした。
【発明の効果】
【0015】
請求項1および2に記載の発明によれば、電子機器を収容した筐体を載置した筐体載置用スタンドにおける筐体に加わる外力を回転軸を複数備えることで、具体的には切欠き内を移動する支持部材を複数備え一方の支持部材の回りに他方の支持部材を回転させることで、分散吸収し、筐体載置用スタンドの設置スペースを増やすことなく従来の縦置きスタンドよりも大きな外力を吸収し、外力に耐え、転倒し難く、かつ耐震性能に優れた筐体載置用スタンドを提供できる。
【0016】
請求項3に記載の発明によれば、切欠きの上端がストッパとして作用し、切欠きの上端の位置により、筐体と筐体載置用スタンドとの間の相対位置関係が筐体載置用スタンドが筐体を転倒させずに支持できる範囲内に設定できる。
【0017】
請求項4に記載の発明によれば、筐体載置用スタンドの底面の正面側および裏面側の各周縁間の距離を長くして第2所定値を大きくしたので、筐体に大きな外力が加えられても転倒しない。
【0018】
請求項5に記載の発明によれば、筐体載置用スタンドの高さを請求項1乃至4の何れか1項のものより高くすることで、筐体の重心と筐体載置用スタンドの各周縁との間の距離が長くなり、筐体の重力モーメントを大きくでき、それゆえ第2所定値を大きく設定できるので、筐体に大きな外力が加えられても筐体載置用スタンドの転倒をし難くすることができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、添付図面を参照しつつ本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る電子機器を収容した筐体を載置した筐体載置用スタンドの斜視図である。図1に示すように、本発明による電子機器を収容した直方体形状の筐体(以下、単に装置と記す)1を載置する筐体載置用スタンド(以下、単にスタンドと記す)2は、一般的な縦置きスタンドと同じL寸法、すなわちスタンドの底面の正面側または裏面側の周縁A、A’間 の距離A−A’(=L)を持ったものである。
【0020】
スタンド2には装置1の両側面に垂直に固定される管状の支持部材15および16が設けられている。支持部材15および16は、装置1を軸支する支軸BおよびB’の位置に設けられている。装置1は、図1に示す正面または裏面に向けた方向に外力Fが加えられると、装置1は、支軸BまたはB’の回りに回転した後、スタンド2の底面における装置1の正面側または裏面側の周縁AまたはA’の回りに回転する。装置1の底面とスタンド2の上面との間には、装置1が支軸BまたはB’の回りに回転したときに、装置1が床にぶつからずに回転できるようにスペースが設けられている。
【0021】
スタンド2には、支持部材15が装置1と共に支軸B’の回りに反時計方向に回転する方向に切欠き13が開けられ、一方支持部材16が装置1と共に支軸Bの回りに時計方向に回転する方向に切欠き14が開けられている。支持部材15および16は、管状であり中空になっており、装置1の内部と外部を連通し、装置1の一方の側面を介して通線される入力側ケーブル17−1、17−2および装置1の他方の側面を介して通線される出力側ケーブル18−1、18−2の配線経路となっている。
【0022】
また、スタンド2には、ケーブル固定軸19が取付けられている。ケーブル固定軸19には、装置1が支軸BまたはB’の回りに回転したときに、入力側ケーブル17−1、17−2および出力側ケーブル18−1、18−2に負荷がかからないように支軸B、B’とケーブル固定軸19との間でこれらケーブルに余長をもたせてこれらのケーブルが固定される。
【0023】
図2は図1に示す装置1を載置したスタンド2に外力が加わり装置1とスタンド2が回転し転倒していく状態を示す図であり、装置1を載置したスタンド2が、(S1)は安定状態、(S2)は装置1のみが回転状態、(S3)は装置・スタンドが共に回転状態、(S4)は装置・スタンドが転倒開始状態、(S5)は装置・スタンドが転倒状態を示す図である。図3は図2の(S1)の詳細を示す図であり、図4は図2の(S4)の詳細を示す図である。
【0024】
図2の(S1)〜(S5)に示すように、装置1の重力が装置1の重心Gから床FLに向けて働いている。図2において、(S1)は外力が装置1に加えられていない安定な状態を示し、(S2)〜(S5)は図示の方向に外力が装置1に加えられ、装置1を載置したスタンド2が回転し転倒していく過程における各状態を示している。
【0025】
図2の(S2)は外力Fが装置1に加えられ、装置1のみが支軸Bを回転軸として回転している状態を示す。(S2)では装置1のみが回転しスタンド2が回転せずに床FLから離れていない。(S2)の状態のとき、外力Fが消失すると、支軸BとB’の位置に設けられた支持部材15、16の一方が切欠き13または14の上端に至らなければ装置1は支軸BとB’の軸を交互に変えながら左右に振られ、やがて減衰し平常時の図2の(S1)に示す安定な状態に戻る。
【0026】
しかし、支持部材15、16の一方の支持部材16が切欠き13または14の一方の切欠き14の上端に至ると、外力Fより大きな外力F’(F<F’)が装置1に働く場合には、支軸BとB’の回転軸に固定された支持部材15、16をガイドする略ハの字型の切欠き13、14が装置1自身を転倒させないようにストッパの役目を担う図2の(S2)に示す状態となる。この切欠き内の上端がストッパとして作用するので、切欠き内の上端の位置により装置1とスタンド2との相対位置関係をスタンド2が装置1を転倒させずに支持できる範囲内に設定できる。
【0027】
装置1の縦(図2の(S2)に示すy)方向と図2の(S1)に示す支軸BとB’を結ぶ平面に垂直な支軸Bを通る平面(U−U)とのなす角度を装置転倒角度と呼び、支持部材15、16の一方が切欠き13または14の上端に至った時の装置転倒角度を装置転倒開始角度β°と呼ぶ。装置転倒角度が装置転倒開始角度β°に達した後には、今度はスタンド2の底面における装置1の正面側または裏面側の周縁AまたはA’の回りに装置1とスタンド2とが共に回転し転倒に至る。
【0028】
図2の(S3)は装置1が回転した後に、装置1とスタンド2とが共に回転している状態を示す。支持部材15、16の一方が切欠き13または14の上端に至った時、すなわち装置転倒角度が装置転倒開始角度β°に達した(図2の(S2)に示す状態に至った)時、外力Fより大きな外力F’(第1所定値)が装置1に働くと、今度は周縁Aを回転中心軸として装置1とスタンド2とが共に回転を開始し、図2の(S3)に示す状態となる。
【0029】
図2の(S4)は装置1が回転した後、装置1とスタンド2とが転倒を開始し、装置1が周縁Aを回転中心軸として回転し、装置1の重心Gが周縁Aを通る床FLの面に垂直な平面V−V上に来た時の状態を示す。装置1が転倒開始する時の装置1の縦(図中のy)方向と平面V−Vとのなす角度である転倒限界角度θは図2の(S4)に示す状態でθ°となり、重心Gがこの平面V−Vを越えない限り装置1とスタンド2は転倒しない。重心Gが平面V−V上に在る状態で、外力F’より大きな外力F” (第2所定値) が装置1に働くと、重心Gは平面V−Vを越え図の右側に来て、装置1とスタンド2は転倒に至る。
【0030】
スタンド2の底面の正面側および裏面側の各周縁A、A’間( A−A’)の距離Lを長くして外力F”(第2所定値)を大きくしたので、装置1に大きな外力が加えられても転倒しない。
【0031】
スタンド2の高さを高くすると装置1の重心Gとスタンド2の各周縁A、A’との間の距離が長くなり重力モーメントを大きくできるので、外力F”(第2所定値)が大きくてもこれに対抗でき、その結果装置1に大きな外力が加えられても転倒し難くすることができる。
【0032】
図2の(S5)は図2の(S4)の状態で外力F’より大きな外力F”が装置1に働いたときの状態であって、装置1とスタンド2とが回転した後、装置1の重心Gが平面V−Vを越え図の右側に来たときの状態を示す。図2の(S5)には、装置1とスタンド2とが転倒して行く状態が示されている。
【0033】
以上の説明において、装置1に加えられる外力について説明したが、地震等の振動に対しても同様に装置1の転倒を防止し、耐震性能の優れた装置1を載置したスタンドを提供できる。
【0034】
上述した本発明の構造を用いることにより同じ外力Fが装置1に加えられた場合、一般的な縦置きスタンドと比べ、はるかに転倒し難くすることができる。これは外力Fを異なる複数の支軸B、B’を回転軸とする支持部材15、16を設けることで分散し吸収できるので、外力Fよりさらに大きな外力F’を受けても転倒し難い構造にできるからである。この構造によれば、地震が発生した場合の揺れや大きな外力が装置に加わった場合の転倒に対し、設置スペースを増やすことなく耐震性能を向上させるとともに転倒を防止する簡易固定型構造の筐体載置用スタンドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【0035】
【図1】本発明の一実施形態に係る電子機器を収容した筐体を載置した筐体載置用スタンドの斜視図である。
【図2】図1に示す装置を載置したスタンドに外力が加わり装置とスタンドが回転し転倒していく状態を示す図であり、装置を載置したスタンドが、(S1)は安定状態、(S2)は装置のみが回転状態、(S3)は装置・スタンドが共に回転状態、(S4)は装置・スタンドが転倒開始状態、(S5)は装置・スタンドが転倒状態を示す図である。
【図3】図2の(S1)の詳細を示す図である。
【図4】図2の(S4)の詳細を示す図である。
【図5】従来技術による装置を載置した縦置きスタンドを側面から見た図であり、(A)は床に設置された装置の安定状態を示す図であり、(B)は正面側または裏面側から外力が加えられた装置の状態を示す図である。
【符号の説明】
【0036】
1、11 筐体(装置)
2、12 筐体載置用スタンド
13、14 切欠き
15、16 支持部材
A、A’ 周縁
B、B’ 支軸
F 外力
FL 床
G 重心
y 縦軸

【特許請求の範囲】
【請求項1】
電子機器を収容した筐体を載置する筐体載置用スタンドであって、
前記筐体の両側面の内部に該両側面に垂直に設けられた固定部材に固定され、該筐体を支持する複数の支持部材と、
前記複数の支持部材の内、一つの支持部材を他の一つの支持部材を支軸とする該支軸の回りに前記筐体とともに回転可能にする切欠きと、
を備えることを特徴とする筐体載置用スタンド。
【請求項2】
前記複数の支持部材および前記切欠きは前記筐体の各側面に2つずつ設けられ、
前記切欠きは、第1の支持部材を第2の支持部材を支軸とする該支軸の回りに回転可能にする第1の切欠きと、該第2の支持部材を該第1の支持部材を支軸とする該支軸の回りに回転可能にする第2の切欠きとを備える、
請求項1に記載の筐体載置用スタンド。
【請求項3】
前記第1の切欠きまたは第2の切欠きは、前記第1または第2の一方の支持部材が、該支持部材を収容する該第1または第2の切欠き内の下端から上端に至るまで、前記筐体の正面または裏面に加えられる外力に応じて、前記第1または第2の他方の支持部材を支軸とする該支軸の回りに前記筐体のみを回転可能とする、
請求項2に記載の筐体載置用スタンド。
【請求項4】
前記第1または第2の一方の支持部材が、前記第1または第2の切欠き内の下端から上端に至った後は、前記外力が第1所定値を超え該第1所定値より大きい第2所定値未満のとき、前記筐体の重心の位置が、前記筐体載置用スタンドの底面における前記筐体の正面側または裏面側の周縁を通る該底面に垂直な平面上に来る転倒限界位置に来るまで、前記周縁の回りに前記筐体と前記筐体載置用スタンドとを共に回転可能とし、前記筐体載置用スタンドの底面の正面側および裏面側の各周縁間の距離を長くして前記第2所定値を大きくした、
請求項3に記載の筐体載置用スタンド。
【請求項5】
前記筐体載置用スタンドの高さを請求項1乃至4の何れか1項に記載の筐体載置用スタンドの高さより高くした請求項1乃至4の何れか一つに記載の筐体載置用スタンド。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2007−324216(P2007−324216A)
【公開日】平成19年12月13日(2007.12.13)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2006−150240(P2006−150240)
【出願日】平成18年5月30日(2006.5.30)
【出願人】(000005223)富士通株式会社 (25,993)
【Fターム(参考)】