管理装置、管理方法、プログラム
【課題】 管理者によるリソースデータの管理負担を軽減することである。
【解決手段】 リソース管理部は、リソースデータの配信先を指定する画面を表示する場合に、配信するリソースデータの属性を判定する(S810)。ここで、リソース管理部が判断するリソースの属性に基づき、配信先を指定するユーザインタフェースの切換える(S811,S812)。そして、配線で4他生成部が指定された配信先に配信する配信データを生成する(S813)。そして、通信機能部が生成された配信データを指定された配信先に配信する特徴とする。
【解決手段】 リソース管理部は、リソースデータの配信先を指定する画面を表示する場合に、配信するリソースデータの属性を判定する(S810)。ここで、リソース管理部が判断するリソースの属性に基づき、配信先を指定するユーザインタフェースの切換える(S811,S812)。そして、配線で4他生成部が指定された配信先に配信する配信データを生成する(S813)。そして、通信機能部が生成された配信データを指定された配信先に配信する特徴とする。
【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置によるデバイス管理処理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、ネットワークに接続された周辺機器に対する設定を行う場合に、例えば周辺機器がプリンタである場合、プリンタドライバのユーザインタフェースにおいて、特定の項目が設定不可となった理由を表示する機能を設けている。
【0003】
この機能により、使用者の人為的ミスの低減を図っている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−323364号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術はプリンタドライバの項目の設定に関する内容であり、周辺機器におけるリソースデータ管理の設定に関する内容とは異なるものである。
【0005】
近年、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX、複合機などの情報処理装置を連携することにより、仮想的な情報処理装置として使用するネットワークシステムが検討されつつある。
【0006】
これに伴い、単体の情報処理装置と連携された仮想的な情報処理装置が混在するネットワーク環境において、フォントデータや宛先表データ等の情報処理装置へ配信するリソースデータを管理する必要が生じる。
【0007】
その際に、単体の情報処理装置にリソースデータを配信した場合にどの仮想的な情報処理装置に反映されるのかということを管理するための管理負荷が高くなるという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、配信するリソースデータの属性に応じて配信先を指定するための表示を切り換えることで、属性に異なるリソースデータが誤った配信先に配信してしまうことを防止できる仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の管理装置は以下に示す構成を備える。
【0010】
ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置であって、複数のネットワークデバイスの機能を連携させて処理を行う仮想デバイスと、当該仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報を保持する保持手段と、ユーザの指示に基づき配信すべきリソースデータ及び配信先デバイスを指定する指定手段と、前記保持手段に保持された管理情報を参照し、前記指定手段により指定された配信先デバイスに基づく前記リソースデータの配信先の候補デバイスとなる、当該配信先デバイスに関連するネットワークデバイス及び仮想デバイスの情報を含む候補デバイス情報を生成する生成手段と、前記指定手段により指定された配信先デバイスと前記生成手段により生成された候補デバイス情報に基づき前記リソースデータの配信先デバイスを確認する確認画面を表示する際、前記リソースデータの属性に応じて、前記候補デバイスから配信先デバイスの指定するための表示を切換える切換え手段と、前記指定手段により指定された配信先デバイス及び前記切換え手段により表示された確認画面を介して指定された配信先デバイスに対して前記指定手段により指定されたリソースデータを配信する配信手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、属性に異なるリソースデータが誤った配信先に配信してしまうことを防止して、管理者のリソース管理負担を軽減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す管理装置を適用可能な管理システムを示す図である。本例は、コンピュータ1000と画像形成装置3000とがネットワークなどを介して通信可能に接続されているシステム例である。なお、本実施形態では、管理装置が管理する画像形成装置として、プリント機能と、スキャナ機能を備えるMFPの例を示すが、画像形成装置には、デジタル複写装置も含まれる。また、これらの画像形成装置は、ネットワーク通信機能を備え、ホストコンピュータ1000と通信可能なネットワークデバイスとして機能する。
【0014】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】
まず、ホストコンピュータ1000の構成について説明する。尚、図1に示されるハードウェアは一般的な情報処理装置のハードウェアブロックに相当するものとし、本実施形態のホストコンピュータ1000には一般的な情報処理装置のハードウェア構成を適用できる。
【0016】
図1において、CPU2001は、ROM2003のプログラム用ROMに記憶された、或いは外部メモリ2011からRAM2002にロードされたOSやアプリケーション等のプログラムを実行する。
【0017】
ここでOSとは、コンピュータ上で稼動するオペレーティングシステムの略語であり、以下オペレーティングシステムのことをOSと呼ぶ。
【0018】
後述する各フローチャートの処理は、OS上で動作するプログラムを実行することで実現できる。
【0019】
RAM2002は、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)2005は、キーボード(KB)2009や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)2006は、CRTディスプレイ2010の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)2007は、各種データを記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等におけるデータアクセスを制御する。
【0020】
PRTC2008は、接続された画像形成装置3000との間の信号の交換を制御する。NC2012はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
【0021】
次に、画像形成装置3000の構成について説明する。
【0022】
図1に示すように、画像形成装置3000において、3001は、画像形成装置3000のCPUであり、ROM3002や、外部メモリ3003に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス3004に接続される各ブロックを制御する。
【0023】
また、CPU3001の処理により生成された画像信号は、印刷部I/F3005を介して、印刷部(画像形成装置エンジン)3006に出力情報として出力される。また、CPU3001は、入力部3007を介してホストコンピュータ1000との通信処理が可能となっており、画像形成装置3000内の情報等をホストコンピュータ1000に通知できる。
【0024】
ROM3002内のプログラムROMには、CPU3001の制御プログラム等を記憶している。ROM3002内のフォント用ROMには、出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶している。ROM3002内のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ3003がない画像形成装置の場合、ホストコンピュータ1000上で利用される情報等を記憶している。
【0025】
RAM3008は、CPU3001の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。また、RAM3008は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0026】
外部メモリ3003は、メモリコントローラ(MC)3009によりアクセスを制御される。外部メモリ3003は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作部3011は操作のためのスイッチ及びLED表示器等で構成されている。
【0027】
スキャナI/F3012は、スキャナ部3013から受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。スキャナ部3013は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。さらに、スキャナ部3013は、電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとして読み込む。ユーザが、操作部3011から読み取り開始を指示すると、スキャナ部3013に原稿読み取り指示が与えられる。
【0028】
スキャナ部3013は、この指示を受けると原稿の読み取り動作を行う。尚、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ(不図示)にセットされる自動送り方式の形態であってもよい。また、原稿を不図示のガラス面上に載せ、露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
【0029】
図2は、本発明の実施形態を示す管理システムのネットワーク構成を示す図である。
【0030】
本管理システムは、クライアントコンピュータ201と、管理システムとしてのサーバコンピュータ202と、スキャナ203、プリンタ204、複合機205などの周辺機器とを含む。また、これらがLAN等のネットワーク200を介して互いに接続されている。ここで、スキャナ203とプリンタ204との組み合わせることで、後述するように仮想的なデバイスとして構築可能である。
【0031】
サーバコンピュータ202には、情報処理装置管理プログラムが実行可能に格納されており、スキャナ203、プリンタ204、複合機205を管理する機能のほか、周辺機器に対してフォントや宛先表等のリソースデータ配信を行う機能を有する。
【0032】
図3は、本発明の実施形態に係る管理装置のモジュール構成を示す図である。本例は、管理装置300と情報処理装置310、320、330、340がネットワークを介して通信可能な管理システムの例である。以下、管理装置300および情報処理装置(コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機)310、320、330、340におけるモジュール構成を説明する。また、情報処理装置320、330、340は、情報処理装置310と同等の構成を備えるため、情報処理装置310と同等の構成については省略する。
【0033】
なお、以下、コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機などの情報処理装置を便宜上「デバイス」と記載する(図中のデバイス名としては「RDev」と記載する)。
【0034】
また、これらのデバイスが複数連携することにより、仮想的なデバイスとして使用するものを「仮想デバイス」と記載する(図中のデバイス名としては「VDev」と記載する)。
【0035】
まず、管理装置300の構成について説明する。
【0036】
デバイス管理部301は、ネットワークに接続されたデバイス情報の管理を行う。以下、管理情報の具体例として図4を用いて説明する。
【0037】
図4は、図3に示した管理装置300にて管理されている全デバイスの名称およびそれぞれのデバイスに配信されているリソースデータの情報を有するデバイスリスト情報の一例を示す図である。本図は、デバイスリストに対応する。
【0038】
図4において、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」においては、リソースデータとして、「明朝体」、「ゴシック体」のフォントデータと、「宛先表1」と「宛先表2」の宛先表データが配信されていることを示している。
【0039】
表示制御部302は、管理装置300の設定を行うためのユーザインタフェースの表示を制御する。なお、表示制御部302が表示する情報は、デバイス管理部301、デバイス構成記憶部303、リソース管理部305を介して取得している情報である。
【0040】
デバイス構成記憶部303は、例えばスキャナ、プリンタを組み合わせた仮想デバイスを構成する機能毎のデバイス情報を管理する。以下、デバイス構成記憶部303が記憶して管理する管理情報の具体例を図5を用いて説明する。
【0041】
図5は、図4に示したデバイスリストで管理されている仮想デバイス名と各機能を実行するデバイスとの対応を示す図である。本図は、仮想デバイステーブルに対応する。本例は、仮想デバイス名、例えば「VDev1」の仮想デバイスがデバイスRDev1〜3を組み合わせて、スキャン処理、印刷処理、レンダリング処理を行う場合に対応する。つまり、リソース管理部305は、仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報をデバイス構成記憶部303に保持させて管理している。
【0042】
仮想デバイス名、例えば「VDev2」の仮想デバイスがデバイスRDev1〜4を組み合わせて、スキャン処理、印刷処理、レンダリング処理、ファクシミリ通信処理を行う場合に対応する。
【0043】
図5において、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」において、スキャンの機能はデバイス名「RDev2(実デバイス)」が処理する。また、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」において、印刷の機能はデバイス名「RDev1(実デバイス)」が処理する。さらに、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」において、レンダリングの機能についてはデバイス名「RDev3(実デバイス)」が処理する。
【0044】
リソースデータ記憶部304は、デバイスへ配信する対象の宛先表やフォントデータ等の実データを管理する。
【0045】
リソース管理部305は、リソースデータ記憶部304に記憶されるデバイスに配信するリソースデータの情報を管理する。
【0046】
以下、リソースデータ記憶部304に記憶される管理情報の具体例について図6、図7を用いて説明する。
【0047】
図6は、図4に示したリソースデータの種別と配信対象機能との対応を説明する図である。本図は、配信項目の送信条件テーブルに対応する。
【0048】
図6において、リソース種別「宛先表」においては、配信対象機能として「スキャン」機能および「FAX」の機能が存在することを示している。
【0049】
また、リソース種別「フォント」においては、配信対象機能として「レンダリング」機能が存在することを示している。
【0050】
図7は、図4に示したリソース種別と配信方法との対応を説明する図である。本図は、リソースデータ配信管理テーブルに対応する。
【0051】
図7において、リソース種別「宛先表」においては、配信方法が「使用可否を選択」となることを示している。
【0052】
これは宛先表というリソースの性質として、使用するユーザやグループによって利用制限されることを想定するものである。
【0053】
それに対して、リソース種別「フォント」においては、配信方法が「すべて配信」となることを示している。
【0054】
これはフォントデータにおいては配信先のデバイスにおいて、特に利用制限を設けることなく、すべての環境において使用可能とすることを示している。
【0055】
次に、配信データ生成部306は、デバイス管理部301が管理する情報を元に、配信先のデバイスおよびリソースの情報(リソースデータ)を確認する。続いて、配信データ生成部306は、通信機能部307を介して生成したリソースデータを、例えば情報処理装置310に配信する。
【0056】
次に、図3に示した情報処理装置(コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機)310におけるモジュール構成を説明する。
【0057】
連携処理部311は、情報処理装置310が仮想デバイスの1機能として動作する場合に、他のデバイス、例えば情報処理装置320、情報処理装置330、情報処理装置340と連携して処理を行うものである。
【0058】
リソース管理部312は、配信されたフォントや宛先表などのリソース情報を一元管理する。リソースデータ記憶部313は、配信された宛先表やフォントデータ等の実リソースデータを記憶して管理する。
【0059】
通信機能部314は、管理装置300から配信されたリソースデータをネットワーク経由で受け取り、リソース管理部312および画像処理部315に通知する。
【0060】
画像処理部315は、コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機等の画像処理機能を制御する。なお、情報処理装置310が仮想デバイスの場合は、連携処理部311および通信機能部314を通じて、処理内容および結果を他のデバイスに通知する。
【0061】
次に、本実施形態に係る管理システムにおけるリソース配信制御処理の内容を図8に示すフローチャートおよび図12〜図17のユーザインタフェースのイメージ図を用いて説明する。
【0062】
図8は、本実施形態を示す管理システムにおける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図3に示した管理装置300によるリソース配信制御例である。なお、S801〜S815は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ1000のCPU2001がRAM2002に制御プログラムをロードして実行することで実現される。
【0063】
まず、S801において、表示制御部302がデバイス管理部301にて管理されているデバイス情報を元に、配信対象のデバイス(仮想デバイス又は実デバイス)を指定するユーザインタフェースを、例えばCRT2010上に表示する。この際、表示制御部302は、配信するリソース種別を指定するユーザインタフェースを、例えばCRT2010上に表示する。
【0064】
図9は、図3に示した表示制御部302がCRT2010に表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。なお、本ユーザインタフェースは、S801における処理で表示される。
【0065】
図9において、リソース管理部305にて管理されているリソース種別の一覧がコンボボックス1201に表示され、選択可能であることを示している。本例は、リソース種別がフォントの例である。
【0066】
1202はボタンで、選択したデバイスに対してリソースデータ配信を実行する場合に押下される。
【0067】
1203はボタンで、配信するリソースデータを追加する際に押下される。
【0068】
1204はデバイスリスト表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスリストが表示される領域に対応する。本例では、実デバイスが4台と、仮想デバイスが2台の計6台のデバイスを管理している例である。
【0069】
1205はリソースデータ表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスに配信されているリソースデータを表示する領域に対応する。リソースデータ表示領域1205では、リソースのタイプ、ステータス、フォント名を表示している。
【0070】
なお、デバイスリスト表示領域1204には、リソース追加ボタン1203の選択後のリソース追加処理によって、配信対象に追加されたリソースデータについても表示する。
【0071】
次に、S802において、表示制御部302が、配信リソースデータを指定する、例えば図10に示すユーザインタフェースを表示する。
【0072】
図10は、図3に示した表示制御部302がCRT2010に表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。なお、本ユーザインタフェースは、S802における処理で表示される。
【0073】
具体的には、本ユーザインタフェースは、図9に示したリソース追加ボタン1203を選択後に表示されるユーザインタフェースである。
【0074】
図10において、1301はコンボボックスで、リソース管理部305にて管理されるリソースデータの一覧を表示し、例えば「明朝体D」を選択可能であることを示している。
【0075】
1302は配信先デバイス表示部で、S801において、選択されたデバイスの名称(例えば「RDev1」)が表示した状態に対応する。ここで、ユーザがOKボタン1303を指定することにより、図9に示したリソースデータ表示領域1205に配信対象のリソースデータとして追加される。
【0076】
キャンセルボタン1304を指定すると、リソースデータを追加しないで、図9に示したユーザインタフェースに戻る。
【0077】
次に、S803において、デバイス管理部301は、指定デバイスに関連する実デバイスの情報を一時的に保持する。
【0078】
図11は、図3に示すデバイス構成記憶部303に記憶される指定デバイスに関連する実デバイス情報の一例を示す図である。本例は、選択されたデバイス名に対して、図5で示した仮想デバイスの構成情報に基づき関連するデバイス名を登録した例である。
【0079】
具体的には、選択されたデバイス名「VDev1」に関連するデバイスは「RDev2(スキャン)」、「RDev1(印刷)」、「RDev3(レンダリング)」の3つであることを示している。
【0080】
また、選択されたデバイス名「RDev1」は仮想デバイスではないため、関連するデバイス名も「RDev1」のみとなる。ここで保持された関連するデバイスの個数を仮に「M」とする。
【0081】
次に、S804で、CPU2001は、デバイスのカウンタ「i」を「1」に初期化する。
【0082】
次に、S805で、CPU2001は、デバイスの個数「M」とデバイスのカウンタ「i」を比較し、「i」が「M」以下であると判断した場合は、S806へ進み、「i」が「M」以下でないと判断した場合は、S809へ進む。
【0083】
そして、S806では、CPU2001は、デバイスのカウンタ「i」に対応するデバイス(S803で一時保存されたデバイス)において、リソース管理部305にて管理されている図6に示される配信項目の配信条件テーブルを参照する。
【0084】
そして、S806で、CPU2001は、配信データの配信対象デバイスであるかどうかを判定する。ここで、CPU2001が配信データの配信対象デバイスであると判断した場合は、S807へ進み、配信データの配信対象デバイスでないと判断した場合は、S808へ進む。
【0085】
そして、S807で、デバイス情報と配信するデータの情報をデバイス管理部301で一時的に保持する。
【0086】
図12は、図3に示したデバイス管理部301で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。本例は、デバイスとリソースデータとに対する一時的な管理状態の一例を示す図である。
【0087】
具体例として、選択された仮想デバイスであるデバイス名「VDev1」において、配信対象の実デバイス名は「RDev1」であることを示している。また、配信するリソースデータは「XX部宛先表」というデータであることを示している。なお、図12に示すように実デバイスの場合は、選択されたデバイス名と配信対象デバイス名とは一致する。
【0088】
S808で、CPU2001は、デバイスのカウンタ「i」をインクリメントして、S805へ戻る。
【0089】
次に、S809で、CPU2001がユーザの操作に基づき、図9に示した配信ボタンとして機能するボタン1202が選択されたことを検知したら、S810へ進む。
【0090】
そして、S810で、CPU2001は、配信データ種別による配信方法が全て配信か、それとも使用可否を選択するかのいずれが選択されているかどうかを判断する。
【0091】
具体的には、図3に示したリソース管理部305にて、管理される図7に示したリソースデータ配信方法を管理する管理テーブルの情報を確認する。
【0092】
ここで、リソース種別(属性)が「フォント」の場合は配信方法が「全て配信」となり、S811の処理に進む。
【0093】
一方、リソース種別(属性)が「宛先表」の場合は、配信方法が「使用可否を選択」となり、S812へ進む。
【0094】
そして、S811では、表示制御部302によって、リソースデータを「全て配信」とするためのユーザインタフェースを表示する。
【0095】
図13は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、フォントデータ配信を確認する確認画面として、表示制御部302による制御でCRT2010に表示されるユーザインタフェースの例である。なお、デバイス管理部301は、デバイス構成記憶部303に保持される管理情報に基づき、候補デバイス情報を生成する。そして、表示制御部302がデバイス管理部301で生成される候補デバイス情報を参照して、図13に示す反映リストに候補デバイス一覧を表示する。
【0096】
図13において、1401は配信するリソースデータ名で、例えば「楷書体」が指定された状態に対応する。1402は配信デバイス名で、例えば「RDev2」が指定された状態に対応する。
【0097】
1403は反映リストで、配信デバイス名1402に示されるデバイスにリソースデータを配信することにより反映されることを示す。本例は、配信されるリソースデータの属性がフォントであるので、反映リスト1403には、リソースデータの配信先となる候補デバイスとして実デバイス及び、仮想デバイスが表示され、且つ、チェックボックスには全てチェックが入った状態で表示される。なお、配信先は、配信されるリソースデータの属性がフォントであるため、実デバイスと仮想デバイスの両方となる。
【0098】
この場合、無条件に全てのデバイスに楷書体が配信されるため、反映先のデバイスを個別に選択することができないユーザインタフェースとなる。つまり、反映リスト1403は、表示制御部302の制御によりグレイ表示されて、選択できない表示状態となる。
【0099】
また、本ユーザインタフェースにおいて、ユーザの操作に基づいて、詳細ボタン1404を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示す、図14に一例を示すユーザインタフェースをCRT2010に表示する。
【0100】
図14は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、仮想デバイスの構成を示すユーザインタフェースの例である。
【0101】
図14において、1601はコンボボックスで、表示対象の仮想デバイスを選択する。現在、仮想デバイスとして「VDev1」が選択された状態を示す。
【0102】
1602は仮想デバイス構成表示部で、コンボボックス1601で選択された仮想デバイスを構成する実デバイスの情報を表示制御部302がデバイス構成記憶部303に保持される仮想デバイステーブル(図5)を参照してCRT2010に表示した状態に対応する。
【0103】
1603はOKボタンで、このOKボタン1603をユーザの操作に基づいて選択することにより、このユーザインタフェースを閉じることができる。
【0104】
図14の説明に戻り、OKボタン1405をユーザの操作に基づいて選択することにより、S813に進む。
【0105】
また、図14に示したキャンセルボタン1406をユーザの操作に基づいて選択することにより、処理をキャンセルし、図14に示したユーザインタフェースを閉じる。
【0106】
次に、図8に示すS812で、表示制御部302によって、リソースデータを「使用可否を選択」とするための図15に一例を示すユーザインタフェースをCRT2010に表示する。
【0107】
図15は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、図8に示したS812で、宛先表配信を確認する確認画面として、表示制御部302の表示制御でCRT2010に表示される。なお、デバイス管理部301は、デバイス構成記憶部303に保持される管理情報に基づき、候補デバイス情報を生成する。そして、表示制御部302がデバイス管理部301で生成される候補デバイス情報を参照して、図15に示す反映リストに候補デバイス一覧を表示する。
【0108】
また、表示制御部302は、配信するリソースの属性に基づき、図13に示すユーザインタフェースと図15に示すユーザインタフェースを表示する際、配信先を指定するための反映リスト内のデバイス名およびチェックマークの表示を切換えている。
【0109】
図15において、1501は配信するリソースデータ名であり、現在「開発用宛先表」が選択されて表示されている状態に対応する。
【0110】
1502は配信デバイス名で、例えばデバイス「RDev1」がユーザの操作に基づいて選択されて表示されている状態に対応する。1503は反映リストで、配信デバイス名1502に示されるデバイスにリソースデータを配信することにより反映されて、デバイス名あるいは仮想デバイス名が表示された状態に対応する。つまり、反映リスト1503には、リソースデータの配信先となる候補デバイスとして実デバイス及び、仮想デバイスが表示され、且つ、チェックボックスにはユーザの操作で指定された実デバイス及び、仮想デバイスにチェックが入った状態で表示される。なお、配信先は、配信されるリソースデータの属性が宛先表なので、ユーザの操作で指示される実デバイスのみ、仮想デバイスのみ、実デバイスと仮想デバイスの両方の場合とがある。
【0111】
この場合、反映リスト1503内において、リソースデータの「使用可否を選択可能」とするため、使用可能とするデバイスを選択可能とするユーザインタフェース(ユーザの操作に基づいてチェックボックスが選択が可能)となる。
【0112】
なお、詳細ボタン1504を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示すユーザインタフェースを表示する。このユーザインタフェースの例(図14)の説明については前述と同様である。
【0113】
また、OKボタン1505を選択することにより、S813に進む。キャンセルボタン1506を選択することにより、処理をキャンセルしこのユーザインタフェースを閉じる。
【0114】
次に、S813では、図3に示した配信データ生成部306が、S812の選択結果により、デバイス管理部301に一時的に保存されたデバイスとリソースデータの情報(図12)から、図15においてチェックされているデバイスに対してのみ配信するデータを生成する。したがって、ユーザが配信したいデバイスとして選択していないデバイスには、宛先表等のリソースに配信されてしまう事態を回避することができる。しかも、その配信先の選択には、必ずユーザに図15に示すユーザインタフェースを介して、配信先の確認と配信先とを誤り無く選択させることができる。
【0115】
図16は、図3に示したデバイス管理部301で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。 本例は、デバイスに配信するリソースデータの最終的な情報の例である。
【0116】
図16に示す例では、選択されたデバイス名「RDev1」において、配信対象のデバイス名は「RDev1」であることを示している。
【0117】
また、配信するリソースデータは「XX部宛先表」というデータであることを示している。
【0118】
図16に示す実デバイス「RDev1」は、仮想デバイス「VDev1」の構成要素でありながら、「XX部宛先表」は「VDev1」においては使用できないことを示している。
【0119】
次に、S814で、配信データ生成部306で生成されたリソースデータが通信機能部307を介して選択されたデバイスへ配信される。
【0120】
そして、S815で、配信結果が表示制御部302を介して、図17に示すユーザインタフェースにより一覧表示され、本処理が終了する。
【0121】
図17は、図1に示したCRT2010で表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、S815において、表示制御部302による配信結果表示制御に基づいて、各デバイスにおけるリソース配信前とリソース配信後の状況を配信結果として一覧表示した状態に対応する。特に、本例は、図15に示す反映リストにチェックを入れたデバイスに開発用宛先表をデバイスRDev1、VDev1、VDev2、VDev4、VDev8に配信した状態を表示態様の違いから識別可能となる。
【0122】
また、本例は、図14に示した楷書体を反映リストにチェックされていた、言い換えると全て配信なので、RDev2、VDev1、VDev2、VDev5、VDev6、VDev7、VDev8に配信した状態を事後確認することができる。
【0123】
このように属性の異なるリソースを、仮想デバイスのデバイス名に応じて、配信することができ、かつ、図17に示すインタフェースでその内容を容易に確認することができる。
【0124】
本実施形態では、配信すべきリソースの属性に応じて、反映されるデバイスのリストの表示態様を図13に示す表示と図15に示す表示とに切り替えることができる。したがって、宛先表等のように、利用範囲が限定されるようなリソースに対する、配信先の選択を表示画面上で確認しながら慎重に操作できる。
【0125】
つまり、ユーザは、図13又は図15に示すユーザインタフェースの表示態様に適応して、利用者が制限されるリソース(宛先表)の場合には、送信すべきデバイスを個別に選択することができる。
【0126】
これにより、利用者が制限されるリソース(宛先表)が誤ってすべてのデバイスに送信されてしまう事態が発生することがなくなり、管理者のリソース管理負担を軽減することができる。
【0127】
〔第2実施形態〕
第1実施形態においては、配信対象のデバイスとして一つのデバイスを選択する例について述べたが、第2実施形態においては、複数のデバイスを選択する処理について説明する。
【0128】
図18は、本実施形態を示す管理システムにおける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図3に示した管理装置300によるリソース配信制御処理例であって、配信対象のデバイスを複数選択する場合の処理例である。なお、S1801〜S1818は各ステップを示す。また、各ステップは、コンピュータ100のCPU2001がRAM2002に制御プログラムをロードして実行することで実現される。
【0129】
まず、S1801で、表示制御部302がデバイス管理部301において管理されているデバイス情報を元に送信対象のデバイス(仮想デバイス又は実デバイス)を指定するユーザインタフェースを表示する。併せて、配信するリソース種別を指定するユーザインタフェースを表示する。この際に指定されたデバイスの個数を「L」とする。
【0130】
図19は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースを示す図である。本例は、配信対象のデバイス(仮想デバイス又は実デバイスを複数選択可能とする)および配信するリソース種別を指定するユーザインタフェースを示す例である。本画面は、配信先デバイスを複数選択可能とする選択画面であって、表示制御部302による選択画面表示制御に基づいてCRT2010に表示される。
【0131】
図19において、1901はコンボボックスで、リソース管理部305にて管理されているリソース種別の一覧を表示して、チェックボックスで、それぞれのデバイスを複数選択可能である状態に対応する。なお、現在リソース配信先として、実デバイス「RDev1、3」と仮想デバイス「VDev1,2」が選択されている状態に対応する。
【0132】
1902はボタンで、選択したデバイスに対してリソースデータ配信を実行する際に押下される。
【0133】
1903はボタンで、配信するリソースデータを追加する際に押下される。
【0134】
1904はデバイスリスト表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスリストを表示する領域に対応する。
【0135】
なお、第2実施形態では、第1実施形態の場合(図9)と異なりチェックボックスをデバイス名に対応づけて備えることにより、複数のデバイスを同時に選択可能であることを示している。
【0136】
1905はリソースデータ表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスに配信されているリソースデータを表示する領域である。なお、リソースデータ表示領域1905には、タイプ、ステータス、フォント名が表示される例を示す。
【0137】
なお、バイスリスト表示領域1904には、ボタン1903の選択後のリソース追加処理によって、配信対象に追加されたリソースデータについても表示する。
【0138】
次に、S1802で、CPU2001は、S1801で選択されたデバイスのカウンタ「j」を「1」に初期化する。
【0139】
次に、S1803で、CPU2001は、デバイスの個数「L」とデバイスのカウンタ「j」を比較し、「j」が「L」以下であると判断した場合は、S1804へ進み、「j」が「L」以下でないと判断した場合は、S1812へ進む。
【0140】
なお、S1804以降S1810までは、第1実施形態における図8に示したフローチャートのS802からS808までと同様の処理となるので、説明は省略する。
【0141】
次に、S1811で、CPU2001は、デバイスのカウンタ「j」をインクリメントして、S1803へ戻る。
【0142】
なお、S1812以降S1813までは第1実施形態における図8に示したフローチャートのS809からS810と同様の処理になる。
【0143】
次に、S1814で、表示制御部302によって、リソースデータを「全て配信」とするためのユーザインタフェースを表示する。
【0144】
図20は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、フォントデータ配信確認のため、表示制御部302がS1814で表示するユーザインタフェースの例である。
【0145】
図20において、21は配信リソースデータ名で、例えばリソース名として、「明朝体D」が選択されて表示された状態に対応する。
【0146】
22は配信デバイス名で、一つ或いは複数表示される。現在、実デバイスとして、「RDev1,3」並びに仮想デバイスとして「VDev」が選択表示された状態に対応する。
【0147】
23は反映リストで、配信デバイス名22のリストで選択されたデバイスにリソースデータを配信することにより反映されたデバイス名が表示される。
【0148】
この場合、無条件に全てのデバイスに配信されるため、反映先のデバイスを選択することができないユーザインタフェースとなる。つまり、デバイス名がグレイ表示される例である。
【0149】
詳細ボタン24を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示すユーザインタフェースを表示する。このユーザインタフェースの例(図14)の説明については前述と同様である。
【0150】
OKボタン25を選択することにより、S1816に進む。キャンセルボタン26を選択することにより、処理をキャンセルしこのユーザインタフェースを閉じる。
【0151】
S1815では、表示制御部302によって、リソースデータを「使用可否を選択」とするためのユーザインタフェースを表示する。
【0152】
図21は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、宛先表確認のため、表示制御部302のUI表示制御により複数の配信デバイスを選択可能とするため、S1815で表示するユーザインタフェースの例である。
【0153】
図21において、2101は配信リソースデータ名であり、現在「開発用宛先表」が選択表示された状態に対応する。2102には配信デバイス名で、一つ或いは複数表示される。現在デバイス名として、実デバイス「RDev1、3」並びに仮想デバイス「VDev2」が選択されて表示された状態に対応する。
【0154】
2103は反映リストで、配信デバイス名2102のリストで選択されたデバイスにリソースデータを配信することにより反映されたデバイス名が表示される。
【0155】
この場合、リソースデータの「使用可否を選択可能」とするため、使用可能とするデバイスを選択可能とするユーザインタフェース(チェックボックスによる選択が可能)となる。
【0156】
また、図21において、詳細ボタン2104を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示すユーザインタフェースを表示する。
【0157】
このユーザインタフェースの例(図14)の説明については前述と同様である。OKボタン2105を選択することにより、S1816に進む。キャンセルボタン2106を選択することにより、処理をキャンセルしこのユーザインタフェースを閉じる。
【0158】
S1816以降の処理は、第1実施形態における図8に示したフローチャートのS813以降の処理と同様である。
【0159】
これにより、属性の異なるリソースを、仮想デバイスのデバイス名に応じて、選択された複数のデバイスに配信することができ、かつ、図17に示すインタフェースでその内容を容易に確認することができる。
【0160】
本実施形態では、配信すべきリソースの属性に応じて、反映されるデバイスのリストの表示態様が切り替えられるため、宛先表等のように、利用範囲が限定されるようなリソースに対する、送信先の選択を表示画面上で確認しながら慎重に操作できる。
【0161】
つまり、ユーザは、図13又は図15に示すユーザインタフェースの表示態様に適応して、利用者が制限されるリソース(宛先表)の場合には、送信すべきデバイスを個別に選択することができる。
【0162】
したがって、利用者が制限されるリソース(宛先表)が誤ってすべてのデバイスに送信されてしまう事態が発生することがなくなり、管理者のリソース管理負担をさらに軽減することができる。
【0163】
〔第3実施形態〕
以下、図22に示すメモリマップを参照して本発明に係る管理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0164】
図22は、本発明に係る管理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0165】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0166】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0167】
本実施形態における図8、図18に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0168】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0169】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0170】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0171】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0172】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0173】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0174】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0175】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0176】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0177】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【0178】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【図面の簡単な説明】
【0179】
【図1】本発明の第1実施形態を示す管理装置を適用可能な管理システムを示す図である。
【図2】本発明の実施形態を示す管理装置のネットワーク構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る管理装置のモジュール構成を示す図である。
【図4】図3に示した管理装置にて管理されている全デバイスの名称および夫々のデバイスに配信されているリソースデータの情報を有するデバイスリスト情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示したデバイスリストで管理されている仮想デバイス名と各機能を実行するデバイスとの対応を示す図である。
【図6】図4に示したリソースデータの種別と配信対象機能との対応を説明する図である。
【図7】図4に示したリソース種別と配信方法との対応を説明する図である。
【図8】本実施形態を示す管理システムにおける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図3に示した表示制御部がCRTに表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図10】図3に示した表示制御部がCRTに表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図11】図3に示すデバイス構成記憶部に記憶される指定デバイスに関連する実デバイス情報の一例を示す図である。
【図12】図3に示したデバイス管理部で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。
【図13】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図14】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図15】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図16】図3に示したデバイス管理部で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。
【図17】図1に示したCRTで表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図18】本実施形態を示す管理システムにおける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースを示す図である。
【図20】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図21】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図22】本発明に係る管理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
【0180】
300 管理装置
301 デバイス管理部
302 表示制御部
303 デバイス構成記憶部
304 リソースデータ記憶部
305 リソース管理部
306 配信データ生成部
307 通信機能部
310 情報処理装置
311 連携処理部
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置によるデバイス管理処理に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、ネットワークに接続された周辺機器に対する設定を行う場合に、例えば周辺機器がプリンタである場合、プリンタドライバのユーザインタフェースにおいて、特定の項目が設定不可となった理由を表示する機能を設けている。
【0003】
この機能により、使用者の人為的ミスの低減を図っている(例えば特許文献1参照)。
【特許文献1】特開2003−323364号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
しかしながら、上述した従来の技術はプリンタドライバの項目の設定に関する内容であり、周辺機器におけるリソースデータ管理の設定に関する内容とは異なるものである。
【0005】
近年、コピー、プリンタ、スキャナ、FAX、複合機などの情報処理装置を連携することにより、仮想的な情報処理装置として使用するネットワークシステムが検討されつつある。
【0006】
これに伴い、単体の情報処理装置と連携された仮想的な情報処理装置が混在するネットワーク環境において、フォントデータや宛先表データ等の情報処理装置へ配信するリソースデータを管理する必要が生じる。
【0007】
その際に、単体の情報処理装置にリソースデータを配信した場合にどの仮想的な情報処理装置に反映されるのかということを管理するための管理負荷が高くなるという課題がある。
【0008】
本発明は、上記の課題を解決するためになされたもので、本発明の目的は、配信するリソースデータの属性に応じて配信先を指定するための表示を切り換えることで、属性に異なるリソースデータが誤った配信先に配信してしまうことを防止できる仕組みを提供することである。
【課題を解決するための手段】
【0009】
上記目的を達成する本発明の管理装置は以下に示す構成を備える。
【0010】
ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置であって、複数のネットワークデバイスの機能を連携させて処理を行う仮想デバイスと、当該仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報を保持する保持手段と、ユーザの指示に基づき配信すべきリソースデータ及び配信先デバイスを指定する指定手段と、前記保持手段に保持された管理情報を参照し、前記指定手段により指定された配信先デバイスに基づく前記リソースデータの配信先の候補デバイスとなる、当該配信先デバイスに関連するネットワークデバイス及び仮想デバイスの情報を含む候補デバイス情報を生成する生成手段と、前記指定手段により指定された配信先デバイスと前記生成手段により生成された候補デバイス情報に基づき前記リソースデータの配信先デバイスを確認する確認画面を表示する際、前記リソースデータの属性に応じて、前記候補デバイスから配信先デバイスの指定するための表示を切換える切換え手段と、前記指定手段により指定された配信先デバイス及び前記切換え手段により表示された確認画面を介して指定された配信先デバイスに対して前記指定手段により指定されたリソースデータを配信する配信手段とを備えることを特徴とする。
【発明の効果】
【0011】
本発明によれば、属性に異なるリソースデータが誤った配信先に配信してしまうことを防止して、管理者のリソース管理負担を軽減できる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0012】
次に本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
【0013】
<システム構成の説明>
〔第1実施形態〕
図1は、本発明の第1実施形態を示す管理装置を適用可能な管理システムを示す図である。本例は、コンピュータ1000と画像形成装置3000とがネットワークなどを介して通信可能に接続されているシステム例である。なお、本実施形態では、管理装置が管理する画像形成装置として、プリント機能と、スキャナ機能を備えるMFPの例を示すが、画像形成装置には、デジタル複写装置も含まれる。また、これらの画像形成装置は、ネットワーク通信機能を備え、ホストコンピュータ1000と通信可能なネットワークデバイスとして機能する。
【0014】
以下、図面を用いて、本発明の実施形態を詳細に説明する。
【0015】
まず、ホストコンピュータ1000の構成について説明する。尚、図1に示されるハードウェアは一般的な情報処理装置のハードウェアブロックに相当するものとし、本実施形態のホストコンピュータ1000には一般的な情報処理装置のハードウェア構成を適用できる。
【0016】
図1において、CPU2001は、ROM2003のプログラム用ROMに記憶された、或いは外部メモリ2011からRAM2002にロードされたOSやアプリケーション等のプログラムを実行する。
【0017】
ここでOSとは、コンピュータ上で稼動するオペレーティングシステムの略語であり、以下オペレーティングシステムのことをOSと呼ぶ。
【0018】
後述する各フローチャートの処理は、OS上で動作するプログラムを実行することで実現できる。
【0019】
RAM2002は、CPU2001の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)2005は、キーボード(KB)2009や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)2006は、CRTディスプレイ2010の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)2007は、各種データを記憶するハードディスク(HD)やフレキシブルディスク(FD)等におけるデータアクセスを制御する。
【0020】
PRTC2008は、接続された画像形成装置3000との間の信号の交換を制御する。NC2012はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
【0021】
次に、画像形成装置3000の構成について説明する。
【0022】
図1に示すように、画像形成装置3000において、3001は、画像形成装置3000のCPUであり、ROM3002や、外部メモリ3003に記憶された制御プログラムに基づいてシステムバス3004に接続される各ブロックを制御する。
【0023】
また、CPU3001の処理により生成された画像信号は、印刷部I/F3005を介して、印刷部(画像形成装置エンジン)3006に出力情報として出力される。また、CPU3001は、入力部3007を介してホストコンピュータ1000との通信処理が可能となっており、画像形成装置3000内の情報等をホストコンピュータ1000に通知できる。
【0024】
ROM3002内のプログラムROMには、CPU3001の制御プログラム等を記憶している。ROM3002内のフォント用ROMには、出力情報を生成する際に使用するフォントデータ等を記憶している。ROM3002内のデータ用ROMには、ハードディスク等の外部メモリ3003がない画像形成装置の場合、ホストコンピュータ1000上で利用される情報等を記憶している。
【0025】
RAM3008は、CPU3001の主メモリや、ワークエリア等として機能するRAMであり、図示しない増設ポートに接続されるオプションRAMによりメモリ容量を拡張することができるように構成されている。また、RAM3008は、出力情報展開領域、環境データ格納領域、NVRAM等に用いられる。
【0026】
外部メモリ3003は、メモリコントローラ(MC)3009によりアクセスを制御される。外部メモリ3003は、オプションとして接続され、フォントデータ、エミュレーションプログラム、フォームデータ等を記憶する。また、操作部3011は操作のためのスイッチ及びLED表示器等で構成されている。
【0027】
スキャナI/F3012は、スキャナ部3013から受取った画像データに対して、補正、加工、及び編集を行う。スキャナ部3013は、原稿上の画像を露光走査して得られた反射光をCCDに入力することで画像の情報を電気信号に変換する。さらに、スキャナ部3013は、電気信号をR,G,B各色からなる輝度信号に変換し、当該輝度信号を画像データとして読み込む。ユーザが、操作部3011から読み取り開始を指示すると、スキャナ部3013に原稿読み取り指示が与えられる。
【0028】
スキャナ部3013は、この指示を受けると原稿の読み取り動作を行う。尚、原稿の読み取り方法は原稿フィーダ(不図示)にセットされる自動送り方式の形態であってもよい。また、原稿を不図示のガラス面上に載せ、露光部を移動させることで原稿の走査を行う方法であってもよい。
【0029】
図2は、本発明の実施形態を示す管理システムのネットワーク構成を示す図である。
【0030】
本管理システムは、クライアントコンピュータ201と、管理システムとしてのサーバコンピュータ202と、スキャナ203、プリンタ204、複合機205などの周辺機器とを含む。また、これらがLAN等のネットワーク200を介して互いに接続されている。ここで、スキャナ203とプリンタ204との組み合わせることで、後述するように仮想的なデバイスとして構築可能である。
【0031】
サーバコンピュータ202には、情報処理装置管理プログラムが実行可能に格納されており、スキャナ203、プリンタ204、複合機205を管理する機能のほか、周辺機器に対してフォントや宛先表等のリソースデータ配信を行う機能を有する。
【0032】
図3は、本発明の実施形態に係る管理装置のモジュール構成を示す図である。本例は、管理装置300と情報処理装置310、320、330、340がネットワークを介して通信可能な管理システムの例である。以下、管理装置300および情報処理装置(コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機)310、320、330、340におけるモジュール構成を説明する。また、情報処理装置320、330、340は、情報処理装置310と同等の構成を備えるため、情報処理装置310と同等の構成については省略する。
【0033】
なお、以下、コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機などの情報処理装置を便宜上「デバイス」と記載する(図中のデバイス名としては「RDev」と記載する)。
【0034】
また、これらのデバイスが複数連携することにより、仮想的なデバイスとして使用するものを「仮想デバイス」と記載する(図中のデバイス名としては「VDev」と記載する)。
【0035】
まず、管理装置300の構成について説明する。
【0036】
デバイス管理部301は、ネットワークに接続されたデバイス情報の管理を行う。以下、管理情報の具体例として図4を用いて説明する。
【0037】
図4は、図3に示した管理装置300にて管理されている全デバイスの名称およびそれぞれのデバイスに配信されているリソースデータの情報を有するデバイスリスト情報の一例を示す図である。本図は、デバイスリストに対応する。
【0038】
図4において、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」においては、リソースデータとして、「明朝体」、「ゴシック体」のフォントデータと、「宛先表1」と「宛先表2」の宛先表データが配信されていることを示している。
【0039】
表示制御部302は、管理装置300の設定を行うためのユーザインタフェースの表示を制御する。なお、表示制御部302が表示する情報は、デバイス管理部301、デバイス構成記憶部303、リソース管理部305を介して取得している情報である。
【0040】
デバイス構成記憶部303は、例えばスキャナ、プリンタを組み合わせた仮想デバイスを構成する機能毎のデバイス情報を管理する。以下、デバイス構成記憶部303が記憶して管理する管理情報の具体例を図5を用いて説明する。
【0041】
図5は、図4に示したデバイスリストで管理されている仮想デバイス名と各機能を実行するデバイスとの対応を示す図である。本図は、仮想デバイステーブルに対応する。本例は、仮想デバイス名、例えば「VDev1」の仮想デバイスがデバイスRDev1〜3を組み合わせて、スキャン処理、印刷処理、レンダリング処理を行う場合に対応する。つまり、リソース管理部305は、仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報をデバイス構成記憶部303に保持させて管理している。
【0042】
仮想デバイス名、例えば「VDev2」の仮想デバイスがデバイスRDev1〜4を組み合わせて、スキャン処理、印刷処理、レンダリング処理、ファクシミリ通信処理を行う場合に対応する。
【0043】
図5において、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」において、スキャンの機能はデバイス名「RDev2(実デバイス)」が処理する。また、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」において、印刷の機能はデバイス名「RDev1(実デバイス)」が処理する。さらに、デバイス名「VDev1(仮想デバイス)」において、レンダリングの機能についてはデバイス名「RDev3(実デバイス)」が処理する。
【0044】
リソースデータ記憶部304は、デバイスへ配信する対象の宛先表やフォントデータ等の実データを管理する。
【0045】
リソース管理部305は、リソースデータ記憶部304に記憶されるデバイスに配信するリソースデータの情報を管理する。
【0046】
以下、リソースデータ記憶部304に記憶される管理情報の具体例について図6、図7を用いて説明する。
【0047】
図6は、図4に示したリソースデータの種別と配信対象機能との対応を説明する図である。本図は、配信項目の送信条件テーブルに対応する。
【0048】
図6において、リソース種別「宛先表」においては、配信対象機能として「スキャン」機能および「FAX」の機能が存在することを示している。
【0049】
また、リソース種別「フォント」においては、配信対象機能として「レンダリング」機能が存在することを示している。
【0050】
図7は、図4に示したリソース種別と配信方法との対応を説明する図である。本図は、リソースデータ配信管理テーブルに対応する。
【0051】
図7において、リソース種別「宛先表」においては、配信方法が「使用可否を選択」となることを示している。
【0052】
これは宛先表というリソースの性質として、使用するユーザやグループによって利用制限されることを想定するものである。
【0053】
それに対して、リソース種別「フォント」においては、配信方法が「すべて配信」となることを示している。
【0054】
これはフォントデータにおいては配信先のデバイスにおいて、特に利用制限を設けることなく、すべての環境において使用可能とすることを示している。
【0055】
次に、配信データ生成部306は、デバイス管理部301が管理する情報を元に、配信先のデバイスおよびリソースの情報(リソースデータ)を確認する。続いて、配信データ生成部306は、通信機能部307を介して生成したリソースデータを、例えば情報処理装置310に配信する。
【0056】
次に、図3に示した情報処理装置(コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機)310におけるモジュール構成を説明する。
【0057】
連携処理部311は、情報処理装置310が仮想デバイスの1機能として動作する場合に、他のデバイス、例えば情報処理装置320、情報処理装置330、情報処理装置340と連携して処理を行うものである。
【0058】
リソース管理部312は、配信されたフォントや宛先表などのリソース情報を一元管理する。リソースデータ記憶部313は、配信された宛先表やフォントデータ等の実リソースデータを記憶して管理する。
【0059】
通信機能部314は、管理装置300から配信されたリソースデータをネットワーク経由で受け取り、リソース管理部312および画像処理部315に通知する。
【0060】
画像処理部315は、コピー/プリンタ/スキャナ/FAX/複合機等の画像処理機能を制御する。なお、情報処理装置310が仮想デバイスの場合は、連携処理部311および通信機能部314を通じて、処理内容および結果を他のデバイスに通知する。
【0061】
次に、本実施形態に係る管理システムにおけるリソース配信制御処理の内容を図8に示すフローチャートおよび図12〜図17のユーザインタフェースのイメージ図を用いて説明する。
【0062】
図8は、本実施形態を示す管理システムにおける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図3に示した管理装置300によるリソース配信制御例である。なお、S801〜S815は各ステップを示す。また、各ステップは、ホストコンピュータ1000のCPU2001がRAM2002に制御プログラムをロードして実行することで実現される。
【0063】
まず、S801において、表示制御部302がデバイス管理部301にて管理されているデバイス情報を元に、配信対象のデバイス(仮想デバイス又は実デバイス)を指定するユーザインタフェースを、例えばCRT2010上に表示する。この際、表示制御部302は、配信するリソース種別を指定するユーザインタフェースを、例えばCRT2010上に表示する。
【0064】
図9は、図3に示した表示制御部302がCRT2010に表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。なお、本ユーザインタフェースは、S801における処理で表示される。
【0065】
図9において、リソース管理部305にて管理されているリソース種別の一覧がコンボボックス1201に表示され、選択可能であることを示している。本例は、リソース種別がフォントの例である。
【0066】
1202はボタンで、選択したデバイスに対してリソースデータ配信を実行する場合に押下される。
【0067】
1203はボタンで、配信するリソースデータを追加する際に押下される。
【0068】
1204はデバイスリスト表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスリストが表示される領域に対応する。本例では、実デバイスが4台と、仮想デバイスが2台の計6台のデバイスを管理している例である。
【0069】
1205はリソースデータ表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスに配信されているリソースデータを表示する領域に対応する。リソースデータ表示領域1205では、リソースのタイプ、ステータス、フォント名を表示している。
【0070】
なお、デバイスリスト表示領域1204には、リソース追加ボタン1203の選択後のリソース追加処理によって、配信対象に追加されたリソースデータについても表示する。
【0071】
次に、S802において、表示制御部302が、配信リソースデータを指定する、例えば図10に示すユーザインタフェースを表示する。
【0072】
図10は、図3に示した表示制御部302がCRT2010に表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。なお、本ユーザインタフェースは、S802における処理で表示される。
【0073】
具体的には、本ユーザインタフェースは、図9に示したリソース追加ボタン1203を選択後に表示されるユーザインタフェースである。
【0074】
図10において、1301はコンボボックスで、リソース管理部305にて管理されるリソースデータの一覧を表示し、例えば「明朝体D」を選択可能であることを示している。
【0075】
1302は配信先デバイス表示部で、S801において、選択されたデバイスの名称(例えば「RDev1」)が表示した状態に対応する。ここで、ユーザがOKボタン1303を指定することにより、図9に示したリソースデータ表示領域1205に配信対象のリソースデータとして追加される。
【0076】
キャンセルボタン1304を指定すると、リソースデータを追加しないで、図9に示したユーザインタフェースに戻る。
【0077】
次に、S803において、デバイス管理部301は、指定デバイスに関連する実デバイスの情報を一時的に保持する。
【0078】
図11は、図3に示すデバイス構成記憶部303に記憶される指定デバイスに関連する実デバイス情報の一例を示す図である。本例は、選択されたデバイス名に対して、図5で示した仮想デバイスの構成情報に基づき関連するデバイス名を登録した例である。
【0079】
具体的には、選択されたデバイス名「VDev1」に関連するデバイスは「RDev2(スキャン)」、「RDev1(印刷)」、「RDev3(レンダリング)」の3つであることを示している。
【0080】
また、選択されたデバイス名「RDev1」は仮想デバイスではないため、関連するデバイス名も「RDev1」のみとなる。ここで保持された関連するデバイスの個数を仮に「M」とする。
【0081】
次に、S804で、CPU2001は、デバイスのカウンタ「i」を「1」に初期化する。
【0082】
次に、S805で、CPU2001は、デバイスの個数「M」とデバイスのカウンタ「i」を比較し、「i」が「M」以下であると判断した場合は、S806へ進み、「i」が「M」以下でないと判断した場合は、S809へ進む。
【0083】
そして、S806では、CPU2001は、デバイスのカウンタ「i」に対応するデバイス(S803で一時保存されたデバイス)において、リソース管理部305にて管理されている図6に示される配信項目の配信条件テーブルを参照する。
【0084】
そして、S806で、CPU2001は、配信データの配信対象デバイスであるかどうかを判定する。ここで、CPU2001が配信データの配信対象デバイスであると判断した場合は、S807へ進み、配信データの配信対象デバイスでないと判断した場合は、S808へ進む。
【0085】
そして、S807で、デバイス情報と配信するデータの情報をデバイス管理部301で一時的に保持する。
【0086】
図12は、図3に示したデバイス管理部301で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。本例は、デバイスとリソースデータとに対する一時的な管理状態の一例を示す図である。
【0087】
具体例として、選択された仮想デバイスであるデバイス名「VDev1」において、配信対象の実デバイス名は「RDev1」であることを示している。また、配信するリソースデータは「XX部宛先表」というデータであることを示している。なお、図12に示すように実デバイスの場合は、選択されたデバイス名と配信対象デバイス名とは一致する。
【0088】
S808で、CPU2001は、デバイスのカウンタ「i」をインクリメントして、S805へ戻る。
【0089】
次に、S809で、CPU2001がユーザの操作に基づき、図9に示した配信ボタンとして機能するボタン1202が選択されたことを検知したら、S810へ進む。
【0090】
そして、S810で、CPU2001は、配信データ種別による配信方法が全て配信か、それとも使用可否を選択するかのいずれが選択されているかどうかを判断する。
【0091】
具体的には、図3に示したリソース管理部305にて、管理される図7に示したリソースデータ配信方法を管理する管理テーブルの情報を確認する。
【0092】
ここで、リソース種別(属性)が「フォント」の場合は配信方法が「全て配信」となり、S811の処理に進む。
【0093】
一方、リソース種別(属性)が「宛先表」の場合は、配信方法が「使用可否を選択」となり、S812へ進む。
【0094】
そして、S811では、表示制御部302によって、リソースデータを「全て配信」とするためのユーザインタフェースを表示する。
【0095】
図13は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、フォントデータ配信を確認する確認画面として、表示制御部302による制御でCRT2010に表示されるユーザインタフェースの例である。なお、デバイス管理部301は、デバイス構成記憶部303に保持される管理情報に基づき、候補デバイス情報を生成する。そして、表示制御部302がデバイス管理部301で生成される候補デバイス情報を参照して、図13に示す反映リストに候補デバイス一覧を表示する。
【0096】
図13において、1401は配信するリソースデータ名で、例えば「楷書体」が指定された状態に対応する。1402は配信デバイス名で、例えば「RDev2」が指定された状態に対応する。
【0097】
1403は反映リストで、配信デバイス名1402に示されるデバイスにリソースデータを配信することにより反映されることを示す。本例は、配信されるリソースデータの属性がフォントであるので、反映リスト1403には、リソースデータの配信先となる候補デバイスとして実デバイス及び、仮想デバイスが表示され、且つ、チェックボックスには全てチェックが入った状態で表示される。なお、配信先は、配信されるリソースデータの属性がフォントであるため、実デバイスと仮想デバイスの両方となる。
【0098】
この場合、無条件に全てのデバイスに楷書体が配信されるため、反映先のデバイスを個別に選択することができないユーザインタフェースとなる。つまり、反映リスト1403は、表示制御部302の制御によりグレイ表示されて、選択できない表示状態となる。
【0099】
また、本ユーザインタフェースにおいて、ユーザの操作に基づいて、詳細ボタン1404を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示す、図14に一例を示すユーザインタフェースをCRT2010に表示する。
【0100】
図14は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、仮想デバイスの構成を示すユーザインタフェースの例である。
【0101】
図14において、1601はコンボボックスで、表示対象の仮想デバイスを選択する。現在、仮想デバイスとして「VDev1」が選択された状態を示す。
【0102】
1602は仮想デバイス構成表示部で、コンボボックス1601で選択された仮想デバイスを構成する実デバイスの情報を表示制御部302がデバイス構成記憶部303に保持される仮想デバイステーブル(図5)を参照してCRT2010に表示した状態に対応する。
【0103】
1603はOKボタンで、このOKボタン1603をユーザの操作に基づいて選択することにより、このユーザインタフェースを閉じることができる。
【0104】
図14の説明に戻り、OKボタン1405をユーザの操作に基づいて選択することにより、S813に進む。
【0105】
また、図14に示したキャンセルボタン1406をユーザの操作に基づいて選択することにより、処理をキャンセルし、図14に示したユーザインタフェースを閉じる。
【0106】
次に、図8に示すS812で、表示制御部302によって、リソースデータを「使用可否を選択」とするための図15に一例を示すユーザインタフェースをCRT2010に表示する。
【0107】
図15は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、図8に示したS812で、宛先表配信を確認する確認画面として、表示制御部302の表示制御でCRT2010に表示される。なお、デバイス管理部301は、デバイス構成記憶部303に保持される管理情報に基づき、候補デバイス情報を生成する。そして、表示制御部302がデバイス管理部301で生成される候補デバイス情報を参照して、図15に示す反映リストに候補デバイス一覧を表示する。
【0108】
また、表示制御部302は、配信するリソースの属性に基づき、図13に示すユーザインタフェースと図15に示すユーザインタフェースを表示する際、配信先を指定するための反映リスト内のデバイス名およびチェックマークの表示を切換えている。
【0109】
図15において、1501は配信するリソースデータ名であり、現在「開発用宛先表」が選択されて表示されている状態に対応する。
【0110】
1502は配信デバイス名で、例えばデバイス「RDev1」がユーザの操作に基づいて選択されて表示されている状態に対応する。1503は反映リストで、配信デバイス名1502に示されるデバイスにリソースデータを配信することにより反映されて、デバイス名あるいは仮想デバイス名が表示された状態に対応する。つまり、反映リスト1503には、リソースデータの配信先となる候補デバイスとして実デバイス及び、仮想デバイスが表示され、且つ、チェックボックスにはユーザの操作で指定された実デバイス及び、仮想デバイスにチェックが入った状態で表示される。なお、配信先は、配信されるリソースデータの属性が宛先表なので、ユーザの操作で指示される実デバイスのみ、仮想デバイスのみ、実デバイスと仮想デバイスの両方の場合とがある。
【0111】
この場合、反映リスト1503内において、リソースデータの「使用可否を選択可能」とするため、使用可能とするデバイスを選択可能とするユーザインタフェース(ユーザの操作に基づいてチェックボックスが選択が可能)となる。
【0112】
なお、詳細ボタン1504を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示すユーザインタフェースを表示する。このユーザインタフェースの例(図14)の説明については前述と同様である。
【0113】
また、OKボタン1505を選択することにより、S813に進む。キャンセルボタン1506を選択することにより、処理をキャンセルしこのユーザインタフェースを閉じる。
【0114】
次に、S813では、図3に示した配信データ生成部306が、S812の選択結果により、デバイス管理部301に一時的に保存されたデバイスとリソースデータの情報(図12)から、図15においてチェックされているデバイスに対してのみ配信するデータを生成する。したがって、ユーザが配信したいデバイスとして選択していないデバイスには、宛先表等のリソースに配信されてしまう事態を回避することができる。しかも、その配信先の選択には、必ずユーザに図15に示すユーザインタフェースを介して、配信先の確認と配信先とを誤り無く選択させることができる。
【0115】
図16は、図3に示したデバイス管理部301で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。 本例は、デバイスに配信するリソースデータの最終的な情報の例である。
【0116】
図16に示す例では、選択されたデバイス名「RDev1」において、配信対象のデバイス名は「RDev1」であることを示している。
【0117】
また、配信するリソースデータは「XX部宛先表」というデータであることを示している。
【0118】
図16に示す実デバイス「RDev1」は、仮想デバイス「VDev1」の構成要素でありながら、「XX部宛先表」は「VDev1」においては使用できないことを示している。
【0119】
次に、S814で、配信データ生成部306で生成されたリソースデータが通信機能部307を介して選択されたデバイスへ配信される。
【0120】
そして、S815で、配信結果が表示制御部302を介して、図17に示すユーザインタフェースにより一覧表示され、本処理が終了する。
【0121】
図17は、図1に示したCRT2010で表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、S815において、表示制御部302による配信結果表示制御に基づいて、各デバイスにおけるリソース配信前とリソース配信後の状況を配信結果として一覧表示した状態に対応する。特に、本例は、図15に示す反映リストにチェックを入れたデバイスに開発用宛先表をデバイスRDev1、VDev1、VDev2、VDev4、VDev8に配信した状態を表示態様の違いから識別可能となる。
【0122】
また、本例は、図14に示した楷書体を反映リストにチェックされていた、言い換えると全て配信なので、RDev2、VDev1、VDev2、VDev5、VDev6、VDev7、VDev8に配信した状態を事後確認することができる。
【0123】
このように属性の異なるリソースを、仮想デバイスのデバイス名に応じて、配信することができ、かつ、図17に示すインタフェースでその内容を容易に確認することができる。
【0124】
本実施形態では、配信すべきリソースの属性に応じて、反映されるデバイスのリストの表示態様を図13に示す表示と図15に示す表示とに切り替えることができる。したがって、宛先表等のように、利用範囲が限定されるようなリソースに対する、配信先の選択を表示画面上で確認しながら慎重に操作できる。
【0125】
つまり、ユーザは、図13又は図15に示すユーザインタフェースの表示態様に適応して、利用者が制限されるリソース(宛先表)の場合には、送信すべきデバイスを個別に選択することができる。
【0126】
これにより、利用者が制限されるリソース(宛先表)が誤ってすべてのデバイスに送信されてしまう事態が発生することがなくなり、管理者のリソース管理負担を軽減することができる。
【0127】
〔第2実施形態〕
第1実施形態においては、配信対象のデバイスとして一つのデバイスを選択する例について述べたが、第2実施形態においては、複数のデバイスを選択する処理について説明する。
【0128】
図18は、本実施形態を示す管理システムにおける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。本例は、図3に示した管理装置300によるリソース配信制御処理例であって、配信対象のデバイスを複数選択する場合の処理例である。なお、S1801〜S1818は各ステップを示す。また、各ステップは、コンピュータ100のCPU2001がRAM2002に制御プログラムをロードして実行することで実現される。
【0129】
まず、S1801で、表示制御部302がデバイス管理部301において管理されているデバイス情報を元に送信対象のデバイス(仮想デバイス又は実デバイス)を指定するユーザインタフェースを表示する。併せて、配信するリソース種別を指定するユーザインタフェースを表示する。この際に指定されたデバイスの個数を「L」とする。
【0130】
図19は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースを示す図である。本例は、配信対象のデバイス(仮想デバイス又は実デバイスを複数選択可能とする)および配信するリソース種別を指定するユーザインタフェースを示す例である。本画面は、配信先デバイスを複数選択可能とする選択画面であって、表示制御部302による選択画面表示制御に基づいてCRT2010に表示される。
【0131】
図19において、1901はコンボボックスで、リソース管理部305にて管理されているリソース種別の一覧を表示して、チェックボックスで、それぞれのデバイスを複数選択可能である状態に対応する。なお、現在リソース配信先として、実デバイス「RDev1、3」と仮想デバイス「VDev1,2」が選択されている状態に対応する。
【0132】
1902はボタンで、選択したデバイスに対してリソースデータ配信を実行する際に押下される。
【0133】
1903はボタンで、配信するリソースデータを追加する際に押下される。
【0134】
1904はデバイスリスト表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスリストを表示する領域に対応する。
【0135】
なお、第2実施形態では、第1実施形態の場合(図9)と異なりチェックボックスをデバイス名に対応づけて備えることにより、複数のデバイスを同時に選択可能であることを示している。
【0136】
1905はリソースデータ表示領域で、デバイス管理部301にて管理されているデバイスに配信されているリソースデータを表示する領域である。なお、リソースデータ表示領域1905には、タイプ、ステータス、フォント名が表示される例を示す。
【0137】
なお、バイスリスト表示領域1904には、ボタン1903の選択後のリソース追加処理によって、配信対象に追加されたリソースデータについても表示する。
【0138】
次に、S1802で、CPU2001は、S1801で選択されたデバイスのカウンタ「j」を「1」に初期化する。
【0139】
次に、S1803で、CPU2001は、デバイスの個数「L」とデバイスのカウンタ「j」を比較し、「j」が「L」以下であると判断した場合は、S1804へ進み、「j」が「L」以下でないと判断した場合は、S1812へ進む。
【0140】
なお、S1804以降S1810までは、第1実施形態における図8に示したフローチャートのS802からS808までと同様の処理となるので、説明は省略する。
【0141】
次に、S1811で、CPU2001は、デバイスのカウンタ「j」をインクリメントして、S1803へ戻る。
【0142】
なお、S1812以降S1813までは第1実施形態における図8に示したフローチャートのS809からS810と同様の処理になる。
【0143】
次に、S1814で、表示制御部302によって、リソースデータを「全て配信」とするためのユーザインタフェースを表示する。
【0144】
図20は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、フォントデータ配信確認のため、表示制御部302がS1814で表示するユーザインタフェースの例である。
【0145】
図20において、21は配信リソースデータ名で、例えばリソース名として、「明朝体D」が選択されて表示された状態に対応する。
【0146】
22は配信デバイス名で、一つ或いは複数表示される。現在、実デバイスとして、「RDev1,3」並びに仮想デバイスとして「VDev」が選択表示された状態に対応する。
【0147】
23は反映リストで、配信デバイス名22のリストで選択されたデバイスにリソースデータを配信することにより反映されたデバイス名が表示される。
【0148】
この場合、無条件に全てのデバイスに配信されるため、反映先のデバイスを選択することができないユーザインタフェースとなる。つまり、デバイス名がグレイ表示される例である。
【0149】
詳細ボタン24を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示すユーザインタフェースを表示する。このユーザインタフェースの例(図14)の説明については前述と同様である。
【0150】
OKボタン25を選択することにより、S1816に進む。キャンセルボタン26を選択することにより、処理をキャンセルしこのユーザインタフェースを閉じる。
【0151】
S1815では、表示制御部302によって、リソースデータを「使用可否を選択」とするためのユーザインタフェースを表示する。
【0152】
図21は、図1に示したCRT2010に表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。本例は、宛先表確認のため、表示制御部302のUI表示制御により複数の配信デバイスを選択可能とするため、S1815で表示するユーザインタフェースの例である。
【0153】
図21において、2101は配信リソースデータ名であり、現在「開発用宛先表」が選択表示された状態に対応する。2102には配信デバイス名で、一つ或いは複数表示される。現在デバイス名として、実デバイス「RDev1、3」並びに仮想デバイス「VDev2」が選択されて表示された状態に対応する。
【0154】
2103は反映リストで、配信デバイス名2102のリストで選択されたデバイスにリソースデータを配信することにより反映されたデバイス名が表示される。
【0155】
この場合、リソースデータの「使用可否を選択可能」とするため、使用可能とするデバイスを選択可能とするユーザインタフェース(チェックボックスによる選択が可能)となる。
【0156】
また、図21において、詳細ボタン2104を選択すると、仮想デバイスがどのような実デバイスにより構成されているかを示すユーザインタフェースを表示する。
【0157】
このユーザインタフェースの例(図14)の説明については前述と同様である。OKボタン2105を選択することにより、S1816に進む。キャンセルボタン2106を選択することにより、処理をキャンセルしこのユーザインタフェースを閉じる。
【0158】
S1816以降の処理は、第1実施形態における図8に示したフローチャートのS813以降の処理と同様である。
【0159】
これにより、属性の異なるリソースを、仮想デバイスのデバイス名に応じて、選択された複数のデバイスに配信することができ、かつ、図17に示すインタフェースでその内容を容易に確認することができる。
【0160】
本実施形態では、配信すべきリソースの属性に応じて、反映されるデバイスのリストの表示態様が切り替えられるため、宛先表等のように、利用範囲が限定されるようなリソースに対する、送信先の選択を表示画面上で確認しながら慎重に操作できる。
【0161】
つまり、ユーザは、図13又は図15に示すユーザインタフェースの表示態様に適応して、利用者が制限されるリソース(宛先表)の場合には、送信すべきデバイスを個別に選択することができる。
【0162】
したがって、利用者が制限されるリソース(宛先表)が誤ってすべてのデバイスに送信されてしまう事態が発生することがなくなり、管理者のリソース管理負担をさらに軽減することができる。
【0163】
〔第3実施形態〕
以下、図22に示すメモリマップを参照して本発明に係る管理装置で読み取り可能なデータ処理プログラムの構成について説明する。
【0164】
図22は、本発明に係る管理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【0165】
なお、特に図示しないが、記憶媒体に記憶されるプログラム群を管理する情報、例えばバージョン情報,作成者等も記憶され、かつ、プログラム読み出し側のOS等に依存する情報、例えばプログラムを識別表示するアイコン等も記憶される場合もある。
【0166】
さらに、各種プログラムに従属するデータも上記ディレクトリに管理されている。また、各種プログラムをコンピュータにインストールするためのプログラムや、インストールするプログラムが圧縮されている場合に、解凍するプログラム等も記憶される場合もある。
【0167】
本実施形態における図8、図18に示す機能が外部からインストールされるプログラムによって、ホストコンピュータにより遂行されていてもよい。そして、その場合、CD−ROMやフラッシュメモリやFD等の記憶媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記憶媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
【0168】
以上のように、前述した実施形態の機能を実現するソフトウエアのプログラムコードを記録した記憶媒体を、システムあるいは装置に供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読出し実行することによっても、本発明の目的が達成されることは言うまでもない。
【0169】
この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0170】
従って、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等、プログラムの形態を問わない。
【0171】
プログラムを供給するための記憶媒体としては、例えばフレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVDなどを用いることができる。
【0172】
この場合、記憶媒体から読出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。
【0173】
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページに接続する。そして、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは、圧縮され自動インストール機能を含むファイルをハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバやftpサーバ等も本発明の請求項に含まれるものである。
【0174】
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布し、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
【0175】
また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけではない。例えばそのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているOS(オペレーティングシステム)等が実際の処理の一部又は全部を行う。そして、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0176】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込ませる。その後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPU等が実際の処理の一部又は全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0177】
本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施形態の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。
【0178】
本発明の様々な例と実施形態を示して説明したが、当業者であれば、本発明の趣旨と範囲は、本明細書内の特定の説明に限定されるのではない。
【図面の簡単な説明】
【0179】
【図1】本発明の第1実施形態を示す管理装置を適用可能な管理システムを示す図である。
【図2】本発明の実施形態を示す管理装置のネットワーク構成を示す図である。
【図3】本発明の実施形態に係る管理装置のモジュール構成を示す図である。
【図4】図3に示した管理装置にて管理されている全デバイスの名称および夫々のデバイスに配信されているリソースデータの情報を有するデバイスリスト情報の一例を示す図である。
【図5】図4に示したデバイスリストで管理されている仮想デバイス名と各機能を実行するデバイスとの対応を示す図である。
【図6】図4に示したリソースデータの種別と配信対象機能との対応を説明する図である。
【図7】図4に示したリソース種別と配信方法との対応を説明する図である。
【図8】本実施形態を示す管理システムにおける第1のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図9】図3に示した表示制御部がCRTに表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図10】図3に示した表示制御部がCRTに表示可能なユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図11】図3に示すデバイス構成記憶部に記憶される指定デバイスに関連する実デバイス情報の一例を示す図である。
【図12】図3に示したデバイス管理部で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。
【図13】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図14】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図15】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図16】図3に示したデバイス管理部で管理されるデバイスとリソースデータとの対応を示す図である。
【図17】図1に示したCRTで表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図18】本実施形態を示す管理システムにおける第2のデータ処理手順の一例を示すフローチャートである。
【図19】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースを示す図である。
【図20】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図21】図1に示したCRTに表示されるユーザインタフェースの一例を示す図である。
【図22】本発明に係る管理装置で読み取り可能な各種データ処理プログラムを格納する記憶媒体のメモリマップを説明する図である。
【符号の説明】
【0180】
300 管理装置
301 デバイス管理部
302 表示制御部
303 デバイス構成記憶部
304 リソースデータ記憶部
305 リソース管理部
306 配信データ生成部
307 通信機能部
310 情報処理装置
311 連携処理部
【特許請求の範囲】
【請求項1】
ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置であって、
複数のネットワークデバイスの機能を連携させて処理を行う仮想デバイスと、当該仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報を保持する保持手段と、
ユーザの指示に基づき配信すべきリソースデータ及び配信先デバイスを指定する指定手段と、
前記保持手段に保持された管理情報を参照し、前記指定手段により指定された配信先デバイスに基づく前記リソースデータの配信先の候補デバイスとなる、当該配信先デバイスに関連するネットワークデバイス及び仮想デバイスの情報を含む候補デバイス情報を生成する生成手段と、
前記指定手段により指定された配信先デバイスと前記生成手段により生成された候補デバイス情報に基づき前記リソースデータの配信先デバイスを確認する確認画面を表示する際、前記リソースデータの属性に応じて、前記候補デバイスから配信先デバイスの指定するための表示を切換える切換え手段と、
前記指定手段により指定された配信先デバイス及び前記切換え手段により表示された確認画面を介して指定された配信先デバイスに対して前記指定手段により指定されたリソースデータを配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記切換え手段は、前記リソースデータの属性に応じて前記生成手段により生成された前記候補デバイス情報に含まれる全ての候補デバイスに対して配信することを確認する画面と、前記生成手段により生成された前記候補デバイス情報に含まれる候補デバイスの中から実際に配信デバイスをユーザの指示に基づき選択可能な画面とで表示を切換えることを特徴とする請求項1記載の管理装置。
【請求項3】
前記配信手段は、前記配信先デバイスとして仮想デバイスが指定された場合、前記保持手段に表示された管理情報を参照し、配信するリソースデータを利用する機能を担当するネットワークデバイスに対して当該リソースデータを配信することを特徴とする請求項1又は2記載の管理装置。
【請求項4】
前記配信手段により前記ネットワークデバイス及び、又は前記仮想デバイスに配信されたリソースデータの配信結果を識別可能に表示するための配信結果表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は3記載の管理装置。
【請求項5】
前記指定手段により指定する配信先デバイスを複数選択可能とする選択画面を表示するための選択画面表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の管理装置。
【請求項6】
複数のネットワークデバイスの機能を連携させて処理を行う仮想デバイスと、当該仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報を保持する保持手段を備え、ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置における管理方法であって、
ユーザの指示に基づき配信すべきリソースデータ及び配信先デバイスを指定する指定工程と、
前記保持手段に保持された管理情報を参照し、前記指定工程により指定された配信先デバイスに基づく前記リソースデータの配信先の候補デバイスとなる、当該配信先デバイスに関連するネットワークデバイス及び仮想デバイスの情報を含む候補デバイス情報を生成する生成工程と、
前記指定工程により指定された配信先デバイスと前記生成工程により生成された候補デバイス情報に基づき前記リソースデータの配信先デバイスを確認する確認画面を表示する際、前記リソースデータの属性に応じて、前記候補デバイスから配信先デバイスの指定するための表示を切換える切換え工程と、
前記指定工程により指定された配信先デバイス及び前記切換え工程により表示された確認画面を介して指定された配信先デバイスに対して前記指定工程により指定されたリソースデータを配信する配信工程と、
を備えることを特徴とする管理方法。
【請求項7】
前記切換え工程は、前記リソースデータの属性に応じて前記生成工程により生成された前記候補デバイス情報に含まれる全ての候補デバイスに対して配信することを確認する画面と、前記生成工程により生成された前記候補デバイス情報に含まれる候補デバイスの中から実際に配信デバイスをユーザの指示に基づき選択可能な画面とで表示を切換えることを特徴とする請求項6記載の管理方法。
【請求項8】
前記配信工程は、前記配信先デバイスとして仮想デバイスが指定された場合、前記保持手段に表示された管理情報を参照し、配信するリソースデータを利用する機能を担当するネットワークデバイスに対して当該リソースデータを配信することを特徴とする請求項6又は7記載の管理方法。
【請求項9】
前記配信工程により前記ネットワークデバイス及び、又は前記仮想デバイスに配信されたリソースデータの配信結果を識別可能に表示するための配信結果表示制御工程を備えることを特徴とする請求項6又は8記載の管理方法。
【請求項10】
前記指定工程により指定する配信先デバイスを複数選択可能とする選択画面を表示するための選択画面表示制御工程を備えることを特徴とする請求項6記載の管理方法。
【請求項11】
請求項6乃至10のいずれか1項に記載の管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【請求項1】
ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置であって、
複数のネットワークデバイスの機能を連携させて処理を行う仮想デバイスと、当該仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報を保持する保持手段と、
ユーザの指示に基づき配信すべきリソースデータ及び配信先デバイスを指定する指定手段と、
前記保持手段に保持された管理情報を参照し、前記指定手段により指定された配信先デバイスに基づく前記リソースデータの配信先の候補デバイスとなる、当該配信先デバイスに関連するネットワークデバイス及び仮想デバイスの情報を含む候補デバイス情報を生成する生成手段と、
前記指定手段により指定された配信先デバイスと前記生成手段により生成された候補デバイス情報に基づき前記リソースデータの配信先デバイスを確認する確認画面を表示する際、前記リソースデータの属性に応じて、前記候補デバイスから配信先デバイスの指定するための表示を切換える切換え手段と、
前記指定手段により指定された配信先デバイス及び前記切換え手段により表示された確認画面を介して指定された配信先デバイスに対して前記指定手段により指定されたリソースデータを配信する配信手段と、
を備えることを特徴とする管理装置。
【請求項2】
前記切換え手段は、前記リソースデータの属性に応じて前記生成手段により生成された前記候補デバイス情報に含まれる全ての候補デバイスに対して配信することを確認する画面と、前記生成手段により生成された前記候補デバイス情報に含まれる候補デバイスの中から実際に配信デバイスをユーザの指示に基づき選択可能な画面とで表示を切換えることを特徴とする請求項1記載の管理装置。
【請求項3】
前記配信手段は、前記配信先デバイスとして仮想デバイスが指定された場合、前記保持手段に表示された管理情報を参照し、配信するリソースデータを利用する機能を担当するネットワークデバイスに対して当該リソースデータを配信することを特徴とする請求項1又は2記載の管理装置。
【請求項4】
前記配信手段により前記ネットワークデバイス及び、又は前記仮想デバイスに配信されたリソースデータの配信結果を識別可能に表示するための配信結果表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1又は3記載の管理装置。
【請求項5】
前記指定手段により指定する配信先デバイスを複数選択可能とする選択画面を表示するための選択画面表示制御手段を備えることを特徴とする請求項1記載の管理装置。
【請求項6】
複数のネットワークデバイスの機能を連携させて処理を行う仮想デバイスと、当該仮想デバイスを構成するネットワークデバイスと、当該ネットワークデバイスの担当する機能とを関連づけた管理情報を保持する保持手段を備え、ネットワークを介して接続された複数のネットワークデバイスを管理する管理装置における管理方法であって、
ユーザの指示に基づき配信すべきリソースデータ及び配信先デバイスを指定する指定工程と、
前記保持手段に保持された管理情報を参照し、前記指定工程により指定された配信先デバイスに基づく前記リソースデータの配信先の候補デバイスとなる、当該配信先デバイスに関連するネットワークデバイス及び仮想デバイスの情報を含む候補デバイス情報を生成する生成工程と、
前記指定工程により指定された配信先デバイスと前記生成工程により生成された候補デバイス情報に基づき前記リソースデータの配信先デバイスを確認する確認画面を表示する際、前記リソースデータの属性に応じて、前記候補デバイスから配信先デバイスの指定するための表示を切換える切換え工程と、
前記指定工程により指定された配信先デバイス及び前記切換え工程により表示された確認画面を介して指定された配信先デバイスに対して前記指定工程により指定されたリソースデータを配信する配信工程と、
を備えることを特徴とする管理方法。
【請求項7】
前記切換え工程は、前記リソースデータの属性に応じて前記生成工程により生成された前記候補デバイス情報に含まれる全ての候補デバイスに対して配信することを確認する画面と、前記生成工程により生成された前記候補デバイス情報に含まれる候補デバイスの中から実際に配信デバイスをユーザの指示に基づき選択可能な画面とで表示を切換えることを特徴とする請求項6記載の管理方法。
【請求項8】
前記配信工程は、前記配信先デバイスとして仮想デバイスが指定された場合、前記保持手段に表示された管理情報を参照し、配信するリソースデータを利用する機能を担当するネットワークデバイスに対して当該リソースデータを配信することを特徴とする請求項6又は7記載の管理方法。
【請求項9】
前記配信工程により前記ネットワークデバイス及び、又は前記仮想デバイスに配信されたリソースデータの配信結果を識別可能に表示するための配信結果表示制御工程を備えることを特徴とする請求項6又は8記載の管理方法。
【請求項10】
前記指定工程により指定する配信先デバイスを複数選択可能とする選択画面を表示するための選択画面表示制御工程を備えることを特徴とする請求項6記載の管理方法。
【請求項11】
請求項6乃至10のいずれか1項に記載の管理方法をコンピュータに実行させることを特徴とするプログラム。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図21】
【図22】
【公開番号】特開2009−104270(P2009−104270A)
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2007−273360(P2007−273360)
【出願日】平成19年10月22日(2007.10.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成21年5月14日(2009.5.14)
【国際特許分類】
【出願日】平成19年10月22日(2007.10.22)
【出願人】(000001007)キヤノン株式会社 (59,756)
【Fターム(参考)】
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