説明

紙幣鑑別装置

【課題】
装置の小型化を維持しつつ、紙幣鑑別装置に使用されるセンサどうしの干渉を防止する。
【解決手段】
搬送路に配置されたセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置において、紙幣の磁気特性を検知する特性の異なる複数の磁気センサ102,104と、紙幣を光学的に検知する光学センサ10,103、105とを搬送路に交互に配置する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明は、紙幣鑑別装置に係り、特に紙幣を入出金する現金自動入出金装置(ATMという)に使用される紙幣鑑別装置に関する。
【背景技術】
【0002】
ATMには、紙幣の金種、真偽、正損等を判定するための紙幣鑑別装置が搭載され、搬送路上を搬送する紙幣の鑑別を行っている。紙幣の鑑別は、紙幣の大きさや紙幣面からの反射光は透過光を検知したり、紙幣の印刷に使用された磁性インクの磁気特性を検知するために、幾つかの光学センサや磁気センサが配置されている。
【0003】
例えば、特開平9−245217号公報(特許文献1)には、紙幣鑑別装置において搬送路を形成する上部ユニット及び下部ユニットに、ラインセンサや反射透過センサ、磁気センサを配置し、紙幣の幅全体に渡って検出することで鑑別の信頼性を向上させる技術が開示されている。
【0004】
【特許文献1】特開平9−245217号公報
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
ところで、最近頻発している紙幣の偽造問題に対する対策の1つとして、紙幣鑑別装置の真偽判定能力を向上することが考えられる。そのためには、より多くの種類のセンサを紙幣鑑別装置内に配置する必要がある。
【0006】
紙幣の判定能力を向上するために、紙幣鑑別装置に新たなセンサを追加する場合、市場で既に稼動しているATMとの互換性を確保する必要があるので、紙幣鑑別装置の大きさを変更することが出来ない。このため、ATM内の限られたスペースの中で、より多くのセンサを配置することが必要になる。
【0007】
一方、紙幣鑑別装置内に異なる複数の磁気センサを隣接して配置すると、磁気センサ間で干渉が発生し、磁気センサの性能を確保できなくなるという問題がある。また、異なる光学センサを隣接して配置した場合にも磁気センサと同様にセンサ間で干渉が発生して、性能を確保できなくなる。発明者らの解析によれば、磁気センサには基準磁界を作るために磁石やコイルが搭載されているため、一方の磁気センサに載っている磁石が作る磁界が他方の磁気センサに入力して、紙幣の磁気特性を正しく検出できなくなる事態が発生する。また、光学センサ間でも、紙幣を搬送する搬送路や搬送されてくる紙幣自体を介して、他方の光学センサに光として進入するためノイズが発生する現象がある。
【0008】
この種の干渉を避けるために、センサ間を離して配置することも考えられる。しかし、干渉防止のためのスペースを設けて磁気センサや光学センサを連続して配置する場合、複数個のセンサを配置するとなると、装置が大きくなってしまうという問題がある。或いは目的のセンサ全てが配置しきれないということになる。
【0009】
本発明の目的は、装置の小型化を維持しつつ、紙幣鑑別装置に使用されるセンサどうしの干渉を防止した紙幣鑑別装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0010】
本発明は、搬送路に配置されたセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置において、紙幣を磁気的に検知する複数の磁気センサと、紙幣を光学的に検知する複数の光学センサとを搬送路に交互に配置して構成したものである。
好ましい例では、上記センサの配列において、搬送路の両側に配置されるセンサは光学センサである。
例えば好ましくは、上記センサの配列において、搬送路に備えられた搬送ローラは紙幣を正逆両方向に搬送するように駆動され、搬送路の両側の進入口に、紙幣の進入を検知する光学センサを夫々配置し、少なくともいずれか一方の光学センサは紙幣の幅全体からの情報を採取するセンサである。
【0011】
紙幣鑑別装置の一例では、少なくとも2つの光学センサと、少なくとも2つの磁気センサを含み、これらの光学センサは透過型センサであり、磁気センサのうち1つは紙幣の磁気インピーダンス特性を検出するセンサであり、他の1つは、紙幣の磁気抵抗特性を検出するセンサである。
また、一例では、搬送路において磁気センサの対向する位置に搬送ローラを配置する。
また、一例では、複数の磁気センサのうち、第1の磁気センサは紙幣の幅全体から情報を採取するセンサであり、他の第2の磁気センサは紙幣の幅方向の部分的に情報を採取するセンサである。
また、一例では、搬送路において、第2の磁気センサの横の場所に搬送ローラを配置する。
更に、好ましい例では、搬送路の両側に配置された光学センサにより検知された信号は、紙幣の搬送方向に対する下流側に配置された磁気センサ又は光学センサのオフセットキャンセルに利用される。
【0012】
本発明に係る紙幣鑑別装置はまた次にように把握できる。すなわち、搬送路に配置された複数のセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置において、紙幣を磁気的に検知する複数の磁気センサと、複数の磁気センサの間に配置された、紙幣を光学的に検知する光学センサとを有する紙幣鑑別装置である。
【0013】
また、本発明は紙幣鑑別装置における検知信号の取得方法としても把握できる。すなわち、搬送路に配置された複数のセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置における検知信号の取得方法であって、紙幣から第1の光学センサによって、センサをオフセットキャンセルするための検知信号を得るステップと、次いで、紙幣から第2の磁気センサによって紙幣の磁気インピーダンス特性又は紙幣の磁気抵抗特性を検出するための検知信号を得るステップと、次いで、紙幣から第3の光学センサによって紙幣の特定波長での特性を検出するための検知信号を得るステップと、次いで、紙幣から第2の磁気センサによって紙幣の磁気抵抗特性又は磁気インピーダンス特性を検出するための検知信号を得るステップと、を有する検知信号の取得方法である。
【発明の効果】
【0014】
本発明によれば、センサ間の干渉を防止しつつ、より多くの種類のセンサを効果的に配置でき、装置の小型化が図れる。従って、従来に比べてより多くの種類のセンサを紙幣鑑別装置に搭載できるので、紙幣の真偽判定能力が向上する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0015】
以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細に説明する。
図1は、一実施例が適用される紙幣鑑別装置の側面図であり、図2はその平面図である。
紙幣鑑別装置1の搬送路10には、複数のローラ106〜110が配置され、制御部(図示せず)からの制御信号に従って、紙幣を正方向A及び逆方向Bの両方向に搬送できるように、これらの搬送ローラは回転制御される。紙幣が両方向に搬送されるこの例の紙幣鑑別装置では、紙幣の正方向A及び逆方向Bの搬送の夫々において、紙幣から取得された情報を処理することにより金種判定や真偽判定、正損判定等の処理が行なわれる。紙幣の判定のための処理は、以下に述べる各種センサによって検知された信号を、制御部内に備えられるプロセッサ(図示せず)の処理によって行う。その処理は、検知されたデータの取込を行うプログラム、及び採取されたデータから金種判定や真偽判定、正損判定等の処理を行うプログラムをプロセッサで実行することにより行われる。
【0016】
搬送路10には、紙幣からの各種検知信号を得るために、複数の光学センサ101,103及び磁気センサ102,104が配置されている。ここで特徴的なことは、磁気センサ102,104間、又は光学センサ間101,103の干渉を防止するために、磁気センサと光学センサとは交互に配置され、磁気センサ間又は光学センサ間のそれぞれ配置間隔に一定の距離を確保している。すなわち、2つの磁気センサ102,104の間にはそれらの干渉に影響しない光学センサを配置することにより、センサ間での干渉を無くし、かつ配置スペースの効率化を図り、装置全体を小型化にしたものである。
【0017】
配置されるセンサの特性或いは役割りの一例について説明すると、光学センサ101は、紙幣全面を検出できる反射透過センサ、光学センサ103は、特定波長での特性を検出する透過センサ、磁気センサ102は、紙幣の磁気インピーダンス特性を検出するセンサ、磁気センサ104は、紙幣の磁気抵抗特性を検出するセンサである。これらのセンサの内、光学センサ101,103、及び磁気センサ102はラインセンサ型であり、搬送路10の全幅を覆い、搬送路10を搬送される紙幣の全幅からそれぞれの信号を検知する。
【0018】
また、図1に示す正方向A及び逆方向Bの搬送を行う紙幣鑑別装置では、磁気センサ102,光学センサ103,磁気センサ104には、紙幣が到達する前にオフセットキャンセル、即ちセンサの出力が一定出力得られるように、初期化処理を行なう必要がある。このため、搬送路10の両側には紙幣の進入を検知するため進入検知センサ105,111が配置されている。この進入検知センサ105,111は光学センサである。
【0019】
本実施例では、また紙幣鑑別装置の小型化を図るために、搬送ローラとセンサの配置の関係について配慮されている。例えば、搬送ローラの間に必要なセンサを単に配置するとすれば、搬送路は長くなってしまい、広い実装スペースが必要となる。そこで本実施例では、磁気センサ102、104の対向面に搬送ローラ107,109を配置して紙幣を各磁気センサに押し当てるようにし、紙幣等の媒体搬送力を持たせた。また、光学センサ101と磁気センサ102間、及び光学センサ103と磁気センサ104間には搬送ローラを設けず、光学センサ101と磁気センサ102の両側に搬送ローラ106と搬送ローラ108を配置し,光学センサ103と磁気センサ104の両側に搬送ローラ108と搬送ローラ110を設けることにより、紙幣等の媒体搬送能力を維持しながら、センサ間での干渉を減らし、限られたスペースにこれらのものを実装することを実現した。なお、光学センサ101,103,105,111はいずれも透過型センサであるので、それらのセンサの対向位置には搬送ローラは配置されない。
【0020】
またこの例では、磁気センサ104は、紙幣のセキュリティスレッドを検出することを目的としているため、紙幣の幅全体に存在する必要は無く、磁気センサ2104の検出範囲はセキュリティスレッドが通過する範囲にあればよい。このため、図2に示すように空いた空間に搬送ローラ109を追加することができ、紙幣等の媒体搬送能力を維持向上することができる。
【0021】
次に図3及び図4を参照して、他の実施例(第2の実施例)について説明する。
この例は、上述した第1の実施例における進入検知センサ111を省略し、光学センサ101で進入検知センサ111の機能を兼用したものである。なお、図1及び図2と同じ部分には同一符号を付してある。
【0022】
紙幣を正方向及び逆方向に搬送する紙幣鑑別装置では、紙幣が到達する前にオフセットキャンセルの初期化処理を行なうために、装置の搬送路の両側に紙幣の進入を検知するための進入検知センサ105,111を配置しているが、図1の例で正方向Aの搬送における光学センサ111と光学センサ101とが連続して配置されているので、前者のセンサを省略し、後者のセンサでその機能をも実現した。
【0023】
一方、逆方向Bの搬送における光学センサ105は省略できない。その理由は、逆方向B搬送で、もし紙幣が最初に通過するセンサが磁気センサ104であるとすれば、磁気センサ104で紙幣の進入検知を行なわなければならない。しかし、磁気センサ104で進入検知を行なうには紙幣の全面に磁気特性が検出されなければならいが、実際には紙幣全面に磁気特性のある紙幣は存在しないと言う事情があるからである。そのため、逆方向B搬送における進入口側に配置された進入検知センサ105を削減することはできない。
このように正方向搬送における進入検知センサ111を削減し、その機能をライン型の光学センサ101で代行することにより、装置を一層小型化することができる。
【0024】
次に、図5及び図6を参照して第2の実施例における紙幣鑑別装置のオフセットキャンセル等の初期化処理動作について説明する。
ここで、センサの初期処理動作を説明する理由は、初期化動作それ自体は本発明の要旨とは直接的には関係しないが、両方向搬送の例における紙幣鑑別装置では搬送路10の両側に配置されるセンサが光学的センサであることに意義があり、その光学センサゆえに初期化動作を行い得る、と理解されたい。
【0025】
図3の紙幣鑑別装置において、各紙幣毎にオフセットキャンセルの初期化処理が必要なセンサは、磁気センサ102,光学センサ103,磁気センサ104である。初期化処理は、これらのセンサに紙幣が到達するまでに行う必要がある。
【0026】
紙幣の両方向搬送を行うこの例における紙幣鑑別装置では、紙幣が搬送される方向の進入口のセンサ101又は105で紙幣を検知する。なお、図3において、a〜fは進入検知センサ101又は105から初期化対象のセンサまで距離を示す。正方向Aにおいて、光学センサ101と各センサの距離は、それぞれ磁気センサ102に対して距離a,光学センサ103に対して距離b,磁気センサ104に対して距離cである。一方、逆方向Bにおける光学センサ105からの距離はそれぞれ、d、e、fで示している。紙幣の進入検知を行い、紙幣が上記の距離を搬送された時点で順次対象のセンサの初期化を行なう。
【0027】
図5は正方向Aの搬送における初期化処理フローチャート、図6は逆方向Bにおける初期化処理フローチャートを示す。いずれも検知センサ101、105が相違するだけで、処理動作自体は同様である。そこで、代表例として図5を参照して正方向Aにおける各センサの初期化動作について説明する。
【0028】
図5において、光学センサ101からの検知信号を制御部で読取り(S501)、紙幣が進入したかを判定する(S502)。もし、紙幣の進入と判定されると、制御部は距離aに相当する時間を算出して、その時間内で磁気センサ102を初期化する(S503)。次に、距離bに相当する時間を算出して、その時間内で光学センサ103を初期化する(S504)。更に、距離cに相当する時間を算出して、同様にして磁気センサ104を初期化する(S505)。このような動作を行うことで、関係するセンサの初期化を終了する。
【0029】
以上、2つの実施例について説明したが、本発明は上記の例に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施し得る。
例えば、図1乃至図4に示した装置における各種センサの配置の内、光学センサとして透過型センサではなく反射型センサを用いること、或いは透過型と反射型を混在して用いる例もあり得る。
【0030】
また、各センサと搬送ローラとの配置関係も上記例に限定されず、例えば装置のスペースに余裕があれば、磁気センサの対向位置に搬送ローラを配置しないで済むかもしれない。
また、適用対象の紙幣としては、日本銀行券だけでなく、中国紙幣、ユーロ紙幣等にも適用できる。
【図面の簡単な説明】
【0031】
【図1】本発明の一実施例(第1の実施例)における紙幣鑑別装置の側面図。
【図2】図1に示す紙幣鑑別装置を上部から見た平面図。
【図3】本発明の他の実施例(第2の実施例)における紙幣鑑別装置の側面図。
【図4】図3に示す紙幣鑑別装置を上部から見た平面図。
【図5】一実施例におけるセンサ初期化制御の動作説明に供するフローチャート図。
【図6】一実施例におけるセンサ初期化制御の動作説明に供するフローチャート図。
【符号の説明】
【0032】
1:紙幣鑑別装置、 2:紙幣、
101、103:光学センサ、 102、104:磁気センサ、
105,111:進入検知センサ
106〜110:搬送ローラ。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
搬送路に配置されたセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、該紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置において、該紙幣を磁気的に検知する複数の磁気センサと、該紙幣を光学的に検知する複数の光学センサとを該搬送路に交互に配置したことを特徴とする紙幣鑑別装置。
【請求項2】
前記センサの配列において、搬送路の両側に配置されるセンサは光学センサであることを特徴とする請求項1の紙幣鑑別装置。
【請求項3】
該搬送路に備えられた搬送ローラは紙幣を正逆両方向に搬送するように駆動され、該搬送路の両側の進入口に、紙幣の進入を検知する光学センサを夫々配置し、少なくともいずれか一方の該光学センサは該紙幣の幅全体からの情報を採取するセンサであることを特徴とする請求項1の紙幣鑑別装置。
【請求項4】
少なくとも2つの光学センサと、少なくとも2つの磁気センサを含み、これらの光学センサは透過型センサであり、磁気センサのうち1つは紙幣の磁気インピーダンス特性を検出するセンサであり、他の1つは、紙幣の磁気抵抗特性を検出するセンサであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかの紙幣鑑別装置。
【請求項5】
該搬送路において、該磁気センサの対向する位置に搬送ローラを配置することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかの紙幣鑑別装置。
【請求項6】
複数の該磁気センサのうち、第1の磁気センサは該紙幣の幅全体から情報を採取するセンサであり、他の第2の磁気センサは該紙幣の幅方向の部分的に情報を採取するセンサであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかの紙幣鑑別装置。
【請求項7】
該搬送路において、該第2の磁気センサの横の場所に該搬送ローラを配置することを特徴とする請求項1乃至6のいずれかの紙幣鑑別装置。
【請求項8】
搬送路の両側に配置された該光学センサにより検知された信号は、紙幣の搬送方向に対する下流側に配置された該磁気センサ又は光学センサのオフセットキャンセルに利用されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかの紙幣鑑別装置。
【請求項9】
搬送路に配置された複数のセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、該紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置において、該紙幣を磁気的に検知する複数の磁気センサと、複数の磁気センサの間に配置された、該紙幣を光学的に検知する光学センサとを有することを特徴とする紙幣鑑別装置。
【請求項10】
搬送路に配置された複数のセンサによって、搬送路を搬送される紙幣から検知信号を得て、該紙幣の鑑別を行う紙幣鑑別装置における検知信号の取得方法であって、
該紙幣から第1の光学センサによって、該センサをオフセットキャンセルするための検知信号を得るステップと、
次いで、該紙幣から第2の磁気センサによって該紙幣の磁気インピーダンス特性又は紙幣の磁気抵抗特性を検出するための検知信号を得るステップと、
次いで、該紙幣から第3の光学センサによって該紙幣の特定波長での特性を検出するための検知信号を得るステップと、
次いで、該紙幣から第2の磁気センサによって該紙幣の磁気抵抗特性又は磁気インピーダンス特性を検出するための検知信号を得るステップと、
を有することを特徴とする検知信号の取得方法。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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