説明

簡易型携帯電話システムを使用した監視カメラシステム

【課題】侵入者などがケーブルを切断してしまうと画像を得られないし、すぐには異常を検出できない。
【解決手段】カメラ部12と携帯電話11とからなる無線電話端末10では着信を待ってシステムチェックを行ったり画像を撮影した画像データを転送するなどの待機処理を実行しており、無線基地局20を有するサービス制御局40では、設定された無線電話端末10を呼び出し、応答しなければシステム異常として緊急連絡したり現場に急行するなどの緊急処理を実行するし、応答した場合には、システムチェックデータを判断したり画像データを転送したり監視するなどの監視処理を実行するようにしたため、有線の場合のようにケーブルが切断されて監視できなくなったりすることもないし、監視できなくなった場合には次の呼び出しに応答できないので確実にこれを検知することができるようになる。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、無線基地局を介してサービス制御局と無線電話端末とが定常的に制御信号による応答を行う簡易型携帯電話システムを使用した監視カメラシステムに関する。
【背景技術】
【0002】
従来の監視カメラシステムでは、監視したい場所に監視カメラを設置するとともに、監視者のいる場所にモニタを設置し、その間にケーブルを敷設していた。すなわち、有線ケーブルを敷設し、監視カメラの設置場所とは異なる場所で画像をモニタして監視を行っていた。
【特許文献1】特開平06−319142号公報
【特許文献2】特開昭59−219038号公報
【特許文献3】実開平4−29282号公報
【特許文献4】特開平7−46557号公報
【特許文献5】特開平7−200971号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
上述した従来の監視カメラシステムにおいては、監視カメラがケーブルを介して接続されているため、侵入者などがケーブルを切断してしまうと画像を得られないし、すぐにはケーブルの切断などの異常を検出できないという課題があった。
本発明は、上記課題にかんがみてなされたもので、断線などによる障害を防止するとともに、異常の発生をいち早く検出することが可能な監視カメラシステムの提供を目的とする。
【課題を解決するための手段】
【0004】
上記目的を達成するため、請求項1にかかる発明は、無線基地局を介してサービス制御局と無線電話端末とが定常的に制御信号による応答を行う簡易型携帯電話システムを使用した監視カメラシステムであって、上記無線電話端末は、監視カメラと、同監視カメラから画像データを取り込んで転送を行なう画像データ送信手段とを備え、上記サービス制御局は、上記無線基地局を介して無線電話端末を呼び出す端末呼出手段と、この端末呼出手段にて呼び出して上記無線電話端末が未応答であったときに所定の未応答処理を行なう未応答処理手段と、上記無線電話端末が応答したときに所定の応答処理を行なう応答処理手段とを備えた構成としてある。
【0005】
[作用]
上記のように構成した請求項1にかかる発明においては、サービス制御局の端末呼出手段が無線基地局を介して無線電話端末を呼び出し、無線電話端末が未応答であったときには未応答処理手段が緊急連絡などの所定の処理を行なう。一方、無線電話端末が応答すれば設定に応じて無線電話端末の画像データ送信手段が監視カメラから画像データを取り込んで転送を行なうとともに応答処理手段では転送される画像データを受信して転送などの所定の処理を行う。
【0006】
ここにおいて、無線電話端末の呼び出しは、一般的な通話の呼び出しとして行うことも可能であるし、制御用チャンネルを利用した制御信号の応答だけであってもよい。制御信号の応答による呼び出しであれば、通話用のチャンネルを必要とすることはない。また、応答があった場合に、画像データを送受信するか否かは設定に応じ、画像データを送信可能な状態となっていることが確認できるだけでも構わない。
【発明の効果】
【0007】
以上説明したように本発明は、無線電話端末を呼び出して応答の有無で場合分けして監視しているので、有線の場合のようにケーブルの切断などによる障害を防止しつつ、無線電話端末が未応答となればすぐに異常と判断することが可能な監視カメラシステムを提供することができる。
【発明を実施するための最良の形態】
【0008】
以下、図面にもとづいて本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる無線電話端末を斜視図により示しており、図2はシステム全体を概略図により示している。
同図において、無線電話端末10は、点在して配置される無線基地局20と無線による送受信を行い、同無線基地局20は商用ディジタル通信網30を介してサービス制御局40に接続されている。また、同サービス制御局40は同商用ディジタル通信網30などを介して警備会社50と依頼者60に接続されている。本実施形態においては、警備会社50と依頼者60が商用ディジタル通信網30に接続された固定電話端末を想定しているが、何らかの形で連絡できればよく、無線電話端末70であっても良いし、あるいはディジタル網・アナログ網交換装置80を介して接続されるアナログ回線の固定電話端末など、無線電話端末10と通信可能なものであればよい。
【0009】
無線電話端末10は、着信時に指令を受けて監視カメラから画像データを取り込んで転送するため、携帯電話11と、この携帯電話11に接続されたカメラ部12とからなる。携帯電話11はいわゆるPHSと称されるTDMA/TDD方式を採用したディジタル無線電話であり、32キロビット/秒の伝送容量を備え、また、上記サービス制御局40とは位置情報の更新などのために定常的に制御信号を送受信している。カメラ部12はCCD撮像素子を備えており、上記携帯電話11のディジタル入力端子に接続されている。かかる携帯電話11とカメラ部12とは監視の必要な場所に設置する。
【0010】
本実施形態においては、既存のハードウェアを利用しやすいように携帯電話11とカメラ部12とを別体として構成しているが、一体となっているテレビ電話型のものを利用することも可能であるし、さらには、監視場所に据え付けやすくするようにブラケットを備えることも可能である。また、レンズについても固定のものであっても良いし、交換可能なものとしても良い。この場合、広い範囲を撮影可能なように広角とすることもできるし、所定部分をアップで撮影できるように望遠とすることもできる。また、ズーム、チルト、パン機能を持たせても良い。
【0011】
また、長時間の監視のためには商用電源に接続して内蔵電池を逐次充電可能とすることもできる。さらに、商用電源を配線しにくいような場所においては図3に示すように太陽電池パネル13を接続し、昼間の間に充電させておくことも可能である。充電機能を備えている方が好ましいが、明るい状態でのみ作動させることを前提とする場合には必ずしも必要ではない。
この携帯電話11では、図4〜図6に示すフローチャートに対応したソフトウェアによる端末側制御を行っている。まず、当該携帯電話11の利用モードを設定可能としてあり、所定の機能設定内にてモード設定を選択し、図4に示すようにしてステップ110にて通常電話として利用するか監視カメラとして利用するかを選択する。通常電話モードでは通常の着信と発信とを行い、監視カメラモードでは、図5及び図6に示す待機処理と画像送信処理とを実行する。すなわち、待機処理では、ステップ120にて、常時、着信の有無を監視しており、着信があった場合にはステップ121にて応答処理として画像データを要求しているか単にシステムチェックを要求しているかを判断し、画像データを要求している場合にはステップ122にて画像送信のためのサブルーチンに分岐する。応答処理については、監視画像を転送すること自体も重要であるが、応答できたか否かも重要な要素であり、予めサービス制御局40の側のデータ設定のステップ218にてチェックオプションとして画像データ要求かシステムチェックかのいずれかを選択しておく。
【0012】
分岐された画像送信処理ではステップ130にてカメラ部12に対して監視画像を撮影させ、ステップ132にて画像データを当該携帯電話11から送信する。画像データの送信が終わったら画像送信処理を終了して待機処理に戻り、ステップ124にてオンフックして回線を切断した後、ステップ120の着信待機状態に戻る。これに対し、システムチェック要求である場合には、ステップ126にて当該携帯電話11が正常に作動しているか否かのシステムチェックを行い、同システムチェックデータを送信する。
【0013】
本実施形態においては、利用者が携帯電話11のモード設定を行うようにしているが、例えば、カメラ部12を接続した場合には自動的に監視カメラモードとなるように制御することも可能である。また、画像の撮影についても着信時にのみ撮影するのではなく、一定間隔で撮影しておいて着信時にまとめて送信することも可能である。さらに、侵入者を検知するセンサを配置しておき、同センサが作動したときには撮影間隔を短くして複数の画像を撮影しておいて送信するようにすることもできる。さらに、画像データ要求かシステムチェックかの選択を無線電話端末10の側で設定するようにしてもよい。
【0014】
一方、サービス制御局40においては、図7及び図8に示すフローチャートに対応したデータ設定処理と監視処理とを行っており、上記無線電話端末10を呼び出し、呼び出した無線電話端末10が未応答であれば緊急連絡し、無線電話端末10が応答したときにはシステムチェックデータを受信したり、転送される画像データを受信して転送あるいは保存するという所定の処理を実行する。
無線電話端末10を呼び出すため、あらかじめデータの設定を行っておく必要がある。データ設定では、上述したステップ218のチェックオプションの他、ステップ210にて呼び出す無線電話端末10であるカメラ端末の電話番号を設定するとともに、ステップ212にて未応答の場合の緊急連絡先を設定し、ステップ214にて画像データの転送先を設定する。呼び出す無線電話端末と、緊急連絡先と、転送先の電話番号は基本的に必須のものであるが、緊急連絡先と転送先については同一とすることも可能である。
【0015】
また、ステップ216にて同画像データを転送する際のオプションを設定する。本実施形態においては、例えば、画像データを受信するごとに転送する逐次転送オプションと、所定時間ごとに一括して転送する一括転送オプションとを選択可能としてある。転送方法については、さらにこれらを組み合わせ、上述したように無線電話端末10の側で侵入者をセンサで検知した場合には連続して画像を転送するなど、適宜変更可能である。
【0016】
このように呼び出す無線電話端末の電話番号が設定されている状態で、サービス制御局40はステップ220にてカメラ端末の電話番号を選択し、ステップ222にて呼びを行う。カメラ端末の電話番号を選択するにあたっては、リストどおりに順番に選択しても良いし、ランダムに選択することも可能である。また、必要頻度を設定しておいて、選択する頻度を変更することも可能である。無線電話端末10に対する呼びについては、通常の通話のように呼びを行なう。しかし、チェックオプションでシステムチェックの要求だけを行うような場合には、通話用のチャンネルを使用しなくても、定常的に送受される制御信号を利用して制御チャンネルだけで呼びを行ない、システムチェックを要求するようにしても良い。
【0017】
通常の無線、あるいは無線電話システムの場合は通話可能なチャンネル数が決まっている。従って、あるときに通話チャンネルが全て利用されてしまうとすると、発呼する意図がシステムチェックであっても発呼することができなくなる。このような事態が生じてしまうとなれば、監視システムとしてはいっきに信頼度が低下してしまう。しかるに、簡易型携帯電話システムの場合、制御チャンネルは通話用チャンネルが全て使用していても常に利用できる。このため、システムチェックは常時同じ頻度で行うことができ、システムの信頼性を向上させることができる。
【0018】
呼びを行った場合、無線電話端末10の応答によって上述した未応答の場合と応答した場合とで処理が異なる。未応答か否かは、ステップ224にて応答の有無を判断し、ステップ226にて呼びを開始してから指定した時間以上経過したか否かで判断する。無線電話端末10では前述したように着信を待って画像データを転送するよう待機しているので、システムが正常であれば所定時間以内に着信する。従って、呼びを受けてから指定時間以内に着信がなければ故障または侵入者が監視カメラを壊している状態が考えられ、ステップ228にて緊急連絡先に自動的に連絡する。この緊急連絡先は、データ設定処理にて記録されているが、警備会社50であったり、依頼者60である。連絡先については、時間帯によって変更したり、両方に電話したり、あるいは警察に連絡するようにしても良い。かかる処理が未応答処理に対応する。
【0019】
一方、応答した場合には、ステップ229にて画像データ要求を行うのかシステムチェックの要求を行なうのかを判断して、それぞれに応じた指令コマンドを無線電話端末10に送信する。この場合はサービス制御局の側が指令コマンドを送信するようにしているが、上述したように携帯電話11の側で設定されている場合にはサービス制御局40が呼処理をしたときに携帯電話11側から自動的に送信されるデータを判断してステップ229にて分岐処理すればよい。
【0020】
画像データを要求する場合、無線電話端末10からカメラ部12が撮影した画像データが送信されてくるため、この画像データの処理を判別する。すなわち、データ設定において、逐次転送オプションか一括転送オプションのどちらを選択しているか判断する。
一括転送オプションが設定されている場合は、ステップ232にてとりあえず受信して保存する。そして、ステップ234にて一括転送するタイミングか否かを判断する。例えば、五回ごとに転送する場合、一回目から四回目までは転送タイミングでないと判断してこの監視処理を終了する。しかし、五回目であった場合は、ステップ236にて転送先を呼び出す。この転送先は上述したデータ設定にて設定したものである。所定の時間内に応答して接続できれば(ステップ238)、ステップ240にて転送し、所定の時間内に応答できなければ(ステップ238)、ステップ242にてエラー画像として保存する。保存されたエラー画像の処理については、各種の方法が考えられるが、ハードコピーしてファクスなどの別手段で転送したり、操作者に別手段による連絡を促しても良い。この場合、緊急連絡先に連絡するようにしても良い。本実施形態においては、五回目ごとに転送するようにしているが、画像データの比較を行い、変化があったら転送タイミングであるか否かを問わずに転送するようにしても良い。また、夜間は通信量が少なくなるのが普通であるので、夜間は画像データを頻繁に送るようにしても良い。これは、夜間の監視の需要が大きいため、極めて好都合となる。
【0021】
逐次転送オプションが設定されている場合は、ステップ236以下と同じ処理を行い、毎回転送先を呼び、受信した画像を保存することなく転送する。受信画像を保存するか否かはシステムの状況に応じて適宜変更可能であり、画像データを受信して保存し、保存したデータを転送するようにしても良い。この場合、例えば、過去五回分の画像データをサービス制御局40で保存しておくというようにすることもできる。
【0022】
一方、システムチェックの場合には応答があったことだけでシステムが正常と判断するわけではなく、ステップ246にてシステムチェックデータを受信して正常か否かを判断する。正常であれば当該監視処理を終了すればよいが、正常でないと判断した場合、例えば、カメラに異常があるような場合などには念のためにステップ228に分岐して上述した緊急連絡などを行う。
以上の処理が応答処理に対応するが、必ずしも上述した処理に限定されるものではなく、少なくとも応答した無線電話端末10に対して何らかの方法で処理すればよい。例えば、上述した実施形態では画像データを転送することを基準にしているが、受信された画像データから元の画像を復元し、同画像を見て異常の有無を判断しても良い。この場合、無線電話のサービス制御局が行うのではなく、警備会社の側でカメラ端末を呼び出し、応答した場合は画像を確認し、未応答であれば現場に急行するなどの緊急処理を実行すればよい。
【0023】
このように、カメラ部12と携帯電話11とからなる無線電話端末10では着信を待ってシステムチェックを行ったり画像を撮影した画像データを転送するなどの待機処理を実行しており、無線基地局20を有するサービス制御局40では、設定された無線電話端末10を呼び出し、応答しなければシステム異常として緊急連絡したり現場に急行するなどの緊急処理を実行するし、応答した場合には、システムチェックデータを判断したり画像データを転送したり監視するなどの監視処理を実行するようにしたため、有線の場合のようにケーブルが切断されて監視できなくなったりすることもないし、監視できなくなった場合には次の呼び出しに応答できないので確実にこれを検知することができるようになる。
【0024】
なお、サービス制御局の主たる業務は通信サービスであるので、サービス制御局はシステムチェックだけを行い、画像データ処理は警備会社または依頼者が通話チャンネルを利用して行うようにすれば、既存の施設の変更も極めて少なくすることができる。
また、上述した実施形態においては、サービス制御局40の側から発呼処理をしているが、サービス制御局40と無線電話端末10とが定常的に制御信号による応答を行うものであればよいから、無線電話端末10の側から発呼処理を行うことも可能である。この発呼処理を行うタイミングとしては、定期的でも良いし、侵入者の検知などの異常時でも良いし、これらの組み合わせでも良い。むろん、この場合にも制御チャンネルを利用して制御信号の応答を行うようにするものであってもよく、このときには検知データを含めたシステムチェックデータを送信するようにすればよい。一方、サービス制御局40の側においては、特にかかる無線電話端末10の監視というのではなくて通常の制御信号の応答だけを実行しつつ、このような監視カメラを備えた無線電話端末10との制御信号の応答を受け付けたときに上述した処理を開始するようにしても良い。
【図面の簡単な説明】
【0025】
【図1】本発明の一実施形態にかかる無線電話端末の斜視図である。
【図2】システム全体の概略ブロック図である。
【図3】太陽光発電パネルを利用した無線電話端末の斜視図である。
【図4】モード設定処理に対応するフローチャートである。
【図5】待機処理に対応するフローチャートである。
【図6】画像送信処理に対応するフローチャートである。
【図7】データ設定処理に対応するフローチャートである。
【図8】監視処理に対応するフローチャートである。
【符号の説明】
【0026】
10…無線電話端末
11…携帯電話
12…カメラ部
20…基地局
30…商用ディジタル通信網
40…制御局
50…警備会社
60…依頼者

【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線基地局を介してサービス制御局と無線電話端末とが定常的に制御信号による応答を行う簡易型携帯電話システムを使用した監視カメラシステムであって、
上記無線電話端末は、監視カメラと、同監視カメラから画像データを取り込んで転送を行なう画像データ送信手段とを備え、
上記サービス制御局は、上記無線基地局を介して無線電話端末を呼び出す端末呼出手段と、この端末呼出手段にて呼び出して上記無線電話端末が未応答であったときに所定の未応答処理を行なう未応答処理手段と、上記無線電話端末が応答したときに所定の応答処理を行なう応答処理手段とを備えることを特徴とする監視カメラシステム。
【特許請求の範囲】
【請求項1】
無線基地局を介してサービス制御局と無線電話端末とが定常的に制御信号による応答を行う簡易型携帯電話システムを使用した監視カメラシステムであって、
上記無線電話端末は、監視カメラと、侵入者を検知するセンサと、同監視カメラから画像データを取り込んで転送を行なう際に画像データを受信するごとに転送する逐次転送オプションの設定と所定時間ごとに一括して転送する一括転送オプションの設定とを選択可能であるとともに同センサで侵入者を検知した場合には同一括転送オプションの設定が選択されていても同監視カメラから画像データを受信するごとに転送する携帯電話とを備え、
上記サービス制御局は、上記無線基地局を介して上記携帯電話を呼び出す端末呼出手段と、この端末呼出手段にて呼び出して上記携帯電話が未応答であったときに所定の未応答処理を行なう未応答処理手段と、上記携帯電話が応答したときに所定の応答処理を行なう応答処理手段とを備えることを特徴とする監視カメラシステム。
【請求項2】
無線基地局を介してサービス制御局と無線電話端末とが定常的に制御信号による応答を行う簡易型携帯電話システムを使用した監視カメラシステムであって、
上記無線電話端末は、監視カメラと、同監視カメラから画像データを取り込んで転送を行なう際に画像データを受信するごとに転送する逐次転送オプションの設定と所定時間ごとに一括して転送する一括転送オプションの設定とを選択可能であるとともに受信した画像データの比較を行って変化があったら転送タイミングであるか否かを問わずに同受信した画像データを転送する携帯電話とを備え、
上記サービス制御局は、上記無線基地局を介して上記携帯電話を呼び出す端末呼出手段と、この端末呼出手段にて呼び出して上記携帯電話が未応答であったときに所定の未応答処理を行なう未応答処理手段と、上記携帯電話が応答したときに所定の応答処理を行なう応答処理手段とを備えることを特徴とする監視カメラシステム。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2006−141058(P2006−141058A)
【公開日】平成18年6月1日(2006.6.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2005−366847(P2005−366847)
【出願日】平成17年12月20日(2005.12.20)
【分割の表示】特願平7−333306の分割
【原出願日】平成7年12月21日(1995.12.21)
【出願人】(000144522)株式会社三洋物産 (4,662)
【Fターム(参考)】