説明

精米サンプル採取器具

【課題】原料精米の品質検査をする際、精米サンプルを衛生的に採取するための精米サンプル採取器具を提供する。
【解決手段】本発明の精米サンプル採取器具は、サンプル採取本体部2の外周にサンプル採取口開閉カバー部3を嵌挿して、サンプル採取口開閉カバー部3を摺動させることによって開口部5(精米サンプル採取口)を開閉することができ、また、精米サンプル排出口2dを精米サンプル採取袋4に臨ませた状態で精米サンプル採取袋4の開口部4aをサンプル採取本体部2側に袋保持部材2gで着脱自在、かつ密着状に保持できる。これにより、精米サンプルを採取した直後に前記開口部5を閉じて菌の混入を防止でき、また、精米サンプルを採取した直後に、精米サンプル排出口2d側を下方に傾けることによって精米サンプル採取袋4に手や外気に触れることなく移し入れることができるので、衛生的に精米サンプルの採取ができ、精米サンプルの品質検査がより正確に行える。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、精米工場や炊飯工場等において、原料精米から精米サンプルを採取する器具に関するものである。
【背景技術】
【0002】
従来、精米工場等では、精米工程において搗(とう)精度の進行状態等を観察するために精米サンプルの採取が行われている。精米サンプルを採取するにあたっては、精米工場の中に配置されている、例えば図5の(b)に示した精米機100において、精白転子200によって搗精されて排出口300から排出・落下される精米を、オペレータが精米機100の正面側に設けた開口扉を開け、精米サンプル採取器具400を手で持って挿入して採取が行われている(特許文献1)。前記精米サンプル採取器具400は、精米受入部500に管柄600が一体的に形成された構成となっている。精米サンプルを採取する際には、まず、排出・落下する精米を精米受入部500に設けた凹状の精米受入室700に採取し、次いで、精米サンプル採取器具400を傾けることにより、採取した精米が、管柄600の内部の排出路900を介して端部の排出口800から所定の容器等に移し入れることができるものであった(図5の(b)参照)。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0003】
【特許文献1】実開昭56−19745号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0004】
近年、炊飯工場や精米工場においては原料精米の品質の検査において、衛生面の観点から、原料精米(製品ロット)からサンプルを採取して、当該原料精米に混入した菌(耐熱性菌ほか)の量の検査も行われるようになってきている。前述のような精米サンプル採取器具においては、精米サンプルを採取する際、精米サンプルを受け入れた精米受入室700が上面開放して外部と隔離されていない状態のものであるため、菌に汚染された埃や粉塵などが精米サンプルに混じったり、汚い指などが精米受入室700に触れて精米受入室700自体が菌に汚染されてしまうことなどにより、この状態で精米サンプルを採取すると、精米サンプルに混入した菌の量が増えてしまう虞があった。このため、精米サンプルの品質検査を行っても、原料精米(製品ロット)自体の真の菌の量の検査が行われないという懸念が生じている。よって、原料精米の品質検査をする際に、精米サンプルを衛生的に採取して正確な品質検査が行えることが業界で望まれている。
そこで、本願発明は上記問題点にかんがみ、原料精米の品質検査をする際、精米サンプルを衛生的に採取するための精米サンプル採取器具を提供することを技術的課題とするものである。
【課題を解決するための手段】
【0005】
本発明は上記課題を解決するため、以下の精米サンプル採取器具を提供する。すなわち、本発明の精米サンプル採取器具は、
一端側2aを閉鎖状態とし他端側2cを精米サンプル排出口2dとした筒状体であって、かつ、前記筒状体の側面部2jに精米サンプル採取口2bを形成したサンプル採取本体部2と、
該サンプル採取本体部2の側面部2jの外周側に密着状に嵌挿できて前記外周部に対して摺動可能で、かつ、側面部2jに精米サンプル採取口3aを形成した筒状のサンプル採取口開閉カバー部3と、
精米サンプルを移し入れるための精米サンプル採取袋4と、
該精米サンプル採取袋4の開口部内に前記精米サンプル排出口2dを臨ませ、かつ、前記開口部をサンプル採取本体部2に密着状に保持する袋保持部材2gと、
を備えるという技術的手段を講じるものである。
【0006】
また、前記サンプル採取本体部2の一端側2aには、嵌挿した前記サンプル採取口開閉カバー部3の抜け落ちを防ぐための凸状部材2hを設けるとよい。
【0007】
さらに、前記サンプル採取本体部2の他端側2cを、前記一端側2aの側面部2jよりも径を小さくすると、サンプル採取者が手に持ちやすく、精米サンプルを精米サンプル採取袋4に移し入れるのも簡単になる。
【0008】
また、前記サンプル採取本体部2の側面部2jには、精米サンプル採取器具1をサンプル採取者が手に持った際の落下防止用に、手の指が入る指掛け部2fを設けるとよい。
【0009】
さらに、前記サンプル採取口開閉カバー部3は透明な材質によって形成すると、採取した精米サンプルの様子を外部から目視確認することができる。
【0010】
また、前記サンプル採取本体部2又はサンプル採取口開閉カバー部3の側面部には、採取した精米サンプルの内容量を測るための目盛り2iを設けるとよい。
【発明の効果】
【0011】
本発明の精米サンプル採取器具は、サンプル採取本体部の外周にサンプル採取口開閉カバー部を嵌挿して、サンプル採取口開閉カバー部を摺動させて精米サンプル採取口(開口部)を開口したり閉じたりすることができ、また、精米サンプル排出口を精米サンプル採取袋に臨ませた状態で精米サンプル採取袋4の開口部をサンプル採取本体部側に袋保持部材によって着脱自在でかつ密着状に保持できる。これにより、精米サンプルを採取した直後に精米サンプル採取口(開口部)を閉じて菌の混入を防止することができ、また、精米サンプルを採取した直後に、精米サンプル排出口2d側を下方に傾けることによって、精米サンプルを直ちに精米サンプル採取袋の中に手や外気に触れることなく移し入れることができるので、衛生的に精米サンプルを採取することができ、精米サンプルの品質検査をより正確に行うことができるようになる。よって、精米工場や炊飯工場の原料精米の品質管理がより向上する。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】本発明の精米サンプル採取器具(精米サンプル採取袋、使用状態)を示す。
【図2】本発明の精米サンプル採取器具(保護キャップ付き)を示す。
【図3】本発明に関し、精米工場の一例を示す。
【図4】本発明に関し、精米機の一例を示す。
【図5】従来の精米サンプル採取器具を示す。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、本発明の実施の形態を説明する(図1〜図4参照)。本発明は、原料精米の品質検査をする際、精米サンプルを衛生的に採取するための精米サンプル採取器具1を提供するものであり、図1にその精米サンプル採取器具1を示す。なお、本発明における原料精米(精米サンプル)とは、精白米や無洗米を含むものである。
【0014】
本発明の精米サンプル採取器具1は、円筒状のサンプル採取本体部2と、該サンプル採取本体部2に嵌挿して使用する円筒状のサンプル採取口開閉カバー部3とを構成する。前記サンプル採取本体部2の材質は、ステンレスとするのが好ましい。前記サンプル採取本体部2は、前述のように円筒形状とし、一端側2aを閉鎖状態で、かつ、平ら状に形成するのが好ましい。前記一端側2aの近傍の側面部2jには、精米サンプルを取り入れる精米サンプル採取口2bを設ける。該精米サンプル採取口2bの形状や大きさは、本実施例では、四角形状とし前記一端側2a側から他方側に沿って形成したが任意の形状・大きさにしてよい。
【0015】
また、前記一端側2a側の端部には、例えば凸状部材2hを設けて、前記サンプル採取本体部2の外周に後述するサンプル採取口開閉カバー部3を嵌挿した際に、該サンプル採取口開閉カバー部3がサンプル採取本体部2から脱落するのを防止するようにストッパー部材が設けてある。これにより、精米機の内部等に当該精米サンプル採取器具1を挿入して精米サンプルを採取する際において、誤ってサンプル採取口開閉カバー部3が落下して、製品への異物混入トラブルが発生することを未然に防ぐようにしてある。なお、前記凸状部材2hの形態については、例えば、図1に示したような円状の堰としたり、また、突起を部分的に設けたりなど、任意の形態のものでよい。
【0016】
一方、前記サンプル採取本体部2の他端側2cには、精米サンプル排出口2dを設ける。この精米サンプル排出口2dを設ける他端側2cについては、径の大きさを小さく変えず太さ一定の形状にしてもよいが、図1に示したように、側面部2jの途中から漏斗状に筒形状の径を小さくした小径部2eに形成して、採取した精米サンプルを精米サンプル採取袋(サンプル収納袋)4に移し入れやすいようにするほうがより好ましい。前記小径部2e又は他端側2cは、径を、サンプル採取者が手に持ちやすい大きさ(太さ)にするのが好ましい。
【0017】
また、前記小径部2e又は他端側2cの近傍には、サンプル採取者がサンプル採取する際に前記サンプル採取本体部2を誤って落下させないようにするために、手の指を入れる指掛け部2fを設けるのが好ましい。さらに、前記小径部2e又は他端側2cの近傍には、前記精米サンプル排出口2dを開口部の内部に挿入した精米サンプル採取袋4の開口部4aを、小径部2e又は他端側2c端側2cに対して密着状に保持・固定できる袋保持部材2gを固設するとよい。袋保持部材2gの形態としては、図1に示したバンド状のものや、その他の任意のものでもよい。
【0018】
前記サンプル採取口開閉カバー部3は、前述のように、該サンプル採取本体部2の外周に嵌挿した状態で使用できる径の大きさ(太さ)の円筒形状に形成する。前記サンプル採取口開閉カバー部3は、図1の(a),(b)に示したように、サンプル採取本体部2の多端側2cから嵌挿可能なものとする。そして、サンプル採取本体部2の外周に嵌挿したサンプル採取口開閉カバー部3は、サンプル採取本体部2の外周面と密着状で、かつ、サンプル採取本体部2の側面における円周方向に摺動して回動できるように形成する。
【0019】
前記サンプル採取口開閉カバー部3の側面には、精米サンプル採取口3aが設けてある。この精米サンプル採取口3aの形状や大きさは、前記サンプル採取本体部2側に設けた精米サンプル採取口2bと同等とするのがよい。そして、サンプル採取本体部2の外周にサンプル採取口開閉カバー部3を嵌挿したときには、精米サンプル採取口2bと精米サンプル採取口3aとが一致して開口部5を形成して精米サンプルが受け入れ可能にしてある(図1の(c))。また、前記サンプル採取口開閉カバー部3は、サンプル採取本体部2の側面における円周方向に往復摺動して回動させることにより、精米サンプルを採取した直後に前記開口部5を閉状態にしたり、同じく精米サンプルの採取直前に開状態にすることができるようにしてある(図1の(c),(d))。
【0020】
前記サンプル採取口開閉カバー部3は、ステンレス製でもよいが、より好ましくはプラスチックなどの透明材質で形成するのがよい。前記サンプル採取口開閉カバー部3を透明にすることにより、外部から採取した精米サンプルの量や状態などを目視で確認することができる。また、前述のように、前記サンプル採取本体部2の一端側2aを平ら状に形成することにより、精米サンプルを採取して開口部5を閉じた状態で(図1の(d))、精米サンプル採取器具1を平らな面(一端側2a)を下側にして立てることができるようにした。これにより、採取した精米サンプルの量を、透明なサンプル採取口開閉カバー部3を介して容易に目視確認することができる。また、より好ましくは、前記サンプル採取本体部2に、図1(a)に示したような目盛り2iを設けておいて、採取した精米サンプルの量をより正確に把握できるようにするとよい。なお、前記目盛り2iは前記サンプル採取口開閉カバー部3側に設けてもよい。
【0021】
前記精米サンプル採取器具1は、図2に示すように、前記サンプル採取本体部2における精米サンプル排出口2dに被せる保護キャップ6を設け、精米サンプルを採取しない未使用時において精米サンプル排出口2dの衛生面を保つようにするとよい。
【0022】
<精米サンプル採取器具の使用方法>
次に、本発明の精米サンプル採取器具1を使用いて精米サンプルを採取する一例を示す。精米サンプルの採取は、例えば、図3に示した精米工場の精米工程等において行われる。精米工場7は、荷受した玄米を荷受した精選する荷受・精選部8、精米部9、貯留部10及び出荷部11を有する。本発明の精米サンプル採取器具1は、例えば、精米部9を構成する精米機9a(精米工程)において使用することができる。図4は、前記精米機9aの一例を示した公知のものである。
【0023】
前記精米機9aは、箱型機枠12内に複数の摩擦式精穀機13a,13b,13c,13dが上下に重設してなる。前記精米機9aにおいて上部に設けた原料供給タンク14から原料玄米が供給されると、原料玄米は、順次、摩擦式精穀機13a、摩擦式精穀機13b、摩擦式精穀機13c、摩擦式精穀機13dへと送られて搗精作用を受けて最終的に精白米となって排出される。前記摩擦式精穀機13dにおける精米排出口15側の流下樋17(精米機正面側)には、配設した精米サンプル採取用の開閉蓋16が設けてあり、本発明の精米サンプル採取器具1は、前記開閉蓋16を開けた開口部16aから挿入して、前記精米排出口15から排出される精米からサンプルを採取するときに使用する。
【0024】
<精米サンプルの採取>
前記排出された精米をサンプ採取する際、サンプル採取者(オペレータ等)は、医療用又は食品用のゴム手袋をしてアルコール等で消毒し、菌汚染防止のため、素手で直接精米サンプル採取器具1に触れないようにする。次いで、サンプル採取者は、精米サンプル採取器具1におけるサンプル採取口開閉カバー部3を回動・摺動させて開口部5を形成し、指を前記指掛け部2fに掛けながら前記小径部2eを手で握って精米サンプル採取器具1を前記精米機9aの開口部16aに挿入する。そして、前記精米排出部口15から排出・流下される精米を精米サンプル採取器具1の開口部5の中にサンプリング収容し、この後、開口部16aから外部に取り出す。外部に取り出した精米サンプル採取器具1の開口部5は、直ちに、前記サンプル採取口開閉カバー部3を前述のように側面部2jに沿って円周方向に摺動させて閉状態にし、菌等が内部に入らないようにする。
【0025】
このようにして精米サンプルを採取した精米サンプル採取器具1は、精米サンプル採取器具1の内部の精米サンプルの量などの状態を透明なサンプル採取口開閉カバー部3を介して目視確認することができる。そして、採取した精米サンプルの量を前記目盛り2iによって確認するために、精米サンプル採取器具1を、サンプル採取本体部2の一側側2a(平らな面)を下にして立てるとよい。このとき、精米サンプリングの採取量が適量であれば、採取した精米サンプルを精米サンプル排出口2dから精米サンプル採取袋4内に移し入れるために、精米サンプル採取器具1を手に持って前記精米サンプル排出口2d側を下方に傾ける。そして、精米サンプルの移し入れが終わると、前記袋保持部材2gから精米サンプル採取袋4を取り外し、精米サンプル採取袋4の開口部4aを任意の手段で密閉状態に塞ぐ。これにより、採取した精米サンプルは、直接手に触れたり外気に触れることなく精米サンプル採取袋4内に移し入れることができるので、精米サンプルに菌が外部から混入せず、衛生的である。
【0026】
なお、精米サンプル採取器具1は衛生面を保つために、未使用時にはアルコール等の消毒液をためた容器の中に浸漬して、菌による汚染を防止するようにしてもよい。また、定期的に殺菌消毒するように、例えば、定期的に、精米サンプル採取器具1の内面等の汚れ検体を採取して、市販の菌測定装置に掛けて分析し、この分析値が、予め定めた基準値を超えている場合に任意の消毒殺菌処理を行うようにしてもよい。
【0027】
また、上記実施例では精米工場を例にしたが、本発明は炊飯工場においても活用することができる。例えば、炊飯工場においては、炊飯工場に搬入された原料精米(無洗米等)への異物等の混入を検査・選別する際に、色彩選別機(周知)に原料米粒を掛けるときがあるが、このとき、色彩選別機から排出される検査後の原料精米から精米サンプルを採取する際に上記と同様にして活用することができる。
【産業上の利用可能性】
【0028】
本発明によれば、精米工場や炊飯工場において、精米サンプル採取用の器具として活用することができ、原料精米の品質検査を行う際に、衛生的に精米サンプルを採取することができてより正確な品質検査が行えるようになる。
【符号の説明】
【0029】
1 精米サンプル採取器具
2 サンプル採取本体部
2a 一端側(閉鎖状態)
2b 精米サンプル採取口
2c 多端側
2d 精米サンプル排出口
2e 小径部
2f 指掛け部
2g 袋保持部材
2h 凸状部材
2i 目盛り
2j 側面部
3 サンプル採取口開閉カバー
3a 精米サンプル口
4 精米サンプル採取袋
4a 開口部
5 開口部
6 保護キャップ
7 精米工場
8 荷受・精選部
9 精米部
9a 精米機(精米工程)
10 貯留部
11 出荷部
12 箱型機枠
13a 摩擦式精米機
13b 摩擦式精米機
13c 摩擦式精米機
13d 摩擦式精米機
14 原料供給タンク
15 精米排出口
16 開閉蓋
16a 開口部
17 流下樋

【特許請求の範囲】
【請求項1】
一端側2aを閉鎖状態とし他端側2cを精米サンプル排出口2dとした筒状体であって、かつ、前記筒状体の側面部2jに精米サンプル採取口2bを形成したサンプル採取本体部2と、
該サンプル採取本体部2の側面部2jの外周側に密着状に嵌挿できて前記外周部に対して摺動可能で、かつ、側面部2jに精米サンプル採取口3aを形成した筒状のサンプル採取口開閉カバー部3と、
精米サンプルを移し入れるための精米サンプル採取袋4と、
該精米サンプル採取袋4の開口部4a内に前記精米サンプル排出口2dを臨ませ、かつ、前記開口部4aをサンプル採取本体部2に密着状に保持する袋保持部材2gと、
を有することを特徴とする精米サンプル採取器具。
【請求項2】
前記サンプル採取本体部2の一端側2aには、嵌挿した前記サンプル採取口開閉カバー部3の抜け落ちを防ぐための凸状部材2hを設けた請求項1に記載の精米サンプル採取器具。
【請求項3】
前記サンプル採取本体部2の他端側2cは、前記一端側2aの側面部2jよりも径を小さくした請求項1又は請求項2に記載の精米サンプル採取器具。
【請求項4】
前記サンプル採取本体部2の側面部2jには、精米サンプル採取器具1をサンプル採取者が手で持った際の落下防止用に、手の指が入る指掛け部2fを設けた請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の精米サンプル採取器具。
【請求項5】
前記サンプル採取口開閉カバー部3は透明な材質によって形成した請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の精米サンプル採取器具。
【請求項6】
前記サンプル採取本体部2又はサンプル採取口開閉カバー部3の側面部には、採取した精米サンプルの内容量を測るための目盛り2iを設けた請求項5に記載の精米サンプル採取器具。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【公開番号】特開2011−104455(P2011−104455A)
【公開日】平成23年6月2日(2011.6.2)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2009−259109(P2009−259109)
【出願日】平成21年11月12日(2009.11.12)
【特許番号】特許第4633188号(P4633188)
【特許公報発行日】平成23年2月16日(2011.2.16)
【出願人】(000001812)株式会社サタケ (223)
【出願人】(501264275)伊藤忠ライス株式会社 (10)
【Fターム(参考)】