説明

米麩パンの製造技術

【課題】
欧米化しつつある日本の食生活だが米は日本人の体質にあっている。年々高年齢化している現在、従来の米パンのほとんどは製造時にバター、砂糖など一般的な製パン材料を配合している為高カロリーでありまた長期保存は不可能であった。
【解決手段】
本発明は一般的な製パン材料を使用せず米粉に粉末小麦グルテン、重曹を添加して焼き上げた為、軟らかく低カロリーな米麩パンを作る事が出来た。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
米麩パンの製造技術に関するものである。
【背景技術】
【0002】
欧米化しつつある日本の食生活だが日本人にとってなくてはならない主食は米
であり体質にあっている。年々高年齢化している現在、簡単にお米を摂取出来、
しかも軟らかく高蛋白低カロリーである事を条件とした保存可能な米麩パンを発
明した。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
従来の米パンのほとんどは製造時にバター、砂糖など一般的な製パン材料を配
合している為高カロリーであり、長期保存も不可能であった。
【0004】
従来の麩は小麦粉と小麦グルテンを主原料としていた。
【課題を解決するための手段】
【0005】
イーストを使用せず粉末小麦グルテンを使用した。
【0006】
製造時にバター、砂糖など一般的な製パン材料を使用せずに焼き上げた。
【0007】
製造時に重曹を添加した。
【0008】
製造工程で乾燥させた。
【発明の効果】
【0009】
本発明は粉末小麦グルテンを使用する事によって高蛋白な米麩パンを作る事が
出来た。
【0010】
本発明は一般的な製パン材料を使用せずに焼き上げた為、低カロリーな米麩パ
ンを作る事が出来た
【0011】
本発明は重曹を添加する事によってふっくらと膨らみ軟らかい米麩パンを作る事
が出来た。
【0012】
本発明は製造工程で乾燥させる事によって水分値が12.5%〜14%と安定し、保
存可能な米麩パンが出来た。
【0013】
本発明の米麩パンは米粉、粉末小麦グルテン、重曹で出来ている為そのままパ
ンとして食べる事も色々な料理に使用する事も出来る。
【発明を実施するための最良の形態】
【0014】
本発明の実施例を下記に説明する。
【実施例】
【0015】
米粉3kg、粉末グルテン2〜2、5kg、重曹5〜10g、水6〜7kgを攪拌機に入れ攪
拌後、10〜20分間熟成させる。熟成した生地を小分けして練機に入れ3〜5分間
練り、丸めて10〜15分間休ませた後15〜20等分し、5〜10分間水に浸す。180
度〜160度に温めた焼釜に均等に並べ少量の水をかけ13分〜15分間蒸し焼き
にする。その後自然乾燥させる。このようにして出来上がった米麩パンは、程好
い米のサクサク感を残している。
【0016】
米粉3kg、粉末グルテン2〜2、5kg、重曹10〜15g、水6〜7kgを攪拌機に入れ
攪拌後、10〜20分間熟成させる。熟成した生地を小分けして練機に入れ3〜5分
間練り、丸めて10〜15分間休ませた後15〜20等分し、5〜10分間水に浸す。
180度〜160度に温めた焼釜に均等に並べ少量の水をかけ13分〜15分間蒸し
焼きにする。その後自然乾燥させる。このようにして出来上がった米麩パンは、
口の中で綿菓子の様に溶けていくので、お粥の代用となる。
【産業上の利用可能性】
【0017】
一般食としては勿論、老人ホーム、保育園、病院、及びカロリー制限されている
方など幅広く食していただける食品(介護食、離乳食、おやつなど)です。



【特許請求の範囲】
【請求項1】
グルテンと、米粉と、重曹とを材料とし、蒸し焼きで製造する米麩パンの製造方法。
【請求項2】
熟成した生地を分けて練機に入れて練り、丸めた後カットし、水に浸した後、水をかけて蒸し焼きにする請求項1記載の米麩パンの製造方法。