説明

紙葉類取出装置

【課題】 トルクの大きな駆動源を必要とすることなく、短手手前側ガイドを開閉でき、また、短手手前側ガイドの開放により給紙台上から紙葉類を落下させることのないようにする。
【解決手段】 所定方向に沿って投入される積層紙葉類を受け入れて載置する給紙台22と、この給紙台22に載置された積層紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取り出す取出ロータと、給紙台22に載置された積層紙葉類の投入方向に沿う一側面側を取り揃える短手奥側ガイド23と、この短手奥側ガイド23に対し平行に離間対向する取揃位置で積層紙葉類の他側面側を取り揃え、必要に応じて、取揃位置から給紙台22に対し略面一になる開放位置に回動される短手手前側ガイド29とを具備する。

【発明の詳細な説明】
【技術分野】
【0001】
本発明の実施形態は、例えば、紙幣などの紙葉類をその種類に応じて区分集積する紙葉類処理装置に適用される紙葉類取出装置に関する。
【背景技術】
【0002】
この種の紙葉類取出装置は、所定方向に沿って投入される積層紙葉類を受け入れて載置する給紙台(載置手段)を備え、この給紙台に積層載置された紙葉類を取出ロータの回転により一枚ずつ取り出すようになっている。
【0003】
また、給紙台の奥側には積層紙葉類の投入方向に沿って固定ガイド、手前側には可動ガイドが配設されている。
【0004】
給紙台に投入された積層紙葉類は可動ガイドと固定ガイドとによって挟持されることにより、その両側面部が取り揃えられるようになっている。
【0005】
また、オペレータが手動で積層紙葉類を給紙台に投入する場合や、給紙台に載置されている積層紙葉類を給紙台から取り除くような場合には、手前側の可動ガイド体を開放して積層紙葉類を投入したり、取り除くようにしている。
【0006】
しかしながら、従来においては、手前側の可動ガイド体を平行リンク機構を用いて開閉していたため、可動ガイド体の移動量が大きなものとなっていた。
【0007】
このため、可動ガイド体を駆動する駆動モータとしてはトルクの大きなものが必要になり、コストが高くなる。
【0008】
また、可動ガイド体が給紙台から大きく移動するため、紙葉類が静電気などで可動ガイド体に引き寄せられた場合には、給紙台上から落下してしまうことがあった。
【先行技術文献】
【特許文献】
【0009】
【特許文献1】特開2004−155592号公報
【発明の概要】
【発明が解決しようとする課題】
【0010】
解決しようとする課題は、トルクの大きな駆動源を必要とすることなく、可動ガイド体を開閉でき、また、可動ガイド体の開放により載置手段上から紙葉類を落下させることのないようにした紙葉類取出装置を提供することにある。
【課題を解決するための手段】
【0011】
上記課題を解決するため、実施形態は、所定方向に沿って投入される積層紙葉類を受け入れて載置する載置手段と、この載置手段に載置された積層紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取り出す取出手段と、前記載置手段に載置された積層紙葉類の投入方向に沿う一側面側を取り揃える垂直な固定ガイド体と、この固定ガイド体に対し平行に離間対向する第1の位置で前記積層紙葉類の他側面側を取り揃え、必要に応じて、前記第1の位置から前記載置手段に対し略面一になる第2の位置に回動されて開放される可動ガイド体と、を具備することを特徴とする。
【図面の簡単な説明】
【0012】
【図1】実施形態である紙葉類処理装置を示す構成図。
【図2】同紙葉類取出装置を示す正面図。
【図3】同取出ロータの駆動機構を示す外観斜視図。
【図4】同フィードコントローラを示す斜視図。
【図5】同フィードコントローラを異なる方向から示す斜視図。
【図6】同長手整位機構及び短手整位機構、さらに給紙機構を示す斜視図。
【図7】同手前側短手ガイドの駆動機構を示す斜視図。
【図8】同手前側短手ガイドの動作状態を示す斜視図。
【発明を実施するための形態】
【0013】
以下、実施の形態について、図面を参照して説明する。
【0014】
図1は本発明の一実施の形態である紙葉類処理装置1を示す概略的構成図である。
【0015】
この紙葉類処理装置1は、積層紙葉類から紙葉類を一枚づつ順次取り出して搬送し、この紙葉類を検査して再流通可能な紙葉類と廃棄処理が必要な紙葉類とに区分するものである。紙葉類の処理速度は毎秒数十枚程度で、搬送速度は毎秒数メートルで常に一定となっている。
【0016】
紙葉類処理装置1は、紙葉類Pを一枚ずつ所定のピッチで連続的に取り出す取出部(紙葉類取出装置)2、この取出部2で取り出された紙葉類Pを所定方向に搬送する搬送部3、この搬送部3で搬送された紙葉類Pに対して所定の処理を施す処理部4、この処理部4で処理された紙葉類Pをその処理情報に応じて複数の方向に振分ける振分部5、この振分部5により振分けられた紙葉類Pを集積する第1集積部6及び第2集積部7などを備えて構成されている。
【0017】
取出部2は、n枚(nは任意数)の紙葉類が積層された積層紙葉類から紙葉類Pを上方のものから順次、1枚ずつ分離して取り出す。
【0018】
搬送部3は、取出部2から取り出された紙葉類Pを搬送ベルトにより挟持して一定の速度で搬送する。
【0019】
処理部4は、例えば取り出した紙葉類の正損などを検査する紙葉類検査装置であり、取出部2の後方に位置する搬送路11上に配置されている。この処理部4は、それぞれの紙葉類について表面状態を検査し、破損状況、汚れ状況等をチェックする。そして、この処理部4は、チェック結果に基づいて再流通可能であるか、あるいは廃棄処理が必要であるかを決定する。
【0020】
振分部5は、処理部4による処理情報に基づいて紙葉類の搬送方向をAまたはBに振分ける第1ゲート機構14Aと、搬送された紙葉類の枚数に応じて紙葉類の搬送方向をCまたはDに振分ける第2ゲート機構14Bと、を有している。
【0021】
すなわち、第1ゲート機構14Aは、処理情報に基づいて廃棄紙葉類と判定された紙葉類を第1分岐搬送路10に導き、第2集積部7に向けて搬送する。また、この第1ゲート機構14Aは、処理情報に基づいて再流通紙葉類と判定された紙葉類を第2分岐搬送路11に導き、第1集積部6に向けて搬送する。
【0022】
第2ゲート機構14Bは、所定枚数の紙葉類を第3分岐搬送路12に導き、第1集積部6の第1集積ユニット6aに向けて搬送する。この第2ゲート機構14Bは、所定枚数の紙葉類を第4分岐搬送路13に導き、第1集積部6の第2集積ユニット6bに向けて搬送する。
【0023】
第1集積部6は、第1集積ユニット6a及び第2集積ユニット6bを有して構成されている。第1集積ユニット6a及び第2集積ユニット6bは、それぞれ集積羽根車16A及び16Bを備えている。これら集積羽根車16A及び16Bは、スパイラル状の溝を中心回りに等配に有した円盤状であり、ステッピングモータ等により回転駆動され、高速で搬送されてくる紙葉類Pを受け止め、停止させて各集積ユニット内に積層する。これにより、第1集積部6に向けて搬送された紙葉類Pは、第1集積ユニット6a或いは第2集積ユニット6bに集積されて再び束状に積層される。この第1集積部6に向けて搬送されてくる紙葉類Pは、第2分岐搬送路11上に設けられた光学式センサ13aにより通過枚数がカウントされ、通過枚数が所定枚数、例えば100枚カウントされるごとに第2ゲート機構14Bが回動されて紙葉類Pを100枚ずつ交互に第1集積ユニット6a或いは第2集積ユニット6bに集積させる。第2集積部7は、搬送されてきた紙葉類Pを受け止めて停止させ、再び、束状に積層する。第2集積部7に集積された廃棄紙葉類は、その後にシュレッダ処理される。
【0024】
図2は、上記した取出部2の外観を示す構成を示す正面図である。
【0025】
取出部2は、給紙機構22Aを備え、この給紙機構22Aは紙葉類を積層状態で載置する載置手段としての給紙台22を有している。この給紙台22上に載置された紙葉束は長手整位機構28Aと短手整位機構29Aとによって整位されるようになっている。
【0026】
給紙台22の奥側の壁は紙葉束の短手方向の位置を規制する固定ガイド体としての短手奥側ガイド23になっている。給紙台22の左側の壁は取り出される紙葉類をガイドする先端側ガイド24となっている。
【0027】
先端側ガイド24の上方部には、紙葉類を取り出す取出手段としての取出ロータ25が設けられ、この取出ロータ25の下部側には紙葉類の2枚取りを防止する逆送ローラ26が転接されている。給紙台22の上方部には紙葉類の上限位置を検出するフィードコントローラ27及びフィードストッパ60が設けられている。また、先端側ガイド24には、紙葉類の長手方向を整位する長手ガイド28が離間対向され、短手奥側ガイド23には可動ガイド体としての短手手前側ガイド(後述する)が離間対向されている。
【0028】
図3は、上記した取出ロータ25及び逆送ローラ26を示す斜視図である。
【0029】
取出ロータ25には駆動タイミングベルト31が掛け渡され、取出ロータ25は駆動タイミングベルト31の走行により正面から見て時計回りで回転される。取出ロータ25の周面部には紙葉類を吸着する吸着パット32が取着されている。吸着パット32はゴム素材で成形され、エアーを吸引するための吸引穴32aが穿設されている。取出ロータ25には継手33及び図示しないホースを介して真空ポンプが接続され、真空ポンプの動作により吸着パット32の吸引穴32aからエアーが吸引されるようになっている。
【0030】
逆送ローラ26の周面部には、エアーを吸引する吸引穴26aが穿設されている。逆送ローラ26は取出ロータ25の図示しない駆動軸に丸ベルト30を介して連結され、取出ロータ25の回転に伴って正面から見て時計回りで回転されるようになっている。
【0031】
逆送ローラ26には継手35及び図示しないホースを介して真空ポンプが接続され、真空ポンプの駆動により吸引穴26aからエアーが吸引されるようになっている。
【0032】
図4及び図5はフィードストッパ60及びフィードコントローラ27を異なる角度から示す斜視図である。
【0033】
フィードストッパ60はフィードストップレバー61を有し、このフィードストップレバー61により紙葉束を上から押さえ込むものである。フィードストップレバー61はスライドレール62にスライド自在に取付けられ、ソレノイド63が引かれると上がり、ソレノイド63がオフすると自重で下に下がるようになっている。フィードストップレバー61の位置はセンサ65によって検出される。即ち、フィードストップレバー61が下端位置に移動したとき、センサ65は暗となりその位置を検出する。
【0034】
フィードコントローラ27はフィードコントロールレバー37を有している。このフィードコントロールレバー37は角度磁気センサ38の軸に取付けられ、角度磁気センサ38によりフィードコントロールレバー37の回転角度が検出されるようになっている。
【0035】
また、フィードコントロールレバー37の近傍には、捌き手段としての捌きエアーノズル40、天井ノズル41が設置されている。これら捌きエアーノズル40、天井ノズル41には図示しないホースを介して真空ポンプが接続され、紙葉類が取出ロ一タ25で取り出されている間は真空ポンプの駆動により捌きエアーノズル40、天井ノズル41から紙葉束に対しエアーが吹き付けられるようになっている。また、フィードコントローラ27には短手手前側ガイド23のストッパ67が設置されている。
【0036】
図6は、長手整位機構28A及び短手整位機構29A,さらに、給紙機構22Aを示す斜視図である。
【0037】
長手整位機構28Aは長手ガイド28により紙葉束の長手方向後端部を取り揃えるものである。長手ガイド28はスライドレール69にスライド自在に取付けられている。長手ガイド28は第1のモータ70によって上下方向(矢印a方向)に移動され、第2のモータ71によって左右方向(矢印b方向)に移動されるようになっている。紙葉束は、先端ガイド24と長手ガイド28とによって挟まれることによりその長手方向が取り揃えられるようになっている。
【0038】
短手整位機構29Aは短手奥側ガイド23と短手手前側ガイド29の間に紙葉束を挟むことにより短手方向の取り揃えをする働きをする。短手奥側ガイド23は図示しないベースに固定されている。短手手前側ガイド29は駆動モータ73によって回動されて後で詳述するように開閉されるようになっている。
【0039】
給紙台22は、スライドレール74にスライド自在に取り付けられるとともに、タイミングベルト75に連結されている。タイミングベルト75は駆動プーリ76と従動プーリ77との間に掛け渡されている。駆動プーリ76は駆動モータ79によって正逆回転され、これにより、タイミングベルト75を介して給紙台22が昇降されるようになっている。
【0040】
図7は、短手整位機構29Aの駆動機構を示す斜視図である。
【0041】
駆動モータ73の回転軸73aには、シャフト80が接続され、このシャフト80に短手手前側ガイド29の下端部が取り付けられている。駆動モータ73としては例えば、ステッピングモータが用いられる。
【0042】
シャフト80にはセンサドグ82が取付けられ、このセンサドグ82の近傍にはその回動方向に亘って第1及び第2のセンサ84,85が配設されている。第1及び第2のセンサ84,85は、センサドグ82を検出するものである。第1のセンサ84によってセンサドグ82が検出されたときは、短手手前側ガイド29は紙葉束を取り揃える第1の位置にあり、第2のセンサ85によってセンサドグ82が検出されたときは、短手手前側ガイド29は開放される第3の位置にあると判別されるようになっている。
【0043】
また、センサドグ82が第1のセンサ84から離れて第1のセンサ84が暗状態から明状態に変化すると、短手手前側ガイド29は紙葉束の受入位置である第3の位置にあると判断されるようになっている。第1のセンサ84が暗状態から明状態に変化したときには、短手手前側ガイド29が垂直な状態から外方に10度回動して傾斜するようにセンサドグ82の形状が設計されている。
【0044】
なお、短手手前側ガイド29が取揃位置(垂直な状態)を超えて内側に閉じることを防止するためのストッパ67が上記したようにフィードコントローラ27に設置されている。
【0045】
また、短手手前側ガイド29は、取り出される紙葉類を監視できるように透明な合成樹脂材、例えばアクリル樹脂で成形されている。
【0046】
次に、上記した短手手前側ガイド29の動作について図8を参照して説明する。
【0047】
まず、図示しない紙葉束投入装置より給紙台22に投入される場合には、短手手前側ガイド29が図8(a)に矢印で示すように取揃位置(第1の位置)から10度だけ外方に開放されて傾斜し受入位置(第3の位置)に位置する。
【0048】
紙葉束の受け入れが終了すると、短手手前側ガイド29は図8(b)に矢印で示すように取揃位置(第1の位置)に向かって回動されて垂直な状態に閉じる。これにより、紙葉束Pは短手奥側ガイド23と短手手前側ガイド29とにより挟持されてその短手方向が取り揃えられることになる。
【0049】
また、オペレータが手動で給紙台22上に紙葉束Pを載置する場合や、給紙台22上の紙葉束を取り除く場合などには、短手手前側ガイド29は取揃位置(第1の位置)から図8(c)に矢印で示すように90度外方に開放されて給紙台22と面一な状態になる。
【0050】
なお、短手手前側ガイド29をアクリル樹脂で成形するため、紙葉類のガイド時に紙葉類が短手手前側ガイド29に擦れることにより、短手手前側ガイド29が磨耗してしまう。そこで、この発明では図8(c)に示すように短手手前側ガイド29のガイド面29aの一部に金属材、例えばステンレス材91を設けて、ガイド面29aの磨耗を防止するようにしている。
【0051】
上記したように、この実施の形態によれば、短手手前側ガイド29を開放する場合には、垂直に起立する状態から90度回動させるだけであるため、短手手前側ガイド29の動作量を少なくでき、その分トルクの小さな駆動源での駆動が可能となる。
【0052】
また、短手手前側ガイド29は給紙台22に面一な状態に開放するため、短手手前側ガイド29の開放動作に伴って紙葉類が引き出された場合でも短手手前側ガイド29で受けることができ、下方に落下させることがない。
【0053】
さらに、紙葉束の投入時には、短手手前側ガイド29を取揃位置(第1の位置)から10度だけ外方に回動させて傾斜させるため、紙葉束Pは短手奥側ガイド23或いは短手手前側ガイド29に衝突することなく、スムーズに投入できる。
【0054】
なお、上記した実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。この実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
【符号の説明】
【0055】
P…紙葉束(積層紙葉類)、22…給紙台(載置手段)、23…短手奥側ガイド(固定ガイド体)、25…取出ロータ(取出手段)、29…短手手前側ガイド(可動ガイド体)、91…ステンレス材(金属材)。

【特許請求の範囲】
【請求項1】
所定方向に沿って投入される積層紙葉類を受け入れて載置する載置手段と、
この載置手段に載置された積層紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取り出す取出手段と、
前記載置手段に載置された積層紙葉類の投入方向に沿う一側面側を取り揃える垂直な固定ガイド体と、
この固定ガイド体に対し平行に離間対向する第1の位置で前記積層紙葉類の他側面側を取り揃え、必要に応じて、前記第1の位置から前記載置手段に対し略面一になる第2の位置に回動されて開放される可動ガイド体と、
を具備することを特徴とする紙葉類取出装置。
【請求項2】
所定方向に沿って投入される積層紙葉類を受け入れて載置する載置手段と、
この載置手段に載置された積層紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取り出す取出手段と、
前記載置手段に載置された積層紙葉類の投入方向に沿う一側面側を取り揃える垂直な固定ガイド体と、
この固定ガイド体に対し平行に離間対向する第1の位置で、前記積層紙葉類の他側面側をガイド面によって取り揃え、必要に応じて、前記第1の位置から前記載置手段に対し略面一になる第2の位置に回動して開放される透明な合成樹脂製の可動ガイド体と、
この可動ガイド体のガイド面の一部を構成する金属材料と、
を具備することを特徴とする紙葉類取出装置。
【請求項3】
前記可動ガイド体はアクリル樹脂で成形され、前記金属材料はステンレス材であることを特徴とする請求項1記載の紙葉類取出装置。
【請求項4】
所定方向に沿って投入される積層紙葉類を受け入れて載置する載置手段と、
この載置手段に載置された積層紙葉類から紙葉類を一枚ずつ取り出す取出手段と、
前記載置手段に載置された積層紙葉類の投入方向に沿う一側面側を取り揃える垂直な固定ガイド体と、
前記固定ガイド体に対し平行に離間対向する第1の位置で、前記積層紙葉類の他側面側を取り揃え、必要に応じて、前記第1の位置から前記載置手段に対し略面一になるように第2の位置に回動されて開放され、前記積層紙葉類の投入時には、前記第1の位置から所定角度外方に傾斜する第3の位置に回動する可動ガイド体と、
を具備することを特徴とする紙葉類取出装置。

【図1】
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【図2】
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【図3】
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【図4】
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【図5】
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【図6】
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【図7】
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【図8】
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【公開番号】特開2012−211013(P2012−211013A)
【公開日】平成24年11月1日(2012.11.1)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2011−78683(P2011−78683)
【出願日】平成23年3月31日(2011.3.31)
【出願人】(000003078)株式会社東芝 (54,554)
【Fターム(参考)】