説明

粉体充填装置

【課題】粉体を高密度で効率よく充填することができる粉体充填装置を提供すること。
【解決手段】
トナー充填装置1は、トナーを収容するトナー収容室5、および、トナー収容室5内に収容されたトナーを加圧するピストン6を備えるトナー収容部2と、トナー収容室5に連結され、トナーを外部に吐出するためのノズル3とを備えている。トナー収容室5は、トナー収容室5内にトナーを供給するためのトナー供給口15と、トナー収容室5内とノズル3とを連通するためのトナー排出口27とを有し、トナー収容部2は、加圧時にトナー収容室5内の空気を外部に排気するための排気口16を、トナー供給口15およびトナー排出口27とは、別に有している。トナー収容室5内をピストン6により加圧することにより、トナー収容室5内の空気を排出口16を介して外部に排気させ、ノズル3から高密度のトナーを吐出する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、粉体を充填するための粉体充填装置に関する。
【背景技術】
【0002】
従来より、電子写真方式のプリンタ、複写機、ファクシミリ、あるいは、それらの複合機などの画像形成装置では、現像剤が充填された現像カートリッジを着脱自在に備えている。
【0003】
現像剤を現像カートリッジに充填する方法として、現像剤の充填装置のノズルを現像カートリッジの筐体内部に挿入し、充填装置から現像剤を圧入することで、緩み見かけ密度以上の密度で現像剤を充填できる現像剤の充填方法が提案されている(例えば、下記特許文献1参照。)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0004】
【特許文献1】特開2004−61757号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
しかしながら、上記方法で現像剤を充填すると、粉体とともに空気も圧入されるため、粉体を高密度で効率よく充填することができないという不具合がある。
【0006】
本発明の目的は、粉体を高密度で効率よく充填することができる粉体充填装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0007】
(1)上記した目的を達成するため、本発明は、粉体充填装置であって、粉体を収容可能に構成される収容室、および、収容室内に収容された粉体を加圧可能に構成される加圧部材を備える収容部と、収容室に連結され、加圧部材に加圧される粉体を外部に吐出するためのノズルとを備えている。
【0008】
収容室は、収容室内に粉体を供給するための第1開口部と、収容室内とノズルとを連通するための第2開口部とを有し、収容部は、加圧部材の粉体に対する加圧時に、収容室内の空気を外部に排気するための第3開口部を、第1開口部および第2開口部とは、別に有している。
【0009】
このような構成によれば、第1開口部から収容室内に供給された粉体は、収容室内が加圧部材により加圧されることにより、第2開口部を介してノズルへ送られ、外部に吐出される。
【0010】
このとき、収容室内の粉体とともに混在する空気は、第3開口部を介して収容室内から外部に排気される。
【0011】
その結果、ノズルから高密度の粉体を効率よく吐出することができる。
(2)また、第3開口部は、収容室に設けられていてもよい。
【0012】
このような構成によれば、空気を収容室内から外部に確実に排気することができる。また、収容室における第3開口部を形成する位置の自由度を確保することができる。
(3)また、第3開口部は、第1開口部に対して、加圧部材の加圧方向下流側に設けられていてもよい。
【0013】
このような構成によれば、収容室内の粉体が加圧部材に加圧されたときには、粉体とともに空気が加圧方向下流側に押圧される。
【0014】
そして、空気は、第1開口部に対して加圧方向下流側に設けられている第3開口部から排気される。
【0015】
そのため、収容室内の空気を効率よく排気することができる。
(4)また、第2開口部は、第1開口部に対して、加圧部材の加圧方向下流側に設けられていてもよい。
【0016】
このような構成によれば、粉体は、加圧方向最下流側から、ノズルによって順次吐出される。
【0017】
つまり、先に充填された粉体から順次排出することができるので、収容室内における粉体の劣化を抑制することができる。
(5)また、収容室は、加圧部材の加圧方向と直交する方向の断面積が、加圧方向下流側に向かうに従って、小さくなっていてもよい。
【0018】
このような構成によれば、粉体を円滑に第2開口部に案内することができる。
【0019】
そのため、第2開口部に向けて、粉体を効率よく送ることができる。
(6)また、収容室は、第2開口部に向かう方向に延び、加圧方向は、第2開口部に向かう方向であってもよい。
【0020】
このような構成によれば、加圧部材が粉体を加圧したときに、粉体の残留を低減しつつ、円滑に粉体をノズルに向かって押圧することができる。
(7)また、収容室は、鉛直方向に間隔を隔てて対向する上壁および底壁と、底壁および上壁を繋ぐ側壁とを有し、第2開口部は、側壁の鉛直方向の中央より上方に設けられていてもよい。
【0021】
このような構成によれば、粉体が、自重により第2開口部から排出されることを抑制することができる。
(8)また、第3開口部は、側壁の鉛直方向の中央より上方に設けられていてもよい。
【0022】
このような構成によれば、粉体が、自重により第3開口部から排出されることを抑制することができる。
(9)また、ノズルの少なくとも一部は、第2開口部より鉛直方向上方に配置されていてもよい。
【0023】
このような構成によれば、粉体が、自重によりノズルを介して吐出されることを抑制することができる。
(10)また、収容室は、第1開口部を開閉可能に構成されるシャッタを有していてもよい。
【0024】
このような構成によれば、第1開口部をシャッタにより閉鎖することにより、加圧時に粉体が第1開口部において逆流することを防止することができる。
(11)また、第3開口部は、メッシュ部材で被覆されていてもよい。
【0025】
このような構成によれば、効率よく収容室内の空気を外部に排気することができるとともに、粉体が第3開口部から外部に排出されることを有効に防止することができる。
(12)また、加圧部材は、収容室内を進退移動可能に構成されるピストン部材であってもよい。
【0026】
このような構成によれば、ピストン部材が進退移動するので、容易に加圧方向に押圧すことができる。
【0027】
そのため、簡易な構成で、粉体を均一に加圧することができる。
(13)また、収容室の内周面とピストン部材の外周面とに連結され、収容室内におけるピストン部材の進退移動を許容するように弾性変形可能な弾性部材を有し、収容室における弾性部材よりもピストン部材の進出方向上流側の空間と、収容室における弾性部材よりもピストン部材の進出方向下流側の空間とが、弾性部材によって仕切られていてもよい。
【0028】
このような構成によれば、収容室と加圧部材との間に、弾性変形可能な弾性部材を有しているので、収容室と加圧部材との間に、粉体が侵入しても、粉体の劣化を低減できるとともに、その滞留することを有効に防止することができる。
(14)また、第3開口部は、加圧部材に設けられていてもよい。
【0029】
このような構成によれば、収容室内を加圧することにより、加圧部材から空気を排気することができる。
【0030】
そのため、収容室内部の空気を効率よく排気することができる。
【発明の効果】
【0031】
本発明の粉体充填装置によれば、ノズルから高密度の粉体を効率よく吐出することができる。
【図面の簡単な説明】
【0032】
【図1】図1は、本発明の粉体充填装置の第1実施形態としてのトナー充填装置を右前上側から見た斜視図である。
【図2】図2は、図1に示すトナー充填装置の中央断面図である。
【図3】図3は、図1に示すトナー充填装置を用いて、現像カートリッジにトナーを充填する方法を説明する説明図であって、 (a)は、ピストンを退避位置に位置させた状態を示し、 (b)は、(a)の状態からピストンをトナー供給口の後側まで前方へ進出させた状態を示し、 (c)は、(b)の状態からピストンをトナー供給口の前側まで前方へ進出させた状態を示し、 (d)は、(c)の状態からピストンをさらに前方へ進出させた状態を示し、 (e)は、(d)の状態からピストンを進出位置に位置させた状態を示し、 (f)は、(e)の状態からピストンをトナー供給口まで後方へ退避させた状態を示す。
【図4】図4は、本発明の粉体充填装置の第2実施形態のトナー充填装置の中央断面図である。
【図5】図5は、本発明の粉体充填装置の第3実施形態のトナー充填装置の中央断面図である。
【図6】図6は、本発明の粉体充填装置の第4実施形態のトナー充填装置の中央断面図であって、 (a)は、ピストンを退避位置に位置させた状態を示し、 (b)は、ピストンを進出位置に位置させた状態を示す。
【図7】図7は、本発明の粉体充填装置の第5実施形態のトナー充填装置を右前上側から見た斜視図である。
【図8】図8は、本発明の粉体充填装置の第6実施形態のトナー充填装置の中央断面図である。
【図9】図9は、本発明の粉体充填装置の第7実施形態のトナー充填装置の中央断面図である。
【図10】図10は、本発明の粉体充填装置の第8実施形態のトナー充填装置の平面図である。
【発明を実施するための形態】
【0033】
1.第1実施形態の構成
図1において、本発明の粉体充填装置の一例としてのトナー充填装置1は、プリンタなどの画像形成装置に着脱自在に装着される現像カートリッジに、粉体の一例としてのトナーを充填するために用いられる。
【0034】
トナー充填装置1は、図2に示すように、トナーを収容するための、収容部の一例としてのトナー収容部2と、トナー収容部2からトナーを吐出するためのノズル3と、トナー収容部2にトナーを供給するためのロート4とを備えている。
【0035】
トナー収容部2は、トナーを収容可能な収容室の一例としてのトナー収容室5と、トナー収容室5に収容されたトナーを加圧可能な、加圧部材の一例としてのピストン6とを備えている。
【0036】
なお、以下の説明において、ノズル3が設けられる側(図2における紙面左側)を前側(ピストン6の進出方向下流側)とし、その反対側(図2における紙面右側)を後側(ピストン6の進出方向上流側)とする。また、トナー充填装置1を前側から見たときを左右の基準とする。すなわち、図2の紙面手前側が右側であり、紙面奥側が左側である。さらに、トナー充填装置1は、水平方向に沿って載置されており、水平方向は、前後方向と同一である。
(1)トナー収容部
(1−1)トナー収容室
トナー収容室5は、図1および図2に示すように、シリンダ部材7と、シリンダ部材7の前側に固定されるノズル取付部材8とから形成されている。
(1−1−1)シリンダ部材
シリンダ部材7は、前後方向に延びる筒状をなし、詳しくは、その外周面が正面視略矩形に形成され、その内周面が正面視円形に形成され、その内周面に囲まれる内部空間が、前後方向に延びる円柱形状のトナー収容空間9として区画されている。
【0037】
詳しくは、シリンダ部材7は、鉛直方向に互いに間隔を隔てて対向配置される上壁10および底壁11と、水平方向に互いに間隔を隔てて対向配置され、上壁10および底壁11の左右方向両端部を繋ぐ1対の側壁12とから一体的に形成されている。
【0038】
上壁10、底壁11および側壁12の内周面は、同一の曲率半径を有する断面円弧形状に形成されており、それらの内周面により断面円形状のトナー収容空間9が区画されている。
【0039】
シリンダ部材7の上壁10は、上方に突出する突条部14を備えている。
【0040】
突条部14は、上壁10における左右方向中央において、前後方向に沿って、上方に向かって略矩形状に突出するように形成されている。
【0041】
突条部14には、トナーをトナー収容空間9に供給するための、第1開口部の一例としてのトナー供給口15が前後方向中央に開口されている。詳しくは、トナー供給口15は、ロート取付部38(後述)の外径と略同径の断面円形状をなし、トナー収容空間9と外部とを連通するように、突条部14を上下方向に沿って貫通することにより、形成されている。
【0042】
また、突条部14には、トナー供給口15の前側に、ピストン6のトナーに対する加圧時にトナー収容空間9の空気を外部に排気するための、第3開口部の一例としての排気口16が開口されている。
【0043】
詳しくは、排気口16は、トナー供給口15と略同径の断面円形状をなし、トナー収容空間9と外部とを連通するように、突条部14を上下方向に沿って貫通することにより、形成されている。
【0044】
また、突条部14の上面には、排気口16を被覆するメッシュ部材の一例としてのメッシュフィルタ17が設けられている。
【0045】
メッシュフィルタ17は、排気口16を被覆可能なサイズの略矩形平板形状をなし、図1の拡大図に示すように、金網から形成されている。このメッシュフィルタ17は、突条部14の前端部において、排気口16を被覆するように、突条部14の上面に貼着されている。
【0046】
メッシュフィルタ17の金網の目開きは、トナーの通過を阻止し、空気の通過を許容する開度であり、具体的には、1×1(μm)〜10×10(μm)である。
【0047】
また、突条部14の底面には、トナー供給口15を開閉するためのシャッタ18が設けられている。
【0048】
シャッタ18は、正面視において、シリンダ部材7の内周面と同一の曲率半径を有する円弧形状を有し、トナー供給口15を被覆可能なサイズの前後方向に延びる略矩形平板形状に形成されている。
【0049】
シャッタ18の前端部および後端部には、後述する加圧部29と係合可能な前側係合部19および後側係合部20が、下方に向かって突出するように、それぞれ形成されている。
【0050】
前側係合部19および後側係合部20は、シャッタ18の前端部および後端部において、それぞれ、左右方向に延びるように形成されている。
【0051】
一方、突条部14の底面には、シャッタ18の左右方向両端部を下側から支持可能な略L字形状の1対のレール(図示せず)が、左右方向に間隔を隔てて、前後方向に沿って延びるように設けられている。
【0052】
シャッタ18の左右方向両端部は、1対のレール(図示せず)に前後方向に沿ってスライド自在に支持されている。
【0053】
そして、シャッタ18は、後述するように、ピストン6の進退に連動して、トナー供給口15を開放する開位置(図3(a)および(b)参照)と、トナー供給口15を閉鎖する閉位置(図3(c)、(d)、(e)および(f)参照)とにスライドされる。
【0054】
また、シリンダ部材7の後端部には規制部材24が設けられている。
【0055】
規制部材24は、円環形状をなし、その外径が、シリンダ部材7の内周面により区画されるシリンダ部材7の内径と同径に形成され、その内径が、ピストン6の加圧部29(後述)の外径より小径に形成されている。
【0056】
規制部材24は、シリンダ部材7の後端部において、その外周面が、シリンダ部材7の内周面に嵌合するように設けられている。
(1−1−2)ノズル取付部材
ノズル取付部材8は、前後方向に厚みのある略矩形厚板形状に形成されている。
【0057】
ノズル取付部材8の外形形状およびサイズは、シリンダ部材7の外形形状およびサイズと略同一である。
【0058】
ノズル取付部材8の前面は平面である一方、ノズル取付部材8の後面には、略円錐形状の円錐凹部25が形成されている。
【0059】
円錐凹部25は、ノズル取付部材8の後面から前方に向かって、ノズル取付部材8の厚み方向(前後方向)途中まで形成されており、シリンダ部材7の内周面と中心軸線を共有し、前後方向と直交する方向の開口断面積が前方に向かうに従って小さくなる略円錐形状に形成されている。これによって、円錐凹部25は、その頂点がノズル取付部材8の上下方向中央に配置される側断面視二等辺三角形状に形成されている。
【0060】
そして、円錐凹部25の後端縁の内径は、シリンダ部材7の内径と略同一であり、円錐凹部25の前端縁の内径は、次に述べるトナー排出口27の内径と略同一である。
【0061】
そして、円錐凹部25の内部空間は、トナー収容空間9とともにトナー収容室5の内部空間を形成するトナー供給空間26として区画されている。
【0062】
また、ノズル取付部材8には、円錐凹部25の前端縁に連通し、その前端縁からノズル取付部材8の前面に連通する、第2開口部の一例としてのトナー排出口27が形成されている。
【0063】
トナー排出口27は、円錐凹部25と中心軸線とを共有する断面円形状をなし、円錐凹部25の前端からノズル取付部材8の前面まで同一径で延びるように形成されている。
【0064】
これによって、トナー排出口27は、トナー供給空間26とノズル3とを連通する。
【0065】
また、ノズル取付部材8の4つの角部には、図示しない固定ボルトを挿通するためのボルト挿通穴23が、ノズル取付部材8の厚み方向(前後方向)を貫通するように形成されている。
【0066】
さらに、ノズル取付部材8の前面には、その上下左右方向の中央に、4つのボルト溝(図示せず)が、トナー排出口27を囲み、周方向において互いに90度変位するように、穿孔されている。
【0067】
そして、ノズル取付部材8は、シリンダ部材7の前面にノズル取付部材8の後面が当接するように配置され、図示しない4つの固定ボルトが4つのボルト挿通穴23に挿通され、シリンダ部材7の前面に形成される4つのボルト溝(図示せず)に螺着されることにより、シリンダ部材7の前側に固定されている。
【0068】
これによって、トナー収容室5は、トナー排出口27に向かうように、前後方向(水平方向)に沿って延びるように形成され、トナー排出口27は、トナー供給口15の前側に設けられる排気口16の前方に配置される。
(1−2)ピストン
ピストン6は、加圧部29と、軸部30とを備えている。
【0069】
加圧部29は略円板形状に形成されている。加圧部29の外径とシリンダ部材7の内径とは略同一である。
【0070】
軸部30は、加圧部29の外径よりも小径の外径を有し、前後方向に延びる略円柱形状に形成されている。軸部30は、加圧部29と中心軸線を共有するように、加圧部29の後面の中央から後方に向かって延びるように設けられている。
【0071】
ピストン6は、加圧部29がシリンダ部材7のトナー収容空間9に配置され、軸部30がシリンダ部材7の規制部材24から後方に突出するように配置されている。
【0072】
加圧部29は、トナー収容空間9において、シャッタ18の前側係合部19と後側係合部20との係合が許容されるように、それらの間に配置されている。
【0073】
また、軸部30の後端部には、エアシリンダなどの駆動源が接続されている。
【0074】
そして、ピストン6は、駆動源からの駆動力によりトナー収容空間9を、加圧部29の外周面とシリンダ部材7の内周面とが摺動するように、前後方向に沿って進退される。
【0075】
つまり、ピストン6の進退方向と前後方向とは、同一方向である。詳しくは、前方向と進出方向とは同一方向であり、後方向と退避方向とは同一方向である。また、ピストン6の加圧方向と前方向とは同一方向である。
【0076】
より具体的には、ピストン6は、加圧部29の後面上端部が後側係合部20に前側から当接し、シャッタ18が最後方に位置される退避位置(図3(a)参照)と、加圧部29の前面上端部が前側係合部19に後側から当接し、シャッタ18が最前方に位置される進出位置(図3(e)参照)との間において進退される。
(2)ノズル
ノズル3は、ノズル部34と、ノズル部34の後端部に設けられるフランジ部35とを備えている。
【0077】
ノズル部34は、その内径が、トナー排出口27の内径と略同一の、略円筒形状に形成されており、前方に向かって延びた後、湾曲するように下方に向かって延びる略L字形状に形成されている。
【0078】
フランジ部35は、ノズル部34の後端部から径方向外方に延びる円環形状に形成されている。
【0079】
フランジ部35には、その上下左右に、ノズル取付部材8の前面に設けられる4つのボルト溝(図示せず)に対応する4つのノズル取付穴36が、ノズル部34を囲むように穿孔されている。
【0080】
フランジ部35は、ノズル取付部材8の前面にフランジ部35の後面が当接し、4つのノズル取付穴36とノズル取付部材8の4つのボルト溝(図示せず)とが一致するように配置されて、図示しない4つの固定ボルトが、ノズル取付穴36に挿通され、4つのボルト溝に螺着されることにより、ノズル取付部材8の前側に連結されている。
(3)ロート
ロート4は、ロート部37と、ロート部37の下端部に設けられるロート取付部38とを一体的に備えている。
【0081】
ロート部37は、下方に向かって開口断面積が小さくなる略円錐形状に形成されている。
【0082】
ロート取付部38は、ロート部37の下端部に連通される略円筒形状に形成されている。
【0083】
ロート取付部38の外径は、シリンダ部材7におけるトナー供給口15の内径と略同一であり、ロート取付部38がトナー供給口15に挿入されることによって、ロート部37がトナー収容空間9と連通するように、ロート4がシリンダ部材7に装着されている。
2.トナーの充填方法
次に、このトナー充填装置1を用いて、現像カートリッジ39にトナーを充填する方法について説明する。
【0084】
このトナー充填装置1を用いて、現像カートリッジ39にトナーを充填するには、まず、図2に示すように、ノズル部34の下端部を現像カートリッジ39のトナー充填口40に挿入する。
【0085】
また、このとき、ピストン6は退避位置に位置させる。ピストン6が退避位置にあるときは、シャッタ18の後側係合部20が、加圧部29の後面上端部によって後方に押圧されて、シャッタ18が最後方に位置されている。そして、シャッタ18の前端部は、トナー供給口15よりも後方に位置されており、これによってトナー供給口15は開放されており、トナー収容空間9とロート4とが連通されている。
【0086】
次いで、図3(a)に示すように、トナーをロート4に投入する。すると、トナーは、自重によりロート部37からロート取付部38を介してトナー収容空間9に供給される。
【0087】
そして、予め設定された量のトナーがトナー収容空間9に供給された後に、ピストン6を前方、つまり、トナー排出口27に向かって進出させる。
【0088】
すると、加圧部29が前方に進出し、加圧部29の前面上端部が前側係合部19に当接して、前側係合部19を前方に押圧する(図3(b)参照)。
【0089】
さらに、ピストン6が前方に進出すると、加圧部29は、トナーを前方に向けて加圧しながら、加圧部29の前面上端部と前側係合部19との係合により、ピストン6の進出に伴って、シャッタ18が前方に向かってスライドされ(図3(c)参照)、トナー供給口15がシャッタ18により閉鎖される。
【0090】
また、ピストン6の進出に伴って、加圧部29の前面よりも前方のトナー収容室5の内部空間S(つまり、体積収縮および体積膨張可能な内部空間S)は、次第に狭くなり、その狭くなりつつある内部空間Sにおいて、加圧部29に加圧されるトナーの占める割合が次第に増加する一方、その内部空間Sにトナーとともに混在する空気が排気口16から排気され、その内部空間Sにおける空気の占める割合が次第に減少する。
【0091】
さらに、ピストン6が進出すると、図3(d)に示すように、その内部空間Sに存在する空気は排気口16からほとんどが排気され、その内部空間Sにはトナーのみが高密度で充填される。そして、そのトナーがノズル3から吐出され、トナー充填口40を介して、現像カートリッジ39にトナーが充填される。
【0092】
そして、図3(e)に示すように、ピストン6が進出位置まで進出すると、シャッタ18が最前方に位置されるとともに、現像カートリッジ39に所定量のトナーが充填され、現像カートリッジ39に対するトナーの充填が完了する。
【0093】
その後、ピストン6は、図3(f)に示すように、後方に向かって退避される。このとき、内部空間Sに残存するトナーは、自重により円錐凹部25の傾斜面に沿ってトナー供給空間26からトナー収容空間9へと移動する。
【0094】
そして、ピストン6は、図3(a)に示すように、再び退避位置に位置され、トナー供給口15は、シャッタ18から開放される。
2.第1実施形態の作用効果
(1)このトナー充填装置1によれば、図3に示すように、トナー供給口15からトナー収容室5の内部空間Sに供給されたトナーは、トナー収容室5の内部空間Sがピストン6により加圧されることにより、トナー排出口27を介してノズル3へ送られ、現像カートリッジ39などに吐出される。
【0095】
このとき、トナー収容室5の内部空間Sにトナーとともに混在する空気は、トナー供給口15およびトナー排出口27とは別途形成されている排気口16を介して、トナー収容室5の内部空間Sから外部に排気される。
【0096】
その結果、ノズル3から高密度のトナーを効率よく吐出することができる。
(2)また、排気口16はシリンダ部材7に設けられているので、空気をトナー収容室5の内部空間Sから外部に確実に排気することができる。また、排気口16をシリンダ部材7に形成すれば、排気口16を形成する位置の自由度を確保することができる。
(3)より具体的には、排気口16は、トナー供給口15に対して前方に設けられているので、トナー収容室5の内部空間Sのトナーがピストン6に加圧されたときには、トナーとともに空気が前方に向かって押圧され、排気口16から排気される。
【0097】
そのため、トナー収容室5の内部空間Sの空気を効率よく排気することができる。
(4)また、トナー排出口27は、トナー供給口15に対して前方に設けられているので、トナーは、前方からノズル3によって順次吐出される。
【0098】
つまり、先に充填されたトナーから順次排出することができるので、トナー収容室5の内部空間Sにおけるトナーの劣化を抑制することができる。
(5)また、ノズル取付部材8には、円錐凹部25が形成されている。
【0099】
そのため、ピストン6の進出により、トナーを円錐凹部25からトナー排出口27に円滑に案内することができる。
【0100】
そのため、トナー排出口27に向けて、トナーを効率よく送ることができる。
【0101】
また、ピストン6の退避により、トナー収容室5の内部空間Sに残存するトナーを円錐凹部25の傾斜面に沿ってトナー供給空間26からトナー収容空間9へと移動させることができる。
【0102】
そのため、トナー排出口27のトナーによる詰まりを防止することができる。
【0103】
さらに、円錐凹部25によって、ピストン6の体積収縮負荷を低減することができる。
(6)また、トナー収容室5は、トナー排出口27に向かうように、前後方向(水平方向)に沿って延びるように形成され、トナー排出口27は、トナー供給口15の前側に設けられる排気口16の前方に配置される。
【0104】
そのため、ピストン6がトナーを加圧したときに、トナーの残留を低減しつつ、円滑にトナーをノズル3に向かって押圧することができる。
(7)排気口16は、上壁10の突条部14に設けられている。
【0105】
そのため、トナーが、自重により排気口16から排出されることを抑制することができる。
【0106】
そのため、トナー収容室5の内部空間Sの空気を効率よく排気することができる。
(8)また、シリンダ部材7の上壁10には、トナー供給口15を開閉するシャッタ18が設けられている。
【0107】
そして、トナー供給口15をシャッタ18により閉鎖することにより、加圧時にトナーがトナー供給口15において逆流することを防止することができる。
(9)また、排気口16には、メッシュフィルタ17が設けられている。
【0108】
これによって、効率よくトナー収容室5の内部空間Sの空気を外部に排気することができるとともに、トナーが排気口16から外部に排出されることを有効に防止することができる。
(10)また、トナー収容部2は、ピストン6を備えている。そして、ピストン6がシリンダ部材7のトナー収容空間9を進退する。
【0109】
そのため、トナー収容室5の内部空間Sは平均的に体積収縮するので、トナーを均一に加圧することができる。
3.第2実施形態
上記の説明では、排気口16を、上壁10の突条部14に形成しているが、トナーが自重により排気口16から排出されることを抑制する観点からは、側壁12の鉛直方向中央より上方に設けられていればよく、たとえば、排気口16を側壁12の上側に形成することもできる。
【0110】
また、トナー排出口27も、トナーが自重によりトナー排出口27から排出されることを抑制する観点からは、図4に示すように、側壁12の鉛直方向中央より上方に設けられる。
【0111】
図4において、ノズル取付部材8には、円錐凹部25が、その頂点がノズル取付部材8の上端部に配置されるように、側断面視略直角三角形状に形成されている。そして、トナー排出口27は、ノズル取付部材8の上端部において、円錐凹部25の前端縁とノズル取付部材8の前面とに連通している。
【0112】
このように、トナー排出口27をノズル取付部材8の上端部に形成すれば、トナーが自重によりトナー排出口27から排出されることを、有効に防止することができる。
4.第3実施形態
さらに、図5に示すように、ノズル3の少なくとも一部を、トナー排出口27より鉛直方向上方に配置することにより、トナーが自重によりノズル3を介して吐出されることを、抑制することができる。
【0113】
図5において、ノズル部34は、フランジ部35から前側上方に向かって延び、上壁10よりも上方に到達した途中部分から、下方へ向かって屈曲されるように、形成されている。
【0114】
このノズル部34では、ノズル部34がフランジ部35からすぐに前側上方に向かって延びているので、トナーが自重によりノズル部34に流入することを防止することができる。
5.第4実施形態
また、第1実施形態では、ピストン6を、シリンダ部材7の内径と同径の外径を有する加圧部29および軸部30から形成しているが、図6に示すように、ピストン6を、シリンダ部材7の内径より小径の外径を有する加圧部29、軸部30、および、シリンダ部材7の内周面と加圧部29の外周面とを連結する弾性部材46とから形成することもできる。
【0115】
具体的には、弾性部材46は、ゴム材料などからなり、円環形状に形成されている。そして、弾性部材46の外周端部が、シリンダ部材7におけるトナー供給口15よりも後方の内周面に連結され、弾性部材46の内周端部が、加圧部29の外周端面に連結されている。
【0116】
これにより、トナー収容室5は、弾性部材46よって、弾性部材46よりも後側の空間と、弾性部材46よりも前側の空間(内部空間S)とに仕切られている。
【0117】
そして、図6(a)に示すように、ピストン6を退避位置に配置するとともに、ロート4からトナー収容室5の内部空間Sにトナーを供給し、次いで、図6(b)に示すように、ピストン6を進出位置まで進出させて、トナーを加圧して、ノズル3から吐出させる。このとき、弾性部材46は、加圧部29の進退移動を許容するように、弾性変形する。
【0118】
このようなピストン6によれば、シリンダ部材7の内周面と加圧部29の外周面との間には、弾性部材46が介在されているので、シリンダ部材7の内周面と加圧部29の外周面との間にトナーが侵入しても、トナーの劣化を低減できるとともに、その間にトナーが滞留することを、有効に防止することができる。
6.第5実施形態
また、第1実施形態では、排気口16を、トナー収容部2のシリンダ部材7の突条部14に設けたが、図7に示すように、排気口16を、ピストン6に設けることもできる。
【0119】
図7において、シリンダ部材7の突条部14には、排気口16は形成されておらず、排気口16は、ピストン6の加圧部29に形成されている。
【0120】
具体的には、排気口16は、加圧部29において、上下左右に互いに間隔を隔てて4つ形成されている。各排気口16は、加圧部29を厚み方向(前後方向)に沿って貫通するように、形成されている。
【0121】
なお、加圧部29の後面には、各排気口16を被覆するメッシュフィルタ(図示せず)が、各排気口16に対応してそれぞれ貼着されている。
【0122】
排気口16を加圧部29に形成すれば、トナー収容室5の内部空間Sの空気を効率よく排気することができる。
7.第6実施形態
また、第1実施形態では、シャッタ18を、ピストン6の進退に連動して開閉させたが、図8に示すように、シャッタ18を、ピストン6の進退とは関係なく、独立して開閉させることもできる。
【0123】
図8では、シャッタ18には、前側係合部19および後側係合部20は設けられず、操作部材47が設けられている。
【0124】
具体的には、シリンダ部材7の突条部14には、左右方向中央において、前後方向に沿って、突条部14を上下方向に貫通するスリット(図示せず)が形成されている。シャッタ18の上面には、操作部材47が、スリット(図示せず)を貫通して上方に突出するように、立設されている。
【0125】
そして、シャッタ18は、操作部材47を前後方向に移動させることにより、開閉される。
【0126】
このように、シャッタ18を独立して開閉できるようにすれば、任意のタイミングで、シャッタ18を開閉することができる。
8.第7実施形態
また、第7実施形態では、図9に示すように、ノズル部34の先端に絞り部41を設けることもできる。
【0127】
図9では、絞り部41はノズル部34の吐出方向下流側端部に設けられており、その開口断面積が吐出方向下流側に向かうに従って、狭くなる漏斗形状に形成されている。
【0128】
このような絞り部41を設けることによって、ピストン6の圧力により、絞り部41においてトナーをさらに高密度化することができる。
9.第8実施形態
また、第1実施形態では、トナー収容部2を、トナー収容室5およびピストン6から形成したが、図10に示すように、トナー収容部2を、ゴム材料などの弾性材料から、トナーを収容しつつ加圧できるように、形成することもできる。
【0129】
具体的には、第8実施形態では、シリンダ部材7およびピストン6に代えて、ゴム材料などの弾性材料から形成される伸縮容器48を備えている。
【0130】
この伸縮容器48は、前方が開放される袋形状に形成されており、その前端部がノズル取付部材8に装着されている。
【0131】
伸縮容器48には、後側にトナー供給口15が開口され、前側に排気口16が開口されている。
【0132】
第8実施形態では、トナー供給口15から伸縮容器48内にトナーを供給した後、矢印で示すように、伸縮容器48を左右方向両側から押圧すれば、伸縮容器48が収縮して、伸縮容器48内のトナーが加圧される。そして、伸縮容器48内のトナーとともに混在する空気が排気口16から排気され、高密度のトナーがノズル3から吐出される。
10.その他の変形例
上記の各実施形態では、排気口16を1つ設けているが、排気口16は、適宜複数設けることができる。
【0133】
また、上記の各実施形態において、トナー排出口27にシャッタを設けることもできる。
【0134】
また、上記の各実施形態において、ノズル部34は、金属材料などの硬質材料から形成することができ、さらには、ゴム材料などの可撓性材料から形成することもできる。ノズル部34を可撓性材料から形成すれば、ノズル部34の吐出側端部の向きや位置を自由に変更することができる。
【0135】
また、上記の各実施形態は、水平方向に載置しているが、鉛直方向に載置することもできる。たとえば、第1実施形態において、ノズル取付部材8を下方、ピストン6を上方にして、ノズル取付部材8を設置面に載置することもできる。
【0136】
また、上記の各実施形態において、ピストン6が1往復する間に複数個の現像カートリッジ39にトナーを充填することができる。
【0137】
また、上記の各実施形態において、現像カートリッジ39の重量を測りながらトナーを充填する場合は、現像カートリッジ39が所定重量になったときにピストンの移動を停止し、トナー充填完了とすることができる。
【符号の説明】
【0138】
1 トナー充填装置
2 トナー収容部
3 ノズル
5 トナー収容室
6 ピストン
10 上壁
11 底壁
12 側壁
15 トナー供給口
16 排気口
17 メッシュフィルタ
18 シャッタ
27 トナー排出口
46 弾性部材

【特許請求の範囲】
【請求項1】
粉体を収容可能に構成される収容室、および、前記収容室内に収容された粉体を加圧可能に構成される加圧部材を備える収容部と、
前記収容室に連結され、前記加圧部材に加圧される粉体を外部に吐出するためのノズルと
を備え、
前記収容室は、前記収容室内に粉体を供給するための第1開口部と、前記収容室内と前記ノズルとを連通するための第2開口部とを有し、
前記収容部は、前記加圧部材の粉体に対する加圧時に、前記収容室内の空気を外部に排気するための第3開口部を、前記第1開口部および前記第2開口部とは、別に有していることを特徴とする、粉体充填装置。
【請求項2】
前記第3開口部は、前記収容室に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の粉体充填装置。
【請求項3】
前記第3開口部は、前記第1開口部に対して、前記加圧部材の加圧方向下流側に設けられていることを特徴とする、請求項2に記載の粉体充填装置。
【請求項4】
前記第2開口部は、前記第1開口部に対して、前記加圧部材の加圧方向下流側に設けられていることを特徴とする、請求項2ないし3のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項5】
前記収容室は、前記加圧部材の加圧方向と直交する方向の断面積が、前記加圧方向下流側に向かうに従って、小さくなることを特徴とする、請求項2ないし4のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項6】
前記収容室は、前記第2開口部に向かう方向に延び、前記加圧方向は、前記第2開口部に向かう方向であることを特徴とする、請求項2ないし5のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項7】
前記収容室は、
鉛直方向に間隔を隔てて対向する上壁および底壁と、
前記底壁および前記上壁を繋ぐ側壁と
を有し、
前記第2開口部は、前記側壁の鉛直方向の中央より上方に設けられていることを特徴とする、請求項6に記載の粉体充填装置。
【請求項8】
前記第3開口部は、前記側壁の鉛直方向の中央より上方に設けられていることを特徴とする、請求項7に記載の粉体充填装置。
【請求項9】
前記ノズルの少なくとも一部は、前記第2開口部より鉛直方向上方に配置されていることを特徴とする、請求項1ないし8のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項10】
前記収容室は、前記第1開口部を開閉可能に構成されるシャッタを有することを特徴とする、請求項1ないし9のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項11】
前記第3開口部は、メッシュ部材で被覆されていることを特徴とする、請求項1ないし10のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項12】
前記加圧部材は、前記収容室内を進退移動可能に構成されるピストン部材であることを特徴とする、請求項1ないし11のいずれか一項に記載の粉体充填装置。
【請求項13】
前記収容室の内周面と前記ピストン部材の外周面とに連結され、前記収容室内における前記ピストン部材の進退移動を許容するように弾性変形可能な弾性部材を有し、
前記収容室における前記弾性部材よりも前記ピストン部材の進出方向上流側の空間と、前記収容室における前記弾性部材よりも前記ピストン部材の進出方向下流側の空間とが、前記弾性部材によって仕切られていることを特徴とする、請求項12に記載の粉体充填装置。
【請求項14】
前記第3開口部は、前記加圧部材に設けられていることを特徴とする、請求項1に記載の粉体充填装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【図9】
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【図10】
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【公開番号】特開2013−54303(P2013−54303A)
【公開日】平成25年3月21日(2013.3.21)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−194095(P2011−194095)
【出願日】平成23年9月6日(2011.9.6)
【出願人】(000005267)ブラザー工業株式会社 (13,856)
【Fターム(参考)】