説明

管理装置、設定値適用方法、設定値適用プログラム及び記録媒体

【課題】複数の設定手段を有する被管理装置に対しても同時に設定値を適用することが可能な管理装置、設定値適用技術を提供する。
【解決手段】管理装置10は、パラメータ情報テーブルを参照して、設定対象の画像形成装置20に対する各パラメータの設定可否を判断した後、全てのパラメータの中から設定対象の全ての画像形成装置20について共通して設定可能と判断された共通パラメータを判断して、設定対象の全ての画像形成装置20に対して設定値を同時に適用する。このときMIB情報及びSOAP情報のうち少なくとも一方で設定可能なパラメータがあればこれを設定対象の画像形成装置20において設定可能なパラメータとする。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、ネットワークを介して被管理装置を管理する管理装置に関し、特にネットワークを介して被管理装置に設定値を適用する管理装置、設定値適用方法、設定値適用プログラム及び記録媒体に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、PC(Personal Computer)等の端末からネットワークを介して、プリンタ、FAX等のネットワーク機器に対して各種パラメータの値を設定することができる。PC等の画面に表示されるWebページ等、パラメータ設定用のGUIは、機器に備えられた操作パネルに比べて表現が豊かであると共に操作性に優れている。したがって、ユーザは、かかるGUIを介して簡易にネットワーク機器のパラメータを設定することができる。また、ネットワークを介したパラメータの設定は、複数の機器のパラメータに対して同じ値を設定する場合に、特に便宜がある。同時にパラメータの設定対象となり得る機器は、機種が同じものである等、設定可能なパラメータの種類が完全に一致するものに限らず、複数の機器間において適用可能な設定値が完全には一致しない場合であっても、当該複数の機器に対して同時に設定値を適用することができるものもある(例えば、特許文献1参照)。
【0003】
【特許文献1】特開2005−99949号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年では、複数の設定手段を有する機器が登場してきている。しかし、特許文献1の技術ではそのような機器に対しても同時に設定値を適用することができない恐れがあった。
【0005】
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、複数の設定手段を有する被管理装置に対しても同時に設定値を適用することが可能な管理装置、設定値適用方法、設定値適用プログラム及び記録媒体を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0006】
上述した課題を解決し、本発明は、クライアント装置からの要求に基づきネットワークに接続された複数の被管理装置に対する設定値の適用を行う管理装置であって、前記被管理装置は前記設定値の適用を行うための設定手段を複数有しており、前記複数の被管理装置のそれぞれの所定の属性の値に基づいて、前記複数の被管理装置のそれぞれが複数の所定のカテゴリのいずれに属するかを判断する第1の判断手段と、複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に且つ複数の前記設定手段毎に適用の可否を示す適用可否情報を記憶する記憶手段と、前記適用可否情報の前記記憶手段への記憶及び前記記憶手段からの読み出しを制御する設定値制御手段と、前記複数の被管理装置のそれぞれについて、前記第1の判断手段によって判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいて複数の前記設定手段毎に複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断し、複数の前記設定手段のうち少なくとも一方の設定手段において適用可能な設定値について、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する第2の判断手段とを備えることを特徴とする。
【0007】
また、本発明は、クライアント装置からの要求に基づきネットワークに接続された複数の被管理装置に対する設定値の適用を行う管理装置で実行される設定値適用方法であって、前記被管理装置は前記設定値の適用を行うための設定手段を複数有していると共に、第1の判断手段と、記憶制御手段と、設定値制御手段と、第2の判断手段とを有しており、前記第1の判断手段が、前記複数の被管理装置のそれぞれの所定の属性の値に基づいて、前記複数の被管理装置のそれぞれが複数の所定のカテゴリのいずれに属するかを判断する第1の判断ステップと、前記記憶制御手段が、複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に且つ複数の前記設定手段毎に適用の可否を示す適用可否情報を記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、前記設定値制御手段が、前記適用可否情報の前記記憶手段への記憶及び前記記憶手段からの読み出しを制御する設定値制御ステップと、前記第2の判断手段が、前記複数の被管理装置のそれぞれについて、前記第1の判断ステップで判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいて複数の前記設定手段毎に複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断し、複数の前記設定手段のうち少なくとも一方の設定手段において適用可能な設定値について、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する第2の判断ステップとを含むことを特徴とする。
【0008】
また、本発明は、設定値適用プログラムであって、上記の設定値適用方法をコンピュータに実行させることを特徴とする。
【0009】
また、本発明は、コンピュータの読み取り可能な記録媒体であって、上記の設定値適用プログラムを格納したことを特徴とする。
【発明の効果】
【0010】
本発明によれば、複数の設定手段を有する被管理装置に対しても同時に設定値を適用することが可能になる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0011】
以下に添付図面を参照して、この発明にかかる管理装置、設定値適用方法、設定値適用プログラム及び記録媒体の最良な実施の形態を詳細に説明する。
【0012】
(1)構成
図1は、本発明の実施の形態における機器管理システムの構成を例示する図である。同図に示されるように機器管理システムは、管理装置10と、1台以上の画像形成装置20と、1台以上の端末30とがネットワーク40を介して接続されることにより構成されている。ネットワークとは、例えば、LAN(Local Area Network)、イントラネット、イーサネット(登録商標)又はインターネットなどである。
【0013】
管理装置10は、端末30からの要求に応じて画像形成装置20に対してパラメータの設定等を実行するための機能を提供するコンピュータである。本実施の形態においては、画像形成装置20におけるMIB情報を構成するパラメータ及びSOAP情報を構成するパラメータのうち少なくとも一方を設定する例について説明する。MIBとは、SNMPに対応したネットワーク機器に備えられている管理データベースであり、当該管理データベースにおいてはSNMPで取り扱う全ての物理的/論理的ネットワークやプロトコルなどの情報要素をツリー形式で規定してネットワーク機器の情報や統計情報を記憶している。MIB情報とは、このように規定された情報のことである。SOAPとは、XMLとHTTPなどをベースとしたものであり、他のコンピュータにあるデータやサービスを呼び出すためのプロトコルである。SOAP情報とは、SOAPにおいて規定された情報である。管理装置10はまた、Webサーバとしての機能を有している。従って、端末30のユーザは、管理装置10の提供するWebページを介して管理装置10の機能を利用することができる。
【0014】
画像形成装置20は、プリンタ、コピー機又はファクシミリや、これらを複合した複合機であり、画像を形成するエンジンを備える。
【0015】
端末30は、管理装置10から提供されるWebページを表示するためのWebブラウザを備えたPC(Personal Computer)、PDA(Personal Digital(Data) Assistants)、又は携帯電話等の端末であり、機器管理システムのユーザが機器管理システムを利用する際に直接使用される。
【0016】
尚、管理装置10、画像形成装置20及び端末30は各々、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit)等の制御装置と、各種データや各種プログラムを記憶するROM(Read Only Memory)やRAM(Random Access Memory)等の記憶装置と、各種データや各種プログラムを記憶するHDD(Hard Disk Drive)やCD(Compact Disk)ドライブ装置等の外部記憶装置と、外部装置の通信を制御する通信I/F(interface)と、これらを接続するバスとを備えている。また、端末30には、情報を表示する表示装置と、ユーザの指示入力を受け付けるキーボードやマウス等の入力装置とを備えている。
【0017】
次に、このようなハードウェア構成における管理装置10及び画像形成装置20のソフトウェア構成について図2を用いて説明する。同図に示されるように、管理装置10は、httpd11、Webページ生成部12、フロントエンド部13及び機器管理部14を有する。
【0018】
httpd11は、端末30より送信されるHTTPリクエストを受信し、Webページ生成部12に対し、当該HTTPリクエストにおいて要求されている情報を表示するWebページの生成を要求するデーモンプログラムである。httpd11は、また、Webページ生成部12が生成したWebページをHTTPレスポンスに含めて端末30に対して送信する。
【0019】
Webページ生成部12は、端末30より要求された処理を実行し、その処理結果を表示するWebページを生成するWebアプリケーションである。Webページ生成部12は、例えば、パラメータの設定対象とする画像形成装置20を選択させるために画像形成装置の一覧情報を表示するWebページ(以下、「機器一覧ページ」という。)や、機器一覧ページにおいて選択された画像形成装置20に対して設定するパラメータの値を入力させるためのWebページ(以下、「パラメータ設定ページ」という。)等を生成する。
【0020】
フロントエンド部13は、Webページ生成部12からの要求に応じて、Webページの生成に必要な種々の処理を実行する。機器管理部14は、管理下にある画像形成装置20を管理する。具体的には、機器管理部14は、ネットワーク40に接続された画像形成装置20からMIB情報を取得してこのMIB情報の記憶を制御したり、MIB情報の読み出しを制御したりする。また、機器管理部14は、フロントエンド部13を介したWebページ生成部12からの要求に応じて、MIB情報に基づいた情報の提供やパラメータの設定を制御する。図3は、フロントエンド部、機器管理部及び画像形成装置の機能的構成を具体的に説明するための図である。同図において、フロントエンド部13は、コントローラ種別判断部131及び機器サポートパラメータ判断部132を有する。
【0021】
コントローラ種別判断部131は、後述する機器管理部14の機器情報記憶部142に登録されているMIB情報に基づいて、画像形成装置20のコントローラの種別を判断し、各画像形成装置20をコントローラの種別毎のカテゴリに分類する。
【0022】
機器サポートパラメータ判断部132は、パラメータの設定対象として指定されたそれぞれの画像形成装置20がサポートしている(設定可能な)パラメータを判断し、パラメータの設定対象として複数の画像形成装置20が指定された場合は、これらの画像形成装置20に対して共通に設定可能なパラメータを判断する。本実施の形態においては、パラメータの設定対象として指定された画像形成装置20において、あるパラメータがMIB及びSOAPのうち少なくとも一方で設定可能であれば、これを画像形成装置20において設定可能なパラメータとして取り扱う。
【0023】
機器管理部14は、機器MIB情報取得部141、機器情報記憶部142、機器一覧取得部143、機器MIB情報設定部144、パラメータ変換部145、パラメータ情報記憶部146及び機器SOAP情報設定部147を有する。
【0024】
機器MIB情報取得部141は、画像形成装置20に対してMIB情報を自動的に問い合わせることにより画像形成装置20よりMIB情報を取得し、当該MIB情報を機器情報記憶部142に登録する。MIB情報取得部141は、ネットワーク40上に新たな画像形成装置20が接続された場合にその旨を検出し、当該画像形成装置20に対してMIB情報の送信を要求することにより、当該画像形成装置20よりMIB情報を取得する。MIB情報取得部141が、画像形成装置20よりMIB情報を取得することにより、ユーザが各画像形成装置20のMIB情報を管理装置10に入力する必要はない。
【0025】
機器情報記憶部142は、機器MIB情報取得部141が取得したMIB情報を保存しておく記憶領域であり、管理装置10の管理下にあるすべての画像形成装置のMIB情報が保存されている。各画像形成装置20のMIB情報が、機器情報記憶部142において保存されていることにより、後述する処理を実行する際に、各画像形成装置20のMIB情報を当該各画像形成装置20に問い合わせる必要はなく、処理の迅速化、効率化を図ることができる。機器一覧取得部143は、MIB情報記憶部142から画像形成装置20の一覧情報を取得する。一覧情報とは、例えば、各画像形成装置20のIPアドレス、MACアドレス、NIC(Network Interface Card)種別、機種名等の情報を含む。NIC種別は、ネットワーク機器のNICの種別を表すコードである。機種名は、画像形成装置20の機種(モデル)を識別するための名前である。機器一覧取得部143が取得した一覧情報は、Webページ生成部12によって生成される機器一覧ページに表示される情報の元となる。
【0026】
機器MIB情報設定部144は、端末30に表示されたパラメータ設定ページにおいて設定された値によって画像形成装置20のMIB情報の値を更新する。機器SOAP情報設定部147は、端末30に表示されたパラメータ設定ページにおいて設定された値によって画像形成装置20のSOAP情報の値を更新する。
【0027】
パラメータ変換部145は、MIB情報を構成するパラメータのパラメータ名をOIDに変換したり、SOAP情報を構成するパラメータのパラメータ名をObject名及びField名に変換したりする。OID(Object IDentifier)とは、MIBに格納されている各管理情報(オブジェクト)を識別するための識別子をいう。Object名及びField名は、SOAPにおいてパラメータを一意に識別するための名称である。パラメータ情報記憶部146は、各パラメータについての各種情報が予め登録されている記憶領域である。各パラメータについての各種情報は、テーブル形式で登録されている。このテーブルをパラメータ情報テーブルという。このパラメータ情報テーブルに登録される情報がここでは適用可否情報となる。
【0028】
図4は、パラメータ情報テーブルのデータ構成を例示する図である。同図においては、各パラメータについて、名前及び設定可否情報が示されている。設定可否情報とは、コントローラ種別によって分類されたカテゴリ毎(A、B、およびC)に、各パラメータの設定の可否を示すものである。同図においては、MIBにより設定可能なものには「MIB」が示され、SOAPにより設定可能なものには「SOAP」が示され、いずれにより設定不可能なものには「Disable」が示されている。更に、MIBで設定可能なパラメータにはMIBのOID名及びOIDが示されており、SOAPで設定可能なパラメータにはSOAPのObject名及びField名が示されている。OID名は、パラメータに付されたOIDに対して一対一に付けられた名前であり、機器管理プログラム内でそれぞれのパラメータのOIDを識別するために用いられる。OIDは、パラメータのOIDの値である。
【0029】
一方、画像形成装置20は、通信制御部25、MIB情報記憶部26、リセット制御部27及びSOAP情報記憶部28を有する。通信制御部25は、管理装置10との通信を制御する。本実施の形態においては、管理装置10と画像形成装置20との通信はSNMPによって行われる。従って、通信制御部25は、管理装置10からのSNMPによる要求を解釈し、当該要求に対応した処理を実行する。
【0030】
MIB情報記憶部26は、画像形成装置20におけるMIB情報が保存されている記憶領域である。SOAP情報記憶部28は、画像形成装置20におけるSOAP情報が保存されている記憶領域である。リセット制御部27は、画像形成装置20におけるパラメータが更新された後に、当該パラメータの更新を、画像形成装置20の動作に反映させるために画像形成装置20を再起動(リセット)させるための処理を実行する。
【0031】
(2)動作
次に、本実施の形態にかかる機器管理システムにおいて行う処理の手順について説明する。まず、画像形成装置のMIB情報を構成するパラメータを設定する処理の手順について図5〜6を用いて説明する。端末30は、ユーザからの入力に基づいて、パラメータの設定対象とする画像形成装置20を選択するためのWebページ(機器一覧ページ)の送信要求(HTTPリクエスト)を管理装置10に対して送信する(ステップS101)。ユーザからの入力としては、Webブラウザへの機器一覧ページに対するURLの入力や、他のWebページからのページ切り替えの指示等が挙げられる。次いで、httpd11が、端末30からのHTTPリクエストを受信すると、Webページ生成部12を呼び出し、Webページ生成部12に対して機器一覧ページの生成を要求する(ステップS102)。Webページ生成部12は、フロントエンド部13のコントローラ種別判断部131に対して管理装置10の管理下にある画像形成装置の一覧情報であって、当該一覧情報に含まれるそれぞれの画像形成装置のコントローラの種別によって、それぞれの画像形成装置20をカテゴリ分けしたもの(以下、「機器カテゴリ一覧」という。)の提供を要求する(ステップS103)。
【0032】
次いで、コントローラ種別判断部131は、機器管理部14の機器一覧取得部143に対して、管理装置10の管理下にある画像形成装置20の一覧情報(機器一覧)の提供を要求する(ステップS104)。機器一覧取得部143は、機器情報記憶部142より機器一覧を取得し、当該機器一覧をコントローラ種別判断部131に対して出力する(ステップS105)。コントローラ種別判断部131は、機器一覧を構成する各画像形成装置20について、そのMACアドレスとNIC種別に基づいてコントローラの種別(コントローラ種別)を判断することにより、各画像形成装置20をカテゴリ分けする(ステップS106)。コントローラ種別判断部131は、この処理を、機器一覧を構成する画像形成装置20の数だけ繰り返す。
【0033】
各画像形成装置20のコントローラ種別を、「A」、「B」又は「C」に分類した後、コントローラ種別判断部131は、コントローラ種別の分類が付加された機器一覧(機器カテゴリ一覧)をWebページ生成部12に対して出力する(ステップS108)。次いで、Webページ生成部12は、機器カテゴリ一覧に基づいて機器一覧ページを生成し(ステップS109)、当該機器一覧ページをhttpd11に対して出力する(ステップS110)。その後、httpd11が、機器一覧ページを端末30に対して送信すると(HTTPレスポンス)(ステップS111)、機器一覧ページが端末30のWebブラウザによって表示される。機器一覧ページにおいては、例えば、管理装置10の管理下にある画像形成装置20を識別するためのIPアドレスなどの情報がコントローラ種別の順に表示される。
【0034】
そして、端末30においてユーザが、機器一覧ページにおいてパラメータの設定対象とする画像形成装置20(以下、「設定対象機器」という。)を選択する操作入力を行うと、端末30は、設定対象機器に対して設定するパラメータの値を入力するためのパラメータ設定ページの送信を管理装置10に対して要求する(ステップS112)。
【0035】
管理装置10では、httpd11によってWebページ生成部12が呼び出されると(ステップS113)、Webページ生成部12は、フロントエンド部13の機器サポートパラメータ判断部132に対して、全ての設定対象機器において共通にサポートされているパラメータの一覧情報(以下、「共通パラメータ一覧」という。)の提供を要求する(ステップS114)。機器サポートパラメータ判断部132は、設定対象機器として選択された各画像形成装置20について、当該画像形成装置20に設定可能なパラメータ(サポートパラメータ)を判断する(ステップS115)。具体的には、まず、機器サポートパラメータ判断部132は、設定対象機器として選択された画像形成装置20を1つずつ処理対象として、そのコントローラ種別をステップS106において生成した機器カテゴリ一覧より取得する。そして、機器サポートパラメータ判断部132は、パラメータ情報記憶部146のパラメータ情報テーブルの設定可否情報を参照して、当該テーブルにその情報が管理されている全てのパラメータについて設定可否を判断する。例えば、図4に例示されるパラメータ情報テーブルにおいては、「PasswordPolicy」というパラメータについては、コントローラ種別が「C」の場合にSOAPで設定可能であると判断される。「URL名」というパラメータについては、コントローラ種別が「B」,「C」の場合にMIBで設定可能であると判断される。尚、ステップS117における処理の詳細については特許文献1に記載されているため、ここではその説明を省略する。
【0036】
そして、設定対象機器に対する各パラメータの設定可否を判断した後、機器サポートパラメータ判断部132は、全てのパラメータの中から設定対象機器に含まれる全ての画像形成装置20について共通して設定可能と判断されたパラメータ(共通パラメータという)を判断する(ステップS117)。ここで本実施の形態においては、機器サポートパラメータ判断部132は、全てのパラメータのうち各設定対象機器についてMIB情報及びSOAP情報のうち少なくとも一方で設定可能なパラメータがあればこれを当該設定対象機器において設定可能なパラメータとして取り扱って、設定対象機器に含まれる全ての画像形成装置20について共通して設定可能な共通パラメータを判断する。次いで、機器サポートパラメータ判断部132は、当該共通パラメータの一覧情報(共通パラメータ一覧)をWebページ生成部12に対して出力する(ステップS118)。Webページ生成部12は、パラメータ設定ページを生成し(ステップS119)、当該パラメータ設定ページをhttpd11に対して出力する(ステップS120)。なお、Webページ生成部12は、パラメータ設定ページの生成に際し、共通パラメータのみが設定可能なようにパラメータ設定ページを生成する。例えば、共通パラメータ一覧に含まれないパラメータに対応するGUI部品(テキストボックス、コンボボックス等)をかすれ表示、又は非表示となるようにパラメータ設定ページを生成する。次いで、httpd11が端末30に対してパラメータ設定ページを送信すると(ステップS121)、パラメータ設定ページが端末30のWebブラウザによって表示される。
【0037】
図7〜8は、パラメータ設定ページの表示例を示す図である。同図に示されるように、パラメータ設定ページは、各パラメータについて、パラメータの値を設定するか否かを選択するためのチェックボタンやプルダウンメニューと、パラメータの値を入力するためのGUI部品とが表示されている。ユーザはこのようなパラメータ設定ページにおいて各パラメータについて設定可否を選択することができる。例えば、図7に示される「パスワードポリシー」というパラメータについては、「パスワード」の右横のプルダウンメニューから、パスワードの「あり」又は「なし」を選択することにより、設定可能又は設定不可能を設定することができる。図8に示される「NetWare」というパラメータについては、「有効」又は「無効」のチェックボタンを押下することによりいずれかを選択することにより、設定可能又は設定不可能を設定することができる。そして、ユーザが、パラメータ設定ページにおいて各パラメータの設定可否の値を設定する操作入力を行うと、図6のステップS131に進み、端末30は、管理装置10に対してパラメータの値の設定要求を送信する。
【0038】
次いで管理装置10のhttpd11によってWebページ生成部12が呼び出されると(ステップS132)、Webページ生成部12は、設定対象とされたパラメータ(以下、「設定対象パラメータ」という。)の設定可否の値の設定を機器管理部14の機器MIB情報設定部144に対して要求する(ステップS133)。なお、Webページ生成部12からのパラメータの値の設定要求において、設定対象パラメータは、OID名、又はObject名及びField名によって指定される。
【0039】
そして、機器MIB情報設定部144からの要求に応じ、パラメータ変換部145は、指定された設定対象パラメータを、画像形成装置20が識別可能な識別子に変換する(ステップS134)。ここで、パラメータ変換部145は、設定対象パラメータのうち、MIBで設定可能なパラメータについては、OIDを当該パラメータのOID名に基づいてパラメータ情報テーブルより取得し、当該OIDを機器MIB情報設定部144に対して出力する。また、パラメータ変換部145は、設定対象パラメータのうち、SOAPで設定可能なパラメータについては、当該パラメータのSOAPにおけるObject名及びField名を機器MIB情報設定部144に対して出力する。
【0040】
機器MIB情報設定部144は、設定対象機器に含まれる画像形成装置20に対して、設定対象パラメータに対する値の設定を要求する(ステップS135)。画像形成装置20に対する要求において、設定対象パラメータは、MIBで設定可能なパラメータについてはOIDによって指定され、SOAPで設定可能なパラメータについてはObject名及びField名によって指定される。なお、機器MIB情報設定部144より画像形成装置20に対して送信される情報は、暗号化したものであっても良い。
【0041】
一方、画像形成装置20は、ステップS135で値の設定が要求された設定対象パラメータについてMIB情報記憶部26において当該値を設定すると(ステップS136)、設定が完了した旨を通信制御部25によって管理装置10に対して送信する(ステップS137)。
【0042】
そして、機器MIB情報設定部144は、画像形成装置20に対してパラメータを設定した旨をWebページ生成部12に対して通知する(ステップS138)。なお、上述したステップS133〜S138までの処理は、設定対象パラメータの数だけ繰り返される。そして、設定対象パラメータの全てについて値の設定が完了すると、Webページ生成部12は、機器MIB情報設定部144に対して画像形成装置20のリセット(再起動)を要求する(ステップS140)。ここで画像形成装置20のリセットを要求するのは、パラメータの値の設定を画像形成装置20における動作に反映させるためである。そして、機器MIB情報設定部144は、画像形成装置20に対してリセットの要求を送信する(ステップS141)。
【0043】
一方、画像形成装置20のリセット制御部27は、画像形成装置20のリセットを実行することにより(ステップS142)、画像形成装置20は、新たに設定されたパラメータを読み込む。これによって、以降の画像形成装置20における処理は、更新された値に基づくものとなる。その後、通信制御部25が、リセットが完了した旨を管理装置10に対して送信すると(ステップS143)、その旨が、機器MIB情報設定部144を介してWebページ生成部12に対して通知される(ステップS144)。なお、上述したステップS133〜S144までの処理は、設定対象機器の数だけ繰り返される。
【0044】
そして、設定対象機器に含まれる全ての画像形成装置20に対してパラメータの設定及びリセットが実行されると、Webページ生成部12は、httpd11に対して、パラメータの設定が完了した旨を通知するためのWebページ(以下、「設定完了通知ページ」という。)を出力する(ステップS146)。そして、httpd11が設定完了通知ページを端末30に対して送信すると、設定完了通知ページが端末30のWebブラウザによって表示される(ステップS147)。
【0045】
以上のような構成によれば、画像形成装置がMIB情報を構成するパラメータの設定値の適用を行うための設定手段やSOA情報を構成するパラメータの設定値の適用を行うための設定手段などの複数の設定手段を有する場合でも、複数の画像形成装置に対してパラメータの設定値を同時に適用することが可能になる。このように複数の設定手段を画像形成装置が有する場合、設定値がいずれの設定手段でも設定が可能な場合には、管理装置としてはどちらの設定手段を用いても設定は可能となる。しかし、画像形成装置に不具合等の問題が生じ、いずれか一方の設定手段に不具合が発生した場合に、管理装置からその設定手段で設定を行うと設定が正しく反映されないなどの問題が発生する場合には、通常はその不具合を対策する必要がある。しかし、管理装置が複数の画像形成装置を管理している場合、同じ不具合がいくつかの画像形成装置で起こる可能性が十分に考えられる。この場合、その全ての画像形成装置の不具合を解消しなければ、管理装置からの設定を全ての画像形成装置へ正常に動作させることができなくなってしまう恐れがある。このような問題に対し、本実施の形態においては、画像形成装置側の不具合を解消しなくても、管理装置側で適用可否情報としてパラメータ情報テーブルに登録される情報を外部から更新することで、複数の画像形成装置に対してパラメータの設定値を同時に適用することが問題なくできるようになる。このため、画像形成装置側の不具合を解消しなければならない場合に比べて、手間を大幅に削減することが可能となる。
【0046】
尚、画像形成装置は年々、機能が追加されるため、設定可能なパラメータについても増加する傾向がある。また低価格の機種と高価格の機種とにおいても、搭載される機能により、設定可能なパラメータについて機種間でばらつきが頻繁に発生する恐れがある。これらの多彩な機種への対応を管理装置で行うためには頻繁な機種対応が必要となってくるために、管理装置の管理者の手間は膨大なものになってくることが考えられる。このような問題に対処すべく、上述した実施の形態の管理装置10のソフトウェア構成において、設定値の適用が可能か否かを示す適用可否情報を画像形成装置20から取得可能か否かを判断する判断部を新たに備えるように構成しても良い。そして、適用可否情報を取得可能な機種については、管理装置10は当該画像形成装置20から適用可能情報を取得して、管理装置10内のパラメータ情報テーブルを更新する。このような構成によれば、新たな機種が管理装置における管理対象に加わっても、管理装置自体の改造等を行わなくても、複数の画像形成装置に対して同時に設定値を適用することが可能となる。従って、管理装置の管理者の手間を掛けずに機種対応を行うことが可能になる。
【0047】
[変形例]
なお、本発明は前記実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、前記実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせてもよい。また、以下に例示するような種々の変形が可能である。
【0048】
上述した実施の形態において、管理装置10で実行される各種ソフトウェア(プログラム)を、インターネット等のネットワークに接続されたコンピュータ上に格納し、ネットワーク経由でダウンロードさせることにより提供するように構成しても良い。また当該各種ソフトウェアを、インストール可能な形式又は実行可能な形式のファイルでCD−ROM、フレキシブルディスク(FD)、CD−R、DVD(Digital Versatile Disk)等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。画像形成装置20で実行される各種ソフトウェアについても同様である。
【図面の簡単な説明】
【0049】
【図1】一実施の形態における機器管理システムの構成を例示する図である。
【図2】同実施の形態における管理装置10及び画像形成装置20のソフトウェア構成を例示する図である。
【図3】同実施の形態におけるフロントエンド部、機器管理部及び画像形成装置の機能的構成を具体的に説明するための図である。
【図4】同実施の形態におけるパラメータ情報テーブルのデータ構成を例示する図である。
【図5】同実施の形態における画像形成装置のMIB情報を構成するパラメータを設定する処理の手順を示すフローチャートである。
【図6】同実施の形態における画像形成装置のMIB情報を構成するパラメータを設定する処理の手順を示すフローチャートである。
【図7】同実施の形態におけるパラメータ設定ページの表示例を示す図である。
【図8】同実施の形態におけるパラメータ設定ページの表示例を示す図である。
【符号の説明】
【0050】
1 機器管理システム
10 管理装置
12 Webページ生成部
13 フロントエンド部
14 機器管理部
20 画像形成装置
25 通信制御部
26 MIB情報記憶部
27 リセット制御部
28 SOAP情報記憶部
30 端末
40 ネットワーク
131 コントローラ種別判断部
132 機器サポートパラメータ判断部
141 情報MIB取得部
142 機器情報記憶部
143 機器一覧取得部
144 機器MIB情報設定部
145 パラメータ変換部
146 パラメータ情報記憶部
147 機器SOAP情報設定部

【特許請求の範囲】
【請求項1】
クライアント装置からの要求に基づきネットワークに接続された複数の被管理装置に対する設定値の適用を行う管理装置であって、
前記被管理装置は前記設定値の適用を行うための設定手段を複数有しており、
前記複数の被管理装置のそれぞれの所定の属性の値に基づいて、前記複数の被管理装置のそれぞれが複数の所定のカテゴリのいずれに属するかを判断する第1の判断手段と、
複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に且つ複数の前記設定手段毎に適用の可否を示す適用可否情報を記憶する記憶手段と、
前記適用可否情報の前記記憶手段への記憶及び前記記憶手段からの読み出しを制御する設定値制御手段と、
前記複数の被管理装置のそれぞれについて、前記第1の判断手段によって判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいて複数の前記設定手段毎に複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断し、複数の前記設定手段のうち少なくとも一方の設定手段において適用可能な設定値について、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する第2の判断手段とを備える
ことを特徴とする管理装置。
【請求項2】
複数の前記設定手段の1つは、前記被管理装置におけるMIB(Management Information Base)情報を構成するパラメータの設定値の適用を行うためのものであり、
複数の前記設定手段の1つは、前記被管理装置におけるSOAP(Simple Object Access Protocol)情報を構成するパラメータの設定値の適用を行うためのものであり、
前記適用可否情報は、前記所定のカテゴリ毎に且つMIB情報を構成するパラメータの設定値の適用の可否及びSOAP情報を構成するパラメータの設定値の適用の可否を示すものであり、
前記第2の判断手段は、前記第1の判断手段によって判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいてMIB情報及びSOAP情報のそれぞれについて複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断し、MIB情報及びSOAP情報のうち少なくとも一方について適用可能な設定値について、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する
ことを特徴とする請求項1に記載の管理装置。
【請求項3】
前記適用可否情報は、適宜更新され得る情報であり、
更新された前記適用可否情報を取得する取得手段を更に備える
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の管理装置。
【請求項4】
クライアント装置からの要求に基づきネットワークに接続された複数の被管理装置に対する設定値の適用を行う管理装置であって、
前記複数の被管理装置のそれぞれの所定の属性の値に基づいて、前記複数の被管理装置のそれぞれが複数の所定のカテゴリのいずれに属するかを判断する第1の判断手段と、
複数の所定のカテゴリ毎に、被管理装置に設定値の適用が可能か否かを示す適用可否情報を取得可能か否かを判断する第2の判断手段と、
複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に前記適用可否情報を記憶する記憶手段と、
前記適用可否情報の取得が可能であると前記第2の判断手段が判断した場合に、前記被管理装置から前記適用可否情報を取得する取得手段と、
複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に前記適用可否情報の前記記憶手段への記憶及び前記記憶手段からの読み出しを制御する手段であり、前記取得手段が新たな前記適用可否情報を取得した場合に、前記記憶手段において当該適用可否情報を更新する設定値制御手段と、
前記複数の被管理装置のそれぞれについて、前記第1の判断手段によって判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいて複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断することにより、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する第3の判断手段とを備える
ことを特徴とする管理装置。
【請求項5】
クライアント装置からの要求に基づきネットワークに接続された複数の被管理装置に対する設定値の適用を行う管理装置であって、
前記被管理装置は前記設定値の適用を行うための設定手段を複数有しており、
前記複数の被管理装置のそれぞれの所定の属性の値に基づいて、前記複数の被管理装置のそれぞれが複数の所定のカテゴリのいずれに属するかを判断する第1の判断手段と、
複数の所定のカテゴリ毎に、被管理装置に設定値の適用が可能か否かを示す適用可否情報を取得可能か否かを判断する第2の判断手段と、
複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に且つ複数の前記設定手段毎に適用の可否を示す適用可否情報を記憶する記憶手段と、
前記適用可否情報の取得が可能であると前記第2の判断手段が判断した場合に、前記被管理装置から前記適用可否情報を取得する取得手段と、
複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に前記適用可否情報の前記記憶手段への記憶及び前記記憶手段からの読み出しを制御する手段であり、前記取得手段が新たな前記適用可否情報を取得した場合に、前記記憶手段において当該適用可否情報を更新する設定値制御手段と、
前記複数の被管理装置のそれぞれについて、前記第1の判断手段によって判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいて複数の前記設定手段毎に複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断し、複数の前記設定手段のうち少なくとも一方の設定手段において適用可能な設定値について、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する第3の判断手段とを備える
ことを特徴とする管理装置。
【請求項6】
クライアント装置からの要求に基づきネットワークに接続された複数の被管理装置に対する設定値の適用を行う管理装置で実行される設定値適用方法であって、
前記被管理装置は前記設定値の適用を行うための設定手段を複数有していると共に、第1の判断手段と、記憶制御手段と、設定値制御手段と、第2の判断手段とを有しており、
前記第1の判断手段が、前記複数の被管理装置のそれぞれの所定の属性の値に基づいて、前記複数の被管理装置のそれぞれが複数の所定のカテゴリのいずれに属するかを判断する第1の判断ステップと、
前記記憶制御手段が、複数の前記設定値のそれぞれについて前記所定のカテゴリ毎に且つ複数の前記設定手段毎に適用の可否を示す適用可否情報を記憶手段に記憶させる記憶制御ステップと、
前記設定値制御手段が、前記適用可否情報の前記記憶手段への記憶及び前記記憶手段からの読み出しを制御する設定値制御ステップと、
前記第2の判断手段が、前記複数の被管理装置のそれぞれについて、前記第1の判断ステップで判断された当該被管理装置の属するカテゴリに対する前記適用可否情報に基づいて複数の前記設定手段毎に複数の前記設定値のそれぞれの適用の可否を判断し、複数の前記設定手段のうち少なくとも一方の設定手段において適用可能な設定値について、前記複数の被管理装置の全てに対して共通して適用可能な設定値を判断する第2の判断ステップとを含む
ことを特徴とする設定値適用方法。
【請求項7】
請求項6に記載の設定値適用方法をコンピュータに実行させることを特徴とする設定値適用プログラム。
【請求項8】
請求項7に記載された設定値適用プログラムを格納したコンピュータの読み取り可能な記録媒体。

【図1】
image rotate

【図2】
image rotate

【図3】
image rotate

【図4】
image rotate

【図5】
image rotate

【図6】
image rotate

【図7】
image rotate

【図8】
image rotate


【公開番号】特開2010−26707(P2010−26707A)
【公開日】平成22年2月4日(2010.2.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2008−186185(P2008−186185)
【出願日】平成20年7月17日(2008.7.17)
【出願人】(000006747)株式会社リコー (37,907)
【Fターム(参考)】