説明

管状容器

【課題】シール栓を有する管状容器において、開栓の際に容器の開口に液膜が形成されることを防止する。
【解決手段】管状容器10の開口を封止するシール栓12は、上層26と下層28を含む層構造を有する。下層28は、弓形形状の基部42と、弓形の弦にあたる縁から延びる舌部44を有する。シール栓12を開栓するときは、シール栓の把持片24を引き上げる。基部42が管状容器の端面20に残っている状態では、舌部44も基部42と共に開口面内に位置する。さらに把持片24を引き上げると、基部42も剥がされ始め、これと共に舌部44も開口面内から移動する。舌部44の先端が最も移動し、液膜に不均一に力がかかって、これが破れ、液膜の形成が阻止される。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、管形状を有し検体を収容する容器に関し、特に、管形状の一端の開口をシール栓によって封止する管状容器に関する。
【背景技術】
【0002】
一端が開放した管形状を有し、検体を収容する容器が知られている。この管状容器の開放端の開口を封止するために、シール栓を用いるタイプのものが知られている。このような管状容器の一例として採血管がある。シール栓により封止される採血管が下記特許文献1に記載されている。
【0003】
【特許文献1】特開平5−45262号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
血液等の液体の検体を収容し、シール栓で封止された管状容器は、輸送中の振動や傾けられることにより、そのシール栓の内面に検体が付着することがある。この状態で開栓すると、容器の開口に液膜が生じる場合がある。この液膜が、分注機や分析機において検体を抽出するとき、液面と誤認識されて、検体の抽出が適切にされない状態を引き起こす可能性がある。
【0005】
本発明は、シール栓を開栓する際に、容器開口の液膜発生を抑制する管状容器を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
本発明の管状容器は、開口部をシール栓で封止される。シール栓は、二つの部分または層を有する。シール栓を剥がして開栓するとき、一方の部分から剥がされ始め、他方の部分は、開口部分に残った状態になる。このとき、一方の部分を剥がしたことにより形成された部分的な開口に、残っている他方の部分の一部が突出した状態となっている。さらに、シール栓を剥がすと、残っている他方の部分も剥がされ始め、このとき他方の部分の突出した部分の先端が、開口面から大きく離れる。液膜が形成されていた場合、液膜は、突出した部分により不均一に引き上げられて、破れ、液膜の発生が抑制される。
【0007】
管状容器のシール栓は、一つの側面において、第1層と、第1層の下に位置する第2層を有し、第1層は、開口全体を覆い、また外周の1カ所に開栓の際に把持される把持片を有し、第2層は、開口の、把持片が設けられた側と反対側の一部を覆う基部と、基部から把持片が設けられた位置に向けて延び、開口の縁と間隔が開いており、第1層に貼着されていない舌部と、を有する。
【0008】
把持片を引き上げてシール栓を剥がし始めると、まず、第1層が剥がれた部分の開口の縁と、第2層の基部の縁で、部分的な開口が形成される。基部に設けられた舌部は、第1層に貼着されていないため、第2層の基部が規定する面内、つまり容器の開口面内に残っている。更に把持片を引き上げると、第2層の基部も剥がされ始め、このとき舌部も、基部と共に、開口面から離れる。舌部の先端は、より大きく開口面から離れ、これにより、上記の部分的な開口に形成された液膜に不均一に力がかかって、液膜が破られる。
【0009】
管状容器のシール栓は、別の側面において、第1層と、第1層の下に位置し、第1層より剛性が高い第2層を有し、第1層は、開口全体を覆い、また外周の1カ所に開栓の際に把持される把持片を有し、第2層は、開口の、把持片が設けられた側と反対側の一部を覆う基部と、基部から把持片が設けられた位置に向けて延び、開口の縁と間隔が開いている舌部と、を有する。
【0010】
把持片を引き上げてシール栓を剥がし始めると、まず、第1層が剥がれた部分の開口の縁と、第2層の基部の縁で、部分的な開口が形成される。第2層には、第1層より高い剛性が与えられているため、第2層の基部に設けられた舌部は、基部が規定する面内、つまり容器の開口面内に残っている。更に把持片を引き上げると、第2層の基部も剥がされ始め、このとき舌部も、基部と共に、開口面から離れる。舌部の先端は、より大きく開口面から離れ、これにより、上記の部分的な開口に形成された液膜に不均一に力がかかって、液膜が破られる。
【0011】
管状容器のシール栓は、更に別の側面において、第1層と、第1層の下に位置する第2層を有し、第1層は、開口全体を覆い、また外周の1カ所に開栓の際に把持される把持片を有し、第2層は、開口の、把持片が設けられた側と反対側の一部を覆う基部と、基部から把持片が設けられた位置に向けて延び、開口の縁と間隔が開いている舌部と、を有する。開栓するときには、把持片を引き上げるようにしてシール栓を開口の縁より剥がし、開栓の過程において、第2層の基部が開口の面内にある間は舌部も開口の面内に維持され、さらにシール栓を剥がして基部が剥がれるに伴って、舌部も開口の面から離れる。
【0012】
舌部の先端がより大きく移動することにより、液膜に不均一な力が働き、これが破れて、液膜の発生が抑制される。
【0013】
管状容器のシール栓は、更に別の側面において、開口の一部のみを覆う第1部分と、開口の、少なくとも第1部分により覆われなかった残りの部分を覆う第2部分とを有し、第1部分には、開口の、第1部分により覆われなかった部分に、第1部分から延びる突出片が設けられ、開栓の際には、シール栓は、第2部分が先に剥がされる。さらに、第2部分が引き剥がされると、第1部分がこれに連なって剥がされる。
【0014】
第1部分が引き剥がされるとき、そこから延びる突出片の先端が、開口面から大きく動き、液膜に不均一な力が働き、これが破れて、液膜の発生が抑制される。
【0015】
管状容器のシール栓は、更に別の側面において、第1層と、第1層より剛性の高い第2層を有し、第2層は、弓形形状の基部を有し、弓形の弧の部分が開口の縁に貼着し、第1層は、第2層の上に位置し、第2層の基部と、開口の縁の第2層が貼着していない部分とに貼着されて開口全体を覆い、縁の1カ所に開口の縁からはみ出したはみ出し片を有し、さらに、第2層は、基部の弓形形状の弦の部分から突出し、かつ開口の縁に達していない舌部を有し、はみ出し片と、舌部は、容器本体の半径方向に揃えて配置される。
【0016】
はみ出し片を引き上げてシールを剥がし始めると、まず第1層が剥がれた部分の開口の縁と、第2層の基部の弓形の弦の部分により部分的な開口が形成される。ここに舌部が第2層の基部の弓形の弦の部分から突出している。このとき、基部の規定する面内、つまり管状容器の開口面内に位置する。さらにはみ出し片を引き上げると、第2層の基部も剥がされ始め、このとき舌部も基部と共に開口面から離れる。舌部の先端は、より大きく開口面から離れ、これにより、上記部分的な開口に形成された液膜に不均一な力がかかって、液膜が破られる。
【0017】
管状容器のシール栓は、更に別の側面において、開口を覆い、互いに重ねられた略円形の上層と下層を有し、下層は、弓形形状の基部と、この基部の弓形形状の弦の部分から突出する突出部とを有する下層第1部分と、下層第1部分と相補的な形状を有し、下層第1部分と分離された下層第2部分と、を有し、下層第1部分は上層より剛性が高く、舌部と下層第2部分の境界には、これらを分離するための切り込みが設けられている。
【0018】
上層のはみ出し部を引き上げてシールをはがし始めると、まず下層第1部分が剥がされた開口の縁と、下層第2部分の弓形の弦の部分により部分的な開口が形成される。ここに、突出部が下層第2部分の弓形の弦の部分から突出している。このとき突出部は、下層第2部分の基部が規定する面内、つまり管状容器の開口面内に位置する。さらにはみ出し部を引き上げると、第2層の基部も剥がされ始め、このとき突出部も基部と共に開口面から離れる。突出部の先端はより大きく開口面から離れ、これにより上記部分的な開口に形成された液膜に不均一な力が掛かって、液膜が破られる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0019】
以下、本発明の実施形態を、図面に従って説明する。本実施形態においては、シール栓タイプの管状容器として採血管を例に挙げて説明する。図1は、採血管10の概観を示す斜視図であり、シール栓12が管の開口部に貼付された状態を示す図である。
【0020】
採血管10は、円管形状であって、底部が閉じた本体14と、本体14の管の開放側の端に形成された管口部16を含む。本体14と管口部16は一体に形成されることが好ましい。管口部16は略円環形状であり、その内周が略円形の開口18を規定している。また、管口部16は、開口18の縁となる端面20を有し、この端面にシール栓12が貼付される。また、以降、開口18を含む面、すなわち端面20を含む平面として規定される面を開口面と記して説明する。シール栓12は、樹脂、金属またはこれらが積層された変形可能なシートを所定の形状に裁断して形成されたものとでき、接着剤によって管口部の端面20に貼付されて、採血管10を封止する。また、シール栓12の形状は、管口部16の外径とほぼ等しい円形部22に、半径方向外側に延びる把持片24が付加されるものである。開栓するときには、把持片24を把持して上方、または上方より把持片が設けられた反対側に傾斜した方向に引き上げるようにしてシール栓12を剥がす。
【0021】
図2,3はシール栓12の詳細な構造を示す図である。シール栓12は、開口面内に位置し、上層26と下層28の2層を有する。下層28が採血管10側に位置し、採血管の端面に貼着されている。上層26が外側から目に触れる面を形成する。図において、上層26、下層28共に厚さを強調して示している。上層26は、開口18の全体を覆い、また採血管10の縁より外側にはみ出した部分30が設けられている。下層28は、上層26と外形形状がほぼ同一で、重ねて配置される。上層26と同様に、採血管10の縁よりはみ出した部分32を有し、上層、下層のはみ出した部分30,32により前述の把持片24が形成される。また、把持片24は、上層、下層のいずれか一方のはみ出した部分により形成されてもよい。下層28は、下層第1部分34と下層第2部分36の二つの部分を有する。
【0022】
図3には、下層第1部分34の形状が示されている。下層第1部分34は、採血管10の端面20に沿う部分と、開口18を横切る部分を有する輪郭の基部42と、基部42の輪郭の開口を横切る部分から突出した舌部44を含む。基部42は、この実施形態においては、円管採血管の端面20に沿う円弧部分と、円形の端面20の弦の部分とに囲まれた弓形形状を有する。ここで弓形は、半円より小さい場合も、大きい場合も含む。舌部44は、採血管10の開口の縁つまり端面20に達しておらず、これと間隔を有して配置されている。舌部44の形状は、図示する例のように先端が丸められた平板棒形状でよく、先端を尖らせた形状としてもよい。全体を三角形とすることにより先端を尖らせてもよい。
【0023】
下層第2部分36は、下層第1部分34と相補的な形状を有する。すなわち、下層第1部分34と下層第2部分36が、一方の凸の部分に合わせて他方が凹となるように、互いに補いあってシール栓12の形状となっている。下層第2部分36の形状は、図3に示す例においては、下層第1部分の基部42の弦と舌部44との輪郭線と図中一点鎖線で示すものとなっている。下層第1部分34の舌部と、下層第2部分36の境界は、切り込み38やスリット等により実質的に分離されている。切り込み38が浅く、つながっている場合でも、シール栓12を開栓する動作において、容易に切り込み38で分離される。また、舌部44の輪郭だけでなく、基部42の弦の部分にも分離のための切り込みが設けられてもよい。さらに、弦の部分の切り込みは、シール栓12の周縁まで達しないようにすることができる。この場合、切り込みを伝って検体が外部に漏れることが防止される。
【0024】
上層26と下層28は、舌部44を除き、貼着等の手法により一体になっている。舌部44と上層26は、全く貼着されていないか、またはシール栓12を剥がして開栓するとき、この部分だけが剥がれる程度に弱く貼着されてよい。また、下層28は、下層第1部分34のみとし、上層26が直接採血管10の端面20に貼着されるようにしてもよい。また、下層第1部分34は、上層26よりも高い剛性を有するようすることが好ましく、これにより、舌部44が基部42の規定する面内に維持されやすくなる。剛性の差を設けるために、厚さ、または材質を相違させることができる。例えば、上層26をアルミニウム箔、下層第1部分34を樹脂板とすることができる。
【0025】
図4から図6には、シール栓12の開栓の途中の状態が示されている。開栓の際には、把持片24を上方、または把持片が設けられた側とは反対側に傾いた方向(図5中右上の方向)に引き上げ、シール栓12を端面20から剥がす。以下の説明において、把持片24が設けられた端から、採血管10の開口の直径に沿って、反対側の端に向かう方向を剥がし方向と記す。図4,5は、基部42が端面20より剥がされるに至っていない状態が示されている。下層第2部分36は、上層26と共に引き上げられて、採血管の端面20から剥がされる。一方、下層第1部分の基部42の円弧状の縁の部分は、未だ全体が端面20に貼着されており、基部42は開口面内に位置する。また、基部42から延びる舌部44は、上層26から離れて、同様に開口面内に残留する。開栓時に、舌部44が第1部分と切り離されるように、切り込み38が設けられる。切り込み38は、基部34の弦、および舌部44の周囲に沿って設けられる。また、舌部44の周囲にのみ設けるようにしてもよい。シール栓12の一部を剥がすことによって、採血管10には部分的な開口46が開き、そこに、舌部44が突出した状態が形成される。
【0026】
図5の状態から更に把持片24を引き上げると、上層26に共に基部42も引き上げられ、図6の状態になる、基部42が引き上げられ、その弓形の弦の部分も引き上げられると、舌部44の開口面内から引き上げられる。このとき、舌部44の先端は、より大きく移動する。図4に示された部分的な開口46に液膜が張っている場合、舌部44の、この動きにより、液膜の一部が局所的に引き上げられ、不均一な力が作用し、液膜が維持できなくなって破れる。更に、把持片24を引き上げて完全にシール栓12を剥がして、開栓作業が終了する。
【0027】
前述のように、把持片24を引き上げつつ、剥がし方向に移動させる際に、舌部44が部分的な開口46に突出し、次に、舌部の先端がより大きく上方に移動するためには、舌部は、剥がし方向に沿う方向に、逆向きに突出していることが望ましい。
【図面の簡単な説明】
【0028】
【図1】シール栓付き管状容器の例としての採血管の外観を示す図である。
【図2】シール栓の断面構造を示す図である。
【図3】シール栓の構造を示す一部を省略した斜視図である。
【図4】シール栓の開栓途中の状態を示す斜視図である。
【図5】シール栓の開栓途中の状態を示す断面図である。
【図6】シール栓の開栓途中、特に図5の状態より開栓が進んだ状態を示す図である。
【符号の説明】
【0029】
10 採血管、12 シール栓、18 開口、20 端面(開口の縁)、24 把持片、26 上層、28 下層、34 下層第1部分、36 下層第2部分、38 切り込み、42 基部、44 舌部、46 部分的な開口。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端に開口を有する管状の容器本体と、前記開口の縁に貼着して当該開口を封止するシール栓とを有する管状容器であって、
前記シール栓は、第1層と、第1層の下に位置する第2層を有し、
第1層は、前記開口全体を覆い、また外周の1カ所に開栓の際に把持される把持片を有し、
第2層は、前記開口の、前記把持片が設けられた側の反対側の一部を覆う基部と、前記基部から把持片が設けられた位置に向けて延び、前記開口の縁と間隔が開いており、第1層に貼着されていない舌部と、を有する、
管状容器。
【請求項2】
一端に開口を有する管状の容器本体と、前記開口の縁に貼着して当該開口を封止するシール栓とを有する管状容器であって、
前記シール栓は、第1層と、第1層の下に位置し、第1層より剛性が高い第2層を有し、
第1層は、前記開口全体を覆い、また外周の1カ所に開栓の際に把持される把持片を有し、
第2層は、前記開口の、前記把持片が設けられた側の反対側の一部を覆う基部と、前記基部から把持片が設けられた位置に向けて延び、前記開口の縁と間隔が開いている舌部と、を有する、
管状容器。
【請求項3】
一端に開口を有する管状の容器本体と、前記開口の縁に貼着して当該開口を封止するシール栓とを有する管状容器であって、
前記シール栓は、第1層と、第1層の下に位置する第2層を有し、
第1層は、前記開口全体を覆い、また外周の1カ所に開栓の際に把持される把持片を有し、
第2層は、前記開口の、前記把持片が設けられた側と反対側の一部を覆う基部と、前記基部から把持片が設けられた位置に向けて延び、前記開口の縁と間隔が開いている舌部と、を有し、
開栓するときには、前記把持片を引き上げるようにしてシール栓を前記開口の縁より剥がし、開栓の過程において、前記第2層の基部が前記開口の面内にある間は前記舌部も前記開口の面内に維持され、さらにシール栓を剥がして前記基部が剥がれるに伴って、舌部も前記開口面から離れる、
管状容器。
【請求項4】
一端に開口を有する管状の容器本体と、前記開口の縁に貼着して当該開口を封止するシール栓とを有する管状容器であって、
前記シール栓は、
前記開口の一部のみを覆う第1部分と、前記開口の、少なくとも第1部分により覆われなかった残りの部分を覆う第2部分とを有し、
第1部分には、開口の、第1部分により覆われなかった部分に、第1部分から延びる突出片が設けられ、
開栓の際には、シール栓は、第2部分が先に剥がされれ、さらに第2部分が引き剥がされると第1部分がこれに連なって剥がされる、
管状容器。
【請求項5】
一端に開口を有する円管状の容器本体と、前記開口の縁に貼着して当該開口を封止するシール栓とを有する管状容器であって、
前記シール栓は、第1層と、第1層より剛性の高い第2層を有し、
第2層は、弓形形状の基部を有し、弓形の弧の部分が前記開口の縁に貼着し、
第1層は、第2層の上に位置し、前記第2層の基部と、前記開口の縁の第2層が貼着していない部分とに貼着されて前記開口全体を覆い、縁の1カ所に前記開口の縁からはみ出したはみ出し片を有し、
さらに、第2層は、前記基部の弓形形状の弦の部分から突出し、かつ前記開口の縁に達していない舌部を有し、
前記はみ出し片と、前記舌部は、容器本体の径方向に揃えて配置される、
管状容器。
【請求項6】
一端に開口を有する円管状の容器本体と、前記開口の縁に貼着して当該開口を封止するシール栓とを有する管状容器であって、
前記シール栓は、前記開口を覆い、互いに重ねられた略円形の上層と下層を有し、
下層は、弓形形状の基部と、この基部の弓形形状の弦の部分から突出する舌部とを有する下層第1部分と、下層第1部分と相補的な形状を有する第2部分と、を有し、
前記下層第1部分は前記上層より剛性が高く、
舌部と下層第2部分の境界には、これらを分離するための切り込みが設けられている、
管状容器。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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