組換え抗インターロイキン−9抗体
【課題】中和キメラおよびヒト化抗ヒトインターロイキン−9(IL−9)抗体を提供する。
【解決手段】いくつかのマウス抗IL−9モノクローナル抗体、抗体MH9A3、MH9D1およびMH9L1として同定された3種類のCDRに由来する、IL−9に対する特異性を有するヒト化およびキメラ抗体もしくは抗体断片、ならびに前記抗体を投与する喘息、気管支過敏症、アトピー性アレルギー、および他の関連障害を予防、改善、または治療する方法。
【解決手段】いくつかのマウス抗IL−9モノクローナル抗体、抗体MH9A3、MH9D1およびMH9L1として同定された3種類のCDRに由来する、IL−9に対する特異性を有するヒト化およびキメラ抗体もしくは抗体断片、ならびに前記抗体を投与する喘息、気管支過敏症、アトピー性アレルギー、および他の関連障害を予防、改善、または治療する方法。
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【特許請求の範囲】
【請求項1】
(a)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも1種類のCDR、
(b)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも2種類のCDR、
(c)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも3種類のCDR、
(d)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも4種類のCDR、
(e)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも5種類のCDR、または
(f)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の6種類すべてのCDRを含む、IL-9と特異的に結合する単離抗体もしくは抗体断片。
【請求項2】
a)表2に記載の軽鎖生殖細胞系列配列のうち1種類からの軽鎖フレームワーク領域と組み合わされた抗体MH9A3由来の、または抗体MH9D1由来の、または抗体MH9L1由来の軽鎖CDR、およびb)表2に記載の重鎖生殖細胞系列配列のうち1種類からの重鎖フレームワーク領域と組み合わされた抗体MH9A3由来の、または抗体MH9D1由来の、または抗体MH9L1由来の重鎖CDRを含む、IL-9と特異的に結合する単離抗体または抗体断片。
【請求項3】
a)請求項2に記載の抗体の軽鎖可変領域の軽鎖可変領域と少なくとも80%同一なアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域、または
b)請求項2に記載の抗体の重鎖可変領域の重鎖可変領域と少なくとも80%同一なアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、または
c)(a)と(b)の双方を含む単離抗体。
【請求項4】
a)請求項2に記載の抗体の軽鎖可変領域の軽鎖可変領域と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域、または
b)請求項2に記載の抗体の軽鎖可変領域の重鎖可変領域と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、または
c)(a)と(b)の双方を含む請求項3に記載の抗体。
【請求項5】
前記抗体または抗体断片は、
(a)全免疫グロブリン分子、
(b)scFv、
(c)モノクローナル抗体、
(d)ヒト、
(e)キメラ、
(f)ヒト化、
(g)Fab断片
(h)Fab'断片、
(i)F(ab)2、
(j)Fv、
(k)ジスルフィド結合Fv、または
(l)二重特異的抗体である、請求項1、2、3、または4に記載の単離抗体または抗体断片。
【請求項6】
抗体は、
(a)107M〜108Mの解離定数(Kd)、
(b)108M〜109Mの解離定数(Kd)、
(c)109M〜1010Mの解離定数(Kd)、
(d)1010M〜1011Mの解離定数(Kd)、
(e)1011M〜1012Mの解離定数(Kd)、および
(f)1012M〜1013Mの解離定数(Kd)からなる群から選択される解離定数(Kd)を有する請求項5に記載の単離抗体または抗体断片。
【請求項7】
IL-9活性を阻害する請求項6に記載の単離抗体。
【請求項8】
気管支過敏症、アトピー性アレルギー、喘息、ムチン過剰産生、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症、上皮細胞過形成、過剰なT細胞、B細胞、好酸球、マクロファージ、単球、好中球、または肥満細胞活性を予防、改善、または治療する方法であって、有効量の請求項7に記載の抗体をそのような予防、改善、または治療を必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項9】
マウス抗体MH9A3、MH9D1、またはMH9L1の単離抗体または抗体断片誘導体であって、誘導体はIL-9と特異的に結合し、前記マウス抗体の1種類または複数のCDRは変異している単離抗体または抗体断片誘導体。
【請求項10】
CDRは、1種類の変異、2種類の変異、3種類の変異、4種類の変異、または5種類の変異を有している請求項9に記載の単離抗体または抗体断片。
【請求項1】
(a)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも1種類のCDR、
(b)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも2種類のCDR、
(c)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも3種類のCDR、
(d)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも4種類のCDR、
(e)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の少なくとも5種類のCDR、または
(f)抗体MH9A3由来の、もしくは抗体MH9D1由来の、もしくは抗体MH9L1由来の6種類すべてのCDRを含む、IL-9と特異的に結合する単離抗体もしくは抗体断片。
【請求項2】
a)表2に記載の軽鎖生殖細胞系列配列のうち1種類からの軽鎖フレームワーク領域と組み合わされた抗体MH9A3由来の、または抗体MH9D1由来の、または抗体MH9L1由来の軽鎖CDR、およびb)表2に記載の重鎖生殖細胞系列配列のうち1種類からの重鎖フレームワーク領域と組み合わされた抗体MH9A3由来の、または抗体MH9D1由来の、または抗体MH9L1由来の重鎖CDRを含む、IL-9と特異的に結合する単離抗体または抗体断片。
【請求項3】
a)請求項2に記載の抗体の軽鎖可変領域の軽鎖可変領域と少なくとも80%同一なアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域、または
b)請求項2に記載の抗体の重鎖可変領域の重鎖可変領域と少なくとも80%同一なアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、または
c)(a)と(b)の双方を含む単離抗体。
【請求項4】
a)請求項2に記載の抗体の軽鎖可変領域の軽鎖可変領域と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を有する軽鎖可変領域、または
b)請求項2に記載の抗体の軽鎖可変領域の重鎖可変領域と少なくとも90%同一なアミノ酸配列を有する重鎖可変領域、または
c)(a)と(b)の双方を含む請求項3に記載の抗体。
【請求項5】
前記抗体または抗体断片は、
(a)全免疫グロブリン分子、
(b)scFv、
(c)モノクローナル抗体、
(d)ヒト、
(e)キメラ、
(f)ヒト化、
(g)Fab断片
(h)Fab'断片、
(i)F(ab)2、
(j)Fv、
(k)ジスルフィド結合Fv、または
(l)二重特異的抗体である、請求項1、2、3、または4に記載の単離抗体または抗体断片。
【請求項6】
抗体は、
(a)107M〜108Mの解離定数(Kd)、
(b)108M〜109Mの解離定数(Kd)、
(c)109M〜1010Mの解離定数(Kd)、
(d)1010M〜1011Mの解離定数(Kd)、
(e)1011M〜1012Mの解離定数(Kd)、および
(f)1012M〜1013Mの解離定数(Kd)からなる群から選択される解離定数(Kd)を有する請求項5に記載の単離抗体または抗体断片。
【請求項7】
IL-9活性を阻害する請求項6に記載の単離抗体。
【請求項8】
気管支過敏症、アトピー性アレルギー、喘息、ムチン過剰産生、慢性閉塞性肺疾患、嚢胞性線維症、上皮細胞過形成、過剰なT細胞、B細胞、好酸球、マクロファージ、単球、好中球、または肥満細胞活性を予防、改善、または治療する方法であって、有効量の請求項7に記載の抗体をそのような予防、改善、または治療を必要とする患者に投与することを含む方法。
【請求項9】
マウス抗体MH9A3、MH9D1、またはMH9L1の単離抗体または抗体断片誘導体であって、誘導体はIL-9と特異的に結合し、前記マウス抗体の1種類または複数のCDRは変異している単離抗体または抗体断片誘導体。
【請求項10】
CDRは、1種類の変異、2種類の変異、3種類の変異、4種類の変異、または5種類の変異を有している請求項9に記載の単離抗体または抗体断片。
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図15】
【図16】
【図17】
【図18】
【図19】
【図20】
【公開番号】特開2010−248189(P2010−248189A)
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願番号】特願2010−89203(P2010−89203)
【出願日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【分割の表示】特願2003−583475(P2003−583475)の分割
【原出願日】平成15年4月11日(2003.4.11)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【出願人】(504378951)ルドウイッヒ インスティテュート フォア キャンサー リサーチ (2)
【Fターム(参考)】
【公開日】平成22年11月4日(2010.11.4)
【国際特許分類】
【出願日】平成22年4月8日(2010.4.8)
【分割の表示】特願2003−583475(P2003−583475)の分割
【原出願日】平成15年4月11日(2003.4.11)
【出願人】(504333972)メディミューン,エルエルシー (108)
【出願人】(504378951)ルドウイッヒ インスティテュート フォア キャンサー リサーチ (2)
【Fターム(参考)】
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